JPH087740Y2 - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPH087740Y2
JPH087740Y2 JP1989133586U JP13358689U JPH087740Y2 JP H087740 Y2 JPH087740 Y2 JP H087740Y2 JP 1989133586 U JP1989133586 U JP 1989133586U JP 13358689 U JP13358689 U JP 13358689U JP H087740 Y2 JPH087740 Y2 JP H087740Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、撮影画像を拡大視する光学レンズ及び防塵
・防滴用の光学フイルタを有するビューフアインダを用
いるビデオカメラに関するものである。
〔考案の概要〕
本考案は、撮影画像を拡大視する光学レンズ及び防塵
・防滴用の光学フイルタを有するビューファインダを用
いるビデオカメラにおいて、ゴーストがビューファイン
ダの画面に殆ど発生しないビデオカメラを提供するもの
である。
〔従来の技術〕
本考案の出願人は、ビデオカメラのビューフアインダ
の先願例として、例えば実願昭63−77993号を先に出願
している。
この出願例は、第4図に示すように、ビデオカメラ1
のカメラ本体2の前面側にレンズ系3及びビューフアイ
ンダ4を取付けたものであり、ビューフアインダ4はビ
ューフアインダ本体5と、その一側部に回転継手6を介
して回転自在に取付けられたほぼエルボ形状の鏡筒7
と、その鏡筒7の後端に取付けられたアイキャップ8と
を有している。
そして、第5図に示すように、ビューフアインダ本体
5内に陰極線管(CRT)9が収納され、鏡筒7内には、
陰極線管9に表示された撮影画像をミラー10によつて反
射させて拡大視する光学レンズ11と、その光学レンズ11
の後側に対向された防塵・防滴用の光学フイルタ12とが
配置されている。なお、光学レンズ11を鏡筒7内で光軸
Pに沿つて同図で左右方向に移動調整して、視度を調整
できるように構成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、先願例のビューフアインダ4は、第5図に示
すように、光学フイルタ12が光軸Pに対して垂直な平板
であつたために、陰極線管9の再生画面9aの高輝度の
点、例えばA点から出射した光が、実線で示すようにミ
ラー10で光路を曲げられ、光レンズ11を透過した後、光
学フイルタ12の内面12aで点線で示すように反射され
て、再び光学レンズ11を透過して、陰極線管9の再生画
面9aに帰還されて、その再生画面9a上のA点からずれた
B点で再び結像されてしまう。この結果、A点の高輝度
の画像がゴーストとなつてB点に写ると言う課題があつ
た。
なお光学レンズ11には、周知の反射防止用コーティン
グが施されて、光学レンズ11の内面からの反射が殆どな
い。従ってこの光学レンズ11と同様のコーティングを光
学フィルタ12の内面12aに施せばゴーストの発生を抑え
ることができるが、その分だけ光学フイルタ12のコスト
が高くなるという問題がある。
また先願例のビデオカメラのビューファインダ4のよ
うに、眼を近接させて再生画面を覗き込むような構造で
あると、アイキャップ8がカメラマンの顔にあてがわれ
たとき、光学フィルタ12と眼との間に存在する狭い空間
の空気のがカメラマンの体温や汗で温められて、光学フ
ィルタ12の外面12bが曇り易いという課題があった。
そこで、防曇用被膜を光学フィルタ12に形成すると、
光透過率が減少し、その面での反射が多くなって、防曇
用被膜の使用によるゴーストの発生という問題が新たに
生じる。なお、防曇用被膜と反射防止用コーティングと
は、性質が異なるため、これらを同一面に施すことはで
きない。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、画像入力手段と、この画像入力手段からの
映像を表示するビューファインダとを備えるビデオカメ
ラにおいて、上記ビューファインダは、上記画像入力手
段からの映像をその管面に表示する陰極線管と、この陰
極線管の管面に対してその光軸が垂直になるように配置
され、上記管面に表示された画像を拡大視できるように
する光学レンズと、この光学レンズを中心として上記陰
極線管とは反対側に配置される防塵・防滴用の光学フィ
ルタと、この光学フィルタの外側周辺部に配置され、こ
の光学フィルタと眼との隙間から上記ビューファインダ
内部に外光が入るのを防ぐ遮光手段とを備え、上記光学
フィルタの上記陰極線管側の面は、この面で反射する光
の殆どがこの陰極線管の管面からそれるように上記光学
レンズに向って凸形の湾曲面または、この面で反射する
光がこの陰極線管の管面からそれるように上記光軸に対
して傾斜された平面であることを特徴とする。
また、上記光学フィルタの少なくとも一側面に防曇用
被膜を形成するのが望ましい。
〔作用〕
上述のように構成された本考案のビデオカメラは、ビ
ューファインダに用いられる光学フィルタの形状または
配置を工夫することによって、この光学フィルタの面で
反射される光を陰極線管の管面からそらすようにしてい
る。従って、光学フィルタに反射防止用のコーティング
を施さない安価な光学フィルタを用いてもゴーストの発
生を防止できる。また、光学フィルタに反射防止用のコ
ーティングを施さないので、この光学フィルタに防曇用
被膜を任意に形成することができ、さらに防曇用被膜を
使用しても、様々な環境下でビューファインダが曇るこ
とがない。
〔実施例〕
以下、本考案のビデオカメラの一実施例を第1図〜第
3図を参照して説明する。なお、第4図及び第5図に示
した先願例と同一構造部には同一の符号を付して重複説
明を省略する。
まず、第3図に示すように、鏡筒7内の光学レンズ11
を光軸Pに沿つて矢印a方向に移動調整して、視度を調
整する視度調整機構14は、光学レンズ11の外周を保持す
るレンズホルダ15の外周の180°間隔のガイドピン16
を、鏡筒7内に光軸Pの周りで回転自在に設けた回転筒
17の180°間隔のラセン溝18を挿通して、鏡筒7の内周
面に設けた180°間隔の直線溝19に嵌合させ、回転筒17
の後部開口端に固着した視度調整リング20の外周の180
°間隔のつまみ21を鏡筒7に設けた180°間隔のスリツ
ト22を挿通して鏡筒7の外方に突出させたものである。
そして、つまみ21によつて視度調整リング20を介して回
転筒17を回転調整することにより、ラセン溝18によつて
ガイドピン16を直線溝19に沿つて矢印a方向に移送し、
レンズホルダ15と一体に光学レンズ11を矢印a方向に移
動調整するようにしたものである。
そして、防塵・防滴用の光学フイルタ24がフイルタホ
ルダ25内にフイルタ押え26によつて取付けられ、フイル
タホルダ25が視度調整リング20の後部開口端に螺合によ
り着脱自在に取付けられて、その光学フイルタ24が光学
レンズ11に対向されて配置されている。そして、この光
学フイルタ24によつて鏡筒7内に対する防塵。防滴がな
されている。なお、アイキヤツプ8は鏡筒7の後部開口
端の外周に設けられたフランジ27の外周に嵌着されてい
る。
そして、第2図に示すように、光学フイルタ24の内外
面24a、24bには防曇用被膜28、29をコーテイングした防
曇処理が施されている。なお、光学フイルタ24は透明な
合成樹脂板等で形成され、その内外面24a、24bにコーテ
イングされる防曇用被膜28、29は界面活性剤を含浸させ
た吸水樹脂被膜等で形成されている。
そして、光学フイルタ24の内面24aにコーテイングさ
れた防曇用被膜28は、鏡筒7内の空気の温度上昇による
曇りを防止し、光学フイルタ24の外面24bにコーテイン
グされた防曇用被膜29は、アイキヤツプ8と光学フイル
タ24とカメラマンの顔とで囲われる狭い空間内の空気が
カメラマンの体温や汗で温められることにより曇りを防
止する。なおこの際、光学フイルタ24の内外面24a、24b
に発生する曇りは、水蒸気の結露によつて発生するもの
であるが、防曇用被膜28、29を形成している吸水樹脂被
膜に含浸されている界面活性剤が表面にうすい水層膜を
形成し、この水層膜がその表面において水蒸気の水滴化
をさえぎり防曇効果を発揮するものである。
ところで、光学フイルタ24の内外面24a、24bに上記の
ような防曇処理を施すと、光学フイルタ24の光の透過率
が91%程度となり、光学フイルタ24の特に内部反射の問
題が発生する。
しかし、第1A図に示すように、光学フイルタ24を光学
レンズ11に向つて凸形のほぼ球面形状に彎曲させておけ
ば、高輝度の被写体を撮影した場合に、陰極線管9の再
生画面9aのA点から出射した光が、実線で示すようにミ
ラー10で光路を曲げられ、光学レンズ11を透過した後、
光学フイルタ24の内面24aで反射される際に、点線で示
すように光軸Pの外側にそらせてその反射光Bを光学レ
ンズ11を通して陰極線管9の再生画面9aに帰還させない
ようにすることができる。従って、上記再生画面9aに
は、その反射光Bが結像されず、ゴーストが生じない。
なお、ほぼ球面形状に湾曲された光学フィルタ24の中
心部分で反射される光は、光学レンズ11に入射されて再
生画面9aに帰還する。しかし、この光学フィルタ24の中
心部分で反射される光を光束として考えると、この光束
は、光学フィルタ24がほぼ球面形状に湾曲されているた
めに拡散し、再生画面9aに帰還しても結像がぼやけてゴ
ーストとして認識されにくい。
また、第1B図に示すように、光学フイルタ24を平板の
ままで光軸Pに対して所定の角度θに傾斜させた場合で
も、陰極線管9から出射した光を光学フイルタ24の内面
24aで点線で示すように、光軸Pの外側に放散して、そ
の反射光Bを光学レンズ11を通して陰極線管9の再生画
面9aに帰還させないようにすることができるので、同様
の効果を奏することができる。
但し、第1C図に示すように、光学フイルタ24を光学レ
ンズ11に向つて凹形に彎曲させた場合には、光学フイル
タ24の内面24aで点線のように反射された反射光Bが陰
極線管9に帰還されて、ゴーストとなつて写るので好ま
しくない。
以上、本考案の実施例に付き述べたが、本考案は上記
実施例に限定されることなく、本考案の技術的思想に基
づいて、各種の有効な変更が可能である。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
ビューファインダに用いられる光学フィルタの形状ま
たは配置を工夫することによって、この光学フィルタの
面で反射される光を陰極線管の管面からそらすようにし
ている。従って、光学フィルタに反射防止用のコーティ
ングを施さない安価な光学フィルタを用いてもゴースト
の発生を防止できる。
また、光学フィルタに反射防止用のコーティングを施
さないので、この光学フィルタに防曇用被膜を任意に形
成することができ、ゴーストの発生を防止しながら様々
な環境下で用いても防曇効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1A図及び第1B図は本考案の一実施例による光学フイル
タの内面反射を説明する説明図、第1C図は好ましくない
例の説明図、第2図は光学フイルタの拡大断面図、第3
図はビューフアインダの要部の断面図、第4図はビデオ
カメラ全体の斜視図、第5図は先願例の光学フイルタの
内面反射を説明する説明図である。 また図面に用いられている符号において、 1……ビデオカメラ 4……ビューフアインダ 9……陰極線管 11……光学レンズ 14……視度調整機構 24……光学フイルタ 24a……光学フイルタの内面 24b……光学フイルタの外面 28,29……防曇用被膜 P……光軸 θ……傾斜角度 である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像入力手段と、この画像入力手段からの
    映像を表示するビューファインダとを備えるビデオカメ
    ラにおいて、 上記ビューファインダは、上記画像入力手段からの映像
    をその管面に表示する陰極線管と、 この陰極線管の管面に対してその光軸が垂直になるよう
    に配置され、上記管面に表示された画像を拡大視できる
    ようにする光学レンズと、 この光学レンズを中心として上記陰極線管とは反対側に
    配置される防塵・防滴用の光学フィルタと、 この光学フィルタの外側周辺部に配置され、この光学フ
    ィルタと眼との隙間から上記ビューファインダ内部に外
    光が入るのを防ぐ遮光手段とを備え、 上記光学フィルタの上記陰極線管側の面は、この面で反
    射する光の殆どがこの陰極線管の管面からそれるように
    上記光学レンズに向って凸形の湾曲面または、この面で
    反射する光がこの陰極線管の管面からそれるように上記
    光軸に対して傾斜された平面であることを特徴とするビ
    デオカメラ。
  2. 【請求項2】上記光学フィルタの少なくとも一側面に防
    曇用被膜を形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    ビデオカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60161301U (ja) * 1984-04-04 1985-10-26 二光光学株式会社 コンピユ−タデイスプレイ用フイルタ−
JPS60260001A (ja) * 1984-06-07 1985-12-23 Ricoh Co Ltd 防曇法
JPS6253864U (ja) * 1985-09-18 1987-04-03

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