JPH0876865A - 最大電力点追従装置 - Google Patents

最大電力点追従装置

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JPH0876865A
JPH0876865A JP6232470A JP23247094A JPH0876865A JP H0876865 A JPH0876865 A JP H0876865A JP 6232470 A JP6232470 A JP 6232470A JP 23247094 A JP23247094 A JP 23247094A JP H0876865 A JPH0876865 A JP H0876865A
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信行 豊浦
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雅夫 馬渕
Yoshihiro Ueda
佳弘 上田
Takaaki Yamada
隆章 山田
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個の電力ピーク点を発見し、最大電力点
に制御する手段を持つことで、太陽電池の発電電力を最
大限に利用することができる最大電力点追従装置を提供
することにある。 【構成】 計測される太陽電池8の出力電圧及び出力電
流に基づいてこの太陽電池8の発電電力を演算する演算
手段14と、前記太陽電池8の出力電圧及び出力電流を
変化させる出力可変手段15と、前記出力可変手段15
を制御して前記出力電圧または出力電流を変化させるこ
とにより、前記演算手段14で演算された発電電力の電
力ピーク点Tを探索して複数個の電力ピーク点Tを発見
し、最大電力点PMaxに追従制御する制御手段16と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池を使用した発
電装置、充電装置の最大電力点追従装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽発電による分散型電源と商用
電源を連系し、太陽光発電だけでは電力がまかなえない
場合、その電力を系統側から供給するシステムが開発さ
れている。
【0003】このようなシステムは、太陽エネルギーを
電気エネルギーに変換する太陽電池、太陽電池からの出
力が他の太陽電池に逆流しないようダイオードや開閉器
で構成された接続箱、太陽電池からの直流電力を商用電
源と同期のとれた交流電力に変換する電力変換装置及び
商用電源の異常を検出する保護装置で構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなシステムな
どに使用される太陽電池の直流電力−直流電圧特性(P
−Vカーブ)は図4に示すように山型の特性になるの
で、山型の頂上(最大電力点)で動作するように電力変
換装置等を制御してやれば、太陽電池の発電する電力を
最大限に利用することができる。
【0005】ところが、太陽電池は温度、照度変化によ
って直流電力−直流電圧特性が大きく変化するため、最
大電力点も大きく変化してしまう。この変化に対して最
大電力が得られる点を探しながら動作するこの機能(ア
ルゴリズム)を最大電力追従装置(機能)と呼ぶ。
【0006】この最大電力追従制御は基本的には電圧を
変動させ、電力変化によって次回の変動方向を決定する
方法を用いている。例えば、電圧を1V上昇させて電力
変化がマイナスであれば、次回に電圧を−1V変動させ
るような方法である。すなわち図23に示すフローチャ
ートにおいて、先ず、制御手段が、出力可変手段を介し
てインバータ部を制御することにより、太陽電池の出力
電圧を出力電圧範囲の上限から減少方向に、または出力
電圧の下限方向から増加方向にΔV変化させ(ステップ
S1)、その出力電圧の変化に伴う直流電流を計測し
(ステップS2)、演算手段により直流電力を演算する
(ステップS3)。この直流電力が変化前の直流電力と
比べて増加しているか否かを判断し(ステップS4)、
直流電力が増加していると判断されると、電圧変動方向
をそのまま(ステップS5)としてステップS1に向か
う。また、ステップS4で直流電力が増加していないと
判断されると、電圧変動方向が反転した(ステップS
6)としてステップS1に至る。
【0007】太陽電池(太陽電池アレイ)30は定格3
KW出力の場合、図1に示すように直列に6枚のモジュ
ールMを接続してモジュール列Nを構成し、モジュール
列Nを並列に5枚(計30モジュール)接続して構成さ
れている。一般的にモジュールM毎の出力電圧の違いか
らモジュールM(セルS)を保護するため、太陽電池3
0の直列接続毎に逆流防止ダイオード31を接続する。
また、セルS、モジュールMは直列に接続されているた
め、1個のセルSが無出力状態(陰になった状態)にな
ると解放状態となってしまうため、直列に接続されてい
るモジュールMが全て無出力状態になってしまう。これ
を防ぐため図3に示すように各モジュールM毎にバイパ
スダイオード32を接続している。
【0008】太陽電池30全体からの出力は各モジュー
ルMの総和となるが、セルSの1つが陰になることでモ
ジュールM全体が無出力状態となってしまうため直列に
接続したモジュールMにバラツキが発生する。このバラ
ツキが、図5の(2)に示すように太陽電池出力に複数
の電力ピーク点Tを発生させる。陰になる状態は木の葉
が1つのセルS上に乗ったり、建物、木の陰がモジュー
ルMにかかったりすることによって発生する。
【0009】このような複数の電力ピーク点Tがある場
合、上記した最大電力点追従制御では本当に最大電力点
PMaxを発見することができないため、損失を発生さ
せてしまうという問題点があった。
【0010】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その第1の目的とするところは、複数
個の電力ピーク点を発見し、最大電力点に制御する手段
を持つことで、太陽電池の発電電力を最大限に利用する
ことができる最大電力点追従装置を提供することにあ
る。
【0011】また、本発明の第2の目的とするところ
は、ハード的な追加は新たに必要なく、ソフト(アルゴ
リズム)の修正だけで太陽電池の発電電力を最大限に利
用することができる最大電力点追従装置を提供すること
にある。
【0012】また、本発明の第3の目的とするところ
は、太陽電池の電力−電圧カーブの曲率を演算して、そ
の演算結果によって複数個の電力ピーク点の可能性を判
断するようにして最大電力点を発見することができる最
大電力点追従装置を提供することにある。
【0013】また、本発明の第4の目的とするところ
は、並列した各モジュール列毎の出力電力を測定するこ
とにより、電力差から複数個の電力ピーク点が存在する
ことを推測するようにして最大電力点を発見することが
できる最大電力点追従装置を提供することにある。
【0014】また、本発明の第5の目的とするところ
は、数種類の電流量によって動作する手段をもつ多段の
ソーラーリレーを使用し、電流量毎に異なる信号でイン
バータに送り、このインバータではその信号によって複
数個の電力ピーク点の可能性を判断することができる最
大電力点追従装置を提供することにある。
【0015】また、本発明の第6の目的とするところ
は、確実に複数個の電力ピーク点があると判断した後、
探索し得て効率が改善される最大電力点追従装置を提供
することにある。
【0016】また、本発明の第7の目的とするところ
は、確実に複数個の電力ピーク点があると判断した後、
探索するため効率改善が行え、直流電流を監視しながら
制御するためより精度の高い最大電力追従制御を行うこ
とができる最大電力点追従装置を提供することにある。
【0017】また、本発明の第8の目的とするところ
は、複数個の電力ピーク点が根本的に発生しないという
効果が得られ、また、小形化が実現できるし、柔軟性の
あるシステムが構築でき、量産によるコスト低減の効果
がある最大電力点追従装置を提供することにある。
【0018】また、本発明の第9の目的とするところ
は、探索することによる損失がなく、速やかな最大電力
追従制御を行うことができ、また、直流電流を監視しな
がら制御をするため、より精度の高い最大電力追従制御
を行うことができる最大電力点追従装置を提供すること
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、請求項1に係わる発明は、計測される太陽
電池の出力電圧及び出力電流に基づいてこの太陽電池の
発電電力を演算する演算手段と、前記太陽電池の出力電
圧及び出力電流を変化させる出力可変手段と、前記出力
可変手段を制御して前記出力電圧または出力電流を変化
させることにより、前記演算手段で演算された発電電力
の電力ピーク点を探索して複数個の電力ピーク点を発見
し、最大電力点に追従制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0020】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項2に係わる発明は、計測される太陽電池の出
力電圧及び出力電流に基づいてこの太陽電池の発電電力
を演算する演算手段と、前記太陽電池の出力電圧及び出
力電流を変化させる出力可変手段と、前記出力可変手段
を制御して前記出力電圧または出力電流を変化させるこ
とにより、前記演算手段で演算された発電電力の電力ピ
ーク点を探索して複数個の電力ピーク点を発見し、最大
電力点に追従制御する制御手段とを備え、制御手段が、
定期的に動作電圧範囲を探索することによって直流電力
が最大の電圧の側に最大電力点が存在していると判断
し、その電圧の側で最大電力点追従を行い、最大電力点
を発見する機能を有することを特徴とする。
【0021】また、上記の第3の目的を達成するため
に、請求項3に係わる発明は、計測される太陽電池の出
力電圧及び出力電流に基づいてこの太陽電池の発電電力
を演算する演算手段と、前記太陽電池の出力電圧及び出
力電流を変化させる出力可変手段と、前記出力可変手段
を制御して前記出力電圧または出力電流を変化させるこ
とにより、前記演算手段で演算された発電電力の電力ピ
ーク点を探索して複数個の電力ピーク点を発見し、最大
電力点に追従制御する制御手段とを備え、この制御手段
が太陽電池の電力−電圧カーブの曲率から複数個の電力
ピーク点の存在の可能性を判断する機能を有することを
特徴とする。
【0022】また、上記の第4の目的を達成するため
に、請求項4に係わる発明は、計測される太陽電池の出
力電圧及び出力電流に基づいてこの太陽電池の発電電力
を演算する演算手段と、前記太陽電池の出力電圧及び出
力電流を変化させる出力可変手段と、並列した各モジュ
ール列毎に直流電流を測定する測定手段と、前記出力可
変手段を制御して前記出力電圧または出力電流を変化さ
せることにより、前記演算手段で演算された発電電力の
電力ピーク点を探索して複数個の電力ピーク点を発見
し、最大電力点に追従制御する制御手段とを備え、この
制御手段が、前記測定手段によって測定した電流値によ
って複数個の電力ピーク点の可能性を判断する機能を有
することを特徴とする。
【0023】また、上記の第5の目的を達成するため
に、請求項5に係わる発明は、計測される太陽電池の出
力電圧及び出力電流に基づいてこの太陽電池の発電電力
を演算する演算手段と、前記太陽電池の出力電圧及び出
力電流を変化させる出力可変手段と、並列した各モジュ
ール列毎に設けられて数種類の直流電流量によってそれ
ぞれが動作する多段のソーラーリレー手段と、前記出力
可変手段を制御して前記出力電圧または出力電流を変化
させることにより、前記演算手段で演算された発電電力
の電力ピーク点を探索して複数個の電力ピーク点を発見
し、最大電力点に追従制御する制御手段とを備え、この
制御手段が、前記ソーラーリレー手段の電流量毎に異な
る信号によって複数個の電力ピーク点の可能性を判断す
る機能を有することを特徴とする。
【0024】また、上記の第6の目的を達成するため
に、請求項6に係わる発明は、請求項3又は請求項4又
は請求項5記載の最大電力点追従装置において、複数個
の電力ピーク点があると判断した場合、インバータ動作
電圧範囲を探索する探索手段を有する。
【0025】また、上記の第7の目的を達成するため
に、請求項7に係わる発明は、請求項項4記載の最大電
力点追従装置において、複数個の電力ピーク点があると
判断した場合、直流電流から電力ピーク点の位置と個数
を予想し、その周辺だけを探索する探索手段を有する。
【0026】また、上記の第8の目的を達成するため
に、請求項8に係わる発明は、並列した各モジュール列
毎に設けられたインバータと、各インバータ部に最大電
力点の追従制御を行う最大電力点追従制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0027】また、上記の第9の目的を達成するため
に、請求項9に係わる発明は、計測される太陽電池の出
力電圧及び出力電流に基づいてこの太陽電池の発電電力
を演算する演算手段と、前記太陽電池の出力電圧及び出
力電流を変化させる出力可変手段と、並列した各モジュ
ール列毎に直流電流を測定する測定手段と、前記出力可
変手段を制御して前記出力電圧または出力電流を変化さ
せることにより、前記演算手段で演算された発電電力の
電力ピーク点を探索して複数個の電力ピーク点を発見
し、最大電力点に追従制御する制御手段とを備え、この
制御手段が、前記測定手段よって測定した電流値が多い
モジュール列に重みをつけて電流量が最大のモジュール
列に合わせた電力ピーク点に制御する機能を有すること
を特徴とする。
【0028】
【作用】請求項1の発明にあっては、複数個の電力ピー
ク点を発見し、最大電力点に制御する手段を持つこと
で、太陽電池の発電電力を最大限に利用する効果が得ら
れる。
【0029】また、請求項2の発明にあっては、定期
的、例えば1時間毎にインバータの動作電圧範囲を探索
(スキャン)することによって電力ピーク点を発見する
ようにするものであり、ハード的な追加は新たに必要な
く、ソフト(アルゴリズム)の修正だけで太陽電池の発
電電力を最大限に利用する効果が得られる。
【0030】また、請求項3の発明にあっては、太陽電
池の電力−電圧カーブの曲率を演算して、その演算結果
によって複数個の電力ピーク点の可能性を判断するよう
にして最大電力点を発見するものである。
【0031】また、請求項4の発明にあっては、並列し
た各モジュール列毎にモジュール(セル)を保護するた
めに逆流防止ダイオードを挿入しているため、モジュー
ル列毎の出力電力(電圧)差によって複数個の電力ピー
ク点が発生する。よって、並列した各モジュール列毎の
出力電力を測定すれば、電力差から複数個の電力ピーク
が存在することが推測できる。
【0032】また、請求項5の発明にあっては、数種類
の電流量によって動作する手段をもつ多段のソーラーリ
レーを使用し、電流量毎に異なる信号でインバータに送
り、このインバータではその信号によって複数個の電力
ピーク点の可能性を判断する。
【0033】また、請求項6の発明にあっては、複数個
の電力ピーク点があると判断した場合、インバータ動作
電圧範囲をスキャンして最大電力点を発見するようにし
たものであり、定期的(例えば1時間)に探索した場合
は、複数の電力ピーク点がない場合も探索してしまうた
め損失が発生してしまうが、確実に複数個の電力ピーク
点があると判断した後、探索するために効率が改善され
る。
【0034】また、請求項7の発明にあっては、確実に
複数個の電力ピーク点があると判断した後、探索するた
め効率改善が行え、直流電流を監視しながら制御するた
めより精度の高い最大電力追従制御を行うことができ
る。
【0035】また、請求項8の発明にあっては、複数個
の電力ピーク点が根本的に発生しないという効果が得ら
れる。また、インバータを分散化しているために、個々
の熱容量が少なくてすむため小形化が実現できる。そし
て、インバータを増設することで、あらゆる入出力条件
に対応できるため、柔軟性のあるシステムが構築でき、
量産によるコスト低減の効果がある。
【0036】また、請求項9の発明にあっては、複数個
の電力ピーク点があると判断した場合、電流値が最大と
なるモジュール列に重みをつけ、そのモジュール列の電
流値が最大になる位置に最大電力追従制御を行う。電流
値が最大であるということから、発電量が最大であるこ
とが分かるので、このモジュール列の最大電力点が太陽
電池全体の最大電力点になる可能性が大きい。この制御
では、探索することによる損失がなく、速やかな最大電
力追従制御を行うことができる。また、直流電流を監視
しながら制御をするため、より精度の高い最大電力追従
制御を行うことができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図6に、太陽光発電による分散型電源と商用電源
とを系統連系する系統連系システムを示す。この図面に
おいて、1は商用電源の電力系統であり、発電所の主電
源2と、この発電所2からの電力を降圧して配電する変
電所3と、配電線4に設けられた遮断器5と、供給され
た電力を降圧して各家庭に供給する柱上変圧器6とを備
えている。
【0038】各家庭に設置された分散型電源は、太陽電
池(太陽電池アレイ)8と、この太陽電池8から出力さ
れる直流電力を交流電力に変えるインバータ回路9を内
蔵したインバータ装置10とを備えている。
【0039】このインバータ装置10は、商用電源の電
力系統1から分散型電源を切り離す遮断器11と、周波
数変動や電圧変動に基づいて、商用電源の電力系統1の
遮断器5の開成を検知して遮断器11を開成させる開成
検知手段12とを含む系統連系保護装置を内蔵した構成
となっている。
【0040】かかる系統連系システムにおいては、計測
される太陽電池8の出力電圧及び出力電流に基づいて、
太陽電池8の発電電力を演算する演算手段14と、太陽
電池8の出力電圧を変化させる出力可変手段15と、こ
の出力可変手段15を制御して太陽電池8の出力電圧を
変化させることにより、演算手段14で演算された発電
電力が最大となる出力電圧値を探索する探索動作を、一
定の時間間隔をあけて断続的に行う制御手段16と、発
電量が異常であるときなどに表示を行う表示手段17と
を備えている。そして、前記開成検知手段12、演算手
段14、出力可変手段15及び制御手段16は、マイク
ロコンピュータ20によって構成されている。
【0041】この制御手段16は、出力可変手段15を
介してインバータ回路9を制御することにより、太陽電
池8の出力電圧を変化させ、演算手段14から出力され
る電力が最大となる電圧値を探索するものである。
【0042】(実施例1)この実施例は、上記した系統
連系システムを用いて実施されるものである。この実施
例は、複数個の電力ピーク点Tを発見し、最大電力点P
Maxに制御するものであり、前記制御手段16が、出
力可変手段15を介してインバータ回路9を制御するこ
とにより、太陽電池8の出力電圧を変化させ、演算手段
14から出力される電力が最大となる電圧値を探索する
ことによりなされる。
【0043】このような発電制御の動作を図7に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。先ず、制御手段16
が、出力可変手段15を介してインバータ回路9を制御
することにより、太陽電池8の出力電圧(Vdc)を出
力電圧範囲の上限から減少方向に、または出力電圧(V
dc)の下限方向から増加方向にΔV変化させ(ステッ
プS1)、その出力電圧(Vdc)の変化に伴う直流電
流(Idc)を計測し(ステップS2)、演算手段14
により直流電力(Vdc×Idc)を演算する(ステッ
プS3)。この直流電力(Vdc×Idc)が変化前の
直流電力と比べて増加しているか否かを判断し(ステッ
プS4)、直流電力(Vdc×Idc)が増加している
と判断されると、電圧変動方向にそのまま(ステップS
5)出力電圧を変化させる。直流電力が減少している
と、電力ピーク点Tがあると判断し、そのときの出力電
圧Vp1と一つ前の出力電圧Vp1´を制御手段16内
にあるメモリに記憶する(図19参照)。以上のステッ
プS1〜ステップS5を他方の出力電圧範囲限界値まで
繰り返し、ステップS7に至る。このステップS7では
前記メモリに記憶された電力ピーク点Tの出力電圧の数
から、複数個の電力ピーク点Tがあるか否かを判断す
る。
【0044】ステップS7で複数個の電力ピーク点Tが
あると判断されると複数個の電力ピーク点Tの各々に対
し、前記メモリに記憶された出力電圧間をΔVより小さ
い電圧幅で小刻みに変化させ、ステップS1〜ステップ
S5と同様な方法で各々の最大電力を演算し、それらの
内で最も大きい電力をPMaxとして、最大電力点PM
axを発見し(ステップS9)、電圧指令値を最大電力
点PMaxに変更する(ステップS10)。
【0045】このように、複数個の電力ピーク点Tを発
見し、最大電力点PMaxに制御する手段を持つこと
で、太陽電池8の発電電力を最大限に利用する効果が得
られる。
【0046】(実施例2)この実施例は、上記した系統
連系システムを用いて実施されるものである。この実施
例は、定期的、例えば1時間毎にインバータの動作電圧
範囲を探索することによって電力ピーク点を発見するよ
うにするものである。
【0047】このような発電制御の動作を図8に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。先ず、制御手段16
が、出力可変手段15を介してインバータ回路9を制御
することにより、太陽電池8の出力電圧を出力電圧範囲
の上限から減少方向に、又は出力電圧の下限方向から増
加方向にΔV変化させ(ステップS1)、その出力電圧
の変化に伴う直流電流を計測し(ステップS2)、演算
手段により直流電力を演算する(ステップS3)。この
直流電力が変化前の直流電力と比べて増加しているか否
かを判断し(ステップS4)、直流電力が増加している
と判断されると、電圧変動方向をそのまま(ステップS
5)としてステップ7に至る。直流電力が減少している
と判断すると電圧変動方向を反転させて(ステップS
6)、ステップS7に至る。ステップS7で探索(スキ
ャン)時間か、否かを判断し、否の場合はステップS1
〜ステップS6を繰り返す、通常の最大電力点追従操作
を繰り返す。探索時間の場合は、図9に示すように動作
電圧範囲Lを定期的に探索させ、直流電圧と直流電力の
計測を行う。探索は、ステップS8で行われ、例えば実
施例1に示す方法で行われる。
【0048】そして、最大電力点PMaxを発見し(ス
テップS9)、電圧指令値を最大電力点PMaxに変更
する(ステップS10)。
【0049】この実施例では、ハード的な追加は新たに
必要なく、ソフト(アルゴリズム)の修正だけで太陽電
池8の発電電力を最大限に利用する効果が得られる。
【0050】(実施例3)この実施例は、上記した系統
連系システムを用いて実施されるものである。この実施
例は、太陽電池の電力−電圧カーブに曲率を演算して、
その演算結果によって複数個の電力ピーク点Tの可能性
を判断するようにし、最大電力点PMaxを発見するよ
うにするものである。
【0051】すなわち、図10の(1)に示すように太
陽電池特性の通常のP−Vカーブでは最大電力点PMa
x付近の曲率(△P/△V)は小さくなっている。しか
し、図10の(2)に示すように複数個の電力ピーク点
TがあるP−Vカーブでは最大電力点PMax付近の曲
率(△P/△V)は大きくなっている。この曲率を常時
監視しておき、あるしきい値を越えたとき複数個の電力
ピーク点Tが存在すると判断し、最大電力点PMaxを
発見するようにするものである。
【0052】このような発電制御の動作を図11に示す
フローチャートに基づいて説明する。先ず、制御手段1
6が、出力可変手段15を介してインバータ回路9を制
御することにより、太陽電池8の出力電圧を出力電圧範
囲の上限から減少方向に、又は出力電圧の下限方向から
増加方向にΔV変化させ(ステップS1)、その出力電
圧の変化に伴う直流電流を計測し(ステップS2)、演
算手段により直流電力を演算する(ステップS3)。こ
の直流電力が変化前の直流電力と比べて増加しているか
否かを判断し(ステップS4)、直流電力が増加してい
ると判断されると、電圧変動方向をそのまま(ステップ
S5)としてステップS1に向かう。また、ステップS
4で直流電力が増加していないと判断されると、電圧変
動方向が反転した(ステップS6)としてステップS7
に至る。
【0053】ステップS4において、直流電力が減少し
た場合は、電力ピーク点Tの付近にあることを意味す
る。このとき、電力ピーク点Tの付近であると判断した
ら、P−Vカーブの曲率(△P/△V)を演算手段によ
り演算する(ステップS7)。
【0054】ステップS8において曲率(△P/△V)
をしきい値と比較して、曲率(△P/△V)がしきい値
を越えたとき、複数個の電力ピーク点Tが存在すると判
断(予測)して探索し(ステップS9)、最大電力点P
Maxを発見し(ステップS10)、電圧指令値を最大
電力点PMaxに変更し(ステップS11)、ステップ
S1に帰る。複数の電力ピーク点Tの探索は、例えば実
施例1の方法で行う。また、ステップS9において曲率
(△P/△V)をしきい値と比較して、曲率(△P/△
V)がしきい値を越えていないと判断するとステップS
1に帰る。
【0055】(実施例4)この実施例は、上記した系統
連系システムを用いて実施されるものである。この実施
例は、並列した各モジュール列N毎に直流電流を測定す
る手段を持ち、この測定手段によって測定した電流値に
よって複数個の電力ピーク点Tの可能性を判断するよう
にしたものである。
【0056】太陽電池30の構成は、図1に示すように
モジュールMを直列、並列に接続すし、また、各並列し
たモジュール列N毎にモジュールM(セルS)を保護す
るために逆流防止ダイオード31を挿入しているため、
並列したモジュール列N毎の出力電力(電圧)差によっ
て図10の(2)のように複数個の電力ピーク点Tが発
生する。よって、並列したモジュール列N毎の出力電力
を測定すれば、電力差から複数個の電力ピーク点Tが存
在することが推測できる。
【0057】太陽電池30はインバータ装置10によっ
て一定直流電圧に制御されているので、直流電流差がそ
のまま直流電力差となるので、図12に示すように並列
したモジュール列Nの直流電流を電流計Aで測定すれば
よい。並列したモジュール列N毎の直流電流の差によっ
て陰になっているモジュールMがあることを推測し、複
数個の電力ピーク点Tがあることを判断する。すなわ
ち、図12に示すように並列したモジュール列Nの出力
側に電流計Aを設け、一のモジュール列Nの測定直流電
流値が、他のモジュール列Nの測定直流電流値に比べて
低い場合、一のモジュール列Nに陰になっているモジュ
ールMがあることを推測し、複数個の電力ピーク点Tが
あることを判断(予測)する。なお、21は逆流防止ダ
イオードである。
【0058】このような発電制御の動作を図13に示す
フローチャートに基づいて説明する。先ず、制御手段1
6が、出力可変手段15を介してインバータ回路9を制
御することにより、太陽電池8の出力電圧を出力電圧範
囲の上限から減少方向に、又は出力電圧の下限方向から
増加方向にΔV変化させ(ステップS1)、その出力電
圧の変化に伴う直流電流を計測し(ステップS2)、演
算手段により直流電力を演算する(ステップS3)。こ
の直流電力が変化前の直流電力と比べて増加しているか
否かを判断し(ステップS4)、直流電力が増加してい
ると判断されると、電圧変動方向をそのまま(ステップ
S5)としてステップS7に向かう。また、ステップS
4で直流電力が増加していないと判断されると、電圧変
動方向が反転した(ステップS6)としてステップS7
に至る。
【0059】ステップS7において、並列した各モジュ
ール列N毎の直流電流を電流計Aで測定し、各モジュー
ル列Nの直流電流を比較する(ステップS8)。そし
て、モジュール列Nの直流電流の測定結果のバラツキが
大きいか否かを判断する(ステップS9)。バラツキが
少ない場合にはステップS1に戻る。バラツキが大きい
と判断されると、そのモジュール列Nに陰になっている
モジュールMがあることを推測し、複数個の電力ピーク
点Tを探す(ステップS10)。探索の方法は実施例1
の方法で行う。そして、最大電力点PMaxを発見し
(ステップS11)、電圧指令値を最大電力点PMax
に変更する(ステップS12)。
【0060】(実施例5)この実施例は、上記した系統
連系システムを用いて実施されるものである。この実施
例は、数種類の電流量によって動作する手段をもつ多段
ソーラーリレー22を使用し、電流量毎に異なる信号で
インバータ装置10に送り、このインバータ装置10で
はその信号によって複数個の電力ピーク点Tの可能性を
判断するようにしたものである。
【0061】ソーラーリレーはコイル間に流れる電流に
よってオン作動する機能を持っている。逆流防止ダイオ
ードでは順電圧×電流の電力を損失するため、効率改善
のためにソーラーリレーがある。
【0062】この機能を利用し、ソーラーリレーに電流
感度の異なるコイルを数種類並列に接続することで、電
流量を段階的に知ることができる。このような方法で求
めた電流量によって複数の電力ピーク点Tの存在を判断
する。
【0063】すなわち、図14に示すように並列した各
モジュール列Nの出力側には多段ソーラーリレー22が
設けてある。このソーラーリレー22は、例えばリレー
接点R1に対して10A、5A、2A、1A用の励磁コ
イルK1、K2、K3、K4を並列接続したものであ
る。そして、各モジュール列NのモジュールMが正常で
出力がすべて10Aであるとしたとき、一のモジュール
列Nの出力(直流電流)が低下して5Aであるとき、前
記ソーラーリレー22の励磁コイルK2が励磁されてリ
レー接点R1がオン作動する。この時の励磁コイルK2
からの信号を受けることにより、一のモジュール列Nに
陰になっているモジュールMがあることを推測し、複数
個の電力ピーク点Tがあることを判断(予測)する。
【0064】このような発電制御の動作を図15に示す
フローチャートに基づいて説明する。先ず、制御手段1
6が、出力可変手段15を介してインバータ回路9を制
御することにより、太陽電池8の出力電圧を出力電圧範
囲の上限から減少方向に、又は出力電圧の下限方向から
増加方向にΔV変化させ(ステップS1)、その出力電
圧の変化に伴う直流電流を計測し(ステップS2)、演
算手段により直流電力を演算する(ステップS3)。こ
の直流電力が変化前の直流電力と比べて増加しているか
否かを判断し(ステップS4)、直流電力が増加してい
ると判断されると、電圧変動方向をそのまま(ステップ
S5)としてステップS7に向かう。また、ステップS
4で直流電力が増加していないと判断されると、電圧変
動方向が反転した(ステップS6)としてステップS7
に至る。
【0065】ステップS7において、並列した各モジュ
ール列Nのソーラーリレー22の信号判定がなされ、各
モジュール列Nの直流電流の測定結果のバラツキが大き
いか否かを判断する(ステップS8)。バラツキが少な
い場合にはステップS1に戻る。バラツキが大きいと判
断されると、そのモジュール列Nに陰になっているモジ
ュールMがあることを推測し、複数個の電力ピーク点T
を探す(ステップS9)。そして、最大電力点PMax
を発見し(ステップS10)、電圧指令値を最大電力点
PMaxに変更する(ステップS11)。
【0066】(実施例6)この実施例は、上記した系統
連系システムを用いて実施されるものである。この実施
例は、実施例3、実施例4、実施例5の手段によって複
数個の電力ピーク点Tがあると判断した場合、インバー
タ動作電圧範囲Lを探索して最大電力点を発見するよう
にしたものである。
【0067】定期的(例えば1時間)に探索した場合
は、複数の電力ピーク点Tがない場合も探索してしまう
ため損失が発生してしまうが、確実に複数個の電力ピー
ク点Tがあると判断した後、探索するために効率が改善
される。
【0068】このような発電制御の動作を図16に示す
フローチャートに基づいて説明する。先ず、制御手段1
6が、出力可変手段15を介してインバータ回路9を制
御することにより、太陽電池8の出力電圧を出力電圧範
囲の上限から減少方向に、又は出力電圧の下限方向から
増加方向にΔV変化させ(ステップS1)、その出力電
圧の変化に伴う直流電流を計測し(ステップS2)、演
算手段により直流電力を演算する(ステップS3)。こ
の直流電力が変化前の直流電力と比べて増加しているか
否かを判断し(ステップS4)、直流電力が増加してい
ると判断されると、電圧変動方向をそのまま(ステップ
S5)としてステップS7に向かう。また、ステップS
4で直流電力が増加していないと判断されると、電圧変
動方向が反転した(ステップS6)としてステップS7
に至る。
【0069】ステップS7において、並列した各モジュ
ール列Nの直流電流を電流計Aで測定し、各モジュール
列Nの直流電流を比較する(ステップS8)。そして、
各モジュール列Nの直流電流の測定結果のバラツキが大
きいか否かを判断する(ステップS9)。バラツキが少
ない場合にはステップS1に戻る。バラツキが大きいと
判断されると、そのモジュール列Nに陰になっているモ
ジュールMがあることを推測し、電力ピーク点Tとその
個数を予想する(ステップS10)。次に、予想点を探
索し(ステップS11)、そして、最大電力点PMax
を発見し(ステップS12)、電圧指令値を最大電力点
PMaxに変更する(ステップS13)。ステップS1
0での電力ピーク点Tとその個数の予想は次のようにし
て行われる。すなわち、図20の(1)に示す太陽電池
アレイ30において、モジュール列N−1の電流量が3
A、モジュール列N−2の電流量が3A、モジュール列
N−3の電流量が2.5A、モジュール列N−4の電流
量が3A、モジュール列N−5の電流量が2Aである場
合、これから2A、2.5A、3Aとばらついているこ
とが解る。これから3点の電力ピーク点Tがあると推測
する。電力ピーク点Tが3点あると推測した後に、イン
バータの動作電圧範囲を探索(スキャン)して探す。そ
して、探索によって見つけた電力ピーク点Tの電力を比
較して最大電力点PMaxになる点に制御を行う(図2
0の(2)参照)。
【0070】(実施例7)この実施例は、上記した系統
連系システムを用いて実施されるものである。この実施
例は、実施例4の手段によって複数個の電力ピーク点T
があると判断した場合、直流電流から電力ピーク点Tの
位置と個数を予測し、その周辺だけを探索して最大電力
点PMaxを発見するようにしたものである。
【0071】実施例4の手段によって複数個の電力ピー
ク点Tがあると判断した場合、並列したモジュール列N
の電流差から電力ピーク点Tの数と、位置(電圧値)を
推定する。例えば、図21の(1)に示すように5並列
のモジュール列Nを接続している場合において、電流値
が第1のモジュール列N−1:10A、第2のモジュー
ル列N−2:10A、第3のモジュール列N−3:8
A、第4のモジュール列N−4:10A、第5のモジュ
ール列N−5:6Aの場合を想定する。この場合、図2
1の(1)の太陽電池アレイ30において斜線部分が陰
になっているモジュールMである。
【0072】第3のモジュール列N−3と第5のモジュ
ール列N−5のそれぞれの電流値が小さいので、電力ピ
ーク点Tは第1のモジュール列N−1、第2のモジュー
ル列N−2、第4のモジュール列N−4で決定される1
点(T1)と、第3のモジュール列N−3で決定される
1点(T2)と、第5のモジュール列N−5で決定され
る1点(T3)の計3点が推定される。そして、第1、
第3、第5のモジュール列N−1、N−3、N−5の電
力量が最大になるように制御し、全体の直流電力を比較
し、全体の直流電力が最大の位置に制御すればよい。
【0073】この制御では、確実に複数個の電力ピーク
点T(T1、T2、T3)があると判断した後、探索す
るため効率改善が行え、直流電流を監視しながら制御す
るためより精度の高い最大電力追従制御を行うことがで
きる。
【0074】このような発電制御の動作を図17に示す
フローチャートに基づいて説明する。先ず、制御手段1
6が、出力可変手段15を介してインバータ回路9を制
御することにより、太陽電池8の出力電圧を出力電圧範
囲の上限から減少方向に、又は出力電圧の下限方向から
増加方向にΔV変化させ(ステップS1)、その出力電
圧の変化に伴う直流電流を計測し(ステップS2)、演
算手段により直流電力を演算する(ステップS3)。こ
の直流電力が変化前の直流電力と比べて増加しているか
否かを判断し(ステップS4)、直流電力が増加してい
ると判断されると、電圧変動方向をそのまま(ステップ
S5)としてステップS7に向かう。また、ステップS
4で直流電力が増加していないと判断されると、電圧変
動方向が反転した(ステップS6)としてステップS7
に至る。
【0075】ステップS7において、並列した各モジュ
ール列Nの直流電流を電流計Aで測定し、各モジュール
列Nの直流電流を比較する(ステップS8)。そして、
各モジュール列Nの直流電流の測定結果のバラツキが大
きいか否かを判断する(ステップS9)。バラツキが少
ない場合にはステップS1に戻る。バラツキが大きいと
判断されると、電流計測値の最大を発見し(ステップS
10)、最大電力点PMaxを発見し(ステップS1
1)、電圧指令値を最大電力点PMaxに変更する(ス
テップS12)。
【0076】(実施例8)この実施例は、並列した各モ
ジュール列N毎にインバータ25を設け、各インバータ
25毎に最大電力追従制御を行うものである。
【0077】すなわち、図18に示すように各モジュー
ル列N毎にインバータ25が設けてあり、各インバータ
25毎に最大電力追従制御を行うような構成になってい
る。インバータ25によって交流に変換した後、保護装
置26を介して系統連系システムに接続される構成であ
る。
【0078】この制御手段では、複数個の電力ピーク点
Tが根本的に発生しないという効果が得られる。また、
インバータ25を分散化しているために、個々の熱容量
が少なくてすむため小形化が実現できる。そして、イン
バータ25を増設することで、あらゆる入出力条件に対
応できるため、柔軟性のあるシステムが構築でき、量産
によるコスト低減の効果がある。
【0079】(実施例9)この実施例は、上記した図6
の系統連系システムを用いて実施されるものである。こ
の実施例は、並列した各モジュール列N毎に直流電流を
測定する手段を持ち、この測定手段によって測定した電
流値が多いモジュールMに重みをつけて(電流が多いモ
ジュールMの最大電力点PMaxが全体の最大電力点P
Maxである可能性大)、電流量が最大のモジュールM
に合わせた電力ピーク点Tに制御するようにしたもので
ある。
【0080】この実施例9のものは、実施例4によって
複数個の電力ピーク点Tがあると判断した場合、電流値
が最大となるモジュール列Nに重みをつけ、そのモジュ
ール列Nの電力量が最大になる位置に最大電力追従制御
を行う。例えば、モジュール列1を10V、モジュール
列2を5V、モジュール列3を7Vで直流電圧200V
に制御していたとする。そのとき、モジュール列1の発
電量は2000W、モジュール列2の発電量は1000
W、モジュール列3の発電量は1400Wとなる。モジ
ュール列1の発電量は、モジュール列2及びモジュール
列3に対して大きいので、このシステム全体から見ると
最も発電量に影響している。よって、モジュール列1に
重みを付けてモジュール列1の発電量が最大となる点に
制御を行う。電流値が最大であるということから、発電
量が最大であることが分かるので、このモジュール列N
の最大電力点PMaxが太陽電池全体の最大電力点PM
axになる可能性が大きい。すなわち、モジュール列1
が、モジュール列1〜モジュール列5のモジール列中で
最大の電流とする。モジュール列1だけのI−V、P−
V曲線をP−V座標に記入すると、図22の(2)に示
すようにほぼ電力ピーク点Tの電圧が同じになる。以上
により、最大電流のモジュール列は全体の直流電力に対
して大きな影響を与えている。よって、最大電流のモジ
ュール列が最大電力となるように制御すれば全体として
最大電力となる。
【0081】この制御では、探索することによる損失が
なく、速やかな最大電力追従制御を行うことができる。
また、直流電流を監視しながら制御をするため、より精
度の高い最大電力追従制御を行うことができる。
【0082】(実施例10)この実施例は、上記した図
6の系統連系システムを用いて実施されるものである。
この実施例は、インバータの動作電圧を変動させ、電力
変動を計測することによって最大電力追従制御する手段
を持ち、実施例6及び実施例7の手段によって発見した
最大電力点PMaxに制御するようにしたものである。
この方法により、最大電力追従制御の効率を改善するこ
とができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係わる
発明は、計測される太陽電池の出力電圧及び出力電流に
基づいてこの太陽電池の発電電力を演算する演算手段
と、前記太陽電池の出力電圧及び出力電流を変化させる
出力可変手段と、前記出力可変手段を制御して前記出力
電圧または出力電流を変化させることにより、前記演算
手段で演算された発電電力の電力ピーク点を探索して複
数個の電力ピーク点を発見し、最大電力点に追従制御す
る制御手段とを備えたから、複数個の電力ピーク点を発
見し、最大電力点に制御する手段を持つことで、太陽電
池の発電電力を最大限に利用する効果が得られる。
【0084】また、請求項2に係わる発明は、計測され
る太陽電池の出力電圧及び出力電流に基づいてこの太陽
電池の発電電力を演算する演算手段と、前記太陽電池の
出力電圧及び出力電流を変化させる出力可変手段と、前
記出力可変手段を制御して前記出力電圧または出力電流
を変化させることにより、前記演算手段で演算された発
電電力の電力ピーク点を探索して複数個の電力ピーク点
を発見し、最大電力点に追従制御する制御手段とを備
え、制御手段が、定期的に動作電圧範囲を探索すること
によって直流電力が最大の電圧の側に最大電力点が存在
していると判断し、その電圧の側で最大電力点追従を行
い、最大電力点を発見する機能を有することから、定期
的、例えば1時間毎にインバータ装置の動作電圧範囲を
探索(スキャン)することによって電力ピーク点を発見
することができ、ハード的な追加は新たに必要なく、ソ
フト(アルゴリズム)の修正だけで太陽電池の発電電力
を最大限に利用する効果が得られる。
【0085】また、請求項3に係わる発明は、計測され
る太陽電池の出力電圧及び出力電流に基づいてこの太陽
電池の発電電力を演算する演算手段と、前記太陽電池の
出力電圧及び出力電流を変化させる出力可変手段と、前
記出力可変手段を制御して前記出力電圧または出力電流
を変化させることにより、前記演算手段で演算された発
電電力の電力ピーク点を探索して複数個の電力ピーク点
を発見し、最大電力点に追従制御する制御手段とを備
え、この制御手段が太陽電池の電力−電圧カーブの曲率
から複数個の電力ピーク点の存在の可能性を判断する機
能を有することから、太陽電池の電力−電圧カーブに曲
率を演算して、その演算結果によって複数個の電力ピー
ク点の可能性を判断するようにして最大電力点を発見す
ることができる。
【0086】また、請求項4に係わる発明は、計測され
る太陽電池の出力電圧及び出力電流に基づいてこの太陽
電池の発電電力を演算する演算手段と、前記太陽電池の
出力電圧及び出力電流を変化させる出力可変手段と、並
列した各モジュール列毎に直流電流を測定する測定手段
と、前記出力可変手段を制御して前記出力電圧または出
力電流を変化させることにより、前記演算手段で演算さ
れた発電電力の電力ピーク点を探索して複数個の電力ピ
ーク点を発見し、最大電力点に追従制御する制御手段と
を備え、この制御手段が、前記測定手段によって測定し
た電流値によって複数個の電力ピーク点の可能性を判断
する機能を有することから、並列したモジュール列毎に
モジュール(セル)を保護するために逆流防止ダイオー
ドを挿入しているため、モジュール列毎の出力電力(電
圧)差によって複数個の電力ピーク点が発生する。よっ
て、各モジュール列毎の出力電力を測定すれば、電力差
から複数個の電力ピークが存在することが推測できる。
【0087】また、請求項5に係わる発明は、計測され
る太陽電池の出力電圧及び出力電流に基づいてこの太陽
電池の発電電力を演算する演算手段と、前記太陽電池の
出力電圧及び出力電流を変化させる出力可変手段と、並
列した各モジュール列毎に設けられて数種類の直流電流
量によってそれぞれが動作する多段のソーラーリレー手
段と、前記出力可変手段を制御して前記出力電圧または
出力電流を変化させることにより、前記演算手段で演算
された発電電力の電力ピーク点を探索して複数個の電力
ピーク点を発見し、最大電力点に追従制御する制御手段
とを備え、この制御手段が、前記ソーラーリレー手段の
電流量毎に異なる信号によって複数個の電力ピーク点の
可能性を判断する機能を有することから、数種類の電流
量によって動作する手段をもつ多段のソーラーリレーを
使用し、電流量毎に異なる信号でインバータに送り、こ
のインバータではその信号によって複数個の電力ピーク
点の可能性を判断することができる。
【0088】また、請求項6に係わる発明は、請求項3
又は請求項4又は請求項5記載の最大電力点追従装置に
おいて、複数個の電力ピーク点があると判断した場合、
インバータ動作電圧範囲を探索する探索手段を有するこ
とから、複数個の電力ピーク点があると判断した場合、
インバータ動作電圧範囲を探索して最大電力点を発見す
ることができ、定期的(例えば1時間)に探索した場合
は、複数の電力ピーク点がない場合も探索してしまうた
め損失が発生してしまうが、確実に複数個の電力ピーク
点があると判断した後、探索するために効率が改善され
る。
【0089】また、請求項7に係わる発明は、請求項項
4記載の最大電力点追従装置において、複数個の電力ピ
ーク点があると判断した場合、直流電流から電力ピーク
点の位置と個数を予想し、その周辺だけを探索する探索
手段を有することから、確実に複数個の電力ピーク点が
あると判断した後、探索するため効率改善が行え、直流
電流を監視しながら制御するためより精度の高い最大電
力追従制御を行うことができる。
【0090】また、請求項8に係わる発明は、並列した
各モジュール列毎に設けられたインバータと、各インバ
ータ毎に最大電力点の追従制御を行う最大電力点追従制
御手段とを備えたから、複数個の電力ピーク点が根本的
に発生しないという効果が得られる。また、インバータ
を分散化しているために、個々の熱容量が少なくてすむ
ため小形化が実現できる。そして、インバータを増設す
ることで、あらゆる入出力条件に対応できるため、柔軟
性のあるシステムが構築でき、量産によるコスト低減の
効果がある。
【0091】また、請求項9に係わる発明は、計測され
る太陽電池の出力電圧及び出力電流に基づいてこの太陽
電池の発電電力を演算する演算手段と、前記太陽電池の
出力電圧及び出力電流を変化させる出力可変手段と、並
列した各モジュール列毎に直流電流を測定する測定手段
と、前記出力可変手段を制御して前記出力電圧または出
力電流を変化させることにより、前記演算手段で演算さ
れた発電電力の電力ピーク点を探索して複数個の電力ピ
ーク点を発見し、最大電力点に追従制御する制御手段と
を備え、この制御手段が、前記測定手段よって測定した
電流値が多いモジュール列に重みをつけて電流量が最大
のモジュール列に合わせた電力ピーク点に制御する機能
を有することから、実施例4によって複数個の電力ピー
ク点があると判断した場合、電流値が最大となるモジュ
ール列に重みをつけ、そのモジュール列の電流値が最大
になる位置に最大電力追従制御を行う。電流値が最大で
あるということから、発電量が最大であることが分かる
ので、このモジュール列の最大電力点が太陽電池全体の
最大電力点になる可能性が大きい。この制御では、探索
することによる損失がなく、速やかな最大電力追従制御
を行うことができる。また、直流電流を監視しながら制
御をするため、より精度の高い最大電力追従制御を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】太陽電池(太陽電池アレイ)の構成説明図であ
る。
【図2】太陽電池のモジュールの構成説明図である。
【図3】太陽電池のモジュールの等価回路である。
【図4】太陽電池のVーI、V−P特性図である。
【図5】(1),(2)は複数の電力ピーク点の発生原
理の説明図である。
【図6】本発明に係わる最大電力点追従装置を備える系
統連系システムの構成説明図である。
【図7】本発明に係わる最大電力点追従装置における実
施例1のフローチャートである。
【図8】本発明に係わる最大電力点追従装置における実
施例2のフローチャートである。
【図9】(1)は動作電圧範囲の説明図である。(2)
は二重電力ピーク点付近での探索の説明図である。
【図10】(1)は太陽電池の正常時の電圧ー電力カー
ブの最大電力点の曲率の説明図である。(2)は太陽電
池の異常時の電圧ー電力カーブの最大電力点の曲率の説
明図である。
【図11】本発明に係わる最大電力点追従装置における
実施例3のフローチャートである。
【図12】本発明に係わる最大電力点追従装置における
実施例4に使用する太陽電池の構成説明図である。
【図13】本発明に係わる最大電力点追従装置における
実施例4のフローチャートである。
【図14】本発明に係わる最大電力点追従装置における
実施例5に使用する太陽電池の構成説明図である。
【図15】本発明に係わる最大電力点追従装置における
実施例5のフローチャートである。
【図16】本発明に係わる最大電力点追従装置における
実施例6のフローチャートである。
【図17】本発明に係わる最大電力点追従装置における
実施例7のフローチャートである。
【図18】本発明に係わる最大電力点追従装置における
実施例8の太陽電池の構成説明図である。
【図19】二重電力ピーク点付近での探索の説明図であ
る。
【図20】(1)は太陽電池(太陽電池アレイ)におい
て陰になっているモジュールが存在する場合の構成説明
図である。(2)は複数の電力ピーク点の説明図であ
る。
【図21】(1)は太陽電池(太陽電池アレイ)におい
て陰になっているモジュールが存在する場合の構成説明
図である。(2)は同太陽電池のVーI特性図である。
(3)は同太陽電池のV−P特性図である。
【図22】(1)は太陽電池(太陽電池アレイ)におい
て陰になっているモジュールが存在する場合のVーI特
性図である。(2)は同太陽電池のV−P特性図であ
る。
【図23】従来の最大電力点追従装置のフローチャート
である。
【符号の説明】
8 太陽電池 14 演算手段 15 出力可変手段 16 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 隆章 熊本県山鹿市大字杉1110番地 オムロン熊 本株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測される太陽電池の出力電圧及び出力
    電流に基づいてこの太陽電池の発電電力を演算する演算
    手段と、 前記太陽電池の出力電圧及び出力電流を変化させる出力
    可変手段と、 前記出力可変手段を制御して前記出力電圧または出力電
    流を変化させることにより、前記演算手段で演算された
    発電電力の電力ピーク点を探索して複数個の電力ピーク
    点を発見し、最大電力点に追従制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とする最大電力点追従装置。
  2. 【請求項2】 計測される太陽電池の出力電圧及び出力
    電流に基づいてこの太陽電池の発電電力を演算する演算
    手段と、 前記太陽電池の出力電圧及び出力電流を変化させる出力
    可変手段と、 前記出力可変手段を制御して前記出力電圧または出力電
    流を変化させることにより、前記演算手段で演算された
    発電電力の電力ピーク点を探索して複数個の電力ピーク
    点を発見し、最大電力点に追従制御する制御手段とを備
    え、制御手段が、定期的に動作電圧範囲を探索すること
    によって直流電力が最大の電圧の側に最大電力点が存在
    していると判断し、その電圧の側で最大電力点追従を行
    い、最大電力点を発見する機能を有することを特徴とす
    る最大電力点追従装置。
  3. 【請求項3】 計測される太陽電池の出力電圧及び出力
    電流に基づいてこの太陽電池の発電電力を演算する演算
    手段と、 前記太陽電池の出力電圧及び出力電流を変化させる出力
    可変手段と、 前記出力可変手段を制御して前記出力電圧または出力電
    流を変化させることにより、前記演算手段で演算された
    発電電力の電力ピーク点を探索して複数個の電力ピーク
    点を発見し、最大電力点に追従制御する制御手段とを備
    え、この制御手段が太陽電池の電力−電圧カーブの曲率
    から複数個の電力ピーク点の存在の可能性を判断する機
    能を有することを特徴とする最大電力点追従装置。
  4. 【請求項4】 計測される太陽電池の出力電圧及び出力
    電流に基づいてこの太陽電池の発電電力を演算する演算
    手段と、 前記太陽電池の出力電圧及び出力電流を変化させる出力
    可変手段と、 並列した各モジュール列毎に直流電流を測定する測定手
    段と、 前記出力可変手段を制御して前記出力電圧または出力電
    流を変化させることにより、前記演算手段で演算された
    発電電力の電力ピーク点を探索して複数個の電力ピーク
    点を発見し、最大電力点に追従制御する制御手段とを備
    え、この制御手段が、前記測定手段によって測定した電
    流値によって複数個の電力ピーク点の可能性を判断する
    機能を有することを特徴とする最大電力点追従装置。
  5. 【請求項5】 計測される太陽電池の出力電圧及び出力
    電流に基づいてこの太陽電池の発電電力を演算する演算
    手段と、 前記太陽電池の出力電圧及び出力電流を変化させる出力
    可変手段と、 並列した各モジュール列毎に設けられて数種類の直流電
    流量によってそれぞれが動作する多段のソーラーリレー
    手段と、 前記出力可変手段を制御して前記出力電圧または出力電
    流を変化させることにより、前記演算手段で演算された
    発電電力の電力ピーク点を探索して複数個の電力ピーク
    点を発見し、最大電力点に追従制御する制御手段とを備
    え、この制御手段が、前記ソーラーリレー手段の電流量
    毎に異なる信号によって複数個の電力ピーク点の可能性
    を判断する機能を有することを特徴とする最大電力点追
    従装置。
  6. 【請求項6】 複数個の電力ピーク点があると判断した
    場合、インバータ動作電圧範囲を探索する探索手段を有
    する請求項3又は請求項4又は請求項5記載の最大電力
    点追従装置。
  7. 【請求項7】 複数個の電力ピーク点があると判断した
    場合、直流電流から電力ピーク点の位置と個数を予想
    し、その周辺だけを探索する探索手段を有する請求項項
    4記載の最大電力点追従装置。
  8. 【請求項8】 並列した各モジュール列毎に設けられた
    インバータと、 各インバータ毎に最大電力点の追従制御を行う最大電力
    点追従制御手段とを備えたことを特徴とする最大電力点
    追従装置。
  9. 【請求項9】 計測される太陽電池の出力電圧及び出力
    電流に基づいてこの太陽電池の発電電力を演算する演算
    手段と、 前記太陽電池の出力電圧及び出力電流を変化させる出力
    可変手段と、 並列した各モジュール列毎に直流電流を測定する測定手
    段と、 前記出力可変手段を制御して前記出力電圧または出力電
    流を変化させることにより、前記演算手段で演算された
    発電電力の電力ピーク点を探索して複数個の電力ピーク
    点を発見し、最大電力点に追従制御する制御手段とを備
    え、この制御手段が、前記測定手段よって測定した電流
    値が多いモジュール列に重みをつけて電流量が最大のモ
    ジュール列に合わせた電力ピーク点に制御する機能を有
    することを特徴とする最大電力点追従装置。
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