JPH0875138A - 排ガスダクトの整流装置 - Google Patents

排ガスダクトの整流装置

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JPH0875138A
JPH0875138A JP20686494A JP20686494A JPH0875138A JP H0875138 A JPH0875138 A JP H0875138A JP 20686494 A JP20686494 A JP 20686494A JP 20686494 A JP20686494 A JP 20686494A JP H0875138 A JPH0875138 A JP H0875138A
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JP
Japan
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exhaust gas
gas duct
coal ash
horizontal
straightening
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Pending
Application number
JP20686494A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Okamoto
裕寿 岡本
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Publication of JPH0875138A publication Critical patent/JPH0875138A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排ガスダクトの曲がり部に配設した各整流板
の水平部や水平に近い傾斜部の上面に石炭灰を堆積させ
ないようにする。 【構成】 排ガスダクト3の曲がり部7内に、該曲がり
部7と同心に、水平部10aを有する複数の整流板11
を配設し、該整流板11の水平部10aに径が約10m
m〜30mmで、開孔率が約20%〜40%となるよう
石炭灰除去孔16を穿設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排ガスダクトの整流装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、一般に使用されている石炭焚ボ
イラ1と排ガス系路の一例を示したものであり、ボイラ
本体1aの下流側に排煙脱硝装置2を配設し、ボイラ本
体1aと排煙脱硝装置2との間を排ガスダクト3により
接続した構造となっている。
【0003】また、この排ガスダクト3は、一端をボイ
ラ本体1aに接続し、水平に対し約20゜の上り角度を
有した傾斜部4と、該傾斜部4の他端側に約120゜の
角度を有する曲がり部5を介して垂直方向に延びる垂直
部6と、該垂直部6に連続して設けられて排煙脱硝装置
2に接続された約90゜の角度を有する曲がり部7とか
ら構成されている。
【0004】この種の装置においては、ボイラ本体1a
内で微粉炭をバーナ8により燃焼させ、発生した燃焼ガ
スにより水を蒸気に変えており、熱交換の終えた排ガス
aは排ガス出口9から排出している。
【0005】排ガス出口9から排出された排ガスaは、
排ガスダクト3の傾斜部4、曲がり部5、垂直部6及び
曲がり部7を順次通過して排煙脱硝装置2に送られてお
り、排ガスダクト3内を流れる排ガスaにアンモニア
(NH3)を混合して、前記排煙脱硝装置2内の触媒に
より排ガスa中のNOxを取り除くようにしている。
【0006】しかし、排ガスaを排ガスダクト3内に流
す際には、排ガスaは、一般に排ガスダクト3内の最短
距離(図7中、破線bで示す軌道)を進もうとするた
め、排ガスダクト3の曲がり部5,7において、曲がり
の内側5a,7aに近い部分の流速が外側5b,7bに
近い部分に対して速くなり、前記排ガスダクト3内を流
動する排ガスaの流れが不均一となる。
【0007】このため、排ガスa中にアンモニア(NH
3)を均一に混合することが困難であり、排煙脱硝装置
2によりNOxの除去を効果的に行なうことができない
という問題がある。
【0008】こうした問題を解決するため、図3,4に
示すように、排ガスダクト3の曲がり部7内に、水平部
10a及び垂直部10bを有する湾曲した複数の整流板
11(図3,4では3枚)を、前記曲がり部7と同心に
且つ等間隔を有して、前記排ガスダクト3の側壁内面に
幅方向端部を溶接等により固着して配設し、また、図
5,6に示すように、排ガスダクト3の曲がり部5内
に、水平に近い傾斜部12a及び垂直部12bを有する
湾曲した複数の整流板13(図5,6では3枚)を、前
記曲がり部5と同心に且つ等間隔を有して、前記排ガス
ダクト3の側壁内面に幅方向端部を溶接により固着して
配設している。なお、水平に近い傾斜部12aとは、傾
斜部12aの角度が石炭灰の安息角より緩やかなものを
いう。
【0009】上記構成により、排ガスaが排ガスダクト
3の曲がり部5,7を流れる際、各整流板11,13に
より流れが整流されるために、前記曲がり部5,7にお
ける排ガスaの流れが略均一となり、よって排ガスダク
ト3内の排ガスaの流れを全体的に略均一にすることが
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、石炭焚ボイラ
1の排ガスaの中には多量の石炭灰14が含まれてお
り、このため、排ガスダクト3内を流れる排ガスa中の
石炭灰14が整流板11の水平部10aや整流板13の
水平に近い傾斜部12aの上面に堆積し、これが成長し
て排ガスaの流れを阻害するようになり、よって、前記
排ガスaを流動させるためのファンの動力が増加して運
転コストが増大するという問題を生じる。
【0011】このため、整流板11の水平部10aや整
流板13の水平に近い傾斜部12aの上面に堆積した石
炭灰14を定期的に取り除くようにしているが、一般に
排ガスダクト3は、幅3m×高さ5mのような大型のも
のであり、除去作業の際には、前記排ガスダクト3内に
足場15を組んで、人手により行なうようにしているた
め、作業自体が非常に危険であり、また多大な労力と時
間を要するという問題があった。
【0012】本発明は、上述の実情に鑑み、各整流板の
水平部や水平に近い傾斜部の上面に石炭灰を堆積させな
いようにする排ガスダクトの整流装置を提供することを
目的としてなしたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、石炭焚ボイラ
から排出された排ガスが流通する排ガスダクトの曲がり
部内に、該曲がり部と同心に複数の整流板を配設し、該
整流板の水平部及び水平に近い傾斜部に石炭灰除去孔を
穿設したものである。
【0014】又、本発明においては、石炭灰除去孔の径
を約10mm〜30mmとし、開孔率を約20%〜40
%とすると良い。
【0015】
【作用】本発明においては、排ガスが排ガスダクトの曲
がり部に設けられた整流板間を通過する際に、排ガス中
に含まれる石炭灰が、前記整流板の水平部及び水平に近
い傾斜部の上面に堆積しようとするが、各整流板に形成
された石炭灰除去孔によって生じる小さな渦流により流
動化され、且つ前記石炭灰除去孔から下方に落下するこ
とによって各整流板上に石炭灰が堆積することが防止さ
れる。
【0016】又、本発明においては、石炭灰除去孔の径
を約10mm〜30mmとし、開孔率を約20%〜40
%とすることにより、各整流板の水平部及び水平に近い
傾斜部の上面への石炭灰の堆積防止と排ガスの整流の両
方を効果的に行なうことができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0018】図1,2は、本発明の排ガスダクトの整流
装置の一実施例を示すものであり、図3〜6に示すもの
と同一のものには同一の符号を付して詳細な説明は省略
する。
【0019】図1,2に示すように、排ガスダクト3の
曲がり部7内に、水平部10a及び垂直部10bを有す
る湾曲した整流板11(図1では3枚)を、前記曲がり
部7と同心に且つ等間隔を有して、前記排ガスダクト3
の側壁内面に幅方向端部を溶接等により固着して配設
し、また前記排ガスダクト3の曲がり部5内に、水平に
近い傾斜部12a及び垂直部12bを有する整流板13
(図2では3枚)を、前記曲がり部5と同心に且つ等間
隔を有して、前記排ガスダクト3の側壁内面に幅方向端
部を溶接等により固着して配設してあり、更に、前記整
流板11の水平部10a及び整流板13の水平に近い傾
斜部12aに全面に亘って均一に複数の石炭灰除去孔1
6を穿設してある。
【0020】又、石炭灰除去孔16は、径を約10mm
〜30mmとしてあり、開孔率を約20%〜40%とし
てある。
【0021】本実施例においては、ボイラ本体1aから
排出され、排ガスダクト3を流れる排ガスaが各整流板
11,13の間を通過する際に、排ガスa中に含まれる
石炭灰14が前記整流板11の水平部10a及び整流板
13の水平に近い傾斜部12aの上面に堆積しようとす
るが、各整流板11,13に形成された石炭灰除去孔1
6によって生じる小さな渦流により流動化され、且つ前
記石炭灰除去孔16から下方に落下することによって各
整流板11,13上に石炭灰14が堆積することが防止
される。
【0022】整流板11の水平部10a及び整流板13
の水平に近い傾斜部12a上面から下方へ落下した石炭
灰14は、排ガスダクト3の傾斜部4上面に堆積するよ
うになり、この部分においては、前記整流板11,13
に比べて石炭灰14を簡単に除去できるので、作業に多
大な労力を要せず、従って、足場を組んで労力を要する
大変な作業をなくすことができる。
【0023】又、石炭灰除去孔16の径を約10mm〜
30mmに、開孔率を約20%〜40%にすると、整流
板11の水平部10a及び整流板13の水平に近い傾斜
部12aの上面への石炭灰14の堆積防止と排ガスaの
整流の両方が効果的に行なわれる。また実験の結果、径
が20mm、開孔率が30%のときが最も良適であっ
た。
【0024】従って、整流板11の水平部10a及び整
流板13の水平に近い傾斜部12aの上面に石炭灰14
が堆積せず、排ガスaの流れが阻害されることがないた
め、排ガスaを吸引するファンの動力を増加させる必要
がなく、該ファンの運転コストを軽減することができ、
また各整流板11,13上から石炭灰14を除去する作
業を省略することができるので、危険で且つ多大な労力
と時間を要する石炭灰14の除去作業が軽減できる。
【0025】なお、本発明においては、ボイラ本体1a
と排煙脱硝装置2を接続する排ガスダクト3の曲がり部
5,7内に石炭灰除去孔16を有する複数の整流板1
1,13を配設した場合について説明したが、その他の
部分の排ガスダクト3の曲がり部内に設けられる整流板
にも適用し得ること、その他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】本発明においては、排ガスが排ガスダク
トの曲がり部に設けられた整流板間を通過する際に、排
ガス中に含まれる石炭灰が各整流板の水平部及び水平に
近い傾斜部の上面に堆積しようとしても、各整流板に形
成された石炭灰除去孔によって生じる小さな渦流により
流動化され、且つ前記石炭灰除去孔から下方に落下する
ことによって各整流板上に石炭灰が堆積することが防止
されるため、石炭灰が堆積して排ガスの流れを阻害する
ようなことがなく、よって排ガスを吸引するファンの運
転コストを軽減することができ、また各整流板上から石
炭灰を除去する作業を省略することができるので、危険
で且つ多大な労力と時間を要する石炭灰の除去作業が軽
減でき、又、本発明においては、石炭灰除去孔の径を約
10mm〜30mmとし、開孔率を約20%〜40%と
することにより、各整流板の水平部及び水平に近い傾斜
部の上面への石炭灰の堆積防止と排ガスの整流の両方を
効果的に行なうことができる等、種々の優れた効果を奏
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排ガスダクトの整流装置を一方の曲が
り部に設けた例を示す斜視図である。
【図2】本発明の排ガスダクトの整流装置を他方の曲が
り部に設けた例を示す斜視図である。
【図3】従来の排ガスダクトの整流装置を一方の曲がり
部に設けた例を示す縦断側面図である。
【図4】図3の整流装置の斜視図である。
【図5】従来の排ガスダクトの整流装置を他方の曲がり
部に設けた例を示す縦断側面図である。
【図6】図5の整流装置の斜視図である。
【図7】一般に使用される石炭焚ボイラとその排ガス系
路の一例を示す全体図である。
【符号の説明】
1 石炭焚ボイラ 3 排ガスダクト 5,7 曲がり部 10a 水平部 11,13 整流板 12a 傾斜部 16 石炭灰除去孔 a 排ガス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭焚ボイラから排出された排ガスが流
    通する排ガスダクトの曲がり部内に、該曲がり部と同心
    に複数の整流板を配設し、該整流板の水平部及び水平に
    近い傾斜部に石炭灰除去孔を穿設したことを特徴とする
    排ガスダクトの整流装置。
  2. 【請求項2】 石炭灰除去孔の径を約10mm〜30m
    mとし、開孔率を約20%〜40%とした請求項1に記
    載の排ガスダクトの整流装置。
JP20686494A 1994-08-31 1994-08-31 排ガスダクトの整流装置 Pending JPH0875138A (ja)

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