JPH0875135A - クリンカ除去装置 - Google Patents
クリンカ除去装置Info
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- JPH0875135A JPH0875135A JP21588994A JP21588994A JPH0875135A JP H0875135 A JPH0875135 A JP H0875135A JP 21588994 A JP21588994 A JP 21588994A JP 21588994 A JP21588994 A JP 21588994A JP H0875135 A JPH0875135 A JP H0875135A
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- cooling air
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- pulverized coal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 設備を運転しながらクリンカの除去作業がで
きるようにする。 【構成】 高圧流体が供給される筒状の高圧流体通路2
2と、高圧流体通路22の先端部に回転自在に装着され
内部が高圧流体通路22と連通し外周に接線方向に近い
角度で穿設した高圧流体噴出孔27を有する回転ノズル
24と、高圧流体通路22および回転ノズル24の軸心
を貫通して回転自在に設けられ冷却空気が供給される筒
状の冷却空気通路28と、回転ノズル24から突出して
いる冷却空気通路28の先端部側面に開口した視口31
と、視口31付近の冷却空気通路28内に設けられ視口
31を通して外部を反映し得る反射器32と、反射器3
2の全面を視認し得るように冷却空気通路28に挿入し
たファイバスコープ34とを備え、微粉炭バーナの軸心
位置にオイルバーナに換えて挿入する。
きるようにする。 【構成】 高圧流体が供給される筒状の高圧流体通路2
2と、高圧流体通路22の先端部に回転自在に装着され
内部が高圧流体通路22と連通し外周に接線方向に近い
角度で穿設した高圧流体噴出孔27を有する回転ノズル
24と、高圧流体通路22および回転ノズル24の軸心
を貫通して回転自在に設けられ冷却空気が供給される筒
状の冷却空気通路28と、回転ノズル24から突出して
いる冷却空気通路28の先端部側面に開口した視口31
と、視口31付近の冷却空気通路28内に設けられ視口
31を通して外部を反映し得る反射器32と、反射器3
2の全面を視認し得るように冷却空気通路28に挿入し
たファイバスコープ34とを備え、微粉炭バーナの軸心
位置にオイルバーナに換えて挿入する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火炉のスロート部付近
に付着するクリンカを微粉炭バーナの燃焼中に於いても
除去できるようにしたクリンカ除去装置に関するもので
ある。
に付着するクリンカを微粉炭バーナの燃焼中に於いても
除去できるようにしたクリンカ除去装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】粉砕機で粉砕した石炭の微粉を一次空気
と混合して微粉炭バーナから噴出させて浮遊燃焼させる
微粉炭燃焼は、従来から広く一般に用いられている石炭
の燃焼方式である。
と混合して微粉炭バーナから噴出させて浮遊燃焼させる
微粉炭燃焼は、従来から広く一般に用いられている石炭
の燃焼方式である。
【0003】このような燃焼方式の火炉に使用されてい
る微粉炭バーナの一例を図4によって説明すると、1は
火炉、2は火炉1側壁の所定位置に形成されているスロ
ート、3は火炉1へ燃焼用の二次空気4を供給するため
に前記スロート2付近の火炉1外部に配置されているウ
インドボックスであり、微粉炭バーナ5は、ウインドボ
ックス3を貫通してスロート2の中心に配置されてい
る。
る微粉炭バーナの一例を図4によって説明すると、1は
火炉、2は火炉1側壁の所定位置に形成されているスロ
ート、3は火炉1へ燃焼用の二次空気4を供給するため
に前記スロート2付近の火炉1外部に配置されているウ
インドボックスであり、微粉炭バーナ5は、ウインドボ
ックス3を貫通してスロート2の中心に配置されてい
る。
【0004】前記微粉炭バーナ5は、微粉炭バーナ5の
中心部に配設された略円筒状のもので、長手方向の中間
部位から先端側へ向かって直径が漸減し、且つ先端開口
部に、先端に向かって直径が急減する絞り部を有する三
次空気ノズル6と、該三次空気ノズル6の外周に同心状
に配設され、三次空気ノズル6と略相似形で、且つ先端
に向かって直径が急減する絞り部を有する微粉炭ノズル
7と、該微粉炭ノズル7の後端部に接線方向へ向けて形
成され且つ図示しないミルから一次空気と共に供給され
る微粉炭8を微粉炭ノズル7内へ導く微粉炭供給口9
と、前記三次空気ノズル6の軸心位置に挿入されたオイ
ルバーナ10とを備えている。
中心部に配設された略円筒状のもので、長手方向の中間
部位から先端側へ向かって直径が漸減し、且つ先端開口
部に、先端に向かって直径が急減する絞り部を有する三
次空気ノズル6と、該三次空気ノズル6の外周に同心状
に配設され、三次空気ノズル6と略相似形で、且つ先端
に向かって直径が急減する絞り部を有する微粉炭ノズル
7と、該微粉炭ノズル7の後端部に接線方向へ向けて形
成され且つ図示しないミルから一次空気と共に供給され
る微粉炭8を微粉炭ノズル7内へ導く微粉炭供給口9
と、前記三次空気ノズル6の軸心位置に挿入されたオイ
ルバーナ10とを備えている。
【0005】オイルバーナ10は、三次空気ノズル6の
後端部に設けられている支持台11によって軸心方向へ
移動自在に支持され、且つ前記支持台11を通して三次
空気ノズル6の後端外部に突出した基端部を、エアシリ
ンダ12に連結されている外管13と、該外管13内に
挿通されたオイルバーナ本体14とからなり、該オイル
バーナ本体14は前記エアシリンダ12の伸縮によっ
て、外管13と共に軸線方向に移動して所定の位置決め
ができるようになっている。
後端部に設けられている支持台11によって軸心方向へ
移動自在に支持され、且つ前記支持台11を通して三次
空気ノズル6の後端外部に突出した基端部を、エアシリ
ンダ12に連結されている外管13と、該外管13内に
挿通されたオイルバーナ本体14とからなり、該オイル
バーナ本体14は前記エアシリンダ12の伸縮によっ
て、外管13と共に軸線方向に移動して所定の位置決め
ができるようになっている。
【0006】また、二次空気4の空気量を調整するため
に、前記スロート2とウインドボックス3との間に形成
された空間に、スロート2の周りを円形に囲うようにエ
アレジスタ15を配設し、前記二次空気4に旋回力を与
えるために、前記エアレジスタ15の内側の周方向に複
数のインナベーン16を配設し、三次空気17を三次空
気ノズル6へ導くために、ウインドボックス3と三次空
気ノズル6の後端部とを三次空気管18によって連通
し、該三次空気管18の所要位置に三次空気ダンパ19
を配設している。
に、前記スロート2とウインドボックス3との間に形成
された空間に、スロート2の周りを円形に囲うようにエ
アレジスタ15を配設し、前記二次空気4に旋回力を与
えるために、前記エアレジスタ15の内側の周方向に複
数のインナベーン16を配設し、三次空気17を三次空
気ノズル6へ導くために、ウインドボックス3と三次空
気ノズル6の後端部とを三次空気管18によって連通
し、該三次空気管18の所要位置に三次空気ダンパ19
を配設している。
【0007】図示していないミルで粉砕された微粉炭8
を一次空気に混合して微粉炭ノズル7の微粉炭供給口9
へ供給すると、微粉炭8と一次空気との混合流は、微粉
炭ノズル7の接線方向に形成されている微粉炭供給口9
によって微粉炭ノズル7の後端において周回運動を与え
られ、微粉炭ノズル7の内面に沿って周方向に旋回しな
がら先端方向へ流動し、微粉炭ノズル7の先端から噴出
され、ウインドボックス3から供給される二次空気4と
混合して燃焼する。
を一次空気に混合して微粉炭ノズル7の微粉炭供給口9
へ供給すると、微粉炭8と一次空気との混合流は、微粉
炭ノズル7の接線方向に形成されている微粉炭供給口9
によって微粉炭ノズル7の後端において周回運動を与え
られ、微粉炭ノズル7の内面に沿って周方向に旋回しな
がら先端方向へ流動し、微粉炭ノズル7の先端から噴出
され、ウインドボックス3から供給される二次空気4と
混合して燃焼する。
【0008】この際、石炭に含まれる灰分などにより生
成されるクリンカ20がスロート2の周辺に付着・堆積
して空気の流通や微粉炭8の燃焼を阻害するので、適時
にクリンカ20を除去しなければならない。
成されるクリンカ20がスロート2の周辺に付着・堆積
して空気の流通や微粉炭8の燃焼を阻害するので、適時
にクリンカ20を除去しなければならない。
【0009】従来、クリンカ20を除去するためには、
設備の運転を休止したのち、火炉1が冷えるのを待って
火炉1の壁面に設けたマンホール(図示せず)を開け、
該マンホールからクリンカ20の堆積を確認し、長尺の
パイプなど機械的な用具を使用して人力によりクリンカ
20を突き崩す作業を行ない、クリンカ20を除去して
いた。
設備の運転を休止したのち、火炉1が冷えるのを待って
火炉1の壁面に設けたマンホール(図示せず)を開け、
該マンホールからクリンカ20の堆積を確認し、長尺の
パイプなど機械的な用具を使用して人力によりクリンカ
20を突き崩す作業を行ない、クリンカ20を除去して
いた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のクリンカ20の除去作業は、設備の運転中に行
なうことができず、設備の運転を休止して火炉1の冷却
を待たなければならないので、時間的な損失が大きく、
人力によるクリンカ20の除去には危険が伴うなどの問
題があった。
た従来のクリンカ20の除去作業は、設備の運転中に行
なうことができず、設備の運転を休止して火炉1の冷却
を待たなければならないので、時間的な損失が大きく、
人力によるクリンカ20の除去には危険が伴うなどの問
題があった。
【0011】本発明は、前述の実情に鑑み、微粉炭バー
ナの軸心を通して火炉のスロート部を視認することがで
き、スロート周辺に対して蒸気または高圧空気等の高圧
流体を噴射し、設備を運転しながらクリンカの除去作業
ができるようにしたクリンカ除去装置を提供することを
目的とするものである。
ナの軸心を通して火炉のスロート部を視認することがで
き、スロート周辺に対して蒸気または高圧空気等の高圧
流体を噴射し、設備を運転しながらクリンカの除去作業
ができるようにしたクリンカ除去装置を提供することを
目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のクリンカ除去装
置は、基部から高圧流体が供給される筒状の高圧流体通
路と、該高圧流体通路の先端部に回転自在に装着され内
部が該高圧流体通路と連通し且つ外周に接線方向に近い
角度で穿設した高圧流体噴出孔を有する回転ノズルと、
前記高圧流体通路および回転ノズルの軸心を貫通して回
転自在に設けられ基部から冷却空気が供給される筒状の
冷却空気通路と、前記回転ノズルから突出している前記
冷却空気通路の先端部側面に開口した視口と、該視口付
近の前記冷却空気通路内に設けられ該視口を通して外部
を反映し得る反射器と、該反射器の全面を視認し得るよ
うに前記冷却空気通路の基部側から挿入したファイバス
コープとを備えた構成を有し、微粉炭バーナの軸心位置
にオイルバーナに換えて挿入し得るよう形成したもので
ある。
置は、基部から高圧流体が供給される筒状の高圧流体通
路と、該高圧流体通路の先端部に回転自在に装着され内
部が該高圧流体通路と連通し且つ外周に接線方向に近い
角度で穿設した高圧流体噴出孔を有する回転ノズルと、
前記高圧流体通路および回転ノズルの軸心を貫通して回
転自在に設けられ基部から冷却空気が供給される筒状の
冷却空気通路と、前記回転ノズルから突出している前記
冷却空気通路の先端部側面に開口した視口と、該視口付
近の前記冷却空気通路内に設けられ該視口を通して外部
を反映し得る反射器と、該反射器の全面を視認し得るよ
うに前記冷却空気通路の基部側から挿入したファイバス
コープとを備えた構成を有し、微粉炭バーナの軸心位置
にオイルバーナに換えて挿入し得るよう形成したもので
ある。
【0013】
【作用】微粉炭バーナの軸心にクリンカ除去装置を挿入
すると、微粉炭バーナのスロート周辺の状況が反射器に
反映され、ファイバスコープによって視認でき、高圧流
体通路内に蒸気または高圧空気等の高圧流体を供給する
と、その高圧流体は回転ノズルの外周に接線方向に近い
角度で穿設した高圧流体噴出孔から噴出する。
すると、微粉炭バーナのスロート周辺の状況が反射器に
反映され、ファイバスコープによって視認でき、高圧流
体通路内に蒸気または高圧空気等の高圧流体を供給する
と、その高圧流体は回転ノズルの外周に接線方向に近い
角度で穿設した高圧流体噴出孔から噴出する。
【0014】高圧流体通路の先端部に回転自在に装着さ
れている回転ノズルは高圧流体の噴出による反動で回転
し、高圧流体は回転ノズルの円周方向に均一に噴出して
効率よくクリンカを除去する。
れている回転ノズルは高圧流体の噴出による反動で回転
し、高圧流体は回転ノズルの円周方向に均一に噴出して
効率よくクリンカを除去する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しつつ説明
する。
する。
【0016】図1は、本発明のクリンカ除去装置の一実
施例の概略を表す断面図、図2は図1のII−II断面
図、図3は図1のクリンカ除去装置を微粉炭バーナに装
着した場合の断面図であって、本実施例のクリンカ除去
装置21は、図4に示した従来の微粉炭バーナ5の軸心
に装着されているオイルバーナ10の、外管13内に挿
入されているオイルバーナ本体14に換えて、図3に示
すように前記外管13内に挿入できるように構成したも
のである。
施例の概略を表す断面図、図2は図1のII−II断面
図、図3は図1のクリンカ除去装置を微粉炭バーナに装
着した場合の断面図であって、本実施例のクリンカ除去
装置21は、図4に示した従来の微粉炭バーナ5の軸心
に装着されているオイルバーナ10の、外管13内に挿
入されているオイルバーナ本体14に換えて、図3に示
すように前記外管13内に挿入できるように構成したも
のである。
【0017】図1に示すように本実施例のクリンカ除去
装置21は、外側に筒状の高圧流体通路22があって、
高圧流体通路22の基端部近傍の周面に高圧流体接続口
23が設けられており、高圧流体通路22の先端部には
回転ノズル24が、シール兼ベアリング25によって回
転自在に装着されている。
装置21は、外側に筒状の高圧流体通路22があって、
高圧流体通路22の基端部近傍の周面に高圧流体接続口
23が設けられており、高圧流体通路22の先端部には
回転ノズル24が、シール兼ベアリング25によって回
転自在に装着されている。
【0018】回転ノズル24は内部に空洞部26があっ
て、この空洞部26は、前述した高圧流体通路22に連
通している。また回転ノズル24の外周には、空洞部2
6から回転ノズル24の外部に開口している複数の高圧
流体噴出孔27が、図2に示すように回転ノズル24外
周の接線方向に近い角度で穿設されている。
て、この空洞部26は、前述した高圧流体通路22に連
通している。また回転ノズル24の外周には、空洞部2
6から回転ノズル24の外部に開口している複数の高圧
流体噴出孔27が、図2に示すように回転ノズル24外
周の接線方向に近い角度で穿設されている。
【0019】図1に示すように、上述した高圧流体通路
22および回転ノズル24の軸心を貫通して筒状の冷却
空気通路28が回転自在に設けられている。29は、高
圧流体通路22の基端部と冷却空気通路28の外周との
間を密に保持するために高圧流体通路22の基端部に取
り付けたシールである。
22および回転ノズル24の軸心を貫通して筒状の冷却
空気通路28が回転自在に設けられている。29は、高
圧流体通路22の基端部と冷却空気通路28の外周との
間を密に保持するために高圧流体通路22の基端部に取
り付けたシールである。
【0020】冷却空気通路28は、基端面および先端面
が閉塞されていて、基端近傍の周面に冷却空気接続口3
0が設けられており、前記回転ノズル24から突出して
いる冷却空気通路28の先端部側面には、視口31が開
けられている。そして視口31付近の冷却空気通路28
内には、プリズム等の反射器32が設けてあって、視口
31を通して冷却空気通路28の外部を反映することが
できるようにされている。なお反射器32としては、プ
リズムでなく、広範囲を反映することができる凸面を有
する反射鏡を用いてもよい。
が閉塞されていて、基端近傍の周面に冷却空気接続口3
0が設けられており、前記回転ノズル24から突出して
いる冷却空気通路28の先端部側面には、視口31が開
けられている。そして視口31付近の冷却空気通路28
内には、プリズム等の反射器32が設けてあって、視口
31を通して冷却空気通路28の外部を反映することが
できるようにされている。なお反射器32としては、プ
リズムでなく、広範囲を反映することができる凸面を有
する反射鏡を用いてもよい。
【0021】冷却空気通路28の基端側の小孔33から
ファイバスコープ34が反射器32の近くまで達するよ
うに挿入され、ファイバスコープ34によって反射器3
2の全面を視認できるようになっている。
ファイバスコープ34が反射器32の近くまで達するよ
うに挿入され、ファイバスコープ34によって反射器3
2の全面を視認できるようになっている。
【0022】次に、作用を説明する。
【0023】最初に述べたように上述したクリンカ除去
装置21は、微粉炭バーナ5の軸心に装着されているオ
イルバーナ10の、外管13内に挿入されているオイル
バーナ本体14に換えて、外管13内に挿入するもの
で、クリンカ20を除去する必要が生じたとき、微粉炭
バーナ5のオイルバーナ10の外管13からオイルバー
ナ本体14を引き抜き、図3に示すようにクリンカ除去
装置21を外管13に挿入し、クリンカ除去装置21の
冷却空気接続口30へ冷却空気管35を接続し、高圧流
体接続口23には、蒸気または高圧空気等の高圧流体が
供給されるようになっている高圧流体管36を接続し、
ファイバスコープ34の端末にT/Vモニタ37を接続
する。
装置21は、微粉炭バーナ5の軸心に装着されているオ
イルバーナ10の、外管13内に挿入されているオイル
バーナ本体14に換えて、外管13内に挿入するもの
で、クリンカ20を除去する必要が生じたとき、微粉炭
バーナ5のオイルバーナ10の外管13からオイルバー
ナ本体14を引き抜き、図3に示すようにクリンカ除去
装置21を外管13に挿入し、クリンカ除去装置21の
冷却空気接続口30へ冷却空気管35を接続し、高圧流
体接続口23には、蒸気または高圧空気等の高圧流体が
供給されるようになっている高圧流体管36を接続し、
ファイバスコープ34の端末にT/Vモニタ37を接続
する。
【0024】この状態で冷却空気通路28(図1参照)
を回転させると、火炉1のスロート2の周辺におけるク
リンカ20の付着状況が反射器32(図1参照)に反映
され、ファイバスコープ34を介しT/Vモニタ37に
よって視認できる。
を回転させると、火炉1のスロート2の周辺におけるク
リンカ20の付着状況が反射器32(図1参照)に反映
され、ファイバスコープ34を介しT/Vモニタ37に
よって視認できる。
【0025】このようにT/Vモニタ37によってスロ
ート2の周辺のクリンカ20の付着状況を視認しなが
ら、高圧流体管36から高圧流体接続口23を介して高
圧流体通路22(図1参照)に蒸気または高圧空気等の
高圧流体を供給すると、この高圧流体は回転ノズル24
(図1参照)の空洞部26に入り、高圧流体噴出孔27
から回転ノズル24外周の接線方向に近い角度で噴出す
る。
ート2の周辺のクリンカ20の付着状況を視認しなが
ら、高圧流体管36から高圧流体接続口23を介して高
圧流体通路22(図1参照)に蒸気または高圧空気等の
高圧流体を供給すると、この高圧流体は回転ノズル24
(図1参照)の空洞部26に入り、高圧流体噴出孔27
から回転ノズル24外周の接線方向に近い角度で噴出す
る。
【0026】この高圧流体の噴出による反動で、回転ノ
ズル24は図2に矢印で示すように回転し、高圧流体は
回転ノズル24の円周方向に回転噴射流38となってク
リンカ20に向けて噴出される。そしてこの時の高圧流
体による回転噴射流38の速度エネルギによってクリン
カ20は崩壊し、満遍なく除去される。
ズル24は図2に矢印で示すように回転し、高圧流体は
回転ノズル24の円周方向に回転噴射流38となってク
リンカ20に向けて噴出される。そしてこの時の高圧流
体による回転噴射流38の速度エネルギによってクリン
カ20は崩壊し、満遍なく除去される。
【0027】上述の作業中、冷却空気管35から冷却空
気接続口30を介して冷却空気通路28(図1参照)へ
供給される冷却空気によってファイバスコープ34や反
射器32が冷却され、火炉1内の高温の雰囲気から保護
される。
気接続口30を介して冷却空気通路28(図1参照)へ
供給される冷却空気によってファイバスコープ34や反
射器32が冷却され、火炉1内の高温の雰囲気から保護
される。
【0028】上述したようにクリンカ除去装置21は、
微粉炭バーナ5の軸心に挿入して、反射器32とファイ
バスコープ34とを介してスロート2の周辺を視認する
ことができ、冷却空気通路28に冷却空気を供給してフ
ァイバスコープ34や反射器32を冷却して高温の雰囲
気から保護し、高圧流体接続口23を介して高圧流体通
路22に蒸気または高圧空気等の高圧流体を供給する
と、この高圧流体は回転ノズル24の高圧流体噴出孔2
7から噴出して回転ノズル24を回転させ、高圧流体噴
出孔27から噴出する高圧流体は回転噴射流38となっ
て周方向に均一に噴出し、クリンカ20を満遍なく除去
するので、設備の運転中においても随時クリンカ20の
付着状態を視認して、適時にクリンカ20を効率よく除
去することが可能である。
微粉炭バーナ5の軸心に挿入して、反射器32とファイ
バスコープ34とを介してスロート2の周辺を視認する
ことができ、冷却空気通路28に冷却空気を供給してフ
ァイバスコープ34や反射器32を冷却して高温の雰囲
気から保護し、高圧流体接続口23を介して高圧流体通
路22に蒸気または高圧空気等の高圧流体を供給する
と、この高圧流体は回転ノズル24の高圧流体噴出孔2
7から噴出して回転ノズル24を回転させ、高圧流体噴
出孔27から噴出する高圧流体は回転噴射流38となっ
て周方向に均一に噴出し、クリンカ20を満遍なく除去
するので、設備の運転中においても随時クリンカ20の
付着状態を視認して、適時にクリンカ20を効率よく除
去することが可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明は、設備の運転時当該バーナ消火
中に随時、火炉のスロートの周辺のクリンカの付着状況
を視認することができ、冷却空気によりファイバスコー
プや反射器を冷却して高温の雰囲気から保護することが
でき、設備の運転を休止することなく、しかも回転ノズ
ルを自動的に回転させて、クリンカ除去装置を回転させ
ずにスロートの周辺のクリンカを満遍なく、効率よく除
去できる効果がある。
中に随時、火炉のスロートの周辺のクリンカの付着状況
を視認することができ、冷却空気によりファイバスコー
プや反射器を冷却して高温の雰囲気から保護することが
でき、設備の運転を休止することなく、しかも回転ノズ
ルを自動的に回転させて、クリンカ除去装置を回転させ
ずにスロートの周辺のクリンカを満遍なく、効率よく除
去できる効果がある。
【図1】本発明のクリンカ除去装置の一実施例の概略を
表す断面図である。
表す断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のクリンカ除去装置を微粉炭バーナに装着
した場合の断面図である。
した場合の断面図である。
【図4】従来の微粉炭バーナの一例の概略を表す断面図
である。
である。
5 微粉炭バーナ 10 オイルバーナ 22 高圧流体通路 24 回転ノズル 27 高圧流体噴出孔 28 冷却空気通路 31 視口 32 反射器 34 ファイバスコープ
Claims (1)
- 【請求項1】 基部から高圧流体が供給される筒状の高
圧流体通路と、該高圧流体通路の先端部に回転自在に装
着され内部が該高圧流体通路と連通し且つ外周に接線方
向に近い角度で穿設した高圧流体噴出孔を有する回転ノ
ズルと、前記高圧流体通路および回転ノズルの軸心を貫
通して回転自在に設けられ基部から冷却空気が供給され
る筒状の冷却空気通路と、前記回転ノズルから突出して
いる前記冷却空気通路の先端部側面に開口した視口と、
該視口付近の前記冷却空気通路内に設けられ該視口を通
して外部を反映し得る反射器と、該反射器の全面を視認
し得るように前記冷却空気通路の基部側から挿入したフ
ァイバスコープとを備えた構成を有し、微粉炭バーナの
軸心位置にオイルバーナに換えて挿入し得るよう形成し
たことを特徴とするクリンカ除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21588994A JPH0875135A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | クリンカ除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21588994A JPH0875135A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | クリンカ除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0875135A true JPH0875135A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16679944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21588994A Pending JPH0875135A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | クリンカ除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0875135A (ja) |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP21588994A patent/JPH0875135A/ja active Pending
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