JPH0873967A - Al合金製構造部材およびその製造方法 - Google Patents

Al合金製構造部材およびその製造方法

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JPH0873967A
JPH0873967A JP21256594A JP21256594A JPH0873967A JP H0873967 A JPH0873967 A JP H0873967A JP 21256594 A JP21256594 A JP 21256594A JP 21256594 A JP21256594 A JP 21256594A JP H0873967 A JPH0873967 A JP H0873967A
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JP
Japan
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alloy
main body
reinforcing
powder
stress concentration
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JP21256594A
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Kenji Okamoto
憲治 岡本
Hiroyuki Horimura
弘幸 堀村
Masahiko Minemi
正彦 峰見
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量で、且つ高強度であり、また優れた耐久
性を有するAl合金製コンロッド本体を提供する。 【構成】 雌ねじ孔形成領域20を有するコンロッド本
体8であって、雌ねじ孔形成領域20を除く主領域を構
成すべく高強度、且つ低靱性Al合金よりなる主体部2
1と、雌ねじ孔形成領域20を構成すべく、主体部21
に埋設され、且つ主体部21よりも高い靱性を有する補
強体22とを備える。また主体部21と補強体22との
結合力向上を図るべく、主体部21の線熱膨脹率C1
補強体22の線熱膨脹率C2 との比C2 /C1 =R1
0.90≦R1 ≦1.18に設定し、また主体部21の
ヤング率E1 と補強体22のヤング率E2 との比E2
1=R2 を0.75≦R2 ≦1.0に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はAl合金製構造部材、特
に応力集中領域を有する構造部材およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】切欠き、雌ねじ孔等の応力集中領域を有
するAl合金製構造部材には、高強度であると共に高靱
性であることが要求されるが、この要求を満たすAl合
金材料は現状では極めて少ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように高強度Al
合金材料の多くが十分な靱性を持たないことから実用性
に欠け、また実用化される場合にも応力集中緩和のため
多くの制約を受けている、といった問題がある。
【0004】本発明は前記に鑑み、応力集中領域に高靱
性な補強体を埋設するようにして、高強度、且つ低靱性
Al合金の実用化を達成すると共にその実用化範囲を拡
張し、これにより軽量で、且つ高強度であり、また耐久
性の優れた前記Al合金製構造部材およびその製造方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、応力集中領域
を有する構造部材であって、前記応力集中領域を除く主
領域を構成すべくAl合金よりなる部材本体と、前記応
力集中領域を構成すべく、前記部材本体に埋設され、且
つその部材本体よりも高い靱性を有する補強体とを備
え、前記部材本体の線熱膨脹率C1 と前記補強体の線熱
膨脹率C2 との比C2 /C1 =R1 を0.90≦R1
1.18に設定し、また前記部材本体のヤング率E1
前記補強体のヤング率E2 との比E2 /E1 =R2
0.75≦R 2 ≦1.0に設定したことを特徴とする。
【0006】本発明は、応力集中領域を除く主領域を構
成すべくAl合金よりなる部材本体と、前記応力集中領
域を構成すべく、前記部材本体に埋設され、且つその部
材本体よりも高い靱性を有する補強体とを備えたAl合
金製構造部材を製造するに当り、前記部材本体の線熱膨
脹率C1 と前記補強体の線熱膨脹率C2 との比C2 /C
1 =R1 が0.90≦R1 ≦1.18に設定され、また
前記部材本体のヤング率E1 と前記補強体のヤング率E
2 との比E2 /E1 =R2 が0.75≦R2 ≦1.0に
設定されるように、前記部材本体の構成材料であるAl
合金粉末を選定すると共に前記補強体を選定し、次いで
金型内に前記Al合金粉末を充填すると共にそのAl合
金粉末内において、前記応力集中領域に対応する部位に
前記補強体を埋込み、その後前記Al合金粉末に圧縮成
形加工を施して粉末プレフォームを成形し、さらに前記
粉末プレフォームに粉末鍛造加工を施すことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】前記Al合金製構造部材においては、応力集中
領域が高靱性な補強体により構成されているので、その
補強体により応力を支承することができ、したがって部
材本体を構成するAl合金としては高強度、且つ低靱性
なものを使用することが可能である。
【0008】この場合、部材本体と補強体との結合性が
問題となるが、部材本体および補強体の両線熱膨脹率C
1 ,C2 の比R1 および両ヤング率E1 ,E2 の比R2
をそれぞれ前記のように設定すると、部材本体と補強体
との結合力を高めることができる。
【0009】前記製造方法において、前記のように特定
された手段を採用すると、前記構造部材を容易に量産す
ることが可能である。
【0010】ただし、前記両比R1 およびR2 が前記範
囲を逸脱すると、部材本体と補強体との結合力が低くな
るため、両者の界面または界面近傍にクラックが発生し
易くなる。
【0011】
【実施例】構造部材である内燃機関用コンロッド本体の
製造を目的として、次のような先行試験を行った。 (a) 組成がAl91Fe6 Ti1 Si2 (数値の単位
は原子%)である溶湯を調製し、次いでその溶湯を用
い、窒素ガスアトマイジング法の適用下でAl合金粉末
を製造し、その後Al合金粉末に分級処理を施して粒径
が90μm以下のAl合金粉末を得た。 (b) 粒径90μm以下のAl合金粉末を、金型にお
ける内径78mmの円筒形キャビティに充填すると共にそ
のAl合金粉末内に、後述する材質を有する縦、横共に
10mm、長さ40mmの角棒状補強体を埋込んだ。 (c) Al合金粉末に、室温下、成形圧力6t/cm2
の条件で圧縮成形加工を施して、外径78mm、厚さ24
mmの円板形粉末プレフォームを成形した。 (d) 粉末プレフォームを加熱して6分間で550℃
まで昇温し、次いで、その粉末プレフォームに、金型温
度300℃、鍛造圧力8t/cm2 の条件で粉末鍛造加工
を施し、図1,2に示すように補強体1を埋設された円
板形鍛造部材2を得た。この鍛造部材2の寸法は外径が
80mm、厚さは20mmであった。
【0012】鍛造部材2において、前記Al合金よりな
る部材本体3のシャルピー衝撃値(靱性、V型切欠きを
持つJIS 4号試験片による。以下同じ。)、線熱膨
脹率C1 および室温におけるヤング率E1 は表1の通り
であり、したがってこの部材本体3は高強度であるが、
靱性が比較的低い。
【0013】
【表1】 図1,3に示すように、鍛造部材2を用いて、縦a=1
0mm、横b=10mm、長さc=20mmの熱衝撃試験用試
験片4を、長さ方向2等分位置に部材本体3と補強体1
との界面5が位置するように作製した。
【0014】また図2,4に示すように、鍛造部材2を
用いて、平径部長さP=8mm、直径D=4.8mm、ねじ
部 M12(ピッチ1.5mm)の引張り試験用試験片6
を、径方向2等分位置に部材本体3と補強体1との界面
5が位置するように作製した。
【0015】熱衝撃試験は、試験片4を500℃のマッ
フル炉内に1分間保持し、次いで試験片4を水冷する、
という方法で行われ、また引張り試験は室温にて行われ
た。
【0016】表2は、補強体1の例1〜19における材
質、シャルピー衝撃値、線熱膨脹率C2 および室温にお
けるヤング率E2 をそれぞれ示す。
【0017】
【表2】 表2、材質の欄における各化学式の数値の単位は原子%
であり、また「4032」、「2018)等の数値表示
はAl合金を示し、さらに「Mm」はミッシュメタルを
意味し、さらにまた「純Al+5%SiC」等はマトリ
ックスが純Alよりなり、また強化材がSiCウイスカ
であって、その体積分率Vfが5%であることを示す。
【0018】表2、例1〜4、9〜12は、各組成のA
l合金粉末よりなるビレットを用いて熱間押出し加工に
より押出し材を製造し、その押出し材より作製されたも
のである。この場合、各Al合金粉末の製造には窒素ガ
スアトマイジング法が適用され、また各Al合金粉末の
粒径は90μm以下であり、さらにビレットの成形には
冷間静水圧プレス(CIP)が適用され、さらにまた押
出し温度は400℃に、押出し比は13.4にそれぞれ
設定された。他の例5〜8、13〜19は鋳造材より作
製されたものである。
【0019】表3は、両試験片4,6の例1〜19(補
強体1の例1〜19に対応)における両線熱膨脹率
1 ,C2 の比C2 /C1 =R1 、両ヤング率E1 ,E
2 の比E 2 /E1 =R2 、熱衝撃試験結果および引張り
試験結果をそれぞれ示す。
【0020】
【表3】 表3の熱衝撃試験による割れは試験片4の界面5におけ
る割れを意味し、また引張り試験による割れは試験片6
の界面5またはその近傍における割れを意味する。
【0021】表3から明らかなように、例1〜9のよう
に両線熱膨脹率C1 ,C2 の比R1を0.90≦R1
1.18に、また両ヤング率E1 ,E2 の比R2 を0.
75≦R2 ≦1.0に設定すると、部材本体3と補強体
1との結合力を高めることができる。
【0022】例外もあるが、例10,13,15,18
のように両線熱膨脹率C1 ,C2 の比R1 が0.90≦
1 ≦1.18である場合には熱衝撃試験において割れ
が発生しにくい、ということができ、一方、例12のよ
うに両ヤング率E1 ,E2 の比R2 が0.75≦R2
1.0である場合には引張り試験において割れが発生し
にくい、ということができる。
【0023】前記先行試験を踏えて、図5に示す内燃機
関用コンロッド7におけるコンロッド本体8を製造し
た。
【0024】コンロッド7は、ロッド部9の一端にクラ
ンクピン孔10を有する大端部11を、また他端にピス
トンピン孔12を有する小端部13をそれぞれ有する。
大端部11は、ロッド部9の一端に連設されて両端部に
それぞれ雌ねじ孔14を形成された半環状部15と、両
端部にそれぞれボルト挿通孔16を形成された半環状キ
ャップ17とよりなり、各ボルト挿通孔17にボルト1
8が挿通されて各雌ねじ孔14にワッシャ19を介し螺
着され、これにより大端部11が形成される。
【0025】ロッド部9、大端部用半環状部15および
小端部13はコンロッド本体8を構成する。そのコンロ
ッド本体8は、半環状部15における応力集中領域であ
る2つの雌ねじ孔形成領域20を除く主領域を構成する
主体部(部材本体)21と、両雌ねじ孔形成領域20を
構成すべく、主体部21に埋設された2つの補強体22
とを備えている。
【0026】主体部21は、前記組成のAl合金、即
ち、Al91Fe6 Ti1 Si2 より構成され、一方、各
補強体22は表2、例6のAl合金、即ち2018材よ
り構成されている。
【0027】したがって、各補強体22は主体部21よ
りも高い靱性を有する。主体部21の線熱膨脹率C1
各補強体22の線熱膨脹率C2 との比C2 /C1 =R1
は0.90≦R1 ≦1.18に設定され、また主体部2
1のヤング率E1 と各補強体22のヤング率E2 との比
2 /E1 =R2 は0.75≦R2 ≦1.0に設定され
ている。
【0028】このようなAl合金製コンロッド本体8に
おいては、各雌ねじ孔形成領域20が高靱性な補強体2
2により構成されているので、その補強体22により雌
ねじ孔14の谷部における応力を支承することができ、
したがって主体部21を構成するAl合金としては前記
のように高強度、且つ低靱性なものを使用することが可
能である。
【0029】この場合、主体部21と補強体22との結
合性が問題となるが、主体部21および補強体22の両
線熱膨脹率の比R1 および両ヤング率の比R2 をそれぞ
れ前記のように設定すると、前記のように主体部21と
補強体22との結合力を高めることができる。
【0030】キャップ17は、主体部21と同一のAl
合金より構成された粉末鍛造部材である。
【0031】次に、コンロッド本体8の製造方法につい
て説明する。 (a) 前記組成を有し、粒径が90μm以下のAl合
金粉末を金型のキャビティに充填すると共にそのAl合
金粉末内において各雌ねじ形成領域20に対応する部位
に、前記組成を有する中実のピン状補強体22を埋込ん
だ。 (b) Al合金粉末に、室温下、成形圧力6t/cm2
の条件で圧縮成形加工を施して、図6に示すようにコン
ロッド本体8の形状に近似する形状を有する粉末プレフ
ォーム23を成形した。
【0032】この粉末プレフォーム23において、半環
状部15に対応する部分24には2つの補強体22が埋
設されており、また小端部13に対応する部分25には
ピストンピン孔12は形成されていない。 (c) 粉末プレフォーム23を加熱して6分間で55
0℃まで昇温し、次いでその粉末プレフォーム23に、
金型温度300℃、鍛造圧力8t/cm2 の条件で粉末鍛
造加工を施し、コンロッド本体8と略同形の鍛造部材を
得た。 (d) 鍛造部材において、各補強体22への下孔加
工、それに次ぐ各下孔への転造加工による雌ねじ孔14
の形成、半環状部15に存する両合せ面26への仕上げ
加工、小端部13へのピストンピン孔12の形成、キャ
ップ17締結後におけるクランクピン孔10の仕上げ加
工等を行い、これによりコンロッド本体8を得た。
【0033】コンロッド本体8、キャップ17、2本の
ボルト18および2個のワッシャ19よりなるコンロッ
ド7の重量は320gであった。
【0034】比較のため、補強体22を用いない、とい
う点を除き、その他の条件を前記と同一に設定してコン
ロッド本体8を製造した。この場合、前記と同一部品点
数のコンロッド7の重量は322gであり、実施例に係
るものよりも重い。
【0035】次に、実施例および比較例に係る両コンロ
ッド7について、単体疲れ試験を行った。この試験は、
図7に示すように、例えばコンロッド7のピストンピン
孔12およびクランクピン孔10にそれぞれロッド2
7,28を貫通させ、各ロッド27,28の両端部を油
圧式疲れ試験機に支持させて、コンロッド7にその温度
423K、R=0.1にて繰返し引張り荷重を加えるこ
とによって行われた。この種単体疲れ試験において、実
用コンロッドには、107 回耐久荷重が3500kgfで
あること、が要求される。
【0036】前記単体疲れ試験においては、その疲労破
壊部は全て雌ねじ孔14で発生していた。
【0037】実施例に係るコンロッド7の107 回耐久
荷重は3780kgfであったが、比較例に係るコンロッ
ド7のそれは3600kgfであり、したがって補強体2
2を用いることによって雌ねじ孔形成領域20の疲れ強
さが改善されていることが判明した。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、前記のように応力集中
領域を高靱性補強体により構成するので、部材本体用構
成材料としては高強度であるが低靱性のAl合金を使用
することが可能であり、これにより高強度、且つ低靱性
Al合金の実用化を達成すると共にその実用化範囲を拡
張した、軽量で、且つ高強度であり、また優れた耐久性
を有するAl合金製構造部材を提供することができる。
また部材本体および補強体の両線熱膨脹率C1 ,C2
比R1 および両ヤング率E1 ,E2 の比R2 を前記のよ
うに特定することにより、部材本体と補強体との結合力
を高めることができる。
【0039】また本発明によれば、前記Al合金製構造
部材を容易に量産し得る製造方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】鍛造部材の平面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】試験片の一例を示す斜視図である。
【図4】試験片の他例を示す縦断面図である。
【図5】コンロッドの要部破断正面図である。
【図6】粉末プレフォームの要部破断正面図である。
【図7】コンロッドに対する単体疲れ試験法を示す説明
図である。
【符号の説明】
8 コンロッド本体(構造部材) 9 ロッド部 15 半環状部 20 雌ねじ孔形成領域(応力集中領域) 21 主体部(部材本体) 22 補強体 23 粉末プレフォーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 応力集中領域(20)を有する構造部材
    (8)であって、前記応力集中領域(20)を除く主領
    域を構成すべくAl合金よりなる部材本体(21)と、
    前記応力集中領域(20)を構成すべく、前記部材本体
    (21)に埋設され、且つその部材本体(21)よりも
    高い靱性を有する補強体(22)とを備え、前記部材本
    体(21)の線熱膨脹率C1 と前記補強体(22)の線
    熱膨脹率C2 との比C2 /C1 =R1 を0.90≦R1
    ≦1.18に設定し、また前記部材本体(21)のヤン
    グ率E1 と前記補強体(22)のヤング率E2 との比E
    2 /E1 =R2 を0.75≦R2 ≦1.0に設定したこ
    とを特徴とするAl合金製構造部材。
  2. 【請求項2】 前記構造部材は、ロッド部(9)と、そ
    のロッド部(9)の一端に連設された大端部用半環状部
    (15)とを有する内燃機関用コンロッド本体(8)で
    あり、前記部材本体は前記半環状部(15)における前
    記応力集中領域としての雌ねじ孔形成領域(20)を除
    く主領域を構成する主体部(21)であり、前記補強体
    (22)は前記雌ねじ孔形成領域(20)を構成する、
    請求項1記載のAl合金製構造部材。
  3. 【請求項3】 応力集中領域(20)を除く主領域を構
    成すべくAl合金よりなる部材本体(21)と、前記応
    力集中領域(20)を構成すべく、前記部材本体(2
    1)に埋設され、且つその部材本体(21)よりも高い
    靱性を有する補強体(22)とを備えたAl合金製構造
    部材(8)を製造するに当り、前記部材本体(21)の
    線熱膨脹率C1 と前記補強体(22)の線熱膨脹率C2
    との比C 2 /C1 =R1 が0.90≦R1 ≦1.18に
    設定され、また前記部材本体(21)のヤング率E1
    前記補強体(22)のヤング率E2 との比E2 /E1
    2 が0.75≦R2 ≦1.0に設定されるように、前
    記部材本体(21)の構成材料であるAl合金粉末を選
    定すると共に前記補強体(11)を選定し、次いで金型
    内に前記Al合金粉末を充填すると共にそのAl合金粉
    末内において、前記応力集中領域(20)に対応する部
    位に前記補強体(22)を埋込み、その後前記Al合金
    粉末に圧縮成形加工を施して粉末プレフォーム(23)
    を成形し、さらに前記粉末プレフォーム(23)に粉末
    鍛造加工を施すことを特徴とするAl合金製構造部材の
    製造方法。
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