JPH0871774A - コンタクトレンズの屈折力補正装置 - Google Patents

コンタクトレンズの屈折力補正装置

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JPH0871774A
JPH0871774A JP6210856A JP21085694A JPH0871774A JP H0871774 A JPH0871774 A JP H0871774A JP 6210856 A JP6210856 A JP 6210856A JP 21085694 A JP21085694 A JP 21085694A JP H0871774 A JPH0871774 A JP H0871774A
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JP
Japan
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contact lens
laser light
refracting power
lens
light source
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Withdrawn
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JP6210856A
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English (en)
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Minoru Takeda
実 武田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 UVレーザ光源1からのUVレーザ光は折り
返しミラー2に反射された後に集光レンズ3によって集
光され、XYステージコントローラ7によって二次元的
に移動制御されるXYステージ6上のレンズ固定台5に
搭載されたコンタクトレンズ4の表面に照射される。 【効果】 コンタクトレンズを新規に設計し、作製する
ための時間及びコストを削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンタクトレンズの屈
折力を補正するコンタクトレンズの屈折力補正装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンタクトレンズの光の屈折力に
よって人間の眼球の光の屈折力を補正することにより、
人間の視力を矯正している。
【0003】一般的に、コンタクトレンズをある程度の
長期間使用している場合には、その間に人間の元々の裸
眼視力が変化してコンタクトレンズの屈折力と整合しな
くなり、視力補正が不十分となる場合が多い。この場合
には、再度裸眼視力を測定し、この測定した裸眼視力の
屈折力に整合するコンタクトレンズを新規に作製する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の場合
には、再度コンタクトレンズを設計し、作製するために
時間及びコストがかかってしまう。
【0005】また、視力補正が不十分となった古いコン
タクトレンズは廃棄することになるが、このコンタクト
レンズの材質はアクリル樹脂等のプラスチック材料であ
るために環境保護の面から好ましくない。
【0006】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、時間
及びコストを削減し、環境を保護することができるコン
タクトレンズの屈折力補正装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンタクト
レンズの屈折力補正装置は、レーザ光源と、上記レーザ
光源から出射されるレーザ光とコンタクトレンズとを相
対的に移動させて、上記レーザ光照射スポットの上記コ
ンタクトレンズ上での相対的な位置を制御する移動制御
手段とを備え、上記レーザ光源からのレーザ光を上記コ
ンタクトレンズの表面に照射して、上記コンタクトレン
ズを適切な屈折力を持つように加工することにより上述
した課題を解決する。
【0008】ここで、上記レーザ光源と上記移動制御手
段との間に、上記レーザ光源からのレーザ光をコンタク
トレンズの表面上に集光するための光学手段を備えるよ
うにしてもよい。
【0009】また、上記コンタクトレンズを上記移動制
御手段によって二次元的に移動制御することを特徴とす
る。
【0010】さらに、上記コンタクトレンズ上に照射さ
れるレーザ光は、高エネルギ密度レーザ光であることを
特徴とする。
【0011】ここで、上記コンタクトレンズ上には、波
長266nmのYAGレーザの第4高調波のレーザ光を
照射することを特徴とする。
【0012】そのうえ、上記レーザ光の照射による上記
コンタクトレンズの溶発現象を利用して上記コンタクト
レンズを加工することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明においては、コンタクトレンズを移動制
御手段によって二次元的に移動制御しながら、レーザ光
源から出射されるレーザ光を上記コンタクトレンズの表
面に照射して、このコンタクトレンズの形状を加工す
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照しながら説明する。図1には、本発明に係るコ
ンタクトレンズの屈折力補正装置の概略的な構成を示
す。
【0015】この実施例に示すコンタクトレンズの屈折
力補正装置において、UVレーザ光源1は、高エネルギ
密度レーザ光であり、具体的にはNd:YAGレーザの
第4次高調波を用いた遠紫外線レーザ光である。このU
Vレーザ光源1から出射されるUVレーザ光は、折り返
しミラー2に反射された後に集光レンズ3によって集光
され、コンタクトレンズ4の表面上に数μm〜数百μm
の微小なスポットが照射されるように絞られる。
【0016】このスポットが照射された部分は、溶発、
即ちアブレーションによって削り取られる。この削り取
られるコンタクトレンズ4の膜厚は、照射されるUVレ
ーザ光の出力光強度及び照射時間の調節によって正確に
制御されるものである。
【0017】上記コンタクトレンズ4は、レンズ固定台
5上に固定されている。また、このレンズ固定台5は、
XYステージコントローラ7によって二次元的に移動制
御されるXYステージ6上に積載されている。このXY
ステージ6が移動制御されることにより、上記レンズ固
定台5上に搭載されたコンタクトレンズ4が二次元的に
移動され、上記UVレーザ光のスポットを上記コンタク
トレンズ4上で二次元的に走査することにより、上記コ
ンタクトレンズ4の表面部の形状を加工し、所望の屈折
力を持つように補正する。ここで、上記二次元的な走査
とは、例えば二次元のXY方向の内のX方向を主走査と
し、Y方向を副走査とする場合に、主走査の方向に速く
移動しながら副走査の方向に遅く移動することをいう。
【0018】また、上記コンタクトレンズ4の形状の制
御は、上記XYステージコントローラ7の移動制御と上
記UVレーザ光源1からのUVレーザ光の出力光強度及
び照射時間の制御とを連動して行うものである。
【0019】また、この実施例のコンタクトレンズの屈
折力補正装置においては、上記コンタクトレンズ4の加
工時の表面状態及び照射されるスポットの位置を観察す
る。上記折り返しミラー2は可視光を十分透過するもの
であり、上記コンタクトレンズ4の表面からの反射光
は、集光レンズ3、折り返しミラー2を介してリレーレ
ンズ8に入射され、このリレーレンズ8を透過した後
に、撮像素子、具体的にはCCD9上において結像され
る。これにより、上記コンタクトレンズ4の加工中に
は、上記撮像素子9で得られた画像をモニタ10によっ
て観察する。
【0020】次に、上記UVレーザ光源の概略的な構成
を図2に示す。このUVレーザ光源では、波長λ=26
6nmのUVレーザが発生される。
【0021】励起光源素子として図示しないレーザダイ
オード等の半導体レーザ素子からの808nmの励起用
レーザ光は、1/4波長板11の入射面を介してNd:
YAGを用いたレーザ媒質12に入射される。上記1/
4波長板11の入射面には上記励起用レーザ光を透過
し、レーザ媒質12で発生した波長1064nmの基本
波レーザ光を反射するような波長選択性を持った反射面
いわゆるダイクロイックミラーが形成されている。この
レーザ媒質12で発生した波長1064nmの基本波レ
ーザ光は、フィルタ13及びピンホール14を介して折
り返しミラー15で反射された後、アウトプットカプラ
16を介してKTP(KTiOPO4 )より成る非線形
光学結晶素子17に入射されることにより、第2高調波
発生(SHG)が行われる。この非線形光学結晶素子1
7で発生された波長532nmの第2高調波レーザ光
は、ミラー30で反射された後、折り返しミラー18及
びレンズ19を介して光アイソレータ20に入射され
る。この光アイソレータ20によって入射された第2高
調波レーザ光の半導体レーザ素子への戻り光を回避す
る。
【0022】この光アイソレータ20を介した第2高調
波レーザ光は、周波数誤差信号を得るための位相変調器
21に入射されて位相変調が施された後、ミラー23を
介して外部共振器31に入射されることにより、波長λ
=266nmの第4高調波レーザ光が発振される。この
外部共振器31は、反射手段として、凹面ミラー24、
アウトプットカプラ26、及び反射ミラー27、28を
用いて構成されている。尚、上記凹面ミラー24の位置
決めを行うために、図示しないボイスコイルモータ(V
CM)を用いている。また、この外部共振器31内に
は、BBOから成る非線形光学結晶素子25を配置して
いる。
【0023】上記外部共振器31内で凹面ミラー24を
介して得られたレーザ光は光検出器22で検出される。
この光検出器22からの検出信号を用いてロッキング回
路29により上記凹面ミラー24の位置制御を行い、入
射光を共振動作させることにより、上記非線形光学結晶
素子25から効率良く第4高調波レーザ光を得ることが
できる。
【0024】上記UVレーザ光源から出射される第4高
調波レーザ光の出力光強度及び上記コンタクトレンズへ
の照射時間は、例えばそれぞれ石英製NDフィルタ及び
メカニカルシャッタの開閉によって調節することができ
るが、より精確な制御を行うには、例えば電気光学(E
O)素子や音響光学変調(AOM)素子等が利用され
る。
【0025】次に、コンタクトレンズの表面加工による
屈折力補正について、図3を用いて以下に説明する。
【0026】この図4においては、コンタクトレンズの
表面加工によって屈折力を低下させるように補正を行う
場合を示しており、上記コンタクトレンズ4の元の形状
を実線で示し、このコンタクトレンズ4の表面加工後の
形状を破線で示すものである。また、上記コンタクトレ
ンズ4には、膜厚が数十μmのアクリル系樹脂のものが
使用されており、上記集光レンズ3によって集光された
レーザ光を上記コンタクトレンズ4の突出部4aに照射
し、樹脂材料を溶発によって適切な形状に加工する。
【0027】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係るコンタクトレンズの屈折力補正装置は、レーザ
光源と、上記レーザ光源から出射されるレーザ光とコン
タクトレンズとを相対的に移動させて、上記レーザ光照
射スポットの上記コンタクトレンズ上での相対的な位置
を制御する移動制御手段とを備え、上記レーザ光源から
のレーザ光を上記コンタクトレンズの表面に照射して、
上記コンタクトレンズを適切な屈折力を持つように加工
することにより、屈折力の補正を行ったコンタクトレン
ズを新規に作製することなく、現在使用しているコンタ
クトレンズの表面の形状を適切に加工するだけでコンタ
クトレンズの屈折力を補正することができるので、コン
タクトレンズを設計し、作製するための時間及びコスト
を削減することができる。また、このコンタクトレンズ
の加工プロセスを自動化し、加工装置を小型化すること
により、裸眼視力測定を行った場所と同じ場所でコンタ
クトレンズの屈折力の補正を行うようにすれば、コンタ
クトレンズの使用者は、その場所で屈折力を補正したコ
ンタクトレンズを装着し、補正具合を確認することがで
きる。これにより、現在使用しているコンタクトレンズ
を廃棄せずに継続して使用することができるので、環境
保護の面からも好ましい。
【0028】ここで、上記コンタクトレンズを上記移動
制御手段によって二次元的に移動制御することにより、
コンタクトレンズの加工を精確に行うことができる。
【0029】また、上記コンタクトレンズ上に照射され
るレーザ光は、高エネルギ密度レーザ光であることによ
り、コンタクトレンズの加工を精確に行うことができ
る。
【0030】さらに、上記レーザ光の照射による上記コ
ンタクトレンズの溶発現象を利用して上記コンタクトレ
ンズを加工することにより、簡易にコンタクトレンズの
加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンタクトレンズの屈折力補正装
置の概略的な構成を示す図である。
【図2】UVレーザ光源の概略的な構成を示す図であ
る。
【図3】コンタクトレンズの表面加工による屈折力補正
を説明するための図である。
【符号の説明】
1 UVレーザ光源 2 折り返しミラー 3 集光レンズ 4 コンタクトレンズ 5 レンズ固定台 6 XYステージ 7 XYステージコントローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源と、 上記レーザ光源から出射されるレーザ光とコンタクトレ
    ンズとを相対的に移動させて、上記レーザ光照射スポッ
    トの上記コンタクトレンズ上での相対的な位置を制御す
    る移動制御手段とを備え、上記レーザ光源からのレーザ
    光を上記コンタクトレンズの表面に照射して、上記コン
    タクトレンズを適切な屈折力を持つように加工すること
    を特徴とするコンタクトレンズの屈折力補正装置。
  2. 【請求項2】 上記コンタクトレンズを上記移動制御手
    段によって二次元的に移動制御することを特徴とする請
    求項1記載のコンタクトレンズの屈折力補正装置。
  3. 【請求項3】 上記コンタクトレンズ上に照射されるレ
    ーザ光は、高エネルギ密度レーザ光であることを特徴と
    する請求項1記載のコンタクトレンズの屈折力補正装
    置。
  4. 【請求項4】 上記コンタクトレンズ上には、波長26
    6nmのYAGレーザの第4高調波のレーザ光を照射す
    ることを特徴とする請求項1記載のコンタクトレンズの
    屈折力補正装置。
  5. 【請求項5】 上記レーザ光の照射による上記コンタク
    トレンズの溶発現象を利用して上記コンタクトレンズを
    加工することを特徴とする請求項1記載のコンタクトレ
    ンズの屈折力補正装置。
JP6210856A 1994-09-05 1994-09-05 コンタクトレンズの屈折力補正装置 Withdrawn JPH0871774A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023250000A1 (en) * 2022-06-21 2023-12-28 University Of Houston System Modification of the optical properties of an existing contact lens with an ophthalmic lens lathe

Cited By (1)

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Effective date: 20011106