JP4640029B2 - 波長変換光学系、レーザ光源、露光装置、被検物検査装置、及び高分子結晶の加工装置 - Google Patents

波長変換光学系、レーザ光源、露光装置、被検物検査装置、及び高分子結晶の加工装置 Download PDF

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Description

本発明は、主として長波長の半導体レーザ光からその8倍波(基本波のn倍の周波数を有する光をn倍波と称する)を発生させる波長変換光学系、それを使用したレーザ光源、及びこのレーザ光源を利用した露光装置、被検物検査装置、及び高分子結晶の加工装置に関するものである。
レーザ光は近年において種々の用途に用いられており、例えば、金属の切断や加工を行ったり、半導体製造装置におけるフォトリソグラフィー装置の光源として用いられたり、各種測定装置に用いられたり、外科、眼科、歯科等の手術および治療装置に用いられたりしている。
ところが、ArFエキシマレーザ発振装置は、チャンバー内にアルゴンガス、フッ素ガス、ネオンガス等を封入して構成されるものであり、これらガスを密封する必要がある。さらに、各ガスの充填、回収を行う必要もあり、装置が大型化且つ複雑化しやすいという問題がある。又、ArFエキシマレーザ発振装置は、所定のレーザ光発生性能を保持するために、定期的に内部ガスの交換を行ったり、オーバーホールを行ったりする必要があるという問題もある。
よって、レーザ光源としてはこのようなエキシマレーザでなく、固体レーザを用いることが好ましい。ところが、固体レーザから放出されるレーザ光の波長は、可視領域から赤外領域であり、例えば検査装置に使用するには、波長が長すぎて向いていない。そこで、このような固体レーザから放出される長波長の光を、非線形光学結晶を用いることにより短波長の紫外光(例えば8倍波)に変換して用いる方法が開発され、例えば特開2001−353176号公報(特許文献1)に記載されている。
このようなレーザ装置の光学系の概要を図9に示す。図において、楕円形で示されるのはコリメータレンズや集光レンズであり、その説明を省略する。又、P偏光を矢印で、S偏光を○中に点のある印で示し、基本波をω、n倍波をnωで示す。
この例においては、図示しないDFBレーザから放出される基本光(波長1547nm)を、EDFA光増幅器51で増幅し、P偏光とした後に2倍波形成光学素子(PPLN結晶)52に入射させる。2倍波形成光学素子52からは、基本波と共にP偏光の2倍波が発生する。
この基本波と2倍波を、3倍波形成光学素子(LBO結晶)53に入射させる。3倍波形成光学素子53からは、基本波と2倍波と共に、S偏光の3倍波が発生する。これらの光を、ダイクロイックミラー54を透過させることにより、基本波と、2倍波・3倍波に分離する。 分離された2倍波・3倍波は、2波長波長板55を透過し、その際、2倍波がS偏光に変換される。共にS偏光となった2倍波と3倍波を、5倍波形成光学素子(LBO結晶)56に入射させる。5倍波形成光学素子56からは、2倍波と3倍波と共にP偏光の5倍波が発生する。
これらの2倍波、3倍波、5倍波を、ダイクロイックミラー57を透過させることにより、2倍波と5倍波を分離する。分離された5倍波は、ミラー58で反射され、シリンドリカルレンズ59、60でビーム整形される。一般に5倍波形成光学素子56から発生する5倍波は、ウォークオフのため、断面が楕円形の形状をしており、そのままでは集光性が悪くて、次の波長変換には使用できない。よって、シリンドリカルレンズ59、60により、この楕円形の断面形状を円形に整形する。
ダイクロイックミラー57で分離された2倍波は、1/2波長板61を通過することによりP偏光に変換され、ミラー62で反射されて、ダイクロイックミラー63により、前記の5倍波と光路を同一にされる。ダイクロイックミラー63は、2倍波を透過し、5倍波を反射するものである。これらの2倍波と5倍波を、7倍波形成光学素子(CLBO結晶)64に入射させる。7倍波形成光学素子64からは、2倍波と5倍波と共に、S偏光の7倍波が発生する。この7倍波も、ウォークオフのため、断面が楕円形の形状をしており、そのままでは集光性が悪くて、次の波長変換には使用できない。よって、シリンドリカルレンズ65、66により、この楕円形の断面形状を円形に整形する。
一方、ダイクロイックミラー54で分離された基本波は、ミラー67で反射され、1/2波長板68を通過することによりS偏光に変換され、ダイクロイックミラー69により、前記の7倍波と光路を同一にされる。ダイクロイックミラー69は、基本波を透過し、7倍波を反射するものである。 これらの基本波と7倍波を、8倍波形成光学素子(CLBO結晶)70に入射させる。8倍波形成光学素子70からは、基本波と7倍波と共に、P偏光の8倍波が発生する。
特開2001−353176号公報
しかしながら、図9に示す光学系においては、使用されている光学要素が多くて複雑である他、基本波と7倍波の合成のためのダイクロイックミラー69が必要であるという問題点がある。波長が193nmの8倍波を形成する場合、7倍波の波長は221nmとなる。このような深紫外光に対しては、一般のダイクロイックミラーは耐久性に問題がある。又、基本波と7倍波をダイクロイックミラー69で重ね合わせるための調整が必要であり、この作業が困難であるという問題点もある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、従来の光学系よりも簡単な光学系において8倍波を形成できる波長変換光学系、これに加えて基本波と7倍波の重ね合わせを不要とした波長変換光学系、これらの波長変換光学系を用いたレーザ光源、及びこのレーザ光源を使用した、露光装置、マスク検査装置、及び高分子結晶の加工装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第1の手段は、第1の基本波から少なくとも一つの波長変換光学素子を経て5倍波を形成する第1の波長変換光学系と、第2の基本波から2倍波形成光学素子を経て2倍波を形成する第2の波長変換光学系と、第3の基本波と前記2倍波形成光学素子から出射した前記2倍波とを同一光路に合成して第1の合成波を出射する第1の光学部材と、前記第1の光学部材から出射した前記第1の合成波と前記第1の波長変換光学系から出射した前記5倍波とを同一光路に合成して第2の合成波を出射する第2の光学部材と、 前記第2の合成波を構成する前記2倍波と前記5倍波とから7倍波を形成する7倍波形成光学素子と、前記7倍波形成光学素子から出射した前記第3の基本波と前記7倍波とから8倍波を形成する8倍波形成光学素子とを有してなる波長変換光学系である。
前記課題を解決するための第2の手段は、第1の基本波から第1の2倍波を形成する第1の2倍波形成光学素子と、前記第1の2倍波形成光学素子から出射した前記第1の基本波と前記2倍波とから3倍波を形成する3倍波形成光学素子と、前記3倍波形成光学素子から出射した前記2倍波と前記3倍波とから5倍波を形成する5倍波形成光学素子と、を備えた第1の波長変換光学系と、 第2の基本波から第2の2倍波形成光学素子を経て第2の2倍波を形成する第2の波長変換光学系と、第3の基本波と前記第2の2倍波形成光学素子から出射した前記第2の2倍波とを同一光路に合成して第1の合成波を出射する第1の光学部材と、前記第1の光学部材から出射した前記第1の合成波と前記第1の波長変換光学系から出射した前記5倍波とを同一光路を合成して第2の合成波を出射する第2の光学部材と、前記第2の合成波を構成する前記第2の2倍波と前記5倍波とから7倍波を形成する7倍波形成光学素子と、前記7倍波形成光学素子から出射した前記第3の基本波と前記7倍波とから8倍波を形成する8倍波形成光学素子とを有してなる波長変換光学系である。
前記課題を解決するための第の手段は、前記第1の手段から第の手段であって、前記第1の基本波乃至第3の基本波のパルス幅が50ps以下である。
前記課題を解決するための第の手段は、前記第1の手段から第3の手段のいずれかであって、前記7倍波形成光学素子と前記8倍波形成素子との間に、集光光学系を有しないことを特徴とするものである。
前記課題を解決するための第の手段は、前記第1の基本波乃至前記第3の基本波を発振する少なくとも1つのレーザ光源と、前記第1の基本波乃至第3の基本波をそれぞれ増幅する複数の光ファイバー増幅器と、前記第1の基本波乃至第3の基本波のうちの少なくとも2つの基本波が前記各光ファイバー増幅器に入射するタイミングをそれぞれ制御する複数の遅延装置と、第1の手段から第の手段のいずれかの波長変換光学系を備えたことを特徴とするレーザ光源である。
前記課題を解決するための第の手段は、前記第の手段であるレーザ光源と、所定の露光パターンが設けられたフォトマスクを保持するマスク支持部と、露光対象物を保持する対象物保持部と、前記レーザ光源から出射される紫外光を前記マスク支持部に保持されたフォトマスクに照射させる照明光学系と、前記照明光学系を介して前記フォトマスクに照射されてここを通過した照射光を前記対象物保持部に保持された露光対象物に照射させる投影光学系とを備えて構成されることを特徴とする露光装置である。
前記課題を解決するための第の手段は、前記第の手段であるレーザ光源と、被検物を保持する支持部と、前記被検物の投影像を検出する検出器と、前記レーザ光源から出射される紫外光を前記支持部に保持された被検物に照射させる照明光学系と、前記照明光学系を介して前記被検物に照射されて、通過した照明光を前記検出器に投影させる投影光学系とを有することを特徴とする被検物検査装置である。
前記課題を解決するための第の手段は、前記第の手段であるレーザ光源と、当該レーザ光源から放出されるレーザ光を、被加工物である高分子結晶に導き、当該高分子結晶の被加工場所に集光させる光学系と、前記光学系と前記高分子結晶の相対位置を変化させる機構を有することを特徴とする高分子結晶の加工装置である。
本発明によれば、従来の光学系よりも簡単な光学系において8倍波を形成できる波長変換光学系、これらの波長変換光学系を用いたレーザ光源、及びこのレーザ光源を使用した、露光装置、被検物検査装置、及び高分子結晶の加工装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態であるレーザ装置の光学系の概要を示す図である。図1、図4おいては、楕円形で示されるのはコリメータレンズや集光レンズであり、その説明を省略する。又、P偏光を矢印で、S偏光を○中に点のある印で示し、基本波をω、n倍波をnωで示す。
この実施の形態においては、図示しない1つのDFBレーザから放出される基本波(波長1547nm)を、3つに分岐して第1のEDFA1と第2のEDFA2と第3のEDFA14でそれぞれ増幅しているが、3つのDFBレーザから放出される基本波をそれぞれEDFAにより増幅してもよい。 図1に示すように、第1のEDFA1で増幅されたP偏光の基本波は、第1の2倍波形成光学素子(PPLN結晶)3に入射し、第1の2倍波形成光学素子3からは、基本波と共にP偏光の2倍波が発生する。この基本波と2倍波を、3倍波形成光学素子(LBO結晶)4に入射させる。3倍波形成光学素子4からは、基本波と2倍波と共に、S偏光の3倍波が発生する。なお、2倍波形成光学素子3としては、PPLN結晶に限らず、PPKTP結晶、PPSLT結晶、LBO結晶等を用いることもできる。
これらの光を、2波長波長板5を通すことにより、2倍波だけをS偏光に変換する。2波長波長板として、例えば結晶の光学軸と平行にカットした一軸性の結晶の平板からなる波長板が用いられる。一方の波長の光(2倍波)に対しては、偏光を回転させ、他方の波長の光に対しては、偏光が回転しないように、波長板(結晶)の厚さを一方の波長の光に対しては、λ/2の整数倍で、他方の波長の光に対しては、λの整数倍になるようにカットする。そして、共にS偏光となった2倍波と3倍波を、5倍波形成光学素子(LBO結晶)6に入射させる。5倍波形成光学素子6からは、2倍波と3倍波と共にP偏光の5倍波が発生する。なお、P偏光の基本波はそのまま5倍波形成光学素子6を透過する。
5倍波形成光学素子6から発生する5倍波は、ウォークオフのため、断面が楕円形の形状をしており、そのままでは集光性が悪くて、次の波長変換には使用できない。よって、シリンドリカルレンズ7、8により、この楕円形の断面形状を円形に整形する。なお、5倍波形成光学素子6としては、BBO結晶、CBO結晶を用いることもできる。
一方、第2のEDFA2で増幅されたP偏光の基本波は、第2の2倍波形成光学素子(PPLN結晶)9に入射し、第2の2倍波形成光学素子9からは、基本波と共にP偏光の2倍波が発生する。なお、PPLN結晶に代えてPPKTP結晶、PPSLT結晶、LBO結晶等を使用してもよい。なお、可能な限り基本波から2倍波への変換が多くされる2倍波形成光学素子を選択することが好ましく、基本波から2倍波へ変換効率は60%以上であることが好ましい。
さらに、第3のEDFA14で増幅されたS偏光の基本波は、ダイクロイックミラー13により前述のP偏光の2倍波と合成される。この例ではダイクロイックミラー13は、基本波を透過し、2倍波を反射するようなものとなっている。合成されたS偏光の基本波とP偏光の2倍波を、前述のP偏光の5倍波と、ダイクロイックミラー10により合成する。この例では、ダイクロイックミラー10は、基本波と2倍波を透過し、5倍波を反射するようなものとなっている。この光の合成には、バルク型光学素子を用いることが可能であり、例えば、色分解・合成ミラー(ダイクロイックミラー)、反射型及び透過型回折光学素子を用いることが可能である。
合成されたS偏光の基本波、P偏光の2倍波、P偏光の5倍波は、7倍波形成光学素子(CLBO結晶)11に入射し、7倍波形成光学素子11からは、これらの光と共に、S偏光の7倍波が発生する。これらの光は、8倍波形成光学素子(CLBO結晶)12に入射し、ここでS偏光の基本波とS偏光の7倍波が合成されてP偏光の8倍波が発生する。もし、8倍波のみを8倍波形成光学素子12から放出される他の波長の光から分離したい場合は、ダイクロイックミラーや偏光ビームスプリッタ、プリズムを使用することにより、これらを分離すればよい。
まず、本実施形態の特徴を定性的に説明すると、第2のEDFA2で増幅された基本波からできるだけピークパワーの高い7倍波形成用2倍波を発生させることにより、5倍波から7倍波への変換効率をあげて、よりピークパワーの高い7倍波を発生させることができる。また、その7倍波に対して、7倍波から8倍波への変換効率をあげるために十分なピークパワーの8倍波形成用基本波として、第3のEDFA14で増幅された基本波を供給することにより、よりピークパワーの高い8倍波を形成することができる。
なお、7倍波形成用2倍波と8倍波形成用基本波を第2のEDFA2で増幅された基本波から供給することも可能であるが、その場合、7倍波形成用2倍波と8倍波形成用基本波を各々バランスよく存在させる必要があり、5倍波から7倍波への変換効率を上げるために十分といえる7倍波形成用2倍波を供給することができない。
このことについて図2を用いて定量的に説明する。図2(a)は第1の実施の形態の2倍波のピークパワーに対する5倍波から7倍波への変換効率を示す図であり、(b)は基本波のピークパワーに対する7倍波から8倍波への変換効率を示す図である。
例えば、第2EDFA2で増幅されたピークパワー5kWの基本波を用いて7倍波形成用2倍波を最大限発生させた場合、ピークパワー4kW程度(変換効率約80%)の2倍波を出力できる。
一方、第2のEDFA2で増幅されたピークパワー5kWの基本波を用いて、7倍波形成用2倍波と8倍波形成用基本波をそれぞれ発生させる場合、8倍波形成用基本波とのバランスを考慮して7倍波形成用2倍波は、例えばピークパワー2.5kWで出力させる。
図2に示すように約0.69kWの5倍波に対して、2倍波のピークパワーが2.5kWの場合は、5倍波から7倍波への変換効率は77%程度であるが、2倍波が4kwの場合は、変換効率は100%程度である。これは5倍波の出力にも依存するが、この傾向は略同じである。ここで変換効率は5倍波出力に対する7倍波出力で定義される。
また、約0.6kW の7倍波に対して、基本波のピークパワーが2.5kWの場合は、7倍波から8倍波への変換効率は55%程度であるが、基本波が5kW程度の場合は、変換効率は70%程度(外挿値)である。これは7倍波の出力にも依存するが、この傾向は略同じである。ここで変換効率は7倍波出力に対する8倍波出力で定義される。
第2のEDFA2で増幅された基本波から発生した7倍波形成用2倍波と第3のEDFA14で増幅された8倍波形成用基本波と同様のピークパワーを確保するために、第2のEDFA2で増幅された基本波から7倍波形成用2倍波と8倍波形成用基本波を供給しようとして第2のEDFAでの基本波の増幅率を上げた場合、それに伴ってEDFA中での非線形性によって基本波のスペクトル幅が広がり、その結果、8倍波のスペクトル幅も広がってしまう。また、2倍波形成光学素子を通過した基本波のビーム形状は変形(ピークパワーが下がる)して、新鮮な基本波に比べて変換効率が低下する。
さらに、本実施形態によれば、8倍波形成用基本波と7倍波形成用2倍波とを別々に光軸調整可能であるので、7倍波形成光学素子の複屈折によって発生するWalkoffの影響を回避し、理想的な光軸調整が可能である。また、8倍波形成用基本波と7倍波形成用2倍波のビームウエストも最適な位置に調整することができる。これにより、高い変換効率、安定性を達成することができる。
高出力化の際にも本形態は有効である。7倍波形成光学素子、8倍波形成光学素子は、単位面積あたりの紫外光(7倍波、8倍波)の平均出力の増加に伴い、ビーム領域の加熱による位相不整合や損傷の問題などが発生する。そのため8倍形成用基本波、7倍波形成用2倍波、5倍波のビーム径を極力大きくし、単位面積あたりの平均出力の低い7倍波、8倍波を発生させることが好ましい。
しかしながら、8倍波形成用基本波、7倍波形成用2倍波のパワー密度を下げると、5倍波から7倍波への変換効率及び7倍波から8倍波への変換効率が下がってしまう(変換効率は、8倍波形成用基本波、7倍波形成用2倍波のパワー密度に依存する)。
実施形態では、7倍波形成用2倍波は第2のEDFA2で増幅された基本波から供給され、8倍波発生用基本波は第3のEDFA14で増幅された基本波から供給されるので、8倍波形成用基本波、7倍波形成用2倍波を第2のEDFA2で増幅された基本波から供給する場合に比べて、高い平均出力の8倍波形成用基本波、7倍波形成用2倍波を供給することができる。これにより8倍波形成用基本波、7倍波形成用2倍波、5倍波のビーム径を広げても、十分な変換効率を確保するために必要な8倍波形成用基本波、7倍波形成用2倍波のパワー密度が得られる一方で、7倍波、8倍波の単位面積あたりの平均出力を低下させることができる。こうして、変換効率を低下させることなく単位面積あたりの紫外光の平均出力を下げることが可能になり、前記問題を解決しつつ高出力化を図ることができる。
さらなる本実施形態の特徴は、基本波のパルス幅が短い場合に用いられる点にある。基本波のパルス幅を10ps程度(パルス間隔10ns)の場合を考える。7倍波発生用2倍波と8倍波発生用基本波が同一のEDFAで増幅された基本波から供給される場合、8倍波形成用基本波、7倍波形成用2倍波、5倍波は、図3(a)に示すような状態で長さ10mmの7倍波形成光学素子11に到達していると仮定することができる。図3(a)は、基本波のパルス幅が10psのときに、8倍波形成用基本波、7倍波形成用2倍波、5倍波、7倍波が7倍波形成光学素子及び8倍波形成光学素子を通過する状態を示した図である。
なお、パルス幅10ps程度(パルス間隔10ns)の基本波が、DFBレーザ及びEOMでは生成できない場合には、モードロックレーザを用いる。
また、基本波のパルス幅が10psの場合、その空間的なパルス幅は約1.9mmであり、高調波になるにしたがってパルス幅は短くなる。
7倍波形成用2倍波と5倍波が7倍波形成光学素子11を通過する過程で7倍波を発生するが、短波長側の光は長波長側の光に比べて7倍波形成光学素子11の中を通過する速度が遅いので、8倍波形成用基本波、7倍波形成用2倍波、5倍波、7倍波は、7倍波形成光学素子11の出射端では図3(a)に示すようになり7倍波の位置は基本波より1.3mm程度遅れた状態になっている。
その状態で7倍波形成光学素子11に隣接配置された長さ10mmの8倍波形成光学素子12を通過すると、さらに7倍波の基本波に対する遅れは、8倍波形成光学素子12の中央付近では2.2mm、出射端付近では3.1mmと拡大し、8倍波形成光学素子12中で双方が重なり合うことはなく、8倍波の発生が著しく低下するという事態が生じる。
これに対して、本発明の実施形態では、8倍波形成用基本波は、第3のEDFA14で別途発生させているので、第2のEDFA2で発生させた7倍波形成用2倍波とは個別に制御が可能である。そのため、8倍波形成用基本波が8倍波形成光学素子12に入射するタイミングを所定時間遅らせることにより、8倍波形成用基本波と7倍波が光学素子を通過する過程で十分に重なり合う状態を作り出すことが可能である。8倍波形成用基本波が8倍波形成光学素子12に入射するタイミングの制御は、第3のEDFA14の入射側に配置した第2のDelay装置16により行う。
なお、2倍波が7倍波形成光学素子11に入射するタイミングの制御は、第1のDelay装置15により行う。
図3(b)に示すように、8倍波形成用基本波は7倍波に対して0.9mm程度遅れた状態で8倍波形成光学素子12に入射すると、8倍波形成光学素子12の中央付近で8倍波形成用基本波は7倍波と重なり合い、出射端付近では、基本波は7倍波よりも0.9mm程度先に出射する。なお、第1のDelay装置15、第2のDelay装置16のそれぞれを用いた、2倍波が7倍波形成光学素子11に入射するタイミングの制御及び第3の基本波が8倍波形成光学素子12入射するタイミングの制御は図3に示す方法に限られず、パルス幅などを考慮して各光学素子での変換効率が最大になるように制御することが好ましい。
実効的な変換効率を確保しようとすると、基本波のピークパワーにも依存するが、長さが5mm程度以上の光学素子が必要となり、基本波のパルス幅が50ps程度以下になると8倍波形成光学素子12中で8倍波形成用基本波と7倍波とが重なり合わないという問題が生じるので、実施形態の構成は有効である。
なお、2倍波形成光学素子等の各波長変換光学素子に入射する光の偏光(P波、S波)の組み合わせは、第1の実施形態の組み合わせに限定されない。
図4は、本発明の第2の実施形態であるレーザ装置の光学系の概要を示す図である。図4における構成は、図1に示す構成とその一部を共通にしているので、同じ構成要素には同じ符号を付してその説明を省略する。
図4において、第2のEDFA2で増幅された基本波から2倍波を発生させる光学系、第3のEDFA14で増幅された基本波を前述の2倍波と合成する光学系は図1に示したものと同じである。
図4における光学系では、5倍波を発生させる光学系として、第4のEDFA18で増幅された基本波から第3の2倍波形成光学素子19により2倍波を発生させて、3倍波形成光学素子4から発生した3倍波と合成する光学系が新たに設けられている点が異なる。具体的には、第4のEDFA18で増幅されたS偏光の基本波は、第3の2倍波形成光学素子19に入射し、第3の2倍波形成光学素子19からは、基本波と共にS偏光の2倍波が発生する。この2倍波は、ダイクロイックミラー20により3倍波形成光学素子4から発生したS偏光の3倍波と合成される。この例では、ダイクロイックミラー20は、2倍波を反射し、3倍波を透過するようなものとなっている。なお、第3のDelay装置17が第4のEDFA18の入射側に配置されている。
次に、上述した本発明の実施の形態であるレーザ装置21を用いて構成され、半導体製造工程の一つであるフォトリソグラフィエ程で使用される露光装置100について、図5を参照して説明する。光リソグラフィエ程で使用される露光装置は、原理的には写真製版と同じであり、フォトマスク(レチクル)上に精密に描かれたデバイスパターンを、フォトレジストを塗布した半導体ウエハやガラス基板などの上に光学的に投影して転写する。
この露光装置100は、上述したレーザ装置21と、照明光学系102と、フォトマスク(レチクル)110を支持するマスク支持台103と、投影光学系104と、露光対象物たる半導体ウエハ115を載置保持する載置台105と、載置台105を水平移動させる駆動装置106とを備えて構成される。 この露光装置100においては、上述したレーザ装置21から出力されるレーザ光が、複数のレンズから構成される照明光学系102に入力され、ここを通ってマスク支持台103に支持されたフォトマスク110の全面に照射される。このように照射されてフォトマスク110を通過した光は、フォトマスク110に描かれたデバイスパターンの像を有しており、この光が投影光学系104を介して載置台105に載置された半導体ウエハ115の所定位置に照射される。
このとき、投影光学系104によりフォトマスク110のデバイスパターンの像が半導体ウエハ115の上に縮小されて結像露光される。上記のような露光装置によれば、小型軽量で配置の自由度が高い紫外光源の特性を生かして小型でメンテナンス性、操作性の良好な露光装置を得ることができる。
次に、以上説明した本発明に係るレーザ装置21を用いて構成されるマスク欠陥検査装置について、図6を参照して以下に説明する。マスク欠陥検査装置は、フォトマスク上に精密に描かれたデバイスパターンをTDIセンサ(Time Delay and Integration)上に光学的に投影し、センサ画像と所定の参照画像とを比較し、その差からパターンの欠陥を抽出する。マスク欠陥検査装置120は、上述したレーザ装置21と、照明光学系112と、フォトマスク110を支持するマスク支持台113と、マスク支持台を水平移動させる駆動装置116と、投影光学系114と、TDIセンサ125とを備えて構成される。
このマスク欠陥検査装置120においては、上述したレーザ装置21から出力されるレーザ光が、複数のレンズから構成される照明光学系112に入力され、ここを通ってマスク支持台113に支持されたフォトマスク110の所定領域に照射される。このように照射されてフオトマスク110を通過した光は、フォトマスク110に描かれたデバイスパターンの像を有しており、この光が投影光学系114を介してTDIセンサ125の所定の位置に結像される。
なお、マスク支持台113の水平移動速度と、TDI125の転送クロックとは同期している。被検物はマスクに限られず、ウエハ、液晶パネル等の検査にも用いられる。
図7は本発明のレーザ装置21を用いて構成される高分子結晶の加工装置の概要図である。レーザ装置21から放出された紫外短パルスレーザ光139は、シャッタ132、強度調整素子133、照射位置制御機構134、集光光学系135を介して試料容器136中に入れられた高分子結晶138に集光照射される。試料容器136は、ステージ137に搭載され、光軸方向をz軸として、x−y−z直交座標系でx軸、y軸、z軸の3次元方向の移動が可能とされていると共に、z軸の周りに回転可能となっている。高分子結晶138の表面に集光照射されたレーザ光により、高分子結晶の加工が行われる。
ところで、高分子結晶である被加工物を加工する場合、レーザ光が被加工物の何処に照射されているかを確認する必要がある。しかし、レーザ光は、通常可視光でないことが多く、目視することができないので、光学顕微鏡と組み合わせて使用することが好ましい。
その例を図8に示す。(a)に示す光学系においては、紫外短パルスレーザシステム141(図7の符号21、132〜134に対応)からのレーザ光を、集光光学系135を介して所定の点に集光する。ステージ137は図8において説明したような機能を有しており、高分子結晶138の入った試料容器136がステージ137上に載置されている。照明光源142からの可視光は、反射光143で反射され、試料容器136をケーラー照明する。高分子結晶138は、光学顕微鏡の対物レンズ144、接眼レンズ145を介して眼146により目視される。 光学顕微鏡の光軸位置には、十字状のマークが形成されており、光軸位置が目視できるようになっている。
そして、光学顕微鏡の焦点位置(合焦位置、すなわち目視したときピントが合う物面)は固定とされている。集光光学系135により集光されたレーザ光は、光学顕微鏡の光軸位置で、かつ光学顕微鏡の焦点位置に集光されるようになっている。よって、ステージ137上に被加工物を載置し、光学顕微鏡でその像を観察した場合、ピントが合っており、かつ十字マークの中心にある位置に、レーザシステム141からのレーザ光が集光されるようになっている。なお、レーザシステム141、集光光学系135、及び光学顕微鏡部の相対位置関係は固定されており、ステージ137のみがこれらの固定系に対して相対的に移動可能とされている。
よって、加工を行いたい場所が光学顕微鏡の光軸位置でかつ合焦位置となるようにステージ137を移動させながら加工を行うことにより、所望の場所の加工、及ぴ所望の形状の加工を行うことができる。もし、自動的に加工を行わせたいのであれば、光学顕微鏡に自動焦点調整装置をつけてステージ137をその指令により駆動すると共に、ステージ137の予め定められた所定部分が光学顕微鏡の光軸になるように、ステージ137を駆動するようにすればよい。または、初めに基準となる位置を合わせた後、サーボ機構によりステージ137を2次元又は3次元に駆動するようにしてもよい。
本発明のレーザ装置を使用したレーザ治療装置については、レーザ装置が異なるだけで、前記特許文献1に記載した技術がそのまま使用できるので、その説明を省略する。
本発明の第1の実施の形態であるレーザ装置の光学系の概要を示す図である。 (a)は第1の実施の形態の2倍波のピークパワーに対する5倍波から7倍波への変換効率を示す図であり、(b)は基本波のピークパワーに対する7倍波から8倍波への変換効率を示す図である。 基本波のパルス幅が10psのときに、基本波、2倍波、5倍波、7倍波が7倍波形成光学素子及び8倍波形成光学素子を通過する状態を示した図である。 本発明の第2の実施の形態であるレーザ装置の光学系の概要を示す図である。 本発明の実施の形態であるレーザ装置を用いた露光装置の概要を示す図である。 本発明の実施の形態であるレーザ装置を用いたマスク欠陥検査装置の概要を示す図である。 本発明の実施の形態であるレーザ装置を用いた高分子結晶の加工装置の概要を示す図である。 本発明の実施の形態であるレーザ装置を用いた高分子結晶の加工装置を光学顕微鏡と組み合わせて使用する例を示す図である。 従来のレーザ装置の光学系の概要を示す図である。
符号の説明
1…第1のEDFA、2…第2のEDFA、3…第1の2倍波発生光学素子、4…3倍波形成光学素子、5…2波長波長板、6…5倍波形成光学素子、7…シリンドリカルレンズ、8…シリンドリカルレンズ、9…第2の2倍波形成光学素子、10…ダイクロイックミラー、11…7倍波形成光学素子、12…8倍波形成光学素子、13・・・ダイクロイックミラー、14・・・第3のEDAF増幅器、15・・・第1のDelay装置、16・・・第2のDelay装置、17・・・第3のDelay装置、18・・・第4のEDFA、19・・・第3の2倍波形成光学素子、20・・・ダイクロイックミラー、21…レーザ装置

Claims (8)

  1. 第1の基本波から少なくとも一つの波長変換光学素子を経て5倍波を形成する第1の波長変換光学系と、
    第2の基本波から2倍波形成光学素子を経て2倍波を形成する第2の波長変換光学系と、
    第3の基本波と前記2倍波形成光学素子から出射した前記2倍波とを同一光路に合成して第1の合成波を出射する第1の光学部材と、
    前記第1の光学部材から出射した前記第1の合成波と前記第1の波長変換光学系から出射した前記5倍波とを同一光路に合成して第2の合成波を出射する第2の光学部材と、
    前記第2の合成波を構成する前記2倍波と前記5倍波とから7倍波を形成する7倍波形成光学素子と、
    前記7倍波形成光学素子から出射した前記第3の基本波と前記7倍波とから8倍波を形成する8倍波形成光学素子とを有してなる波長変換光学系。
  2. 第1の基本波から第1の2倍波を形成する第1の2倍波形成光学素子と、前記第1の2倍波形成光学素子から出射した前記第1の基本波と前記2倍波とから3倍波を形成する3倍波形成光学素子と、前記3倍波形成光学素子から出射した前記2倍波と前記3倍波とから5倍波を形成する5倍波形成光学素子と、を備えた第1の波長変換光学系と、
    第2の基本波から第2の2倍波形成光学素子を経て第2の2倍波を形成する第2の波長変換光学系と、
    第3の基本波と前記第2の2倍波形成光学素子から出射した前記第2の2倍波とを同一光路に合成して第1の合成波を出射する第1の光学部材と、
    前記第1の光学部材から出射した前記第1の合成波と前記第1の波長変換光学系から出射した前記5倍波とを同一光路を合成して第2の合成波を出射する第2の光学部材と、
    前記第2の合成波を構成する前記第2の2倍波と前記5倍波とから7倍波を形成する7倍波形成光学素子と、
    前記7倍波形成光学素子から出射した前記第3の基本波と前記7倍波とから8倍波を形成する8倍波形成光学素子とを有してなる波長変換光学系。
  3. 前記第1の基本波乃至第3の基本波のパルス幅が50ps以下であることを特徴とする請求項1から記載のいずれか一項の波長変換光学系。
  4. 前記7倍波形成光学素子と前記8倍波形成素子との間に、光学系を有しないことを特徴とする請求項1から記載のいずれか一項の波長変換光学系。
  5. 前記第1の基本波乃至前記第3の基本波を発振する少なくとも1つのレーザ光源と、
    前記第1の基本波乃至第3の基本波をそれぞれ増幅する複数の光ファイバー増幅器と、
    前記第1の基本波乃至第3の基本波のうちの少なくとも2つの基本波が前記各光ファイバー増幅器に入射するタイミングをそれぞれ制御する複数の遅延装置と、
    請求項1から請求項記載のいずれか一項の波長変換光学系を備えたことを特徴とするレーザ光源。
  6. 請求項に記載のレーザ光源と、
    所定の露光パターンが設けられたフォトマスクを保持するマスク支持部と、露光対象物を保持する対象物保持部と、
    前記レーザ光源から出射される紫外光を前記マスク支持部に保持されたフォトマスクに照射させる照明光学系と、
    前記照明光学系を介して前記フォトマスクに照射されてここを通過した照射光を前記対象物保持部に保持された露光対象物に照射させる投影光学系とを備えて構成されることを特徴とする露光装置。
  7. 請求項に記載のレーザ光源と、
    被検物を保持する支持部と、
    前記被検物の投影像を検出する検出器と、
    前記レーザ光源から出射される紫外光を前記支持部に保持された被検物に照射させる照明光学系と、
    前記照明光学系を介して前記被検物に照射されて、通過した照明光を前記検出器に投影させる投影光学系とを有することを特徴とする被検物検査装置。
  8. 高分子結晶を加工する高分子結晶の加工装置であって、請求項に記載のレーザ光源と、当該レーザ光源から放出されるレーザ光を、被加工物である高分子結晶に導き、当該高分子結晶の被加工場所に集光させる光学系と、
    前記光学系と前記高分子結晶の相対位置を変化させる機構を有することを特徴とする高分子結晶の加工装置。
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