JPH0871571A - 水生成器 - Google Patents

水生成器

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JPH0871571A
JPH0871571A JP21617494A JP21617494A JPH0871571A JP H0871571 A JPH0871571 A JP H0871571A JP 21617494 A JP21617494 A JP 21617494A JP 21617494 A JP21617494 A JP 21617494A JP H0871571 A JPH0871571 A JP H0871571A
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JP
Japan
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water
container
pipe
mineral
mineral addition
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JP21617494A
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English (en)
Inventor
Yusuke Kinoshita
祐介 木下
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、小型かつ安価な水生成器の提供を目
的としたものである。 【構成】貯水容器配置部8とミネラル添加容器配置部9
を有する筐体2と、この貯水容器配置部8に配設された
貯水容器10と、浄水容器収納部18を有し前記ミネラ
ル添加容器配置部9に配置されたミネラル添加容器13
と、前記ミネラル添加容器配置部9に設けられミネラル
添加容器13内の上流側に開口した嵌合接続管33と、
この嵌合接続管と前記貯水容器10とを接続する送水管
41a、41bと、ミネラル添加容器13の下流側に設
けた還流管23と、浄水容器収納部18に摺動自在に収
納され下端部に嵌合接続管33と嵌合する接続管30を
有する浄水容器27と、この浄水容器27に設けた注水
管29と、前記接続管30を嵌合接続管33から離反さ
せる付勢部材32と、前記送水管41a、41bに接続
した送水ポンプ40とを備えた水生成器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、麦飯石のようなミネ
ラル活性鉱物により水にミネラル分を添加してミネラル
水を生成する水生成器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水と接触すると水中の塩素や汚濁
物質、有機物等およびこれらの臭気を除去し、かつミネ
ラル分を溶出する麦飯石を使用した水生成器は広く知ら
れているが、これら水生成器は図6に示すような構成と
なっている。すなわち、図6に示すように、本体100
内に貯水容器101を設け、この貯水容器101内に上
部に流出孔102aを有し内部にミネラル分を添加する
ための図示しない麦飯石等を入れたミネラル添加容器1
02と、図示しない活性炭等を入れてミネラル分を添加
された水の塩素やカビ臭、有機物等を除去して、浄水す
る浄水容器103が配設されている。そして、これら両
容器102、103は交換するために貯水容器101内
に着脱可能に設けられている。また、前記本体100に
は循環用ポンプ104と送水用ポンプ105とが設けら
れている。そして、前記貯水容器101内の底部106
には孔107aないし107eが設けられて、孔107
aと前記循環用ポンプ104とは送水管108で接続さ
れ、また、循環用ポンプ104とミネラル添加容器10
2は孔107bを貫通した還流管109によって接続さ
れている。前記孔107cと前記送水用ポンプ105と
は送水管110で接続され、また、送水用ポンプ105
と浄水容器103とは孔107dを貫通した給水管11
1によって接続されている。また、前記浄水容器103
には本体100の外部に浄水されたミネラル分が添加さ
れた水つまりミネラル水をコップ等の容器に注水するた
めの注水管112が接続され、この注水管112は前記
貯水容器101の底部106に設けられた孔107eを
貫通している。
【0003】そして、使用に当たっては、貯水容器10
1に水道水等を入れて循環用ポンプ104を駆動して貯
水容器101内の水を還流管109、流出口102aを
介してミネラル添加容器102内を循環させてミネラル
分を添加して、貯水容器101内にミネラル水として貯
水し、所望により送水用ポンプ105を駆動して貯水容
器101内のミネラル水を浄水容器103で塩素やカビ
臭、有機物等を除去して、注水管112を介してコップ
等に注水するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の水
生成器においては、貯水容器101に貯水された水道水
等にミネラル分を添加するためにこの水をミネラル添加
容器102内を循環させる循環用ポンプ104および貯
水容器101内のミネラル水を前記浄水容器103に送
り注水管112を介してコップ等に注水する送水用ポン
プ105の2個のポンプを必要としているため本体が大
型化するとともに高価格となり、また、組み立工数も多
くなり、さらにまた、ミネラル添加容器102と浄水容
器103とを前記貯水容器101内に並設して収納して
いるため貯水容器101が大型化し、ひいては本体10
0全体が大型化するという問題があった。また、前記ミ
ネラル添加容器102と浄水容器103とを直接貯水容
器内101に設けているため、衛生上必ずしも十分とい
えないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記従来の
問題を解決するものであり、貯水容器配置部とミネラル
添加容器配置部を有する筐体と、前記貯水容器配置部に
配設された貯水容器と、浄水容器収納部を有し前記ミネ
ラル添加容器配置部に配置されたミネラル添加容器と、
前記ミネラル添加容器配置部に設けられ一端側を前記ミ
ネラル添加容器内の上流側に位置させた嵌合接続管と、
この嵌合接続管の他端と前記貯水容器の底部とを連通接
続する送水管と、前記ミネラル添加容器の下流側に設け
られその流出口を前記貯水容器内に開口した還流管と、
前記浄水容器収納部に摺動自在に収納され下端部にその
先端部を前記摺動に伴って前記嵌合接続管と嵌合離脱す
る接続管を有する浄水容器と、この浄水容器の上部から
導出されその注水口を外部に位置させた注水管と、前記
送水管に接続された送水ポンプとを備えた水生成器とし
たものである。
【0006】
【作用】この発明は上記のように構成したので、貯水容
器内の水道水等をミネラル水として生成するためにミネ
ラル添加容器内に還流させるポンプと、貯水容器内のミ
ネラル水を浄水容器および注水管を介して注水するため
に送水するポンプとを1個のポンプで共用することがで
きるため小型化が図れるとともに安価とすることがで
き、また、組立工数の低減ができ、さらにまた、ミネラ
ル添加容器および浄水容器を貯水容器の外部に設けたた
め衛生的である。
【0007】
【実施例】つぎに、上記発明の実施例を図1ないし図5
に基づいて説明する。図において、1は水生成器の本体
で、2はこの本体1の筐体である。この筐体2には、底
部側に底板3、上壁4および外側壁5によって囲まれて
形成されたポンプ収納室6が形成され、このポンプ収納
室6の上部一端側(図1において左側)には貯水容器配
置部としての貯水容器収納室8が形成され、他端側には
前記上壁4に一体的に形成され内周面に雌ねじ9aを形
成した環状取付壁9bからなるミネラル添加容器配置部
9が設けられている。前記貯水容器収納室8は上方を開
口するとともにこの開口の開口縁の下方の周壁内面に係
止鍔7が形成されている。そして、この貯水容器収納室
8には水道水等を貯水するための貯水容器10がその上
部開口縁に形成した係止縁10aを前記係止鍔7に係止
されて収納されてる。この貯水容器10の前記貯水容器
収納室8内への収納は、貯水容器収納室8の開口から挿
入して収納し、収納した後に前記開口は着脱自在な蓋体
11で閉蓋されるようになっている。なお、この蓋体1
1の前記ミネラル添加容器配置部9側の側面には切欠孔
11aが設けられている。また、前記貯水容器10の底
壁にはこの容器内の水を流出させるための接続管12が
液密的に取り付けられており、この接続管12は前記上
壁4を貫通して前記ポンプ収納室6内に突出するように
設けられている。
【0008】また、前記ミネラル添加容器配置部9に
は、ミネラル添加容器13が着脱自在に配設されてお
り、このミネラル添加容器13は、図において下方に開
口14を形成し内部を中空とし上方に上部底壁15を有
する有底筒状に形成するとともに、その中央部には、前
記上部底壁15側に開口した開口16を有し、また、前
記開口14側に底壁17を有した有底筒状に形成された
浄水容器収納部としての浄水容器収納室18が形成され
ている。そして、前記底壁17つまり浄水容器収納室1
8の底壁の中央部には貫通孔19aが形成され、この貫
通孔19aの口縁には、中心部に孔20aを有する水漏
れを防止するためのシール部材20が取着されている。
また、前記底壁17には貫通孔19bが形成され、この
貫通孔19bには中心に孔21aを有するシール部材2
1が取着されている。
【0009】また、前記ミネラル添加容器13の開口1
4を囲んで下方に突出した環状の嵌合壁22が形成さ
れ、この嵌合壁22の周囲には雄ねじ22aが形成さ
れ、この雄ねじ22aを前記ミネラル添加容器配置部9
の環状取付壁9bの雌ねじ9aに螺合することにより、
ミネラル添加容器13はミネラル添加容器配置部9に配
置つまり取り付けられるようになっている。さらに、前
記ミネラル添加容器13の上部すなわちこの容器13内
を還流する水流の下流側には還流管接続口23bが設け
られ、この還流管接続口23bにはその先端部に流出口
23aを有する還流管23が着脱自在にかつ液密的に取
り付けられている。そして、前記還流管23は前記蓋体
11に形成した切欠孔11aを通して前記貯水容器収納
室8内に導かれその流出口23aは前記貯水容器10内
に開口している。
【0010】また、前記ミネラル添加容器13の内部の
上部および下部にはそれぞれ上部フィルター24と下部
フィルター25とが前記浄水容器収納室18の周壁を貫
通させて配設され、この両フィルター24と25との間
の空間部には麦飯石と活性炭とを混ぜ合わせた混合物2
6が収納されており、この麦飯石と活性炭とによりこの
容器13内を還流する水中の塩素や汚濁物質、有機物等
およびこれらの臭気が除去されるとともにミネラル分が
添加されてミネラル水が生成される。
【0011】なお、図示しないが前記ミネラル添加容器
13は図において略中間部分で上下方向に分割される構
成となっており、分割状態でそれぞれに前記両フィルタ
ー24、25を内周面に溶着等により取着した後、両者
を溶着等により接合して一体化して形成されているもの
である。
【0012】つぎに、前記ミネラル添加容器13に形成
された浄水容器収納室18に収納される浄水容器27に
ついて説明する。この浄水容器27は、上部および下部
をそれぞれ天井壁28aおよび底壁28bによって閉蓋
し内部を中空とした筒状に形成され、前記開口16から
挿入されるとともにこの浄水容器収納室18内を図にお
いて上下方向に摺動可能な状態に収納されている。そし
て、前記天井壁28aにはその先端部の注水口29aを
図示しないコップ等の容器内に向けて位置決めされるよ
うに配置された注水管29が一体的に取り付けられてい
る。なお、この注水管29は前記天井壁28aと別体に
して液密状態にして着脱するように設けるようにするこ
ともできる。
【0013】また、前記底壁28bには接続管30と作
動杆31とが下方に向けて突出して形成され、この接続
管30および作動杆31はそれぞれ前記浄水容器収納室
18の底壁に形成した貫通孔19aおよび19bに取着
されたシール部材20および21の孔20a、21aを
貫通し前記ミネラル添加容器13内に突出している。こ
れら接続管30および作動杆31は浄水容器27の上下
方向の摺動に伴って前記シール部材20および21aの
孔20aおよび21a内を同様に上下方向に摺動するも
のであるが、シール部材20および21によって液密状
態となっているため、この摺動の際に前記ミネラル添加
容器13内の水が浄水容器収納室18内に漏れることは
ない。
【0014】また、前記浄水容器収納室18の底壁17
と浄水容器27の底壁28bの下面との間には、この浄
水容器27を常時上方に付勢する付勢部材としてのコイ
ルバネ32が配設されている。
【0015】前記浄水容器27内には、それぞれ下部フ
ィルター27a、中間フィルター27bおよび上部フィ
ルター27cが所定の間隔をおいて配設されており、下
部フィルター27aと中間フィルター27bとの間の空
間にはこの容器27内を通過する水に含まれている塩素
・カビ臭、有機物を除去する活性炭37が収納され、ま
た中間フィルター27bと上部フィルター27cとの間
の空間には細菌類や鉄錆等を除去するポリエチレン等の
合成樹脂からなる中空糸膜38が収納されている。
【0016】なお、上記浄水容器27は、図示しないが
図において上下方向に適宜分割され、分割状態でそれぞ
れ分割された部分に各フィルター27aないし27cお
よび活性炭37、中空糸膜38を収納した後、分割され
た部分を互いに溶着等により接合して一体化して形成さ
れているものである。
【0017】そして、前記ミネラル添加容器配置部9の
環状取付壁9bの中央部に位置した前記上壁4には、図
において上端部をこの上壁4より上方に突出させ、下端
部を前記ポンプ収納室6内に突出させた嵌合接続管33
が形成され、この嵌合接続管33には前記浄水容器27
に形成した接続管30の先端部が摺動自在に嵌合する嵌
合孔33aが形成され、また、この嵌合孔33aの上端
口縁部には上方に向かって拡開した案内部33bが形成
されている。この嵌合接続管33は前記ミネラル添加容
器配置部9にミネラル添加容器13が配置つまり取り付
けられた状態においては、このミネラル添加容器13の
下部つまりこの容器13内を還流する水流の上流側に位
置するようになっている。
【0018】また、前記嵌合接続管33の近傍に位置し
て前記ミネラル添加容器13内に開口するとともに口縁
に係止鍔34bが設けられた孔34aを有するL字状の
バイパス接続管34が設けられている。このバイパス接
続管34には常時コイルバネ35によって上方に付勢さ
れ、前記係止鍔34bに係止され前記孔34aの開口を
閉じる弁体36が上下方向に移動自在に設けられてい
る。この弁体36は前記浄水容器27に設けた作動杆3
1が下方に移動するとき、この作動杆31によって下方
に押し下げられて前記孔34aの開口を開くようになっ
ている。
【0019】上記のように浄水容器27に設けた接続管
30が前記嵌合接続管33の嵌合孔33aに摺動自在に
嵌合するように、また、作動杆31が弁体36を押し下
げるように構成したことにより、前記ミネラル添加容器
13の浄水容器収納室18に収納された浄水容器27を
手等により前記コイルバネ32の付勢力に抗して下方に
摺動して押し下げていくと、図4に示すように前記接続
管30は前記シール部材20の孔20a内を摺動して下
方に移動し、前記嵌合接続管33の貫通孔33aに嵌合
し、また、前記作動杆31によって弁体36はバイパス
接続管34の孔34aの開口を開くことになる。
【0020】そして、接続管30が嵌合孔33a嵌合し
た状態においては、後述する送水ポンプによって送られ
る水はミネラル添加容器13内に流入することなく浄水
容器27内に流入し、ついで前記注水管29の注水口2
9aを介して図示しないコップ等に注水される。また、
前記作動杆31によって弁体36が押し下げられて開か
れた孔34aの開口を介してミネラル添加容器13内の
水は後述するバイパス管、送水ポンプを介して浄水容器
27内に送水される。そして、手による押圧を解除する
と前記コイルバネ32によって浄水容器27は上方に押
し上げられ前記接続管30も前記嵌合接続管33の嵌合
孔33aから離脱し、前記貫通孔33aはミネラル添加
容器13内に開口し、また、前記バイパス接続管34の
孔34aの開口は弁体36によって閉じられる。この状
態では前記送水ポンプから送られる水はミネラル添加容
器13内に流入し、ついで前記還流管23を介して前記
貯水容器10内に送られることになる。
【0021】つぎに、前記ポンプ収納室6には送水ポン
プ40が配設され、この送水ポンプ40の吸込側と前記
貯水容器10に設けた接続管12とは送水管としての送
水管41aで接続され、また、吐出側と前記嵌合接続管
33とは同様に送水管としての送水管41bによって接
続されている。また、前記送水管41aはバイパス管4
2によって前記バイパス接続管34に接続されている。
【0022】なお、図1に示すように本体1には前記送
水ポンプ40の駆動・停止をする電源スイッチ43が設
けられている。
【0023】つぎに、この実施例の水生成器の動作につ
いて説明する。
【0024】貯水容器収納室8に貯水容器10を配置
し、また、その浄水容器収納室18に浄水容器27が収
納されたミネラル添加容器13を前記ミネラル添加容器
配置部9に取り付けた後、ミネラル添加容器13の還流
管接続口23bに還流管23をその流出口23aを前記
貯水容器10内に臨ませて取り付ける。ついで、前記貯
水容器10内に水道水等を入れて貯水した後、蓋体11
によって前記貯水容器収納室8の開口を閉蓋する。そし
て、電源スイッチ43を入れて前記送水ポンプ40を駆
動すると、前記貯水容器10内の水は送水管41a、送
水ポンプ40、送水管41b、嵌合接続管33を介して
前記ミネラル添加容器13内に強制的に送水され、つい
で還流管23を介して前記貯水容器10内に戻される。
そして、この実施例においては送水ポンプ40は常時駆
動状態とされているものであり、したがって、貯水容器
10内の水はこの貯水容器10とミネラル添加容器13
内を還流し続け、その間にミネラル添加容器13内に収
納されている麦飯石と活性炭の混合物26により水中の
塩素や汚濁物質、有機物等およびこれらの臭気が除去さ
れるとともにミネラル分が添加されてミネラル水として
貯水容器10内に貯水されることになる。
【0025】そして、所望するときに前記浄水容器27
を手により下方に押し下げると、浄水容器27に設けた
接続管30が前記嵌合接続管33の貫通孔33aに嵌合
し、また、作動杆31によって弁体36が下方に押し下
げられバイパス接続管34の孔34aの開口は開かれ
る。接続管30が前記嵌合接続管33の貫通孔33aに
嵌合することにより、前記貯水容器10内に貯水された
ミネラル水は送水管41a、送水ポンプ40、送水管4
1b、嵌合接続管33を介して浄水容器27内に強制的
に送水され、この浄水容器27内に収納された活性炭3
7により水に含まれている塩素・カビ臭、有機物が除去
され、ついで中空糸膜38により細菌類や鉄錆等が除去
され注水管29の注水口29aを介してコップ等に注水
される。このときミネラル添加容器13内に残留してい
る水も前記バイパス接続管34の孔34a、バイパス管
42を介して送水ポンプ40により浄水容器27内に送
水される。そして、コップ等に所望量の注水をした後浄
水容器27の押圧を解除すると、浄水容器27はコイル
バネ32によって上方へ押し上げられ、前記接続管30
も上方に移動し前記嵌合接続管33の嵌合孔33aと嵌
合していたこの接続管30の先端部は嵌合孔33aから
離脱し、この嵌合孔33aは前記ミネラル添加容器13
内に連通することになる。また、同時に前記バイパス接
続管34の孔34aの開口も弁体36によって閉じられ
る。この結果貯水容器10内からの水は浄水容器27に
は送水されず、また、バイパス接続管34への流入も阻
止されるため、嵌合接続管33を介してミネラル添加容
器13内に送水され、ついで還流管23を介して再び貯
水容器10へと戻される。つまり貯水容器10内の水
は、再び浄水容器27が押し下げられその接続管30が
嵌合接続管33と嵌合されない限り前記送水ポンプ40
によって貯水容器10とミネラル添加容器13と両容器
間を還流し続け、その間にミネラル分が添加されるので
常に十分なミネラル分を含んだミネラル水を貯水容器1
0内に貯水しておくことができるものである。なお、浄
水容器27が上方に位置して接続管30が嵌合接続管3
3の嵌合孔33aから離脱した状態においても、貯水容
器10内の水は送水ポンプ40によって強制的にミネラ
ル添加容器13内に送水されているため、前記接続管3
0を介して浄水容器27内にも流入する可能性はある
が、浄水容器27の上部および注水管29はミネラル添
加容器13に設けた還流管23の位置より上方に位置し
ているため注水管29から水が流出することはない。
【0026】そして、貯水容器10内の水が無くなった
場合あるいは少なくなったときは、水道水等を補給する
ものであるが、この実施例のように送水ポンプ40を常
時駆動しておくことにより、常に十分なミネラル分を含
んだミネラル水として貯水容器10内に貯水しておくこ
とができ、また、送水ポンプ40は常に駆動しているた
め、所望する際に浄水容器27を押し下げるだけで常に
良好なミネラル水を飲用することができるものである。
【0027】なお、貯水容器10内に水道水等を入れ所
定時間ミネラル添加容器13内を還流させ、水中の塩素
や汚濁物質、有機物等およびこれらの臭気を除去して十
分にミネラル分を添加したミネラル水とした後送水ポン
プ40を停止させておき、前記浄水容器27を押し下げ
る動作に連動して前記送水ポンプ40を駆動するように
してもよく、この場合の連動のさせ方としては、前記電
源スイッチ43を2端子切り替スイッチとし、一方の端
子を前記送水ポンプ40に直接接続してミネラル水生成
時のみ閉成させるようにし、他方の端子をこの端子と直
列に接続した常開型接点を有するスイッチをミネラル添
加容器13に設けた浄水容器収納室18の開口16の周
縁に配設し、このスイッチの常開型接点を浄水容器27
を押し下げたとき閉成させる作動体を浄水容器27に設
けるようにすればよい。
【0028】そして、所定の期間つまりミネラル添加容
器13内に収納した麦飯石・活性炭の混合物26のミネ
ラル水の生成能力および浄水容器27内に収納した活性
炭37、中空糸膜38の浄水能力が低下したときは、新
たなミネラル添加容器13および浄水容器27と交換す
るものであるが、この交換の際これら両容器13、27
は貯水容器10の外部に設けられているため貯水容器1
0内の水に手等が触れることがなく衛生的である。
【0029】なお、上記実施例では、ミネラル水の生成
能力および浄水能力が低下したときは上記のように両容
器13、27をいわゆるカートリッジ化して容器全体と
して交換するようにしたが、これはこれら両容器を分割
可能として内部に収納する前記麦飯石、活性炭および中
空糸膜のみを交換するようにすることもできる。
【0030】また、上記実施例では、注水の際は注水が
終わるまで浄水容器27を押し続けるようにしたが、こ
れは浄水容器27を押し下げ注水が終わるまで押し下げ
た状態を保持する保持機構を設けるようにしてもよい
が、上記実施例のようにした場合は注水の際コップ等へ
の注水量を目視しながら注水量を調節できるものである
ので注水量の微調整ができる。
【0031】また、上記実施例では、浄水容器収納室1
8をミネラル添加容器13に形成してこの浄水容器収納
室18に浄水容器27を収納するように構成したため、
両容器13、27を並設するのに比べこれら容器の収納
スペースを小さくでき小形化を図ることができる。
【0032】また、注水が終わり浄水容器27が上方に
移動するのに伴い浄水容器27内の水位が相対的に下が
るため浄水容器27の圧力が低くなり、注水管29内に
残留している水は浄水容器27内に流れ込むことにな
り、注水管29内に水が滞留することはなく、使用間隔
が開いたとしても注水管29内に雑菌等が繁殖すること
は防止できる。
【0033】
【発明の効果】この発明は上記のように構成したので、
貯水容器内の水道水等をミネラル水として生成するため
にミネラル添加容器内に還流させるポンプと、貯水容器
内のミネラル水を浄水容器および注水管を介して注水す
るためのポンプとを1個のポンプで共用することができ
るため小型化が図れるとともに安価とすることができ、
また、組立工数の低減ができ、さらにまた、ミネラル添
加容器および浄水容器を貯水容器の外部に設けたため衛
生的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の水生成器の斜視図。
【図2】上記実施例の水生成器の断面図。
【図3】上記実施例の水生成器のミネラル水生成時の要
部拡大断面図。
【図4】上記実施例の水生成器の注水状態時の要部拡大
断面図。
【図5】上記実施例の水生成器のミネラル添加容器およ
び浄水容器の分解斜視図。
【図6】従来の水生成器の構成を示した図。
【符号の説明】
1 本体 2 筐体 8 貯水容器収納室(貯水容器配置部) 9 ミネラル添加容器配置部 10 貯水容器 13 ミネラル添加容器 18 浄水容器収納室(浄水容器収納部) 23 還流管 26 麦飯石と活性炭の混合物 27 浄水容器 29 注水管 30 接続管 32 コイルスプリング(付勢部材) 33 嵌合接続管 33a 嵌合孔 37 活性炭 38 中空糸膜 40 送水ポンプ 41a 送水管 41b 送水管
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/28 G // C02F 1/44 B 9538−4D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯水容器配置部とミネラル添加容器配置部
    を有する筐体と、前記貯水容器配置部に配設された貯水
    容器と、浄水容器収納部を有し前記ミネラル添加容器配
    置部に配置されたミネラル添加容器と、前記ミネラル添
    加容器配置部に設けられ一端側を前記ミネラル添加容器
    内の上流側に位置させた嵌合接続管と、この嵌合接続管
    の他端と前記貯水容器の底部とを連通接続する送水管
    と、前記ミネラル添加容器の下流側に設けられその流出
    口を前記貯水容器内に開口した還流管と、前記浄水容器
    収納部に摺動自在に収納され下端部にその先端部を前記
    摺動に伴って前記嵌合接続管と嵌合離脱する接続管を有
    する浄水容器と、この浄水容器の上部から導出されその
    注水口を外部に位置させた注水管と、前記送水管に接続
    された送水ポンプとを備えたことを特徴とする水生成
    器。
JP21617494A 1994-09-09 1994-09-09 水生成器 Pending JPH0871571A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20160168827A1 (en) * 2014-12-11 2016-06-16 Lg Electronics Inc. Drinking water supply device and method of controlling a drinking water supply device
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