JPH0871557A - 逆浸透膜浄水器 - Google Patents

逆浸透膜浄水器

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JPH0871557A
JPH0871557A JP24191894A JP24191894A JPH0871557A JP H0871557 A JPH0871557 A JP H0871557A JP 24191894 A JP24191894 A JP 24191894A JP 24191894 A JP24191894 A JP 24191894A JP H0871557 A JPH0871557 A JP H0871557A
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water
pure water
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housing
pipe
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JP24191894A
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Inventor
Kazuyoshi Yamanishi
一由 山西
Katsuo Kawai
勝夫 河合
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆浸透膜製のフィルタにより水道水を浄化し
て純水を溜める逆浸透膜浄水器として、純水を溜める容
器の掃除が容易にできて、該容器の使い勝手も良好にで
き、純度の高い純水を必要な量だけ清潔な容器に取り出
してそのまま飲料水として飲料できる逆浸透膜浄水器を
実現する。 【構成】 逆浸透膜製のフィルタ2が内装されたフィル
タユニット3と、このフィルタユニット3の一次側に水
道水を供給する給水管5と、フィルタユニット3の二次
側から純水を取り出す純水取出管6と、フィルタユニッ
ト3を収容するハウジング10とを有し、ハウジング1
0には、純水を溜める容器20を取出可能に載置する載
置台部10aが設けられると共に、純水取出管6の取出
口6aが載置台部10aに載置される容器20内を臨む
ように設け、かつ、容器20に対するオーバーフロー水
を排水するオーバーフロー水排水管16を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、逆浸透膜製のフィルタ
により水道水を浄化して純水を溜める逆浸透膜浄水器に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年においては、水道水を浄化してより
良質の飲料水を得るため各種の浄水器が市販されてお
り、この種の浄水器の一つとして、逆浸透膜製のフィル
タを用いた卓上タイプの浄水器が開発されている。この
逆浸透膜浄水器は、図11に示すように、上部に貯留タ
ンクAを一体に備えたハウジングBの中空部内に、逆浸
透膜製のフィルタCが内装されたフィルタユニットDを
収容すると共に、該フィルタユニットDの一次側に水道
水を供給する給水管Eを、また二次側に上記フィルタC
を通過した純水Wを取り出して上記貯留タンクAに導く
純水取出管Fをそれぞれ接続し、かつ、上記フィルタユ
ニットDに、該本体Dから水道水の一部を常時漏出さ
せ、該本体Dの内圧を高める絞り排出管Gを接続して成
るもので、水道管Hから給水管Eを経てフィルタユニッ
トDに水道水が常時供給されると共に、このフィルタユ
ニットDの内圧が、上記排出管Gの一端に設けられた絞
り弁Iの作用により所要の内圧に維持されることによ
り、水道水がフィルタCを通過して浄化されて純水Wが
生成されると共に、この純水Wが、純水取出管Fを介し
て貯留タンクAに貯留されるようになっている。そし
て、貯留タンクAの側面部に設けられた開閉コックJを
開閉操作することにより、必要に応じて純水用蛇口Kよ
り飲料水としての純水Wが給出されるようになってい
る。
【0003】なお、上記貯留タンクAには、オーバーフ
ロー用のドレン通路Lが設けられていると共に、上記純
水取出管Fの途中には、脱臭用の活性炭が充填された脱
臭器Mが介装されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、卓上タイプの逆浸透膜浄水器にあっては、逆浸透膜
のフィルタCを通過したわずかづつの純水が時間をかけ
て徐ゞに取り出される構成上、フィルタユニットDを収
容するハウジングBには、貯留タンクAが備えられてお
り、しかも、これらハウジングBと貯留タンクAとはコ
ストの低減化を図るため合成樹脂による一体成形により
分離不能に一体に形成されている。
【0005】しかし、このようにハウジングBに貯留タ
ンクAを一体に設けた場合、貯留タンクAをハウジング
Bから取り外すことができないことから、該貯留タンク
A内及び該タンク周りの清掃が行いにくく、このため、
飲料する度に上記貯留タンクA内の純水を使いきり、そ
の空になった貯留タンクAを毎回きれいに洗って、新た
に飲料する度に純水取出管Fから必要な量だけの純水を
貯留タンクAに取り出し、その取り出したばかりの純度
の高い純水を飲料水として飲料するといったことが行い
にくい欠点がある。つまり、貯留タンクAを頻繁に掃除
することなく、先に貯留された純水が未だ貯留タンクA
に残っているといった状態のままでフィルタユニットD
の二次側から新たに純水を取り出して、既に長時間貯留
されている純水、換言すれば長時間の貯留により一般生
菌が繁殖した水と新たに取り出した純水とが混り合った
ものを飲料している。このため、折角純度が高くて安全
性の高い純水を得ていながらその純度の高い純水をその
まま飲料水として飲料していることにはなっていないが
現状である。
【0006】また、ハウジングBに対して貯留タンクA
が一体に設けられているので、貯留タンクAからの純水
の給出位置がハウジングBの設置場所が例えば台所の流
し台上などに限定されることになる。このため、流し台
の所まで何度も足を運んで純水の給出を繰り返し行う手
間を省くためには、貯留タンクAから純水をわざわざ別
の大きな容器に移し替えなければならず、使い勝手が悪
い問題がある。
【0007】そこで本発明は、逆浸透膜製のフィルタに
より水道水を浄化して純水を溜める逆浸透膜浄水器とし
て、純水を溜める容器の掃除が容易にできて、該容器の
使い勝手も良好にできるようにして、純度の高い純水を
必要な量だけ清潔な容器に取り出し、その取り出した純
度の高い純水をそのまま飲料水として飲料できる浄水器
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0009】すなわち、本願の請求項1に係る発明(以
下、第1発明という)は、逆浸透膜製のフィルタにより
水道水を浄化して純水を溜める逆浸透膜浄水器におい
て、上記フィルタが内装されたフィルタユニットと、こ
のフィルタユニットの一次側に水道水を供給する給水管
と、上記フィルタユニットの二次側から純水を取り出す
純水取出管と、上記フィルタユニットを収容するハウジ
ングとを備え、上記ハウジングに純水を溜める容器を取
出可能に載置する載置台部を設けると共に、上記純水取
出管の取出口を載置台部に載置される容器内を臨むよう
に設け、かつ、上記容器に対するオーバーフロー水を排
水するオーバーフロー水排水手段を設けたことを特徴と
する。
【0010】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、上記第1発明の構成に加えて、容器とし
て、開閉コック付純水蛇口を有する蓋付タンクを用い、
該タンクに純水取出管の取出口側先端部を着脱可能に接
続すると共に、このタンクの上部位置に該タンクからオ
ーバーフロー水を排水する排水管を着脱可能に接続した
ことを特徴とする。
【0011】また、請求項3に係る発明(以下、第3発
明という)は、上記第1発明の構成に加えて、載置台部
をハウジングの上面に配設すると共に、該載置台部に純
水取出管の取出口側一端部を上方に向かって突設する一
方、容器として、上部に注水口部と提げ手部とを有する
水差しを備え、該水差しの底部に上記純水取出管の取出
口側一端部と水密状に連通連結する挿込部材を抜き差し
自在に設けると共に、上記提げ手部に水差しからオーバ
ーフロー水を排水する中空排水路を形成し、かつ、ハウ
ジングの上部に上記中空排水路から排水されたオーバー
フロー水を受ける排水受溝を設け、該排水受溝に排水通
路を設けたことを特徴とする。
【0012】また、請求項4に係る発明(以下、第4発
明という)は、上記第1発明の構成に加えて、載置台部
をハウジングの下部側方に配設すると共に、純水取出管
の取出口をハウジングの上方側部で、上記載置台部との
対向位置に配設し、かつ、上記載置台部の外周縁に起立
壁部を設けてオーバーフロー水を受ける凹状受部を形成
し、該凹状受部にオーバーフロー水を排水する排水通路
を設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、次のような作用が得られ
る。
【0014】まず、第1発明によれば、ハウジングに設
けた載置台部に純水を溜める容器を載置して、給水管か
ら水道水を供給することにより、給水管からフィルタユ
ニットに供給された水道水がフィルタを通過して浄化さ
れ、容器に臨む純水取出管の取出口から容器に貯留され
る。そして、ハウジングと純水を溜める容器とが別個に
形成され、容器が上記載置台部に取出可能に載置されて
いるので、ハウジングに対し、例えば専用タンク、水差
し、コーヒーポット或はコツプなどの容器を任意に取り
出せることになる。これにより、例えば飲料する度に容
器内の純水の全部を使いきり、その空になった容器をハ
ウジングから取り出して隅々まできれいに洗っておき、
新たに飲料する度に必要な量だけ純水を純水取出管から
きれいに洗った容器に取り出して、その取り出したばか
りの純度の高い純水を飲料水として飲料することが可能
となる。また、純水を貯留した容器をハウジングから取
り出すことができるので、ハウジングの設置場所から離
れた場所で飲料する場合などにおいても、飲料の度にハ
ウジングが設置された例えば流し台の所まで何度も足を
運んだり、或は、純水をわざわざ別の大きな容器に移し
替えたりするといったこともなく、純水を貯留した容器
を直接所望の場所に持ち運び、その場所にて容器から純
水の給出を行うことが可能となる。
【0015】一方、オーバーフロー水はオーバーフロー
水排水手段により排水されることになる。
【0016】また、第2発明によれば、ハウジングの載
置台部に開閉コック付純水蛇口を有する蓋付タンクを載
置し、該タンクに純水取出管の取出口側先端部とオーバ
ーフロー水の排水管とを接続して、給水管から水道水を
供給することにより、浄水器本体のフィルタを通過した
純水が純水取出管の取出口から貯留され、該タンクに設
けられた開閉コックを開閉操作することにより、純水用
蛇口より純水が供給される。そして、蓋付きタンクから
純水取出管及び排水管を取り出すことにより、該タンク
をハウジングの載置台部から任意に取り出すことが可能
となる。これにより、蓋付タンクをハウジングから取り
出し、その蓋を外したしたで隅々まで容易に洗浄するこ
とができて、純水を飲料する度にタンクを洗って、常に
清潔なタンクで純度の高い純水をそのまま飲料すること
が可能となり、また、純水を貯留したままタンクを直接
所望の場所に持ち運び、その場所で容器から純水の給出
を行うことが可能となる。
【0017】一方、オーバーフロー水はタンク上に設け
たオーバーフロー水の排水管から排水されることにな
る。
【0018】また、第3発明によれば、ハウジングの上
面に配設された載置台部に水差しを、その底部挿込部材
を純水取出管の取出口側一端部に挿し込んで載置し、給
水管から水道水を供給することにより、フィルタユニッ
トのフィルタを通過した純水が純水取出管の取出口から
水差しに貯留されることになる。そして、水差しの挿込
部材を純水取出管から引き抜くことにより、該水差しを
ハウジングの載置台部から任意に取り出すことが可能と
なる。これにより、純水が貯留された水差しをハウジン
グから取り出して、該水差しを直接所望の場所に持ち運
び、その場所で水差しから純水の給出を行うことが可能
となる。また、飲料後はその都度水差しを容易に洗浄す
ることができて、常に清潔な水差しで純度の高い純水を
そのまま飲料することが可能となる。
【0019】一方、オーバーフロー水は水差しの提げ手
部に設けた中空排水路からハウジング上部の排水受溝に
排水され、該排水受溝から排水通路を介して例えば流し
台の排水口等に排水されることになる。
【0020】また、第4発明によれば、ハウジングの下
部側方に配設される載置台部に例えば水差し、コーヒー
ポット或はコップ等の容器を載置し、給水管から水道水
を供給することにより、フィルタユニットのフィルタを
通過した純水が、上記容器の上方に位置する純水取出管
の取出口から容器に貯留されることになる。そして、ハ
ウジングと純水を溜める容器とが別個に形成され、容器
が上記載置台部に対し取出可能に載置されているので、
純水が貯留された容器をハウジングから取り出して、該
容器を直接所望の場所に持ち運び、その場所で容器から
純水の給出を行うことが可能となり、また、飲料後はそ
の都度容器を容易に洗浄することができて、常に清潔な
容器で純度の高い純水をそのまま飲料することが可能と
なる。
【0021】一方、容器から溢れた純水は、載置台部を
凹み状として形成した凹状受部に受けられ、該凹状受部
から排水通路を介して排水されることになる。
【0022】
【実施例】以下、逆浸透膜浄水器に関する実施例につい
て説明する。
【0023】図1ないし図7は、本発明に係る逆浸透膜
浄水器の第1実施例を示すもので、この第1実施例の逆
浸透膜浄水器1は、図1および図7に示すように水道水
を浄化して純水を得る逆浸透膜製のフィルタ2が内装さ
れたフィルタユニット3と、一端が水道管4に接続さ
れ、且つ他端が上記フィルタユニット3の一次側に接続
されて該ユニット3に水道水を供給する給水管5と、上
記フィルタユニット3の二次側から純水を取り出す純水
取出管6と、一端が上記フィルタユニット3に接続さ
れ、且つ絞り弁7aが設けられてフイルタユニット3内
の水道水の一部を常時漏出させると共に、該ユニット3
の内圧を高める絞り排出管7と、上記フィルタユニット
3を収容するハウジング10とを有する。
【0024】上記ハウジング10は、図1及び図7に示
すように背面が開口する縦長状のハウジング本体11
と、該本体の開口部を閉鎖する裏蓋12とからなり、該
裏蓋12内の内壁には、該裏蓋12に設けた支持体を介
して上記フィルタユニット3が直立状態に支持されてい
る。また、裏蓋12の下部には引込口14をもつ引込凹
所15が形成され、該凹所15の引込口14を介して上
記給水管5および絞り弁排出管7が外部からハウジング
10内に引き込まれると共に、これと一緒にオーバーフ
ロー水を排水する排水管16の一端部側が外部からハウ
ジング10内に引き込まれている。なお、上記給水管5
及び排水管16の他端側は図4に示すように流し台等の
排水口Sに臨むように配設される。また、上記給水管5
および絞り弁排出管7および排水管16は、図4に示す
ようにいずれもハウジング外側の上記引込凹所15近く
において分割され、これら分割端部がそれぞれ接続具1
7,17,17を介して互いに着脱可能に接続され、こ
れら接続具17,17,17は上記引込凹所15に設け
た保持体18,18に保持されている。
【0025】なお、上記裏蓋12には、図7に示すよう
にフィルタユニット3と並列に脱臭用の活性炭が充填さ
れた脱臭器19が上記裏蓋12に設けた支持体13aを
介して直立状態に支持されており、該脱臭器19は純水
取出管6の途中に介装されている。
【0026】一方、ハウジング本体11には、その下部
を前方に突出させて、純水を溜める容器20を取出可能
に載置する水平状の載置面を備えた載置台部10aが設
けられている。また、ハウジング本体11の前壁11a
上部には、上記純水取出管6の取出口6a側先端部がハ
ウジング本体11内から前方に突出するように固定され
ると共に、上記オーバーフロー水の排水管16の一端部
がハウジング本体11内から前方に突出するように固定
されている。これら純水取出管6及び排水管16の突出
先端部にはそれぞれ取付用ねじ部60,16aが形成さ
れている。
【0027】また、容器20として、図1ないし図3に
示すように前面下部に開閉コック21をもつ純水蛇口2
2を有し、かつ、上部に蓋23を備えた専用のタンクを
用い、該タンク20の背壁20a上部には、上記純水取
出管6と排水管16のハウジング側先端部とが挿通可能
な挿通孔20b,20cとがそれぞれ形成されている。
そして、これら挿通孔20b,20cに純水取出管6及
び排水管16の先端部を、それぞれパッキン24,24
を介して挿通した上で、これら各先端部にさらにパッキ
ン25,25を介して蝶ナット26,26を締め付けて
固定することにより、上記タンク20に純水取出管6及
び排水管16が着脱可能に接続されるようになってい
る。
【0028】また、図1に示すように上記タンク20の
背壁20aの下部とハウジング本体11の前壁11aと
の対向面には、それぞれマグネット板27,28が設け
られていて、載置台部10aに上記タンク20が位置保
持されるようになっている。
【0029】上記構成によれば、ハウジング10の載置
台部10aに上記蓋付タンク20を載置し、該タンク2
0に純水取出管6の取出口6a側先端部とオーバーフロ
ー水の排水管16の先端部とをそれぞれ接続して、給水
管5から水道水を供給することにより、給水管5からフ
ィルタユニット3に供給された水道水が、フィルタユニ
ット3のフィルタ2を通過して浄化され、その浄化され
た純水が純水取出管6を介して蓋付タンク20に導かれ
て該タンク20内に徐ゞに貯留される。そして、該タン
ク20に設けられた開閉コック21を開閉操作すること
により、必要に応じて純水用蛇口22から飲料水として
の純水が供給される。
【0030】また、蓋付タンク20の蓋23を外して、
上記純水取出管6及び排水管16の取付用ねじ部6a,
16aから各蝶ナット26,26及びパッキン25,2
5を取り外し、該タンク20の挿入孔20a,20aか
ら純水取出管6及び排水管16を外すことにより、該タ
ンク20をハウジング10の載置台部10aから任意に
取り出すことが可能となる。これにより、例えば飲料す
る度にタンク内の純水の全部を使いきり、その空になっ
たタンクをハウジングから取り出して、その蓋23を外
した状態で隅々まできれいに洗って乾燥させておき、新
たに飲料する度に必要な量だけ純水を純水取出管6から
きれいに洗ったタンク20に取り出して、その取り出し
たばかりの純度の高い純水を飲料水として飲料すること
が可能となる。また、純水を貯留したまま容器をハウジ
ング10から取り出すことができるので、ハウジング1
0の設置場所から離れた場所で飲料する場合などにおい
ても、飲料の度にハウジング10が設置された例えば流
し台の所まで何度も足を運んだり、或は、純水をわざわ
ざ別の大きな容器に移し替えたりするといったこともな
く、純水を貯留したタンク20を直接所望の場所に持ち
運び、その場所にてタンク20から純水の給出を行うこ
とが可能となる。
【0031】また、タンクに対しオーバーフローした水
は排水管16から流し台の排水口などに排水されること
になる。
【0032】次に図8及び9は本発明に係る逆浸透膜浄
水器の第2実施例を示す。
【0033】この第2実施例は、第1実施例における縦
型のハウジング10を横型とし、該ハウジング10の上
面に載置台部10aを設けて、該載置台部10aに水差
しから成る容器20を取出可能に載置するようにしたも
のである。
【0034】すなわち、横長のハウジング10内に、フ
ィルタユニット3と脱臭器19とが横倒し状に収容支持
され、これらフィルタユニット3と脱臭器19とに、上
記第1実施例と同様に、給水管5と純水取出管6及び絞
り排出管7とがそれぞれ接続されている。そして、上記
ハウジング10の上面には、段付状の載置台部10aが
突設されると共に、該載置台部10aの中央部に上記純
水取出管6の取出口側一端部が上方に向かって突設され
ている。また、ハウジング10の上面における載置台部
10aの一側方にはオーバーフロー水を受ける排水受溝
10bが形成され、該排水受溝10bには外部に延びる
排水通路10cが接続されている。
【0035】一方、専用の容器として、上部に注水口部
31と提げ手部32とを有し、かつ蓋33を備えた水差
し30を用い、該水差し30は、底部に上記載置台部1
0aに嵌合する嵌合凹部33を備えると共に、該水挿し
30の底壁30a中央部に、一端が該底壁30aを貫通
して嵌合凹部33側に突出し、かつ他端が水差し内の上
部近くに至る注入管34を起立状に設けている。そし
て、注入管34の下端部の外周には、上記純水取出管6
の取出口6a側先端部に水密状に挿込可能なOリング3
5が設けられている。また、上記提げ手部32は水差し
30の上部から底面の近くまで延長されており、かつ、
該提げ手部32は中空となっていて水差し30からオー
バーフロー水を上記排水受溝10bに排水する中空排水
路32aが形成されている。
【0036】この第2実施例の構成によれば、ハウジン
グ10の上面に配設された載置台部10aに上記水差し
30を、その注入管34を純水取出管6の取出口6a内
に挿し込んで載置し、給水管5から水道水を供給するこ
とにより、フィルタユニット3のフィルタ2を通過した
純水が純水取出管6の取出口から注入管34を介して水
差し30に貯留されることになる。なお、オーバーフロ
ー水は水差し30の提げ手部32に設けた中空排水路3
2aからハウジング10上部の排水受溝10bに排水さ
れ、該排水受溝10bから排水通路10cを介して排水
されることになる。
【0037】そして、水差し30に純水が貯留された後
には、水差し30の注入管34を純水取出管6から引き
抜きながら嵌合凹部33を載置台部10aに対し持ち上
げることにより、該水差し30をハウジング10の載置
台部10aから任意に取り出すことが可能となる。これ
により、純水が貯留された水差し30をハウジング10
から取り出して、該水差し30を直接所望の場所に持ち
運び、その場所で水差し30から純水の給出を行うこと
が可能となる。また、飲料後はその都度水差しを容易に
洗浄することができて、常に清潔な水差し30で純度の
高い純水をそのまま飲料することが可能となる。
【0038】なお、上記嵌合凹部33と載置台部10a
との間に形成される空間部を利用して、水差しの底面に
熱電冷却素子を組み付けてもよい。斯く構成すれば、上
記熱電冷却素子に通電することにより、水差し内の純水
を温めて温水としたり、或は冷水として飲料することが
可能となる。
【0039】次に図10は本発明に係る逆浸透膜浄水器
の第3実施例を示す。
【0040】すなわち、第1実施例と同様の縦型ハウジ
ング10において、該ハウジング10の下部側方に載置
台部10aを配設すると共に、該載置台部10aの外周
縁に起立壁10d部を設けてオーバーフロー水を受ける
凹状受部10eを形成し、該凹状受部10eに排水通路
40を接続する一方、ハウジング10の上部に、上記載
置台部10aとの対向する上壁部10fを突設し、該上
壁部10fに純水取出管6の取出口6aを配設したもの
である。
【0041】この第3実施例によれば、ハウジング10
の下部側方に配設される載置台部10aに例えば水差し
或はコツプなどの容器20を載置し、給水管5から水道
水を供給することにより、フィルタユニット3のフィル
タ2を通過した純水が、上記容器20の上方に位置する
純水取出管6の取出口6aから容器20に貯留されるこ
とになる。そして、容器20が上記載置台部10aに対
し取出可能に載置されているので、純水が貯留された容
器20をハウジング10から取り出して、該容器20を
直接所望の場所に持ち運び、その場所で容器20から純
水の給出を行うことが可能となる。また、飲料後はその
都度容器20を容易に洗浄することができて、常に清潔
な容器20で純度の高い純水をそのまま飲料することが
可能となる。
【0042】一方、容器20に対し純水がオーバーフロ
ーして該容器20から溢れた水は、載置台部10aを凹
み状として形成した凹状受部10eに受けられ、該凹状
受部10eから排水通路40を介して排水されることに
なる。
【0043】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、ハウジ
ングと純水を溜める容器とが別個に形成され、上記ハウ
ジングに容器が取出可能に載置する載置台部が設けられ
ると共に、純水取出管の取出口が載置台部に載置される
容器内を臨むように設けられているから、時間をかけて
純水を溜める逆浸透膜浄水器でありながらハウジングに
対し、例えば専用タンク、水差し、コーヒーポット或は
コツプなどの容器を任意に載置して純水を貯留し、また
純水の溜った容器をハウジングから任意に取り出すこと
が可能となる。これにより、例えば飲料する度に容器内
の純水の全部を使いきり、その空になった容器をハウジ
ングから取り出して隅々まできれいに洗っておき、新た
に飲料する度に必要な量だけ純水を純水取出管からきれ
いに洗った容器に取り出して、その取り出したばかりの
純度の高い純水を飲料水として飲料することが可能とな
る。また、純水を貯留した容器をハウジングから取り出
すことができるので、ハウジングの設置場所から離れた
場所で飲料する場合などにおいても、飲料の度にハウジ
ングが設置された例えば流し台の所まで何度も足を運ん
だり、或は、純水をわざわざ別の大きな容器に移し替え
たりするといったこともなく、純水を貯留した容器を直
接所望の場所に持ち運び、その場所にて容器から純水の
給出を行うことが可能となる。
【0044】その上、容器に対しオーバーフローした水
はオーバーフロー水排水手段により排水することができ
る。
【0045】また、第2発明によれば、ハウジングに設
けた載置台部に開閉コック付純水蛇口を有する蓋付タン
クを取出可能に載置し、かつ、該タンクに純水取出管の
取出口側先端部とオーバーフロー水の排水管とを着脱可
能に接続したから、給水管から水道水を供給することに
より、浄水器本体のフィルタを通過した純水が純水取出
管の取出口から上記タンク貯留され、該タンクに設けら
れた開閉コックを開閉操作することにより、純水用蛇口
より純水を供給することができる。そして、上記蓋付き
タンクから純水取出管及び排水管を取り出すことによ
り、該タンクをハウジングの載置台部から任意に取り出
すことが可能となる。これにより、蓋付タンクをハウジ
ングから取り出し、その蓋を外した上で隅々まで容易に
洗浄することができて、純水を飲料する度にタンクを洗
って、常に清潔なタンクで純度の高い純水をそのまま飲
料することが可能となり、また、純水を貯留したままタ
ンクを直接所望の場所に持ち運び、その場所で容器から
純水の給出を行うことが可能となる。
【0046】その上、オーバーフロー水はタンク上部に
設けたオーバーフロー水の排水管から排水することがで
きる。
【0047】また、第3発明によれば、ハウジングの上
面に載置台部が配設されると共に、該載置台部に純水取
出管の取出口側一端部が上方に向かって突設される一
方、容器として、上部に注水口部と提げ手部とを有する
水差しを用い、該水差しの底部には上記純水取出管の取
出口側一端部を水密状に連通可能な挿込部材が抜き差し
自在に設けられているから、水差しを、その底部挿込部
に純水取出管の取出口側一端部を挿し込んで載置し、給
水管から水道水を供給することにより、フィルタユニッ
トのフィルタを通過した純水が純水取出管の取出口から
水差しに貯留されることになる。そして、水差しの挿込
部材を純水取出管から引き抜くことにより、該水差しを
ハウジングの載置台部から任意に取り出すことが可能と
なる。これにより、純水が貯留された水差しをハウジン
グから取り出して、該水差しを直接所望の場所に持ち運
び、その場所で水差しから純水の給出を行うことが可能
となる。また、飲料後はその都度水差しを容易に洗浄す
ることができて、常に清潔な水差しで純度の高い純水を
そのまま飲料することが可能となる。
【0048】その上、上記提げ手部に水差しからオーバ
ーフロー水を排水する中空排水路が形成され、かつ、ハ
ウジングの上部に上記中空排水路から排水されるオーバ
ーフロー水を受ける排水受溝が設けられているから、オ
ーバーフロー水を提げ手部の中空排水路からハウジング
上部に設けた排水受溝へと排水し、該排水受溝から排水
通路を介して排水することができる。
【0049】また、第4発明によれば、ハウジングの下
部側方に載置台部が配設されると共に、純水取出管の取
出口がハウジングの上方側部で、上記載置台部との対向
位置に配設されているから、上記載置台部に水差し、コ
ーヒーポット或はコップ等の容器を載置し、給水管から
水道水を供給することにより、フィルタユニットのフィ
ルタを通過した純水が、上記純水取出管の取出口から容
器に貯留されることになる。そして、容器がハウジング
に対し別個のものであり、かつ、上記載置台部に対し取
出可能に載置されているので、純水が貯留された容器を
ハウジングから取り出して、該容器を直接所望の場所に
持ち運び、その場所で容器から純水の給出を行うことが
可能となり、また、飲料後はその都度容器を容易に洗浄
することができて、常に清潔な容器で純度の高い純水を
そのまま飲料することが可能となる。
【0050】その上、容器から溢れたオーバーフロー水
は、上記載置台部を凹み状として形成した凹状受部に受
けられ、該凹状受部から排水通路を介して排水すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る逆浸透膜浄水器の
縦断面図である。
【図2】 同浄水器の正面図である。
【図3】 同浄水器の側面図である。
【図4】 同浄水器の背面図である。
【図5】 同浄水器の平面図である。
【図6】 同浄水器の底面図である。
【図7】 図3のA−A線断面図である。
【図8】 本発明の第2実施例に係る逆浸透膜浄水器の
一部縦断側面図である。
【図9】 同ハウジングの平面図である。
【図10】 本発明の第3実施例に係る逆浸透膜浄水器
の一部縦断側面図である。
【図11】 従来の逆浸透膜浄水器の全体概略説明図で
ある。
【符号の説明】
1 逆浸透浄水器 2 フィルタ 3 フィルタユニット 5 給水管 6 純水取出管 10 ハウジング 10a 載置台部 10d 起立壁部 10e 凹状受部 16 排出管 20 容器 21 開閉コック 22 純水蛇口 23 蓋 30 水差し 40 排水通路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆浸透膜製のフィルタにより水道水を浄
    化して純水を溜める逆浸透膜浄水器であって、上記フィ
    ルタが内装されたフィルタユニットと、このフィルタユ
    ニットの一次側に水道水を供給する給水管と、上記フィ
    ルタユニットの二次側から純水を取り出す純水取出管
    と、上記フィルタユニットを収容するハウジングとを有
    し、上記ハウジングには、純水を溜める容器を取出可能
    に載置する載置台部が設けられると共に、上記純水取出
    管の取出口が載置台部に載置される容器内を臨むように
    設けられ、かつ、上記容器に対するオーバーフロー水を
    排水するオーバーフロー水排水手段が備えられているこ
    とを特徴とする逆浸透膜浄水器。
  2. 【請求項2】 容器として、開閉コック付純水蛇口を有
    する蓋付タンクを用い、該タンクには純水取出管の取出
    口側先端部が着脱可能に接続されると共に、このタンク
    の上部位置に該タンクからオーバーフロー水を排水する
    排水管が着脱可能に接続されていることを特徴とする請
    求項1に記載の逆浸透膜浄水器。
  3. 【請求項3】 載置台部がハウジングの上面に配設され
    ると共に、該載置台部に純水取出管の取出口側一端部が
    上方に向かって突設される一方、容器として、上部に注
    水口部と提げ手部とを有する水差しを備え、該水差しの
    底部には上記純水取出管の取出口側一端部に水密状に連
    通連結する挿込部材が抜き差し自在に設けられると共
    に、上記提げ手部には水差しからオーバーフロー水を排
    水する中空排水路が形成され、かつ、ハウジングの上部
    に上記中空排水路から排水されるオーバーフロー水を受
    ける排水受溝が設けられ、該排水受溝に排水通路が備え
    られていることを特徴とする請求項1に記載の逆浸透膜
    浄水器。
  4. 【請求項4】 載置台部がハウジングの下部側方に配設
    されると共に、純水取出管の取出口がハウジングの上方
    側部で、上記載置台部との対向位置に配設され、かつ、
    上記載置台部の外周縁に起立壁部を設けてオーバーフロ
    ー水を受ける凹状受部を形成し、該凹状受部にオーバー
    フロー水を排水する排水通路が備えられていることを特
    徴とする請求項1記載の逆浸透膜浄水器。
JP24191894A 1994-09-08 1994-09-08 逆浸透膜浄水器 Pending JPH0871557A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055377A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Kuraray Co Ltd 浄水用キャリングボックス
CN104341048A (zh) * 2013-07-23 2015-02-11 苏州凯芙隆环境科技有限公司 免安装便携直饮水机

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JPS548473A (en) * 1977-06-21 1979-01-22 Nec Corp Inspection method for semiconductor device
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