JPH0870502A - 電気自動車の漏電検出装置 - Google Patents

電気自動車の漏電検出装置

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JPH0870502A
JPH0870502A JP22882894A JP22882894A JPH0870502A JP H0870502 A JPH0870502 A JP H0870502A JP 22882894 A JP22882894 A JP 22882894A JP 22882894 A JP22882894 A JP 22882894A JP H0870502 A JPH0870502 A JP H0870502A
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武 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第一に、漏電がない場合において、走行用電
池の端子と車体との間で発生する電圧を抑える。第二
に、漏電の対処作業を軽減する。 【構成】 漏電検出装置10は、走行用電池82の端子
120〜12nと車体84とを電気的に絶縁した状態で
これらの電圧差を検出する電圧差検出手段140〜14
nと、電圧差検出手段140〜14nで一定以上の電圧
差が検出されたことを表示する漏電表示手段160〜1
6nとを備えたものである。そして、走行用電池82は
複数の電池821〜82nが直列接続されてなり、電池
821〜82nの端子120〜12nのそれぞれに対応
して、電圧差検出手段140〜14n及び漏電表示手段
160〜16nが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池をエネルギ源と
し,モータを動力源とする電気自動車に用いられる漏電
検出装置に関し、詳しくは、電池の漏電を検出するため
の漏電検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車には、高電圧かつ大量の走行
用電池が載置されている。走行用電池と車体との間は、
電気的に絶縁されているが、ほこり,雨水,液洩れ等に
よって漏電が生じることがある。その漏電を検出するた
めの漏電検出装置として、実開平6-2901号公報に記載さ
れているものが知られている。
【0003】この従来の漏電検出装置を図8に示す。漏
電検出装置80は、走行用電池82の端子82p,82
mと車体84との間に設けた漏電検出用の抵抗器86
1,862と、抵抗器861,862の端子電圧V1
2 を監視する差動増幅器881,882と、端子電圧
1 ,V2 の値が所定値以上かどうかを比較する比較器
901,902と、端子電圧V1 ,V2 の値が所定値以
上になったときにメンテナンス指示を報知するオアゲー
ト92及び発光ダイオード94とを備えている。また、
電源スイッチ96は、走行用電池82の電力を走行用モ
ータ(図示せず)へ供給するものである。抵抗器98
は、電流制限用である。
【0004】次に、漏電検出装置80の動作を説明す
る。
【0005】(1)漏電がない場合
【0006】正極端子82p→抵抗器861→車体84
→抵抗器862→負極端子82mというループで、常に
一定電流が流れている。そのため、端子電圧V1 ,V2
は、一定の正常値を示す。
【0007】(2)漏電がある場合
【0008】例えば、正極端子82pと車体84との間
で漏電が生じたとする。すると、抵抗器861には電流
が流れなくなるので、正極端子82p→車体84→抵抗
器862→負極端子82mというループで、異常に大き
い電流が流れる。そのため、端子電圧V1 は「0」とな
り、端子電圧,V2 は異常に大きい値を示す。これによ
り、端子電圧V2 の値が所定値以上となり、発光ダイオ
ード94が点灯する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、漏電検
出装置80では、次のような問題があった。
【0010】前述のように漏電がない場合でも、走行
用電池82と車体84との間に常に一定電流が流れてい
るので、端子82p,82mと車体84との間には高電
圧が発生している。したがって、端子82p,82mと
車体84とを同時に触れると、感電するおそれがあっ
た。
【0011】走行用電池82は、一般には多数の電池
が直列接続されたものである。ところが、漏電が検出さ
れても、その漏電がどの電池で発生しているかまでは、
わからない。そのため、作業者は、漏電が検出された後
に、電池の端子を一個づつテスタで調べることにより、
漏電箇所を捜し出す必要があった。この作業は、電池の
数が多いために、極めて煩雑なものであった。
【0012】
【発明の目的】そこで、本発明の第一の目的は、漏電が
ない場合において、走行用電池の端子と車体との間で発
生する電圧を抑えた漏電検出装置を提供することにあ
る。また、本発明の第二の目的は、漏電の対処作業を軽
減させた漏電検出装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る漏電検出装
置は、上記目的を達成するためになされたものである。
【0014】請求項1記載の漏電検出装置は、走行用電
池の端子と電気自動車の車体とを電気的に絶縁した状態
でこれらの電圧差を検出する電圧差検出手段と、この電
圧差検出手段で一定以上の電圧差が検出されたことを表
示する漏電表示手段とを備えたものである。
【0015】請求項2記載の漏電検出装置は、請求項1
記載の漏電検出装置において、前記走行用電池は複数の
電池が直列接続されてなり、これらの電池の端子のそれ
ぞれに対応して前記電圧差検出手段及び前記漏電表示手
段が設けられたものである。
【0016】
【作用】請求項1記載の漏電検出装置の作用は、次のと
おりである。電圧差検出手段は、走行用電池の端子と車
体とを電気的に絶縁した状態でこれらの電圧差を検出す
る。したがって、端子と車体との間に漏電がなければ、
端子と車体との間には電圧が発生しない。
【0017】請求項2記載の漏電検出装置の作用は、次
のとおりである。走行用電池を構成する各電池には、そ
れぞれ電圧差検出手段及び漏電表示手段が設けられてい
る。したがって、ある電池に漏電が発生すると、その電
池に対応する電圧差検出手段及び漏電表示手段が動作す
る。
【0018】
【実施例】図1は、本発明に係る漏電検出装置の一実施
例を示す回路図である。以下、この図面に基づき説明す
る。ただし、図8と同一部分は同一符号を付して重複説
明を省略する。
【0019】漏電検出装置10は、走行用電池82の端
子120〜12nと車体84とを電気的に絶縁した状態
でこれらの電圧差を検出する電圧差検出手段140〜1
4nと、電圧差検出手段140〜14nで一定以上の電
圧差が検出されたことを表示する漏電表示手段160〜
16nとを備えたものである。そして、走行用電池82
は複数の電池821〜82nが直列接続されてなり、電
池821〜82nの端子120〜12nのそれぞれに対
応して、電圧差検出手段140〜14n及び漏電表示手
段160〜16nが設けられている。
【0020】電圧差検出手段140は、比較器CP0
過電圧保護用のツェナーダイオードD0 ,電流制限用の
抵抗器R00,基準電圧設定用の可変抵抗器R01等によっ
て構成されている。電圧差検出手段141は、比較器C
1 ,電流制限用の抵抗器R10,基準電圧設定用の抵抗
器R11,R12等によって構成されている。電圧差検出手
段142〜14nも、電圧差検出手段141と同様に構
成されている。抵抗器R11〜Rn1の抵抗値はすべて同じ
である。ただし、抵抗器R12〜Rn2の抵抗値は、端子1
21〜12nの電圧のそれぞれに対応させるために、R
12<R22<・・・<Rn2の関係にある。
【0021】比較器CP0 は、+入力端子側に車体84
が接続され、−入力端子側に端子121が接続されてい
る。比較器CP1 〜CPn は、−入力端子側に車体84
が接続され、+入力端子側に端子120が分圧器20を
介して接続されている。比較器CP0 〜CPn はオペア
ンプであるため、その入力バイアス電流は[nA]のオーダ
である。したがって、比較器CP0 〜CPn の入力抵抗
は、おおよそ100 〜1000[MΩ] となる。これにより、電
圧差検出手段140〜14nは、端子120〜12nと
車体84とを実質的に絶縁した状態で、これらの電圧差
を検出できることになる。
【0022】漏電表示手段160は、比較器CP0 ,C
1 の出力を入力するオアゲート0R0 ,比較器C
0 ,CP1 の出力によって点灯する発光ダイオードL
0 ,電流制限用の抵抗器RL0等によって構成されてい
る。漏電表示手段161は、比較器CP1 の出力によっ
て点灯する発光ダイオードL1 ,電流制限用の抵抗器R
L1等によって構成されている。漏電表示手段162〜1
6nも、漏電表示手段161と同様に構成されている。
【0023】端子120と車体84との間に発生した漏
電電圧Vaは、過電圧保護用の分圧器20を通して、例
えば10分の1に分圧された分圧電圧Vbになり、比較器
CP1 〜CPn の+入力端子に印加されるようになって
いる。
【0024】図2は、分圧器20を示す回路図である。
以下、図1及び図2に基づき説明する。
【0025】一定以上の電圧が印加されると導通する二
端子素子としてのツェナーダイオード201と、電流制
限用の抵抗器202と、発光ダイオード203とが、直
列に接続されるとともに端子120と車体84との間に
接続されている。発光ダイオード203は、フォトトラ
ンジスタ204とともにフォトカプラを構成している。
フォトトランジスタ204のコレクタにはリレーのソレ
ノイド205が接続されており、ツェナーダイオード2
01等の出力側にはリレーの常開接点206が接続され
ている。さらに、常開接点206の出力側には、分圧用
の抵抗器207,208が直列に接続されている。
【0026】漏電電圧Vaが発生すると、ツェナーダイ
オード201が導通し、発光ダイオード203が点灯す
る。すると、フォトトランジスタ204がオンとなっ
て、ソレノイド205が通電され、常開接点206が閉
路する。これにより、抵抗器208から分圧電圧Vbが
出力される。
【0027】漏電電圧Vaが発生しなければ、ツェナー
ダイオード201は降伏しない。このとき、ツェナーダ
イオード201の入力抵抗は極めて大きいので、端子1
20〜12nと車体84とを実質的に絶縁した状態で、
これらの電圧差を検出できることになる。
【0028】なお、ツェナーダイオード201の代わり
に、一般のpn接合ダイオード,ショットキーダイオー
ド,バリスタ,放電管等を用いてもよい。
【0029】図3は、発光ダイオードL0 〜Ln の点灯
状態を示す図表である。以下、図1乃至図3に基づき漏
電検出装置10の動作を説明する。
【0030】電池821〜82nのそれぞれは、出力電
圧2[V]のセルを六個直列接続したものであり、12[V] の
出力電圧を有する。走行用電池82は、十個の電池82
1〜82n(n=10)からなり、出力電力が120[V]であ
る。
【0031】イ)端子120で漏電が発生して、車体8
4が端子120と同電位になったとする。このとき、端
子120と端子121との漏電電圧Vcは、-12[V]とな
る。ツェナーダイオードD0 は、-12[V]では降伏しな
い。また、比較器CP0 の+入力端子には、-10[V]の基
準電圧が印加されている。したがって、比較器CP0
出力は「H(高電位)」となり、オアゲートOR0 の出
力も「H」となって、発光ダイオードL0 が点灯する。
【0032】一方、端子120と車体84との間に発生
する漏電電圧Vaは、端子120と車体84とが同電位
であるので、0[V]である。したがって、発光ダイオード
1〜Ln は点灯しない。すなわち、発光ダイオードL
0 のみが点灯することにより、端子120で漏電が発生
していることがわかる。
【0033】ロ)端子121で漏電が発生して、車体8
4が端子121と同電位になったとする。このとき、端
子120と車体84との漏電電圧Vcが0[V]となるの
で、比較器CP0 の出力は、「L(低電位)」となる。
【0034】一方、端子120と車体84との間に発生
する漏電電圧Vaは、端子121と車体84とが同電位
であるので、12[V] である。したがって、分圧電圧Vb
は、1.2[V]となり、−入力端子の基準電圧の最も小さい
比較器CP1 の出力のみが「H」となる。すなわち、発
光ダイオードL0 ,L1 のみが点灯することにより、端
子121で漏電が発生していることがわかる。また、端
子120と端子121との間には、図示しない六個のセ
ルの端子があるので、2[V]<Vaで比較器CP1 の出力
が「H」となるように、−入力端子の基準電圧が設定さ
れている。
【0035】ハ)端子122で漏電が発生して、車体8
4が端子122と同電位になったとする。このとき、端
子121と車体84との漏電電圧Vcが12[V] となるの
で、比較器CP0 の出力は、「L(低電位)」となる。
【0036】一方、端子120と車体84との間に発生
する漏電電圧Vaは、端子122と車体84とが同電位
であるので、24[V] である。したがって、分圧電圧Vb
は、2.4[V]となり、−入力端子の基準電圧の最も小さい
比較器CP1 と次に小さい比較器CP2 との出力のみが
「H」となる。すなわち、発光ダイオードL0 ,L1
2 のみが点灯することにより、端子122で漏電が発
生していることがわかる。また、端子121と端子12
2との間には、図示しない六個のセルの端子があるの
で、12.2[V] <Vaで比較器CP2 の出力が「H」とな
るように、−入力端子の基準電圧が設定されている。
【0037】ニ)図示しない端子123〜端子12(n
−1)の間で漏電が発生した場合も、上記ロ),ハ)に
準ずる。
【0038】ホ)端子12nで漏電が発生して、車体8
4が端子12nと同電位になったとする。このとき、端
子120と車体84との間に発生する漏電電圧Vaは、
端子12nと車体84とが同電位であるので、120 [V]
である。したがって、分圧電圧Vbは、12[V] となり、
比較器CP0 を除くすべての比較器CP1 〜CPn の出
力が「H」となる。すなわち、すべての発光ダイオード
0 〜Ln が点灯することにより、端子12nで漏電が
発生していることがわかる。また、端子12(n−1)
と端子12nとの間には、図示しない六個のセルの端子
があるので、108.2[V]<Vaで比較器CP1 の出力が
「H」となるように、−入力端子の基準電圧が設定され
ている。
【0039】なお、図1において、走行用電池82の出
力電圧が低い場合や、比較器CP1〜CPn の入力端子
が高耐圧である場合等、比較器CP1 〜CPn の入力端
子を保護する必要がなければ、分圧器20は不要であ
る。
【0040】また、電圧差検出手段140…及び漏電表
示手段160…は、必ずしも、電池821…の端子12
0…のそれぞれに対応して一個づつ設けなくてもよい。
例えば、電圧差検出手段140…及び漏電表示手段16
0…は、電池821…の数に関係なく一個だけとしても
よく、一個の電池821…を構成する各セルごとに一個
づつとしてもよい。
【0041】図4乃至図7は、本発明に係る漏電検出装
置の他の実施例を示している。本実施例は、図1に示し
た漏電検出装置10における分圧器20の代わりに次の
分圧器30を用いただけのものである。したがって、分
圧器30のみを以下に説明する。
【0042】図4は、分圧器30の基本的構成を示すブ
ロック図である。漏電電圧Vaは、V/Fコンバータ4
0で電圧値に比例した出力周波数Fに変換される。出力
周波数Fは、F/Vコンバータ50で周波数に比例した
分圧電圧Vbに変換される。V/Fコンバータ40及び
F/Vコンバータ50の比例定数を種々に設定すること
によって、所望の倍率が得られる。
【0043】図5は、V/Fコンバータ40を示す回路
図である。図6は、図5におけるトランジスタ403の
エミッタ電圧VE の波形図である。以下、これらの図面
に基づき説明する。
【0044】V/Fコンバータ40は、オペアンプ40
1とタイマーIC402を中心に、トランジスタ40
3,404、ダイオード405,406、ツェナーダイ
オード407、コンデンサ408〜410、抵抗器41
1〜418等から構成されている。タイマーIC402
は、広く用いられている「555 」である。
【0045】タイマーIC402の発振周波数は、オペ
アンプ401の出力に接続されたトランジスタ403に
よって制御される。タイマーIC402の出力端子の
出力波形が「L」レベルの間(図6におけるT1 )、ト
ランジスタ404がオフとなっているので、トランジス
タ403がオンとなっている。したがって、トランジス
タ403のコレクタには、オペアンプ401の出力電圧
に応じた電流IC が流れる。電流IC の大きさに応じ
て、タイマーIC402のトリガ端子に接続されたコ
ンデンサ409の放電時間T1 が変化する。すなわち、
コンデンサ409の容量値をC2 、タイマーIC402
の基準電圧端子に接続されたツェナーダイオード40
7のツェナー電圧値をVZ とすると、放電時間T1 は次
式で与えられる。
【0046】 T1 =C2 ・VZ /2IC ・・・・・ (1)
【0047】タイマーIC402の出力端子の出力波
形が「H」レベルの間(図6におけるT2 )、出力端子
からダイオード406,抵抗器416を通って、コン
デンサ409へ充電電流が流れる。一方、トランジスタ
404がオンとなってトランジスタ403のベースを0
[V]にするので、トランジスタ403がオフとなってい
る。したがって、電流IC =0[A]となっている。このと
きの、充電時間T2 は、抵抗器416の抵抗値R2 によ
って決まる。ここで、トランジスタ403のエミッタ電
圧VE の波形は、抵抗器415の抵抗値をR1 とする
と、VE =IC ・R1 の時間T1 とVE =0の時間T2
とから構成される。このエミッタ電圧VE の波形は、オ
ペアンプ401に接続されたコンデンサ408によって
積分される。したがって、エミッタ電圧VE の平均値と
漏電電圧(入力電圧)Vaとが等しくなった時に、平衡
する。すなわち、
【0048】 Va=IC ・R1 ・T1 /(T1 +T2 ) ・・・・・ (2)
【0049】の関係が得られる。また、出力周波数F
は、F=1/(T1 +T2 )であるから、(1)式及び
(2)式より、
【0050】 F=Va/(IC ・R1 ・T1 )=2Va/(R1 ・C2 ・VZ ) ・・・・ ・ (3)
【0051】という関係が得られる。すなわち、出力周
波数Fは漏電電圧Vaに比例し、比例定数は2/(R1
・C2 ・VZ )である。
【0052】図7は、F/Vコンバータ50を示す回路
図である。以下、この図面に基づき説明する。
【0053】F/Vコンバータ50は、F/Vコンバー
タ用のIC501と、外付け用の抵抗器502〜508
と、外付け用のコンデンサ509〜512とから構成さ
れている。IC501は、株式会社東芝製「TA8029S 」
を用いている。
【0054】ここで、コンデンサ510の容量値を
T 、抵抗器503の抵抗値をRT 、電源電圧をV+
すると、分圧電圧(出力電圧)Vbは、次式で与えられ
る。
【0055】 Vb=7.8 CT ・RT ・V+ ・F ・・・・・ (4)
【0056】すなわち、分圧電圧Vbは出力周波数Fに
比例し、比例定数は7.8 CT ・RT・V+ である。
【0057】なお、分圧器30の前段に図2に示す分圧
器20を設けてもよい。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の漏電検出装置によれば、
電圧差検出手段が走行用電池の端子と車体とを電気的に
絶縁した状態でこれらの電圧差を検出するので、漏電が
ない場合において、端子と車体との間で発生する電圧を
抑えることができる。したがって、不測の感電を防止で
きる。
【0059】請求項2記載の漏電検出装置によれば、あ
る電池に漏電が発生すると、その電池に対応する電圧差
検出手段及び漏電表示手段が動作する。したがって、作
業者が漏電箇所を容易に知ることができるので、漏電の
対処作業を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る漏電検出装置の一実施例を示す回
路図である。
【図2】図1における分圧器を示す回路図である。
【図3】図1における発光ダイオードの点灯状態を示す
図表である。
【図4】本発明に係る漏電検出装置の他の実施例を示す
ブロック図である。
【図5】図4におけるV/Fコンバータを示す回路図で
ある。
【図6】図5におけるトランジスタ403のエミッタ電
圧VE の波形図である。
【図7】図4におけるF/Vコンバータを示す回路図で
ある。
【図8】従来の漏電検出装置を示す回路図である。
【符号の説明】
10 漏電検出装置 120〜12n 走行用電池の端子 140〜14n 電圧差検出手段 160〜16n 漏電表示手段 20,30 分圧器 82 走行用電池 821〜82n 電池 84 車体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用電池の端子と電気自動車の車体と
    を電気的に絶縁した状態でこれらの電圧差を検出する電
    圧差検出手段と、この電圧差検出手段で一定以上の電圧
    差が検出されたことを表示する漏電表示手段とを備えた
    電気自動車の漏電検出装置。
  2. 【請求項2】 前記走行用電池は複数の電池が直列接続
    されてなり、これらの電池の端子のそれぞれに対応して
    前記電圧差検出手段及び前記漏電表示手段が設けられた
    請求項1記載の電気自動車の漏電検出装置。
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Cited By (3)

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