JPH0870408A - プリセット装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビ受信機に使用されるプリセット装置に
おいて、設定・調整時の操作性を改善する。 【構成】 チャンネル設定／ビデオ表示書換切換手段１
５と、ビデオ表示書換用パネル切換え手段１６と、チャ
ンネル設定手段６と、チャンネル設定用パネル切換え手
段８と、微調整用パネル切換え手段４を設けることによ
り、映像を確認し、既に記憶している内容を参照しなが
らの確実で簡単なチャンネルプリセット設定ができる。
また、ビデオチャンネル選択時にはビデオ用の表示書換
ができ、微調整は、微調整用の調整値のみを表示するパ
ネルに切り換えることによって映像を確認しながら調整
が行なえ簡単で正確な設定・調整ができ、チャンネルプ
リセットの操作性の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受信機の選
局を行なうテレビ受信機に関するものであ。

【０００２】

【従来の技術】従来、選局を行なうテレビ受信機におい
て、チャンネルプリセットを行なうには、テレビ受信機
本体前面に配置してあるチャンネルプリセットモードス
イッチキーボタンを押すことにより映像表示画面からプ
リセット用の画面に切り換え、またはテレビ受信機本体
前面に配置してある音量アップダウンキーボタン、チャ
ンネルアップダウンキーボタンを押すことにより点滅位
置を移動させることによる設定項目の移動、設定したい
ポジションの選択、設定したいチャンネル番号選択、書
き換えたいチャンネル番号の入力を１０の位の数と１の
位の数に分けて入力する。そして、さらにチャンネルプ
リセットモードスイッチキーボタンを押すことによりプ
リセット用画面から受信チャンネルの微調を調整する微
調整用の画面に切替え、チャンネルプリセット設定と同
様のキーボタンを押すことによりにより微調整の調整値
をアップダウンしていた。そして、この操作をポジショ
ン数分繰り返すことによりチャンネルプリセット設定を
行なっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来のテレビ受信機のチャンネルプリセットの操作は画面
の切換等複雑でポジション数が多いものほど時間がかか
り、また、すでに設定済みの記憶内容を参照しながら次
の設定を行なえないため、誤操作を招きやすいという問
題点を有していた。

【０００４】本発明では上記従来の問題点を解決するた
めのもので、テレビ受信機本体前面に配置しているキー
ボタンだけでなくリモコンからのキー入力を受け付け、
何回も同じチャンネルプリセットモードに入りなおすと
いう操作を繰り返すことなく設定するチャンネルに切り
換わるので映像を確認しながら１度ですべてチャンネル
についてプリセット設定が可能であり、すでに設定済み
の記憶内容を参照しながら次の設定が確実に行なえ、ま
た、微調整においても、その現在の調整値のみを表示す
るようになっているため、映像を確認しながらの調整が
できる操作性の改善を意識したテレビ受信機を提供する
ことを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、テレビ受信機の表示装置において、チャンネルのプ
リセット設定の入力をテレビ本体前面キーボタンとリモ
コンキーで入力を受け付けるための入力手段と、前記入
力手段において入力されたキーによってプリセットを行
なうかどうかを判別する動作判別手段と、ビデオチャン
ネル選択時にはビデオ表示書換手段にＵＶ／ＢＳチャン
ネル選択時にはチャンネル設定手段に切り換えるチャン
ネル設定／ビデオ表示書換切換え手段と、前記チャンネ
ル設定／ビデオ表示書換切換え手段においてビデオ表示
書き換えに切り変わった場合に実際に出力パネルを切変
えるビデオ表示書き換え用パネル切り変え手段と、上記
チャンネル設定／ビデオ表示書換切換え手段においてチ
ャンネル設定に切り変わっている場合にチャンネルのプ
リセットを行なうチャンネル設定手段と、チャンネル設
定用パネルをポジション値によって切り変えるチャンネ
ル設定用パネル切換え手段と、受信チャンネルの微調整
を行なう微調整手段と、上記微調整手段によって調整し
た微調整の設定値を表示するパネルに切り換える微調整
用パネル切換え手段とチャンネル設定を行なったチャン
ネルに切り換える選局手段と、チャンネルのプリセット
された設定事項をオンスクリーン上に表示させるパネル
上の文字列に変換する文字列作成手段と、上記文字作成
手段によって作成した文字列とパネルを出力させる表示
出力手段から構成される。

【０００６】

【作用】この構成によって、本体前面に配置しているキ
ーボタンとリモコン入力で同じ操作を行なうことがで
き、また、チャンネルプリセットモードに１度入ったの
みでチャンネルの選局を自由に行ないながら全てのチャ
ンネルについてプリセット設定が可能であり、チャンネ
ル設定用パネルですでに設定済みの記憶内容を確認しな
がらチャンネル設定が可能であるので簡単で正確な設定
・調整ができる。

【０００７】また、ポジションに従ってチャンネル設定
用パネルを切替えることによりオンスクリーン上のパネ
ルの大きさをコンパクトにし実際の映像を確認しながら
の設定ができる。

【０００８】また、受信チャンネルの微調整は、微調整
用の調整値のみを表示するパネルに切替えることによっ
て映像を見ながらの調整が可能である。

【０００９】また、ビデオチャンネル選択時にもビデオ
専用の表示書換用画面に切替えるので、実際の映像画面
を確認しながらの表示書き換えが可能である。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図１は本発明の実施例におけるテレ
ビ受信機のプリセット装置のブロック図を示すものであ
る。

【００１１】図１において、１は本体全面に配置するキ
ーボタンとリモコンからの入力信号を受け付ける入力手
段である。入力されたキーによって表示中のパネルの値
のアップ／ダウン、設定項目の操作位置の移動のうちの
どの動作を行なうかを判別する。２は前記入力手段１に
おいて入力されたキーによってプリセットを行なうかど
うかを判別する動作判別手段である。

【００１２】１５はＵＶ／ＢＳ用チャンネル設定かビデ
オ用のチャンネル設定かを切り換えるチャンネル設定／
ビデオ表示書換切換手段である。１６はチャンネル設定
／ビデオ表示書換切換手段１５でビデオ用のチャンネル
設定に切り換わった場合にビデオ表示書き換えを行なう
ビデオ表示書換用パネル切り換え手段である。６はチャ
ンネル設定／ビデオ表示書換切換手段１５でＵＶ／ＢＳ
用チャンネル設定に切り換わった場合にチャンネル設定
を行なうために制御するチャンネル設定手段である。

【００１３】８はＵＶの１から１２ポジションとＢＳの
１から１５までの奇数ポジション時は図２のチャンネル
設定記憶パネル（ＵＶ／ＶＴＲ／ＢＳ／ＣＳ）１２に切
替え、それ以外のポジションを設定する場合は図２のチ
ャンネル設定記憶パネル（ＥＸポジション）１３という
ようにポジションによってチャンネル設定記憶パネルを
切り換えるチャンネル設定用パネル切換手段である。４
は受信チャンネルの受信状態の微調整を行なうと判断
し、オンスクリーン上に出力する微調整パネル１４（図
３）に切替える微調整用パネル切換え手段である。

【００１４】３は微調整を行なう微調整手段である。５
はポジションごとの微調整設定値、チャンネル設定のチ
ャンネルの番号と表示書き換え番号を記憶している記憶
装置である。７はチャンネル設定によってきりかえられ
たチャンネルを選局する選局手段である。９はチャンネ
ル設定入力パネル１１と記憶設定パネル１１、１２上に
設定値の文字列に変換する文字列作成手段である。１０
はチャンネルプリセット設定や微調整の設定値を示すパ
ネルをオンスクリーン上に出力させるための表示出力手
段である。

【００１５】次に、入力手段１から動作判別手段２でチ
ャンネルプリセットをすると判断し、チャンネル設定／
ビデオ表示書換切り換え手段１５でＵＶ／ＢＳ用チャン
ネル設定に切り換わる時に動作する本実施例のテレビ受
信機のプリセット装置のチャンネル設定手段６の動作に
ついて、図４に示すフローチャートを用いて説明する。

【００１６】リモコンによってチャンネル設定プリセッ
トを行いたいとき、リモコンから信号を受け取った入力
手段１は、テレビ画面上に描画したいチャンネル設定パ
ネル１１が出力済みかどうかを判断し、出力されていな
ければテレビ画面２０上にチャンネル設定パネル１１を
描画する。またビデオ表示の書換を行いたいときは、チ
ャンネル設定／ビデオ表示書換切換手段１５により入力
キーが判断され、テレビ画面２０にビデオ表示書換パネ
ル１７が描画される（図６）。

【００１７】リモコンからの信号により、押されたキー
を判断して、ｕｐ／ｄｏｗｎキー入力のときはフォーカ
スを項目移動を行い、設定したい項目のところにフォー
カスをあわせる。

【００１８】リモコンでｌｅｆｔ／ｒｉｇｈｔキーが押
されたときは、選択したい文字候補を探索し、その番号
をチャンネル設定パネルに描画する。例えば、ポジショ
ン項目を選択している場合は、図２においては「１１」
が描画されている。

【００１９】次に、チャンネル設定手段６で、ポジショ
ンの値が変化したときに動作する本実施例のテレビ受信
機のプリセット装置のチャンネル設定用パネル切換手段
８の動作について、図２と図５に示すフローチャートと
図８により説明する。

【００２０】まず、図２のテレビ画面上に表示される記
憶設定パネルのチャンネルは図８の表にて示すようにそ
れぞれ内部状態値が設定されている。テレビ画面２０上
に描画したいチャンネルの内部状態値がチャンネル設定
記憶パネル１２で表示されるポジション「１５」の内部
状態値の「２０」よりも大きいかどうかを比較を行な
い、もし「２０」以下の場合にはチャンネル設定記憶パ
ネル１２を描画し、描画しようとしているポジションの
内部状態値が内部状態値「２０」よりも大きい場合はチ
ャンネル設定記憶パネル１２の代わりに、チャンネル設
定記憶パネル１３を描画しする。

【００２１】例えば、ポジションが１１のときには、内
部状態値は「１１」であるので、チャンネル設定記憶パ
ネル１２に表示されている内部状態値の「２０」よりも
小さいのでチャンネル設定記憶パネル１２を描画する。
また、秒がしたいチャンネルがＣ１９のとき、内部状態
値は「３１」であるため、内部状態値「２０」より大き
いので、チャンネル設定記憶パネル１３を描画する。

【００２２】このようにチャンネル設定記憶パネル１
２、１３を切り換えて表示することで、テレビ画面２０
に占めるパネルの大きさの割合を減らすことが可能とな
り、選局されているテレビ画面を見ながらのプリセット
操作が可能となる。

【００２３】次に、チャンネル設定／ビデオ表示書換切
換手段１５でビデオ用チャンネル設定に切り換る時の動
作について、ビデオ表示書換用パネル切換手段１６につ
いて、図７を用いて説明する。

【００２４】まず、すでに図６に示すようなビデオ表示
書換入力パネルが描画済みかどうかを判断し、描画され
ていなければビデオ表示書換入力パネルを描画する。そ
して、本体前面ボタンキーやリモコンからのキー入力に
よる信号を判断し、ｕｐ／ｄｏｗｎキーによる入力信号
のときはフォーカスの項目移動、ｌｅｆｔ／ｒｉｇｈｔ
キーによる入力信号のときは、選択したい文字候補を探
索してボタンを描画する。

【００２５】以上のように、テレビ画面上にチャンネル
設定入力パネル１１、記憶設定パネル１２、または１
３、微調整パネル１４を表示することで、選局されてい
るテレビ画面を見ながらチャンネル設定、または微調整
を行うことができるため、いちいち画面を切り換えてプ
リセトモードに入り直すことなくプリセット操作するこ
とができる。

【００２６】また、選局手段７によりチャンネル設定手
段６で設定されたチャンネルにテレビ画面を切り換える
ため、より操作性が向上する。

【００２７】また、記憶設定パネル１２、または１３、
または微調整パネル１４等を表示することができるた
め、既に設定済みの記憶内容を確認しながら新たな設定
ができる。

【００２８】

【発明の効果】以上のように本発明は、チャンネル設定
用パネルですでに設定済みの記憶内容を確認しながらチ
ャンネル設定が可能で、ポジションに従ってチャンネル
設定用パネルを切替えるので実際の映像を確認しながら
の設定ができ、受信チャンネルの微調整は、微調整用の
調整値のみを表示するパネルに切り換えることによって
映像を見ながらの調整が可能で、選択チャンネルによっ
てチャンネル設定（ＵＶ／ＢＳ）とビデオ表示書換に切
り換えるので、簡単で早く正確な設定・調整ができチャ
ンネルプリセットの操作性の向上を図ることができるも
のである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例におけるテレビ受信機のプリセ
ット装置の構成を示すブロック図

【図２】同装置のチャンネル設定時のテレビ画面を示す
図

【図３】同装置の微調整時のテレビ画面を示す図

【図４】同装置のチャンネル設定手順の一例を示すフロ
ー図

【図５】同装置のチャンネル設定用パネル切換えの手順
の一例を示すフロー図

【図６】同装置のビデオ表示書換時のテレビ画面を示す
図

【図７】同装置のビデオ表示書換手順の一例を示すフロ
ー図

【図８】同装置のポジションの内部状態値を示す図

【符号の説明】

１ 入力手段 ２ 動作判別手段 ３ 微調整手段 ４ 微調整用パネル切換え手段 ５ 記憶装置 ６ チャンネル設定手段 ７ 選局手段 ８ チャンネル設定用パネル切換え手段 ９ 文字列作成手段 １０ 表示出力手段 １１ チャンネル設定入力パネル １２ チャンネル設定記憶パネル（１）（ＵＶ／ＶＴＲ
／ＢＳ／ＣＳ用） １３ チャンネル設定記憶パネル（２）（ＥＸポジショ
ン用） １４ 微調整パネル １５ チャンネル設定／ビデオ表示書換切換え手段 １６ ビデオ表示書換手段 １７ ビデオ表示書換入力パネル ２０ テレビ画面

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三俣 龍明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山中 貴代和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 リモコンや本体前面キーによる入力信号
   を受け付ける入力手段と、前記入力手段において入力さ
   れたキーによってプリセットを行なうかどうかを判別す
   る動作判別手段と、ビデオチャンネル選択時にはビデオ
   表示書換手段に、ＵＶ／ＢＳチャンネル選択時にはチャ
   ンネル設定手段に出力を切り換えるチャンネル設定／ビ
   デオ表示書換切換手段と、前記チャンネル設定／ビデオ
   表示書換切換え手段においてビデオ表示書き換えに切り
   変わった場合に出力パネルを切変えるビデオ表示書換用
   パネル切換手段と、前記チャンネル設定／ビデオ表示書
   換切換手段においてチャンネル設定に切り変わっている
   場合にチャンネルのプリセットを行なうチャンネル設定
   手段と、チャンネル設定用パネルをポジション値によっ
   て切り変えるチャンネル設定用パネル切換手段と、受信
   チャンネルの微調整を行なう微調整手段と、前記微調整
   手段によって調整した微調整の設定値を表示するパネル
   に切り換える微調整用パネル切換え手段とチャンネル設
   定を行なったチャンネルに切り換える選局手段と、チャ
   ンネルのプリセットされた設定事項をオンスクリーン上
   に表示させるパネル上の文字列に変換する文字列作成手
   段と、前記文字作成手段によって作成した文字列とパネ
   ルを出力させる表示出力手段とを備えるプリッセット装
   置。