JPH0869529A - 円成分抽出方法 - Google Patents

円成分抽出方法

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JPH0869529A
JPH0869529A JP20251494A JP20251494A JPH0869529A JP H0869529 A JPH0869529 A JP H0869529A JP 20251494 A JP20251494 A JP 20251494A JP 20251494 A JP20251494 A JP 20251494A JP H0869529 A JPH0869529 A JP H0869529A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】抽出対象の円の輪郭を点で走査する必要がな
く、コントラストの低い抽出対象の円であっても正しく
安定した抽出が行なえる円成分抽出方法を提供するにあ
る。 【構成】抽出対象である円を含む領域に直線を設定して
直線上の画素について画素濃度のピーク点を求める。予
め登録してある円モデルを上記ピーク点を中心として回
転させ、順次抽出対象の円と、円モデルとの合致度を求
める走査を行なう。走査範囲内での走査が終了すると、
走査によって求めた合致度から抽出対象の円を求めるの
である。 【効果】抽出対象の円の輪郭を点で走査する必要がなく
なり、コントラストが低い抽出対象であっても正しく安
定した抽出を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビカメラ等の画像
入力手段を利用して画像化された対象中、特に円の抽出
に用いる円成分抽出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平4−303269号に見ら
れるように、輪郭線を持った画像に対して、輪郭線を横
切る線分を複数本設定して、各々の線分上での輪郭線と
の交点を求め、この交点を連結することにより輪郭線を
抽出する画像処理方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例の方法に
よって円抽出を行なう場合には、各特徴点の抽出精度
が、抽出対象である円の抽出精度に大きく影響を及ぼ
し、局所的な特徴点の抽出ミスがあった場合にもその交
点を連結し、その軌跡上にこのミスも含んでしまうので
正しく円が抽出されない場合が発生するという問題があ
った。
【0004】本発明は上述の問題点に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは抽出対象の円の輪郭を点
で走査する必要がなく、コントラストの低い抽出対象の
円であっても正しく安定した抽出が行なえる円成分抽出
方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、画像入力手段により撮り込まれ
た画像情報の抽出対象を含む領域に直線を設定する段階
と、前記直線上の画素の画素濃度のピーク点を求める段
階と、予めモデル登録された円モデルの円周が前記ピー
ク点を通るように前記円モデルを設定する段階と、前記
ピーク点を回転中心として、前記円モデルを回転させ、
順次抽出対象の円と前記円モデルとの合致度を求める段
階と、得られた抽出対象の円と前記円モデルとの合致度
から、抽出対象の円を選択・抽出する段階とからなるこ
とを特徴とする。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、設定する直線を二つに分割して分割された各々の
直線上について円抽出を行ない、求められた2つの円を
平均化することによって抽出対象の円を選択・抽出する
ことを特徴とする。請求項3の発明では、請求項1、2
の発明において、抽出対象の円と、円モデルの合致度を
正規化相関により求め、合致度を判断する画像情報とし
て画像濃度値、画像空間微分値の何れか一方あるいは両
者の組み合わせを用いてその合致度分布から、合致度分
布のピーク値を抽出して抽出対象の円の位置を選択する
ことを特徴とする。
【0007】請求項4の発明では、請求項1、2の発明
において、抽出対象の円と、円モデルの合致度を正規化
相関により求め、合致度を判断する画像情報として画像
濃度値、画像空間微分値の何れか一方あるいは両者の組
み合わせを用いてその合致度分布から、合致度分布の重
心を求めて抽出対象の円の位置を選択することを特徴と
する。
【0008】請求項5の発明では、請求項1、2の発明
において、抽出対象の円と、円モデルの合致度を正規化
相関により求め、合致度を判断する画像情報として画像
濃度値、画像空間微分値の何れか一方あるいは両者の組
み合わせを用いてその合致度分布から、或る値以上を持
つ合致度分布の存在領域の中心を求めて抽出対象の円の
位置を選択することを特徴とする。
【0009】請求項6の発明では、請求項1〜5の発明
において、抽出対象の円と、円モデルの合致度の変化に
より、円モデルの回転を制御することを特徴とする。請
求項7の発明では、請求項1〜6の発明において、複数
本の直線を設定して夫々の直線上について円抽出を行な
い、求められた各円の位置の平均化により抽出対象の円
を選択・抽出することを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、画像入力手段により
撮り込まれた画像情報の抽出対象を含む領域に直線を設
定する段階と、前記直線上の画素の画素濃度のピーク点
を求める段階と、予めモデル登録された円モデルの円周
が前記ピーク点を通るように前記円モデルを設定する段
階と、前記ピーク点を回転中心として、前記円モデルを
回転させ、順次抽出対象の円と前記円モデルとの合致度
を求める段階と、得られた抽出対象の円と前記円モデル
との合致度から、抽出対象の円を選択・抽出する段階と
からなるので、抽出対象の円の輪郭を点で走査する必要
がなくなり、コントラストが低い抽出対象であっても正
しく安定した抽出を行なうことができる。
【0011】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、設定する直線を二つに分割して分割された各
々の直線上について円抽出を行ない、求められた2つの
円を平均化することによって抽出対象の円を選択・抽出
するので、円の抽出の精度を向上することができる。請
求項3の発明によれば、請求項1、2の発明において、
抽出対象の円と、円モデルの合致度を正規化相関により
求め、合致度を判断する画像情報として画像濃度値、画
像空間微分値の何れか一方あるいは両者の組み合わせを
用いてその合致度分布から、合致度分布のピーク値を抽
出して抽出対象の円の位置を選択するので、抽出のため
の処理時間を早くすることができる。
【0012】請求項4の発明によれば、請求項1、2の
発明において、略等しいピークが二つ以上あるときに有
効に処理を為すことができる。請求項5の発明によれ
ば、請求項1、2の発明において、抽出対象の円と、円
モデルの合致度を正規化相関により求め、合致度を判断
する画像情報として画像濃度値、画像空間微分値の何れ
か一方あるいは両者の組み合わせを用いてその合致度分
布から、或る値以上を持つ合致度分布の存在領域の中心
を求めて抽出対象の円の位置を選択するので、分布の度
数が低い情報をカットすることになり、円の抽出の精度
を向上することができる。
【0013】請求項6の発明によれば、請求項1〜5の
発明において、抽出対象の円と、円モデルの合致度の変
化により、円モデルの回転を制御するので、求める方向
と反対側へ誤走査する時間を短縮することができる。請
求項7の発明によれば、請求項1〜6の発明において、
複数本の直線を設定して夫々の直線上について円抽出を
行ない、求められた各円の位置の平均化により抽出対象
の円を選択・抽出するので、円の抽出の信頼性を高める
ことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)本実施例は図2に示す画像処理システムを
利用して実現したもので、図1に示すフローチャートに
沿って抽出対象の円を抽出処理を行なうようになってい
る。まず画像入力、画像メモリへの格納の段階ではTV
カメラ1により抽出対象を撮像して、その撮像して得ら
れた画像信号をA/D変換器2によりA/D変換した
後、画像処理プロセッサ3の制御の下で、画像メモリ4
に格納する。
【0015】この画像メモリ4に格納した画像データか
らコンピュータ5により、次の各処理段階を経て円抽出
を行なうのである。まず抽出対象である図3に示す円C
を含む領域に直線Lを設定し、その後この直線L上の画
素について画素濃度のピーク点Pを求める。そして予め
画像メモリ4に格納してある円モデルMを設定する。
【0016】この設定方法を図4に示すフローチャート
及び図5によって更に詳説すると、まず直線L上の画素
を走査し、その画素濃度のピーク値Amaxをとる点を
上記のピーク点Pとする。次に直線Lとα度の傾きを持
ち、距離Rだけ離れた点を夫々a,a’とする。そして
点aから図5において時計回りの方向でa’までの領域
を走査範囲(SR)とする。次に上記ピーク点Pと円モ
デルMの円周上の点T、円モデルMの中心Oと点aを夫
々一致させて円モデルMの設定を終了し、走査開始状態
とする。
【0017】この円モデルMの設定終了後、円モデルM
を上記ピーク点Pを中心として回転させ、順次抽出対象
の円Cと、円モデルMとの合致度E(ここでは円モデル
Mの円周上の画素濃度の総和とする)を求める走査を行
なう。この走査範囲は上記のa点からa’点に至る範囲
であり、円モデルMを上記ピーク点Pを中心としてa’
点方向へr度づつ回転させる走査を行ない、走査範囲内
での走査が終了すると、走査によって求めた合致度Eか
ら抽出対象の円Cを求めるのである。
【0018】(実施例2)上記実施例1おいては、直線
L全体について円モデルMを設定していたが、本実施例
では図6(a)(b)に示すように直線Lを二つに分割
して、夫々の直線LU、LDの画像について画素濃度の
ピーク点P、Qを求め、ピーク点P,Qについて上述と
同様に円モデルMの設定を行なった後、同様な走査を行
ない、合致度Eを求める。そして夫々の合致度Eから抽
出対象の円Cを求め、求めた二つの円Cの中心座標を平
均化して抽出対象の円Cの中心座標とすることにより、
最終的に抽出対象の円Cを決定するのである。
【0019】図7は本実施例の処理過程を示すフローチ
ャートであり、図示するように抽出対象を含む画像デー
タの画像メモリ4への格納後、直線Lを実施例1と同様
に設定した後、更に直線Lを上記のようにLUと、LD
に分割し、各直線LU、LDの画像について画素濃度の
ピーク点P、Qを求める。そして最初にまずピーク点P
について実施例1と同様に円モデルMを設定し、合致度
Eを求める走査を、走査範囲(a点からa’点まで)内
で、ピーク点Pを中心として円モデルMを回転させて行
ない、求めた合致度Eから抽出対象の円Cを抽出する。
この抽出後円モデルMの回転中心をピーク点Pから反対
側の直線LD上のピーク点Qへ移してピーク点Pの場合
と同様に円モデルMを回転させる走査を行なって抽出度
Eを求めて、抽出対象の円Cを抽出する。そして抽出し
た二つの円Cの中心座標を平均化して最終的に抽出する
円Cの中心座標とする。
【0020】このように本実施例では抽出対象の円Cを
含む領域に設定する直線Lを二つに分割することによ
り、円抽出の精度を向上させている。 (実施例3)本実施例は、合致度Eから抽出対象の円C
を抽出する場合の判断方法として、画像濃度値、画像空
間微分値(線・エッジ情報)のいずれか一方あるいは両
者の組み合わせを用いてその合致度分布のピーク値を求
める方法を採用したものである。
【0021】つまり本実施例では図8のフローチャート
で示すように走査終了後、走査範囲(a点−a’点)で
の直線上の合致度Eの分布を図9の如く求め、更にこの
合致度分布のピーク値(Pmax)を求める。そしてこ
のピーク値(Pmax)をとる円モデルMの中心Oの画
像メモリ4上のアドレスより抽出対象の円Cの中心座標
を求めて円Cを抽出するのである。
【0022】尚図8の走査終了までの処理は実施例1
(或いは実施例2)と同じであるためその処理について
の説明は省略する。 (実施例4)本実施例は、合致度Eから抽出対象の円C
を抽出する場合の判断方法として、画像濃度値、画像空
間微分値(線・エッジ情報)のいずれか一方あるいは両
者の組み合わせを用いてその合致度分布の重心を求める
方法を採用したものである。
【0023】つまり本実施例では図10のフローチャー
トで示すように走査終了後、走査範囲(a点−a’点)
での直線上の合致度Eの分布を図11の如く求め、円モ
デルMの中心Oのアドレス(p)に対する合致度をE
(p)とする。そして合致度分布を画像情報値分布と
し、その重心のアドレスを次式により求める。 Gr=(p1 ×E(p1) +p2×E(p2) +…+pn×E(pn))/ΣE
(p) この求めた重心Grが抽出対象の円Cの中心座標となっ
て抽出対象の円Cの抽出が行なえることになる。
【0024】尚図10の走査終了までの処理は実施例1
(或いは実施例2)と同じであるためその処理について
の説明は省略する。 (実施例5)本実施例は、合致度Eから抽出対象の円C
を抽出する場合の判断方法として、画像濃度値、画像空
間微分値(線・エッジ情報)のいずれか一方あるいは両
者の組み合わせを用いてその合致度分布の中心を求める
方法を採用したものである。
【0025】つまり本実施例では図12のフローチャー
トで示すように走査終了後、走査範囲(a点−a’点)
での直線上の合致度Eの分布を図13の如く求め、円モ
デルMの中心Oのアドレス(p)に対する合致度E
(p)とする。次に走査範囲(a点−a’点)内での直
線上の合致度E(p)の平均値Emeanを求め、しきい値
とする。この求めたしきい値(Emean)以上の値をとる
合致度分布の存在領域a1−a2 を求め、この存在領域
1 −a2 の中心のアドレスが抽出対象の円Cの中心座
標となって抽出対象の円Cの抽出が行なえることにな
る。
【0026】尚図12の走査終了までの処理は実施例1
(或いは実施例2)と同じであるためその処理について
の説明は省略する。 (実施例6)本実施例は、円モデルMの回転方法として
図14のフローチャートで示す方法を採用したものであ
る。
【0027】つまり本実施例では、円モデルMの設定
後、ピーク点Pを回転中心として抽出対象の円Cと、円
モデルMとの合致度(Mold )を算出する。次に円モデ
ルMをa点からa’点方向へ回転させ(正転)て走査
し、合致度算出(Mnew )を行ない、この回転前の合致
度(Mold )より回転させて求めた合致度(Mnew )が
増加しているかどうかを比較判定し、Mnew −Mold ≧
0でなければ、円モデルMの回転をa’点からa点方向
に逆転させ、増加しておれば、引き続いて正転させ、合
致度の算出を行なう。そしての算出した合致度(Mne
w)が合致度(Mold )より増加した場合(Mnew −Mo
ld ≧0)には、引き続いて正転させて合致度の算出を
行ない、合致度(Mnew )と合致度(Mold )との比較
を行なう。この処理は合致度(Mnew )が合致度(Mol
d )より増加しなくなるまで行ない、増加しなくなった
ときに円モデルMの回転を終了し、抽出対象の円Cの抽
出を行なうのである。
【0028】つまり本実施例では円モデルMを正転さ
せ、合致度が低下したとき、円モデルMを逆転し、合致
度が増加方向から低下方向に変化したときに円モデルM
の回転を終了させる走査方法を用いているため、求める
方向と反対側へ誤走査する時間を短縮できることにな
る。 (実施例7)上記実施例1乃至実施例6では設定する直
線Lは1本のみであったが、本実施例では図15に示す
ように複数(図示例では2本)設定して、夫々の直線L
1 ,L2 について円抽出を行ない、抽出された各円の中
心座標の平均値を求めて、抽出するべき円Cの中心とす
るのである。尚P点、P’点は夫々直線L1 、L2 に対
応するピーク点を示す。
【0029】ところで、実施例3乃至実施例5の合致度
Eより円抽出する方法を実施例1以外に実施例2におい
て円抽出する場合にも用いても良いのは勿論である。ま
た実施例6の円モデルMの回転方法は何れの実施例1乃
至実施例5及びその組み合わせによって実現できる実施
例に用いても勿論良い。更に実施例1乃至実施例6では
設定する直線はLの1本のみであったが、実施例7のよ
うに複数本の直線を設定するようにしても良く、また実
施例1乃至実施例6の組み合わせてによって実現できる
実施例に用いても勿論良い。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明は、画像入力手段により
撮り込まれた画像情報の抽出対象を含む領域に直線を設
定する段階と、前記直線上の画素の画素濃度のピーク点
を求める段階と、予めモデル登録された円モデルの円周
が前記ピーク点を通るように前記円モデルを設定する段
階と、前記ピーク点を回転中心として、前記円モデルを
回転させ、順次抽出対象の円と前記円モデルとの合致度
を求める段階と、得られた抽出対象の円と前記円モデル
との合致度から、抽出対象の円を選択・抽出する段階と
からなるので、抽出対象の円の輪郭を点で走査する必要
がなくなり、コントラストが低い抽出対象であっても正
しく安定した抽出を行なうことができるという効果があ
る。
【0031】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、設定する直線を二つに分割して分割された各々の直
線上について円抽出を行ない、求められた2つの円を平
均化することによって抽出対象の円を選択・抽出するの
で、円の抽出の精度を向上することができるという効果
がある。請求項3の発明は、請求項1、2の発明におい
て、抽出対象の円と、円モデルの合致度を正規化相関に
より求め、合致度を判断する画像情報として画像濃度
値、画像空間微分値の何れか一方あるいは両者の組み合
わせを用いてその合致度分布から、合致度分布のピーク
値を抽出して抽出対象の円の位置を選択するので、抽出
のための処理時間を早くすることができるという効果が
ある。
【0032】請求項4の発明は、請求項1、2の発明に
おいて、略等しいピークが二つ以上あるときに有効に処
理を為すことができるという効果がある。請求項5の発
明は、請求項1、2の発明において、抽出対象の円と、
円モデルの合致度を正規化相関により求め、合致度を判
断する画像情報として画像濃度値、画像空間微分値の何
れか一方あるいは両者の組み合わせを用いてその合致度
分布から、或る値以上を持つ合致度分布の存在領域の中
心を求めて抽出対象の円の位置を選択するので、分布の
度数が低い情報をカットすることになり、円の抽出の精
度を向上することができるという効果がある。
【0033】請求項6の発明は、請求項1〜5の発明に
おいて、抽出対象の円と、円モデルの合致度の変化によ
り、円モデルの回転を制御するので、求める方向と反対
側へ誤走査する時間を短縮することができるという効果
がある。請求項7の発明は、請求項1〜6の発明におい
て、複数本の直線を設定して夫々の直線上について円抽
出を行ない、求められた各円の位置の平均化により抽出
対象の円を選択・抽出するので、円の抽出の信頼性を高
めることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施例1のフローチャートであ
る。
【図2】同上に用いる画像処理システムのブロック図で
ある。
【図3】同上の抽出対象の円と円モデルの関係の説明図
である。
【図4】同上に用いる円モデルの走査範囲の決定方法の
フローチャートである。
【図5】同上に用いる円モデルの走査範囲の説明図であ
る。
【図6】本発明方法の実施例2の抽出対象の円と円モデ
ルの関係の説明図である。
【図7】同上のフローチャートである。
【図8】本発明方法の実施例3のフローチャートであ
る。
【図9】同上の円抽出の説明図である。
【図10】本発明方法の実施例4のフローチャートであ
る。
【図11】同上の円抽出の説明図である。
【図12】本発明方法の実施例5のフローチャートであ
る。
【図13】同上の円抽出の説明図である。
【図14】本発明方法の実施例6のフローチャートであ
る。
【図15】本発明方法の実施例6の説明図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像入力手段により撮り込まれた画像情報
    の抽出対象を含む領域に直線を設定する段階と、前記直
    線上の画素の画素濃度のピーク点を求める段階と、予め
    モデル登録された円モデルの円周が前記ピーク点を通る
    ように前記円モデルを設定する段階と、前記ピーク点を
    回転中心として、前記円モデルを回転させ、順次抽出対
    象の円と前記円モデルとの合致度を求める段階と、得ら
    れた抽出対象の円と前記円モデルとの合致度から、抽出
    対象の円を選択・抽出する段階とからなることを特徴と
    する円成分抽出方法。
  2. 【請求項2】設定する直線を二つに分割して分割された
    各々の直線上について円抽出を行ない、求められた2つ
    の円を平均化することによって抽出対象の円を選択・抽
    出することを特徴とする請求項1記載の円成分抽出方
    法。
  3. 【請求項3】抽出対象の円と、円モデルの合致度を正規
    化相関により求め、合致度を判断する画像情報として画
    像濃度値、画像空間微分値の何れか一方あるいは両者の
    組み合わせを用いてその合致度分布から、合致度分布の
    ピーク値を抽出して抽出対象の円の位置を選択すること
    を特徴とする請求項1、2記載の円成分抽出方法。
  4. 【請求項4】抽出対象の円と、円モデルの合致度を正規
    化相関により求め、合致度を判断する画像情報として画
    像濃度値、画像空間微分値の何れか一方あるいは両者の
    組み合わせを用いてその合致度分布から、合致度分布の
    重心を求めて抽出対象の円の位置を選択することを特徴
    とする請求項1、2記載の円成分抽出方法。
  5. 【請求項5】抽出対象の円と、円モデルの合致度を正規
    化相関により求め、合致度を判断する画像情報として画
    像濃度値、画像空間微分値の何れか一方あるいは両者の
    組み合わせを用いてその合致度分布から、或る値以上を
    持つ合致度分布の存在領域の中心を求めて抽出対象の円
    の位置を選択することを特徴とする請求項1、2記載の
    円成分抽出方法。
  6. 【請求項6】抽出対象の円と、円モデルの合致度の変化
    により、円モデルの回転を制御することを特徴とする請
    求項1〜5記載の円成分抽出方法。
  7. 【請求項7】複数本の直線を設定して夫々の直線上につ
    いて円抽出を行ない、求められた各円の位置の平均化に
    より抽出対象の円を選択・抽出することを特徴とする請
    求項1〜6記載の円成分抽出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114248100A (zh) * 2021-12-03 2022-03-29 武汉纺织大学 一种基于图像处理的螺丝孔定位算法及螺丝锁付装置

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CN114248100B (zh) * 2021-12-03 2023-05-26 武汉纺织大学 一种基于图像处理的螺丝孔定位算法及螺丝锁付装置

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