JPH086913B2 - スラグ出滓装置 - Google Patents

スラグ出滓装置

Info

Publication number
JPH086913B2
JPH086913B2 JP6908690A JP6908690A JPH086913B2 JP H086913 B2 JPH086913 B2 JP H086913B2 JP 6908690 A JP6908690 A JP 6908690A JP 6908690 A JP6908690 A JP 6908690A JP H086913 B2 JPH086913 B2 JP H086913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slag
screen
damper
pusher
cooling water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6908690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03271612A (ja
Inventor
駿二 高原
勝好 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP6908690A priority Critical patent/JPH086913B2/ja
Publication of JPH03271612A publication Critical patent/JPH03271612A/ja
Publication of JPH086913B2 publication Critical patent/JPH086913B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、下水汚泥の乾燥ケーキや焼却炉の焼却残渣
を溶融処理する表面溶融炉に用いられるスラグ出滓装置
に関する。
従来の技術 従来、焼却残渣や乾燥汚泥ケーキを溶融処理する表面
溶融炉に用いられるスラグ出滓装置としては、たとえ
ば、スラグポートから落下する溶融スラグの液滴を水封
した排出コンベア上に落下させるものがあった。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記した従来の構造においては、溶融スラグ
の液滴が急激な冷却速度で固化するために、固化したス
ラグがポーラス状の顆粒となり、強度が小さいために、
壊れて微粒状となる問題があった。また、炉からの放射
熱が水封部に照射されて封水が蒸発するため、排ガス中
の水分濃度が高くなり排ガス処理装置の冷却塔の負荷が
増大するとともに炉の熱損失が生じる問題があった。
本発明は上記課題を解決するもので、取り出したスラ
グが緻密で強度の大きなものとなり、かつ適当な大きさ
の塊に割裂させることができるスラグ出滓装置を提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、表面式溶融炉の
スラグポートの下方に、スラグポートの下端開口から滴
下する溶融スラグをスラグ受面で捕集するとともに、内
部に冷却水が流通する冷却水流路を形成したダンパーを
上下二段に設けた構成としたものである。
また、下段のダンパーの下方に水封されたスクリーン
を設け、スクリーン上にスクリーン面に沿って出退する
プッシャーを設け、プッシャーの出退経路上に上下に反
復駆動する破砕爪を設けた構成としたものである。
作用 上記した構成により、表面式溶融炉のスラグポートの
下端開口から滴下する液滴状の溶融スラグは、上段のダ
ンパーのスラグ受面に捕集され、初期状態において円環
状に滞留し、滞留量の増加に伴って一塊の層状に滞留す
る。そして、溶融スラグはスラグ受面上に滞留する間
に、内部に含んだガスを脱泡するとともに、上段のダン
パーの冷却水流路を流通する冷却水の冷却効果を受けて
スラグ受面に接する付近が凝固して自己断熱層を形成
し、スラグ塊となる。
そして、上段のダンパーの開動によってスラグ受面上
に滞留する溶融スラグのスラグ塊を下段のダンパーのス
ラグ受面上に投下し、空気冷却ならびに下段のダンパー
のの冷却水流路を流通する冷却水の冷却効果によってス
ラグ受面上のスラグ塊を除冷し、スラグ塊を適性冷却速
度で固化して緻密で強度の大きいスラグを形成する。
そして、下段のダンパーの開動によってスラグ受面上
の固化したスラグをスクリー上に投下し、スクリーンを
水封する冷却水によってスラグを冷却する。さらに、プ
ッシャーによってスラグをスクリーン面に沿って押出し
ながら、破砕爪によってスラグを適当な大きさの塊に打
ち砕く。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
5図において、表面溶融炉は内筒2と外筒3を遊嵌させ
て炉体が形成されており、内筒2の底部をなして炉天井
部4が形成されるとともに、外筒3の底部には溶融スラ
グ5を排出するためのスラグポート6が形成されてい
る。また、内筒2は固定フレーム7に対して昇降自在に
設けられており、内筒2を支持する昇降フレーム8と固
定フレーム7の間には内筒昇降装置9が介装されてい
る。さらに、外筒3は固定フレーム7に受ローラ10を介
して鉛直な軸心まわりに回転自在に支持されており、外
筒3と固定フレーム7の間には外筒3を回転駆動するた
めの駆動装置11が介装されている。
そして、固定フレーム7には内筒2と外筒3の間に形
成される炉空間に連通して投入装置12が設けられてお
り、投入装置12は下水汚泥の乾燥ケーキなどからなる被
溶融物13を炉内に投入するためのものである。また、炉
空間に投入された被溶融物13は内筒2の周囲に環状に滞
留し、スラグポート6の周囲に安息角をなす逆円錐状の
傾斜面14を形成する。そして、傾斜面14と炉天井部4と
によって主燃焼室15が形成されるとともに、主燃焼室15
に火炎を放射する複数の主燃焼バーナ16が炉天井部4に
設けられている。
そして、外筒3の下方には二次燃焼炉17がスラグポー
ト6に連通して設けられており、二次燃焼炉17には内部
に形成された二次燃焼室18に火炎を放射する二次燃焼バ
ーナ19が設けられている。また、二次燃焼炉17の側部に
は排ガス20を排出するための煙道21が一端側を二次燃焼
室18に連通して設けられており、煙道21の他端は排ガス
処理装置(図示せず)に連通している。
そして、第1図に示すように、二次燃焼炉17の下方に
はスラグ出滓装置22が二次燃焼室18に連通して設けられ
ており、スラグ出滓装置22にはダンパー装置23,24が二
重に設けられている。また、各ダンパー装置23,24は水
平方向に出退する一対のダンパー25,25および26,26を有
しており、各ダンパー25,26には冷却水が流通する冷却
水流路27が形成されている。さらに、各ダンパー装置2
3,24には各ダンパー25,26を出退駆動するためのシリン
ダ装置28が設けられており、スラグ出滓装置22の炉内側
には各ダンパー25,26の上面に摺接するスクレーパー29
が設けられている。
そして、第2図〜第4図に示すように、下段のダンパ
ー26の下方には水封されたスクリーン30が設けられてお
り、スクリーン30は複数のリブ31を縦格子状に配置して
形成されている。また、スクリーン30上にはプッシャー
32が配置されており、プッシャー32はスクリーン30の格
子目に沿って配置されたレール33にローラ34を介して支
持され、格子目の方向に出退自在に設けられている。さ
らに、プッシャー32を出退駆動するための出退シリンダ
装置35がプッシャー32の側部に連結して設けられてお
り、プッシャー32の前部にはレーキ36が取り付けられて
いる。また、スクリーン30の両側にはスラグ塊37がスク
リーン30上から逸脱することを防止するガイド38が設け
られている。
そして、プッシャー32の出退経路上に位置して破砕装
置39が配置されており、破砕装置39は、立設されたガイ
ドレール40にガイドローラ41を介して上下方向に案内さ
れる昇降台42と、昇降台42の下端に設けられた破砕爪43
と、昇降台42を昇降駆動する昇降シリンダ装置44とを有
している。また、スクリーン30の破砕装置39に対応する
部分は粗い格子目に形成されており、スクリーン30の下
方には搬出コンベア45が設けられている。
以下、上記構成における作用について説明する。投入
装置12から炉空間に被溶融物13を投入し、炉天井部4の
下方に主燃焼室15を形成する。そして、主燃焼バーナ16
により被溶融物13に点火して燃焼させ、以後主燃焼バー
ナ16による加熱および被溶融物13の自然による加熱によ
って主燃焼室15における燃焼温度を1300〜1500℃に維持
する。燃焼温度の制御は、主燃焼バーナ16の燃焼制御を
行うか、もしくは内筒昇降装置9による内筒2の昇降に
よって主燃焼室15の空間容積を変化させることにより行
われる。
そして、通常運転状態において、被溶融物13は主燃焼
室15に接する傾斜面14の表面側から溶融し、溶融した溶
融スラグ5が傾斜面14に沿って流下し、スラグポート6
から二次燃焼室18に滴下される。また、傾斜面14には、
駆動装置11による外筒3の回転により内筒2の下端周囲
から切り崩される被溶融物13が連続的に供給される。
そして、二次燃焼室18においては二次燃焼バーナ19の
燃焼により未燃ガスが完全燃焼されるとともに、主燃焼
室15に続く二段燃焼によって排ガス20が低NOx燃焼され
る。また、二次燃焼室18における加熱によってスラグポ
ート6における溶融スラグ5の凝固が防止される。
そして、スラグポート6の下端開口周縁から滴下され
る液滴状の溶融スラグ5は上段のダンパー25のスラグ受
面46に捕集され、初期状態において円環状に滞留し、滞
留量の増加に伴って一塊の層状に滞留する。また、溶融
スラグ5はスラグ受面46上に滞留する間に、内部に含ん
だガスを脱泡するとともに、上段のダンパー25の冷却水
流路27を流通する冷却水の冷却効果を受けてスラグ受面
46に接する付近が凝固して自己断熱層を形成し、スラグ
塊37となる。
そして、上段のダンパー25をシリンダ装置28によって
開動し、スラグ受面46に滞留する溶融スラグ5のスラグ
塊37をスクレーパー29で掻き落としながら下段のダンパ
ー26のスラグ受面47に投下し、空気冷却ならびに下段の
ダンパー26の冷却水流路27を流通する冷却水の冷却効果
によってスラグ受面47上のスラグ塊37を除冷し、スラグ
塊37を適性冷却速度で固化して緻密で強度の大きいスラ
グを形成する。
そして、下段のダンパー26をシリンダ装置28によって
開動し、スラグ受面47の固化したスラグをスクリーン30
に投下し、スクリーン30を水封する冷却水によってスラ
グを冷却する。さらに、出退シリンダ装置35の駆動によ
ってローラ34をレール33で案内しながらプッシャー32を
移動させ、プッシャー32によってスラグをスクリーン面
に沿って押出す。そして、破砕装置39の昇降シリンダ装
置44によって昇降台42を案内しながら上下に反復駆動
し、プッシャー32によって押出されるスラグを昇降台42
の下端に設けた破砕爪43で適当な大きさの塊に破砕す
る。また、破砕されたスラグはスクリーン30のリブ31の
間隙から下方に落下し、搬送コンベア45によって搬出さ
れる。
発明の効果 以上述べたように本発明によれば、上段のダンパーの
スラグ受面に溶融スラグを滞留させて内部に含んだガス
を脱泡し、下段のダンパーのスラグ受面においてスラグ
塊を除冷して適性冷却速度で固化させることにより、緻
密で強度の大きいスラグを形成することができる。
また、プッシャーにより固化したスラグをスクリーン
面に沿って押出しながら、破砕爪によって適当な大きさ
の塊に打ち砕くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すスラグ出滓装の縦断面
図、第2図は同実施例における破砕装置の縦断面図、第
3図は同実施例におけるスクリーンの平面図、第4図は
同実施例における破砕装置の正面図、第5図は同実施例
の表面溶融炉の全体構成図である。 5……溶融スラグ、23,24……ダンパー装置、25,26……
ダンパー、30……スクリーン、32……プッシャー、43…
…破砕爪。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面式溶融炉のスラグポートの下方に、ス
    ラグポートの下端開口から滴下する溶融スラグをスラグ
    受面で捕集するとともに、内部に冷却水が流通する冷却
    水流路を形成したダンパーを上下二段に設けたことを特
    徴とするスラグ出滓装置。
  2. 【請求項2】下段のダンパーの下方に水封されたスクリ
    ーンを設け、スクリーン上にスクリーン面に沿って出退
    するプッシャーを設け、プッシャーの出退経路上に上下
    に反復駆動する破砕爪を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のスラグ出滓装置。
JP6908690A 1990-03-19 1990-03-19 スラグ出滓装置 Expired - Fee Related JPH086913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6908690A JPH086913B2 (ja) 1990-03-19 1990-03-19 スラグ出滓装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6908690A JPH086913B2 (ja) 1990-03-19 1990-03-19 スラグ出滓装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03271612A JPH03271612A (ja) 1991-12-03
JPH086913B2 true JPH086913B2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=13392430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6908690A Expired - Fee Related JPH086913B2 (ja) 1990-03-19 1990-03-19 スラグ出滓装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH086913B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101134618B1 (ko) * 2010-08-30 2012-04-09 한국전력공사 슬래그 처리장치 및 그 동작 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03271612A (ja) 1991-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4321877A (en) Gasification furnace
US4346661A (en) Furnace for treating industrial wastes
GB1434789A (en) Waste disposal
JPH0639963B2 (ja) ボイラー等の燃焼室および石炭とゴム片との混焼方法
US3133804A (en) Apparatus for treating molten ash or slag
UA77954C2 (en) Method for enhancement of cement clinker yield
US3747542A (en) Method and device for the treatment of refuse
US4949653A (en) Process and apparatus for incineration
US4336131A (en) Gasification furnace with discharge hopper
RU2258867C2 (ru) Способ обработки остатков от сжигания из сжигательной установки
JPS5839468B2 (ja) 連続的に運転する竪型のガス化炉およびその運転方法
JPH086913B2 (ja) スラグ出滓装置
JP3695504B2 (ja) 溶融スラグの結晶化物製造装置
JPH08595Y2 (ja) スラグ出滓装置のダンパー構造
EP0381195B1 (en) Incinerating furnace
JP2000039267A (ja) 廃棄物熔融炉及びそれを用いた廃棄物熔融装置
JP2001090933A (ja) 廃棄物熔融装置
US2879726A (en) Garbage, trash and sludge disposal
JPH03263513A (ja) 表面溶融炉の出滓装置
GB2034445A (en) Fluidised bed combustion apparatus
JP2002364987A (ja) スラグコンベヤ
JPH01184314A (ja) 廃棄物溶融炉
JP3278780B2 (ja) 焼却装置
JPH08596Y2 (ja) スラグ出滓装置のスクレーパー構造
JPH08254307A (ja) 廃棄物処理方法および廃棄物処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees