JPH0868972A - 眼鏡の丁番構造 - Google Patents

眼鏡の丁番構造

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JPH0868972A
JPH0868972A JP20322194A JP20322194A JPH0868972A JP H0868972 A JPH0868972 A JP H0868972A JP 20322194 A JP20322194 A JP 20322194A JP 20322194 A JP20322194 A JP 20322194A JP H0868972 A JPH0868972 A JP H0868972A
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JP
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temple
fitting
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slot
armor
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JP20322194A
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English (en)
Inventor
Etsuya Ishiyama
越也 石山
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ISHIYAMA GANKYO KK
Original Assignee
ISHIYAMA GANKYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】丁番部分はそのままにしておき、テンプルだけ
を簡単に交換できるような丁番構造を提供することを目
的とする。 【構成】テンプル5にスロット42を形成し、テンプル
側のこま部材11にスロット42に対して摺動して嵌合
可能な嵌合部40を形成することにより、テンプル5側
のこま部材11がテンプル5に対して着脱可能である。
スロット42の断面はチャンネル状で、嵌合部40の幅
方向両端にはこのチャンネル形状に嵌合できる凸条38
を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼鏡部品である丁番の
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】眼鏡のレンズを支持する縁は、丁番によ
り、テンプルと屈曲可能に接続されている。図19に示
すように従来の丁番100は、例えば鎧101側に二つ
の離れたこま102を有し、またテンプル103側に一
つのこま103aを有し、こま103aを二つのこま1
02の間に差し込んだ状態で、両者をネジ104で螺合
して接続している。
【0003】このような丁番構造では、鎧101側のこ
ま102及びテンプル103側のこま103aはいづれ
も鎧またはテンプルに蝋付けされ、あるいはこれらと一
体成型されている。そのため、各こま102、103a
やテンプル103に故障を生じた場合、こまだけを取り
替えたり、テンプル103だけを取り替えたりすること
ができなかった。
【0004】またバネ丁番と呼ばれる丁番構造が従来か
ら知られているが、このものも一旦組み立てた後はテン
プルだけを容易に丁番から取り外すことができないとい
う点では同様である。
【0005】一方最近は、眼鏡業界にも、より高いファ
ッション性が要求されており、例えばデザインの異なる
複数のテンプル103を所有し、場面に応じてテンプル
を使い分けるなどのニーズもある。この場合、従来のネ
ジ104を用いた方式でも、テンプルをこまとともに替
えることが可能であるが、ネジ104を螺合したり外し
たりすると、ネジ山が崩れたり、ネジをなくしたり、ま
た「あがき」の具合を調節するのが困難である。そこで
こま同士の接続部分はそのままにして、テンプルだけを
取り替える構造が望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような背
景に鑑みなされたものであって、丁番部分はそのままに
しておき、テンプルだけを簡単に交換できるような丁番
構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の眼鏡の丁番構造は、眼鏡のテンプル側に設
けられるこま部材と鎧側に設けられるこま部材とこれら
両方のこま部材の接続構造とを備える丁番において、前
記テンプル側のこま部材はテンプルに対して着脱可能で
あることを特徴とする。
【0008】また前記テンプルにスロットを形成し、前
記テンプル側のこま部材には前記スロットに対して摺動
して嵌合可能な嵌合部を形成してもよい。
【0009】また前記スロットは断面がチャンネル状に
形成され、前記嵌合部の幅方向両端には前記スロットの
チャンネル形状に嵌合できる凸条を形成してもよい。
【0010】また前記スロットはあり溝状に形成され、
前記嵌合部はあり状に形成されていてもよい。
【0011】前記テンプル側のこま部材はこま部材本体
と補助部材とを有し、該こま部材本体は幅方向両端に凸
条を形成し且つ該二つの凸条の間に前記補助部材の一部
を受け入れ可能であり、また前記補助部材は幅方向両端
に凸条を形成し、前記補助部材の一部が前記こま部材本
体に受け入れられ補助部材の各凸条がこま部材本体の各
凸条と重なった状態で前記スロットのチャンネル形状に
嵌合でき、また前記こま部材本体と補助部材とには各々
対応する位置に孔を形成し、且つ補助部材の孔には雌ネ
ジを形成し、こま部材本体と補助部材とが前記スロット
に嵌合している状態において前記両孔を貫通して前記ス
ロットの摺動面に当接可能なネジを有していてもよい。
【0012】また前記スロットの摺動面には、前記ネジ
の径と同一または該径よりも大きな幅を有する受け溝を
有していてもよい。
【0013】また上記目的を達成するため、本発明の他
の眼鏡の丁番構造は、眼鏡のテンプル側に設けられるこ
ま部材と鎧側に設けられるこま部材とこれら両方のこま
部材の接続構造とを備える丁番において、前記鎧にスロ
ットを形成し、前記鎧側のこま部材には前記スロットに
対して摺動して嵌合可能な嵌合部を形成することによ
り、前記鎧側のこま部材が鎧に対して着脱可能であるこ
とを特徴とする。
【0014】また前記鎧側のこま部材には上下の面に嵌
合孔を形成し、前記テンプル側のこま部材には上下方向
に拡開可能で且つ非拡開状態において前記嵌合孔に嵌合
できる嵌合凸部を形成してもよい。
【0015】また前記テンプル側のこま部材には上下の
面に嵌合孔を形成し、前記鎧側のこま部材には上下方向
に拡開可能で且つ非拡開状態において前記嵌合孔に嵌合
できる嵌合凸部を形成してもよい。
【0016】また前記嵌合凸部は、その非拡開状態と拡
開状態との間で非拡開状態へ復帰可能なバネ作用を有す
る部材に設けられていてもよい。
【0017】また前記各バネ作用を有する部材の間に
は、各テンプルの内面から離れた位置において、前記嵌
合凸部の近傍の一部に接続面が形成されていてもよい。
【0018】
【作用】本発明では、眼鏡のテンプル側に設けられるこ
ま部材と鎧側に設けられるこま部材とこれら両方のこま
部材の接続構造とを備える丁番において、テンプル側の
こま部材がテンプルに対して着脱可能であれば、こま部
材と一緒にではなく、テンプルだけを交換することがで
きる。
【0019】またテンプルにスロットを形成し、テンプ
ル側のこま部材にはスロットに対して摺動して嵌合可能
な嵌合部を形成すれば、嵌合部をスロットに対して摺動
させるだけで、簡単にテンプルの着脱を行える。
【0020】またスロットは断面がチャンネル状に形成
され、嵌合部の幅方向両端にはスロットのチャンネル形
状に嵌合できる凸条を形成すれば、この凸条をスロット
のチャンネル形状に嵌合させた状態で摺動させることに
より、テンプルの着脱を行うことができ、また一旦嵌合
した状態ではスロットのチャンネル形状に凸条がぴった
りと嵌まってがたつきを生じない。
【0021】またスロットがあり溝状に形成され、嵌合
部があり状に形成されれば、ありをあり溝に嵌合させた
状態で摺動させることにより、テンプルの着脱を行うこ
とができ、また一旦嵌合した状態ではあり溝にありがぴ
ったりと嵌まってがたつきを生じない。
【0022】またテンプル側のこま部材はこま部材本体
と補助部材とを有し、該こま部材本体は幅方向両端に凸
条を形成し且つ該二つの凸条の間に補助部材の一部を受
け入れ可能であり、また補助部材は幅方向両端に凸条を
形成し、補助部材の一部が前記こま部材本体に受け入れ
られ補助部材の各凸条がこま部材本体の各凸条と重なっ
た状態で前記スロットのチャンネル形状に嵌合でき、ま
たこま部材本体と補助部材とには各々対応する位置に孔
を形成し、且つ補助部材の孔には雌ネジを形成し、こま
部材本体と補助部材とがスロットに嵌合している状態に
おいて両孔を貫通してスロットの摺動面に当接可能なネ
ジを有すれば、雌ネジをこま部材本体と補助部材との各
孔に通して螺合させることにより、雌ネジの先端がスロ
ットの摺動面に当接する。そして補助部材がこま部材本
体側へ締め上げられて、こま部材本体の凸条がテンプル
のチャンネル形状の屈曲した部分に強く当接する。これ
によりテンプルと補助部材及びこま部材本体とが摩擦力
で強く結合されて、容易に外れることがなくなる。
【0023】またスロットの摺動面に、ネジの径と同一
または該径よりも大きな幅を有する受け溝を有すれば、
ネジがスロットの摺動面に強く当接するときに生じる周
囲の肉盛りが摺動面よりも盛り上がることを防止できる
から、テンプルから補助部材及びこま部材本体を摺動さ
せて外すときに、滑らかな摺動が維持できる。
【0024】また鎧にスロットを形成し、鎧側のこま部
材にスロットに対して摺動して嵌合可能な嵌合部を形成
して鎧側のこま部材が鎧に対して着脱可能であるように
すれば、丁番を外すことなく、鎧側から丁番とテンプル
と一緒に外すことができる。
【0025】また鎧側のこま部材には上下の面に嵌合孔
を形成し、テンプル側のこま部材には上下方向に拡開可
能で且つ非拡開状態において嵌合孔に嵌合できる嵌合凸
部を形成すれば、テンプルと鎧とを接続するときに、両
嵌合凸部を拡開状態としたまま各嵌合凸部を嵌合孔に位
置合わせし、その後両嵌合凸部間を非拡開状態に戻すだ
けで接続が完了する。
【0026】またテンプル側のこま部材には上下の面に
嵌合孔を形成し、鎧側のこま部材には上下方向に拡開可
能で且つ非拡開状態において嵌合孔に嵌合できる嵌合凸
部を形成した場合にも、上記と同様にしてテンプルと鎧
とを接続できる。
【0027】また嵌合凸部が、その非拡開状態と拡開状
態との間で非拡開状態へ復帰可能なバネ作用を有する部
材に設けられていれば、両嵌合凸部間をバネの復帰傾向
に反して拡開状態とし、そのまま各嵌合凸部を各嵌合孔
に位置合わせし、その後バネの復帰傾向に従って両嵌合
凸部間を非拡開状態に戻すだけで接続が完了する。
【0028】また各バネ作用を有する部材の間に、各テ
ンプルの内面から離れた位置において、嵌合凸部の近傍
の一部に接続面が形成されていれば、接続面の存在によ
り、バネ作用を有する部材の上記バネ作用が強固にでき
るとともに、バネ作用を有する部材が互いに拡がってし
まい元に復帰できなくなる傾向も規制される。従って、
バネ作用を有する部材のバネ作用の緩みを防止できる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1または図2において符号1は本発明を適用し
た眼鏡であって、このものはレンズを保持するリム3
と、眼鏡を耳にかけるためのテンプル5と、リム3に蝋
付けされた鎧7と、該鎧7とテンプル5とを接続する丁
番9とを有する。このうち本発明は丁番9の構造に関す
るものである。
【0030】図3ないし図6に本発明の丁番構造の一実
施例を示す。丁番9はテンプル5側に設けられるこま部
材11と鎧7側に設けられるこま部材13とから成る。
鎧7側のこま部材13は鎧7に蝋付けされ、または鎧7
と一体成形され、あるいは鎧7に組合わされている。ま
た鎧7側のこま部材13は、鎧7から、鎧の内面側であ
ってテンプル5の方へ張り出すように形成され、先端に
ほぼ円柱形のこま部25を形成する。こま部25の上下
の面は互いに平行な面であり、こま部25の中央には、
孔26がこま部25を貫通して形成される。
【0031】一方テンプル5側のこま部材11は、図5
に示すようにこま部材本体12と補助部材14とを有す
る。こま部材本体12は、ほぼ円形部分を有する二枚の
平行なこま板16a、16bを有し、その円形部分の中
央に各々孔18a、18bを形成する。そしてこま板1
6bの孔18bには、雌ネジが形成されている。因みに
これら二枚のこま板16a、16bの間には、こま部材
13のこま部25が丁度嵌まり込むことができるように
なっており、その状態でネジ20(図3参照)を上側か
ら通して、こま板16bの雌ネジのついた孔18bに螺
合させて締め付けることができるようになっている。
【0032】両方のこま板16a、16bは、両こま板
と垂直に交わる接続面22により接続されており、この
接続面22には締付孔24が形成される。また締付孔2
4よりも先端側の接続面22には、ほぼ半円状の当接部
28が形成される。
【0033】各こま板16a、16bには、接続面22
が形成される側と反対側に、それぞれ外側に屈曲するよ
うに凸条30が形成される。そしてこの両凸条30の間
には空間が形成され、そこに補助部材14の一部を受入
れることができるようになっている。なおこのようなこ
ま部材本体12において、最も長さの長い方向を長手方
向、両方の凸条30を通る平面の方向を幅方向及び締付
孔24の貫通する方向を高さ方向とそれぞれ定義して、
以下説明を続ける。この方向は、テンプル5にこま部材
本体12と補助部材14とが一緒に組み込まれるとき
に、テンプル5及び補助部材14の方向を表す表現とし
ても用いる。
【0034】補助部材14は、長手方向に垂直な方向で
切断した断面が凸形状をした部材であり、凸状部分32
は各こま板16a、16bの両凸条30間に受け入れら
れることができるようになっている。この凸状部分32
には、上記こま部材本体12における締付孔24と対応
する位置に、雌ネジの形成された締付孔34が形成され
る。この締付孔34には、こま部材本体12の締付孔2
4が位置合わせされた状態で、締付孔24側から締付ネ
ジ36を入れて螺合させることができる。
【0035】凸状部分32の幅方向両側には、長手方向
に沿って凸条38が形成される。この凸条38の幅及び
長さは、こま部材本体12の凸条30に対応しており、
凸状部分32が各こま板16a、16bの両凸条30間
に受け入れられた状態では、こま部材本体12の凸条3
0が、補助部材14の凸条38の上に重なるようになっ
ており、これらの重なった凸条30、38が嵌合部40
を構成する。
【0036】以上がテンプル側のこま部材11の構造で
あり、このものは以下のようにしてテンプル5に固定す
ることができる。まず図4に示すように、テンプル5の
端部から長手方向に向かってスロット42が形成され
る。このスロット42は長手方向に垂直な方向で切断し
た断面がC形のチャンネル形状を有し、チャンネル形状
の内側は摺動面44、二つの内側面46、摺動面44と
対向する二つの内向面48及びテンプル5の内面50と
内向面48との間に形成される挟持面52から構成され
る。
【0037】各挟持面52間の距離は、各こま板16
a、16bの外面間の距離にほぼ等しく、また各内側面
46間の距離は、補助部材14の幅方向の最大寸法にほ
ぼ等しく、また摺動面44と内向面48と間の距離は、
こま部材本体12の凸条30と補助部材14の凸条38
との各高さの和より若干大きい寸法に設定されている。
【0038】また摺動面44には、締付ネジ36の径寸
法よりも大きな幅を有する受け溝54が形成される。こ
の受け溝54は、締付ネジ36の先端がスロット42の
摺動面44に強く当接するときに生じる周囲の肉盛り
が、摺動面44よりも盛り上がることを防止するための
ものであり、これによりテンプル5からこま部材11を
摺動させて外すときに、滑らかな摺動が維持できる。
【0039】図4に示すように、こま部材本体12と補
助部材14との各凸条30、38が重ね合った状態で、
こま部材11をスロット42へ端部側から摺動させて嵌
合させることができる。こま部材本体12の当接部28
が当接して止まったところで嵌合が完了し、このとき締
付孔24、締付孔34及び受け溝54の位置が整合す
る。そしてこれらの締付孔24と締付孔34とに締付ネ
ジ36を入れ込み、締付ネジ36の先端が受け溝54に
当接するまで螺合させ、その後も更にネジを締め付け
る。
【0040】これにより、図6に示すように締付ネジ3
6の先端が受け溝54に当接した後は、補助部材14が
図6の右側へ移行していく。その結果、こま部材本体1
2の凸条30がスロット42の内向面48に強く当接し
て、摩擦力により、こま部材本体12と補助部材14と
がテンプル5に対して固定される。
【0041】図3には、こま部材11をテンプル5に固
定した様子を示すが、このときこま部材本体12の当接
部28における接続面22は、テンプルの内面50と同
一平面となっている。図7には、この部分の変形例を示
す。即ち図7では、接続面22がテンプルの内面50と
同一平面にならない構成、言い換えればこま板16a、
16bから当接部28にかけての全体がテンプルの内面
50よりも突出している構成を採っている。因みにこの
ような構成を採ることにより、テンプル5とこま部材本
体12との間の強度が増加するとともに、意匠的にも優
れるという利点がある。
【0042】以上述べたこま部材11は平板を成形して
成るものであるが、図19に示すような従来の無垢のこ
ま部材、あるいはその他従来からあるこま部材をテンプ
ルまたは鎧に取り付ける場合にも、テンプルまたは鎧に
スロットを形成し、こま部材側に嵌合部を形成すること
により、両者を上記同様にして着脱可能にすることがで
きる。
【0043】次にテンプル5とこま部材11との嵌合構
造を変えた二つの実施例について説明する。最初の実施
例は図8に示すように、こま部材11が一つの部材から
成り、二枚のこま板16a、16bは、接続面22の他
に、この接続面22と対向する嵌合板56によっても接
続されている。嵌合板56は嵌合部40を構成する部分
であり、そこには各こま板16a、16bからそれぞれ
外側へ張り出すように凸条30が形成され、これら凸条
30が上記実施例と同様な断面チャンネル形状のスロッ
ト42に嵌合できるようになっている。
【0044】また本実施例では締付孔は形成されていな
いが、この代わりに、例えば当接部28の近傍の両側に
半円柱状に切り欠いた固定用切り欠き58が形成され
る。またこれに対応して、テンプル5側のスロット42
の挟持面52にも同一形状の固定用切り欠き60が形成
される。こま部材11がスロット42に嵌合したときに
は、両方の固定用切り欠き58、60が組合わさって円
柱形になり、そこにそれぞれピン62を差し込むこと
で、こま部材11をスロット42に固定できるようにな
っている。
【0045】またテンプル5とこま部材11との嵌合構
造を変えた第二の実施例は、図9に示すように上記の実
施例同様にこま部材11が一つの部材から成り、二枚の
こま板16a、16bは嵌合板56によって接続されて
いる。嵌合板56の中央からは接続部分64を介して、
断面が台形であり嵌合部を構成するあり66が形成され
る。一方テンプル5側には、断面切り欠き形状がこのあ
り66に対応したあり溝状のスロット42が形成され、
そこにあり66が摺動して嵌合できるようになってい
る。
【0046】なお本実施例では、こま部材11をテンプ
ル5に対して固定する手法が特に示されていないが、例
えばこま部材11を貫通する孔を形成し、またテンプル
側の摺動面にはこれに対応する孔を形成して、ネジを貫
通孔に螺合させてその先端を摺動面の孔の中に入れて固
定する方式や、上記実施例のように固定用切り欠きを形
成してそこにピンを差し込む方式を採ることができる。
またあり66とあり溝状のスロット42とが密に嵌合し
合い、容易には外れない場合には、特にこのような固定
手段を設ける必要はない。
【0047】以上はテンプル5に対するテンプル側のこ
ま部材11の接続構造であるが、同様な接続構造を、鎧
7と鎧側のこま部材13との接続にも適用できる。また
このような接続構造をテンプル5側と鎧7側とに同時に
適用してもよい。
【0048】次に上記テンプルへのこま部材11の接続
構造を適用できる丁番の回動部分にネジを使用しない4
種類の丁番9の構造について説明する。
【0049】まず図10に示す丁番構造は、先に説明し
た図3の丁番構造とほとんどが同じであるので、異なる
点のみを説明する。本実施例では図3の実施例のように
こま板16a,16bに孔18a,18bは形成されて
おらず、その代わりに嵌合凸部23が形成される。この
嵌合凸部23は、それぞれこま板の外面側からこま板1
6a、16b同士が対向する面側に、ボス状にプレス加
工されるようにして形成されており、これらがこま部2
5に形成された嵌合孔27の上下から嵌合できるように
なっている。
【0050】両方のこま板16a,16bは、互いに向
かい合う方向にバネ作用を有するため、両方の嵌合凸部
23が嵌合孔27に嵌合した状態では、テンプル5と鎧
7との間に両者を引き離そうとする相当の力が作用しな
い限り、通常の眼鏡使用時に作用する力では容易に外れ
ないようになっている。なお嵌合孔27は、上下から各
嵌合凸部23を受け入れ可能であれば、貫通している必
要はない。
【0051】両方のこま板16a,16bは、テンプル
の内面50から離れた位置において両こま板と垂直に交
わる接続面22により接続されている。この接続面22
は、こま板16a、16bの嵌合凸部23の近傍の一部
に設けられ、これによってこま板16a、16bの上記
バネ作用を強固にすることができるとともに、二枚のこ
ま板16a、16bが互いに拡がってしまい元に復帰で
きなくなる傾向も規制される。従って、こま板16a、
16bのバネ作用の緩みを防止できる。
【0052】次に図11ないし図14に丁番の回動部分
にネジの使用されていない丁番構造の第二の実施例を示
す。丁番9はテンプル5側に設けられるこま部材11と
鎧7側に設けられるこま部材13とから成り、鎧7側の
こま部材13は、鎧7に対して例えば二本のリベット1
5でかしめられている。二本のリベット15は飾り部材
17から延びており、飾り部材17を鎧7の外面側にし
てリベット15をかしめるようにしているので、鎧7の
外面側からはリベット15の跡が見えないようになって
いる。
【0053】またリベット15でかしめる代わりに、図
示はしないが飾り部材17から延びるボルトに鎧7の内
側からナットで締め付けるようにしてもよいし、飾り部
材17から延びるパイプネジに鎧7の内側からネジで締
めるようにしてもよい。
【0054】なおこのように鎧7の側では蝋付けをせず
にかしめている理由は、この丁番では後述するように精
密な寸法精度が要求されるので、蝋付けすれば熱により
所定の寸法に誤差を生じるおそれがあるからである。た
だしこのような寸法誤差を生じる心配がなければ、こま
部材13側も蝋付けを適用できることはもちろんであ
る。
【0055】図11に示すように、鎧側のこま部材13
は一本の針金状の部材を折り曲げて形成したものであ
り、リベット15によってかしめられる部分、すなわち
取着部19は、針金状の部材を180度折り曲げて互い
を密接させるようにして形成され、リベット15はこの
両者の間においてかしめられている。針金状の部材は、
取着部19から上下二本に別れ且つ鎧7から離れるよう
に折れ曲がり、上下の部分が平行に延びた後、先端部が
互いに向かい合うように上下に折れ曲がるようにしてほ
ぼ環状の環状部21を形成する。因みにこのような針金
状の部材は、断面が円形でも矩形でもよいが、断面が矩
形の場合は、後述の嵌合凸部は丸く削ることが好まし
い。またこのような針金状の部材を用いれば、こま部材
13の成形が容易に行える。
【0056】環状部21のうち、先端部が上下に折れ曲
がった部分にはそれぞれ嵌合凸部23を形成し、これら
嵌合凸部23は互いに一定の距離をおいて離れている。
なお嵌合凸部23同士は、分離可能であれば互いに当接
していても構わない。また両嵌合凸部23の先端は、嵌
合時に嵌合を滑らかにするために半球状に加工されてい
る。
【0057】環状部21は以上のような構成を有するこ
とで上下方向にバネ作用を有する。したがって両嵌合凸
部23間の距離が広がるように環状部21を上下に広げ
た場合には、環状部21は元の非拡開状態に復帰する傾
向にある。
【0058】一方テンプル5側のこま部材11は、図1
3に示すように上述した図10に示す実施例において、
鎧7側のこま部材13と同様な形状である一つの無垢の
こま部25を有する。なおこま部25の厚さは両嵌合凸
部23間の距離よりも大きい。またこま部材11には嵌
合部40が一体的に形成され、これがテンプル5に形成
されるスロット42に摺動して嵌合できるようになって
おり、嵌合状態においてこま部材11は締付ネジ36で
固定されている。こま部材本体12と補助部材14との
二つの部材から成る。補助部材14は図3の実施例のも
のと同じ構造であり、またこま部材11も、こま板16
a、16bの代わりにこま部25が形成されている点を
除き、図3の実施例のものと同じ構造である。
【0059】こま部25の中央には、嵌合孔27がこま
部25を貫通して形成される。この嵌合孔27は、環状
部21が非拡開状態のときに、上下から各嵌合凸部23
を受け入れることができるようになっている。そして両
方の嵌合凸部23が嵌合孔27に嵌合した状態では、テ
ンプル5と鎧7との間に両者を引き離そうとする相当の
力が作用しない限り、通常の眼鏡使用時に作用する力で
は容易に外れないようになっている。なお嵌合孔27
は、上下から各嵌合凸部23を受け入れ可能であれば、
貫通している必要はない。
【0060】またこま部25の上下の面には、それぞれ
対応する位置に溝29が形成されている。これらの溝2
9は、嵌合凸部23を嵌合孔27に受入れ易くするため
のものである。すなわち溝29の部分から嵌合凸部23
を通過させれば、両嵌合凸部23をそれ程上下に拡開さ
せなくても容易に嵌合孔27に嵌め込むことができる。
【0061】また図14に示すように、溝29はこま部
25の外周側を深くし、嵌合孔27に向かうにしたがっ
て浅くなるようにテーパ状に形成することもできる。因
みにこのようにすれば、こま部25の外側からは上下の
嵌合凸部23を溝29のテーパに沿って押し込むことに
より、容易に嵌合孔27に嵌合させることができ、逆に
嵌合孔27に嵌合している嵌合凸部23を外すときに
は、両嵌合凸部23をこま部25の厚さだけ拡開させな
ければならないため、誤って外れることが少ない。
【0062】溝29は、嵌合孔27から見てその嵌合孔
27を有する丁番9側のテンプルエンド6の方向と、嵌
合孔27から見てその丁番9とは反対側の丁番の方向と
の間に位置するように形成することが好ましい。このよ
うにすれば眼鏡を掛けているとき、すなわち鎧7とテン
プル5とが直線的になっているときには、鎧7の端部が
テンプル5の端部に当接していることにより、嵌合凸部
23が溝29の形成されている側に進行することが規制
されて、溝29から嵌合凸部23が外れることがない。
【0063】次に図15及び図16を参照しながら、本
発明の適用された丁番の回動部分にネジの使用されてい
ない丁番構造の第三の実施例について説明する。本実施
例においても丁番9は、テンプル5側に設けられるこま
部材11と鎧7側に設けられるこま部材13とから成
る。
【0064】テンプル側のこま部材11の全体構造は先
に述べた図11及び図13のものとほぼ同じであるが、
嵌合孔27は貫通しておらず、その代わりに図16に示
すような凹み状の嵌合孔27が形成されている。なお本
実施例でも嵌合孔27が貫通していてもよい。
【0065】鎧側のこま部材13は、一枚の板状の部材
を二箇所において90度折り曲げて形成されたものであ
る。折り曲げられた部分の中央が取着部19となってお
り、そこに形成された二箇所の孔にリベット15が貫通
してかしめられている。取着部19の上下で折り曲げら
れた部分は鎧7の内側へ互いに平行に延び、そこにそれ
ぞれほぼ円形のこま板31を形成する。これらのこま板
31は、テンプル側のこま部材11におけるこま部25
とほぼ同じ大きさであり、また非拡開状態において両板
は一定の距離を保持している。
【0066】また両こま板31には、それぞれ板の外面
側からこま板31同士が対向する面側に、ボス状にプレ
ス加工されるようにして嵌合凸部23が形成される。こ
れらの嵌合凸部23は、各々こま部材11の嵌合孔27
に丁度嵌合できるような大きさに形成されている。そし
てテンプル側のこま部材11と鎧側のこま部材13との
接続時には、各嵌合凸部23が対応する嵌合孔27に嵌
合し、その回りで上下のこま板31がこま部25の上下
の面を挟持している。
【0067】両こま板31は、それぞれ上下方向にバネ
作用を有するため、両嵌合凸部23間の距離が広がるよ
うに両こま板31を上下に広げた場合には、こま板31
は元の非拡開状態に復帰する傾向にある。したがってテ
ンプル側のこま部材11と鎧側のこま部材13との接続
時には、両こま板31を上下に広げた状態で嵌合孔27
に各嵌合凸部23を位置合わせすれば、そのままこま板
31の復帰傾向により、嵌合凸部23を嵌合孔27に嵌
合させることができる。なお図11に示す実施例におい
て述べたこま部25の溝29は、本実施例にも当然適用
できる。
【0068】次に図17及び図18を参照しながら、本
発明の適用された丁番の回動部分にネジの使用されてい
ない丁番構造の第四の実施例について説明する。本実施
例においても丁番9は、テンプル5側に設けられるこま
部材11と鎧7側に設けられるこま部材13とから成
る。
【0069】本実施例のこま部材11は、こま部25の
上下の面に溝29が形成されていない点を除いて、図1
1及び図13に示すものと同一である。また鎧側のこま
部材11は、上記図15に示すものとほぼ同一である
が、以下の点で異なる。
【0070】まず二枚のこま板31には、直接には嵌合
凸部23が形成されておらず、図15の実施例において
嵌合凸部23が形成されている位置には、それぞれ孔3
3が形成されている。この孔33は、テンプル側のこま
部材11のこま部25に鎧側のこま部材13のこま板3
1を重ねたときに、図18に示すようにその位置と大き
さとが嵌合孔27とほぼ一致するように形成されてい
る。
【0071】またテンプル側のこま部材11には、ほぼ
C形をした留め具35が他の部材として含まれる。この
C形の留め具35の両端にはそれぞれ嵌合凸部23が形
成され、それらの長さはこま板31の厚さよりも長く設
定される。そのため各嵌合凸部23が孔33内に嵌まっ
ているときには、その先端は嵌合孔27内においてこま
部25の上下の面よりも内側に入り込んで位置するか
ら、テンプル側のこま部材11と鎧側のこま部材13と
が容易に分離できないようになっている。
【0072】また留め具35は、二つの嵌合凸部23が
孔33内及び嵌合孔27内に嵌まった状態において、上
側のこま板31、こま部25及び下側のこま板31の回
りを取り巻いてがたつきのないような寸法に設定されて
いる。なお留め具35の断面形状は、円形または矩形の
いずれでも構わない。
【0073】更に留め具35は全体として、両嵌合凸部
23が上下に拡開可能なようにバネ作用を有するため、
両嵌合凸部23間の距離が広がるように両こま板31を
上下に広げた場合には、こま板31は元の非拡開状態に
復帰する傾向にある。したがってテンプル側のこま部材
11と鎧側のこま部材13との接続時には、留め具35
を上下に広げた状態で孔33及び嵌合孔27に各嵌合凸
部23を位置合わせすれば、そのまま留め具35の復帰
傾向により、嵌合凸部23を孔33及び嵌合孔27に嵌
合させることができる。
【0074】なおこま板31の厚さが十分ある場合に
は、図11の実施例において述べたような機能を有する
溝29を、この各こま板31の外面側に設けることがで
きる。この場合、図11の実施例と異なり、一旦留め具
35を嵌合させたときには、鎧7とテンプル5との屈曲
状態の中で、留め具35が外れやすい方向が特にあると
はいえないから、溝の位置はこれに左右されない。むし
ろ溝29を形成する位置は、テンプル5の開閉運動に邪
魔にならない鎧29寄りの位置が好ましい。この場合、
留め具35が嵌合しているときに、留め具35が溝29
に嵌まり込んで回動しないようにすることが好ましい。
また溝29は、図11の実施例の場合同様、図14のよ
うに断面がテーパ状になっていてもよい。
【0075】以上、テンプル5側にこま部材11が設け
られ、鎧7側にこま部材13が設けられる本発明の適用
された他の丁番構造の三つの実施例について説明した
が、テンプル5側に設けられるこま部材11の構造と、
鎧7側に設けられるこま部材13の構造とを逆にするこ
とも可能である。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明の丁番構造で
は、テンプル側のこま部材をテンプルに対して着脱可能
であるから、こま部材と一緒にではなく、テンプルだけ
を交換することができる。したがってテンプルが折れる
などした場合にはテンプルだけを簡単に取り替えること
ができるし、デザインの異なる複数のテンプルを用意し
ておき、場面に応じてテンプルを取り替えてファッショ
ンを追及するようなことも簡単にできる。
【0077】また鎧にスロットを形成し、鎧側のこま部
材にスロットに対して摺動して嵌合可能な嵌合部を形成
して鎧側のこま部材が鎧に対して着脱可能であるように
すれば、丁番を外すことなく、鎧から丁番とテンプルと
を一緒に外すことができる。
【0078】また鎧側のこま部材には上下の面に嵌合孔
を形成し、テンプル側のこま部材には上下方向に拡開可
能で且つ非拡開状態において嵌合孔に嵌合できる嵌合凸
部を形成すれば、丁番はネジを必要としないから、テン
プルを鎧に取り付ける作業が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の丁番構造を適用した眼鏡の一部透視正
面図である。
【図2】本発明の丁番構造を適用した眼鏡の側面図であ
る。
【図3】本発明の丁番構造を示す一部透視分解斜視図で
ある。
【図4】テンプル側のこま部材をテンプルのスロットに
嵌合させる前の様子を示す分解斜視図である。
【図5】こま部材本体と補助部材と締付ネジとの位置関
係を示す分解斜視図である。
【図6】テンプルに対してこま部材が嵌合している状態
を示す断面図である。
【図7】本発明の丁番構造の他の実施例を斜視図であ
る。
【図8】嵌合部の構造が異なる他の実施例を示す分解斜
視図である。
【図9】嵌合部の構造が異なる他の実施例を示す分解斜
視図である。
【図10】本発明を適用した他の丁番構造を示す分解斜
視図である。
【図11】本発明を適用した更に他の丁番構造を示す一
部分解透視斜視図である。
【図12】図11の丁番構造の嵌合状態を示す正面透視
図である。
【図13】図11の丁番構造のうちテンプルとテンプル
側のこま部材との嵌合状態を示す斜視図である。
【図14】テーパ状の溝を示す断面図である。
【図15】本発明を適用した更に他の丁番構造を示す一
部分解斜視図である。
【図16】図15の丁番構造の嵌合状態を示す正面断面
図である。
【図17】本発明を適用した更に他の丁番構造を示す一
部分解斜視図である。
【図18】図17の丁番構造の嵌合状態を示す正面断面
図である。
【図19】従来の丁番の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 眼鏡 5 テンプル 7 鎧 9 丁番 11 こま部材(テンプル側) 12 こま部材本体 13 こま部材(鎧側) 14 補助部材 16a、16b こま板 19 取着部 20 ネジ 21 環状部 23 嵌合凸部 24 締付孔 25 こま部 27 嵌合孔 29 溝 30、38 凸条 31 保持板 33 孔 34 締付孔 35 留め具 36 締付ネジ 40 嵌合部 42 スロット 44 摺動面 54 受け溝 66 あり

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼鏡のテンプル側に設けられるこま部材と
    鎧側に設けられるこま部材とこれら両方のこま部材の接
    続構造とを備える丁番において、前記テンプル側のこま
    部材はテンプルに対して着脱可能であることを特徴とす
    る眼鏡の丁番構造。
  2. 【請求項2】前記テンプルにスロットを形成し、前記テ
    ンプル側のこま部材には前記スロットに対して摺動して
    嵌合可能な嵌合部を形成したことを特徴とする請求項1
    記載の眼鏡の丁番構造。
  3. 【請求項3】前記スロットは断面がチャンネル状に形成
    され、前記嵌合部の幅方向両端には前記スロットのチャ
    ンネル形状に嵌合できる凸条を形成することを特徴とす
    る請求項2記載の眼鏡の丁番構造。
  4. 【請求項4】前記スロットはあり溝状に形成され、前記
    嵌合部はあり状に形成されていることを特徴とする請求
    項2記載の眼鏡の丁番構造。
  5. 【請求項5】前記テンプル側のこま部材はこま部材本体
    と補助部材とを有し、該こま部材本体は幅方向両端に凸
    条を形成し且つ該二つの凸条の間に前記補助部材の一部
    を受け入れ可能であり、また前記補助部材は幅方向両端
    に凸条を形成し、前記補助部材の一部が前記こま部材本
    体に受け入れられ補助部材の各凸条がこま部材本体の各
    凸条と重なった状態で前記スロットのチャンネル形状に
    嵌合でき、また前記こま部材本体と補助部材とには各々
    対応する位置に孔を形成し、且つ補助部材の孔には雌ネ
    ジを形成し、こま部材本体と補助部材とが前記スロット
    に嵌合している状態において前記両孔を貫通して前記ス
    ロットの摺動面に当接可能なネジを有することを特徴と
    する請求項3記載の眼鏡の丁番構造。
  6. 【請求項6】前記スロットの摺動面には、前記ネジの径
    と同一または該径よりも大きな幅を有する受け溝を有す
    ることを特徴とする請求項5記載の眼鏡の丁番構造。
  7. 【請求項7】眼鏡のテンプル側に設けられるこま部材と
    鎧側に設けられるこま部材とこれら両方のこま部材の接
    続構造とを備える丁番において、前記鎧にスロットを形
    成し、前記鎧側のこま部材には前記スロットに対して摺
    動して嵌合可能な嵌合部を形成することにより、前記鎧
    側のこま部材が鎧に対して着脱可能であることを特徴と
    する眼鏡の丁番構造。
  8. 【請求項8】前記鎧側のこま部材には上下の面に嵌合孔
    を形成し、前記テンプル側のこま部材には上下方向に拡
    開可能で且つ非拡開状態において前記嵌合孔に嵌合でき
    る嵌合凸部を形成して成ることを特徴とする請求項1乃
    至7記載の眼鏡の丁番構造。
  9. 【請求項9】前記テンプル側のこま部材には上下の面に
    嵌合孔を形成し、前記鎧側のこま部材には上下方向に拡
    開可能で且つ非拡開状態において前記嵌合孔に嵌合でき
    る嵌合凸部を形成して成ることを特徴とする請求項1乃
    至7記載の眼鏡の丁番構造。
  10. 【請求項10】前記各嵌合凸部は、その非拡開状態と拡
    開状態との間で非拡開状態へ復帰可能なバネ作用を有す
    る部材に設けられることを特徴とする請求項8または9
    記載の眼鏡の丁番構造。
  11. 【請求項11】前記各バネ作用を有する部材の間には、
    各テンプルの内面から離れた位置において、前記嵌合凸
    部の近傍の一部に接続面が形成されることを特徴とする
    請求項10記載の眼鏡の丁番構造。
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