JPH0868863A - 放射線検出器 - Google Patents

放射線検出器

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JPH0868863A
JPH0868863A JP6228952A JP22895294A JPH0868863A JP H0868863 A JPH0868863 A JP H0868863A JP 6228952 A JP6228952 A JP 6228952A JP 22895294 A JP22895294 A JP 22895294A JP H0868863 A JPH0868863 A JP H0868863A
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JP
Japan
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data
signal processing
light
scintillator
processing circuit
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Application number
JP6228952A
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English (en)
Inventor
Mikio Wada
幹生 和田
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でデータ取得速度を高める放射線
検出器を提供する。 【構成】 各シンチレータ1からの光は、各光ファイバ
2でCCD3の感光部3aの各画素に導かれ、電気信号
に光電変換され、蓄積部3bを転送されて蓄積される。
蓄積部3に蓄積された電荷は出力レジスタ3cから出力
され、信号処理回路5に与えられ、A/D変換を含む信
号処理が行われる。信号処理回路5から出力されるディ
ジタルデータはコンピュータ6に与えられ、所定のデー
タ処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線CT装置やガン
マカメラ回転型シングルフォトンECT(SPETC)
装置、ポジトロン放射トモグラフィ(PET)装置等に
用いられる放射線検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の放射線検出器は、例え
ば、複数個のシンチレータ(蛍光体素子)と、各シンチ
レータに接続され、各シンチレータからの光を電気信号
に光電変換するフォトダイオード(光電変換素子)と、
各フォトダイオードからの電気信号(アナログ信号)に
対してA/D(アナログtoディジタル)変換を含む信号
処理を行う信号処理回路とを備えて構成されている。
【0003】各シンチレータに入射した放射線は各シン
チレータで発光し、それぞれの光は各フォトダイオード
で電気信号に変換され、信号処理回路で増幅等が行われ
最終的にディジタルデータに変換されて出力される。ま
た、従来装置の信号処理回路は、一般的に、各フォトダ
イオードからの電気信号をシリアルに処理するように構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。医療分野におけるX線CT装置等の画像撮像装置
では、患者の体動や心臓の動き等に基づくモーションア
ーティファクトを防ぐために、放射線の計測(データ取
得)の速度を高めることが望まれている。しかしなが
ら、従来例に係る放射線検出器を用いた場合、1回のデ
ータ取得において、取得された全データをディジタルデ
ータに変換し出力するまで、次のデータ取得が行えな
い。このとき、従来装置のように、信号処理回路がシリ
アル処理するように構成されていた場合、信号処理回路
における処理に長時間を要するので、データ取得速度の
短縮を図るのが難しいという問題がある。
【0005】そこで、例えば、各フォトダイオードに対
して、信号処理回路を個別に接続し、各フォトダイオー
ドからの電気信号をパラレルに処理するように構成する
ことも考えられる。このように構成した場合、各フォト
ダイオードからの電気信号に対する信号処理は個別に行
われるので、信号処理に要する時間の短縮が図れ、その
結果、データ取得速度を高めることができる。しかしな
がら、このように構成した場合、複数個の信号処理回路
が必要となり、コスト高を招くとともに、装置が複雑に
なり、また、各信号処理回路の特性を揃える等の対策も
必要になる。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、簡単な構成でデータ取得速度を高め
ることができる放射線検出器を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明は、放射線により発光する複数個の蛍光体
素子と、前記各蛍光体素子からの光を電気信号に光電変
換する複数個の光電変換素子と、前記各光電変換素子か
ら出力される電気信号(アナログ信号)に対してA/D
(アナログtoディジタル)変換を含む信号処理を行う信
号処理回路とを備えた放射線検出器において、前記各蛍
光体素子からの光を電気信号に光電変換する複数個の画
素からなる感光部と、前記感光部の各画素からの電荷を
転送して蓄積する蓄積部と、前記蓄積部に蓄積された電
荷を出力する出力レジスタとを備えた電荷転送素子で前
記光電変換素子を構成するとともに、前記各蛍光体素子
からの光を前記電荷転送素子の感光部の各画素に導く導
光手段を備えたものである。
【0008】
【作用】この発明の作用は次のとおりである。各蛍光体
素子からの光は導光手段を介して、電荷転送素子の感光
部の各画素に導かれ光電変換される。光電変換された電
気信号(電荷)は、蓄積部を転送される間蓄積され、出
力レジスタから出力され、信号処理回路でA/D変換を
含む信号処理が行われる。従って、1回のデータ取得が
終了するまで、そのデータは蓄積部に蓄積させることが
でき、その後、信号処理回路での処理を行うことができ
るので、信号処理回路による処理時間に影響されず、デ
ータ取得を行うことができ、データ取得速度を高めるこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1は、この発明の第1実施例に係る放射線
検出器の概略構成を示す図であり、図2は、第1実施例
装置に用いられる電荷転送素子の概略構成を示す模式図
である。なお、この実施例および以下の各変形例や各実
施例では、電荷転送素子としてCCD(Charge Coupled
Device )を用いて説明するが、BBD(BucketBrigag
e Device)やPCD(Plasma Coupled Device )等で
電荷転送素子を構成してもよい。
【0010】図1中、符号1は蛍光体素子としてのシン
チレータを示す。このシンチレータ1は、1回のデータ
取得で取得するデータ数(チャネル数:Mとする)分が
並設されている。各シンチレータ1に入射した放射線R
が各シンチレータ1内で発光した光は、導光手段として
の光ファイバ2によってCCD3の感光部3aに導かれ
る。
【0011】CCD3は、画素が2次元に配列された構
成で、そのうち、先頭の水平1ライン(水平ラインは図
のX方向に平行)に感光部3aが設けられ、最後尾に出
力レジスタ3cが設けられ、感光部3aと出力レジスタ
3cとの間に蓄積部3bが設けられている。
【0012】感光部3aの水平ラインの画素数Lは、シ
ンチレータ1のチャネル数Mと同数かそれ以上で構成さ
れている。各画素Gでは、各シンチレータ1で発光し、
各光ファイバ2で導かれた光をそれぞれ電気信号に光電
変換する。なお、シンチレータ1の光導出口1aの面積
と感光部3aの画素Gの面積との違いは、光ファイバ2
で吸収される。すなわち、光ファイバ2の一端(シンチ
レータ1に接続された端部)の光導入口の面積をシンチ
レータ1の光導出口1aの面積に応じて大きく、他端
(感光部3aの画素Gに接続された端部)の光導出口の
面積を感光部3aの画素Gの面積に応じて小さくして、
光ファイバ2が形成されている。
【0013】感光部3aの各画素Gで光電変換された電
気信号(電荷)は、それぞれ垂直ライン(垂直ラインは
図のY方向に平行)に沿って、蓄積部3bの各画素Gを
順に転送(図2の矢印で示すように転送)され、出力レ
ジスタ3cから出力される。すなわち、感光部3aの各
画素Gからの電荷は、蓄積部3bにアナログデータで保
存することができる。
【0014】蓄積部3bにおける電荷の蓄積状態、例え
ば、転送速度等は、電荷蓄積制御部4によって後述する
ように制御される。
【0015】なお、CCD3は、光ファイバ2から感光
部3aに与えられる光以外では感度を持たないように、
蓄積部3b等はアルミニウムなどが表面に蒸着されてい
る。また、蓄積部3bの垂直ラインの画素数はNで構成
されている。
【0016】出力レジスタ3cから出力された電荷は、
信号処理回路5に与えられ、信号の増幅等が行われ、最
終的にA/D変換されて、計測された放射線量に応じた
ディジタルデータがコンピュータ6に与えられる。コン
ピュータ6では、そのデータに基づき所定のデータ処理
を行う。
【0017】この実施例に係る放射線検出器が、例え
ば、X線CT装置に用いられた場合、X線管とこの放射
線検出器(X線検出器)とが対向配置された状態で、患
者の体軸回りで回転され、患者の周方向からのX線の透
過データがこの放射線検出器で検出され、検出された周
方向からのX線透過データに基づき、コンピュータ6で
X線断層画像が再構成される。
【0018】ところで、この種のX線CT装置では、患
者の体軸回りに放射線検出器等を1周する間に、S(例
えば、800〜1000)ビューのデータ取得を行い、
1ビューのデータ取得で、シンチレータ1のチャネル数
(M)分のデータを取得する。すなわち、放射線検出器
等が(360/S)°回転されるたびに、1ビュー分の
M個のデータが取得され、1周の間にM×S個のデータ
が取得される。
【0019】上述の場合において、この実施例装置のC
CD3の蓄積部3bの垂直ラインに蓄積できるデータ数
(N)を、上記ビュー数Sと同じかそれ以上にすれば、
蓄積部3bに、1周当たりのビュー数(S)×チャネル
数(M)分のデータを蓄積することができる。
【0020】また、電荷蓄積制御部4では、蓄積部3b
の電荷の転送を制御するパルスを、1ビューのデータ取
得タイミング(例えば、1周1秒でデータ所得するので
あれば、1/S秒ごと)で出力し、そのパルスに従っ
て、電荷の転送を行うようにすれば、1ビュー分のデー
タ取得ごとに、取得されたデータは順次蓄積部3bに蓄
積されていき、1周で取得されたデータは全てCCD3
の蓄積部3bに保存することができる。従って、1周分
のデータ取得の間、信号処理回路5による信号処理を行
う必要がないので、信号処理回路5における処理時間に
影響されず、データ取得速度(あるビューのデータ取得
から次のビューのデータ取得までの時間)を速くするこ
とが可能となる。
【0021】なお、上述の実施例では、1個のCCD3
の水平ラインの画素数Lをシンチレータ1のチャネル数
(M)以上にしたが、水平ラインの画素数Lがシンチレ
ータ1のチャネル数(M)未満のCCD3を複数個組み
合わせて、水平ラインの画素数Lの合計がシンチレータ
1のチャネル数(M)と同数かそれ以上になるように光
電変換素子を構成してもよい。
【0022】また、上述では、放射線検出器をX線CT
装置に用いた場合を例に織り説明したが、ガンマカメラ
を患者の体軸回りで回転させ、患者から放出されるγ線
を計測して、断層画像を再構成するガンマカメラ回転型
SPECT装置や、PET装置等に、この発明に係る放
射線検出器を用いても、同様にデータ取得速度を高める
ことができる。
【0023】次に、この発明の第2実施例装置の構成を
図3を参照して説明する。図3は、第2実施例装置のC
CDの概略構成を示す図である。この第2実施例では、
CCD3の蓄積部3bを複数個のブロックに分け、それ
ぞれ独立に駆動できるように構成したものであり、その
他の構成は第1実施例と同様であるので、その他の構成
の詳述および図示は省略する。
【0024】図3では、蓄積部3bを3ブロックに分け
ている。各ブロックα、β、γにおける電荷の転送は、
例えば、各ブロックα、β、γの電極を独立に構成し、
各ブロックα、β、γの転送を指示するパルスを電荷蓄
積制御部4から個別に出力することにより、それぞれ独
立に行えるように構成している。また、各ブロックα、
β、γ、間の電荷の転送も行なえるように構成されてい
る。
【0025】このような構成のCCD3では、例えば、
次のように各ブロックα、β、γにおける電荷の転送
(蓄積)を制御することにより、信号処理回路5の処理
速度の2倍の速度でデータ取得したとき、1周当たりの
取得データ数の4/3倍のデータ数を連続的に取得する
ことができる。
【0026】これを図4を参照して説明する。なお、図
4では、電荷が蓄積された領域を斜線で示している。ま
ず、取得したデータを第1のブロックαに蓄積し、図4
(a)に示すように、第1のブロックαが満杯になる
と、その蓄積データを図4(b)に示すように、第3の
ブロックγに高速で転送し、空になった第1のブロック
αに次の取得データを蓄積しつつ、第3のブロックγに
蓄積されたデータを、信号処理回路5の処理速度で信号
処理回路5に出力する。このとき、データ取得速度は、
信号処理速度の2倍であるので、図4(c)に示すよう
に、第1のブロックαが再び満杯になったとき、第3の
ブロックγには、蓄積したデータ数の半分がまだ蓄積さ
れている。そして、図4(c)の状態で、第1のブロッ
クαの蓄積データを図4(d)に示すように、第2のブ
ロックβに高速で転送し、空になった第1のブロックα
に次の取得データを蓄積しつつ、第3のブロックγの残
りのデータを信号処理回路5に出力する。そして、図4
(e)に示すように、第3のブロックγに最初に蓄積さ
れたデータを全て信号処理回路5に出力し終わったと
き、第1のブロックαは再び満杯となっている。この図
4(e)の状態で、図4(f)に示すように、第2のブ
ロックβの蓄積データを第3のブロックγに高速で転送
し、第1のブロックαの蓄積データを空になった第2の
ブロックβに高速で転送する。なお、時間を短縮するた
めに、第2のブロックβから第3のブロックγへのデー
タ転送と、第1のブロックαから第2のブロックβへの
データ転送とを同時に行ってもよい。これにより、第1
のブロックαは空になるので、ここに、次の取得データ
を蓄積することができる。そして、第1のブロックαが
再び満杯になったときには、図4(g)に示すように、
第3のブロックγの蓄積データは、半分しか信号処理回
路5に出力されていないので、これ以上のデータの蓄積
は行えない。
【0027】このようにデータの蓄積を行うと、第1〜
第3のブロックα、β、γに蓄積されたデータと、デー
タの蓄積の間に信号処理された1ブロック分のデータと
を加えたデータ数分のデータ取得を行うことができる。
このことは、換言すれば、蓄積部3bに1周当たりに取
得するデータ数の3/4倍のデータを蓄積、すなわち、
各ブロックα、β、γに1周当たりに取得するデータ数
の1/4倍のデータを蓄積できればよいことになり、第
1実施例に比べて、CCD3の蓄積部3bの垂直ライン
の画素数Nを少なくすることが可能となる。
【0028】なお、上述の説明では、CCD3の蓄積部
3bを3ブロックに分けた場合を例に採ったが、ブロッ
ク数は使用条件等に応じて任意に決めることができる。
【0029】次に、この発明の第3実施例装置の構成を
図5を参照して説明する。図5は、第3実施例装置のC
CDの概略構成を示す図である。この第3実施例では、
CCD3の感光部3aを水平ライン2ラインで構成し、
出力レジスタ3cを2個設け、各感光部3aと各出力レ
ジスタ3cとの間にそれぞれ蓄積部3bを設け、感光部
3a、蓄積部3b、出力レジスタ3cを2組設けるよう
に構成したものであり、その他の構成は第1実施例と同
様であるので、その他の構成の詳述および図示は省略す
る。
【0030】この第3実施例では、水平ラインの画素数
Lをシンチレータ1のチャネル数(M)の1/2と同数
かそれ以上で構成し、シンチレータ1のチャネルを半分
に分けて、シンチレータ1のチャネルの1/2からの光
をそれぞれの感光部3aに導光し、感光部3a、蓄積部
3b、出力レジスタ3cの各組で、シンチレータ1のチ
ャネル数の1/2ずつの取得データを蓄積する。なお、
図中の矢印は電荷の転送方向を示す。
【0031】なお、この第3実施例においても、水平ラ
インの画素数Lがシンチレータ1のチャネル数(M)の
1/2未満で、2組の各感光部3a、蓄積部3b、出力
レジスタ3cを備えたCCD3を複数個組み合わせて、
水平ラインの画素数Lの合計がシンチレータ1のチャネ
ル数(M)の1/2と同数かそれ以上になるように構成
してもよい。
【0032】また、第3実施例の各蓄積部3bを第2実
施例のようにブロック分けして構成してもよい。
【0033】なお、上述した各実施例において、垂直ラ
インを多くすれば、取得するデータの数は1周分に限ら
ず、数周分のデータを取得することが可能となり、例え
ば、ヘリカルスキャン等にも適用することができる。
【0034】また、光電変換素子の構成は、感光部と蓄
積部と出力レジスタとを備えていれば、上述した第1な
いし第3実施例以外の構成で実現してもよい。
【0035】さらに、上記した各実施例やその変形例で
は、シンチレータ1と導光手段とを別個に構成したが、
例えば、蛍光体素子としての機能と導光手段としての機
能とを備えたシンチレーションファイバで、蛍光体素子
と導光手段とを構成してもよい。このシンチレーション
ファイバは、ファイバの素材に蛍光体素子を含めて構成
されたもので、シンチレーションファイバに入射した放
射線は、シンチレーションファイバ内で発光し、その光
が、シンチレーションファイバ内を導光され、CCD3
の感光部3aに導かれる。また、このシンチレーション
ファイバは、図1の光ファイバ2と同様の形状に構成す
る。このように構成によれば、シンチレータ1と導光手
段とを別個に設ける必要がなく、装置構成が簡単にな
る。
【0036】なお、従来例に係る放射線検出器では、図
6(a)に示すように、各フォトダイオード10が、各
シンチレータ1に接続されているので、各フォトダイオ
ード10は、各シンチレータ1の並びに応じてX方向に
広がることになり、各フォトダイオード10の温度管理
を要する領域A1が広範になるが、この発明によれば、
図6(b)に示すように、各フォトダイオード10に変
えてCCD3のみを温度管理すればよいので、温度管理
を要する領域A2が小さくなるという効果もある。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、アナログデータを蓄積できる電荷転送素子
で光電変換素子を構成し、取得したデータを信号処理回
路の処理前に保存できるように構成したので、信号処理
回路における処理時間に影響されず、データ取得を連続
的に行うことができ、データ取得速度を高めることがで
きる。また、複数個の信号処理回路を備える必要がない
ので、構成が簡単になるし、コスト高を招くこともな
い。さらに、従来例に比べて、温度管理を要する領域を
小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る放射線検出器の概
略構成を示す図である。
【図2】第1実施例装置に用いられる電荷転送素子の概
略構成を示す模式図である。
【図3】第2実施例装置のCCDの概略構成を示す図で
ある。
【図4】第2実施例装置のCCDの蓄積部への電荷の蓄
積手順を説明するための図である。
【図5】第3実施例装置のCCDの概略構成を示す図で
ある。
【図6】温度管理を要する領域について、この発明と従
来例とを比較説明するための図である。
【符号の説明】
1 … シンチレータ 2 … 光ファイバ 3 … CCD 3a … 感光部 3b … 蓄積部 3c … 出力レジスタ 4 … 電荷蓄積制御部 5 … 信号処理回路 6 … コンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線により発光する複数個の蛍光体素
    子と、前記各蛍光体素子からの光を電気信号に光電変換
    する複数個の光電変換素子と、前記各光電変換素子から
    出力される電気信号(アナログ信号)に対してA/D
    (アナログtoディジタル)変換を含む信号処理を行う信
    号処理回路とを備えた放射線検出器において、前記各蛍
    光体素子からの光を電気信号に光電変換する複数個の画
    素からなる感光部と、前記感光部の各画素からの電荷を
    転送して蓄積する蓄積部と、前記蓄積部に蓄積された電
    荷を出力する出力レジスタとを備えた電荷転送素子で前
    記光電変換素子を構成するとともに、前記各蛍光体素子
    からの光を前記電荷転送素子の感光部の各画素に導く導
    光手段を備えたことを特徴とする放射線検出器。
JP6228952A 1994-08-29 1994-08-29 放射線検出器 Pending JPH0868863A (ja)

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