JPH0868582A - 冷却板およびその製造方法 - Google Patents
冷却板およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH0868582A JPH0868582A JP20361194A JP20361194A JPH0868582A JP H0868582 A JPH0868582 A JP H0868582A JP 20361194 A JP20361194 A JP 20361194A JP 20361194 A JP20361194 A JP 20361194A JP H0868582 A JPH0868582 A JP H0868582A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- water channel
- cooling plate
- cooling
- water
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Abstract
(57)【要約】
【目的】冷却板の中心部に密集した水路を容易に形成で
き、かつ加工で失われる材料を最小に抑え、安価に製作
できること。 【構成】角形の管10は互いの側面を離間させて渦巻状
に巻かれる。管10の内部はそのまま第1水路11を形
成している。また、管10の側面と側面との間は第2水
路12を構成する。さらに、管10の上面に密着して平
板13a、下面に密着して平板13bを設けている。こ
れらの管10、平板13a、13bは共に銅材料から構
成される。
き、かつ加工で失われる材料を最小に抑え、安価に製作
できること。 【構成】角形の管10は互いの側面を離間させて渦巻状
に巻かれる。管10の内部はそのまま第1水路11を形
成している。また、管10の側面と側面との間は第2水
路12を構成する。さらに、管10の上面に密着して平
板13a、下面に密着して平板13bを設けている。こ
れらの管10、平板13a、13bは共に銅材料から構
成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷却板表面を発熱体に密
着させてその発熱体から熱を集い冷却する冷却板および
その製造方法に関する。
着させてその発熱体から熱を集い冷却する冷却板および
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】冷却板内に冷却水を流動させるための渦
巻状の水路を形成する主な方法には冷却板の一方の面に
渦巻状の溝を機械加工し、すべての溝加工が完了した後
に全部の溝開口部を密閉可能な大きさの平板を冷却板に
接合して仕上げる方法がある。また、角形に仕上げた管
を渦巻状に巻き、上下に薄板をそれぞれ接合して仕上げ
る方法がある。これは上下に薄板を接合する代わりに管
との間をろう材を用いてろう付けして表面を仕上げる方
法も用いられる。
巻状の水路を形成する主な方法には冷却板の一方の面に
渦巻状の溝を機械加工し、すべての溝加工が完了した後
に全部の溝開口部を密閉可能な大きさの平板を冷却板に
接合して仕上げる方法がある。また、角形に仕上げた管
を渦巻状に巻き、上下に薄板をそれぞれ接合して仕上げ
る方法がある。これは上下に薄板を接合する代わりに管
との間をろう材を用いてろう付けして表面を仕上げる方
法も用いられる。
【0003】これ以外にも渦巻状に巻いた管を金属溶湯
で鋳包みする方法もある。
で鋳包みする方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した渦巻状の水路
を形成する方法のうち、機械加工で溝を仕上げるにはN
Cフライス盤等によって仕上げることが多いが、加工費
が高いこうした工程を経るやり方は安価に冷却盤を製作
することが難しい。また、銅等の高価な材料からなる冷
却板材の多くの部分が加工によって失われるので材料の
無駄が非常に多くなる。さらに、溝開口部を銅製の平板
で密閉するにあたっては接合工程中に欠陥が生じ易く不
良品が発生する原因となっている。
を形成する方法のうち、機械加工で溝を仕上げるにはN
Cフライス盤等によって仕上げることが多いが、加工費
が高いこうした工程を経るやり方は安価に冷却盤を製作
することが難しい。また、銅等の高価な材料からなる冷
却板材の多くの部分が加工によって失われるので材料の
無駄が非常に多くなる。さらに、溝開口部を銅製の平板
で密閉するにあたっては接合工程中に欠陥が生じ易く不
良品が発生する原因となっている。
【0005】一方、角形の管を渦巻状に巻いて仕上げる
には中心部の水路幅が小さくなりすぎ、そこまで管を密
に巻くことが実際上困難である。このため、中心部にお
いて水路が形成されないものにおいては意図した冷却効
果が得られない。また、管の形状と寸法とが成形加工で
巻き上げられるか否かで決まるなど、設計上の選択幅が
決められている。さらに、管を金属溶湯で鋳包むには金
型が必要であるが、高価な金型のために製造コストが上
昇し、安価に冷却板を製作することができない。 本発
明の目的は中心部に密集した水路を安易に形成でき、か
つ加工で失われる材料を最小に抑え、安価に製作できる
ようにした冷却板およびその製造方法を提供することに
ある。
には中心部の水路幅が小さくなりすぎ、そこまで管を密
に巻くことが実際上困難である。このため、中心部にお
いて水路が形成されないものにおいては意図した冷却効
果が得られない。また、管の形状と寸法とが成形加工で
巻き上げられるか否かで決まるなど、設計上の選択幅が
決められている。さらに、管を金属溶湯で鋳包むには金
型が必要であるが、高価な金型のために製造コストが上
昇し、安価に冷却板を製作することができない。 本発
明の目的は中心部に密集した水路を安易に形成でき、か
つ加工で失われる材料を最小に抑え、安価に製作できる
ようにした冷却板およびその製造方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は内部に冷却水を
導くための水路を有し、この水路を区画している壁面の
一部を発熱要素に密着させて水路内を流動する冷却水に
よって発熱要素を冷却するようにした冷却板において、
水路は冷却板外周側から中心に向かって冷却水を流動さ
せる第1区間を中空要素体の内部に、さらに、この第1
区間から独立した冷却板中心から外周側に向かって冷却
水を流動させる第2区間を互いに隣接する中空要素体の
外面間に水路隔壁を介してそれぞれ形成したことを特徴
とするものである。
導くための水路を有し、この水路を区画している壁面の
一部を発熱要素に密着させて水路内を流動する冷却水に
よって発熱要素を冷却するようにした冷却板において、
水路は冷却板外周側から中心に向かって冷却水を流動さ
せる第1区間を中空要素体の内部に、さらに、この第1
区間から独立した冷却板中心から外周側に向かって冷却
水を流動させる第2区間を互いに隣接する中空要素体の
外面間に水路隔壁を介してそれぞれ形成したことを特徴
とするものである。
【0007】
【作用】冷却板の水路は冷却板外周側から中心にかけて
たとえば渦巻状に形成される第1区間と、この第1区間
に隣接して冷却板中心から外周側にかけて形成される第
2区間とからなる。この第1区間にはたとえば管などの
中空要素体の内部が渦巻状に巻いたそのままの状態で用
いられる。本発明は第1区間の終点から始まる第2区間
は同じ中空要素体の互いに隣接する外面間に形成し、さ
らに外面と外面との間の上下開口部に水路隔壁をそれぞ
れ配置して密閉する。このような第1区間と第2区間と
は互いに隣接しており、初めに冷却板中心に向かって第
1区間をたとえば半時計方向に流れた冷却水が第1区間
と第2区間との連絡部で反転し、第2区間を時計方向に
流れて冷却板外周側より排出される。
たとえば渦巻状に形成される第1区間と、この第1区間
に隣接して冷却板中心から外周側にかけて形成される第
2区間とからなる。この第1区間にはたとえば管などの
中空要素体の内部が渦巻状に巻いたそのままの状態で用
いられる。本発明は第1区間の終点から始まる第2区間
は同じ中空要素体の互いに隣接する外面間に形成し、さ
らに外面と外面との間の上下開口部に水路隔壁をそれぞ
れ配置して密閉する。このような第1区間と第2区間と
は互いに隣接しており、初めに冷却板中心に向かって第
1区間をたとえば半時計方向に流れた冷却水が第1区間
と第2区間との連絡部で反転し、第2区間を時計方向に
流れて冷却板外周側より排出される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1において、銅材料からなる角形の管10は
互いの側面を大きく離間させて渦巻状に巻かれている。
管10の内部はそのままの状態で第1水路11を形成し
ている。また、離間させた側面と側面との間は第1水路
11から独立した後に詳しく説明される第2水路12を
構成する。
明する。図1において、銅材料からなる角形の管10は
互いの側面を大きく離間させて渦巻状に巻かれている。
管10の内部はそのままの状態で第1水路11を形成し
ている。また、離間させた側面と側面との間は第1水路
11から独立した後に詳しく説明される第2水路12を
構成する。
【0009】さらに、管10の上面に密着して平板13
a、下面に密着して平板13bを設けている。これらの
平板13a、13bは共に銅材料から構成されている。
第1水路11には入口14、第2水路12には出口15
が備えられ、双方の水路11、12は連絡部16によっ
て連絡している。
a、下面に密着して平板13bを設けている。これらの
平板13a、13bは共に銅材料から構成されている。
第1水路11には入口14、第2水路12には出口15
が備えられ、双方の水路11、12は連絡部16によっ
て連絡している。
【0010】この冷却板は次のように製作する。
【0011】図2において、管10は内側8mm角、外側
10mm角に形成される。この管10の側面間を8mm離し
て渦巻状に巻く。
10mm角に形成される。この管10の側面間を8mm離し
て渦巻状に巻く。
【0012】次に、管10の上面に銀材料のろう箔17
a、下面に同じ材料からなるろう箔17bを配置し、さ
らにろう箔17aの上側に平板13a、ろう箔17bの
下側に平板13bを置いてこれらを仮付けしておく。
a、下面に同じ材料からなるろう箔17bを配置し、さ
らにろう箔17aの上側に平板13a、ろう箔17bの
下側に平板13bを置いてこれらを仮付けしておく。
【0013】この組立てられた冷却板を真空炉内に運
び、炉内温度を850℃に保ってろう付けする。ろう箔
17a、17bの溶融により平板13a、13bは管1
0の上面と下面とに一体化される。このとき、管10内
の第1水路11と側面の管壁によって隔てられ、上下方
向の2つの開口部を平板13a、13bによって塞がれ
た第2水路12が形成される。この第2水路12は、先
に説明したように、管10の8mm角の第1水路11と同
じ寸法となる。
び、炉内温度を850℃に保ってろう付けする。ろう箔
17a、17bの溶融により平板13a、13bは管1
0の上面と下面とに一体化される。このとき、管10内
の第1水路11と側面の管壁によって隔てられ、上下方
向の2つの開口部を平板13a、13bによって塞がれ
た第2水路12が形成される。この第2水路12は、先
に説明したように、管10の8mm角の第1水路11と同
じ寸法となる。
【0014】次に、上記からなる冷却板の作用を図1を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0015】冷却水は外側に開口した第1水路11の入
口14から冷却板内に入る。この冷却水は第1水路11
内を冷却板中心に向かって反時計方向に回りながら流動
する。この流動中、冷却水は平板13a、13bの壁面
を通して外側に密着した発熱体から熱を集って徐々に温
度上昇し、第1水路11を出て連絡部16に流出する。
連絡部16で冷却水は反転し、第2水路12内を出口1
5に向かって時計方向に回りながら流動し、平板13
a、13bの壁面を通して外側の発熱体から熱を集って
温度上昇し、最後に出口15から流出する。
口14から冷却板内に入る。この冷却水は第1水路11
内を冷却板中心に向かって反時計方向に回りながら流動
する。この流動中、冷却水は平板13a、13bの壁面
を通して外側に密着した発熱体から熱を集って徐々に温
度上昇し、第1水路11を出て連絡部16に流出する。
連絡部16で冷却水は反転し、第2水路12内を出口1
5に向かって時計方向に回りながら流動し、平板13
a、13bの壁面を通して外側の発熱体から熱を集って
温度上昇し、最後に出口15から流出する。
【0016】本実施例は互いに隣接する第1水路11と
第2水路12とによって冷却水のための水路を形成した
ので、機械加工を経る必要がなく、加工によって無駄に
なる銅材料もなく、材料費の節約により安価な冷却板を
製作することができる。また、角形の管10は互いの側
面を離間して配置するので、大きな曲げ半径で曲げれば
よく、成形加工が極めて容易である。さらに、中心部に
一定の水路幅を保って巻き上げるのに管10の形状と寸
法とに制限があり、設計上の選択幅がないことに対して
管を密に巻く必要がないので、様々な形状を用いること
ができ、また寸法も自由に決めることができる。
第2水路12とによって冷却水のための水路を形成した
ので、機械加工を経る必要がなく、加工によって無駄に
なる銅材料もなく、材料費の節約により安価な冷却板を
製作することができる。また、角形の管10は互いの側
面を離間して配置するので、大きな曲げ半径で曲げれば
よく、成形加工が極めて容易である。さらに、中心部に
一定の水路幅を保って巻き上げるのに管10の形状と寸
法とに制限があり、設計上の選択幅がないことに対して
管を密に巻く必要がないので、様々な形状を用いること
ができ、また寸法も自由に決めることができる。
【0017】本発明の他の実施例を図3(a)(b)を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0018】角形の管10の成形加工後に、第2水路1
2が形成されるまでの間、管10の側面管の寸法がスプ
リングバックによって変化することがある。このスプリ
ングバックによる管10の側面間の寸法のバラツキを抑
えるために図3(a)に示す管10同士の間隔Sと同一
の幅を保って形成される図3(b)に示す間隔片として
のインサート板18を設ける。インサート板18を管1
0の間隔Sの間に挟み、ろう付け工程を経て管10と一
体化する。これは第2水路12の断面積を変えないため
に平板13aあるいは平板13bと接する位置に置くの
が望ましい。
2が形成されるまでの間、管10の側面管の寸法がスプ
リングバックによって変化することがある。このスプリ
ングバックによる管10の側面間の寸法のバラツキを抑
えるために図3(a)に示す管10同士の間隔Sと同一
の幅を保って形成される図3(b)に示す間隔片として
のインサート板18を設ける。インサート板18を管1
0の間隔Sの間に挟み、ろう付け工程を経て管10と一
体化する。これは第2水路12の断面積を変えないため
に平板13aあるいは平板13bと接する位置に置くの
が望ましい。
【0019】このようなインサート板18を使用するこ
とで第2水路12は全域で均一な寸法の水路とすること
ができ、適正な量の冷却水を流動させることが可能にな
る。さらに、本発明の異なる実施例を図4を参照して説
明する。
とで第2水路12は全域で均一な寸法の水路とすること
ができ、適正な量の冷却水を流動させることが可能にな
る。さらに、本発明の異なる実施例を図4を参照して説
明する。
【0020】図4(a)には第2水路12の出口に案内
管19を設けたものを示している。この案内管19によ
って冷却板から流出する冷却水の流れを安定に保つこと
ができる。
管19を設けたものを示している。この案内管19によ
って冷却板から流出する冷却水の流れを安定に保つこと
ができる。
【0021】図4(b)には第2水路12の全域に渦巻
き形に形成される案内板20を設けたものを示してい
る。この案内板20に沿って冷却水を流し、熱交換効率
を高めることができる。
き形に形成される案内板20を設けたものを示してい
る。この案内板20に沿って冷却水を流し、熱交換効率
を高めることができる。
【0022】さらに、他の実施例を図5(a)(b)を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0023】角形の管10の成形加工では渦巻中心が曲
げ半径が最も小さくなることから難しい。本実施例の冷
却板は渦巻中心をインサート体で構成したもので、管1
0の成形加工はさらに容易になる。
げ半径が最も小さくなることから難しい。本実施例の冷
却板は渦巻中心をインサート体で構成したもので、管1
0の成形加工はさらに容易になる。
【0024】図5(a)には渦巻中心に銅材料からなる
半長円形のインサート体21を設けたものを示してい
る。このインサート体21の内部には図5(b)に示す
ように連絡口22と通じている蛇行水路23が形成され
る。このインサート体21は管10と共に平板13a、
13bとろう付けするときに一体にろう付けされる。こ
のようなインサート体21からなる冷却板においては管
10の成形加工は曲げ半径が大きく比較的曲げ易い箇所
だけにすることができ、加工が容易である。蛇行水路2
3はNCフライス盤等で機械加工することになるが、限
られた範囲であり、それ程高価にはならない。
半長円形のインサート体21を設けたものを示してい
る。このインサート体21の内部には図5(b)に示す
ように連絡口22と通じている蛇行水路23が形成され
る。このインサート体21は管10と共に平板13a、
13bとろう付けするときに一体にろう付けされる。こ
のようなインサート体21からなる冷却板においては管
10の成形加工は曲げ半径が大きく比較的曲げ易い箇所
だけにすることができ、加工が容易である。蛇行水路2
3はNCフライス盤等で機械加工することになるが、限
られた範囲であり、それ程高価にはならない。
【0025】また、管については上記実施例で示したも
のはいずれも角形に形成したものであるが、これ以外に
も断面円形の管、内側溝付管、外側リブ付管として形成
することができる。これらの実施例は図6(a)(b)
(c)に示している。図6(a)は円形の管24であ
り、(b)は溝付管25であり、(c)はリブ付管26
である。
のはいずれも角形に形成したものであるが、これ以外に
も断面円形の管、内側溝付管、外側リブ付管として形成
することができる。これらの実施例は図6(a)(b)
(c)に示している。図6(a)は円形の管24であ
り、(b)は溝付管25であり、(c)はリブ付管26
である。
【0026】さらに、管の配置は渦巻状に限られない。
図7に示すように中心部が蛇行した水路からなる管2
7、外側は直線状の水路からなる管28で構成してもよ
い。
図7に示すように中心部が蛇行した水路からなる管2
7、外側は直線状の水路からなる管28で構成してもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は冷却水のた
めの水路として冷却板外側から中心に向かって冷却水を
流動させる第1区間を中空要素体の内部に、また、この
第1区間から独立した冷却板中心から外周側に向かって
冷却水を流動させる第2区間を中空要素体の外面間に水
路区画部材を介してそれぞれ形成したので、中空要素体
および水路区画部材が高価な材料から構成されるとき、
無駄になる材料が全くなく、材料費の節約により安価な
冷却板を得ることが可能である。
めの水路として冷却板外側から中心に向かって冷却水を
流動させる第1区間を中空要素体の内部に、また、この
第1区間から独立した冷却板中心から外周側に向かって
冷却水を流動させる第2区間を中空要素体の外面間に水
路区画部材を介してそれぞれ形成したので、中空要素体
および水路区画部材が高価な材料から構成されるとき、
無駄になる材料が全くなく、材料費の節約により安価な
冷却板を得ることが可能である。
【0028】また、中空要素体の外面を隣接する要素体
から離間して配置するので、大きな曲げ半径で曲げるこ
とができ、中空要素体の成形加工を容易にすることが可
能である。
から離間して配置するので、大きな曲げ半径で曲げるこ
とができ、中空要素体の成形加工を容易にすることが可
能である。
【図1】本発明による冷却板を示す平面図。
【図2】図1に示される冷却板の製造工程の一部を示す
図。
図。
【図3】本発明の他の実施例を示す平面図。
【図4】本発明の他の実施例を示す平面図。
【図5】本発明の他の実施例を示す平面図。
【図6】本発明の他の実施例を示す断面図。
【図7】本発明の他の実施例を示す平面図。
10………管 11………第1水路 12………第2水路 13a、13b…平板 17a、17b…ろう箔 20………案内板 21………インサート体
Claims (5)
- 【請求項1】 内部に冷却水を導くための水路を有し、
この水路を区画している壁面の一部を発熱要素に密着さ
せて該水路内を流動する冷却水によって前記発熱要素を
冷却するようにした冷却板において、前記水路は該冷却
板外周側から中心に向かって冷却水を流動させる第1区
間を中空要素体の内部に、さらに、この第1区間から独
立した該冷却板中心から外周側に向かって冷却水を流動
させる第2区間を互いに隣接する前記中空要素体の外面
間に水路隔壁を介してそれぞれ形成したことを特徴とす
る冷却板。 - 【請求項2】 前記中空要素体を管で構成すると共に、
水路隔壁を前記管上下外面前体にわたり、それぞれ配置
する平板により構成したことを特徴とする請求項1記載
の冷却板。 - 【請求項3】 前記管の外面間に形成される前記第2区
間に該管の壁面間隔を維持するためのインサート板を設
けたことを特徴とする請求項2記載の冷却板。 - 【請求項4】 前記管の曲げ半径が最小となる箇所に該
管の内部と通じた冷却水のための水路を備えたインサー
ト体を設けたことを特徴とする請求項2記載の冷却板。 - 【請求項5】 管を側面間に決められた離間距離を保つ
ように渦巻状に巻き、次にそれぞれ前記管の上面および
下面に金属ろうを介して平板を配置して該管と該平板と
を仮組みし、この後真空炉内で前記金属ろうを溶融させ
て配管と前記各平板とを一体化することを特徴とする冷
却板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20361194A JPH0868582A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 冷却板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20361194A JPH0868582A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 冷却板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0868582A true JPH0868582A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16476915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20361194A Withdrawn JPH0868582A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 冷却板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0868582A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013131097A1 (en) * | 2012-03-02 | 2013-09-06 | Logos Technologies, Inc. | Systems and methods for cooling disk lasers |
CN105202844A (zh) * | 2015-10-20 | 2015-12-30 | 中国电子科技集团公司第四十四研究所 | 高效率水冷箱 |
JP2019104984A (ja) * | 2017-12-08 | 2019-06-27 | 北京創▲いく▼科技有限公司 | 冷却板 |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP20361194A patent/JPH0868582A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013131097A1 (en) * | 2012-03-02 | 2013-09-06 | Logos Technologies, Inc. | Systems and methods for cooling disk lasers |
CN105202844A (zh) * | 2015-10-20 | 2015-12-30 | 中国电子科技集团公司第四十四研究所 | 高效率水冷箱 |
JP2019104984A (ja) * | 2017-12-08 | 2019-06-27 | 北京創▲いく▼科技有限公司 | 冷却板 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |