JPH086736A - ディスク記憶装置 - Google Patents

ディスク記憶装置

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JPH086736A
JPH086736A JP6134686A JP13468694A JPH086736A JP H086736 A JPH086736 A JP H086736A JP 6134686 A JP6134686 A JP 6134686A JP 13468694 A JP13468694 A JP 13468694A JP H086736 A JPH086736 A JP H086736A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成でデータの書き込み及びデータの
読み出しを高速に行う。 【構成】 データ転送のための2本のデータバス10
0、200を備えており、HDD0及びHDD1はそれ
ぞれデータバス100、200に固定接続され、ホスト
からのコマンドに応じて、MCU32がDPC10に所
定の信号を出力することにより、マルチプレサク20、
22は、データバス100、200のいずれかとHDD
2、HDD3を接続する。このように、HDD2、HD
D3に対しては、データバス100、200のいずれか
と接続して、HDD0〜3にデータの書き込み及びデー
タの読み出しが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク記憶装置に係
り、より詳しくは、データ転送のための2本のデータバ
スのいずれかに選択的に接続可能な少なくとも1つのハ
ードディスクを含むハードディスク群のハードディスク
にデータの書き込み及びデータの読み出しを行うディス
ク記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータのダウンサイジングが進む
中、ネットワークシステム・マルチメディア等の普及に
よりパーソナルコンピュータが扱うデータ量が非常に増
大している。これに伴い、ハードディスクの処理能力及
びデータの保護が注目されるようになっている。
【0003】このような点に鑑み、ディスク記憶装置に
レイド(RAID(Reduntant Array ofInexpensive Disk
s))システムを用いたものが提案されている。このレイ
ドシステムは、複数のハードディスク(以下、HDDと
いう)を使用し、大容量化、処理速度の向上そして、デ
ータの保護を実現するシステムである。レイドシステム
には、図15に示すように、レイド0〜レイド5までの
6レベルがある。レイド0は、データ(A〜D)を分割
して複数のHDDに記録するものである。レイド1は、
2台のHDDに同一のデータを重複して記録するもので
ある。レイド2は、データ(A〜D)を分割して複数の
HDDに記録すると共にECC用のHDDを使用するも
のである。レイド3は、データ(A〜D)を分割して複
数のHDDに記録すると共に1台のパリティ用のHDD
を使用するものである。パリティは、ワード単位で生成
する。レイド4は、パリティ生成をブロック単位で行う
ものである。パリティ用のHDDは予め定められてい
る。レイド5は、パリティを全HDDに分散するもので
ある。以上のレイド0〜5のいずれの場合も、物理的に
は、1台のHDDに見える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レイド5を
用いたディスク記憶装置において、データを書き込むに
当たり、上書きされてしまうデータ(オールドデータ)
と元のパリティーデータ(オールドパリティー)とをそ
れぞれのHDDから読み出す必要があり、その後、新し
いデータと新しいパリティーとをそれぞれのHDDに書
き込む必要がある。即ち、1セクターのデータを書き込
むためには2台のHDDに対してそれぞれデータ読みだ
し、データ書込みの動作が必要で計四回の入出力を必要
とする。
【0005】ここで、データバスが1本であるレイドシ
ステムでは、データ書込みの処理速度が遅く、処理速度
の向上は望めない。一方、データバスが複数あればデー
タの転送回数を見かけ上、半分にする事ができる。しか
し、1セクターの書込みであれば、データバスが三本以
上あったとしても、1時期に動作可能なHDDは2台に
限定されることから、該動作している2台に対するデー
タバス以外のデータバスは使用されていないこととな
る。よって、データバスが3本以上のレイドシステム
は、データバスが2本であるシステムと同等の性能しか
望めない事になる。
【0006】レイドシステムを用いたディスク記憶装置
では、データバスは2本で足りるが、2本のデータバス
を用いて、これを効率良く稼動させているレイドシステ
ムを用いたディスク記憶装置は従来存在しなかった。従
って、データバスが1本のディスク記憶装置では、処理
速度が悪いという問題を有し、また、データバスが3本
以上のディスク記憶装置では、動作しているHDDに対
するデータバス以外のデータバスは不要であるという問
題を有する。
【0007】また、SCSI(Small Conputer System
)インターフェースを備えるディスク記憶装置(以
下、SCSIドライブという)とATA(AT Attachmen
t )インターフェースを備えるディスク記憶装置(以
下、ATAドライブという)があるが、ATAドライブ
は、マイクロ・コントローラから直接制御できるため
に、小規模のHDDを備える構成ではSCSIドライブ
よりも優れている点が多い。
【0008】しかし、マイクロ・コントローラがATA
ドライブを直接制御しなくてはいけないため、マイクロ
・コントローラの負荷が大きくなる。すなわち、ATA
ドライブの各モードでのタイミングの調整をマイクロ・
コントローラが直接制御するため、負担が大きくなる。
また、高速動作のマイクロ・コントローラを用いる場
合、通常の外部のメモリーマップされたデバイスとして
ATAドライブにアクセスする事はダイミング上、不可
能である。
【0009】さらに、レイドシステムを用いたディスク
記憶装置においてATAインターフェースを備えた構成
では、各HDDからの割り込み要求がマイクロ・コント
ローラに入りすぎるなど、必要な演算処理が多大な負荷
となる。
【0010】本発明は、以上の事実に鑑み成されたもの
で、簡易な構成でデータの書き込み及びデータの読み出
しを高速に行うことが可能なディスク装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、データ転送のための2本のデータバ
スと、前記データバスのいずれかに選択的に接続可能な
少なくとも1つのハードディスクを含むハードディスク
群と、ホストコンピュータからのコマンドに応じて、前
記少なくとも1つのハードディスクを前記データバスの
いずれかと選択的に接続して、前記ハードディスク群の
各ハードディスクにデータの書き込み及びデータの読み
出しが行われるように制御する制御手段と、を備えてい
る。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ハードディスク群を、前記データバス
のいずれか又は両方に各1つ固定接続されたハードディ
スクと、前記データバスのいずれかと選択的に接続可能
な少なくとも1つのハードディスクと、から構成してい
る。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ハードディスク群を、前記データバス
のいずれかと選択的に接続可能な複数のハードディスク
から構成している。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1ないし請
求項3のいずれか1項に記載の発明において、既に書き
込まれているデータと、既に書き込まれているパリティ
ーデータと、新たなデータとに基づいて新たなパリティ
ーデータを生成するパリティーデータ生成装置を更に設
け、前記制御手段は、前記既に書き込まれているデータ
と前記既に書き込まれているパリティーデータとが同時
に読み出されて前記パリティーデータ生成装置に転送さ
れ、新たなデータが前記データバスの一方から前記コマ
ンドに基づいたハードディスクに書き込まれ、かつ同時
に該新たなデータが前記同一のデータバスから前記パリ
ティーデータ生成装置に転送されると共に、前記パリテ
ィーデータ生成装置で生成された新たなパリティーデー
タが前記データバスの他方から前記コマンドに基づいた
ハードディスクに書き込まれるように制御するようにし
ている。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1ないし請
求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記ハー
ドディスク群の各ハードディスクは、アドレスを指定す
るための1個のアドレスバスを共有し、前記ハードディ
スク群の各ハードディスクには、データの書き込み及び
データの読み出しを指示するための独立な書き込み読み
出し線が各々接続され、前記制御手段は、前記コマンド
に応じて、前記ハードディスクへのデータの書き込み及
びデータの読み出しを行う場合には、前記アドレスバス
に前記コマンドに応じたアドレスを出力すると共にデー
タの書き込み及びデータの読み出しが行われる少なくと
も1つのハードディスクに対する書き込み読み出し線に
コントロール信号を出力するようにしている。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1ないし請
求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記制御
手段は、データの書き込み及びデータの読み出しの指示
を行う第1の処理手段と、前記第1の処理手段からの指
示に応じてデータの書き込み及びデータの読み出しが行
われるように制御する第2の処理手段と、とから構成し
ている。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明では、制御手段は、ホスト
コンピュータからのコマンドに応じて、ハードディスク
群の少なくとも1つのハードディスクをデータ転送のた
めの2本のデータバスのいずれかと選択的に接続して、
ハードディスク群の各ハードディスクにデータの書き込
み及びデータの読み出しが行われるように制御する。
【0018】このように、ハードディスク群の各ハード
ディスクにデータの書き込み及びデータの読み出しを行
う際、ハードディスク群の少なくとも1つのハードディ
スクを2本のデータバスのいずれかと選択的に接続して
いることから、少ない本数のデータバスによりデータの
書き込み及びデータ読み出しを高速に行うことかでき、
簡易な構成でデータの書き込み及びデータ読み出しを高
速に行うことかできる。
【0019】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、データバスのいずれか又は両方に各1つ
固定接続されたハードディスクに対してデータの書き込
み及びデータの読み出しを行う際は、固定接続されてい
るので、データバスへの接続はそのままで、データバス
のいずれかと選択的に接続可能な少なくとも1つのハー
ドディスクに対してデータの書き込み及びデータの読み
出しを行う際は、該ハードディスクを、データバスのい
ずれかと選択的に接続する。
【0020】このように、ハードディスク群を、データ
バスのいずれか又は両方に各1つ固定接続されたハード
ディスクと、データバスのいずれかと選択的に接続可能
なハードディスクとにより構成しているので、データバ
スのいずれか又は両方に各1つ固定接続されたハードデ
ィスクに対しては、データバスのいずれかと選択的に接
続可能にするための構成を不要とでき、簡易な構成でデ
ータの書き込み及びデータの読み出しを高速に行うこと
ができる。
【0021】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、ハードディスクに対してデータの書き込
み及びデータの読み込みを行う際、データバスのいずれ
かと選択的に接続する。
【0022】このように、データバスのいずれかと選択
的に接続可能な複数のハードディスクでハードディスク
群を構成するようにしているので、データバスのいずれ
かに固定接続されていハードディスクを考慮せずにデー
タの書き込み及びデータの読み出しを行うことができ、
少ない本数のデータバスによりデータの書き込み及びデ
ータの読み出しを効率的に行うことかでき、簡易な構成
でデータの書き込み及びデータ読み出しを高速に行うこ
とかできる。
【0023】請求項4記載の発明では、請求項1ないし
請求項3のいずれか1項に記載の発明において、制御手
段は、ハードディスクに既に書き込まれているデータと
他のハードディスクに既に書き込まれているパリティー
データとを同時に読み出してパリティーデータ生成装置
に転送し、次に、新たなデータを2本のデータバスの一
方からコマンドに基づいたハードディスクに書き込みか
つこれと同時に該新たなデータを該同一のデータバスか
らパリティーデータ生成装置に転送すると共に、既に書
き込まれているデータと、既に書き込まれているパリテ
ィーデータと、新たなデータとに基づいてパリティーデ
ータ生成装置によって生成された新たなパリティーデー
タを他方のデータバスからコマンドに基づいたハードデ
ィスクに書き込む。すなわち、制御手段は、新たなデー
タを2本のデータバスの一方からコマンドに基づいたハ
ードディスクに書き込みかつこれと同時に該新たなデー
タを該同一のデータバスからパリティーデータ生成装置
に転送する処理と、パリティーデータ生成装置によって
生成された新たなパリティーデータを他方のデータバス
からコマンドに基づいたハードディスクに書き込む処理
とを、一時期に行う。
【0024】このように、一方のデータバスから新たな
データをハードディスクに書き込みかつ該新たなデータ
を該同一のデータバスからパリティーデータ生成装置に
転送すると共に、パリティーデータ生成装置で生成され
た新たなパリティーデータを他方のデータバスからハー
ドディスクに書き込むことから、2本のデータバスによ
り、データの書き込み及びデータの読み込みを高速に行
うことができる。
【0025】請求項5記載の発明では、請求項1ないし
請求項4のいずれか1項に記載の発明において、制御手
段は、コマンドに応じて、ハードディスクへのデータの
書き込み及びデータの読み出しを行う場合に、ハードデ
ィスク群の各ハードディスクが共有するアドレスバスに
コマンドに応じたアドレスを出力すると共にデータの書
き込み及びデータの読み出しが行われるハードディスク
に対する独立な書き込み読み出し線の各々にコントロー
ル信号を出力する。
【0026】このように、全てのハードディスクがアド
レスバスを共有していることから、簡易な構成でデータ
の書き込み及びデータの読み出しを高速に行うことがで
きる。
【0027】請求項6記載の発明では、請求項1ないし
請求項5記載のいずれか1項に記載の発明において、制
御手段における第1の処理手段は、データの書き込み及
びデータの読み出しの指示を行い、第2の処理手段は、
第1の処理手段からの指示に応じてデータの書き込み及
びデータの読み出しが行われるように制御する。
【0028】このように、第1の処理手段に指示に応じ
て第2の処理手段がデータの書き込み及びデータの読み
出しが行われるように制御することから、第1の処理手
段の負担を軽減することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。本実施例のディスク記憶装置は、レイド5
を用いている。このディスク記憶装置は、図1に示すよ
うに、2本のデータバス100、200を備えており、
4台のHDD0〜3を備えている。HDD0は、データ
バス12を介して、データバス100に固定接続され、
HDD1は、データバス14を介して、データバス20
0に固定接続されている。HDD2、HDD3は各々、
データバス16、18及びマルチプレクサ(以下、MS
という)20、22を介してデータバス100、200
のいずれか一方に接続可能となっている。HDD0〜3
の各々は、コントロール線(セレクト線、アドレスバ
ス、読み出し線(R線)と書込み線(W線)とからなる
R/W線)を介して、データパス・コントローラ(以
下、DPCという)10に接続されている。すなわち、
HDD0〜3の各々は、セレクト線50を共有し、セレ
クト線50はDPC10の1個の入出力端子に接続され
ている。また、DPC10の1個の入出力端子に接続さ
れているアドレスバス60でHDD0〜3の各々のアド
レスバスを共有している。一方、HDD0〜3の各々は
リード(R)又はライト(W)を指示するためのR/W
線52、54、56、58を介してDPC10に接続さ
れている。
【0030】データバス100、200には、パリティ
ー生成装置(以下、PGENという)24が接続されて
いる。PGEN24には、パリティー保持用のメモリー
バッファ(以下、MBという)26が接続されている。
なお、MB26用の制御信号はPGEN24が生成す
る。
【0031】DPC10には、マイクロ・コントローラ
(以下、MCUという)32及びセクターバッファ(以
下、SBという)36が接続されている。SB36に
は、ホストインターフェイス(SCSIインターフェー
ス)・チップ(以下、IFCという)34が接続されて
いる。また、MCU32には、MCU32の制御プログ
ラムを格納するRAM38が接続されており、RAM3
8は、DPC10にも接続されている。MCU32のデ
ータバス42は、MS28の切換えによって、データバ
ス100、データバス200に接続可能であると共に、
IFC34に接続されている。IFC34のデータバス
44はMS30の切換えによってデータバス100、デ
ータバス200に接続可能である。
【0032】DPC10は、図2に示すように、MCU
32によって所定のデータが書き込まれる複数のレジス
タ10Rと、例えば、データ転送終了時に、MCU32
に対して割込みリクエストを発生し、MCU32に出力
して転送終了を告げる信号を生成する制御用のシーケン
サー10Sとを備えている。DPC10は、MCU32
からの信号によりレジスタ10Rに所定のデータが書き
込まれることにより設定されると、これに応じて所定の
制御信号(以下、CSという)を、MS20、22、P
GEN24、MS28、30、SB36、IFC34に
出力する。
【0033】すなわち、MS20、22は、入力したC
Sに応じて、HDD2、HDD3のデータバス16、1
8とデータバス100に接続されたデータバス16a、
18a又はデータバス200に接続されたデータバス1
6b、18bとを接続する。MS28は、入力したCS
に応じて、データバス42とデータバス100又はデー
タバス200とを接続する。MS30は、入力したCS
に応じて、データバス44とデータバス100又はデー
タバス200とを接続する。IFC34は、入力したC
Sに応じて、ホストからのデータを転送する。SB36
は、入力したCSに応じて、ホストからのデータの保持
又は転送を行う。PGEN24は、入力したCSに応じ
て、データバス100を介して転送されたデータとデー
タバス200を介して転送されたデータとのXOR(排
他的論理和)を生成して、この結果をMB26に書込
み、データバス100又はデータバス200からのデー
タとMB26に書き込まれたデータとのXORを生成し
て、この結果を、データバス200又はデータバス10
0に転送する。
【0034】次に、MS20、22、28、30を説明
する。これらMS20、22、28、30は略同様の構
成となっているので、MS28のみを説明し、他の説明
は省略する。
【0035】MS28は、図3に示すように、2個のI
C64、66を備えている。IC64、66は、例え
ば、74ACT16245タイプのものを用いている。
IC64及びIC66の入出力端子G/は、CS線を介
してDPC10からのCSを入力する。IC64及びI
C66の入出力端子DIRは、所定のコマンドを入力す
る。IC64の入出力端子Aには、データバス100が
接続されており、IC66の入出力端子Aには、データ
バス200が接続されており、IC64及びIC66の
入出力端子Bは、データバス42に接続されている。こ
のように構成されたMS28は、入力したCS信号に応
じてデータバス42をデータバス100又はデータバス
200とを接続する。
【0036】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
タグド・コマンド・キューイング(以下、TCQとい
う)を用いない場合のデータの書込み動作を図4ないし
図6を参照して説明する。
【0037】HDD0〜3及びIFC34が待機状態と
なっているときに、IFC34がホストからコマンドを
受けた場合には、IFC34は、所定信号をMCU32
に出力する。該信号を入力したMCU32は、IFC3
4が受け取ったコマンドを読み出し、ステップ102
(図4参照)で、ホストからのコマンドを解析し、ステ
ップ104で、解析の結果から、データの書き込み又は
読み込み、データを書き込むデータHDD、パリティデ
ータを書き込むパリティHDDを決定する。なお、本実
施例では、ホストからのコマンドを解析した結果、デー
タの書き込みコマンドであり、データHDDとしてHD
D0、パリティHDDとして、HDD2が決定された例
について説明する。
【0038】ステップ106で、DPC10によってC
SをMS20に出力することにより、D2のデータバス
16とデータバス200に接続されているデータバス1
6bとを接続する。なお、HD0はデータバス100に
固定接続されているので、DPC10によってCSを出
力する処理は不要である。
【0039】ステップ108で、HDD0、HDD2へ
のディスクパラメータを設定し、ステップ110で、H
DD0、HDD2からデータを読み出すコマンドを発行
する。
【0040】ステップ112で、DPC10によってC
SをMB36に出力することにより、ホストからのデー
タをSB36に保持する。
【0041】ステップ114で、HDD0、HDD2か
らデータの読み出しが可能か否か判断する。HDD0、
HDD2からデータの読み出しが可能となった場合に、
ステップ116で、PGEN24がデータバス100を
介して転送されたデータ(オールドデータ)とデータバ
ス200を介して転送されたデータ(オールドパリティ
ーデータ)とのXOR演算を行い、この結果(マスクデ
ータ)をMB26に書き込むコマンドを発行する。ステ
ップ118で、HDD0、HDD2からデータを読み出
し、同時にPGEN24を動作させる。
【0042】すなわち、まず、コントロールバスを制御
するための所定のデータと、HDD0、HDD2から転
送する1セクタ分のデータ数(例えば、512バイト)
を指定する所定のデータとをDPC10のレジスタ10
Rに書き込む。これによりDPC10は、アクセスする
HDD0、HDD2のレジスターの番地をアドレスバス
60に出力し、セレクトバス50をアクティブにすると
共に、HDD0のR/W線52、HDD2のR/W線5
6をアクティブにする。
【0043】そして、HDD0、HDD2からデータを
転送するコマンドをDPC10に出力する。これによ
り、HDD0、HDD2からデータがデータバス10
0、200を介して、PGEN24に出力される(図5
参照)。HDD0、HDD2からデータバス100、2
00を介して、データが出力されたPGEN24は、H
DD0からのオールドデータとHDD2からのオールド
パリティーデータとのXORを生成し、この結果をMB
26に書き込む。
【0044】ステップ120で、HDD0、HDD2に
ディスクパラメータをセットし書込みコマンドを発行す
る。
【0045】ステップ122で、DPC10によってC
SをMS30に出力することによって、MS30はデー
タバス100とSB36とを接続する(図6参照)。ス
テップ124で、DPC10により、CSをPGEN2
4に出力することにより、PGEN24がニューパリテ
ィデータを生成する。ステップ126で、HDD0、H
DD2は書込みが可能であるか否か判断し、書込みが可
能となった場合には、ステップ128で、ホストから転
送されてSB36に保持されたニューデータをMS30
を介してHDD0に転送すると共に該ニューデータとM
B26に保持された第1のXOR値(オールドデータと
オールドパリティーデータとのXOR値)とのXORを
取った第2のXOR値をMS20を介してHDD2に転
送する(図6参照)。これにより、新しいデータがHD
D0に、新しいパリティーデータがHDD2に書き込ま
れる。
【0046】このように、2本のデータバス100、2
00へのHDDのデータバスの接続の切換えにより、従
来1セクタ分のデータの書込みを4ステップで行ってい
たものを2ステップで実行でき、必要最小限のデータバ
スにより、データの転送を高速に行うことができる。
【0047】また、HDD0〜3の各々は、1本のセレ
クトバス50を共有し、セレクトバス50はDPC10
の1個の入出力端子に接続されている。これにより、D
PC10の入出力端子数を少なくすることができ、ディ
スク記憶装置を簡易な構成とするすることができる。
【0048】次に、データの読み出し動作(TCQ無
し)を説明する。なお、以下の説明では、各構成要素の
動作は、MCU32の指示によりDPC10が所定のC
Sを出力することにより行うので、説明を省略する。
【0049】データの読み出し動作は、通常の読み出し
と同一である。但し、図7に示すように、MS30をデ
ータが流れてくるバスに選択しておく必要がある。すな
わち、例えば、HDD0からデータを読み出す場合に
は、DPC10を設定し、MS30がHDD0のデータ
バス12が接続されているデータバス100とデータバ
ス44とを接続しておく必要がある。
【0050】次に、データの書込み動作(TCQを用い
る場合)を、図8に示したタイミングチャートを参照し
て説明する。
【0051】この書込み動作は、TCQを用いない場合
と略同様であるが、TCQによりコマンドが複数存在し
ている場合、2番目以降のコマンドは、1番目のコマン
ドを受けたHDDのシーク及び回転待ち時間を利用し
て、次のように処理a〜jを行う。なお、今、TCQに
よる待ち行列上の1番目の書込みコマンド(コマンド
1)ではHDD0とHDD2が、2番目の書込みコマン
ド(コマンド2)では、HDD1とHDD3がデータの
書き込みが行われるHDDであるとする。
【0052】HDD0〜3及びIFC34が待機状態と
なっているときに、IFC34がホストからコマンド
1、2を受けた場合には(時刻t1)、IFC34は、
所定信号をMCU32に出力する。該信号を入力したM
CU32は、IFC34が受け取ったコマンド1、2を
読み出し、 a.HDD0とHDD2に対して読みだしコマンドを発
行する(時刻t2)。 b.HDD1とHDD3に対して読みだしコマンドを発
行する(時刻t3)。 c.コマンド1に対するデータをホストからIFC34
を介してSB36に書き込む(時刻t4〜t5)。な
お、このデータをSB36−1とする。 d.コマンド2に対するデータをホストからIFC34
を介してSB36に書き込む(時刻t5〜t6)。この
データをSB36−2とする。 e.シーク回転時間(時刻t2〜t7)が経過した時、
時刻t7で、HDD0とHDD2からデータを転送し始
め、時刻t8において、PGEN24によりマスクデー
タを生成する(時刻t8〜t10)。マスクデータはM
B26上に保持しておく(このデータをMB26−1と
する)。 f.HDD0とHDD2に対して書込みコマンドを発行
する。 g.シーク回転時間(時刻t3〜t9)が経過した後、
時刻t11で、HDD1とHDD3からデータを転送し
始め、時刻t12において、PGEN24によりマスク
データを生成する(時刻t12〜t13)。マスクデー
タはMB26上に保持しておく(このデータをMB26
−2とする)。 h.HDD1とHDD3に対して書込みコマンドを発行
する。 i.データSB36−1とデータMB26−1とを用
い、前述したTCQを用いない場合の方法により、新デ
ータと新パリティーをHDD0、HDD2にそれぞれ書
き込む(時刻t10〜t11)。 j.データSB36−2とデータMB26−2とを用
い、前述したTCQを用いない場合の方法により、新デ
ータと新パリティーをD1、D3にそれぞれ書き込む
(時刻t13〜t14)。
【0053】ここで、以上の動作にかかる時間は典型的
には次のようになる。コマンド発行時間 (処理a、b、
f、h)は、1〔μS〕である。ホストデータ転送時間
(処理C、D)は、25〔μS〕である。HDDデータ
転送時間(処理e、g、i、j)は、50〔μS〕であ
る。HDDシーク、回転待ち時間は、5000〔μS〕
である。
【0054】このように、シーク・回転待ち時間をうま
く利用することによりTCQも効率よくハンドリングで
きる。事実、データバスを多数持つ高価なシステムに於
てもパリティー生成器(ここでいうPGEN24に対応
する)は1つしか持たない物が大多数であるので、これ
がボトルネックとなって、本構成と同一のパフォーマン
スとなる。尚、ここでの処理順序はあくまで1例であ
り、例えば、HDD1、HDD3がHDD0、HDD2
よりも先にサーチ・回転待ちが終了すれば、これらHD
Dに対する処理を先んじて行う。
【0055】このように、TCQを用いる場合にも、2
本のデータバス100、200へのHDDの接続の切換
えにより、従来、2つのHDDへの1セクタ分のデータ
の書込みのコマンドを2つ同時に行う場合に8ステップ
で行っていたものを、4ステップで実行でき、必要最小
限のデータバスにより、データの転送を高速に行うこと
ができる。
【0056】次に、データの読みだし動作(TCQを用
いる場合)を説明する。前述した書込み動作(TCQを
用いる場合)と同様に、TCQによりコマンドが複数存
在している場合、2番目以降のコマンドは、1番目のコ
マンドを受けたHDDのシーク及び回転待ち時間を利用
して、処理a〜dを行う。具体的には、今、TCQによ
る待ち行列上の1番目の読みだしコマンドが使用するH
DDがHDD0であり、2番目の読みだしコマンドが使
用するHDDがHDD2であるとする。この時、 a.HDD0に対して読みだしコマンドを発行する。 b.HDD2に対して読みだしコマンドを発行する。 c.HDD0のデータをホストへ転送する。 d.HDD2のデータをホストへ転送する。
【0057】前述した書込み動作(TCQ有り)と同
様、シーク・回転待ち時間をうまく利用することにより
TCQもうまくハンドリングできる。事実、データバス
を多数持つ高価なシステムに於てもホストへの転送速度
がボトルネックとなって、本構成と同一のパフォーマン
スとなる。
【0058】次に、動作不良のHDDが存在する場合の
書込み動作を説明する。なお、図9及び図10に示すよ
うに、HDD0、HDD2がそれぞれデータHDD、パ
リティーHDDであり、HDD0が動作不良とする。 a.図9に示すように、HDD1、HDD3からデータ
を読みだし、PGEN24によりHDD1からのデータ
とHDD3からのデータとのXORを演算し、この結果
(マスクデータ)をMB26に保持する。 b.この処理(a)と同時にホストからのデータをMB
36に蓄える。 c.図10に示すように、MB36のデータ(新しいデ
ータ)とMB26のデータ(マスクデータ)とのXOR
を演算し、この結果(パリティーデータ)をon−th
e−flyでHDD2に対し書き込む。
【0059】このように、動作不良のHDDが存在する
場合でも、2本のデータバスへのHDDの接続の切換え
により、書込み動作が可能となり、必要最小限のデータ
バスにより、データの転送を高速に行うことができる。
【0060】次に、動作不良のHDDが存在する場合の
読みだし動作を説明する。なお、図11及び図12に示
すように、HDD0、HDD2がそれぞれデータHD
D、パリティーHDDであり、HDD0が動作不良とす
る。 a.図11に示すように、HDD1、HDD3からデー
タを読みだし、PGEN24によりHDD1からのデー
タとHDD3からのデータとのXORを演算し、この結
果(マスクデータ)をMB26に保持する。 b.図12に示すように、HDD2のデータ(パリティ
ーデータ)とMB26のデータ(マスクデータ)とのX
ORを演算する。これにより、HDD0のデータのみが
取り出せ、取り出されたデータをon−the−fly
でホストに対して送る。
【0061】このように、動作不良のHDDが存在する
場合でも、2本のデータバスへのHDDの接続の切換え
により、読み出しが可能となり、必要最小限のデータバ
スにより、データの転送を高速に行うことができる。
【0062】なお、HDD1、HDD2、HDD3の読
みだし順序や組み合わせは任意である。
【0063】次に、不良ディスクの回復処理を説明す
る。なお、図13及び図14に示すように、HDD0を
交換したものとする。 a.図13に示すように、HDD1、HDD3からデー
タを読みだし、PGEN24によりD1からのデータと
D3からのデータとのXORを演算し、この結果(マス
クデータ)をMB26に保持する。 b.図14に示すように、HDD2のデータ(パリティ
ーデータ)とMB26のデータ(マスクデータ)とのX
ORを演算する。これにより、HDD0のデータのみが
取り出せ、取り出されたデータをon−the−fly
でHDD0に対して書き込む。
【0064】なお、HDD1、HDD2、HDD3の読
みだし順序や組み合わせは任意である。また、処理bに
おいて、HDD0は書込み動作、HDD2は読みだし動
作であり、DPCはHDD0に対してはWバス、HDD
2に対してはR線を同時にアクティブにする機能が要求
される。
【0065】以上説明した実施例では、レイド5を用い
たディスク記憶装置について説明したが、これに限定す
るものでなく、他のレイドも適用できる。すなわち、次
に、レイド0、レイド3の読み出し/書込み動作を説明
する。レイド0では特に大きなデータに対するパフォー
マンスが要求される。本構成では、10MB/sのAT
Aディスクを用いてFAST&WIDE・SCSIの2
0MB/sを達成できる。いま、異なるHDD上(ここ
ではHDD0とHDD2とする)にある2セクタ−を読
みだす動作を考える。 a.HDD0に対して読みだしコマンドを発行する。 b.HDD2に対して読みだしコマンドを発行する。 c.HDD0、HDD2のデータを1回読みだす。 d.MSをHDD0のバスに接続し、ホストにHDD0
からのデータを転送する。 e.MSをHDD2のバスに接続し、ホストにHDD2
からのデータを転送する。 f.以下、処理c〜eを繰り返し、全てのデータをホス
トへ転送する。 以上の動作で処理d,eを20MB/sの周期で繰り返
せばホストからは見かけ上20MB/sのHDDが存在
するように見える。
【0066】以上説明したように、2本のデータバスへ
のHDDの接続の切換えにより、必要最小限のデータバ
スにより、データの転送を高速に行うことができ、簡易
な構成でデータの書き込み及びデータの読み出しを高速
に行うことができる。
【0067】また、前述した実施例では、DPCの内部
にレジスターと制御用のシーケンサーとを内蔵し、DP
Cは、MCU32により行われるDPCの内部のレジス
ターへの読み書きにより、データ転送のためのCSを出
力する。DPCは転送終了後、MCUに対して割り込み
リクエストを発生し、MCUに転送終了を告げる。この
ように、DPCは、MCU32の指示により、本実施例
のディスク記憶装置の制御の大部分の時間を占めるデー
タの読み書きを自動的に行うため、MCUのデータ転送
に関わる負荷を低減することができる。さらに、MCU
はDPCを介する事により、HDDへの正確なタイミン
グでの信号のやり取りを可能にし、低速なHDDのアク
セスとは無関係に、データ転送を高速に行うことができ
る。また、HDDもその規格で定められる最適なタイミ
ングで連続してデータ転送を行なえる為、パフォーマン
スが向上する。更に、複数のHDDはDPCを介してそ
れぞれDPCのアドレス上にマッピングされ、個々のレ
ジスターに対するアクセスも簡略化される。
【0068】この場合、MCUからDPCを見た場合、
DPCは、DMAC(DirectMemory Ac
cess Contrller)として機能していると
考えられる。ただ、通常のDMACと異なる点として、
「Set Multiple」命令に対応し、設定され
た複数セクター単位(ブロック)での転送もサポートし
ており、MCUはブロック転送終了時のデータ転送の検
証だけを行えばよい。このDPCによるデータ転送の
間、MCUはATAドライブの制御から解放され、負荷
をその他のジョブに割り振る事ができる。
【0069】以上説明した実施例では、HDD0、HD
D1は固定接続され、HDD2、HDD3は、マルチプ
レクサによってデータバス100、200に接続可能と
しているが、これに限定するものでなく。全てのHDD
0〜3をは、マルチプレクサによってデータバス10
0、200に接続可能に構成するようにしてよい。
【0070】また、前述した実施例では、HDDを4台
用いた例について説明したが、これに限定するものでな
く、5台以上のHDDを用いる場合にも適用することが
てきる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、ハードディスク群の各ハードディスクにデータの書
き込み及びデータの読み出しを行う際、ハードディスク
群の少なくとも1つのハードディスクを2本のデータバ
スのいずれかと選択的に接続していることから、少ない
本数のデータバスによりデータの書き込み及びデータ読
み出しを高速に行うことかでき、簡易な構成でデータの
書き込み及びデータ読み出しを高速に行うことかでき
る、という効果を有する。
【0072】請求項2記載の発明は、ハードディスク群
を、データバスのいずれか又は両方に各1つ固定接続さ
れたハードディスクと、データバスのいずれかと選択的
に接続可能なハードディスクとにより構成しているの
で、データバスのいずれか又は両方に各1つ固定接続さ
れたハードディスクに対しては、データバスのいずれか
と選択的に接続可能にするための構成を不要とでき、簡
易な構成でデータの書き込み及びデータの読み出しを高
速に行うことができる、という効果を有する。
【0073】請求項3記載の発明は、データバスのいず
れかと選択的に接続可能な複数のハードディスクでハー
ドディスク群を構成するようにしているので、データバ
スのいずれかに固定接続されていハードディスクを考慮
せずにデータの書き込み及びデータの読み出しを行うこ
とができ、少ない本数のデータバスによりデータの書き
込み及びデータの読み出しを効率的に行うことかでき、
簡易な構成でデータの書き込み及びデータ読み出しを高
速に行うことかできる、という効果を有する。
【0074】請求項4記載の発明は、一方のデータバス
から新たなデータをハードディスクに書き込みかつ該新
たなデータを該同一のデータバスからパリティーデータ
生成装置に転送すると共に、パリティーデータ生成装置
で生成された新たなパリティーデータを他方のデータバ
スからハードディスクに書き込むことから、2本のデー
タバスにより、データの書き込み及びデータの読み込み
を高速に行うことができる、という効果を有する。
【0075】請求項5記載の発明は、全てのハードディ
スクがアドレスバスを共有していることから、簡易な構
成でデータの書き込み及びデータの読み出しを高速に行
うことができる、という効果を有する。
【0076】請求項6記載の発明は、第1の処理手段に
指示に応じて第2の処理手段がデータの書き込み及びデ
ータの読み出しが行われるように制御することから、第
1の処理手段の負担を軽減することができる、という効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の概略構成を示したブロック図であ
る。
【図2】DPCの内部構成を示した図である。
【図3】マルチプレクサの内部構成を示した図である。
【図4】TCQを用いない場合のデータの書込み処理ル
ーチンを示したフローチャートである。
【図5】データを書き込むためにオールドデータとオー
ルドパリティーデータとを読み出す際の各データの転送
経路を示した図である。
【図6】ニューデータとニューパリティーデータとの転
送経路を示した図である。
【図7】データを読み出す際のデータの転送経路を示し
た図である。
【図8】TCQを用いない場合のデータの書込み処理の
タイミングチャートである。
【図9】動作不能のHDDが存在する場合にデータを書
き込むためのデータを読み出す際の各データの転送経路
を示した図である。
【図10】ニューデータとニューパリティーデータとの
転送経路を示した図である。
【図11】動作不能のHDDが存在する場合にデータを
読み出す際の各データの転送経路を示した図である。
【図12】動作不能のHDDが存在する場合にデータを
読み出す際の各データの転送経路を示した図である。
【図13】回復したHDDに対してデータを書き込む際
の各データの転送経路を示した図である。
【図14】回復したHDDに対してデータを書き込む際
の各データの転送経路を示した図である。
【図15】レイドシステムの構成を示した概略図であ
る。
【符号の説明】
10 DPC 32 MCU 34 IFC 20、22、28、30 マルチプレクサ 100、200 データバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 伸彰 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ転送のための2本のデータバス
    と、 前記データバスのいずれかに選択的に接続可能な少なく
    とも1つのハードディスクを含むハードディスク群と、 ホストコンピュータからのコマンドに応じて、前記少な
    くとも1つのハードディスクを前記データバスのいずれ
    かと選択的に接続して、前記ハードディスク群の各ハー
    ドディスクにデータの書き込み及びデータの読み出しが
    行われるように制御する制御手段と、 を備えたディスク記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記ハードディスク群を、 前記データバスのいずれか又は両方に各1つ固定接続さ
    れたハードディスクと、前記データバスのいずれかと選
    択的に接続可能な少なくとも1つのハードディスクと、
    から構成したことを特徴とする請求項1記載のディスク
    記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ハードディスク群を、 前記データバスのいずれかと選択的に接続可能な複数の
    ハードディスクから構成したことを特徴とする請求項1
    記載のディスク記憶装置。
  4. 【請求項4】 既に書き込まれているデータと、既に書
    き込まれているパリティーデータと、新たなデータとに
    基づいて新たなパリティーデータを生成するパリティー
    データ生成装置を更に設け、 前記制御手段は、前記既に書き込まれているデータと前
    記既に書き込まれているパリティーデータとが同時に読
    み出されて前記パリティーデータ生成装置に転送され、
    新たなデータが前記データバスの一方から前記コマンド
    に基づいたハードディスクに書き込まれ、かつ同時に該
    新たなデータが前記同一のデータバスから前記パリティ
    ーデータ生成装置に転送されると共に、前記パリティー
    データ生成装置で生成された新たなパリティーデータが
    前記データバスの他方から前記コマンドに基づいたハー
    ドディスクに書き込まれるように制御する、 ことを特徴とする請求項1ないし前記3のいずれか1項
    に記載のディスク記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記ハードディスク群の各ハードディス
    クは、アドレスを指定するための1個のアドレスバスを
    共有し、前記ハードディスク群の各ハードディスクに
    は、データの書き込み及びデータの読み出しを指示する
    ための独立な書き込み読み出し線が各々接続され、 前記制御手段は、前記コマンドに応じて、前記ハードデ
    ィスクへのデータの書き込み及びデータの読み出しを行
    う場合には、前記アドレスバスに前記コマンドに応じた
    アドレスを出力すると共にデータの書き込み及びデータ
    の読み出しが行われる少なくとも1つのハードディスク
    に対する書き込み読み出し線にコントロール信号を出力
    する、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1
    項に記載のディスク記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、 データの書き込み及びデータの読み出しの指示を行う第
    1の処理手段と、 前記第1の処理手段からの指示に応じてデータの書き込
    み及びデータの読み出しが行われるように制御する第2
    の処理手段と、 とにより構成したことを特徴とする請求項1又は請求項
    5のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
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