JPH0867344A - 袋体の払出し装置 - Google Patents
袋体の払出し装置Info
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- JPH0867344A JPH0867344A JP27510093A JP27510093A JPH0867344A JP H0867344 A JPH0867344 A JP H0867344A JP 27510093 A JP27510093 A JP 27510093A JP 27510093 A JP27510093 A JP 27510093A JP H0867344 A JPH0867344 A JP H0867344A
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- JP
- Japan
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- bag body
- bag
- roller conveyor
- air
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- Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 袋体の払い出しの際の袋体の落下防止と袋体
内の負圧空洞発生を防止し、かつ既存のタンクなどへの
適用を簡単かつ低コストにする。 【構成】 任意の場所へ移動可能な装置本体の上部に、
第2エアシリンダにより支点14を中心として傾動可能
なローラコンベア8を配設する。このローラコンベア8
の前方に、第1エアシリンダ10により上下動する挿入
部材12を配設する。挿入部材12の挿入部12cの先
端にエア噴出孔24を形成する。挿入部材12をタンク
などの投入口に差し込み、袋体36をローラコンベア8
に載せた後袋体36の前端部にカッターなどで開切部を
形成し、ローラコンベア8を傾斜させて袋体36を下降
させる際、挿入部材12を開切部から挿入し、袋体36
を挿入部材12で当接支持し、袋体36の開切部36a
を下方に維持した状態で内容物を自重落下させて払い出
す。エア噴出孔24からのエアで袋体36内に残留した
内容物を残らず払い出す。
内の負圧空洞発生を防止し、かつ既存のタンクなどへの
適用を簡単かつ低コストにする。 【構成】 任意の場所へ移動可能な装置本体の上部に、
第2エアシリンダにより支点14を中心として傾動可能
なローラコンベア8を配設する。このローラコンベア8
の前方に、第1エアシリンダ10により上下動する挿入
部材12を配設する。挿入部材12の挿入部12cの先
端にエア噴出孔24を形成する。挿入部材12をタンク
などの投入口に差し込み、袋体36をローラコンベア8
に載せた後袋体36の前端部にカッターなどで開切部を
形成し、ローラコンベア8を傾斜させて袋体36を下降
させる際、挿入部材12を開切部から挿入し、袋体36
を挿入部材12で当接支持し、袋体36の開切部36a
を下方に維持した状態で内容物を自重落下させて払い出
す。エア噴出孔24からのエアで袋体36内に残留した
内容物を残らず払い出す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、袋体から粒状体や粉状
体などの内容物を払い出す払出し装置に関する。
体などの内容物を払い出す払出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粒状体や粉状体などの内容物を収納した
袋体を開袋し、内容物をタンクなどのホッパーの投入口
に投入する作業は、従来すべて手作業で行なわれてい
た。すなわち、作業者は袋体をホッパーの投入口の横ま
で運び、カッターなどで袋体に開切部を形成し、この開
切部から内容物がこぼれないように注意しながら袋体を
投入口まで移動させ、そして開切部を下にして袋体を逆
さにし、その時必要ならば多少の揺さ振りもかけて内容
物の払い出しをしていた。
袋体を開袋し、内容物をタンクなどのホッパーの投入口
に投入する作業は、従来すべて手作業で行なわれてい
た。すなわち、作業者は袋体をホッパーの投入口の横ま
で運び、カッターなどで袋体に開切部を形成し、この開
切部から内容物がこぼれないように注意しながら袋体を
投入口まで移動させ、そして開切部を下にして袋体を逆
さにし、その時必要ならば多少の揺さ振りもかけて内容
物の払い出しをしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】袋体を投入口まで持上
げ、内容物の払い出しを終えるまで袋体を手で逆さに支
持するのは重労働で能率が悪いし、袋体が重い場合はそ
の揺さ振りも容易でないため、手が滑って不測に袋体を
投入口に落としてしまうおそれもある。
げ、内容物の払い出しを終えるまで袋体を手で逆さに支
持するのは重労働で能率が悪いし、袋体が重い場合はそ
の揺さ振りも容易でないため、手が滑って不測に袋体を
投入口に落としてしまうおそれもある。
【0004】また、内容物が粉状体の場合は袋体内に外
気が回り込みにくいので、袋体からの払い出しの初期に
袋体の内奥部に負圧の空洞ができやすく、いったんこの
空洞ができると内容物が空洞側に吸引される形になるの
でスムーズな払い出しが困難になる。
気が回り込みにくいので、袋体からの払い出しの初期に
袋体の内奥部に負圧の空洞ができやすく、いったんこの
空洞ができると内容物が空洞側に吸引される形になるの
でスムーズな払い出しが困難になる。
【0005】さらに、作業者はホッパーの投入口に近付
いていなければならないので、投入口や袋体の開切部か
ら飛散する粉状体が作業者の顔や衣服に付着するので、
作業環境の見地からも問題がある。
いていなければならないので、投入口や袋体の開切部か
ら飛散する粉状体が作業者の顔や衣服に付着するので、
作業環境の見地からも問題がある。
【0006】一方、袋体を自動的に開袋し内容物を払い
出す自動開袋装置が近年各種提案されてはいるものの、
いずれも大型であるため既存のタンクなどへの導入には
多額の改造コストを必要とする。
出す自動開袋装置が近年各種提案されてはいるものの、
いずれも大型であるため既存のタンクなどへの導入には
多額の改造コストを必要とする。
【0007】本発明の目的は、袋体の払い出しを半自動
化し、労働生産性の向上、袋体の落下防止、袋体内の空
洞形成防止および作業環境の改善が可能で、かつ既存の
タンクなどへの適用が簡単かつ低コストで実現できる払
出し装置を提供することにある。
化し、労働生産性の向上、袋体の落下防止、袋体内の空
洞形成防止および作業環境の改善が可能で、かつ既存の
タンクなどへの適用が簡単かつ低コストで実現できる払
出し装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、前記粒状体や粉状体などを収納した袋体を載
置し、前記袋体の一部を開切した状態で傾斜可能な傾斜
部材と、前記傾斜部材の傾斜側下部に近接して配置さ
れ、前記傾斜部材に沿って自重で下降する前記袋体の開
切部に挿入される挿入部材とを有する袋体の払出し装置
を提供する。
するため、前記粒状体や粉状体などを収納した袋体を載
置し、前記袋体の一部を開切した状態で傾斜可能な傾斜
部材と、前記傾斜部材の傾斜側下部に近接して配置さ
れ、前記傾斜部材に沿って自重で下降する前記袋体の開
切部に挿入される挿入部材とを有する袋体の払出し装置
を提供する。
【0009】この装置には必要に応じて、前記挿入部材
の挿入側先端部に、エア噴出孔を形成したり、前記傾斜
部材の傾斜側端部に、前記袋体の一部を開切する切断刃
を配設する。
の挿入側先端部に、エア噴出孔を形成したり、前記傾斜
部材の傾斜側端部に、前記袋体の一部を開切する切断刃
を配設する。
【0010】
【作用】袋体を傾斜部材の上に載置し、袋体の一部を開
切した状態で傾斜部材を傾斜させ、袋体が傾斜部材に沿
って自重で下降する際、固定設置されている挿入部材を
袋体の開切部から袋体内に飲み込む状態(袋体が挿入部
材に突きささる状態)になる。この時、袋体の内容物は
自重で袋体内より下部へ落下していく。なお内容物落下
に相応してエアが挿入部材の周囲空間から袋体内に自然
流入して袋体内が負圧にならないので、袋体の負圧によ
る変形や負圧による内容物の落下制限がなくなるため内
容物はスムーズに自重落下を継続することができる。こ
の時、挿入部材の挿入側先端部のエア噴出孔からエアを
噴出すると、内容物はエアの力で自重落下が加速される
と共に袋体の内奥部に残留しがちな内容物を強制的に払
い出すことができる。
切した状態で傾斜部材を傾斜させ、袋体が傾斜部材に沿
って自重で下降する際、固定設置されている挿入部材を
袋体の開切部から袋体内に飲み込む状態(袋体が挿入部
材に突きささる状態)になる。この時、袋体の内容物は
自重で袋体内より下部へ落下していく。なお内容物落下
に相応してエアが挿入部材の周囲空間から袋体内に自然
流入して袋体内が負圧にならないので、袋体の負圧によ
る変形や負圧による内容物の落下制限がなくなるため内
容物はスムーズに自重落下を継続することができる。こ
の時、挿入部材の挿入側先端部のエア噴出孔からエアを
噴出すると、内容物はエアの力で自重落下が加速される
と共に袋体の内奥部に残留しがちな内容物を強制的に払
い出すことができる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づき説明す
る。図1は本発明に係る払出し装置1を示したもので、
同図で2は下部のキャスタ4と手前側上部の手押しハン
ドル6とを備えた装置本体、8は傾斜部材としてのロー
ラコンベア、10は第1エアシリンダ、12は挿入部材
である。
る。図1は本発明に係る払出し装置1を示したもので、
同図で2は下部のキャスタ4と手前側上部の手押しハン
ドル6とを備えた装置本体、8は傾斜部材としてのロー
ラコンベア、10は第1エアシリンダ、12は挿入部材
である。
【0012】ローラコンベア8は、図2のように支点1
4を中心として、第2エアシリンダ16によって実線で
示す水平状態から鎖線で示す傾斜状態へ上下方向に傾動
可能に構成されている。
4を中心として、第2エアシリンダ16によって実線で
示す水平状態から鎖線で示す傾斜状態へ上下方向に傾動
可能に構成されている。
【0013】装置本体2のローラコンベア8の側方から
水平方向前方に2本の支持板18が延び、この支持板1
8の先端間に連結材20が渡されている。第1エアシリ
ンダ10はこの連結材20の中央部に垂直に立設されて
いる。挿入部材12は左右一対の被ガイド部12aと、
この被ガイド部12aの下端部を相互に連結する連結部
12bと、被ガイド部12aの下端部から逆U字状に垂
直方向上方に延びた挿入部12cとを有する。そして連
結部12bの中央部に第1エアシリンダ10のピストン
ロッド10aの先端が結合されている。連結材20の両
端部付近にはガイドメタル22が配設され、このガイド
メタル22に被ガイド部12aが摺動自在に挿通されて
いる。
水平方向前方に2本の支持板18が延び、この支持板1
8の先端間に連結材20が渡されている。第1エアシリ
ンダ10はこの連結材20の中央部に垂直に立設されて
いる。挿入部材12は左右一対の被ガイド部12aと、
この被ガイド部12aの下端部を相互に連結する連結部
12bと、被ガイド部12aの下端部から逆U字状に垂
直方向上方に延びた挿入部12cとを有する。そして連
結部12bの中央部に第1エアシリンダ10のピストン
ロッド10aの先端が結合されている。連結材20の両
端部付近にはガイドメタル22が配設され、このガイド
メタル22に被ガイド部12aが摺動自在に挿通されて
いる。
【0014】被ガイド部12aと挿入部12cは中空な
パイプ材で構成され、挿入部12cの上端部の両端及び
中央の計3ヵ所にエア噴出孔24が形成されている。そ
して被ガイド部12aの上端部にエア噴出孔24用のエ
アを供給するエアホース(図示せず)が接続される。
パイプ材で構成され、挿入部12cの上端部の両端及び
中央の計3ヵ所にエア噴出孔24が形成されている。そ
して被ガイド部12aの上端部にエア噴出孔24用のエ
アを供給するエアホース(図示せず)が接続される。
【0015】装置本体2の手前側には第1エアシリンダ
操作レバー26、第2エアシリンダ操作レバー28およ
びエア噴出ボタン30が配設されている。
操作レバー26、第2エアシリンダ操作レバー28およ
びエア噴出ボタン30が配設されている。
【0016】次に、前記の如く構成された袋体の払出し
装置の使用法について説明する。作業者はまず操作部の
第1エアシリンダ操作レバー26により第1エアシリン
ダ10のピストンロッド10aを短縮操作し、挿入部材
12の連結部12bが連結材20に最も近付く位置まで
上昇させる。この状態で手押しハンドル6を押して装置
本体2をタンク32の投入口34まで移動させ、支持板
18を投入口34の上方に突き出すように位置させる。
そして図示しない位置決めピンなどによりタンク32と
装置本体2の位置を固定保持させる。
装置の使用法について説明する。作業者はまず操作部の
第1エアシリンダ操作レバー26により第1エアシリン
ダ10のピストンロッド10aを短縮操作し、挿入部材
12の連結部12bが連結材20に最も近付く位置まで
上昇させる。この状態で手押しハンドル6を押して装置
本体2をタンク32の投入口34まで移動させ、支持板
18を投入口34の上方に突き出すように位置させる。
そして図示しない位置決めピンなどによりタンク32と
装置本体2の位置を固定保持させる。
【0017】次に第1エアシリンダ操作レバー26によ
り第1エアシリンダ10のピストンロッド10を下方に
伸長させ、挿入部材12を投入口34の中に下降させ
る。
り第1エアシリンダ10のピストンロッド10を下方に
伸長させ、挿入部材12を投入口34の中に下降させ
る。
【0018】次に袋体36を図2のようにローラコンベ
ア8の上に載置し、カッターなどで袋体36の前縁上部
を縁に沿って横方向に開切し、図2のように袋体の前端
部36cを前縁下部を中心にして蓋をあけるように下方
に折曲げ、袋体36の開切部36aを挿入部材12の挿
入部12cの直前に位置させる。
ア8の上に載置し、カッターなどで袋体36の前縁上部
を縁に沿って横方向に開切し、図2のように袋体の前端
部36cを前縁下部を中心にして蓋をあけるように下方
に折曲げ、袋体36の開切部36aを挿入部材12の挿
入部12cの直前に位置させる。
【0019】袋体36の開切は手作業でも比較的容易で
あるが、袋体36の処理量が多ければローラコンベア8
の前端部付近に横方向に往復動する自動カッターを装備
してもよい。
あるが、袋体36の処理量が多ければローラコンベア8
の前端部付近に横方向に往復動する自動カッターを装備
してもよい。
【0020】次に第2エアシリンダ操作レバー28によ
り第2エアシリンダ16のピストンロッド16aを伸長
させ、ローラコンベア8を押し上げて傾斜させ、袋体3
6を自重でローラコンベア8に沿って滑落させる。これ
により、袋体36の開切部36aに挿入部材12の挿入
部12cが挿入されるとともに、袋体36は投入口34
の中に開切部36aを下にして落下する。この落下の間
も袋体36内の内容物は自重でタンク32内へ落下し続
ける。挿入部12cが袋体36の最奥部に到達すると袋
体36の落下が止まる。袋体36の内容物はひき続き自
重落下し続けるが、内容物の落下に相応してエアが挿入
部材12の周囲から袋体36内へ自然流入するため袋体
36内が負圧にならず、袋体36の変形や内容物の落下
制限がなくなり、内容物はスムーズに自重落下を継続す
ることができる。この時の衝撃で袋体36の内容物は勢
いよく下方に払い出され、またエア噴出ボタン30を押
すと挿入部12cのエア噴出孔24から噴出するエアに
より内容物はエアにより押し出されるように自重落下が
加速されると共に、袋体36の内奥に残留しやすい粉状
体等の内容物が強制的に押し出される。
り第2エアシリンダ16のピストンロッド16aを伸長
させ、ローラコンベア8を押し上げて傾斜させ、袋体3
6を自重でローラコンベア8に沿って滑落させる。これ
により、袋体36の開切部36aに挿入部材12の挿入
部12cが挿入されるとともに、袋体36は投入口34
の中に開切部36aを下にして落下する。この落下の間
も袋体36内の内容物は自重でタンク32内へ落下し続
ける。挿入部12cが袋体36の最奥部に到達すると袋
体36の落下が止まる。袋体36の内容物はひき続き自
重落下し続けるが、内容物の落下に相応してエアが挿入
部材12の周囲から袋体36内へ自然流入するため袋体
36内が負圧にならず、袋体36の変形や内容物の落下
制限がなくなり、内容物はスムーズに自重落下を継続す
ることができる。この時の衝撃で袋体36の内容物は勢
いよく下方に払い出され、またエア噴出ボタン30を押
すと挿入部12cのエア噴出孔24から噴出するエアに
より内容物はエアにより押し出されるように自重落下が
加速されると共に、袋体36の内奥に残留しやすい粉状
体等の内容物が強制的に押し出される。
【0021】次に第2エアシリンダ操作レバー28によ
り第2エアシリンダのピストンロッド16aを元のよう
に短縮してローラコンベア8を水平に戻し、内容物が払
い出された空の袋体36を、その上端部を持って引き上
げて挿入部12cから引き抜き、これで一つの袋体36
の払い出し作業を終了する。
り第2エアシリンダのピストンロッド16aを元のよう
に短縮してローラコンベア8を水平に戻し、内容物が払
い出された空の袋体36を、その上端部を持って引き上
げて挿入部12cから引き抜き、これで一つの袋体36
の払い出し作業を終了する。
【0022】以上は袋体36の端部に開切部36aを形
成して払い出す方式であるが、開切位置は袋体36の中
央部にしてもよい。図5および図6はこのような中央部
に開切部を形成する方式の払出し装置を示す。同図で4
0は固定式の水平ローラコンベア40、42はカッタ
ー、44は図示しないエアシリンダとリンク機構との協
働作用により傾斜可能なローラコンベア、46は略U字
状をなす挿入部材である。
成して払い出す方式であるが、開切位置は袋体36の中
央部にしてもよい。図5および図6はこのような中央部
に開切部を形成する方式の払出し装置を示す。同図で4
0は固定式の水平ローラコンベア40、42はカッタ
ー、44は図示しないエアシリンダとリンク機構との協
働作用により傾斜可能なローラコンベア、46は略U字
状をなす挿入部材である。
【0023】袋体36は図示しない押板等で図5で矢印
方向に押され、カッター42の上を通過した後、ローラ
コンベア44の上まで押し出される。袋体36がカッタ
ー42を通過する時、袋体36の前面、下面および後面
に開切部36bが連続して形成される。袋体36がロー
ラコンベア44の上に載せられると、同コンベア44が
図6のように傾斜され、袋体36は略V字状に屈曲して
ローラコンベア44相互間から下降し、この際挿入部材
46が袋体36の開切部36bから挿入され、挿入部材
46の先端が袋体36の最奥部に当接して袋体36が停
止する。袋体36の内容物は、袋体36が傾斜し始めた
時から停止するまでの間も自重落下を継続し内容物を下
方に払出す。開切部36bから最奥部までの距離は比較
的短く、かつ袋体36のV字状折曲げにより開切部36
bが左右に2つ形成されるから、短時間でスムーズな払
い出しができる。
方向に押され、カッター42の上を通過した後、ローラ
コンベア44の上まで押し出される。袋体36がカッタ
ー42を通過する時、袋体36の前面、下面および後面
に開切部36bが連続して形成される。袋体36がロー
ラコンベア44の上に載せられると、同コンベア44が
図6のように傾斜され、袋体36は略V字状に屈曲して
ローラコンベア44相互間から下降し、この際挿入部材
46が袋体36の開切部36bから挿入され、挿入部材
46の先端が袋体36の最奥部に当接して袋体36が停
止する。袋体36の内容物は、袋体36が傾斜し始めた
時から停止するまでの間も自重落下を継続し内容物を下
方に払出す。開切部36bから最奥部までの距離は比較
的短く、かつ袋体36のV字状折曲げにより開切部36
bが左右に2つ形成されるから、短時間でスムーズな払
い出しができる。
【0024】以上、本発明の実施例につき説明したが、
本発明は前記実施例に限定されることなく種々の変形が
可能であり、例えばローラコンベア8、44に代えて摩
擦係数の比較的小さいステンレス板などを使用すること
ができる。また挿入部材12は第1シリンダ10で自動
的に上下動させる構造の他、図7のように2つの係止筒
13dを有するU字形の挿入部材13を用い、連結材2
0上には2本のピン48を突設し、装置本体2を所定位
置まで移動させた後、作業者が挿入部材13を持ってそ
の係止筒13dの孔50にピン48を挿入し、挿入部材
13を投入口34内で吊り下げ支持する構造としてもよ
い。この場合、挿入部材13は中空のパイプ材で構成
し、図示しない着脱式のエアホースなどでエア噴出孔2
4にエアを供給する。
本発明は前記実施例に限定されることなく種々の変形が
可能であり、例えばローラコンベア8、44に代えて摩
擦係数の比較的小さいステンレス板などを使用すること
ができる。また挿入部材12は第1シリンダ10で自動
的に上下動させる構造の他、図7のように2つの係止筒
13dを有するU字形の挿入部材13を用い、連結材2
0上には2本のピン48を突設し、装置本体2を所定位
置まで移動させた後、作業者が挿入部材13を持ってそ
の係止筒13dの孔50にピン48を挿入し、挿入部材
13を投入口34内で吊り下げ支持する構造としてもよ
い。この場合、挿入部材13は中空のパイプ材で構成
し、図示しない着脱式のエアホースなどでエア噴出孔2
4にエアを供給する。
【0025】
【発明の効果】本発明は前記の如く、袋体を下降させつ
つ袋体の開切部から挿入部材を挿入して袋体を支持し、
内容物を開切部から払い出すようにしたので、払い出し
の際に袋体を人手で支持する必要がなく、従って袋体を
不測に落下させるおそれもない。
つ袋体の開切部から挿入部材を挿入して袋体を支持し、
内容物を開切部から払い出すようにしたので、払い出し
の際に袋体を人手で支持する必要がなく、従って袋体を
不測に落下させるおそれもない。
【0026】袋体は開切部が下方に向けられているため
内容物は自重落下し続けて払い出される。従って通気性
がよくないために本来払い出しにくい粉状体の場合で
も、従来のように袋体に手で揺さ振りをかけることなく
完全に払い出すことができる。
内容物は自重落下し続けて払い出される。従って通気性
がよくないために本来払い出しにくい粉状体の場合で
も、従来のように袋体に手で揺さ振りをかけることなく
完全に払い出すことができる。
【0027】さらに挿入部材の挿入側先端部にエア噴出
孔を形成することにより、特に粉状体を収納した袋体の
内奥部での真空発生による袋体の変形と空洞の発生を防
止でき、一層スムーズな払い出しができる。
孔を形成することにより、特に粉状体を収納した袋体の
内奥部での真空発生による袋体の変形と空洞の発生を防
止でき、一層スムーズな払い出しができる。
【0028】袋体を下降させるときは作業者は投入口か
ら離れていてよいから、投入口や袋体の開切部から粉状
体などが飛散した場合でも、これら粉状体が作業者に直
接付着するおそれはない。
ら離れていてよいから、投入口や袋体の開切部から粉状
体などが飛散した場合でも、これら粉状体が作業者に直
接付着するおそれはない。
【0029】本発明の払出し装置は既存のタンクなどの
投入口に簡単に適合させ得るので、大がかりな改造は一
切不要である。
投入口に簡単に適合させ得るので、大がかりな改造は一
切不要である。
【0030】傾斜部材の傾斜側端部に袋体の一部を開切
する切断刃を配設すればさらに作業能率が向上する。
する切断刃を配設すればさらに作業能率が向上する。
【図1】本発明に係る払出し装置の斜視図。
【図2】同装置の側面図。
【図3】同装置の平面図。
【図4】内容物の払い出し時の袋体の断面図。
【図5】本発明の他の実施例に係る払出し装置であっ
て、(A)は側面図、(B)は平面図。
て、(A)は側面図、(B)は平面図。
【図6】同装置における内容物の払い出し時の袋体の断
面図。
面図。
【図7】(A)は挿入部材の変形例の斜視図、(B)は
同側面図。
同側面図。
2 装置本体 4 キャスタ 6 手押しハンドル 8,44 ローラコンベア(傾斜部材) 12,13,46 挿入部材 10 第1エアシリンダ 16 第2エアシリンダ 24 エア噴出孔 32 タンク 34 投入口 36 袋体 42 カッター
Claims (3)
- 【請求項1】 粒状体や粉状体などを収納した袋体を載
置し、前記袋体の一部を開切した状態で傾斜可能な傾斜
部材と、 前記傾斜部材の傾斜側下部に近接して配置され、前記傾
斜部材に沿って自重で下降する前記袋体の開切部に挿入
される挿入部材とを有する袋体の払出し装置。 - 【請求項2】 前記挿入部材の挿入側先端部に、エア噴
出孔が形成された請求項1記載の袋体の払出し装置。 - 【請求項3】 前記傾斜部材の傾斜側端部に、前記袋体
の一部を開切する切断刃が配設された請求項1記載の袋
体の払出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27510093A JPH0867344A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 袋体の払出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27510093A JPH0867344A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 袋体の払出し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0867344A true JPH0867344A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=17550769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27510093A Withdrawn JPH0867344A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 袋体の払出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0867344A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100516070B1 (ko) * | 2003-05-30 | 2005-09-22 | 삼성코닝정밀유리 주식회사 | 틸팅 이송 라인스캔 검사 시스템 |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP27510093A patent/JPH0867344A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100516070B1 (ko) * | 2003-05-30 | 2005-09-22 | 삼성코닝정밀유리 주식회사 | 틸팅 이송 라인스캔 검사 시스템 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |