JPH0866048A - 分散電源用インバータ装置 - Google Patents

分散電源用インバータ装置

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JPH0866048A
JPH0866048A JP6199560A JP19956094A JPH0866048A JP H0866048 A JPH0866048 A JP H0866048A JP 6199560 A JP6199560 A JP 6199560A JP 19956094 A JP19956094 A JP 19956094A JP H0866048 A JPH0866048 A JP H0866048A
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育千 夏田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 系統停電発生時、自所内負荷が無停電でイン
バータの制御モード切り替えを行なう。 【構成】 系統連系時、電流制御モードによりインバー
タ12を通常運転する電流制御回路部19と、系統停電
発生時、電圧制御モードによりインバータ12を自立運
転する電圧制御回路部20と、前記電流制御回路部19
又は電圧制御回路部20からの指令値に基づいてインバ
ータ12をスイッチング動作させるゲート制御回路部2
1と、系統停電発生後のインバータ12の単独運転を検
出する異常検出回路部22と、系統電圧に基づく出力電
流指令値を前記電流制御回路部19に出力する出力電流
指令値演算回路部18とからなり、前記出力電流指令値
演算回路部18に、系統停電発生時、安定した出力電流
指令値を生成する第1のPLL回路28を設けると共
に、前記電圧制御回路部20に、単独運転でのインバー
タ出力電圧と同期した電圧波形を生成する第2のPLL
回路29を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は分散電源用インバータ装
置に関し、詳しくは、分散電源を系統電源と連系させた
太陽光発電システム等で使用され、系統電源の停電発生
時、通常運転中にあるインバータを系統電源から切り離
して自立運転するように切り替え制御する分散電源用イ
ンバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、クリーンな新エネルギー源として
太陽光発電システムが利用されつつあり、その利用法と
しても様々な形態がある。
【0003】例えば、太陽光発電システムは、図2に示
すように直流電源1である太陽電池ユニットとその直流
電源1から発生した直流電力を交流変換するインバータ
2とからなる分散電源3を、系統連系スイッチ4を介し
て系統電源5に連系させ、その分散電源3又は系統電源
5から選択的に負荷6に電力を供給するようにしたもの
である。
【0004】前記分散電源3のインバータ2には、一般
にその出力電流が目標電流値となるように出力電流をフ
ィードバック制御する電流制御モードによるものと、出
力電圧が目標電圧値となるようにその出力電圧をフィー
ドバック制御する電圧制御モードによるものとがある。
従来、電流制御モードか電圧制御モードのいずれか一方
のモードによるインバータ2が使用され、特に、系統電
源5による系統電圧が安定化しているため、安定した電
流波形を得るために電流制御モードによるインバータ2
が賞用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、何等かの原
因により系統電源5が停電すると、直流電源1を設置し
た自所内の負荷6までも電力供給不能となる。そのた
め、系統電源5に停電が発生した場合、その時点で系統
連系スイッチ4を遮断した上で、インバータ2を太陽電
池ユニットの直流電源1により自立運転して自所内の負
荷6に電力を供給する必要がある。
【0006】しかしながら、従来では、系統電源5の正
常時での通常運転と異常時での自立運転の両方で、イン
バータ2を電流制御モードか電圧制御モードのいずれか
一方により制御していたため、以下のような問題があっ
た。
【0007】即ち、電流制御モードによるインバータ2
では、系統電源5の正常時に通常運転している場合に
は、安定した電流波形を得ることができるので問題はな
いが、前記系統電源5に停電が発生して単独運転状態と
なった場合、系統電源5による系統電圧がなくなること
により、インバータ2における出力電流指令値が不安定
となり制御不能に陥って最終的にインバータ2が停止し
てしまうという問題があった。
【0008】逆に、電圧制御モードによるインバータ2
では、系統電源5に停電が発生して自立運転している場
合には、安定した出力電圧を得ることができるので問題
はないが、系統電源5の正常時に通常運転した場合、高
調波による歪みで安定した電流波形を得ることが困難と
なりインバータ2の最適な制御を実現することがむずか
しいという問題があった。
【0009】尚、この問題を解消するための手段とし
て、系統電源との連系時には、インバータ2を電流制御
モードで通常運転させ、前記系統電源5に停電が発生し
た場合、その停電発生時点で制御モードを切り替えて前
記インバータ2を電圧制御モードで自立運転させること
が考えられる。
【0010】しかしながら、系統電源5の停電発生時、
インバータ2が単独運転状態になると、系統電圧がなく
なってインバータ2への出力電流指令値が不安定とな
り、また、前記単独運転時での電圧と次の自立運転時で
の電圧との同期がとれないため、インバータ2を一旦停
止させ、電圧制御モードに切り替えた上で、前記インバ
ータ2を再起動させて自立運転を開始しなければならな
い。その結果、インバータ2を一旦停止させた時に自所
内の負荷6が停電するという問題が生じる。
【0011】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、系統連系時で
の通常運転と系統停電時での自立運転の両方で、インバ
ータの最適な制御を実現すると共に、系統電源の停電発
生時、自所内の負荷が無停電状態でインバータを電流制
御モードから電圧制御モードへ切り替え得る分散電源用
インバータ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、系統連系時、系統電圧
を基準とした出力電流振幅及び位相に基づく電流制御モ
ードによりインバータを通常運転する電流制御回路部
と、系統停電発生時、自走信号に基づく電圧制御モード
によりインバータを自立運転する電圧制御回路部と、前
記電流制御回路部又は電圧制御回路部から選択的に入力
される指令値に基づいてインバータをスイッチング動作
させるゲート制御回路部と、系統停電発生後のインバー
タの単独運転を電圧変動により検出する異常検出回路部
と、系統電圧に基づく演算により生成した出力電流指令
値を前記電流制御回路部に出力する出力電流指令値演算
回路部とからなる回路構成において、以下の点を特徴と
する。
【0013】 前記出力電流指令値演算回路部に、系
統停電発生後の単独運転でのインバータ出力電圧の周波
数変動を補正した出力電流指令値を自走発振波により生
成する第1のPLL回路を設けたこと。
【0014】 前記電圧制御回路部に、系統停電発生
後の単独運転でのインバータ出力電圧と同期した電圧波
形を生成する第2のPLL回路を設けたこと。
【0015】 前記出力電流指令値演算回路部に、系
統停電発生後の単独運転でのインバータ出力電圧の周波
数変動を補正した出力電流指令値を自走発振波により生
成する第1のPLL回路を設けると共に、前記電圧制御
回路部に、系統停電発生後の単独運転でのインバータ出
力電圧と同期した電圧波形を生成する第2のPLL回路
を設けたこと。
【0016】 前記第1のPLL回路は、系統連系
時、出力電流指令値演算回路部から電流制御回路部へ出
力される出力電流指令値を外部指令に基づいて任意に制
御可能としたこと。
【0017】
【作用】本発明装置は、系統電源との連系時にはインバ
ータを電流制御モードで通常運転し、系統電源の停電発
生時には前記インバータを電流制御モードから電圧制御
モードへ切り替えた上で自立運転を開始するようにした
ものであり、系統連系時と系統停電時の両方で、インバ
ータを最適状態で制御できると共に、本発明では以下の
作用を呈する。
【0018】 系統停電発生時、第1のPLL回路に
より、単独運転でのインバータ出力電圧の周波数変動を
補正することにより、インバータが単独運転状態となっ
ても、前記第1のPLL回路の自走発振波により安定し
た出力電流指令値をインバータに付与できる。
【0019】 第2のPLL回路により、系統停電発
生後の単独運転でのインバータ出力電圧と同期した電圧
波形を生成することができ、過電流が発生することな
く、インバータを自立運転に切り替えることができる。
【0020】 前記第1のPLL回路と第2のPLL
回路を併設することにより、インバータを電流制御モー
ドから電圧制御モードへ切り替える際に一旦停止させる
ことなく、自所内の負荷を無停電の状態で制御切り替え
が行なえる。
【0021】 第1のPLL回路により系統連系時に
出力電流指令値を外部指令に基づいて制御可能とすれ
ば、インバータの出力電圧に対して所望の位相差を有す
る出力電流を生成することができる。
【0022】
【実施例】以下、分散電源用インバータ装置を太陽光発
電システムに適用した実施例について図1に示して説明
する。
【0023】図1に示す太陽光発電システムは、まず概
略的に説明すると、従来と同様、直流電源11である太
陽電池ユニットとその直流電源11から発生した直流電
力を交流変換するインバータ12とからなる分散電源1
3を、系統連系スイッチ14及びサーキットブレーカ1
5を介して系統電源16に連系させ、その分散電源13
又は系統電源16から選択的に自所内負荷17に電力を
供給するようにしたものである。尚、前記系統連系スイ
ッチ14はマグネットスイッチであり、前記インバータ
12及び自所内負荷17を系統から切り離すためのもの
である。
【0024】本発明のインバータ装置は、後述する出力
電流指令値演算回路部18、電流制御回路部19、電圧
制御回路部20、ゲート制御回路部21及び異常検出回
路部22で主要部が構成される。尚、図中、23は電流
制御モード又は電圧制御モードを選択して切り替える制
御切り替えスイッチ、24は系統母線25に設けられて
電流制御回路部19及び異常検出回路部22に接続され
た変流器、26,27は系統連系スイッチ14のインバ
ータ側と系統電源側にそれぞれ接続された変圧器で、一
方の変圧器26は異常検出回路部22及び出力電流指令
値演算回路部18に接続され、他方の変圧器27は異常
検出回路部22及び電圧制御回路部20に接続される。
【0025】前記出力電流指令値演算回路部18は、系
統電源16との連系時、変圧器26から検出された系統
電圧に基づいてインバータ12の出力電流を設定するた
めの出力電流指令値を演算により生成して電流制御回路
19に出力し、前記インバータ12を電流制御モードで
通常運転させる。本発明では、この出力電流指令値演算
回路部18に、系統停電発生後の単独運転でのインバー
タ出力電圧の周波数変動を補正した出力電流指令値を生
成するディジタル処理の第1のPLL回路28を設け
る。一方、系統停電発生時には、異常検出回路部22か
ら出力される検出信号に基づいて、インバータ12の単
独運転によるインバータ出力電圧の降下又は歪みに伴う
周波数変動を前記第1のPLL回路28の自走発振波に
より安定した出力電流指令値を前記電流制御回路部19
に出力する。
【0026】電流制御回路部19は、上述した出力電流
指令値演算回路部18から出力される出力電流指令値に
より、系統連系時、系統電圧を基準とした出力電流振幅
及び位相に基づく電流制御モードでインバータ12を通
常運転させる。
【0027】電圧制御回路部20は、系統電源16の停
電発生時、変圧器27から検出されたインバータ出力電
圧に基づいて自走信号による出力電圧指令値を設定し、
この出力電圧指令値に基づく電圧制御モードによりイン
バータ12を自立運転させる。本発明では、この電圧制
御回路部20に、系統停電発生後の単独運転でのインバ
ータ出力電圧と同期した電圧波形を生成するディジタル
処理の第2のPLL回路29を設ける。系統停電発生時
には、異常検出回路部22から出力される検出信号に基
づいて、前記第2のPLL回路29により単独運転での
インバータ出力電圧と同期した電圧波形を生成し、これ
を自立運転での出力電圧指令値として制御切り替えスイ
ッチ23を介してゲート制御回路部21に送出する。
【0028】尚、ゲート制御回路部21は、制御切り替
えスイッチ23を介して電流制御回路部19又は電圧制
御回路部20から選択的に入力される指令値に基づいて
インバータ12をスイッチング動作させる。また、異常
検出回路部22は、系統停電発生時、インバータ12の
単独運転による系統電圧の上昇・降下又は歪みに基づく
電圧変動を変圧器26,27により検出する。
【0029】本発明装置の動作を以下に詳述する。
【0030】まず、系統電源16との連系時、その系統
電源16が正常状態であれば、インバータ12を電流制
御モードで通常運転させる。即ち、図示しない外部制御
装置による外部指令を出力電流指令値演算回路部18に
入力し、これに基づいてインバータ出力電流の振幅が負
荷電流と一致するように出力電流指令値を常時生成し、
この出力電流指令値に基づいて電流制御回路部19から
制御切り替えスイッチ23を介して出力される電流制御
モードの制御信号によりゲート制御回路部21を介して
インバータ12を通常運転させる。
【0031】ここで、前記系統電源16に停電が発生す
ると、系統電圧がなくなることになりインバータ12が
電流制御モードで単独運転状態となる。この系統電源1
6の停電発生後の単独運転状態でのインバータ出力電圧
の上昇・降下又は歪みを変圧器26,27を介して異常
検出回路部22により検出する。
【0032】一方、系統電源16での停電発生によりイ
ンバータ12が単独運転状態となってインバータ出力電
圧の上昇・降下又は歪みに伴う周波数の変動が発生して
も、その周波数変動を出力電流指令値演算回路部18に
設けた第1のPLL回路28により補正し、この第1の
PLL回路28の自走発振波により安定した出力電流指
令値を出力電流指令値演算回路部18から出力する。こ
れにより、インバータ12の単独運転時に安定した出力
電流指令値を確保することができ、前記インバータ12
が制御不能に陥って最終的に停止することを回避するこ
とができる。
【0033】他方、前記変圧器26により検出されて出
力電流指令値演算回路部18に入力されるインバータ出
力電圧と同じ電圧波形を変圧器27により検出して電圧
制御回路部20に入力する。これにより、電圧制御回路
部20では、第2のPLL回路29により前記インバー
タ出力電圧と同期した電圧波形を生成し、単独運転での
インバータ出力電圧と同期した電圧波形を前記電圧制御
回路部20から出力する。
【0034】その結果、系統電源16の停電発生時、イ
ンバータ12の単独運転状態を検出した後、制御切り替
えスイッチ23により電流制御モードから電圧制御モー
ドへ切り替えた場合でも、前述したように電圧制御回路
部20から単独運転状態でのインバータ出力電圧と完全
に同期した電圧波形が出力されているため、前記インバ
ータ12を停止させることなく、かつ、過電流が発生す
ることなく電流制御モードから電圧制御モードへの切り
替えがスムーズに行なえてインバータ12の電圧制御モ
ードによる自立運転が開始される。同時に、系統連系ス
イッチ14をOFFすることにより、インバータ12及
び自所内の負荷17を系統電源16から切り離すことに
なる。
【0035】尚、系統電源16との連系時、インバータ
12の出力電圧に対して所望の位相差を持つ出力電流を
得たい場合がある。この場合、図示しない外部制御装置
から出力電流指令値演算回路部18へ入力される外部指
令に基づいて、第1のPLL回路28の自走発振波によ
り、出力電流指令値演算回路部18から電流制御回路部
19へ出力される出力電流指令値を、インバータ出力電
流が出力電圧に対して任意の位相差を持つように制御す
ることが可能である。
【0036】上記実施例では、太陽光発電システムにつ
いて説明したが、本発明はこれに限定されることなく、
太陽電池ユニット以外の他の直流電源を有するシステム
にも適用可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、第1のPLL回路を出
力電流指令値演算回路部に設けたことにより、系統停電
発生後にインバータが単独運転状態となっても、安定し
た出力電流指令値をインバータに付与できる。また、第
2のPLL回路を電圧制御回路部に設けたことにより、
系統停電発生後の単独運転でのインバータ出力電圧と同
期した電圧波形でもって自立運転に切り替えることがで
きるので過電流が発生することはない。更に、前記第1
のPLL回路と第2のPLL回路を併設することによ
り、インバータを制御モード切り替え時に一旦停止させ
ることなく、自所内の負荷を無停電の状態で制御切り替
えが行なえる。尚、系統連系時、第1のPLL回路によ
り出力電流指令値を任意に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分散電源用インバータ装置の実施
例を示す回路ブロック図
【図2】分散電源用インバータ装置を系統電源と連系さ
せた状態を示す概略構成図
【符号の説明】
12 インバータ 18 出力電流指令値演算回路部 19 電流制御回路部 20 電圧制御回路部 21 ゲート制御回路部 22 異常検出回路部 28 第1のPLL回路 29 第2のPLL回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系統連系時、系統電圧を基準とした出力
    電流振幅及び位相に基づく電流制御モードによりインバ
    ータを通常運転する電流制御回路部と、系統停電発生
    時、自走信号に基づく電圧制御モードによりインバータ
    を自立運転する電圧制御回路部と、前記電流制御回路部
    又は電圧制御回路部から選択的に入力される指令値に基
    づいてインバータをスイッチング動作させるゲート制御
    回路部と、系統停電発生後のインバータの単独運転を電
    圧変動により検出する異常検出回路部と、系統電圧に基
    づく演算により生成した出力電流指令値を前記電流制御
    回路部に出力する出力電流指令値演算回路部とからな
    り、前記出力電流指令値演算回路部に、系統停電発生後
    の単独運転でのインバータ出力電圧の周波数変動を補正
    した出力電流指令値を自走発振波により生成する第1の
    PLL回路を設けたことを特徴とする分散電源用インバ
    ータ装置。
  2. 【請求項2】 系統連系時、系統電圧を基準とした出力
    電流振幅及び位相に基づく電流制御モードによりインバ
    ータを通常運転する電流制御回路部と、系統停電発生
    時、自走信号に基づく電圧制御モードによりインバータ
    を自立運転する電圧制御回路部と、前記電流制御回路部
    又は電圧制御回路部から選択的に入力される指令値に基
    づいてインバータをスイッチング動作させるゲート制御
    回路部と、系統停電発生後のインバータの単独運転を電
    圧変動により検出する異常検出回路部と、系統電圧に基
    づく演算により生成した出力電流指令値を前記電流制御
    回路部に出力する出力電流指令値演算回路部とからな
    り、前記電圧制御回路部に、系統停電発生後の単独運転
    でのインバータ出力電圧と同期した電圧波形を生成する
    第2のPLL回路を設けたことを特徴とする分散電源用
    インバータ装置。
  3. 【請求項3】 系統連系時、系統電圧を基準とした出力
    電流振幅及び位相に基づく電流制御モードによりインバ
    ータを通常運転する電流制御回路部と、系統停電発生
    時、自走信号に基づく電圧制御モードによりインバータ
    を自立運転する電圧制御回路部と、前記電流制御回路部
    又は電圧制御回路部から選択的に入力される指令値に基
    づいてインバータをスイッチング動作させるゲート制御
    回路部と、系統停電発生後のインバータの単独運転を電
    圧変動により検出する異常検出回路部と、系統電圧に基
    づく演算により生成した出力電流指令値を前記電流制御
    回路部に出力する出力電流指令値演算回路部とからな
    り、前記出力電流指令値演算回路部に、系統停電発生後
    の単独運転でのインバータ出力電圧の周波数変動を補正
    した出力電流指令値を自走発振波により生成する第1の
    PLL回路を設けると共に、前記電圧制御回路部に、系
    統停電発生後の単独運転でのインバータ出力電圧と同期
    した電圧波形を生成する第2のPLL回路を設けたこと
    を特徴とする分散電源用インバータ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のPLL回路は、系統連系時、
    出力電流指令値演算回路部から電流制御回路部へ出力さ
    れる出力電流指令値を外部指令に基づいて任意に制御可
    能としたことを特徴とする請求項1又は3記載の分散電
    源用インバータ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6304468B2 (en) * 1999-12-28 2001-10-16 Hitachi, Ltd. Phase synchronization system for connecting a power converter to a power distribution system
WO2014045563A1 (ja) 2012-09-20 2014-03-27 京セラ株式会社 パワーコンディショナ及びその制御方法
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