JPH0865335A - 電子メール装置 - Google Patents

電子メール装置

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JPH0865335A
JPH0865335A JP6198573A JP19857394A JPH0865335A JP H0865335 A JPH0865335 A JP H0865335A JP 6198573 A JP6198573 A JP 6198573A JP 19857394 A JP19857394 A JP 19857394A JP H0865335 A JPH0865335 A JP H0865335A
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JP
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mail
group
unit
destination
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Application number
JP6198573A
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English (en)
Inventor
Makoto Takeoka
誠 竹岡
Atsukimi Monma
敦仁 門馬
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信側のグループの役割や担当者等を事前に
調べる労力をかけずにメールの送信ができるとともに、
受信側ではメールを自動的に適切な担当者に配送するこ
とのできる電子メール装置を提供する。 【構成】 メールの送信側は、役割担当者の属するグル
ープ宛にメールを送信する。メールを受信すると、ま
ず、メール認識部2は受信したメールがグループ宛のメ
ールかどうかを判定し、グループ宛のメールの場合、そ
のメールをメール配送部4に渡す。メール配送部4は、
メールを受け取ると、メール解析部5によってメールを
解析するとともに、仕分情報管理部3内の仕分情報を参
照する。そして、仕分情報がメールに適用できるか否か
を判定し、適用できるときは、その仕分情報に従って、
グループ宛の宛先を指示された宛先に変更し、変更後の
宛先に対してメールを配送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受け取った電子メール
を適切な宛先に仕分配送するための機能を有する電子メ
ール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、計算機ネットワークシステム
を用いて電子メールと呼ばれるデータの送受を行なう電
子メール装置が盛んに用いられている。以下、電子メー
ルを単にメールと呼ぶ。このような電子メール装置にお
いては、個人宛のメールとグループ宛のメールの両方を
扱うことが可能である。従来の電子メール装置が扱う個
人とグループの宛先は、計算機ネットワークシステムに
おけるオブジェクトと呼ばれる。オブジェクトは、例え
ば、ISOが規定するディレクトリサービス装置等のオ
ブジェクト管理装置で管理されている。
【0003】1つの個人オブジェクトには、対応する1
つのメールボックスが用意されている。メールボックス
とは、個人オブジェクトの所有者であるユーザがアクセ
スすることが可能な記憶領域であり、ディレクトリやフ
ァイルなどで実現される。個人オブジェクトとメールボ
ックスの対応は、オブジェクト管理装置等によって例え
ば、「オブジェクト・メールボックス対応表」等の表と
して管理され、電子メール装置によって参照される。個
人宛のメールが電子メール装置に届くと、電子メール装
置はオブジェクト管理装置が管理する「オブジェクト・
メールボックス対応表」を参照して、届いたメールを宛
名であるユーザに対応するメールボックスに格納する。
ユーザはメールボックスにアクセスすることによって、
届いたメールを取り出すことができる。
【0004】オブジェクト管理装置は、「オブジェクト
・メールボックス対応表」の他に、グループオブジェク
トとそのグループを構成する個人オブジェクトとの対応
関係を、例えば、「グループ定義表」等の表として管理
する。グループ宛のメールが電子メール装置に届くと、
電子メール装置はこの「グループ定義表」を参照して、
グループを構成する個人オブジェクトを特定する。次い
で、「グループ定義表」を用いて特定した個人オブジェ
クト全てに対して、対応するメールボックスに届いたメ
ールを格納する。
【0005】このように、従来の電子メール装置を利用
することにより、ユーザは ・メールの宛名にあらかじめ登録された個人オブジェク
トを指定することにより、特定の個人にメールを送るこ
と ・メールの宛名にあらかじめ登録されたグループオブジ
ェクトを指定することにより、特定のグループに所属す
る全ての個人にメールを送ること が可能である。
【0006】上述のような従来の電子メール装置をオフ
ィスなどに導入した場合を考える。オフィスなどで行な
われる作業の1つとして、例えば、「総務部」などの特
定の組織中で、例えば、「出納係」などの特定の役割を
持つ個人に、電子メールでフォーム等を送る場合があ
る。この際に、従来の電子メール装置では、指定された
特定の個人にメールを配送するか、指定された特定のグ
ループに属する個人全員にメールを配送するかのどちら
かである。そのため、メールの送信者は、あらかじめメ
ールの宛先である役割担当者の個人オブジェクトを知っ
ている必要がある。
【0007】役割担当者は、人事移動や組織変更などの
事情によって変更されるため、メールの受信者は、自分
が知っている役割担当者がその時点で有効かどうかをそ
の都度確認しなければならない。また、メールが配送さ
れる先の組織も、常に人事や組織の最新情報を、関連す
る組織全てに対して更新するという作業を定常的に行な
わなければならないという問題点があった。しかも、メ
ールの送信者及びメールの受信者の双方で、上述のよう
な繁雑な更新作業を維持したとしても、役割担当者の確
認作業を人手で行なっているため、メールが誤った宛先
へ配送されてしまうことも多かった。
【0008】役割をグループオブジェクトとし、役割担
当者との対応をオブジェクト管理装置中の「グループ定
義表」に登録しておいて、メールの送信者は役割名を宛
名として用いてメールを送信することも可能である。こ
のような構成では、人事異動で役割担当者を変更されて
も、メールの送信者からは従来と全く同じ方法で作業を
進めることができる。しかし、この場合でも、組織変更
に伴う役割の名称変更、役割そのものの統廃合に関して
は、上述の問題点が生じることは変わりがない。
【0009】別の解決方法として、組織をグループオブ
ジェクトとしてオブジェクト管理装置に登録するのでは
なく、個人オブジェクトとして登録しておいて、情報フ
ィルタリングシステムを併用する方法がある。情報フィ
ルタリングシステムは、メールボックスに格納された受
信メールについて、優先度等をもとに必要なメールだけ
を選択したり、キーボードに基づいた分類をしてメール
をメールボックスの所有者がアクセス可能なディレクト
リ群に再配分するシステムの総称である。例えば、情報
処理学会誌,1993年8月号,pp.1028−10
36に記載されているObject Lens等があ
る。この情報フィルタリングシステムは、メールボック
スの所有者が、優先度・キーワードに基づく選択・分類
の方法を、メールボックスに付随してあらかじめ定義し
ておくことにより、メールボックスに格納されたメール
に対して自動的に指定された方法で選択・分類を行な
う。
【0010】この情報フィルタリングシステムを用いた
構成の場合、組織で処理すべきフォームは一括して、個
人オブジェクトである組織を宛名として送信される。組
織は個人オブジェクトとして登録されているので、組織
宛に送られたメールは全て組織のメールボックスに配送
される。組織のメールボックスに格納されたメールは、
情報フィルタリングシステムによって、キーワード等を
もとに役割別に分類され、それぞれの役割に固有のディ
レクトリに再配分される。
【0011】この方法によると、メールの送信者は、役
割担当者の個人オブジェクトや役割のグループオブジェ
クトをあらかじめ知っている必要はなく、組織名を宛名
としてメールを送信すれば良い。配送先の組織において
人事異動や組織変更等が発生した場合は、情報フィルタ
リングシステムにあらかじめ定義しておく分類方法の指
定を、その組織の責任で更新するだけでよい。
【0012】しかし、この方法においても、以下のよう
な問題が生じる。 1.送られてきたメールを処理する役割担当者は、個人
のメールボックスの他にも、自分が担当している役割の
数だけのディレクトリを常時管理している必要がある。
このため、役割担当者に不要な負荷を強いることにな
り、さらに、仕事の遺漏や遅滞が生じるおそれがある。 2.オブジェクト管理装置では、「グループ定義表」は
単に、メールの配信に用いられるだけでなく、電子ファ
イルのアクセス権管理にも利用される。ここで、個人オ
ブジェクトとグループオブジェクトに同じ名前を用いる
ことは禁止されているので、組織に固有のメールボック
スを設ける上記の方法では、すでに登録済みのグループ
オブジェクトとは別の名前で組織を登録しなければなら
ない。このことは、組織の名前が2重に登録されること
によるユーザの混乱に加えて、組織に関して変更が生じ
た際に、メールボックス側(情報フィルタリングシステ
ム)とグループオブジェクト側の両方で2重に情報を更
新しなければならない場合があるために、その更新作業
が繁雑となる。情報の2重管理は、単に作業者の繁雑さ
のみではなく、常に情報の矛盾の可能性をはらんでい
る。
【0013】このように、組織内の人事異動や組織変更
などの影響を組織内の情報の更新にとどめ、組織外から
のフォーム等の電子メールの送信は、人事異動や組織変
更にかかわらず、同じ方法で行なえるようにするために
は、従来の電子メール装置や情報フィルタリング装置の
機能だけでは不十分であった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、受信側のグループの役割や
担当者等を事前に調べる労力をかけずにメールの送信が
できるとともに、受信側ではメールを自動的に適切な担
当者に配送することのできる電子メール装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、電子メールを配信する機能を少な
くとも有する電子メール装置において、受け取った電子
メールからグループ宛メールを認識するメール認識部
と、電子メールの文書属性に関する分岐条件を含む仕分
情報を管理する仕分情報管理部と、前記メール認識部で
グループ宛メールであると判断された電子メールに対し
て前記仕分情報管理部が管理する前記仕分情報に基づい
て電子メールを配送するメール配送部を有することを特
徴とするものである。
【0016】また、請求項2に記載の発明においては、
電子メールを配信する機能を少なくとも有する電子メー
ル装置において、電子メールの文書属性に関する分岐条
件を含む仕分情報を管理する仕分情報管理部と、該仕分
情報管理部が管理する前記仕分情報に基づいて個人宛の
電子メールの宛先を変更して配送する個人メール再配送
部を有することを特徴とするものである。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、役割担当者宛
のメールはグループ宛のメールとして送信される。送信
側では、グループ内の役割や担当者を知らなくても、グ
ループ宛として送信すればよい。グループ宛メールを受
信すると、メール認識部において受信したメールがグル
ープ宛メールであることを認識する。そして、メール配
送部は、そのメールに付されている文書属性をもとに、
仕分情報管理部で管理している仕分情報を参照し、その
分岐条件に従って電子メールを適切な個人オブジェクト
に配送する。
【0018】また、請求項2に記載の発明によれば、グ
ループの受付となる個人オブジェクトを設定しておき、
そのグループ内へのメールはすべてグループの受付宛に
送信する。この場合も、グループ内の役割や担当者を知
る必要はない。個人宛メールを受信すると、個人メール
再配送部は仕分情報管理部が管理する仕分情報を参照
し、この仕分情報に該当する個人宛メールの宛先を変更
して配送する。
【0019】このように、請求項1、2に記載の発明に
よれば、例えば、役割担当者個人に宛てて送られてきた
メールとともに、役割宛に送られてきたメールも同じメ
ールボックスに配送されるので、役割担当者は複数のフ
ァイルなどを管理する必要がない。また、役割担当者へ
の配信は仕分情報を用いているので、人事異動や組織変
更などの場合でも、グループ内の仕分情報を変更するの
みでよく、更新作業を軽減し、配信ミスを少なくしてい
る。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の電子メール装置の一実施例
を示すブロック図である。図中、1は電子メール装置、
2はメール認識部、3は仕分情報管理部、4はメール配
送部、5はメール解析部、6はインターフェース部であ
る。以下の説明では、メールは全て文書であるものとす
る。
【0021】電子メール装置1は、メール認識部2と仕
分情報管理部3とメール配送部4とインターフェース部
6を有する。メール配送部4にはメール解析部5が設け
られていることが望ましい。
【0022】メール認識部2は、受信したメールがグル
ープ宛のメールかどうかを判定し、グループ宛のメール
ならばメール配送部4に渡す。グループ宛のメールかど
うかの判定の仕方は、一般的には計算機環境により異な
るが、例えば、電子メール装置と電子ファイル装置に共
通するオブジェクト管理装置(例えば、上述のISOが
規定するディレクトリサービス装置など)がある場合、
このようなオブジェクト管理装置に問い合わせれば、宛
先のオブジェクトがグループか否かを知ることができ
る。この場合には、メール認識部2はインターフェース
部6を通して、宛先のオブジェクトがグループか否かを
オブジェクト管理装置に問い合わせる。
【0023】仕分情報管理部3には、仕分情報が格納さ
れている。仕分情報は、メールの文書属性に関する分岐
条件を含んでいる。図2は、仕分情報の一例の説明図で
ある。図2に示した例では、“if”で始まる2つの仕
分情報を示している。1つ目の仕分情報は、「メールの
宛先がYで、かつ、メールのタイトルが月報ならば、A
宛とB宛に1通ずつ送付する。」ことを示している。す
なわち、メールのタイトルが月報であるメールがグルー
プYに送られてきたとき、月報の担当者あるいは関係者
であるA,Bにそのメールを送付することを示してい
る。同様に、2つ目の仕分情報は「メールの宛先がZ
で、かつ、メールの内容の第2章の最初の段落が図で、
文書の送信者がFならば、C宛にメールを送付する。」
ことを示している。
【0024】メール配送部4は、メール認識部2から送
られてくるグループ宛のすべてのメールに対し、仕分情
報管理部3に格納されている仕分情報が適用できるか否
かを判定する。この判定には、メール解析部5を用いる
ことが可能である。仕分情報が適用できる場合、仕分情
報を用いて宛先を変更して配送する。例えば、上述の図
2に示すような仕分情報が仕分情報管理部3に格納され
ているとき、1つ目の仕分情報が適用できることがわか
った場合には、そのメールをA宛とB宛に配送する。
【0025】メール解析部5は、メール中に仕分情報の
分岐条件に一致する部分が存在するか否かを解析する。
例えば、上述の図2に示した仕分情報の場合には、メー
ル中のタイトルが何かとか、メール中の内容において第
2章の最初の段落は何かといった解析が行なわれる。メ
ール解析部5で使われるメール解析技術としては、例え
ば、既存のテキスト処理技術、画像認識技術、文書処理
技術、構造化文書処理技術等を利用することができる。
【0026】インターフェース部6は、図示しないオブ
ジェクト管理装置とのデータの送受信を行なう。例え
ば、メール認識部2において受信したメールがグループ
宛か否かを知る場合に、このインターフェース部6はオ
ブジェクト管理装置に対して直接問い合わせを行ない、
結果を受け取る。
【0027】次に、本発明の電子メール装置の一実施例
における動作の一例を説明する。まず、メールの送信側
は、役割担当者の属するグループ宛にメールを送信す
る。このとき、担当者が誰であるかや、グループ内の役
割分担などを知る必要は無い。
【0028】図3は、メール認識部2の処理手順の一例
を示すフローチャートである。電子メール装置がメール
を受信すると、まず、S21において、メール認識部2
は受信したメールがグループ宛のメールかどうかを判定
する。この判定は、例えば、インターフェース部6を通
して、オブジェクト管理装置に問い合わせることによっ
て行なうことができる。そして、グループ宛のメールで
あるならば、S22において、受信したメールをメール
配送部4に渡す。個人宛のメールの場合には、従来の電
子メール装置と同様に、受信したメールは宛先の個人の
メールボックスに配信される。
【0029】図4は、メール配送部4の処理手順の一例
を示すフローチャートである。メール認識部2からグル
ープ宛のメールが渡されると、渡されたメールのすべて
の宛先について、図4に示した処理が実行される。S3
1では、メール解析部5によってメールを解析する。ま
た、S32において、仕分情報管理部3に格納されてい
る仕分情報を参照する。この2つのステップは、どちら
を先に行なってもよく、メールの解析を先に行なう場合
には、メール全体に対して解析を行なう。メールの解析
を仕分情報の参照後に行なう場合には、仕分情報に従っ
て、必要な解析を行なうようにすることができる。
【0030】そして、S33において、仕分情報がメー
ルに適用できるか否かを判定し、すべての仕分情報がメ
ールに適用できないときは、S36において、通常のグ
ループ宛のメールとして、メールをグループ内の各個人
に配送する。
【0031】仕分情報がメールに適用できるとき、S3
4において、適用可能な仕分情報に従って、グループ宛
の宛先を指示された宛先に変更する。そして、S35に
おいて、変更後の宛先がグループ宛か否かを判定し、グ
ループ宛の場合には、さらにそのグループを条件とする
仕分情報が存在する可能性があるので、S31へ戻り、
処理を繰り返す。変更後の宛先がグループ宛でないとき
には、S36において、それぞれの変更後の宛先に対し
てメールを配送する。
【0032】上述の処理中、S35における宛先がグル
ープ宛かどうかの判定処理では、前述のメール認識部2
での判定処理と同様、インターフェース部6を通して、
オブジェクト管理装置に問い合わせをすることによって
実現することができる。また、図4に示した処理手順
中、S36のメール配送に関しては、宛先1つずつに順
々に配送してもよいし、1つのメール全ての宛先が確定
してから一遍に配送しても構わない。メールの配送方法
は、それぞれの計算機環境により異なるが、例えば、メ
ール配送部4は既存のメール配送機能を利用することが
できる。
【0033】図5は、本発明の電子メール装置の別の実
施例を示すブロック図である。図中、図1と同様の部分
には同じ符号を付して説明を省略する。7は個人メール
再配送部である。この実施例では、グループの受付とな
る個人オブジェクトを用意し、この個人オブジェクトを
宛先とするメールに対して、仕分情報を用いて再配送を
行なう例を示している。
【0034】電子メール装置1は、インターフェース部
6と仕分情報管理部3と個人メール再配送部7を有す
る。個人メール再配送部7は、受け取ったすべてのメー
ルに対して仕分情報が適用できるか否かを判定し、仕分
情報が適用できるメールの宛先を変更して、メールを配
送する。仕分情報管理部3に格納されている仕分情報
は、基本的には図2に示した例と同様であるが、分岐条
件の一部として個人宛の宛先が記述されることになる。
【0035】次に、本発明の電子メール装置の別の例に
おける動作の一例を説明する。まず、メールの送信側で
は、役割担当者の属するグループの受付となる個人宛に
メールを送信する。このとき、前述の実施例と同様、担
当者が誰であるかや、グループ内の役割分担などを知る
必要は無い。電子メール装置1に届いたメールは、個人
メール再配送部7で処理される。
【0036】図6は、個人メール再配送部7の動作の一
例を示すフローチャートである。S41ないしS44、
S46の処理は、図4に示したフローチャートのS31
ないしS34、S36と同じである。例えば、個人メー
ル再配送部7がメールを受け取ると、S41でメールを
解析し、S42で仕分情報管理部3にある仕分情報を参
照する。S43で仕分情報がメールに適用できるか否か
を判定し、適用できる場合には、仕分情報に基づいて宛
先を変更する。そして、S45において、宛先が個人宛
か否かを判定する。もし個人宛である場合には、その宛
先がさらにグループの受付である場合もあるので、S4
1へ戻り、再度処理を行なう。S45で宛先がグループ
宛であると判定された場合及びS43で仕分情報がメー
ルに適用できなかった場合には、宛先にメールを配送す
る。この処理は、個人メール再配送部14に渡されたメ
ールの全ての宛先について行なわれる。
【0037】図6の処理手順中、S45における宛先が
個人宛かどうかの判定処理では、前述の実施例における
メール配送部4での判定結果と同様、インターフェース
部6を通して、オブジェクト管理装置に問い合わせをす
ればよい。
【0038】図7は、本発明の電子メール装置を利用し
たシステムの一例の概略構成図である。図中、1は電子
メール装置、11はワークステーション、12はオブジ
ェクト管理装置、13はメールサーバ、14はネットワ
ークである。ワークステーション11は、ユーザによっ
て用いられ、メールの受発信を行なうことができる。オ
ブジェクト管理装置12は、上述のように少なくともメ
ールの宛先を管理する。メールサーバ13は、従来より
用いられている電子メール装置である。電子メール装置
1は、本発明の装置である。
【0039】このようなシステムの動作の一例を説明す
る。以下の説明では、電子メール装置1として、図1に
示した構成の装置を用いた場合について説明する。図7
において、メールサーバ13は、ネットワーク14を介
してメールを受信すると、受信したメールを電子メール
装置1に渡す。電子メール装置1は、メール認識部2に
おける認識結果と仕分情報管理部3に格納されている仕
分情報を利用して、メール配送部4で適切な宛先を決定
し、メール配送部4からメールを配送する。メール配送
部4からのメールの配送は、メールサーバ13に任せる
ことができる。このとき、メール配送部4は、メールサ
ーバ13にメールを渡して配送を依頼する。
【0040】電子メール装置1において、メール認識部
2やメール配送部4の動作中に宛先がグループか否かを
判定する処理が含まれているが、この判定処理ではイン
ターフェース部6を通してネットワーク14上のオブジ
ェクト管理装置に問い合わせて、宛先がグループか否か
の情報を入手する。
【0041】図8は、メールの一例の説明図である。具
体例として、図8に示すようなメールが送信者Fから受
信者としてグループZに宛てて送信された場合を考え
る。このメールの第2章の最初の段落には、図が配置さ
れている。また、仕分情報管理部3には、前述の図2に
示した仕分情報が格納されているものとする。
【0042】図8に示したメールがメールサーバ13に
届いたとする。このメールは電子メール装置1に渡され
る。電子メール装置1のメール認識部2では、インター
フェース部6を通してオブジェクト管理装置12に対し
て、受信者Zがグループであるか否かを問い合わせる。
この問い合わせにより、受信者Zがグループであること
がインターフェース部6を通してメール認識部2に通知
され、受信者Zがグループであることを認識する。そし
て、受信者がグループであるので、メールはメール配送
部4に渡される。
【0043】メール配送部4にメールが渡されると、メ
ール解析部5で解析され、一方で仕分情報管理部3に格
納されている仕分情報が参照される。この場合は、図2
に示した仕分情報のうち、2つ目の仕分情報がこのメー
ルに適用できる。よって、この2つ目の仕分情報に基づ
き、メールの宛先がグループZからCに変更されて設定
される。その後、変更された宛先Cについても、グルー
プかどうか、仕分情報があるかどうかが判定されて同様
に処理がなされ、最終的な宛先が決定される。そして、
メールサーバ13を通して配送される。各個人オブジェ
クトに対応したメールボックスに配信されたメールは、
例えば、ワークステーション11からユーザが指示する
ことによって取り出され、ユーザの利用に供されること
になる。
【0044】上述の説明では電子メール装置1として、
図1に示した構成の装置を用いた場合を示したが、図5
に示した構成の装置を用いることもできる。以下、図5
に示した構成の装置を用いた場合の動作の一例について
説明する。図7において、メールサーバ13はメールを
受信して、メールボックスに配送した時点で、受信した
メールを電子メール装置1に渡す。換言すれば、電子メ
ール装置1はメールサーバ1によってメールボックスに
格納されたメールを処理する。電子メール装置1内の個
人メール再配送部7は、仕分情報管理部3に格納されて
いる仕分情報を利用して適切な宛先を決定し、メールサ
ーバ13にメールを渡して再配送させる。
【0045】電子メール装置1の個人メール再配送部7
では、宛先が個人宛か否かの判定処理が行なわれるが、
この判定処理はインターフェース部6を通してネットワ
ーク14上のオブジェクト管理装置12に問い合わせを
行ない、宛先が個人か否かの情報を入手する。例えば、
総務部受付という個人宛のメールは、メールボックスに
配送された時点で、仕分情報管理部3が管理する仕分情
報に基づいて、自動的に個人メール再配送部7で再配送
先が決定され、適切なメールボックスに再配送される。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電子メールの送信者がグループ宛あるいはグ
ループの受付宛にメールを送信する際に、受信側のグル
ープの役割、担当者等を事前に調べる労力をかけずに、
メール送信ができるようになる。また、受信側ではメー
ルが自動的に仕分され担当者に配送される。この配送に
は仕分情報が用いられるが、受信側のグループの役割や
担当者等の変更時には、この仕分情報を変更するだけで
よく、この変更事項を送信者側に連絡することなく、受
信側で自由に柔軟に変更できるようになるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子メール装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】 仕分情報の一例の説明図である。
【図3】 メール認識部2の処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図4】 メール配送部4の処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図5】 本発明の電子メール装置の別の実施例を示す
ブロック図である。
【図6】 個人メール再配送部7の動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【図7】 本発明の電子メール装置を利用したシステム
の一例の概略構成図である。
【図8】 メールの一例の説明図である。
【符号の説明】
1…電子メール装置、2…メール認識部、3…仕分情報
管理部、4…メール配送部、5…メール解析部、6…イ
ンターフェース部、7…個人メール再配送部、11…ワ
ークステーション、12…オブジェクト管理装置、13
…メールサーバ、14…ネットワーク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを配信する機能を少なくとも
    有する電子メール装置において、受け取った電子メール
    からグループ宛メールを認識するメール認識部と、電子
    メールの文書属性に関する分岐条件を含む仕分情報を管
    理する仕分情報管理部と、前記メール認識部でグループ
    宛メールであると判断された電子メールに対して前記仕
    分情報管理部が管理する前記仕分情報に基づいて電子メ
    ールを配送するメール配送部を有することを特徴とする
    電子メール装置。
  2. 【請求項2】 電子メールを配信する機能を少なくとも
    有する電子メール装置において、電子メールの文書属性
    に関する分岐条件を含む仕分情報を管理する仕分情報管
    理部と、該仕分情報管理部が管理する前記仕分情報に基
    づいて個人宛の電子メールの宛先を変更して配送する個
    人メール再配送部を有することを特徴とする電子メール
    装置。
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