JPH0863862A - ディスク位置規制装置 - Google Patents

ディスク位置規制装置

Info

Publication number
JPH0863862A
JPH0863862A JP6225497A JP22549794A JPH0863862A JP H0863862 A JPH0863862 A JP H0863862A JP 6225497 A JP6225497 A JP 6225497A JP 22549794 A JP22549794 A JP 22549794A JP H0863862 A JPH0863862 A JP H0863862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc
shaft
disk
stocker
regulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6225497A
Other languages
English (en)
Inventor
Niro Nakamichi
仁郎 中道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakamichi Corp
Original Assignee
Nakamichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakamichi Corp filed Critical Nakamichi Corp
Priority to JP6225497A priority Critical patent/JPH0863862A/ja
Publication of JPH0863862A publication Critical patent/JPH0863862A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でディスクを所要の位置に正確に
位置決めすることが可能とする。 【構成】 ディスク再生装置内でディスクを移送するデ
ィスク移送手段と、ディスクの位置を規制すべく、ディ
スクの中心孔を貫通する貫通位置と、貫通しない非貫通
位置との間で、ディスクの記録面に略垂直な方向に移動
可能な規制シャフトと、ディスク移送手段によるディス
クの移送時に、ディスクの中心孔が規制シャフトと相対
する前に規制シャフトを移動させることにより、ディス
クに規制シャフトが当接しつつディスクを移動し、ディ
スクの中心孔が規制シャフトと相対する位置において規
制シャフトがディスクの中心孔に貫通するよう、規制シ
ャフトの移動を制御する制御手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク再生装置内で移
動するディスク移送手段を備えたディスク再生装置にお
いて、ディスクを装置内の所定位置に位置決めを行うデ
ィスク位置規制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、平成5年6月3日に特願平
5−157912号として、複数枚のディスクを収納可
能なストッカ内でディスクが移動することのないよう、
ディスクの中心孔を貫通するディスクロック軸を備えた
ディスク再生装置を提案している。かかる装置によれ
ば、装置が傾斜したり、振動が加わった場合において
も、ストッカ内でのディスクの位置は確実に保持される
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のディスクロック
軸は、ディスクがストッカ内のストック位置に持ち来さ
れたことを検出した後、ディスクロック軸をディスクの
中心孔に貫通させるものであり、ディスクがストック位
置に正確に持ち来されたことを検出するための機械式ス
イッチ又はフォトカプラ等の位置検出手段が別途必要と
なる。
【0004】また、上述の先願においては、ディスクは
キャリッジと称する板状の部材に形成された載置凹部に
夫々載置され、キャリッジ上に位置決めされた状態で、
ディスク再生装置内を移動する。しかしながら、載置凹
部からディスクが外れた状態でキャリッジがストック位
置に持ち来されると、ディスクロック軸はディスクの中
心孔に挿入することができず、ディスクの表面に衝突し
てディスクを破損させる恐れがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段として、ディスク再生装置内でディス
クの記録面に略平行な方向に前記ディスクを移送するデ
ィスク移送手段と、ディスクの記録面と平行な面内にお
けるディスクの位置を規制すべく、ディスクの中心孔を
貫通する貫通位置と、中心孔に貫通しない非貫通位置と
の間で、ディスクの記録面に略垂直な方向に移動可能な
規制シャフトと、ディスク移送手段によるディスクの移
送時に、規制シャフトの移動を制御する制御手段とから
なる。
【0006】
【作用】ディスクの中心孔が規制シャフトと相対する前
に規制シャフトを移動させることにより、ディスクに規
制シャフトが当接しつつディスクを移動し、またディス
クの中心孔が規制シャフトと相対する位置において規制
シャフトがディスクの中心孔に貫通することにより、デ
ィスクを位置決めする。
【0007】
【実施例】以下に本発明を3枚のディスクを収納可能な
チェンジャー型ディスク再生装置に適応した実施例をも
って説明する。
【0008】図1は3枚のディスクを収納可能なディス
ク再生装置1において、3枚のディスクが収納された状
態における平面図、図2はその正面図である。外径が8
cmのディスク3、12cmのディスク4、5の計3枚
のディスク3、4、5を同軸状に収納しているストッカ
10は、モータ等からなるストッカ移動機構8によりシ
ャシ2に対して図1の紙面に垂直方向である上下移動可
能に配置されている。また、ストッカ10は、ディスク
3、4、5をそれぞれ載置するディスク載置板11、1
2、13を備えており、各載置板11、12、13の上
面がディスク3、4、5の記録面を支持する。この載置
板11、12、13はストッカ10の後端部の垂直壁1
9に取り付けられている。
【0008】ストッカ移動機構8により選択されたディ
スクは、図1に示すごとく、ゴムにより形成された無端
状の一対の駆動ベルト31、32によってディスク再生
装置1内を平行移動可能とされている。また、この駆動
ベルト31、32は再生位置に持ち来されたディスクを
回転駆動するものである。左側の駆動ベルト31は駆動
プーリ33と従動プーリ34に、右側の駆動ベルト32
は駆動プーリ35と従動プーリ36にそれぞれ掛け渡さ
れている。
【0009】なお、駆動プーリ33、従動プーリ34の
それぞれの回転軸37、38とを結んだ線と、駆動プー
リ35、従動プーリ36のそれぞれの回転軸39、40
とを結んだ線とは常に平行とされている。従って、駆動
ベルト31、32の張架方向もまた平行とされている。
【0010】図3は図1における線A−Aにおける駆動
プーリ33の断面図である。駆動プーリ33はその周縁
にV字状の溝66が形成されており、この溝66に駆動
ベルト31が巻回される。駆動ベルト31はその断面が
V字状に形成されており、駆動プーリ33と従動プーリ
34との間で掛け渡されることによる閉ループの外周に
おいて、断面がV字状の溝67を形成する。またこの閉
ループの内周において、駆動ベルト33は断面が三角状
の凸部68を形成し、この凸部68がそれぞれの駆動プ
ーリ33の溝66に係合する。なお、駆動プーリ35、
従動プーリ34、36は駆動プーリ33と同一形状とさ
れており、また駆動ベルト32は駆動ベルト31と同一
形状とされている。
【0011】駆動ベルト31、32が互いに接近する方
向に移動可能とすべく、駆動プーリ33、35、従動プ
ーリ34、36はそれぞれシャシ2に対して移動可能と
されており、以下、その移動機構を図1に示すディスク
再生装置1におけるストッカ10、駆動ベルト31、3
2等を取り除いた平面図である図4を用いて説明する。
【0012】駆動プーリ33、35及び従動プーリ3
4、36の各回転軸37、39、38、40は円筒状の
軸受41、43、42、44内に軸支されており、この
軸受41、42はシャシ2の他方側に配置されたスライ
ド板47の両端に、また軸受43、44はシャシ2の他
方側に配置されたスライド板48の両端にそれぞれ固定
配置されている。
【0013】シャシ2の一方側に配置された一対の回動
アーム45、46はその中間位置でシャシ2に設けられ
た軸50に夫々軸支されている。回動アーム45の両端
には長孔51、52が形成されており、長孔51に軸受
41が、長孔52に軸受44が夫々挿入されている。ま
た同様に回動アーム46の両端には長孔53、54がそ
れぞれ形成されており、長孔53に軸受42が、長孔5
4に軸受43が夫々挿入されている。
【0014】シャシ2には長孔55〜58が形成され、
この長孔に軸受41〜44が夫々挿入されている。従っ
て、スライド板47、48は互いに平行に移動可能とさ
れることにより、駆動プーリ33、従動プーリ34の夫
々の回転軸37、38とを結んだ線と、駆動プーリ3
5、従動プーリ36の夫々の回転軸39、40とを結ん
だ線が平行とされたまま、互いに近接又は離間する方向
に移動可能とされている。
【0015】一方のスライド板48にはモータ等からな
る駆動ベルト移動機構60が連結されている。この駆動
ベルト移動機構60によるスライド板48の移動に伴
い、スライド板48と回動アーム45、46によって連
結されたスライド板47もスライド板48の移動量と等
しく移動する。従って、駆動ベルト31、32は互いに
近接又は離間する方向に同等量だけ移動する。また、ス
ライド板47、48には夫々モータ61、62が取り付
けられ、その回転軸は軸受41、43を貫通して駆動プ
ーリ33、35の回転軸37、39と夫々連結されてい
る。
【0016】図1に示すごとく、ディスクに記録されて
いる情報を光学的に再生可能とすべく、対物レンズ7を
備える光学ピックアップ6がシャシ2に固定配置されて
いる。ディスク3、4、5には情報が記録されているト
ラック(図示せず)が螺旋状に形成されており、再生中
においては、周知のトラッキングサーボによってこのト
ラックに光学ピックアップ6からの出射光が追随するこ
とにより、光学ピックアップ6はディスクの再生に伴
い、ディスク3、4、5の内周から外周に向かって相対
的に移動する。
【0017】本実施例においては、光学ピックアップ6
がシャシ1に対して固定配置されており、再生中のディ
スクが光学ピックアップ6に対してその半径方向に移動
する。従って、光学ピックアップ6を移動させる移動機
構が有する機構上のガタ等がなく、極めて安定したディ
スクの再生が可能となる。もちろん、ディスクを移動さ
せるディスク移動機構が必要となるが、本実施例の場
合、ディスクを装置1内で移動させる一対のベルト3
1、32により兼用しているため、コスト的に有利であ
る。
【0018】9はフロントパネルを示し、1枚のディス
クを装置1に装脱可能とすべく、スリット状の開口部
(図示せず)が形成されている。
【0019】ストッカ10内でのディスク3、4、5の
位置を規制すべく、ディスク位置規制手段20が設けら
れている。このディスク位置規制手段20を、ストッカ
10の要部正面図である図5及びその断面図である図6
を用いて説明する。
【0020】ディスク位置規制手段20は、シャシ2に
固定配置された中空状の上側シャフト21、この上側シ
ャフト21内をモータ等からなるシャフト移動機構25
によって移動される駆動シャフト22及び上側シャフト
21と同軸状にシャシ2に固定配置された中空状の下側
シャフト23とからなる。上側シャフト21及び下側シ
ャフト23との間には、ディスクが通過可能な間隙24
が形成されている。
【0021】また、ディスク位置規制手段20は、上側
シャフト21内で移動可能とされ、バネ30によって駆
動シャフト22から離れる方向に付勢された規制シャフ
ト27を備える。規制シャフト27の内部空間29に
は、駆動シャフト22の先端に形成された径大部28が
挿入されている。図示の状態においては、シャフト移動
機構25により駆動シャフト22が下降位置とされるこ
とにより、規制シャフト27の先端が下側シャフト23
の中空部分に挿入され、間隙24を閉成している。ま
た、シャフト移動機構25により駆動シャフト22が上
昇位置とされると、規制シャフト27が上側シャフト2
1内に移動して間隙24を開放する図7に示す位置に持
ち来される。
【0022】上側シャフト21及び下側シャフト23
は、ディスクの中心孔に貫通するものであるが、8cm
ディスク3と12cmディスク4、5は外径は異なるも
のの、その中心孔63、64、65の内径は同一とされ
ている。従って、上側シャフト21又は下側シャフト2
3の何れかが中心孔に挿入されているディスクはストッ
カ10内での位置が規制されている。図5、図6におい
ては間隙24に移動シャフト22が露呈されていること
により、ディスク3、4は上側シャフト21により、ま
たディスク5は移動シャフト22により移動が規制され
ている。
【0023】図8はモータ61、62を駆動制御する回
路ブロック図を示す。マイコン70は光学ピックアップ
6の対物レンズ7をディスクの記録面に対して近接/離
間する方向に移動させるフォーカスサーボを行い、また
対物レンズ7をディスクのトラックに対して直交する方
向に移動させるトラッキングサーボを行うべく、出力端
子71、72からそれぞれフォーカスサーボ信号、トラ
ッキングサーボ信号を夫々出力する。
【0024】これらのサーボ信号は、それぞれ駆動回路
80、81を介して対物レンズ7を所要の方向に移動さ
せる。また、端子72にはローパスフィルタ(以下、L
PFと云う)82が接続されており、トラッキングサー
ボ信号のDC成分を取り出す。このDC成分は加算回路
83、84に入力される。
【0025】マイコン70の出力端子73からは、装置
内1でディスクを移送させる際のディスク移送信号が出
力される。即ち、ディスクをイジェクト位置からストッ
カ10方向へ移送させる際にはプラス極性の所定の電圧
を出力し、ストッカ10からイジェクト方向へディスク
を移送させる際にはマイナス極性の所定の電圧が出力さ
れる。このディスク移送信号は、第1及び第2の加算回
路83、84にそれぞれ入力される。加算回路83の出
力は第3の加算回路85に、また加算回路84の出力
は、極性反転回路89を介して第4の加算回路86に入
力されている。
【0026】マイコン70の出力端子74からは、CL
Vによって情報が記録されているディスクを回転するた
めのCLVサーボ信号が出力される。このサーボ信号
は、周知のごとく、光学ピックアップ6からの再生信号
に含まれる同期信号を基準クロックと位相比較して得た
位相差信号に基づき、所定の速度でディスクを回転させ
るものである。このCLVサーボ信号は加算回路85、
86に入力される。この加算回路85、86の出力はモ
ータ駆動回路87、88を介してモータ61、62を回
転駆動させる。
【0027】ディスクの装置1内での移送時には、その
移送方向に応じてマイコン70の出力端子73から所要
極性の電圧を発生し、モータ61、62を制御してディ
スクを移送する。またディスクの再生時には、マイコン
70の出力端子74からのCLVサーボ信号と、出力端
子72から出力されるトラッキングサーボ信号における
DC成分の両方によってモータ61、62を制御してデ
ィスクを回転させる。
【0028】また、マイコンの出力端子75は前述のス
トッカ移動機構8に、出力端子76はシャフト移動機構
25に、出力端子77は駆動ベルト移動機構60に接続
され、夫々の動作を制御する。
【0029】以上の構成において、その動作を説明す
る。第1図に示すディスク収納状態から、ストッカ10
内に収納されているディスクのうち、最下段に収納され
ている12cmのディスク5を再生する場合、マイコン
70はその出力端子77に駆動ベルト移動機構60を駆
動する制御信号を出力することにより、図4に示す駆動
ベルト移動機構60がスライド板48を長孔57、58
に沿って図4の左方向に平行に移動する。
【0030】この移動に伴い、回動アーム45、46に
よってスライド板48と連結されたスライド板47も長
孔55、56に沿って図4の右方向に移動されることに
より、スライド板47、48は互いに近接する方向に平
行移動する。この移動に伴い、駆動ベルト31、32も
同様に互いに近接する方向に移動し、図9に示すごと
く、ディスク5の外周に駆動ベルト31、32がそれぞ
れ所要の角度で巻き付く。
【0031】この状態において、図8に示すマイコン7
0は、ディスク5の再生位置への移送開始前に、その出
力端子76からシャフト移動機構25を制御する制御信
号を出力し、シャフト移動機構25による駆動シャフト
22の引き上げに追随して規制シャフト27が上側シャ
フト21内に引き上げられ、図7に示すごとく、上側シ
ャフト21と下側シャフト23との間の間隙24を開放
する。
【0032】引き続き、図8に示すマイコン70は、そ
の出力端子73に負極性の所定電圧のディスク移送信号
を出力することにより、モータ61が時計方向、モータ
62が反時計方向に回転することにより、駆動ベルト3
1、32のディスク5に巻き付いている部分が同一方向
に駆動されることにより、ディスク5はストッカ10か
ら引き出され、図10に示す再生開始位置に持ち来され
る。この位置においては、光学ピックアップ6の対物レ
ンズ7はディスク5の記録範囲における一点鎖線で示す
最内周位置に位置する。
【0033】この図10に示す位置にディスク5を持ち
来した後、マイコン70はその出力端子74から正極性
のCLVサーボ信号を出力することにより、モータ6
1、62をそれぞれ反時計方向に回転させ、駆動ベルト
31、32のディスク5に巻き付いている部分が互いに
反対方向に駆動されることにより、ディスク5を所要の
回転速度で時計方向に回転させる。
【0034】また、対物レンズ7から出射されるレーザ
ー光をディスク5の記録面にフォーカシングさせると共
に、ディスク5のトラックにトラッキングさせることに
より、フォーカスサーボによりディスク5の面振れに追
随して対物レンズ7を上下に、またトラッキングサーボ
によりディスク5の偏心に追随して対物レンズ7をディ
スク5のトラックと直交方向に移動させる。
【0035】ここで、vをディスクの読み出し線速度、
pをトラックピッチ、riをディスク5の記録範囲にお
ける最内周半径、rtをriよりt秒後の読み出し半
径、rdをディスク5の半径とすると、t秒後の読み出
し半径は、 v・p・t=π(rt2−ri2) よって ∴
【数1】 t秒後の各駆動ベルト31、32の速度v11t、v21
【数2】
【数3】 で定義され、ディスク5を再生中、この速度になるよう
モータ61、62が制御される。
【0036】ディスク5には螺旋状にトラックが形成さ
れているため、再生に伴って対物レンズ7は徐々にディ
スク5の外側方向へ移動する結果、トラッキングサーボ
信号には正極性のDC成分が表れる。
【0037】このDC成分は、図8に示すLPF82に
よって取り出され、加算回路83、85、駆動回路87
を介してモータ61に、また加算回路84、極性反転回
路89、加算回路86、駆動回路88を介してモータ6
2に印加される。従って、CLVサーボ信号のみによっ
て回転している状態におけるモータ61、62に印加さ
れている電圧は等しいため、モータ61においてはその
回転数を増加するよう、モータ62においてはその回転
数を減少させるよう各モータ61、62への印加電圧が
変化する。
【0038】従って、駆動ベルト31の速度は駆動ベル
ト32の速度に対して増加する結果、ディスク5の回転
中心が対物レンズ7から離れる方向への移動力が発生す
ることにより、ディスク5はストッカ10方向に移動
し、ディスク5に記録されている螺旋状のトラックに光
学ピックアップ6の対物レンズ7が追随する。
【0039】この再生中においては、ディスク5の周縁
に駆動ベルト31、32が巻き付いているため、ディス
ク5の回転中に発生するディスク5の振動が抑止され
る。また、駆動ベルト31、32の断面は図3に示すご
とくV字状であるため、ディスク5の周縁を挾持するこ
とになり、ディスク5の面振れを防止することが可能と
なる。
【0040】ディスク5の再生に伴って駆動ベルト3
1、32によりディスク5が対物レンズ7に対して移動
し、ディスク5の記録範囲における二点鎖線で示す最外
周位置を光学ピックアップ6が再生している状態の平面
図を図11に示す。この位置において、ディスク5の再
生は終了する。次に、このディスク5をストッカ10内
に収納する際のシャフト移動機構25の動作を図12を
もって時系列的に説明する。
【0041】図11に示す再生終了位置において、規制
シャフト27は上側シャフト21内に移動しているた
め、図12(a)に示すごとく、上側シャフト21と下
側シャフト23との間の間隙24を開放し、この間隙2
4内にディスク5が位置している。ディスク5の再生終
了後、ディスク5をストッカ10内に収納する場合に
は、マイコン70は先ずその出力端子76に制御信号を
出力し、規制シャフト27が下側シャフト23内に挿入
されるよう、駆動シャフト22を下降位置に移動させ
る。
【0042】しかしながら、間隙24にはディスク5が
位置しているため、図12(b)に示すごとく、規制シ
ャフト27の先端がディスク5の表面に当接される。な
お、この状態におけるディスク位置規制手段20の断面
図を図13に示す。この状態において、マイコン70は
その出力端子73に正極性のディスク移送信号を出力す
ることにより、ディスク5は駆動ベルト31、32によ
りストッカ10に向かって矢印方向へ移動を開始する。
【0043】この移動に伴い、規制シャフト27の先端
はディスク5の表面を摺動し、ディスク5の中心孔65
が規制シャフト27に整列した時点で、規制シャフト2
7がバネ30の付勢力によりディスク5の中心孔65を
通過して下側シャフト23内に挿入される。この状態を
図12(c)及び図6に示す。なお、規制シャフト27
が下側シャフト23内に移動したことを所要の検出手段
により検出することにより、モータ61、62の駆動は
停止される。
【0044】規制シャフト27がディスク5の中心孔6
5に挿入されることにより、ディスク5はストッカ10
内で位置決めがなされると共に、振動等によりディスク
5がストッカ10から飛び出ることが防止される。ま
た、駆動ベルト31、32により移動されてきたディス
ク5以外のディスク3、4は上側シャフト21により同
様にストッカ10内で位置決めがなされると共に、スト
ッカ10から飛び出ることが防止されている。
【0045】ディスク5をストッカ10内に収納した
後、ストッカ10の最上段に収納されている8cmディ
スク3を再生する場合、マイコン70はその出力端子7
5からストッカ駆動信号を出力し、ディスク3と駆動ベ
ルト31、32が同一平面になるまでストッカ移動機構
8によりストッカ10を下方向に移動させる。続いてマ
イコン70はその出力端子77に駆動ベルト移動機構6
0を駆動する制御信号を出力することにより、図14に
示すごとく、駆動ベルト31、32をディスク3の外周
に巻き付ける。
【0046】この状態から、マイコン70は、装置1内
でのディスク3の移送の開始前に、その出力端子76か
らシャフト移動機構25を制御する制御信号を出力し、
シャフト移動機構25により規制シャフト27を上側シ
ャフト21内に引き上げ、上側シャフト21と下側シャ
フト23との間の間隙24を開放する。
【0047】引き続き、マイコン70は、その出力端子
73に負極性の所定電圧のディスク移送信号を出力する
ことにより、モータ61が時計方向、モータ62が反時
計方向に回転し、駆動ベルト31、32によりディスク
3をストッカ10から引き出し、ディスク3を図15に
示す再生開始位置に持ち来し、前述と同様、駆動ベルト
31、32によりディスク3を所要の回転速度で時計方
向に回転させる。
【0048】また、図11に示す再生が終了したディス
ク5をイジェクトする場合は、マイコン70の出力端子
73に負極性のディスク移送信号を出力することによ
り、モータ61を時計方向、モータ62を反時計方向に
回転させ、図16に示すごとく、ディスク5をフロント
パネル9に形成された開口部からディスク5の一部を露
出させる。
【0049】なお、図11に示す再生終了位置におい
て、駆動プーリ33と35及び従動プーリ34と36の
内側間の距離は、駆動ベルト31、32をディスク5の
外周に巻き付けるために、ディスク5の直径より小さく
なっている。従って、図16に示すイジェクト位置にお
いては、ディスク5のイジェクト方向への移動に伴って
従動プーリ34と36の距離が図11に比べて大きくさ
れ、ディスク5が従動プーリ34、36間を通過してイ
ジェクト可能とされている。
【0050】フロントパネル9からその一部が露出され
ているディスク5がユーザーによりイジェクトされたこ
とが検出されると、マイコン70はその出力端子77に
駆動ベルト移動制御信号を出力し、8cm又は12cm
のディスクをローディング可能とする図17に示すロー
ディング待機位置まで駆動ベルト移動機構60により駆
動ベルト31、32を移動させる。この位置において
は、従動プーリ34、36の内側間の距離は、8cmデ
ィスクの直径より小さくされている。
【0051】この位置において、8cm又は12cmの
何れかのディスクがフロントパネル9の開口部から挿入
されると、従動プーリ34、36は共にその距離が大き
くなるような力を受ける。従って、回動アーム45、4
6によって連結されているスライド板47、48も同様
に互いに離れる方向に移動する。この移動を検出するこ
とにより、マイコン70はその出力端子73に正極性の
ディスク移送信号を出力して駆動ベルト31、32を駆
動し、挿入されたディスクを装置1内部にローディング
する。
【0052】ローディングされたディスクを再生するこ
となくストッカ10内に収納する場合には、図11に示
す再生終了位置までローディングされたディスクの中心
が位置したとき、前述と同様、マイコン70によりディ
スク位置規制手段20の駆動シャフト22がシャフト移
動機構25により移動されて、規制シャフト27の先端
がディスクの表面に当接し、ストッカ10内にディスク
が収納された時、ディスクの中心孔に規制シャフト27
が挿入されることにより、ディスクの位置決めを行う。
【0053】なお、規制シャフト27の先端はディスク
の表面を摺動するため、ディスクに傷が付かないよう、
規制シャフト27を滑りが良いポリアセタール樹脂等に
より形成するのが望ましいが、その先端に摺動摩擦の少
ない部材を取り付けることも可能である。
【0054】なお、上述の実施例においては、ディスク
がストッカ内に収納されるストック位置に持ち来された
時において、規制シャフトがディスクの中心孔を貫通す
ることにより、ディスクの位置決めと、ストッカ内での
ディスクの飛び出し防止を行っているが、本発明はこれ
に限定されることなく、ディスク移送手段によりディス
ク再生装置内で移送されるディスクの所要の位置に規制
シャフトを配置することにより、移送されるディスクを
任意の位置で位置決めすることが可能となるものであ
る。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、ディスクをディスク再
生装置内の所要の位置に位置決めする際に、ディスクが
所要の位置に持ち来されると、ディスクの中心孔に規制
シャフトが自動的に挿入されることにより位置決めされ
るため、簡単な構成でディスクを所要の位置に正確に位
置決めすることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク再生装置の平面図。
【図2】ディスク再生装置の正面図。
【図3】図1におけるA−A線断面図。
【図4】図1に示すディスク再生装置1におけるストッ
カ10、駆動ベルト31、32等を取り除いた平面図
【図5】ディスク位置規制手段を表す要部正面図。
【図6】図5の断面図。
【図7】間隙が開放された状態におけるディスク位置規
制手段を表す断面図。
【図8】駆動ベルトを駆動するモータを駆動制御する回
路ブロック図。
【図9】駆動ベルトがディスクに巻き付いた状態におけ
る平面図。
【図10】ディスクが再生開始位置に持ち来された状態
における平面図。
【図11】ディスクが再生終了位置に持ち来された状態
における平面図。
【図12】ディスク位置規制手段の動作を時系列的に説
明する図。
【図13】ディスクに規制シャフトが当接している状態
におけるディスク位置規制手段を説明する要部断面図。
【図14】駆動ベルトが8cmディスクに巻き付いた状
態を示す平面図。
【図15】8cmディスクが再生開始位置に持ち来され
た状態における平面図。
【図16】ディスクがイジェクト位置持ち来された状態
における平面図。
【図17】ローディング待機状態における平面図。
【符号の説明】
1 ディスク再生装置 2 シャシ 3 8cmディスク 4 12cmディスク 5 12cmディスク 6 光学ピックアップ 8 ストッカ移動機構 10 ストッカ 20 ディスク位置規制手段 21 上側シャフト 22 駆動シャフト 23 下側シャフト 25 シャフト移動機構 27 規制シャフト 31 駆動ベルト 32 駆動ベルト 60 駆動ベルト移動機構 61 モータ 62 モータ 70 マイコン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク再生装置内でディスクの記録面に
    略平行な方向に前記ディスクを移送するディスク移送手
    段と、 前記ディスクの記録面と平行な面内における前記ディス
    クの位置を規制すべく、前記ディスクの中心孔を貫通す
    る貫通位置と該中心孔に貫通しない非貫通位置との間
    で、前記ディスクの記録面に略垂直な方向に移動可能な
    規制シャフトと、 前記ディスク移送手段による前記ディスクの移送時に、
    前記ディスクの中心孔が前記規制シャフトと相対する前
    に前記規制シャフトを移動させることにより、前記ディ
    スクに前記規制シャフトが当接しつつ前記ディスクを移
    動し、前記ディスクの中心孔が前記規制シャフトと相対
    する位置において前記規制シャフトが前記ディスクの中
    心孔に貫通するよう、前記規制シャフトの移動を制御す
    る制御手段とからなるディスク位置規制装置。
  2. 【請求項2】前記規制シャフトは、複数のディスクを同
    心円状に収納し、収納された前記ディスクの記録面に垂
    直な方向に移動可能なストッカ内に収納された前記ディ
    スクの中心孔に相対する位置に配置され、前記ストッカ
    内での前記ディスクの位置を規制することを特徴とする
    請求項1に記載のディスク位置規制装置。
  3. 【請求項3】前記規制シャフトは、シャシに固定され、
    前記ストッカ内に収納された前記ディスクの中心孔に相
    対する位置に配置された上側シャフト及び下側シャフト
    の間に形成され、選択された一のディスクが前記ディス
    ク移送手段によって移送される間隙を閉成又は開放する
    ことを特徴とする請求項2に記載のディスク位置規制装
    置。
JP6225497A 1994-08-26 1994-08-26 ディスク位置規制装置 Pending JPH0863862A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6225497A JPH0863862A (ja) 1994-08-26 1994-08-26 ディスク位置規制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6225497A JPH0863862A (ja) 1994-08-26 1994-08-26 ディスク位置規制装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0863862A true JPH0863862A (ja) 1996-03-08

Family

ID=16830253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6225497A Pending JPH0863862A (ja) 1994-08-26 1994-08-26 ディスク位置規制装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0863862A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0708441B1 (en) Disk playback device
JP3867419B2 (ja) ディスクローディング装置
WO1997050086A1 (fr) Entraînement de disque
US6711113B2 (en) Disk drive apparatus
JP3416678B2 (ja) ディスク再生装置
JP4032552B2 (ja) ディスクチャッキング装置およびディスク記録及び/又は再生装置
JPH1049954A (ja) ディスク記録再生装置
JPH0863862A (ja) ディスク位置規制装置
JPH0863863A (ja) ディスク移送装置
JPH0863859A (ja) チェンジャー型ディスク再生装置
JPH06259864A (ja) ディスク再生装置
JPH10208357A (ja) ディスクドライブ装置
JP4081913B2 (ja) ディスクドライブ装置及び位置調整方法
JP2944379B2 (ja) 光ディスクプレーヤ
JPH07220411A (ja) ディスク再生装置
JP4513731B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP2000156009A (ja) 記録媒体駆動装置
JPH06259870A (ja) ディスク再生装置
JPH05258439A (ja) ディスク再生装置
JPH07220412A (ja) ディスク再生装置
KR20040108267A (ko) 광디스크 드라이브
JP2000100052A (ja) ディスクローディング装置
KR960042622A (ko) 광 디스크 플레이어
JP2000100037A (ja) ディスクローディング装置
JP2003257167A (ja) ディスク装置のカートリッジ保持機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050809

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050817

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20051222

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090106

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110106

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120106

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250