JPH0863751A - 光デイスク、光デイスク再生装置及び光デイスク再生方法 - Google Patents

光デイスク、光デイスク再生装置及び光デイスク再生方法

Info

Publication number
JPH0863751A
JPH0863751A JP22428994A JP22428994A JPH0863751A JP H0863751 A JPH0863751 A JP H0863751A JP 22428994 A JP22428994 A JP 22428994A JP 22428994 A JP22428994 A JP 22428994A JP H0863751 A JPH0863751 A JP H0863751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
characteristic
optical disk
optical disc
measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22428994A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Yoshimura
俊司 吉村
Toru Okazaki
透 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP22428994A priority Critical patent/JPH0863751A/ja
Publication of JPH0863751A publication Critical patent/JPH0863751A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、光デイスク、光デイスク再生装置及
び光デイスク再生方法において、簡易な構成で個々の光
デイスクに対して再生系を最適化し結果的に高密度に記
録し再生する。 【構成】光デイスク(30)及び又は光デイスク再生装
置の特性を測定する特性測定用パターンの信号が記録さ
れた所定のトラツクに最初にアクセスして、その信号を
読み出し、解析することによつて、光デイスク(30)
及び又は光デイスク再生装置の個体差を検出することが
でき、また光デイスク再生装置の個体差を検出してそれ
を補正し、最適な再生信号を得られるように制御でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図7〜図13) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図6) 作用(図1〜図6) 実施例 (1)第1実施例(図1〜図3) (2)第2実施例(図4〜図6) (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、光デイスク、光デイス
ク再生装置及び光デイスク再生方法に関し、特に光デイ
スクや光デイスク再生装置の個体差によつて生じる再生
信号の劣化を補正するものに適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、光デイスクはコンピユータの記憶
装置や画像情報のパツケージメデイアとして、非常に汎
用性の高い記録媒体である。光デイスク再生装置は、1.
2 〔mm〕程度の厚みを有する透明基板を介して、反射面
に記録されている信号を再生する。光デイスク上には、
デイジタル化されたオーデイオ信号やビデオ信号等の情
報を、EFM+(Eight Fourteen Modulation Plus)等
の変調方式で変調したものが、NRZI(Non Return t
o Zero lnverse)の形で記録されている。すなわちこの
信号は、8ビツトの情報がEFM+の変換テーブルを用
いて16ビツトの変調ビツト列に変換され、その変調ビツ
ト列に「1」が出現する毎に、「1」と「0」が反転す
るように表現した信号である。以下、変調を施しNRZ
Iの形で表現したデータ(列)をチヤネルビツト(列)
と呼ぶ。
【0004】チヤネルビツト列は、図7に示すように、
光デイスク10上に形成された螺旋状の情報トラツク1
1に沿つて、光学系に読み取り可能なピツトの形で記録
されている。ここではチヤネルビツトの1がピツト12
に、チヤネルビツトの0がミラー13(未記録)にそれ
ぞれ対応付けられている。光デイスク再生装置は、この
情報トラツク11に光ビームを照射した際、ミラー13
の部分から反射光が戻り、ピツト12の部分から反射光
が戻らないことを利用して、情報の読み取りを行う。
【0005】光デイスク上の情報は、図8(A)に示す
ように、フレームと呼ばれる一定長の単位に区切られて
いる。ここでは1フレームが、1136チヤネルビツトから
構成されているものとする。フレームの先頭には、32チ
ヤネルビツト分の同期パターンが記録される。同期パタ
ーンはEFM+の変換テーブル上に存在しないパターン
で、かつ長いピツトで形成されているため、安定に検出
することが可能であり種々の処理タイミングの基準とし
て用いられる。
【0006】フレームは図8(B)に示すように、さら
に36フレーム分が集められ、セクタ単位に区切られる。
セクタは同期ワード、セクタヘツダ、ユーザデータ等か
ら構成されている。セクタヘツダにそのセクタのアドレ
ス等を記録しておくことにより、実際に光ピツクアツプ
が光デイスクにアクセスする際、セクタ単位ならば任意
にアクセス位置を指定できる。またこれらの区切り方と
は別に、光デイスクでは、最内周から情報トラツク1周
分毎に、第1トラツク、第2トラツク、……とトラツク
番号が付けられる。
【0007】図9は、光デイスク10上の記録内容を、
大まかに示したものである。最内周側の約1〔mm〕の部
分には、リードイン領域と呼ばれる領域があり、これ以
上内側にデータが記録されてないことを再生系に通知す
るマージン領域である。光デイスク10に何が記録され
ているかを示すTOC(Table of Contents )情報も、
リードイン領域の部分に記録される。また最外周側の約
1〔mm〕の部分には、リードアウト領域と呼ばれる領域
があり、これ以上外側にデータが記録されてないことを
再生系に通知するマージン領域である。リードイン領域
及びリードアウト領域間の部分がプログラム領域であ
り、ここに主要なデータが全て記録されている。
【0008】光デイスク再生装置において、光ピツクア
ツプの有する周波数特性(空間周波数で定義される)
を、一般的にMTF(Modulation Transfer Function)
と呼ぶ。このMTFのカツトオフ周波数fc は、レーザ
光の波長λと対物レンズの開口数NA(Numerical Aper
ture)によつて、一義的に周波数fc =2NA/λで表
される。これ以上の周波数でピツトとミラーが交互に現
れるような記録方法では、情報の読み取りが全く不可能
になる。
【0009】さらにMTFのゲイン特性はカツトオフ周
波数fc までフラツトではなく、単調に減少する。従つ
て再生波形は帯域制限されたものとなり、このままでは
信号の抜き取りが困難であるので、波形等化器を用いて
高域を持ち上げる等の操作を行いMTFを補正する。M
TFが信号の抜き取りについて最適に補正された場合の
再生波形を図10に示す。図10の再生波形において
は、十分に信号の抜き取りが可能であることがわかる。
【0010】光デイスクは記録媒体であるから、当然な
がら同じ大きさの光デイスクに、より多くの情報を記録
することができれば、その光デイスク及び光デイスク再
生装置は、より便利なものとなる。しかしこのように、
光学的に読み取れる空間周波数にはMTFで決まる限界
が存在するため、同じ光デイスク再生装置の場合簡単に
記録密度を上げることはできない。より大きな記録密度
を実現するためには、光デイスク再生装置の対物レンズ
の開口数NAを大きくするか、光ピツクアツプのレーザ
光の波長λを小さくするかの2通りの方法が考えられ
る。
【0011】レーザ光の波長λを小さくする方法は、レ
ーザの大きさを小さく保つことなどを条件に考えると、
技術的に非常に困難である。このため光デイスクの高密
度化には、対物レンズの開口数NAを、従来のコンパク
トデイスクより大きくする方法が検討されている。これ
は一般に、光デイスクのハイNA化と呼ばれる。MTF
のゲイン特性から考えると、開口数NAは大きければ大
きいほど、高密度化が可能となるが、開口数NAを大き
くすることによつて、種々の不都合が生じる。例えば開
口数NAを大きくすることによつて、フオーカスのずれ
すなわちデフオーカスに対する許容度が著しく低下する
問題がある。
【0012】またさらに問題となるものとして、光デイ
スクの傾き(スキユー)がある。開口数NAを大きくす
ることによつて、スキユーに対する許容度もまた極端に
低下する。光デイスクのスキユーには、タンジエンシヤ
ルスキユーとラジアルスキユーの2種類がある。タンジ
エンシヤルスキユーは、光ピツクアツプがデータの読み
取りを行う部分と、光デイスクの中心とを結ぶ直線を軸
とした傾きのことである。このスキユーがかかると、本
来左右対称な再生波形に左右非対称の歪みが現われ、信
号の抜き取りが難しくなる。
【0013】一方ラジアルスキユーは、光ピツクアツプ
がデータの読み取りを行う部分と、光デイスクの中心と
を結ぶ直線自体の傾きのことである。このスキユーがか
かると、再生しているトラツクの隣のトラツクからの洩
れこみ、いわゆるクロストークが増加し、やはり再生波
形の劣化を招く。光デイスクの面は、必ずしも幾何学的
に完全な平面に作れないし、製造上の過程で光デイスク
にそりが生じることもある。また光デイスクを光デイス
ク再生装置にセツトする際に、必ずしも真つ直ぐにセツ
トできるとは限らない。これらのことから、デイスクス
キユーを完全に除くことはほぼ不可能であり、光デイス
クの高密度化に対する大きな障害となる。
【0014】このためスキユーに対処する方法として、
スキユーセンサを用いることが考えられる。図11及び
図12にスキユーセンサ20を示す。スキユーセンサ2
0は、一般にLED21、2分割フオトデイテクタ22
及びレンズ23で構成されている。レンズ23は、LE
D21及び2分割フオトデイテクタ22をモールドして
いるもので良い。LED21の像は光デイスク10上で
反射して2分割フオトデイテクタ22上に結像するが、
光デイスク10が傾くとLED21の像が2分割フオト
デイテクタ22上で分割方向に移動する。この2分割フ
オトデイテクタ22の差動量が、光デイスク10の傾き
量におおむね比例することを利用してスキユーを検出す
る。
【0015】図13に、スキユーセンサの出力信号に応
じたデイスクスキユー量を示す。傾きが直線である範囲
がリニアリテイのある範囲で、この範囲を信号として用
いる。このスキユーセンサの出力信号を用いて、スキユ
ー補正装置を適応的に制御する。スキユー補正装置とし
て、例えば回転型コマ収差補正板や作動型コマ収差補正
板、または電子光学装置等が用いられている。スキユー
センサの出力信号(デイスクスキユー量)により、これ
らのスキユー補正装置を最適な状態へと駆動することに
より、光デイスク再生装置はある程度のスキユーに対し
て強いシステムとなり、ある程度高密度化された光デイ
スクに対しても、より安定に信号を再生することが可能
となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のように
従来の光デイスク再生方法によれば、光デイスクを高密
度化するほど安定に信号を再生するための余裕が少なく
なる。ところが実際に光デイスク再生装置や光デイスク
を大量に生産する場合、ある程度の個体差(バラツキ)
が生じるのが普通である。例えば光デイスク製造装置に
よつて、同じ光デイスクを製造したとしても、3T(T
はチヤネルクロツクの1周期)等の高周波域のピツトの
深さがやや異なる光デイスクが製造されることが考えら
れる。この場合再生波形のMTFを、信号抜き取りに最
適なものに補正する方法は異なつてくる。
【0017】また光デイスクを光デイスク再生装置にセ
ツトする際に、必ずしも真つ直ぐにセツトできるとは限
らないし、光デイスク再生装置によつてレーザ光の光軸
と光デイスクの回転軸が微妙にずれることも考えられ
る。光デイスクによつてそりの具合もまちまちになる。
これらのことからスキユーの補正に関しても、スキユー
センサの出力信号だけでは補正できない程のスキユーが
加わる場合も考えられる。スキユーセンサの取り付けの
際に、光デイスク再生装置によつて個体差による誤差が
出ることも考えられるから、従来のスキユーセンサによ
るスキユー補正方法ではスキユーを完全に補正すること
は不可能であつた。
【0018】このような理由から従来の光デイスク再生
装置では、より高密度化された光デイスクを安定に再生
することは困難である。かといつて量産される再生系の
個体差を見込んで多めにマージンを取つた設計を行え
ば、当然光デイスクの記録密度を落さざるを得ず、光デ
イスクの記録面積を効率的に使えなくなつてしまう問題
があつた。
【0019】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で個々の光デイスクに対して再生系を最
適化し結果的に高密度に記録し再生し得る光デイスク、
光デイスク再生装置及び光デイスク再生方法を提案しよ
うとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所望の情報を記録し及び又は再生
する光デイスク(30(40))において、光デイスク
(30(40))上の所定のトラツクに、光デイスク
(30(40))及び又は光デイスク再生装置の特性を
測定する特性測定用パターンの信号を記録し、再生時特
性測定用パターンの信号を再生して、光デイスク(30
(40))及び又は光デイスク再生装置の特性を検出す
るようにした。
【0021】また本発明においては、光デイスク(30
(40))上の所定のトラツクに、光デイスク(30
(40))及び又は光デイスク再生装置の特性を測定す
る特性測定用パターンの信号が記録された光デイスク
(30(40))を再生する光デイスク再生装置におい
て、特性測定用パターンの信号を再生して、光デイスク
(30(40))及び又は光デイスク再生装置の特性を
検出する特性検出手段(34、35、36、37、39
(45〜56))と、その特性検出手段(34、35、
36、37、39(45〜56))の検出結果に応じて
再生特性を補正する特性補正手段(32、37、38、
39)とを設けるようにした。
【0022】また本発明においては、光デイスク(30
(40))上の所定のトラツクに、光デイスク(30
(40))及び又は光デイスク再生装置の特性を測定す
る特性測定用パターンの信号が記録された光デイスク
(30(40))を再生する光デイスク再生方法におい
て、特性測定用パターンの信号を再生して、光デイスク
(30(40))及び又は光デイスク再生装置の特性を
検出し、その検出結果に応じて再生特性を補正するよう
にした。
【0023】
【作用】光デイスク(30(40))及び又は光デイス
ク再生装置の特性を測定する特性測定用パターンの信号
が記録された所定のトラツクに最初にアクセスして、そ
の信号を読み出し、解析することによつて、光デイスク
(30(40))及び又は光デイスク再生装置の個体差
を検出し得る。また光デイスク再生装置の個体差を検出
してそれを補正し、最適な再生信号を得られるように制
御でき、簡易な構成で個々の光デイスクに対して再生系
を最適化し結果的に高密度に記録し再生し得る。
【0024】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0025】(1)第1実施例 この第1実施例では、光デイスク上に記録された学習ト
ラツクによつて、周波数特性を測定する構成を述べる。
この光デイスクでは、最内周側のリードイン領域の1ト
ラツク分と、最外周側のリードアウト領域の1トラツク
分とにそれぞれ周波数特性測定用の学習トラツクが記録
される。リードイン領域には学習トラツクとTOCが両
方存在するが、TOCはなるべくプログラム領域の近く
に配置した方が良いという理由のため、学習トラツクは
TOCよりさらに内側に配置される。
【0026】学習トラツクの内容には他のトラツクと同
様に、サーボやPLLがかかる必要があるため、いくつ
か制約条件がある。すなわち学習トラツク内のデータ
は、記録パターンがDCフリーであることや、最短記録
波長が3Tで最長記録波長が11Tであること、また記録
パターン中に11Tの繰り返しパターンが現れないこと、
さらにPLLが擬似ロツクしないこと、さらにまたフレ
ーム構造やセクタ構造が光デイスクのフオーマツトに準
ずること等の条件を満たす必要がある。
【0027】ここでPLLの擬似ロツクとは入力信号に
対して、チヤネルクロツクの周波数とは異なる周波数で
PLLがロツクしてしまうことである。この現象は長め
で一定のパターンが、長い間続いた場合に起きやすい。
例えば10Tの繰り返しが長く続いた場合、この繰り返し
周波数をf10T とすると、本来の周波数は10×f10T
あるが、9×f10T や11×f10T の周波数のクロツクで
もロツクする。これは9×f10T や11×f10T が、10×
10T と近い周波数であるためである。同様に一定パタ
ーンが長い間続いたとしても、それが例えば4T等の短
いパターンの繰り返しの場合は、3×f4Tや5×f
4Tが、4×f4Tとはあまり近い周波数ではないため擬似
ロツクは起きにくい。
【0028】このような条件を満して光デイスク上に記
録するデータを、図1に示す。これらのデータは合計で
1104チヤネルビツトとなり、1フレーム内におさまるデ
ータとなる。実際上1フレームは1136チヤネルビツトだ
が、このうち同期パターンが32チヤネルビツト分あるた
め、任意のデータを記録できる領域は1フレームあたり
1104チヤネルビツトとなる。このデータは3T×44、4
T×32、5T×26……等の各ブロツクが、すべて一定パ
ターンの偶数回の繰り返しであるため、このデータの記
録パターンはDCフリーになる。またTの遷移はフレー
ム周波数の8倍以上あるので、擬似ロツクなしにPLL
に実用上十分な制御帯域を確保できる。さらに11Tの繰
り返しのパターンは現われないので、擬似フレーム同期
信号が発生することもない等の特徴を持つ。
【0029】ここで上述のように記録した学習トラツク
でも、各セクタのセクタアドレス等の情報は取り出され
る必要がある。このためには少なくとも、図8(B)に
上述したセクタヘツダの部分は、正しく復号化できなけ
ればならない。従つてセクタヘツダの領域においては、
上述の条件(3T〜11Tの制限を満たす等)はもちろ
ん、ECC(Error Correcting Code)の復号も正しく行
える必要が生じるため、任意のデータを記録することは
できない。逆にセクタヘツダ部分さえ正しく復号化でき
れば、それ以上のデータ部分については、特にECCの
復号が正しく行える必要はないことから、図1に上述し
たように、任意に設定したデータを記録することができ
る。この理由により、図1のデータは、学習トラツク内
の各セクタについて、セクタヘツダ領域は避け、セクタ
ヘツダ領域以外の全てのフレームに記録される。
【0030】次に上述のように周波数特性測定用の学習
トラツクが記録された光デイスクの再生信号を用いて、
周波数特性を測定しその結果を用いて、さまざまな調整
を自動的に行う光デイスク再生装置を図2に示す。光ピ
ツクアツプ31は、光デイスク30にレーザ光を照射
し、その反射光によつて情報を読み出す。読み出された
信号は波形等化器32、切替えスイツチ34及びサーボ
回路38へ供給される。波形等化器32は、光ピツクア
ツプ31によつて読み出された信号を受け取り、内部の
タツプ係数等のパラメータを参照しながら波形等化を行
う。等化された信号は、「0」と「1」のデイジタル信
号に再生するために用いられることに加えて、PLL3
3及び切替えスイツチ34へ供給される。
【0031】PLL33は等化された信号を受け取り、
その信号から「0」と「1」のデイジタル信号を再生す
るためのクロツクを生成する。切替えスイツチ34は、
切替えスイツチ36と連動して作動する。すなわち切替
えスイツチ34がaのとき切替えスイツチ36もaとな
り、切替えスイツチ34がbのとき切替えスイツチ36
もbとなる。この2つの切替えスイツチ34、36は、
調整モードを切替えるために使用される。エンベロープ
検出回路35は、切替えスイツチ34を通つてきた信号
を受け取り、信号のエンベロープを取り出す。学習トラ
ツクの内容は既知であるので、この回路によつて3Tか
ら10Tまでの各Tについての振幅値を検出できる。これ
らのデータは切替えスイツチ36を経由して、フオーカ
スオフセツト制御回路37やイコライザ制御回路39へ
供給される。
【0032】フオーカスオフセツト制御回路37は、エ
ンベロープ検出回路35から送られた3T〜10Tまでの
各Tについての振幅値を受け取つて、予め内部のテーブ
ルに持つていた理想値との比較を行う。例えばジヤスト
フオーカス(フオーカスがあつている状態)の時の周波
数と振幅値の関係は、図3に示すようになる。フオーカ
スオフセツト制御回路37は、これらの値を理想値とし
てテーブルに持つ。一般に、デフオーカスすなわちフオ
ーカスがずれている値とのずれを計算することによつ
て、デフオーカスのおおまかな値を知ることができる。
フオーカスオフセツト制御回路37は、現在セツトされ
ている光デイスクが再生されている間このずれの値を内
部のメモリに記憶し、サーボ回路38に対してフオーカ
スオフセツト値として制御信号を送る。これにより光デ
イスクや光デイスク再生装置の個体差によらず、安定し
てフオーカスサーボをかけることができる。
【0033】イコライザ制御回路37は、エンベロープ
検出回路35から送られた3T〜10Tまでの各Tについ
ての振幅値を受け取つて、予め内部のテーブルに持つて
いた理想値との比較を行う。理想値とは、光デイスク3
0や再生系が最も良い状態の時に得られる値のことであ
る。比較の結果、例えば理想値に対して3Tや4T等の
高域の振幅値が小さかつた場合、イコライザ制御回路3
7は波形等化器32に対して、より強く高域を持ち上げ
るように等化を行うように指示する信号を送る。波形等
化器32はこの信号を受け取り、内部に持つパラメータ
の値を変化させる。これにより光デイスクや光デイスク
再生装置の個体差によらず、波形等化器32から出力さ
れる信号の周波数特性を、常にほぼ理想の値に保つこと
ができる。
【0034】実際には切替えスイツチ34、36は、最
初はa側に設定しておき、まず初めにフオーカスのオフ
セツトを調整し、その後各切替えスイツチ34、36を
b側に切替えて、波形等化器32のパラメータの初期化
を行うという方法が自然であるが、エンベロープ検出回
路35の部分を2重化することで、2つの制御回路を同
時に調整してしまう方法も可能である。
【0035】以上の構成によれば、周波数特性測定用の
学習トラツクをリードイン領域及びリードアウト領域に
記録し、この学習トラツクに最初にアクセスしてその信
号を読み出すことにより、光デイスク及び光デイスク再
生装置の周波数特性の個体差を検出することができ、こ
の検出結果に応じてフオーカス特性や波形等化特性を最
適に補正するようにしたことにより、簡易な構成で個々
の光デイスクに対して再生系を最適化し結果的に高密度
に記録し再生し得る。また光デイスク再生装置の個体差
を検出することによつて、光デイスクの製造時に光デイ
スクの工程管理を簡略化し得る。
【0036】(2)第2実施例 この第2実施例では記録された学習トラツクによつて、
クロストークを測定する構成を述べる。この光デイスク
では、最内周側のリードイン領域の3トラツク分と、最
外周側のリードアウト領域の3トラツク分がクロストー
ク測定用の学習トラツクとなる。リードイン領域には学
習トラツクとTOCが両方存在することになるが、TO
Cはなるべくプログラム領域の近くに置いておいて方が
良いため、学習トラツクはTOCよりさらに内側に置か
れる。
【0037】クロストーク測定用の学習トラツクについ
ても、その内容は第1実施例で上述した制約条件を満た
す必要がある。このクロストーク測定用の学習トラツク
に記録するデータを図4及び図5に示す。この実施例で
は光デイスクの1周分を4分割する。分割する理由につ
いては後述する。2番目のトラツクTR2には、全周分
に渡つて3Tの繰り返し波形を記録する。もちろんセク
タヘツダの領域には、ECCのことも考慮したデータを
記録する必要があるから、この領域は避けて記録する。
また1番目のトラツクTR1には領域Aと領域Cに3T
の繰り返し波形を、領域Bと領域Dに4Tの繰り返し波
形をそれぞれ記録し、3番目のトラツクTR3には領域
Aと領域Cに4Tの繰り返し波形を、領域Bと領域Dに
3Tの繰り返し波形をそれぞれ記録する。
【0038】繰り返し波形として3Tと4Tを選んだの
は、第1実施例で上述したように、PLLの擬似ロツク
を防ぐためである。長いパターンの繰り返しを記録する
とPLLの擬似ロツクが起きやすくなるが、3T、4T
の繰り返しであれば、本来のクロツク周波数と、擬似ロ
ツクが起きた場合のクロツク周波数との間隔がかなり離
れているため、2番目のトラツクTR2のように、全周
に渡つて同じパターンで記録しても、擬似ロツクは起こ
さず済む。
【0039】ここで2番目のトラツクTR2を再生し、
得られた信号中に含まれる4Tの成分の大きさを求め
る。領域Aと領域Cを再生しているとき4Tの成分は、
3番目のトラツクTR3から洩れこんでくる信号の大き
さである。また領域Bと領域Dを再生しているとき4T
の成分は、1番目のトラツクTR1から洩れこんでくる
信号の大きさである。これにより、2番目のトラツクT
R2の1周分を再生すれば、両隣のトラツクTR1及び
TR3から洩れこんでくる信号の大きさの差、つまりラ
ジアルスキユーの大きさを知ることができる。光デイス
クの1周分を領域分割したのは、洩れこんでくる信号の
大きさを測定する際、周波数によつて信号の振幅が異な
るために、両隣のトラツクTR1及びTR3から洩れこ
んでくる信号を、同じ周波数にして測定する必要がある
からである。
【0040】またスピンドルモータの回転軸に対して光
デイスクが傾いてセツトされた場合などでは、ラジアル
スキユーの大きさの変化としては、光デイスクが1周す
る時間を周期とする正弦波の成分が大きく乗つてくるこ
とになるが、領域分割を2分割とした場合には、測定結
果がこの成分の影響を大きく受けてしまうため、4分割
以上が必要である。さらに最内周付近では、1トラツク
中にセクタ数はせいぜい20数セクタであり、1つの領
域に3セクタは必要であることを考えると、分割数をそ
う多くとることもできない。これらの理由からこの実施
例では領域分割数を4とした。
【0041】次に上述した光デイスクのクロストーク測
定用の学習トラツクからの再生信号を用いて、クロスト
ークを測定しその結果からスキユーを求め、さまざまな
調整を自動的に行う光デイスク再生装置の構成を図6に
示す。光ピツクアツプ41は、光デイスク40から情報
を読み出す。読み出された信号は、波形等化器42へ供
給される。波形等化器42は、光ピツクアツプ41によ
つて読み出された信号を受け取り、内部のタツプ係数な
どのパラメータを参照しながら、波形等化を行う。等化
された信号は、「0」と「1」のデイジタル信号に再生
するために用いられる他、PLL43などへ供給され
る。
【0042】PLL43は等化された信号を受け取り、
その信号から「0」と「1」のデイジタル信号を再生す
るためのクロツクを生成する。アドレスデコーダ(AD
EC)44は実際に再生されたデイジタル信号から、セ
クタヘツダの部分をデコードし、セクタアドレスを得
る。セクタアドレスからは、現在光デイスク40の領域
A〜D(図4)のどの部分を再生しているかを知ること
ができるから、アドレスデコーダ44は現在再生中の領
域を知らせる信号を、タイミング発生回路45へと供給
する。
【0043】4T繰り返し信号発生回路46は、PLL
43から受けとつたクロツク信号から、4Tの繰り返し
の信号を作る。この信号は波形等化器42の出力と乗算
器47で掛け合わされ、2乗回路48へ供給される。90
°移相回路49は、4T繰り返し信号発生回路46から
の4T繰り返し信号を90〔°〕ずらし、波形等化器42
の出力信号と共に乗算器50へ供給する。乗算器50は
入力された2つの信号を掛け合わせ、2乗回路51へ供
給する。実際には乗算器47、50は、4T繰り返し信
号発生回路46からの信号が「0」か「1」のデイジタ
ル信号であることから、加算器のみの構成で容易に実現
できる。
【0044】2乗回路48、51は、それぞれ入力され
た信号を2乗し、加算器52へと供給する。加算器52
は、2乗回路48、51から入力された信号を足し合わ
せローパスフイルタ(LPF)53へと供給する。ロー
パスフイルタ53は、足し算回路52から入力された信
号をローパスフイルタ処理し、サンプルアンドホールド
回路(S/H)54及び55へ供給する。
【0045】一般に信号f(t)に含まれる、周波数f
の成分は、次式
【数1】 で表されるフーリエ変換の式によつて与えられる。この
実施例の場合は、信号の大きさがわかれば良いので、周
波数fの成分の絶対値を求める式は、次式
【数2】 となる。元の信号に4Tの成分の正弦波(実際には矩形
波であるから高調波成分が乗つてくるが、この場合無視
できる)を掛けたものの2乗というのは、2乗回路48
によつて作られ、元の信号に90〔°〕ずれた4Tの成分
の正弦波を掛けたものの2乗というのは、2乗回路51
によつて作られている。ローパスフイルタ53は積分と
等価であるので、結局ローパスフイルタ53からの出力
は、波形等化器42から出力された信号中の4Tの成分
の強さになる。
【0046】タイミング発生回路45は、アドレスデコ
ーダ44から現在再生中の領域を知らせる信号を受け取
り、サンプルアンドホールド回路54に対しては領域A
と領域Cを再生しているタイミングで、サンプルアンド
ホールド回路55に対しては領域Bと領域Dを再生して
いるタイミングで、それぞれサンプリングする指示を行
う。これによりサンプルアンドホールド回路54は、領
域Aと領域Cを再生した時の再生信号中の4Tの成分の
大きさ、すなわち3番目のトラツクから洩れこんできた
クロストークの大きさを出力することになる。またサン
プルアンドホールド回路55は、領域Bと領域Dを再生
した時の再生信号中の4Tの成分の大きさ、すなわち1
番目のトラツクから洩れこんできたクロストークの大き
さを出力することになる。これらの信号は、加算器56
へと供給される。
【0047】加算器56はサンプルアンドホールド回路
54、55からの信号の差分を取る。この信号が両隣の
トラツクTR1、TR3からの洩れこみの強さの差、す
なわちラジアルスキユーの大きさとなる。この値は最内
周部と最外周部のそれぞれで測定され、メモリに蓄えら
れる。最内周部におけるスキユーの大きさと、最外周部
におけるスキユーの大きさがわかれば、その間を直線補
間などで補間することにより、任意の位置でのスキユー
量を推測することができる。
【0048】実際には光デイスク40のそり具合等は個
体差が存在するが、だいたいのオフセツト値がわかつて
いることによつて、スキユーセンサによるスキユーのセ
ンシングが、より確実に行える。またスキユーセンサの
取り付けに関しても、光デイスク再生装置によつて若干
の誤差が出てくる場合が考えられるが、最初にこの実施
例によつてスキユーの値を求め、その値を用いてスキユ
ーセンサ自体の校正を行うこともでき、より正確にスキ
ユーのセンシングを行うことが可能となる。
【0049】以上の構成によれば、クロストーク測定用
の学習トラツクをリードイン領域及びリードアウト領域
に記録し、この学習トラツクに最初にアクセスしてその
信号を読み出すことにより、光デイスク及び光デイスク
再生装置のクロストーク特性の個体差を検出することが
でき、この検出結果に応じてスキユー特性を最適に補正
するようにしたことにより、簡易な構成で個々の光デイ
スクに対して再生系を最適化し結果的に高密度に記録し
再生し得る。また光デイスク再生装置の個体差を検出す
ることによつて、光デイスクの製造時に光デイスクの工
程管理を簡略化し得る。
【0050】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、周波数特性測定用やクロ
ストーク測定用の学習トラツクに記録されるデータのパ
ターン、フレームの長さ、セクタ数等を、図1、図4及
び図5に示すように規定したが、本発明はこれに限ら
ず、要は周波数特性やクロストークを測定することがで
きれば、記録されるデータのパターンや、フレームの長
さ、セクタ数等は種々選定するようにしても良い。
【0051】また上述の実施例においては、周波数特性
測定用の学習トラツクとクロストーク測定用の学習トラ
ツクを別々の光デイスクに配した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、1つの光デイスク上に周波
数特性測定用の学習トラツクとクロストーク測定用の学
習トラツクを配するようにしても良い。同様に光デイス
ク再生装置においても、双方の学習トラツクに基づいて
再生系を最適化する機能を有するようにしても、上述の
実施例と同様の効果を実現できる。
【0052】また上述の実施例においては、本発明をピ
ツト及びミラーの反射光の有無に応じて信号を再生する
光デイスクに適用した場合について述べたが、本発明は
これに限らず、追記型光デイスク、光磁気デイスク、相
変化型光デイスク等種々の光デイスクに適用して好適な
ものである。
【0053】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、光デイス
ク及び又は光デイスク再生装置の特性を測定する特性測
定用パターンの信号が記録された所定のトラツクに最初
にアクセスし、その信号を読み出し、解析することによ
つて、光デイスク及び又は光デイスク再生装置の個体差
を検出し得る光デイスクを実現できる。また光デイスク
再生装置の個体差を検出してそれを補正し、最適な再生
信号を得られるように制御でき、かくして簡易な構成で
個々の光デイスクに対して再生系を最適化し結果的に高
密度に記録し再生し得る光デイスク、光デイスク再生装
置及び光デイスク再生方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光デイスクの周波数特性測定用の
学習トラツクに書き込まれるデータを示す略線図であ
る。
【図2】本発明による周波数特性を測定し個体差を自動
的に補正する光デイスク再生装置を示すブロツク図であ
る。
【図3】周波数特性の補正としてジヤストフオーカス時
のMTFとデフオーカス時のMTFの説明に供する特性
曲線図である。
【図4】本発明による光デイスクのクロストーク測定用
の学習トラツクを示す略線図である。
【図5】図4のクロストーク測定用の学習トラツクに書
き込まれるデータを示す略線図である。
【図6】本発明によるクロストークを測定し個体差を自
動的に補正する光デイスク再生装置を示すブロツク図で
ある。
【図7】光デイスクの構造の説明に供する略線図であ
る。
【図8】光デイスクに記録されている信号のフレーム及
びセクタ構成の説明に供する略線図である。
【図9】光デイスクの記録領域の内容の説明に供する略
線図である。
【図10】光デイスクからの再生信号をアイパターンで
示す特性曲線図である。
【図11】スキユーセンサの原理の説明に供する接続図
である。
【図12】図11と同様にスキユーセンサの原理の説明
に供する略線図である。
【図13】スキユーセンサの出力信号と光デイスクの傾
きとの関係の説明に供する略線図である。
【符号の説明】
10、30、40……光デイスク、11……情報トラツ
ク、12……ピツト、13……ミラー、20……スキユ
ーセンサ、21……LED、22……2分割フオトデイ
テクタ、23……レンズ、31、41……光ピツクアツ
プ、32、42……波形等化器、33、43……PLL
(フエーズロツクドループ)、34、36……切替えス
イツチ、35……エンベロープ検出回路、37……フオ
ーカスオフセツト制御回路、38……サーボ回路、39
……イコライザ制御回路、44……アドレスデコーダ
(ADEC)、45……タイミング発生回路、46……
4T繰り返し信号発生回路、47、50……乗算器、4
8、51……2乗回路、49……90°位相回路、52、
56……加算器、53……ローパスフイルタ(LP
F)、54、55……サンプルアンドホールド回路(S
/H)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/12 9295−5D 20/18 520 E 8940−5D

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の情報を記録し及び又は再生する光デ
    イスクにおいて、 上記光デイスク上の所定のトラツクに、上記光デイスク
    及び又は光デイスク再生装置の特性を測定する特性測定
    用パターンの信号を記録し、 再生時上記特性測定用パターンの信号を再生して、上記
    光デイスク及び又は上記光デイスク再生装置の特性を検
    出するようにしたことを特徴とする光デイスク。
  2. 【請求項2】上記特性測定用パターンの信号を、上記光
    デイスクの最内周側の特定のトラツク及び又は最外周側
    の特定のトラツクに記録するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の光デイスク。
  3. 【請求項3】上記特性測定用パターンの信号は、再生信
    号の周波数特性を測定するものであることを特徴とする
    請求項1に記載の光デイスク。
  4. 【請求項4】上記再生信号の周波数特性を測定する上記
    特性測定用パターンの信号は、最短記録波長から最長記
    録波長までで同期パターンを除く記録パターンの信号
    を、DCフリーとなるように記録フオーマツトに応じ
    て、少なくとも1トラツク分記録するようにしたことを
    特徴とする請求項3に記載の光デイスク。
  5. 【請求項5】上記特性測定用パターンの信号は、再生信
    号のクロストークを測定するものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の光デイスク。
  6. 【請求項6】上記再生信号のクロストークを測定する上
    記特性測定用パターンの信号は、少なくとも3本のトラ
    ツクに用い、上記光デイスク上を少なくとも4つの扇状
    領域に分割し、当該扇状領域毎に中央のトラツクに所定
    記録波長の記録パターンの信号を記録し、内周側及び外
    周側のトラツクの一方に上記中央のトラツクと同じ記録
    波長の記録パターンの信号を記録し、他方に異なる記録
    波長の記録パターンの信号を記録するようにしたことを
    特徴とする請求項5に記載の光デイスク。
  7. 【請求項7】光デイスク上の所定のトラツクに、上記光
    デイスク及び又は光デイスク再生装置の特性を測定する
    特性測定用パターンの信号が記録された光デイスクを再
    生する光デイスク再生装置において、 上記特性測定用パターンの信号を再生して、上記光デイ
    スク及び又は上記光デイスク再生装置の特性を検出する
    特性検出手段と、 当該特性検出手段の検出結果に応じて再生特性を補正す
    る特性補正手段とを具えることを特徴とする光デイスク
    再生装置。
  8. 【請求項8】上記特性測定用パターンの信号が、再生信
    号の周波数特性を測定するものである場合、上記特性補
    正手段は検出した上記周波数特性に応じて、フオーカス
    サーボ特性及び又は波形等化特性を補正するようにした
    ことを特徴とする請求項7に記載の光デイスク再生装
    置。
  9. 【請求項9】上記特性測定用パターンの信号が、再生信
    号のクロストークを測定するものである場合、上記特性
    補正手段は検出した上記クロストークの特性に応じて、
    スキユー特性を補正するようにしたことを特徴とする請
    求項7に記載の光デイスク再生装置。
  10. 【請求項10】光デイスク上の所定のトラツクに、上記
    光デイスク及び又は光デイスク再生装置の特性を測定す
    る特性測定用パターンの信号が記録された光デイスクを
    再生する光デイスク再生方法において、 上記特性測定用パターンの信号を再生して、上記光デイ
    スク及び又は上記光デイスク再生装置の特性を検出し、
    当該検出結果に応じて再生特性を補正するようにしたこ
    とを特徴とする光デイスク再生方法。
  11. 【請求項11】上記特性測定用パターンの信号が、再生
    信号の周波数特性を測定するものである場合、検出した
    上記周波数特性に応じて、フオーカスサーボ特性及び又
    は波形等化特性を補正するようにしたことを特徴とする
    請求項10に記載の光デイスク再生方法。
  12. 【請求項12】上記特性測定用パターンの信号が、再生
    信号のクロストークを測定するものである場合、検出し
    た上記クロストークの特性に応じて、スキユー特性を補
    正するようにしたことを特徴とする請求項10に記載の
    光デイスク再生方法。
JP22428994A 1994-08-25 1994-08-25 光デイスク、光デイスク再生装置及び光デイスク再生方法 Pending JPH0863751A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22428994A JPH0863751A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 光デイスク、光デイスク再生装置及び光デイスク再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22428994A JPH0863751A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 光デイスク、光デイスク再生装置及び光デイスク再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0863751A true JPH0863751A (ja) 1996-03-08

Family

ID=16811446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22428994A Pending JPH0863751A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 光デイスク、光デイスク再生装置及び光デイスク再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0863751A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000067251A1 (fr) * 1999-04-28 2000-11-09 Taiyo Yuden Co., Ltd. Procede et dispositif d'enregistrement d'information optique et support d'enregistrement sur lequel est enregistre le programme de commande d'enregistrement d'information optique

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000067251A1 (fr) * 1999-04-28 2000-11-09 Taiyo Yuden Co., Ltd. Procede et dispositif d'enregistrement d'information optique et support d'enregistrement sur lequel est enregistre le programme de commande d'enregistrement d'information optique
US7050367B1 (en) 1999-04-28 2006-05-23 Taiyo Yuden Co., Ltd. Optical information recording method and apparatus, and recorded medium where optical information recording control program is recorded

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6115350A (en) Optical disk having write power adjustment portion
US7706231B2 (en) Read-only recording medium, reproduction apparatus and reproduction method
KR100253618B1 (ko) 디스크를평가하는패턴을갖는광디스크
US7277374B2 (en) Optical disc discriminating apparatus, optical disc discriminating method, optical disc recording apparatus and optical disc reproducing apparatus
JP2002074678A (ja) 光学式記録媒体
KR100727919B1 (ko) 광정보 저장매체
US20060280108A1 (en) Optical disc
JPH0845081A (ja) 光ディスク媒体および光ディスク装置
JP3277585B2 (ja) 情報記録媒体、その記録装置および再生装置
US7061839B2 (en) Optical information recording medium and recording/reproducing apparatus for such medium
JP3277942B2 (ja) 記録媒体の再生装置および記録媒体の記録再生装置
US6819642B2 (en) Data recording device, data reproducing device, and optical disc
JP2002222536A (ja) 光スポット整形装置及び方法、光ピックアップ装置、並びに光ディスク装置
US7330422B2 (en) Optical storage medium having test pattern for measuring a modulation degree during recording process
JPH0863751A (ja) 光デイスク、光デイスク再生装置及び光デイスク再生方法
Furumiya et al. Optical disk recording system of 25-GB capacity
JP3246518B2 (ja) 信号再生方法
JP3201426B2 (ja) 信号記録方法
JP3191376B2 (ja) 情報記録方法
US20060256678A1 (en) Write strategy for a data storage system
KR20040002585A (ko) 광학 레코딩 매체의 링크 갭 검출장치 및 그 방법
KR20060006968A (ko) 확장된 초점 제어
JP3223881B2 (ja) 情報記録装置
JP3191763B2 (ja) 情報記録媒体
JPH0573915A (ja) 光学的記録再生装置