JPH086331A - 印刷装置の用紙搬送制御方式 - Google Patents

印刷装置の用紙搬送制御方式

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JPH086331A
JPH086331A JP6138919A JP13891994A JPH086331A JP H086331 A JPH086331 A JP H086331A JP 6138919 A JP6138919 A JP 6138919A JP 13891994 A JP13891994 A JP 13891994A JP H086331 A JPH086331 A JP H086331A
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paper
engine
controller
length
size
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Application number
JP6138919A
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Inventor
Kazuhiko Iida
和彦 飯田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ページプリンタにおいて、使用可能な用紙サ
イズがどのように変更されても、コントローラとエンジ
ンとの間のビデオインタフェースを変更する必要がない
ようにする。また、どのような用紙サイズが指定されて
も、正確な用紙搬送制御ができるようにする。更に、単
位時間あたりの印刷枚数を向上させる。 【構成】 コントローラが、指定された用紙サイズから
用紙長さを算出してエンジンに通知し、エンジンは、コ
ントローラから通知された用紙長さを実際の用紙が有す
るとみなして用紙搬送を実行する。エンジンは、用紙搬
送中に用紙の実長を計測してコントローラに通知し、コ
ントローラは、エンジンから通知された用紙実長に基づ
いて用紙サイズエラーの有無を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ページプリンタに代表
される単票用紙を用いる印刷装置における用紙搬送の制
御方式に関し、特に、用紙サイズセンサを持たない印刷
装置において、セットされた用紙のサイズを判定し正し
いサイズの用紙だけを搬送するための技術の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】印刷装置は一般に、ホストコンピュータ
からデータを受信して印刷すべきイメージのビットマッ
プデータを作成するコントローラと、コントローラから
イメージをビットマップデータを取込んで用紙に印刷す
るエンジンとから構成されている。
【0003】さて、従来の紙サイズセンサを持たないペ
ージプリンタでは、セットされた用紙が指定されたサイ
ズの用紙であるかどうかをチェックするために、次のよ
うな2種類の方式のいずれかを採用している。
【0004】第1の方式は、エンジンが、電源投入直後
又はエンジン内に用紙が無い状態(以下、ペーパエンプ
ティという)からの1枚目の用紙搬送の際に、用紙セン
サからの信号と搬送速度とに基づいて用紙の搬送方向の
長さを測定し、それがエンジンに予めプログラムされて
いる定型の用紙サイズ(A4、B5、レター等)のどれ
に該当するのかを判断し、該当した定型サイズの型番
(A4、B5、レター等)をコントローラに通知するも
のである。さらに、エンジンでは、測定した用紙の長さ
が定型サイズのいずれにも該当しない場合には、用紙サ
イズエラーと判断して、印刷を一旦中止すると共に、転
写ドラムのクリーニングを行う。
【0005】第2の方式は、コントローラがホストコン
ピュータから指定された紙サイズを定型サイズの型番
(A4、B5、レター等)の形式でエンジンに伝え、エ
ンジンでは、電源投入直後又はペーパエンプティからの
1枚目の用紙搬送の際に、用紙の搬送方向長さを測定し
て定型サイズのどれに該当するかを推定し、該当した定
型サイズの型番をコントローラに報告するものである。
そして、コントローラでは、ホストコンピュータから指
定された定型サイズと、エンジンから報告された定型サ
イズとを比較し、違っていたら用紙サイズエラーと判断
して、エンジンに対してドラムのクリーニングを指令す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術の一つ
の問題は、エンジンが用紙サイズを処理する場合、定型
サイズの型番を用いて処理しているため、機種によって
使用できる定型サイズが変る度に、コントローラとエン
ジンの間のインタフェース(ビデオインタフェース)を
変更しなければならない点である。
【0007】また、定型サイズ以外の用紙サイズを指定
した場合には、それに近い定型サイズで処理されるた
め、用紙搬送制御の正確性に欠けるという問題もある。
【0008】また、1枚目の用紙搬送の際は用紙長さを
測定するために、その長さの測定が完了しないと、つま
り、用紙センサ上を用紙が通過し終わらないと、2枚目
の用紙の搬送を開始できないため、単位時間あたりの印
刷枚数つまり印刷速度を向上させることが難しい。
【0009】また、1枚目の用紙の搬送時には、その実
際の用紙サイズが未判明であることから、紙ジャム検出
のための用紙搬送時間の上限値を、使用可能な用紙の最
大サイズに合せておくため、紙ジャムの検出が遅れてエ
ンジンの停止が遅れ、エンジンの故障の原因となりやす
い。
【0010】更に、転写ドラムを用いた印刷装置では、
紙サイズエラーが発生する度に必ず転写ドラムのクリー
ニングを行っているが、用紙サイズが間違っていても印
刷イメージが用紙からはみ出ていない限りはクリーニン
グは必要でないから、無駄なクリーニングを行っている
可能性があり、それにより全体としての印刷速度を低下
させてしまっている。特に、手差しで給紙する場合は、
1枚給紙する毎に異なる用紙長さが測定されることがあ
るが、その度に用紙サイズエラーとクリーニングとが発
生すると、極端に印刷速度が低下する。
【0011】本発明は以上の事情に鑑みなされたもの
で、その主たる目的は、使用可能な用紙サイズがどのよ
うに変更されても、ビデオインタフェースを変更する必
要がないようにすることにある。
【0012】また、副次的な目的は、どのような用紙サ
イズが指定されても、正確な用紙搬送制御ができるよう
にすることである。
【0013】また、別の副次的目的は、単位時間あたり
の印刷枚数を向上させることにある。
【0014】更に別の副次的目的は、第1枚目の用紙に
対する紙ジャムの検出が遅れないようにすることであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に従う用紙搬送制
御方式は、コントローラが、指定された用紙サイズから
用紙長さを算出してエンジンに通知し、エンジンは、コ
ントローラから通知された用紙長さを実際の用紙が有す
るとみなして用紙搬送を実行することを特徴とする。
【0016】好適な実施例では、エンジンは、用紙を搬
送しているときにその実長を計測してコントローラに通
知し、コントローラは、エンジンから通知された用紙実
長に基づいて用紙サイズエラーの有無を判断する。
【0017】
【作用】本発明の方式によれば、コントローラからエン
ジンに対しては、指令された用紙サイズの型番ではなく
用紙長さが通知される。そして、エンジンは、その通知
された用紙長さが実際の用紙の長さであるとみなして用
紙搬送を実行する。
【0018】このように、用紙長さをエンジンに通知
し、エンジンではその用紙長さに基づいて用紙搬送の制
御を行うため、エンジンは用紙の定型サイズを意識する
必要がなくなり、従って機種によって使用できる定型サ
イズが違っても、共通のビデオインタフェースを使うこ
とが可能となる。また、指定された用紙サイズが定型か
非定型かに関係なく、エンジンでは正確な用紙搬送制御
が可能である。
【0019】更に、エンジンでは、コントローラから通
知された用紙長さを実際の用紙が有するものとみなして
用紙搬送を行うため、最初の1枚目からその通知された
用紙長さに合った最大レートで搬送を開始でき、また、
紙ジャム検出用の上限時間もその通知された用紙長さに
応じた値にセットすることができる。実際の用紙が指定
とは異なるサイズであるケースは実際上まれであるか
ら、大部分のケースにおいて単位時間当りの印刷枚数を
向上させることができるし、紙ジャムが発生した場合に
は迅速にエンジンを停止することができる。一方、もし
間違ったサイズの用紙がセットされていた場合には、用
紙搬送のレートや紙ジャム検出用の上限時間が実際の用
紙サイズに適していないことになるが、その場合には、
いずれにしても用紙サイズエラーとして正しいサイズの
用紙をセットし直す必要が生じるから実用上格別の支障
はない。
【0020】更に、好適な実施例のように、搬送した用
紙の長さをエンジンが測定してコントローラに報告し、
コントローラで用紙サイズエラーを判断する場合には、
用紙サイズエラー発生時にエンジンを停止するか否かを
コントローラが決定することができる。そのため、例え
ば、用紙サイズエラーが生じても停止せずに印刷を続行
する場合、実際の用紙サイズが指定サイズより小さい時
は停止するが大きい時は停止せずに印刷を続行する場
合、用紙サイズエラーが生じれば必ず停止する場合、な
どを実現しようとした時、ビデオインタフェースやエン
ジンの設計を全く変えずに、コントローラの設計変更だ
けで簡単に実現できる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の用紙搬送方式が適用されるペ
ージプリンタの一実施例の概略構成を示す。
【0022】図1において、プリンタ3はホストコンピ
ュータ1(以下、ホストと略称する)と接続され、ホス
ト1から印刷すべきイメージを記述したデータや各種の
制御命令を受信する。プリンタ3のホスト1に対するイ
ンタフェース5は、一般にホストインタフェースと呼ば
れる。
【0023】プリンタ3の内部構成は、コントローラ7
とエンジン11とに大別できる。コントローラ7とエン
ジン11との間のインタフェース9は、一般にビデオイ
ンタフェースと呼ばれる。
【0024】コントローラ7は、プログラムされたマイ
クロコンピュータであって、その主たる役割は、ホスト
1からの受信データを解釈して印刷すべきイメージのビ
ットマップデータを作成すること、及び、エンジン11
が行う印刷動作のタイミングを制御することである。
【0025】エンジン11は、用紙13を搬送する機構
15、ドラム17、転写ローラ19、現像器21、クリ
ーナー23、定着ローラ25、レーザー光27、帯電ロ
ーラ29等から構成され、コントローラ7によるタイミ
ング制御の下で、コントローラ7からイメージのビット
マップデータを取り込み、用紙13を搬送し、その用紙
13にイメージを印刷して排出する。
【0026】また、クリーニング時には、転写ローラ1
9に印刷時とは逆極性の電圧をかけ、転写ローラ19に
付着したトナーをドラム17に戻し、クリーナー23で
トナーを除去する。
【0027】このページプリンタで使用できる用紙13
のサイズは、機械的制約が許す範囲内で自由に選択でき
る。即ち、A4、B5等の型番で特定される定型サイズ
の用紙は勿論、ミリメートルやインチで表した任意の寸
法の用紙も使用することができる。使用する用紙のサイ
ズの指定は、プリンタの図示しないコントロールソール
パネル(以下、コンパネと略称する)からもできるし、
ホスト1から行うこともできる。
【0028】図2及び図3は、このプリンタにおけるコ
ントローラ7及びエンジン11が行う処理の流れを、主
として用紙搬送に関する処理に焦点をあてて示したもの
である。
【0029】まず、図2を参照して、コントローラ7で
の処理を説明する。
【0030】電源が投入されると、まず、コントローラ
7の内部及び周辺部分の初期チェックを行い、問題が無
ければ、用紙サイズの選択を含む各種の環境やステータ
スに関し、予めプログラムされたデフォルト値を設定す
る(S1)。そして、それら環境やステータスのうち、
エンジン11へ通知する必要のある所定の項目について
は、それぞれの設定値をエンジン11に通知する(S
1)。このエンジン11に通知される項目の一つに、用
紙サイズがある。この用紙サイズについては、そのデフ
ォルト値が例えば「A4」判のような定型サイズを指定
していたとしても、その型番「A4」ではなく、その用
紙搬送方向に沿った寸法値(以下、紙長さという)Aを
設定値としてコントローラ7内に記憶すると共に、この
紙長さAをエンジン11に通知する。
【0031】次に、コンパネからの設定値等の入力及び
ホストからのデータの受信、に対する待ち状態に入る
(S2、S5)。この状態において、コンパネから例え
ば用紙サイズに関し別のサイズが入力されれば、それに
従って用紙サイズの設定値を変更するとともに(S
3)、変更した用紙サイズをエンジン11に通知する
(S4)。この場合も、コンパネから例えば「B5」判
のような定型サイズが入力されたとしても、コントロー
ラ7はこれを用紙長さAに変換して設定値として記憶す
ると共に、この用紙長さAをエンジン11に通知する。
【0032】また、上記待ち状態においてホストからデ
ータを受信すると、この受信データに対する印刷処理に
入る。この印刷処理では、まず1頁分の受信データを解
析し(S6)、この受信データの中に用紙サイズの指定
が含まれていれば(S7)、その指定が定型サイズの型
番か自由設定の寸法値かをチェックし(S8)、型番で
あればその型番に対応した紙長さAを算出し(S9)、
寸法値であればその中から紙長さAを抽出して、この紙
長さAを記憶すると共にエンジン11に通知する(S1
0)。
【0033】次に、受信データの解析結果に基づいて、
現在印刷中の頁の次の頁に対する印刷イメージを作成
し、また、その頁の印刷に必要な制御命令を生成して、
エンジン11に送信する(S11)。このとき、作成し
たその頁の印刷イメージがもつ用紙搬送方向での最大ア
ドレス(以下、最大長という)Bと用紙搬送と直角方向
での最大アドレス(以下、最大幅という)Cとを記憶す
る(S12)。
【0034】次に、エンジン11から紙ジャム発生の通
知が来てないかをチェックする(S13)。紙ジャムの
通知が来た場合には、処理を一旦停止する。その後、ユ
ーザによってジャムした紙が除去されてコンパネから復
旧の旨が入力されと(S15)、停止した処理を再開す
る。エンジン11において紙ジャムが発生せず正常に印
刷が行われた場合や、紙ジャムが発生してもそれが復旧
して改めて正常な印刷が行われると、エンジン11か
ら、その印刷した用紙の搬送方向での実際の長さ(以
下、紙実長さという)Dが通知されて来る(S16)。
【0035】この紙実長さDを受けると、この紙実長さ
Dと、先にコンパネ又はホストから指定された紙長さA
とを比較する(S17)。その結果、実質的にA=Dで
あれば(つまり、Aに対して用紙寸法のばらつきを考慮
した一定の変動範囲内にDが入れば)、指定された通り
のサイズの用紙に対して印刷を行ったと判断して、ステ
ップS5に戻り、後続の頁に対する印刷処理に進む。一
方、AとDが実質的に一致しない場合は、紙サイズのエ
ラーと判断し、コンパネにエラー表示を出すと共にエン
ジンに紙サイズエラーを通知する(S18)。
【0036】この紙サイズエラーの場合には、次に、紙
実長さDから用紙の実幅Eを推定する(S19)。この
推定の方法は、例えば、実長さDを、予めプログラムさ
れている定型サイズの縦横寸法に照合して、その用紙が
どの定型サイズに該当するかを推定し、該当する定型サ
イズの幅寸法(=上記縦横寸法のうち実長さDに一致す
る方とは異なる方の寸法)を実幅Eとする方法などが採
用できる。なお、使用用紙が非定型サイズであるときに
は、実長さDに近い寸法を持った定型サイズを候補とし
て挙げ、それら候補の幅寸法の中の最大のものを実幅E
とする。
【0037】なお、用紙の実幅Eを得る別の方法とし
て、エンジン11にて実幅Eを測ってコントローラ7に
通知するようにしてもよい。
【0038】次に、こうして得た用紙の実長さDと実幅
Eとを、その用紙に印刷したイメージの最大長Bと最大
幅Cと比較する(S20)。その結果、D<B又はE<
Cである場合には、印刷イメージが用紙からはみ出して
いたと判断し、転写ドラム17のクリーニングをエンジ
ン11に対して命じる(S21)。一方、印刷イメージ
が用紙内に収っている場合には、クリーニング命令は発
しない。
【0039】その後、ユーザによって正しいサイズの用
紙がセットされてコンパネから復旧の旨が入力される
と、ステップS5に戻って、後続の頁に対する印刷処理
に進む。
【0040】次に、図3を参照して、エンジン11での
処理を説明する。
【0041】電源が投入されると、まずエンジン11の
内部及び周辺部分の初期チェックを行い(S31)、問
題がなければ、次にコントローラ7から紙長さA等の設
定値を受信し(S32)、エンジン11の状態を受信し
た設定値に適合したものにセットする(S33)。例え
ば、受信した紙長さAに対しては、その紙長さAに応じ
た最大レートで用紙をフィードできるように用紙フィー
ドのタイミングを設定し、また、紙ジャム検出のための
用紙搬送時間の上限値も紙長さAに適した値に設定す
る。
【0042】次に、コントローラ7からの印刷イメージ
及び印刷のための制御命令を受信する待ち状態に入る
(S34)。この待ち状態において、印刷イメージ及び
印刷命令を受信すると、先に設定した紙長さAに応じた
最大レートで用紙の搬送を開始すると共に、その用紙へ
の印刷イメージの印刷を行う(S35)。そして、用紙
搬送中に紙ジャムが発生したか否かをチェックする(S
36、S37)。この場合、紙長さAに適した用紙搬送
上限値を越えても用紙搬送が終了しなければ、紙ジャム
発生と判断し、用紙搬送及び印刷を一旦停止し、紙ジャ
ムをコントローラ7へ通知する(S38)。この後、コ
ントローラ7から復旧の旨が通知されると(S39)、
初期チェック(S31)直後の状態に戻す。
【0043】この過程で、搬送される用紙の後端部を検
出する度に(S36)、搬送した用紙の実長さDを算出
しコントローラ7に通知する(S40)。尚、紙実長さ
Dは、エンジン11に設けられた用紙センサ(図示せ
ず)が用紙を検出している時間と用紙搬送の速度とから
計算することができる。
【0044】次に、コントローラ7から紙サイズエラー
の通知を受信したか否かをチェックし(S41)、紙サ
イズエラーがなければ、ステップS32に戻って後続の
用紙に対する用紙送り及び印刷の処理を行う。一方、紙
サイズエラーが発生した場合は、コントローラ7からク
リーニング命令が入ってくるをチェックする(S4
2)。そして、クリーニング命令を受信した場合は、転
写ドラム17のクリーニングを行ない(S43)、クリ
ーニング終了後ステップS32に戻って後続の用紙に対
する処理を再開する。
【0045】以上のように、本実施例では、コントロー
ラ7からエンジン11に対して指定された用紙の長さを
通知し、エンジン11では実際に搬送した用紙の長さを
コントローラ7に返し、コントローラ7において用紙サ
イズエラーの有無をチェックしている。そのため、エン
ジン11は、従来のように用紙の定型サイズを意識する
必要がなくなり、結果として、用紙サイズの指定が自由
にできると共に、従来のように使用可能な定型サイズが
変更された時にエンジン11の動作プログラムやビデオ
インターフェースを変更しなくてはならないという設計
上の面倒がなくなる。
【0046】また、エンジン11では、コントローラ7
から通知された用紙サイズに従って、最初の1頁目から
用紙を最大レートで搬送するようにしているので、印刷
速度の向上に寄与できる。更に、用紙サイズエラーが生
じたとき、印刷イメージが用紙からはみ出したときだけ
クリーニングを行うようにしているので、不要なクリー
ニングが回避され、印刷速度の向上に更に寄与できる。
【0047】また、コントローラ7から通知された用紙
サイズに従って、最初の1頁目から紙ジャム検出のため
の用紙搬送時間の上限値を設定しているので、紙ジャム
を迅速に検出できエンジンを早期に停止できる。
【0048】尚、このようにコントローラ7から通知さ
れた用紙サイズを信用して最初から用紙搬送制御を行っ
ても、異なるサイズの用紙がセットされている確率は実
際かなり低く、また、異なるサイズの用紙がセットされ
ていた場合でも、その用紙を1枚搬送した時点で用紙サ
イズエラーが判明するため、実用上特に支障が無い。強
いて問題を挙げるとすれば、指令された用紙サイズより
も大幅に大きい用紙がセットされていた場合に、用紙の
搬送途中で紙ジャムと判定される可能性がある点である
が、この場合は用紙サイズエラーであるからいずれにし
ても正しい用紙をセットし直さなければならないので、
やはり、実用上格別の支障はない。
【0049】また、紙サイズエラーのチェックをコント
ローラ7だけが行ないエンジン11はコントローラ7か
らの命令で印刷停止するようになっているため、上記実
施例のように紙サイズエラーが生じたら必ず印刷を停止
するという方式に代えて、例えば印刷イメージより大き
い用紙に印刷した場合には印刷を停止せずに続行する、
といった方式に変更することも、コントローラ7のプロ
グラム変更だけで可能であるため、こうした用紙サイズ
エラーに対する取扱方式の選択をユーザが任意に行える
ようにすることもできる。そのようにした場合には、特
に、後者の方式を選択すると、ユーザが任意に用意した
特別サイズの用紙や不揃いのサイズの用紙にも、印刷す
ることができるので、例えば、原稿が完全に印刷されて
いさえすれば用紙のサイズは問題にしない用途とか、故
意に奇妙なサイズの用紙を用いて印刷したい用途などに
対して便利である。
【0050】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で他の種々の態
様でも実施することが可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コントローラからエンジンに対して指令された用紙サイ
ズに対応する用紙長さを通知し、エンジンではその用紙
長さに基づいて用紙搬送の制御を行うため、エンジンは
用紙の定型サイズを意識する必要がなくなり、従って機
種によって使用できる定型サイズが違っても、共通のビ
デオインタフェースを使うことが可能となる。また、指
定された用紙サイズが定型か非定型かに関係なく、エン
ジンでは正確な用紙搬送制御が可能である。
【0052】更に、エンジンでは、コントローラから通
知された用紙長さを実際の用紙が有するものとみなして
用紙搬送を行うため、単位時間当りの印刷枚数を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方式が適用されるページプリンタの一
実施例の概略構成を示すブロック図。
【図2】同実施例のコントローラが行う処理の流れを示
すフローチャート。
【図3】同実施例のエンジンが行う処理の流れを示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 3 プリンタ 5 ホストインタフェース 7 コントローラ 9 ビデオインタフェース 11 エンジン 13 用紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単票用紙を用いる印刷装置における用紙搬
    送制御方式において、 外部装置から印刷に必要なデータを受信してこの受信デ
    ータを解析するコントローラと、このコントローラから
    前記受信データの解析結果を受けて用紙搬送及び印刷を
    行うエンジンとを備え、 前記コントローラが、指定された用紙サイズから用紙長
    さを算出する手段と、この用紙長さを前記エンジンに通
    知する手段とを有し、 前記エンジンが、前記コントローラから通知された用紙
    長さを実際の用紙が有するとみなして、用紙搬送を実行
    する手段を有することを特徴とする印刷装置の用紙搬送
    制御方式。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方式において、 前記エンジンが、搬送している用紙の実長を計測する手
    段と、計測した用紙実長を前記コントローラに通知する
    手段とを有し、 前記コントローラが、前記エンジンから通知された用紙
    実長に基づいて用紙サイズエラーの有無を判断する手段
    を有することを特徴とする印刷装置の用紙搬送制御方
    式。
JP6138919A 1994-06-21 1994-06-21 印刷装置の用紙搬送制御方式 Pending JPH086331A (ja)

Priority Applications (4)

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JP6138919A JPH086331A (ja) 1994-06-21 1994-06-21 印刷装置の用紙搬送制御方式
EP95109651A EP0693717B1 (en) 1994-06-21 1995-06-21 Paper feed control system in a printing unit
US08/493,393 US5671163A (en) 1994-06-21 1995-06-21 Paper feed control system in printing unit
DE69509449T DE69509449T2 (de) 1994-06-21 1995-06-21 Papierzufuhrsteuersystem für eine Druckeinheit

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100395536B1 (ko) * 2001-11-13 2003-08-25 삼성전자주식회사 잉크젯 프린터의 인쇄용지길이 감지방법
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