JPH086295Y2 - 探傷検査装置 - Google Patents
探傷検査装置Info
- Publication number
- JPH086295Y2 JPH086295Y2 JP9810090U JP9810090U JPH086295Y2 JP H086295 Y2 JPH086295 Y2 JP H086295Y2 JP 9810090 U JP9810090 U JP 9810090U JP 9810090 U JP9810090 U JP 9810090U JP H086295 Y2 JPH086295 Y2 JP H086295Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- billet
- holding
- rollers
- roller
- guide
- Prior art date
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
- G01N2291/048—Transmission, i.e. analysed material between transmitter and receiver
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用範囲〕 本考案は鉄鋼又は非鉄鋼製品である線材や板材を生産
する連続鋳造圧延装置に於いて、その過程で製造された
鋳塊のビレット内部に発生する欠陥を連続的に検査する
探傷検査装置に関するものである。
する連続鋳造圧延装置に於いて、その過程で製造された
鋳塊のビレット内部に発生する欠陥を連続的に検査する
探傷検査装置に関するものである。
第7図は線材を生産する連続鋳造圧延装置による製造
過程の一例を示す。図中20は溶湯、2は鋳造機、22はコ
ンベア、1は鋳塊(ビレット)、23は連続圧延機、24は
線材である。
過程の一例を示す。図中20は溶湯、2は鋳造機、22はコ
ンベア、1は鋳塊(ビレット)、23は連続圧延機、24は
線材である。
第8図は前記線材24の製造過程に於けるワークの断面
形状の変化を示す。
形状の変化を示す。
同図に於いて鋳塊(ビレット)1の状態が第7図の連
続圧延機23により、圧延初期25の形状から順次連続圧延
され、圧延機は所要の寸法の線材(線用素材)24が得ら
れる。
続圧延機23により、圧延初期25の形状から順次連続圧延
され、圧延機は所要の寸法の線材(線用素材)24が得ら
れる。
従来上記製造時の品質検査として、製品となった板材
又は線材24の状態で渦電流又は超音波探傷検査を行って
いた。ただし、これら製造過程で製品の品質向上を図る
ためには、ビレット1の状態で内部に生ずる欠陥を検出
する非破壊検査を行うことが望まれていた。しかし、ビ
レット1が高温状態でかつ高速で連続的に圧延機23側に
流れている等の要因により、これまでビレット1の状態
で連続して非破壊検査する方法がなかった。
又は線材24の状態で渦電流又は超音波探傷検査を行って
いた。ただし、これら製造過程で製品の品質向上を図る
ためには、ビレット1の状態で内部に生ずる欠陥を検出
する非破壊検査を行うことが望まれていた。しかし、ビ
レット1が高温状態でかつ高速で連続的に圧延機23側に
流れている等の要因により、これまでビレット1の状態
で連続して非破壊検査する方法がなかった。
上記従来の検査方法では線材又は板材になった製品の
状態で欠陥の検出を行っているため、不良品が発生した
場合の生産コストの損失が大きい。そこで製造過程のビ
レットが高温の状態で電磁超音波トランスデューサ(EM
AT)を用いる探傷検査装置も考えられるが、ビレットは
断面形状でみた場合、凝固冷却状態により表面に凹凸、
うねり、曲面が生じるため、検査面とEMATとの倣い性が
悪く安定した探傷検査ができなかった。
状態で欠陥の検出を行っているため、不良品が発生した
場合の生産コストの損失が大きい。そこで製造過程のビ
レットが高温の状態で電磁超音波トランスデューサ(EM
AT)を用いる探傷検査装置も考えられるが、ビレットは
断面形状でみた場合、凝固冷却状態により表面に凹凸、
うねり、曲面が生じるため、検査面とEMATとの倣い性が
悪く安定した探傷検査ができなかった。
本考案は上記課題を解決するため次の手段を講ずる。
すなわち、探傷検査装置として、連続鋳造圧延装置で
製造されるビレットの非破壊検査において、 上記ビレットの幅のほぼ半分の幅を持ち、前後にロー
ラを持つ2つの保持台枠と、 上記ローラ間に配置され同ローラの踏面より所定の隙
間をあけて上記保持台枠の1つに取付けられる超音波の
送信器と、 上記ローラ間に配置され同ローラの踏面より所定の隙
間をあけて上記保持台枠の他の1つに取付けられる超音
波の受信器と、 上記保持台枠を上記ビレット上に、左右に隣接して乗
せけい留する手段と、ガイドと を備えてなることを特徴とする探傷検査装置。
製造されるビレットの非破壊検査において、 上記ビレットの幅のほぼ半分の幅を持ち、前後にロー
ラを持つ2つの保持台枠と、 上記ローラ間に配置され同ローラの踏面より所定の隙
間をあけて上記保持台枠の1つに取付けられる超音波の
送信器と、 上記ローラ間に配置され同ローラの踏面より所定の隙
間をあけて上記保持台枠の他の1つに取付けられる超音
波の受信器と、 上記保持台枠を上記ビレット上に、左右に隣接して乗
せけい留する手段と、ガイドと を備えてなることを特徴とする探傷検査装置。
上記手段により、ローラはビレット上面の上で回転
し、ビレットの凹凸、うねり、曲面の変化に追従し、保
持台枠上の超音波の送信器と受信器の底を所定の隙間近
傍に維持する。したがって、この間送信器から斜め方向
に超音波が発せられ、受信器で受信されることによりビ
レット中の欠陥が自動的に安定して検出されるようにな
る。
し、ビレットの凹凸、うねり、曲面の変化に追従し、保
持台枠上の超音波の送信器と受信器の底を所定の隙間近
傍に維持する。したがって、この間送信器から斜め方向
に超音波が発せられ、受信器で受信されることによりビ
レット中の欠陥が自動的に安定して検出されるようにな
る。
本考案の一実施例を第1図から第5図によって説明す
る。
る。
第1図は斜視図、第2図は平面図、第3図は側面図、
第4図はガイド装置の斜視図、第5図は作用説明図であ
る。第1図から第3図にて、ビレット1の幅のほぼ半分
の長さを持つローラ5が前後に配置される。またローラ
5は左右のほぼ面を鉛直にした側板6と保持側板3間に
取付けられる。第2図中7はローラ軸、9は軸受ベアリ
ングである。この保持台枠を2つ設ける。
第4図はガイド装置の斜視図、第5図は作用説明図であ
る。第1図から第3図にて、ビレット1の幅のほぼ半分
の長さを持つローラ5が前後に配置される。またローラ
5は左右のほぼ面を鉛直にした側板6と保持側板3間に
取付けられる。第2図中7はローラ軸、9は軸受ベアリ
ングである。この保持台枠を2つ設ける。
保持台枠の1つの、ローラ5間に電磁超音波トランス
デューサの送信側である送信器2が配置され、ローラ5
の踏面a(第3図)から所定の隙間dをあけて、止めね
じ4で保持側板3に取付けられる。
デューサの送信側である送信器2が配置され、ローラ5
の踏面a(第3図)から所定の隙間dをあけて、止めね
じ4で保持側板3に取付けられる。
上記と同様に、保持台枠の他の1つに、超音波の受信
側である受信器8が、保持台枠の他の1つに取付けられ
る。
側である受信器8が、保持台枠の他の1つに取付けられ
る。
2つの保持台枠は側板6の面を対向して所定の隙間を
あけて左右に配置される。また保持台枠の後端上面間は
柔軟性、耐熱性、耐久性に優れた金属で作られた薄い板
バネの接続板10によりその面を水平にして結合される。
さらに前端上面間も上記と同様の板バネの接続板10で、
同様に結合される。図では接続板10は二又形のけい留板
11と一体に作られている。
あけて左右に配置される。また保持台枠の後端上面間は
柔軟性、耐熱性、耐久性に優れた金属で作られた薄い板
バネの接続板10によりその面を水平にして結合される。
さらに前端上面間も上記と同様の板バネの接続板10で、
同様に結合される。図では接続板10は二又形のけい留板
11と一体に作られている。
また接続板10の両端には鉛直なガイド13が取付けネジ
14で取付けられ、その左右の対向面部には第4図に示す
ように枕状の突起18を持っている。
14で取付けられ、その左右の対向面部には第4図に示す
ように枕状の突起18を持っている。
以上において、ビレット1上に保持台枠を乗せ、けい
留板11の先端を、ビレット1上方の固定されたけい留片
12に接続ピン15でつなぐと、ビレット1上面をローラ5
が回転し、送信器2と受信器8の底と、ビレット1上面
はの隙間がほぼ所定の値dに保たれる。また保持台枠は
板バネの接続板10で結合されているので、第5図に示す
ようにたわむことによって、ビレット1表面の凹凸、う
ねり、等に追従し、上記隙間がほぼ所定値dに維持され
る。さらに左右の位置もガイド13により、大きくずれな
いように維持される。
留板11の先端を、ビレット1上方の固定されたけい留片
12に接続ピン15でつなぐと、ビレット1上面をローラ5
が回転し、送信器2と受信器8の底と、ビレット1上面
はの隙間がほぼ所定の値dに保たれる。また保持台枠は
板バネの接続板10で結合されているので、第5図に示す
ようにたわむことによって、ビレット1表面の凹凸、う
ねり、等に追従し、上記隙間がほぼ所定値dに維持され
る。さらに左右の位置もガイド13により、大きくずれな
いように維持される。
したがって、電磁超音波トランスデューサの送信器2
から斜めに超音波を入射し、受信器8がそれを受けるこ
とにより、ビレット1内の巣等の欠陥が精度よく、高感
度で検出されるようになる。
から斜めに超音波を入射し、受信器8がそれを受けるこ
とにより、ビレット1内の巣等の欠陥が精度よく、高感
度で検出されるようになる。
ガイドのその他の実施例を第6図に示す。このガイド
13aには突起の代りにローラ19を取付け、ビレット1へ
の影響を少くしたものである。
13aには突起の代りにローラ19を取付け、ビレット1へ
の影響を少くしたものである。
以上に説明したように本考案によれば、ローラを持つ
2つの保持台枠上に、電磁超音波トランスデューサの送
信器および受信器が、個々に取付けられていて、ビレッ
ト上に左右に乗せられけい留する手段でけい留されてい
る。したがって、ビレットの凹凸、うねり等があっても
ローラがその上で回るとともにガイドにより常に安定し
ているため、ビレット上面と、送信器、受信器との隙間
がほぽ一定に維持され、かつお互の間隔もほぼ一定に維
持されるので、ビレット内部の欠陥が精度よく高感度で
検出されるようになる。
2つの保持台枠上に、電磁超音波トランスデューサの送
信器および受信器が、個々に取付けられていて、ビレッ
ト上に左右に乗せられけい留する手段でけい留されてい
る。したがって、ビレットの凹凸、うねり等があっても
ローラがその上で回るとともにガイドにより常に安定し
ているため、ビレット上面と、送信器、受信器との隙間
がほぽ一定に維持され、かつお互の間隔もほぼ一定に維
持されるので、ビレット内部の欠陥が精度よく高感度で
検出されるようになる。
第1図は、本考案の一実施例の全体斜視図、第2図は同
実施例の全体平面図、第3図は同実施例の全体側面図、
第4図は同実施例のガイドの斜視図、第5図(a),
(b)は同実施例の作用説明図、第6図は本考案の他の
実施例のガイドの斜視図、第7図は従来のアルミニウム
の連続鋳造圧延設備の説明図、第8図は同従来例の連続
圧延各段階の加工における断面の説明図である。 1……鋳塊(ビレット),2……送信器,3……保持側板,4
……止めねじ5……ローラ,6……側板,7……ローラ軸,8
……受信器,9……軸受用ベアリング,10……接続板,11…
…けい留板,12……けい留片,13,13a……ガイド,14……
取付ネジ,15……接続ピン,18……枕状突起,19……ロー
ラ。
実施例の全体平面図、第3図は同実施例の全体側面図、
第4図は同実施例のガイドの斜視図、第5図(a),
(b)は同実施例の作用説明図、第6図は本考案の他の
実施例のガイドの斜視図、第7図は従来のアルミニウム
の連続鋳造圧延設備の説明図、第8図は同従来例の連続
圧延各段階の加工における断面の説明図である。 1……鋳塊(ビレット),2……送信器,3……保持側板,4
……止めねじ5……ローラ,6……側板,7……ローラ軸,8
……受信器,9……軸受用ベアリング,10……接続板,11…
…けい留板,12……けい留片,13,13a……ガイド,14……
取付ネジ,15……接続ピン,18……枕状突起,19……ロー
ラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 矢野 俊三 兵庫県神戸市兵庫区小松通5―1―16 株 式会社神菱ハイテック内 (72)考案者 〆野 利昭 兵庫県神戸市兵庫区小松通5―1―16 株 式会社神菱ハイテック内 (56)参考文献 実公 平2−20692(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】連続鋳造圧延装置で製造されるビレットの
非破壊検査において、 上記ビレットの幅のほぼ半分の幅を持ち、前後にローラ
を持つ2つの保持台枠と、上記ローラ間に配置され同ロ
ーラの踏面より所定の隙間をあけて上記保持台枠の1つ
に取付けられる超音波の送信器と、上記ローラ間に配置
され同ローラの踏面より所定の隙間をあけて上記保持台
枠の他の1つに取付けられる超音波の受信器と、上記保
持台枠を上記ビレット上に、左右に隣接して乗せけい留
する手段と、ガイドとを備えてなることを特徴とする探
傷検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9810090U JPH086295Y2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 探傷検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9810090U JPH086295Y2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 探傷検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0455563U JPH0455563U (ja) | 1992-05-13 |
JPH086295Y2 true JPH086295Y2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=31839017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9810090U Expired - Fee Related JPH086295Y2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 探傷検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086295Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5960032B2 (ja) * | 2012-11-14 | 2016-08-02 | 三菱重工業株式会社 | 管外面及び内面検査装置 |
-
1990
- 1990-09-20 JP JP9810090U patent/JPH086295Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0455563U (ja) | 1992-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |