JPH086279B2 - 製紙装置上の微性物堆積物を抑制するための方法及びそれによつて得た紙 - Google Patents

製紙装置上の微性物堆積物を抑制するための方法及びそれによつて得た紙

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JPH086279B2
JPH086279B2 JP1204933A JP20493389A JPH086279B2 JP H086279 B2 JPH086279 B2 JP H086279B2 JP 1204933 A JP1204933 A JP 1204933A JP 20493389 A JP20493389 A JP 20493389A JP H086279 B2 JPH086279 B2 JP H086279B2
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ダブリユー・アール・グレイス・アンド・カンパニー‐コネチカツト
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、抄紙機などの製紙装置の浄化方法の改良に
関し、さらに詳細には、生産性を妨害する微生物起源の
堆積物を抑制するための製紙装置の化学的処理に関す
る。本発明は、さらに該改良方法によって製造した紙に
関する。
本発明を要約すれば、本発明は、紙製造装置の任意の
場所又は表面に堆積抑制量、好ましくは希釈水100万部
当り少なくとも約0.1部、のカチオン性重合体又はカチ
オン界面活性剤あるいはそれらの混合物を適用すること
を特徴とする、製紙装置上の生産性を妨害する微生物源
の堆積物、たとえばスライム、を抑制する方法に関す
る。
該適用は、該重合体又は界面活性剤の水溶液を浄化す
べき装置上に直接に噴霧することによって実施すること
が好ましい。
本発明はさらにこのような方法によって製造した改良
した紙に関するものである。
発明の背景 紙の製造は、特徴的に、高度に均一な乾燥紙シートを
製造するように注意深く調製した水性の繊維懸濁液の処
理工程を含む。一般的な方法に含まれる三段階は、懸濁
液を多孔性の網又は“ワイヤ”上に直接に注ぎ、ワイヤ
を通して液体を濾過しながら、その上に繊維を堆積させ
る抄紙段階;紙の均一性を向上させ且つ良質な表面を付
与するために、形成させた湿紙を多孔性の“フエルト”
でおおったプレスに送って残留する水を湿紙から抽出す
る、プレス段階;及び湿紙から残留水を蒸発させる乾燥
段階である。次いで紙を最終紙製品とするためにさらに
加工することができる。
水の蒸発には大きなエネルギーを要し、そのために比
較的費用がかかることはよく知られている。それ故、効
率的な製紙は、抄知とプレスの操作の間の脱水と乾燥し
た紙を使用に適さないものとする紙の欠陥の回避に帰す
る。かくして、フエルトとワイヤは、脱水に影響するば
かりでなく、それらの湿紙との緊密な接触のために、紙
自体の品質に影響を及ぼすから、特に要である。ワイヤ
上に集積する堆積物は、その脱水効率に影響を及ぼすお
それがあり且つ湿紙に移行して欠陥を生じさせる可能性
がある。
紙の製造に用いる水性の繊維懸濁液の品質は、原材料
として使用する木及び水、調製時に加える故紙パルプの
組成及び懸濁液の製造において用いる添加剤を包含す
る、多くの要因に依存する。かくして、たとえば、塩類
及び粘土のような無機材料及び、たとえば木からの樹脂
又は“ピツチ”、並びに故紙製品からのインキ、ラテツ
クス及び接着剤のような有機質である材料の両者を包含
する、種々の溶解又は懸濁物質が製造工程に持込まれる
可能性がある。製造工程の間におけるフエルト及びその
他の湿紙形成装置上への無機及び/又は有機材料含有堆
積物の蓄積は、効率的な紙の製造のための厄介な妨害物
と認められる。
別の特に厄介な堆積物は、製紙系中に天然に存在する
ある種の細菌によって生じるねばねばのゼラチン状物質
である(この物質を以下においては“スライム”と記
す)。製紙装置系中の条件は、一般に細菌の増殖にきわ
めて好都合であるから、製紙機部品上のスライム堆積物
の蓄積に伴なう問題は、しばしば大問題となり、もしス
ライムの蓄積を防止しなければ、製紙工程の生産性を著
るしく阻害するであろう。
スライム堆積物によって生じる典型的な問題は、蓄積
したスライムの大きな塊まりが、それらが生じた場所か
ら紙シート上に落下し、かくして紙の欠陥及び/又は破
れを生じさせる場合に起る。
製紙装置からのスライム堆積物の迅速且つ効果的な除
去方法は、製紙においてきわめて重要である。浄化のた
めに製紙機の運転を中心してもよいが、浄化のための運
転の中心は、生産性の低下を伴なうから望ましくない。
それ故、効果的に実施することができるならば、運転中
の処理が、きわめて好適である。
製造装置からのスライムの除去のためのもつとも一般
的且つ効果的に用いられてきた方策は、水性の繊維懸濁
液を種々の殺生物質で処理することである。このような
殺生物質の例は、メチレン−ビス−チオシアネート、5
−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン
及び2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンであ
る。
しかしながら、この種の薬品は、取扱いがきわめて不
快であることが多く、且つ環境及び衛生並びに安全の見
地から望ましくないものとみなされることが多い。これ
らの理由から、可能ならば製紙工程における殺生物質の
使用をできる限り回避しようとする強い動きが製紙業界
に存在する。
スライムを抑制するためのもう一つの方策は、繊維懸
濁液の殺生物質による処理とアニオン分散剤の添加とを
併用することである。しかしながら、この方策の成功
は、特に白水を高度に循環させて作業する製紙システム
においては、きわめて制限される。
スライム抑制のためのさらに別の手段は、繊維懸濁液
を酸素で処理することである。しかしながら、この方法
の工業的な成功もまた、きわめて限られている。
これらのことを考慮すると、殺生物質に伴なう欠点な
しに、製紙機上のスライム堆積物を効果的に抑制するこ
とを可能とする方法は、より環境的に受け入れやすい製
紙工程の進歩のための大きな段階であることが容易に理
解できる。
ここに予想外なことに、微生物の活動に由来する有機
物の堆積によって生じる生産性上の問題は、毒性の殺生
物質を使用することなく、あるいはこのような殺生物質
の低下した量の使用のもとで、ある種の重合体又は界面
活性剤を、紙パルプにそれらの物質を混入することなし
に、使用することによって、効果的に抑制することがで
きるということが見出された。ここで問題とする重合体
又は界面活性剤は、既に公知のものであるが、われわれ
が知る限りでは、本発明による方式で使用されることは
未だなく、且つその使用が示唆されたこともない。これ
に関して、また前記の従来技術に関しては、以下の文献
を参照すべきである:いずれも製紙に伴なうピッチの抑
制に関するCA365778、ヨーロツパ特許第82400266.1号、
米国特許第3582461号及び米国特許第4190491号;共に微
生物の増殖を抑制することが知られている化学物質に関
する米国特許第1,486,396号及び米国特許第4,140,798
号;及び本発明において有用である一群の化合物を開示
しているがそのような使用を示唆してはいない英国特許
第2,186,895号。
本発明の要約 かくして、本発明に従って、予想外なことに、ある種
のカチオン性重合体又はカチオン界面活性剤あるいはそ
れらの混合物は、製紙に関係する、生産を妨害する微生
物的堆積物の抑制のために、何らの毒性の殺生物質の使
用を伴なわずに、又は著るしく低下した量のかかる殺生
物質と併用して、効果的に使用することができることが
見出されたが、このようなカチオン性重合体又は界面活
性剤の使用方式は、新規である。
それ故、本発明の目的は、前記の種類の有機物質の堆
積を抑制する、すなわち、それが未だ生成していない場
合には、それを完全に又は少なくともきわめて著るしい
程度に防止又は抑制し、あるいは既にそれが生成してい
る場合には、完全に又は著るしい程度に減少または分散
させることができる、改良した製紙方法を提供すること
にある。本発明は、スライム生成微生物によって生じる
スライムの抑制に関連して特に興味がある。
本発明の別の目的は、毒性殺生物質の使用を排除又は
著るしく低下させることができる新規方法を提供するこ
と、すなわち、環境的に受け入れることができる抄紙機
堆積物抑制方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、紙パルプへの薬品の混入
を回避又は減少させることができる、新規方法を提供す
ることにある。
本発明のその他の目的は、前記の堆積物の問題を抑制
するために用いる薬品の濃度を著るしく低下させること
ができる方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、製紙における生産性及び
製品の品質を向上させることができる方法を提供するこ
とにある。
本発明のさらに他の目的は、本発明の方法によって製
造した高品質の紙の提供である。
本発明のこれら及びその他の目的並びに利点は、以下
の本発明の一層詳細な説明によって明白となるであろ
う。
発明の詳細な説明 上記及びその他の目的は、本発明に従がう製紙装置上
の生産妨害微生物的堆積物の抑制方法の提供によって達
成することできるが、該方法は、かかる微生物的堆積物
の蓄積を受けやすい製紙装置上の場所又は表面に、堆積
物抑制量の、カチオン性重合体及びカチオン界面活性
剤、並びにそれらの混合物から成る群から選択した堆積
物抑制物質を適用することを特徴としている。
前記のように、“抑制”という用語は、本発明の意義
において広い意味で使用すべきである。すなわち、本発
明により、カチオン性重合体又は界面活性剤あるいはそ
れらの混合物は、堆積物の生成を防止又は抑制するため
並びに既に生じている堆積物を溶解又は分散させるため
に用いることができるというこことが、予想外にも認め
られた。
“かかる堆積物の蓄積を受けやすい製紙装置の場所又
は表面”又はこれに類する表現の意味に関しては、その
概念的な意義は、カチオン性の重合体又は界面活性剤を
パルプ又は紙の中に混入するのではなく、製紙装置の戦
略的な部分又は位置に適用することに注意すべきであ
る。かくして、この分野の専門家は、経験によって、ど
の場所又は表面が最大の堆積物生成傾向を示すかという
こと、すなわち、最良の結果を得るためにカチオン性重
合体又は界面活性剤を主として適用しなければならない
ところを知ることができる。いうまでもなく、このこと
は、必要ならば、又は望ましいときは、一つよりも多く
のかかる場所又は表面上に付与することができるという
ことを意味している。
本発明においては一般に、ここに挙げる種類の任意の
水溶性カチオン性重合体又は界面活性剤を使用すること
ができ、それは主として該重合体又は界面活性剤の水溶
液を使用することを意味する。これは一方、該場所又は
表面にカチオン性重合体又は界面活性剤の適用する方法
は噴霧による方法であることを意味するが、その理由
は、それが一般に簡単な作業であり且つそのような作業
は本発明の関係においてきわめて有効であることが認め
られているからである。すなわち、この方法に依って、
きわめて低い濃度の重合体を用いて卓越した結果を達成
することができるということが予想外に見出されたこと
である。
本発明の方法は、一般に微生物によって生じるどのよ
うな堆積物の抑制のためにも適用することができるが、
細菌によって生じる堆積物、特にスライムを生成する細
菌によって生じるスライムの抑制において、特に興味あ
るものであることが見出された。
本発明の主たる特徴は、カチオン性重合体又は界面活
性剤を処理すべき場所又は表面に直接に適用し、且つ該
重合体又は界面活性剤を予想外に低い濃度で使用するこ
とができるが、使用すべき重合体又は界面活性剤の正確
な性状は、それがカチオン性のものである限りは、本発
明の主要な特徴ではない。かくして、既知の微生物活性
に基づいて、かなりり広く異なる重合体と界面活性剤
を、本発明の範囲内で使用することができる。しかしな
がら、以下に特に好適な重合体及び界面活性剤を記載す
る。一般に、水溶性の重合体又は界面活性剤を使用す
る。
かくして、本発明の一好適実施形態においては、1,00
0〜5,000,000、たとえば約10,000〜約300,000の範囲内
の分子量を有するカチオン性重合体を使用する。該範囲
内の好適具体例は20,000〜300,000、特に約20,000〜50,
000である。別の好適範囲は約10,000〜50,000である。
カチオン界面活性剤に関しては、分子量の好適範囲
は、約200〜約600である。
本発明の別の好適実施形態によれば、アニオン性の高
分子を実質的に含有していない、重合体又は界面活性剤
の水溶液を使用する。
本発明において使用する化合物の電荷密度は、約0.5
ミリ当量/g〜20ミリ当量/gの範囲にあるべきである。該
範囲内の好適具体例は、約1〜10ミリ当量/g、特に約2
〜8ミリ当量/gである。
本発明に用いるカチオン性重合体の好適な一群は、ジ
シアンジアミド−ホルムアルデヒド縮重合体から成る。
この種の重合体は、多くの特許中で開示されている。米
国特許第2,774,74号、米国特許第2,829,126号、英国特
許第1,193,29号、ドイツ特許第917,392号、フランス特
許第1,484,381号、ドイツ特許第2,017,114号、日本特許
第75,111,864号、日本特許第73,16,067号、ドイツ特許
公開第2,515,175号、CH特許願第9,527/72号、ドイツ特
許公開第2,451,698号、ドイツ特許第1,128,276号、ドイ
ツ特許公開第2,403,443号、フランス特許第1,414,407号
及びドイツ特許第2,321,627号は、そのいくつかの例で
ある。
本発明に従って使用すべきカチオン性重合体の別の好
適一群は、エピハロヒドリンと種々のアミンとの反応に
よって生成する重合体である。この種のもつとも好適な
エピハロヒドリンは、エピクロロヒドリンであり、適当
なアミンの例としてはジメチルアミン、ジエチルアミ
ン、メチルエチルアミン、エチレンジアミン、トリエタ
ノールアミン及びポリアルキレンポリアミンを挙げるこ
とができる。それらの重合体の例は、ポリアルキレンポ
リアミンとエピクロロイドリンとの反応によって生成す
る重合体及びエピクロロヒドリンとジメチルアミンとエ
チレンジアミン又はポリアルキレンポリアミンのいずれ
かとの反応によって取得しうる重合体を包含する。使用
することができる典型的なアミンは、N,N,N′,N′−テ
トラメチルエチレンジアミン並びにジエチルアミン及び
トリエタノールアミンと共に使用するエチレンジアミン
である。この種の重合体は、下記一般式を有する重合体
を包含する: ここでAは、0〜500の範囲内の数である。
本発明の好適なカチオン性重合体は、ジメチルアミ
ン、ジエチルアミン又はメチルエチルアミン、好ましく
はジメチルアミン又はジエチルアミン、とエピハロヒド
リン、好ましくはエピクロロヒドリンとの反応によって
製造されるものを包含する。この種の重合体は、参考と
してここに引用する米国特許第3,738,945号及びカナダ
特許第1,096,070号中に開示されている。このような重
合体は、米国、ニユージヤージー州のCPSケミカル社か
らエージフロツクA−50、エージフロツクA−50HV及び
エージフロツクB−50として市販されている。これらの
3種の製品は、それらの活性成分として、重量で約50パ
ーセントの、それぞれ、約75,000〜80,000、約200,000
〜250,000及び約20,000〜30,000の分子量を有する重合
体を含有するものと報告されている。もう一つのこの種
の市販製品は、マグニフロツック573Cであるが、これは
米国、ニユージヤージー州のアメリカン サイアナミド
社によって市販されており、その活性成分として重量で
約50%の、約20,000〜30,000の分子量を有する重合体を
含有するものと思われる。
本発明における使用のために好適なカチオン性重合体
の別の一群は、第四アンモニウム基を含有するエチレン
性不飽和単量体から誘導した重合体から成る。このよう
な重合体は、たとえば、C1〜C18−アルキルハロゲン化
物、ベンジルハロゲン化物、特に塩化物、又は硫酸ジメ
チルあるいは硫酸ジエチルによって四級化することがで
きる、ビニルピリジン及びビニルイミダゾール、あるい
は、たとえば式NR1R2R3(ここでR1、R2、R3は、それぞ
れ独立して、好ましくは1〜4炭素原子を有する低級ア
ルキルであり、但し該基R1、R2及びR3の中の一つはC1
C18−アルキルであってもよい)の第三アミンによって
四級化することができるビニルベンジルクロリド;たと
えばジアリルジメチルアンモニウムクロリドのようなア
リル化合物;あるいは、たとえばC1〜C18−アルキルハ
ロゲン化物、ベンジルハロゲン化物又は硫酸ジメチル又
はジエチルによって四級化することができる、ジアルキ
ルアミノメチル(メタ)アクリルアミド、メタクリルア
ミドプロピル−トリ(C1〜C4−アルキル、特にメチル)
アンモニウム塩、又は(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルトリ(C1〜C4−アルキル、特にメチル)アンモニウム
塩(該塩類は、ハロゲン化物、特に塩化物、メト硫酸
塩、エト硫酸塩又はn価のアニオンの1/nである)のよ
うなアクリル誘導体の単独共重合体及び共重合体から成
ることができる。
この文脈において、本明細書の発明の詳細な説明及び
特許請求の範囲を通じて、“低級アルキル”の用語は、
他のことわりがない限りは、1〜6炭素原子を含有する
アルキル基を表わす。
上記のような共重合体の場合には、単量体を、たとえ
ばアクリルアミド、アクリル酸−又はメタクリル酸−C1
〜C18−アルキルエステルあるいはアクリロニトリルの
ような(メタ)アクリル誘導体、又はアルキルビニルエ
ーテル、ビニルピロリドンあるいは酢酸ビニルと共重合
させることができる。典型的なこのような共重合体は10
〜100モルパーセント式: の繰返し単位及び0〜90モルパーセントの式: の繰返し単位を含有しており、これらの式中でR1は、水
素又は低級アルキル、好ましくは1〜4炭素原子を有す
るアルキルを表わし、R2は、典型的には8〜18炭素原子
の長鎖アルキル基を表わし、R3、R4及びR5は、それぞれ
独立して、水素又は低級アルキルを表わし、Xは、アニ
オン、典型的にはハロゲンイオン、メト硫酸イオン、エ
ト硫酸イオン、又はn価のアニオンの1/nを表わす。
不飽和単量体から由来する他の第四アンモニウム重合
体は、式: の繰返し単位を含有するジアリルジメチルアンモニウム
クロリドの単独及び共重合体であり、式中でZは、たと
えばアクリルアミド、アクリル酸−又はメタクリル酸−
C1〜C18−アルキルエステルあるいはアクリロニトリル
のような(メタ)アクリル誘導体、又はアルキルビニル
エーテル、ビニルピロリドンあるいは酢酸ビニルのよう
な単量体単位を表わし、mは5〜100%の範囲内であ
り、nは、0〜95%の範囲内にある。
この点に関して、この重合体は、環状の基を含有して
いるとはいえ、それらの基は線状の連鎖に沿って結合し
ており、架橋は存在していないから、“実質的に線状”
であるとみなすべきである。
不飽和単量体から誘導した使用可能な他の重合式は、
式: を有するものを包含し、式中でZ及びZ′は、同一であ
っても異なっていてもよく、−CH2CH=CHCH2−又は−CH
2−CHOH−CH2−であり、YおよびY′は、同一であって
も異なっていてもよく、X又は−NR′R″のいずれかで
あり、Xは、30よりも大きな原子番号のハロゲンであ
り、nは、2〜20の整数であり、且つR′及びR″は、
(i)場合によっては1〜2のヒドロキシル基で置換し
てある、1〜18炭素原子の、同一であっても異なってい
てもよいアルキル基であり;又は(ii)N原子と合わせ
て5〜7原子の飽和又は不飽和環を表わし;あるいは
(iii)N及び酸素原子と合わせてN−モルホリノ基を
表わし;特にポリ(ジメチルブテニル)アンモニウムク
ロリド−ビス−(トリエタノールアンモニウムクロリ
ド)である。
使用することができるエチレン性不飽和単量体から由
来する別の部類の重合体は、低級アルキルアミンの反応
させてあり且つそれによって生じたジアルキルアミノ基
が四級化してあるポリブタジエンを包含する。それ故、
一般に、重合体は、それぞれ、a:b:c:dのモル比におけ
る式: の繰返し単位を有し、ここでRは低級アルキル基、典型
的にはメチル又はエチル基を表わす。低級アルキル基
は、全部が同じである必要はない。典型的な四級化剤
は、塩化メチル、硫酸ジメチル及び硫酸ジエチルを包含
する。一般にアミン量(b+c)を10〜90%とし、(a
+d)を90〜10%として、異なるa:b:c:dの比を用いる
ことができる。これらの重合体は、適当な低級アルキル
アミンの存在においてポリブタジエンを一酸化炭素及び
水素と反応させることによって取得することができる。
製紙パルプ中のアニオン性高分子及び/又はスライム
様物質と相互作用することができるその他のカチオン性
重合体をも本発明の範囲内で使用することができるる。
それらは、たとえばタンニン(縮合したポリフエノール
物質)とホルムアルデヒド及びアミンとのマンニツヒ形
の反応によって取得し、塩、たとえば酢酸塩、ぎ酸塩、
塩酸塩として生成させ、又は四級化させたもののよう
な、カチオン性タンニン誘導体、並びに、たとえば、エ
ピクロロヒドリンで架橋したポリアミドアミン/ポリエ
チレンポリアミン共重合体のような、架橋してあるポリ
アミン重合体を包含する。さらに他の種類の適当な重合
体は、ポリアミドアミンをエピハロヒドリンと反応させ
ることによって形成させたものである。このような架橋
したポリアミドアミンは、参考としてここに引用する、
米国特許第3,250,664号、3,893,885号、3,642,572号及
び4,250,299号中に記載されている。
本発明の好適実施形態によれば、カチオン界面活性剤
は、一般式 のものであり、ここで各Rは、独立して水素、約1〜22
炭素原子を有するアルキル基、アリール基、及びアラル
キル基から成る群から選択し、該R基の中の少なくとも
一つは、少なくとも約8炭素原子を有するアルキル基、
好ましくは約12〜16炭素原子を有するn−アルキル基で
あり;且つX-は、アニオン、好ましくはハロゲンイオ
ン、たとえば塩素イオン、又はn価のアニオンの1/nで
ある。これらの化合物の混合物もまた本発明の界面活性
剤として使用することができる。
界面活性剤のR基の中の二つは、メチル及びエチル、
もつとも好ましくはメチル、から選択することが好まし
い。一つのR基は、アラルキル基Ph−CH2−及びPh−CH2
−CH2−(ここでPhはフエニルである)から選択するこ
とが好ましい。もつとも好適なアラルキル基はベンジル
である。
かくして、特に有用な界面活性剤は、約12〜16炭素原
子のアルキル基を有するアルキルジメチルベンジルアン
モニウムクロリドを包含する。この種の市販の製品の一
つは、約50%の界面活性剤がC14H29n−アルキル基を有
し、約40%の界面活性剤がC12H25n−アルキル基を有
し、且つ約10%の界面活性剤がC16H33n−アルキル基を
有している、アルキルジメチルベンジルアンモニウムク
ロリドの混合物を包含する。この製品は、この殺菌効果
によって公知である。
前記のように、本発明のカチオン重合体及び/又はカ
チオン界面活性剤は、好ましくは噴霧によって、直接に
製紙機部分上に適用するときは、低濃度において、該部
分又は装置上のスライム及びその他の微生物的堆積物を
著るしく低下又は排除することができる。さらに詳細に
は、一般に希釈水100万部当り約0.1部からというような
低い重合体又は界面活性剤の濃度が、堆積物低下効果を
与えることが見出された。好適な量は、連続処理を行な
う場合には、希釈水100万部当り約5部からであり、一
方、断続的使用を行なう場合には、使用時間中に、希釈
水100万部当り約50部からである。上限に関しては、こ
の分野の専門家によれば、それぞれの特定の場合に応じ
て容易に決定することができるが、一般には、該量又は
濃度は、それによる紙の不必要な汚染を避けるためにで
きる限り低い水準に保つ。好適に上限は、希釈水100万
部当り500部である。
本発明によって達成される現象の機構は、完全には明
らかではないけれども、本発明のカチオン性化合物は、
初期段階においてスライムを分散させ、かくして大きな
塊りの蓄積を防止するものと思われる。カチオン性の分
散されたスライムは、次いで紙シートと共に容易に系か
ら除去することができる。何れにしても、本発明の処理
によって、スライムが製紙装置に粘着するよりも装置中
を通り過ぎる傾向が、著るしく増大する。
前記のように、本発明の重合体又は界面活性剤は、水
溶液として、たとえば噴霧によって、直接に処理すべき
装置に適用する。
同じく前記のように、カチオン性重合体及び/又は界
面活性剤を含有する水溶液は、アニオン性の高分子を実
質的に含有していてはならない。これらのアニオン性物
質は、たとえばリグニンのような天然物、リグニンスル
ホン酸塩のような化学パルプの副生物、及びポリアクリ
ル酸塩のような合成物質を包含する。
本発明の重合体及び界面活性剤は、一般に、重合体及
び/又は界面活性剤の水溶液から成る液体組成物として
使用する。組成物の重合体濃度は、連続使用に適する重
合体濃度を有する比較的希薄な溶液から重合体の溶解度
又はゲル化限界に至るまでの範囲とすることができる
が、一般には組成物は、実質的な輸送及び取扱いの便宜
のために、比較的濃厚である。その上、液体組成物は、
一層濃厚な組成物が得られるように重合体の溶解を増す
追加的な物質を含有することができる。このような物質
の例としては、たとえばブトキシエタノールのようなア
ルコキシエタノールを挙げることができる。適当な水性
の組成物は、一般に重量で5〜50%の本発明のカチオン
生成物を含有する。所望するならば、本発明によって使
用する化合物は固体の形態で、たとえば粒体として加え
ることもできる。
もつとも適当な処理使用量は、スライム物質の汚染度
のような系の要因及び清浄化が連続的であるか又は周期
的であるかに依存する。比較的高濃度(たとえば50%)
の本発明の重合体を包含する液体組成物すら、たとえば
未希釈の液体組成物を直接に機械部分に対して噴霧する
ことによって、希釈せずに(液体組成物として100%)
使用することができる。しかしながら、連続処理を行な
う場合には特に、処理の場所において、清浄な新しい水
又はその他の水性の液体で組成物を希釈することが有利
である。水の節約のために必要な場合は、プロセス水を
希釈のために使用することも適当である。
一般に、本発明の方法は、堆積物の連続的な抑制のた
めに連続的に行なうことができる。しかしながら、場合
によっては、連続的処理は実際的ではなく、その場合に
は、本発明のカチオン性重合体及び/又は界面活性剤に
よる処理を、周期的に行なうことができる。たとえば、
重合体又は界面活性剤の水溶液をスライムの堆積した表
面上に該表面が十分に清浄となるまで噴霧すればよく、
次いで、再び処理が必要となるまで噴霧を中断すること
ができる。
次いで以下の非制限的実施例によって本発明をさらに
説明する。
実施例 ツインワイヤ型の工業用製紙機により新聞紙を製造す
る。微生物の増殖及びそれによるスライム堆積物の生成
を抑制するために、この機械の白水循環系に殺生物質を
添加する。
殺生物質の添加点は、ワイヤチエスト及びシヤワー水
槽に定めた。さらに、ジシアンジアミド−ホルムアルデ
ヒド型のカチオン重合体を堆積物抑制剤として使用し且
つそのままでデキユレーターポンプの吸引側に相当する
位置で繊維懸濁液に添加する。完全な使用量の及び機械
の能力を、第1表A列に示す。
第一の試験においては、重合体の添加点を、パルプ懸
濁液から高圧シヤワー系に使用する水へと移し、それに
よって希釈したカチオン性重合体を、高圧噴霧バーを通
じて、スライム堆積物が付着しやすい機械部分と直接に
接触させた。高圧シヤワー系に関係する実際の表面は、
上下の抄網、形成ロール、ピツクアツプフエルト及びプ
レスフエルトである。機械部分に処理を施す本発明の方
法の効果を、第1表B列に示す。
第二の試験においては、二つの手段をとった。先ず、
シヤワー水槽への殺正物質の添加を中止した。第二に重
合体シヤワー処理を低圧シヤワー系をも含めるように拡
張した。第一の試験に加えて、この拡散によって、他の
スライムの付着しやすい機械部分、すなわち、ワイヤ中
の吸引ボツクス及びプレス部分にも重合体シヤワー処理
を到達させることが可能となった。
拡張した重合体シヤワー処理及び低下させた殺生物質
添加の影響を、第1表C列に示す。
前記実施例のジシアンジアミド−ホルムアルデヒド型
のカチオン重合体に代え、ジメチルアミンとエピクロロ
ヒドリンとの縮合反応によって製造されるカチオン重合
体を下記第2表に示す使用率で用いた他は、前記ジシア
ンジアミド−ホルムアルデヒド型のカチオン重合体に対
するのと同様の試験を繰り返した。第1表のA列(対
照)、B列及びC列に、対応する試験を、それぞれD
列、E列及びF列とした場合の結果を第2表にまとめて
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 161/20 PHH 179/00 PLT C11D 7/32 D21F 1/32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製紙装置の生産性を阻害する微生物堆積物
    の蓄積を生じる傾向を有する該製紙装置の所望の場所又
    は表面に対して、 (a) ジシアンジアミドとホルムアルデヒドとの縮合
    反応によって製造されるカチオン性重合体類、及び (b) ジメチルアミン、ジエチルアミン、メチルエチ
    ルアミン又はこれらの2以上の混合物とエピハロヒドリ
    ンとの反応によって製造されるカチオン性重合体類、 から成る群より選ばれる少なくとも1種のカチオン性重
    合体を含有する水性溶液を施用することを特徴とする製
    紙装置上の微生物堆積物を抑制する方法。
  2. 【請求項2】カチオン性重合体が、1000〜5,000,000の
    範囲内の分子量を有することを特徴とする、請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】断続的処理操作において、希釈剤100万部
    当り少なくとも50部の量で該重合体を適用することを特
    徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】製紙工程として、請求項1に記載の方法を
    含有する製紙方法によって製造した紙。
JP1204933A 1988-08-11 1989-08-09 製紙装置上の微性物堆積物を抑制するための方法及びそれによつて得た紙 Expired - Lifetime JPH086279B2 (ja)

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