JPH0862483A - 複眼カメラシステム - Google Patents

複眼カメラシステム

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Publication number
JPH0862483A
JPH0862483A JP6195261A JP19526194A JPH0862483A JP H0862483 A JPH0862483 A JP H0862483A JP 6195261 A JP6195261 A JP 6195261A JP 19526194 A JP19526194 A JP 19526194A JP H0862483 A JPH0862483 A JP H0862483A
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JP
Japan
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distance measuring
image pickup
measuring means
distance
pickup system
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JP6195261A
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English (en)
Inventor
Sunao Kurahashi
直 倉橋
Shigeki Okauchi
茂樹 岡内
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影光学系の焦点距離や絞り値が変化しても
常に正確な被写体距離が得られるようにすることを目的
とする。 【構成】 方式が異なる2つの測距手段11、12と、
上記2つの測距手段11、12の内のどちらか一方を選
択する選択手段18とを設け、上記2つの測距手段1
1、12の内、撮影条件によってより広い範囲にわたっ
て測距が行える測距手段を選択するようにするととも
に、上記選択した測距手段によって測定された被写体距
離情報を用いて撮像系の輻輳角調節を行うようにするこ
とにより、上記2つの測距手段11、12をそれぞれ単
独に用いた場合よりも広範囲にわたって被写体距離の測
定を正確に行うことができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複眼カメラシステムに係
わり、例えば、立体画像またはワイド画像を撮影可能な
複眼カメラシステムに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、立体画像や水平方向にワイドな画
像が撮影可能な構成、すなわち、いわゆる複眼カメラが
提案されている。図6は、従来の複眼カメラの一例を示
す図である。図6において、600は複眼カメラの土台
である。
【0003】また、601、602は水平方向に並列に
配置された撮像系であり、それぞれの撮像系は、光学部
601a、602a、撮像素子601b、602bを有
している。また、これらの撮像系601、602は上記
土台600にそれぞれ垂直に設けれた軸600a、60
0bを中心に回動可能に取り付けられている。
【0004】603は、撮像部602に搭載された電子
ビューファインダーである。604は左右でねじれ方向
が異なるリードスクリューであり、上記撮像系601、
602の雌ねじ部601c、602cと噛合している。
【0005】したがって、上記リードスクリュー604
を回転させることにより、上記撮像系601、602で
得られた撮像信号を再生した時に、適度な立体効果が得
られるように各撮像系601、602の撮影光軸の交差
角(以下輻輳角とする)を調整することが可能である。
【0006】次いで、605は上記リードスクリュー6
04を回転させるためのアクチュエータで土台600に
固定されている。なお、図6においては遠方の被写体に
合焦しており輻輳角は0°となっている。
【0007】このような複眼カメラで良好な立体映像を
得るためには、輻輳角の調節を適正に行う必要がある。
そこで、従来の複眼カメラでは、フォーカスレンズを駆
動しながら撮像信号の高周波成分を抽出し、その高周波
成分の現在の値と前回の値とを比較して高周波成分が最
大となる位置にフォーカスレンズを駆動していく、いわ
ゆる山登り方式によってフォーカシングを行い、合焦と
判定されたフォーカスレンズの位置から被写体距離を算
出していた。
【0008】すなわち、図7の、輻輳角調整後の状態説
明図に示すように、その被写体距離から左右の撮像系の
輻輳角θを演算することにより、立体視に適したな映像
が得られるようにしていた。
【0009】また、別な手段として投光手段と受光手段
とを一定距離離して配置し、投光手段によって被写体に
照射された光の反射光の受光手段によって受光し、その
受光位置から三角測量の原理を利用して被写体距離を演
算し、その被写体距離情報を撮像系のピント合わせと輻
輳角調節を行う方法があった。
【0010】さらに、輻輳角を調節する別な方法とし
て、左右の撮像系の撮像信号と同一対象物の対応点を抽
出し、撮像上の対応点の差異から輻輳角のずれ量を検出
する方法があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、撮影光学系の
深度は、図8に示すように一般に物点Aに焦点を合わせ
た時Aの前後2点A1、A2に対する等しいぼけδを考
える時、焦点の合う範囲d1 、d2 は、以下の式で与え
られる。
【0012】 d1 =δFx2 /(f2 +δFx) …(1式) d2 =δFx2 /(f2 −δFx) …(2式)
【0013】但し、Fは撮影光学系のFナンバー、fは
撮影光学系の焦点距離である。上記の1式および2式に
よって、撮像系の焦点距離fが小さくなればなるほど焦
点の合う範囲d1 、d2 は大きくなることが分かる。
【0014】特に、d2 →∞となるxは、過焦点距離と
呼ばれており、過焦点距離xに焦点を合わせると、∞か
らx−d1 までの広範囲にわたって鮮明な画像が得られ
ることになる。
【0015】例えば、1/3インチサイズの撮像素子を
用いた撮像光学系においてδの許容範囲を10μm、開
放Fナンバーを2.8、焦点距離6.5mm(35mm
銀塩フィルム換算で約47mm)における過焦点距離x
はx=1.5m、d1 =0.75mとなる。
【0016】つまり、この撮影光学系を有した複眼カメ
ラで上記第1の方法で被写体距離を測定しようとした場
合、過焦点距離を越えた距離に存在する被写体へはピン
トを合わせることができても、正確な被写体距離情報が
得られなくなり、正確な輻輳角調節ができない。このよ
うに、上記第1の方法では撮影光学系の焦点距離や絞り
値が変化すると測距可能距離も変化してしまう問題があ
った。
【0017】また、上記第2の方法では遠くの被写体距
離を測定する場合には強い光を投射する必要があり、消
費電力が大きくなってしまうといった問題があった。ま
た、上記第3の方法では、同一対象物の対応点を抽出す
るのに時間がかかりすぎてしまう問題や、複雑な構成の
演算回路が必要となってしまう問題等があった。本発明
は上述の問題点にかんがみ、撮影光学系の焦点距離や絞
り値が変化しても正確な被写体距離を常に得られるよう
にすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の複眼カメラシス
テムは、互いに並列に配列された第1の撮像系および第
2の撮像系と、上記第1の撮像系の光軸と第2の撮像系
の光軸との交差角を変更する交差角変更手段を有する複
眼カメラシステムにおいて、被写体距離を測定する第1
の測距手段および第2の測距手段と、上記2つの測距手
段の内のどちらか一方を選択する選択手段とを有し、上
記選択手段によって選択された測距手段による被写体距
離の測定結果に応じて上記交差角変更手段を動作させ、
上記第1の撮像系の光軸と第2の撮像系の光軸との交差
角を変更するようにしている。
【0019】また、本発明の他の特徴とするところは、
互いに並列に配列された第1の撮像系および第2の撮像
系と、上記第1の撮像系の光軸と第2の撮像系の光軸と
の交差角を変更する交差角変更手段と、上記第1の撮像
系と上記第2の撮像系の焦点距離を変更する焦点距離変
更手段とを有する複眼カメラシステムにおいて、被写体
距離を測定するための第1の測距手段および第2の測距
手段と、上記2つの測距手段の内のどちらか一方を選択
する選択手段とを有し、上記選択手段は、上記第1の撮
像系または上記第2の撮像系の焦点距離に応じて上記第
1の測距手段および第2の測距手段の何方か一方の測距
手段を選択するとともに、上記選択手段によって選択さ
れた測距手段による被写体距離の測定結果に応じて上記
交差角変更手段を動作させ、上記第1の撮像系の光軸と
第2の撮像系の光軸との交差角を変更するようにしてい
る。
【0020】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、互いに並列に配列された第1の撮像系および第2の
撮像系と、上記第1の撮像系の光軸と第2の撮像系の光
軸との交差角を変更する交差角変更手段と、上記第1の
撮像系と上記第2の撮像系の焦点距離を変更する焦点距
離変更手段とを有する複眼カメラシステムにおいて、被
写体距離を測定するための第1の測距手段および第2の
測距手段と、上記2つの測距手段の内のどちらか一方を
選択する選択手段とを有し、上記選択手段は、上記第1
の撮像系または第2の撮像系の焦点距離と絞り値に応じ
て上記第1の測距手段および第2の測距手段の何方か一
方の測距手段を選択するとともに、上記選択手段によっ
て選択された測距手段による被写体距離の測定結果に応
じて上記交差角変更手段を動作させ、上記第1の撮像系
の光軸と第2の撮像系の光軸との交差角を変更するよう
にしている。
【0021】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、互いに並列に配列された第1の撮像系および第2の
撮像系と、上記第1の撮像系の光軸と第2の撮像系の光
軸との交差角を変更する交差角変更手段と、上記第1の
撮像系と上記第2の撮像系の焦点距離を変更する焦点距
離変更手段とを有する複眼カメラシステムにおいて、被
写体距離を測定するための第1の測距手段および第2の
測距手段と、上記2つの測距手段の内のどちらか一方を
選択する選択手段とを有し、上記選択手段は、上記撮像
系の焦点距離と絞り値とから上記撮像系の過焦点距離を
求め、その値に応じて上記第1の測距手段か第2の測距
手段か何方か一方の測距手段を選択するとともに、上記
選択手段によって選択された測距手段による被写体距離
の測定結果に応じて上記交差角変更手段を動作させ、上
記第1の撮像系の光軸と第2の撮像系の光軸との交差角
を変更するようにしている。
【0022】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記第1の測距手段および第2の測距手段の内、少
なくとも一方は第1の撮像系と第2の撮像系とは独立し
た光学系を有していることを特徴とする。
【0023】また、本発明のその他の特徴とするところ
は、上記第1の測距手段と第2の測距手段の内、少なく
とも一方は被写体への投光手段を有した測距手段である
ことを特徴としている。
【0024】
【作用】本発明は上記技術手段を有するので、2個設け
られている測距手段の内、より広い範囲にわたって測距
が行える測距手段を選択し、上記選択された測距手段に
よって測定された被写体距離情報を用いて撮像系の輻輳
角調節を行うようにすることが可能となり、これらの測
距手段を単独に用いた場合よりも広い範囲にわたって被
写体距離の測定を正確に行うことができるようになる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の複眼カメラシステムの一実施
例を図面を参照して説明する。図1は、本発明を実施し
た複眼カメラの実施例を示したブロック図である。図1
において、1は複眼カメラ本体である。
【0026】2および3は、複眼カメラに設けられた撮
像系であり、2は第1の撮像系、3は第2の撮像系であ
る。これらの第1の撮像系2および第2の撮像系3は、
複眼カメラ本体1に固定された軸4、5を中心に回動可
能となっている。
【0027】6、7はそれぞれ上記第1および第2の撮
像系2、3の撮像素子である。8は複眼カメラ1の構図
を設定するためのファインダー光学系であり、上記第1
および第2の撮像系2、3の光軸の対称面内にファイン
ダー光軸が存在するように配置してある。
【0028】9、10は第1および第2の撮像系2、3
を上記軸4、5を中心にそれぞれ回動させるため、およ
び第1および第2の撮像系2、3のそれぞれのズームレ
ンズ、ピントレンズを駆動するためのアクチュエータで
ある。
【0029】11は第1および第2の撮像系2、3の
内、少なくとも一方の撮像系のピントレンズの位置から
被写体距離を演算する第1の測距手段である。12は第
1および第2の撮像系2、3とは別に設けられた第2の
測距手段であり、投光手段12aと受光手段12bを有
している。
【0030】13は測光手段で上記ファインダー光学系
8に設けられている。14は撮像素子6、7で得られた
映像信号を所定の映像信号に変換するための信号処理部
である。
【0031】15は上記信号処理部14で得られた映像
信号を記録媒体に記録するための記録部である。16は
複眼カメラ1の各動作を制御するためのシステムコント
ローラである。17はレリーズボタンで、押圧されるこ
とによって順次第1レリーズ信号と第2レリーズ信号が
発生するようになっている。
【0032】18は第1および第2の測距手段11、1
2の内、実際に被写体距離の測定を行う測距手段を選択
する選択手段である。なお、図1の状態では無限遠の被
写体にフォーカシングされており、したがって上記第1
および第2の撮像系2、3の光軸は互いに平行となって
いる。なお、これらの撮像系2、3には、図示しないが
ピント調整機構や絞り制御機構が搭載されている。
【0033】次に、上記のように構成された本実施例の
複眼カメラシステムの動作を、図2のフローチャートを
参照しながら説明する。なお、特に断らない限り動作は
システムコントローラ16が行うものとする。
【0034】まず、ステップS1において、複眼カメラ
の図示しない電源スイッチが投入されると、次のステッ
プS2でレリーズ待機状態となる。そして、このレリー
ズ待機状態において、レリーズボタン17が押されて第
1レリーズ信号が発せられるとステップS3に進み、測
光手段13により被写体の明るさを測定し、撮像系2、
3の絞り値およびシャッター速度を決定する。
【0035】次に、ステップS4に進み、第1および第
2の撮像系2、3の現在の焦点距離、およびステップS
3で定められた絞り値から過焦点距離を選択手段18で
演算し、上記演算した過焦点距離と第2の測距手段12
で測距可能な被写体距離とを比較する。
【0036】そして、上記比較の結果、過焦点距離の方
が大きければ、第1の測距手段11の方が第2の測距手
段12よりもより広い範囲にわたって被写体距離の測距
が可能と判断して第1の測距手段11を選択する。
【0037】また、過焦点距離の方が小さければ、第2
の測距手段12の方が第1の測距手段11よりも広い範
囲にわたって被写体距離の測距が可能と判断して、第2
の測距手段12を選択する。
【0038】図4(a)、(b)は、それぞれの場合に
おける第2の測距手段12の測距可能範囲と撮像光学系
の過焦点距離の関係とを示した図である。これらの図に
おいて、O点は複眼カメラの位置を示し、P点は第2の
測距手段12で測距可能な距離を示している。つまり、
第2の測距手段12ではP点より遠くに存在する被写体
の距離は測定不可能である。
【0039】また、Q点は撮像光学系の過焦点距離を示
している。そして、図4(a)のように撮像系の過焦点
距離がP点よりも遠くなると第2の測距手段12よりも
第1の測距手段11の方が測距可能範囲が大きくなるの
で第1の測距手段11で被写体距離の測距を行った方が
良いことが分かる。
【0040】また、撮像光学系の焦点距離、絞り値を変
更されたことによって、図4(b)のように過焦点距離
Q点がP点よりも近くなった場合は逆に第1の測距手段
11よりも第2の測距手段12の方が測距可能範囲が大
きくなるので、第2の測距手段12で測距した方が良い
ことが分かる。
【0041】このように、第1の測距手段11と第2の
測距手段12とを組み合わせることにより、これら第1
の測距手段11および第2の測距手段12を単独に用い
た場合よりもより広範囲にわたって被写体距離の測定が
可能となることが分かる。
【0042】そして、選択手段18により第1の測距手
段11が選択された場合には、第1の第1の測距手段1
1による第1測距モードM1に入る。また、第2の測距
手段12が選択された場合には、第2の測距手段12に
よる被写体距離の測距が行われる第2測距モードM2に
入る。
【0043】第1測距モードM1では、ステップS5に
おいて第1および第2の撮像系2、3の内、少なくとも
一方の撮像系の映像信号から高周波成分を抽出し、その
値を記憶する。次に、ステップS6に進み、撮像系のフ
ォーカスレンズを一方に微小駆動し、再び撮像系の映像
信号から高周波成分を抽出する。その後、ステップS7
に進んで前回の値と比較する。
【0044】そして、現在の高周波成分値が前回の値に
比べて大きくなった場合は、フォーカスレンズをさらに
微小駆動し(ステップS8)、撮像系の映像信号から高
周波成分を抽出し(ステップS9)、上記抽出した値と
前回の値とを比較する(ステップS10)。
【0045】そして、現在の高周波成分値が前回の値に
比べて小さくなるまで上述したステップS8〜ステップ
S10の動作を繰り返し行う。そして、現在の高周波成
分値が前回に比べて小さくなったらステップS11に進
み、フォーカスレンズを逆方向に駆動して前回高周波成
分値を抽出した位置へ移動させ、この位置を合焦位置と
する。
【0046】次に、ステップS12に進み、フォーカス
レンズの位置から被写体距離を演算して、測距動作を終
了する。また、ステップS7において現在の高周波成分
値が前回に比べて小さくなった場合は、ステップS13
に進み、レンズの駆動方向を逆にしてからステップS8
に進み、上述したステップS8〜ステップS12の動作
を行うようにする。
【0047】一方、ステップS4の判断の結果、第2測
距モードM2を使用する場合には、まず、ステップS4
からステップS14に進み、投光手段12aにより被写
体に向かって赤外光を投射する。そして、次に、ステッ
プS15において、被写体で反射した赤外光を受光手段
12bにより受光する。
【0048】そして、受光手段12bに結像した位置を
読み取り(ステップS16)、三角測量の要領で被写体
距離を演算する(ステップS17)。次に、ステップS
18に進んで、被写体距離に応じてフォーカスレンズを
駆動して第2測距モードを終了する。
【0049】こうして、第1測距モードM1または第2
測距モードM2によって被写体距離が得られると、左右
の撮像系の輻輳角θが演算され、それに応じた角度だけ
第1および第2の撮像系2、3を回転させる(ステップ
S19)。そして、ステップS20において第1レリー
ズがONか否かを判断するとともに、ステップS21に
おいて第2レリーズがONか否かを判断し、これらが両
方ともにONの場合には撮影可能状態となる。図3は、
このときの第1および第2の撮像系2、3の状態を示し
た図である。但し、第2の測距手段12は省略してあ
る。
【0050】そして、撮影可能状態において、レリーズ
ボタン17がさらに押されて第2レリーズ信号が発生す
ると、ステップS3で設定された絞り値、シャッター速
度で撮像系2、3の露光が行われる(ステップS2
2)。
【0051】このようにして、第1および第2の撮像素
子6、7に蓄積された画像データは、ステップS23に
おいて信号処理部14により所定の映像信号に変換さ
れ、記録部15に記録される。
【0052】以上で、1回の撮影動作を終了する。な
お、ステップS20において第1レリーズ信号が検知さ
れなかった場合は、レリーズ待機状態(ステップS2)
へ戻るようになっている。
【0053】このように、本実施例では選択手段の選択
基準として撮像系の焦点距離と絞り値から撮影光学系の
過焦点距離演算して用いているので、撮影動作のより早
い段階で測距手段の選択を行うことができるようにな
る。
【0054】なお、上記選択手段18は撮像光学系の焦
点距離の値によってのみ第1の測距手段11、12の選
択を行ってもよい。この場合、第1および第2の測距手
段11、12による絞り情報は必要ないので、直ちに測
距動作を行うことができるといったメリットがある。
【0055】さらに、上記選択手段18は、図5のよう
な測距手段の選択基準を有し、撮像光学系の焦点距離と
絞り値によってそれに対応する測距手段を上記選択基準
から読み出し、測距手段を決定してもよい。この場合、
撮影光学系の特性等に応じてきめ細かく測距手段を選択
出来るといったメリットがある。
【0056】
【発明の効果】本発明は上述したように、方式が異なる
2つの測距手段と、上記2つの測距手段の内のどちらか
一方を選択する選択手段とを設け、2つの測距手段の
内、撮影条件によってより広い範囲にわたって測距が行
える測距手段を選択するとともに、上記選択した測距手
段によって測定された被写体距離情報を用いて撮像系の
輻輳角調節を行うようにしたので、測距手段を単独に用
いた場合よりもより広範囲にわたって被写体距離の測定
を行うことが可能となり、電力を大量に消費したり、あ
るいは複雑な演算回路を用いたりすることなく、正確な
輻輳角調整を行うようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明を実施した複眼カメラシステムの動作を
説明するためのフローチャートである。
【図3】輻輳角制御を行った後の撮像系の状態を示す図
である。
【図4】測距手段の測距可能範囲を示す図である。
【図5】選択手段の他の実施例を示す図である。
【図6】従来技術の一例を示す図である。
【図7】従来例における輻輳角制御を行った後の撮像系
の状態を示す図である。
【図8】撮像系の焦点深度を示す図である。
【符号の説明】
1 複眼カメラ本体 2 第1の撮像系 3 第2の撮像系 4 回転軸 5 回転軸 6 撮像素子 7 撮像素子 8 ファインダー光学系 9 第1のアクチュエータ 10 第2のアクチュエータ 11 測距手段 12 測距手段 13 測光手段 14 信号処理部 15 記録部 16 システムコントローラ 17 レリーズボタン 18 選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/232 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに並列に配列された第1の撮像系お
    よび第2の撮像系と、上記第1の撮像系の光軸と第2の
    撮像系の光軸との交差角を変更する交差角変更手段とを
    有する複眼カメラシステムにおいて、 被写体距離を測定するための第1の測距手段および第2
    の測距手段と、上記2つの測距手段の内のどちらか一方
    を選択する選択手段とを有し、 上記選択手段によって選択された測距手段による被写体
    距離の測定結果に応じて上記交差角変更手段を動作さ
    せ、上記第1の撮像系の光軸と第2の撮像系の光軸との
    交差角を変更するようにしたことを特徴とする複眼カメ
    ラシステム。
  2. 【請求項2】 互いに並列に配列された第1の撮像系お
    よび第2の撮像系と、上記第1の撮像系の光軸と第2の
    撮像系の光軸との交差角を変更する交差角変更手段と、
    上記第1の撮像系と上記第2の撮像系の焦点距離を変更
    する焦点距離変更手段とを有する複眼カメラシステムに
    おいて、 被写体距離を測定するための第1の測距手段および第2
    の測距手段と、上記2つの測距手段の内のどちらか一方
    を選択する選択手段とを有し、 上記選択手段は、上記第1の撮像系または上記第2の撮
    像系の焦点距離に応じて上記第1の測距手段および第2
    の測距手段の何方か一方の測距手段を選択するととも
    に、 上記選択手段によって選択された測距手段による被写体
    距離の測定結果に応じて上記交差角変更手段を動作さ
    せ、上記第1の撮像系の光軸と第2の撮像系の光軸との
    交差角を変更するようにしたことを特徴とする複眼カメ
    ラシステム。
  3. 【請求項3】 互いに並列に配列された第1の撮像系お
    よび第2の撮像系と、上記第1の撮像系の光軸と第2の
    撮像系の光軸との交差角を変更する交差角変更手段と、
    上記第1の撮像系と上記第2の撮像系の焦点距離を変更
    する焦点距離変更手段とを有する複眼カメラシステムに
    おいて、 被写体距離を測定するための第1の測距手段および第2
    の測距手段と、上記2つの測距手段の内のどちらか一方
    を選択する選択手段とを有し、 上記選択手段は、上記第1の撮像系または第2の撮像系
    の焦点距離と絞り値に応じて上記第1の測距手段および
    第2の測距手段の何方か一方の測距手段を選択するとと
    もに、 上記選択手段によって選択された測距手段による被写体
    距離の測定結果に応じて上記交差角変更手段を動作さ
    せ、上記第1の撮像系の光軸と第2の撮像系の光軸との
    交差角を変更するようにしたことを特徴とする複眼カメ
    ラシステム。
  4. 【請求項4】 互いに並列に配列された第1の撮像系お
    よび第2の撮像系と、上記第1の撮像系の光軸と第2の
    撮像系の光軸との交差角を変更する交差角変更手段と、
    上記第1の撮像系と上記第2の撮像系の焦点距離を変更
    する焦点距離変更手段とを有する複眼カメラシステムに
    おいて、 被写体距離を測定するための第1の測距手段および第2
    の測距手段と、上記2つの測距手段の内のどちらか一方
    を選択する選択手段とを有し、 上記選択手段は、上記撮像系の焦点距離と絞り値とから
    上記撮像系の過焦点距離を求め、その値に応じて上記第
    1の測距手段か第2の測距手段か何方か一方の測距手段
    を選択するとともに、上記選択手段によって選択された
    測距手段による被写体距離の測定結果に応じて上記交差
    角変更手段を動作させ、上記第1の撮像系の光軸と第2
    の撮像系の光軸との交差角を変更するようにしたことを
    特徴とする複眼カメラシステム。
  5. 【請求項5】 上記第1の測距手段および第2の測距手
    段の内、少なくとも一方の測距手段は上記第1の撮像系
    および第2の撮像系とは独立した光学系を有しているこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の複
    眼カメラシステム。
  6. 【請求項6】 上記第1の測距手段と第2の測距手段の
    内、少なくとも一方の測距手段は被写体への投光手段を
    有する測距手段であることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1項に記載の複眼カメラシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012053303A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Sharp Corp ステレオカメラ装置および電子情報機器
JP2012253626A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Canon Inc 撮影装置およびその制御方法
JP2013218023A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Canon Inc 2つの撮影装置を含む撮影システム、該撮影システムの制御装置、撮影装置、レンズ装置

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