JPH08623Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH08623Y2
JPH08623Y2 JP12120489U JP12120489U JPH08623Y2 JP H08623 Y2 JPH08623 Y2 JP H08623Y2 JP 12120489 U JP12120489 U JP 12120489U JP 12120489 U JP12120489 U JP 12120489U JP H08623 Y2 JPH08623 Y2 JP H08623Y2
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JP
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heat exchange
header
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heat exchanger
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JP12120489U
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JPH0364379U (ja
Inventor
博之 須藤
芳 中野
薫 長谷川
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえばコンプレッサ用オイルクーラ、
アフタークーラ、ラジエータなどの高圧流体用の熱交換
器に関する。
この明細書において、上下、左右は、第3図の上下、
左右をいうものとし、スペーサバーの長さ方向を前後方
向というものとする。また、この明細書において、「ア
ルミニウム」という語には、純アルミニウムの他にアル
ミニウム合金を含むものとする。また、全図面を通じて
同一物および同一部分には同一符号を付して説明を省略
する。
従来の技術 従来、オイルクーラ用の熱交換器としては、たとえば
第3図および第4図に示すものが用いられていた。この
熱交換器は、左右方向に所定間隔をおいて並列状に配置
された上下に長い複数のオイル流通用偏平中空体(10)
と、左右両端の中空体(10)の外側に、該中空体(10)
との間に所定間隔をおいて配置されたアルミニウム製サ
イドプレート(11)と、隣り合う中空体(10)間の上下
両端および左右両端の中空体(10)とサイドプレート
(11)との間の上下両端に配置されたスペーサバー(1
2)とを有する熱交換部(13)を備えている。熱交換部
(13)における隣り合う中空体(10)どうしの間の部
分、および中空体(10)とサイドプレート(11)との間
の部分が、前後方向に空気を流通させる空気流路(14)
となっている。空気流路(14)内には、アルミニウム製
ルーバ付コルゲートフィン(15)が配置されている。熱
交換部(13)における各中空体(10)の上端は上部ヘッ
ダ(16)に、下端は下部ヘッダ(17)にそれぞれ接続さ
れている。そして、空気流路(14)内に、強制送風また
は自然送風によって空気が流れるようになっている。
オイル流通用偏平状中空体(10)は、左右一対のアル
ミニウム製垂直平板(18)と、平板(18)どうしの間に
介在させられかつ平板(18)にろう付されたアルミニウ
ム押出型材製の流体通路形成部材(19)とによって形成
されている。流体通路形成部材(19)は、左右の平板
(18)の前後両側縁どうしを連結する1対の垂直状側壁
部(19a)と、両側壁部(19a)の幅の中央部どうしを連
結する平板(18)と平行な連結壁部(19b)と、連結壁
部(19b)の左右両側面にそれぞれ前後方向に所定間隔
をおいて連結壁部(19b)に対して直角をなすように設
けられ、かつ先端が平板(18)に接合された上下方向に
伸びるフィン部(19c)とよりなる。オイル流通用偏平
状中空体(10)の流体通路形成部材としては、両平板
(18)間の前後両側縁に配置されるサイドバーを用いて
もよい。また、オイル流通用偏平状中空体としては、偏
平管を用いてもよい。
上下部両ヘッダ(16)(17)は、横断面略U字形でか
つ開口が熱交換部(13)側を向くように熱交換部(13)
の上下両端に溶接された上下部両ヘッダ本体(21)(2
2)と、上下部両ヘッダ本体(21)(22)の左右両端部
およびサイドプレート(11)に溶接された閉鎖板(23)
とよりなる。上下部両ヘッダ本体(21)(22)の前後両
側縁部は、平板(18)の前後両側縁、流体通路形成部材
(19)の両側壁部(19a)、およびスペーサバー(12)
の前後両端に溶接されている。上部ヘッダ本体(21)
は、左右2つの構成部材(21a)(21b)よりなる。両構
成部材(21a)(21b)間には、前後方向にのびる垂直仕
切り壁(24)が介在させられている。仕切り壁(24)
は、上部のスペーサバー(12)のうち左右方向の中央部
に位置するものの上面に、その全長にわたって溶接され
ている。また、仕切り壁(24)に、両構成部材(21a)
(21b)の端面が溶接されている。左側の構成部材(21
a)にオイル供給管が接続されるオイル入口(25)が設
けられるとともに、右側の構成部材(21b)にオイル排
出管が接続されるオイル出口(26)が設けられている。
各溶接部には、溶接ビード(30)が形成されている。
上記熱交換器は、次のようにして製造されている。す
なわり、まず平板(18)用のアルミニウム・ブレージン
グ・シート、流体通路形成部材(19)、スペーサバー
(12)、アルミニウム・ブレージング・シート製コルゲ
ートフィン(15)、およびサイドプレート(11)用のア
ルミニウム・ブレージング・シートを配置し、例えば真
空ろう付法によりこれらを一体に接合することにより、
熱交換部(13)を形成する。ついで、垂直仕切り壁(2
4)を、スペーサバー(12)に溶接する。一方、上部ヘ
ッダ本体(21)の左側構成部材(21a)における対向壁
(27)の下縁右端部および右側構成部材(21b)におけ
る対向壁(28)の下縁左端部に、それぞれ切欠き(29)
を形成する。また、左側構成部材(21a)の左端部およ
び右側構成部材(21b)の右端部に、それぞれ閉鎖板(2
3)を溶接する。また、下部ヘッダ本体(14)の両端部
に、閉鎖板(23)を溶接する。そして、上部ヘッダ本体
(21)の両構成部材(21a)(21b)を熱交換部(13)お
よび仕切り壁(24)に溶接するとともに、下部ヘッダ本
体(14)を熱交換部(13)に溶接する。このような溶接
は、たとえばアルゴンアーク溶接法により行われる。こ
のようにして、熱交換器(1)が製造されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来の熱交換器では、仕切り壁(24)
をスペーサバー(12)に溶接するさいに形成される溶接
ビード(30)が、ヘッダ本体構成部材(21a)(21b)を
仕切り壁(24)に溶接するのに邪魔になるので、ヘッダ
本体構成部材(21a)(21b)の対向壁(27)(28)の下
縁部の仕切り壁(24)側の端部に切欠き(29)を形成し
ておく必要があり、工程数が多くなって作業が面倒にな
るという問題があった。また、ヘッダ本体構成部材(21
a)(21b)の対向壁(27)(28)の切欠き(29)を完全
に塞ぐ必要があり、その作業も面倒になるという問題が
あった。
この考案の目的は、上記問題を解決した熱交換器を提
供することにある。
課題を解決するための手段 この考案による熱交換器は、両端が開口するとともに
その長さ方向が上下を向くように並列状に配置された複
数の流体流通用偏平状中空体、および隣り合う中空体間
の上下両端に配置されたスペーサバーを備えている熱交
換部と、横断面略U字形でかつ開口が熱交換部側を向く
ように熱交換部の上下両端に接合されたヘツダ本体を備
えているヘッダとよりなり、少なくともいずれか一方の
ヘッダのヘッダ本体が、左右2以上のヘッダ本体構成部
材で形成され、隣り合うヘッダ本体構成部材どうしの間
に仕切り壁が介在せしめられ、仕切り壁がスペーサバー
およびヘッダ本体構成部材に接合されている熱交換器に
おいて、仕切り壁の全幅の両端部に、それぞれ少なくと
もヘッダ本体構成部材の壁厚に等しい長さの非接合部分
が設けられているものである。
実施例 以下、この考案の実施例を、図面を参照して説明す
る。
第1図および第2図において、仕切り壁(24)の全幅の
両端部に、それぞれ少なくともヘッダ本体構成部材(21
a)(21b)の対向壁(27)(28)の壁厚に等しい長さの
非接合部分(1)が設けられており、この部分には溶接
ビード(30)は存在しない。したがって、ヘッダ本体構
成部材(21a)(21b)の対向壁(27)(28)に、溶接ビ
ード(30)を避けるための切欠き(29)を形成する必要
はなく、製造工程が減る。その他の構成は第3図および
第4図に示す従来例と同じである。
このような構成によれば、非接合部分(1)から洩れ
が発生するおそれはあるが、試験を行った結果、漏れ量
は、流量30〜60l/min時に0〜4.4×10-3l/minであり、
実用上問題はないことが分かった。
なお、上記熱交換器は、中空体(10)の長さ方向を左
右に向けて使用されることもある。
上記において、溶接に接合されている各部材を、溶接
に代えてトーチろう付により接合してもよい。また、上
記において、上部ヘッダが2以上のヘッダ構成部材で構
成されているが、下部ヘッダあるいは両ヘッダが2以上
のヘッダ構成部材で構成されていてもよい。
考案の効果 この考案の熱交換器によれば、ヘッダ本体構成部材の
対向壁における仕切り壁との溶接部分に、切欠きを形成
する作業が不要であるから、製造のための工程数が従来
のものよりも少なくなって、製造作業が容易になる。し
かも、ヘッダ本体構成部材の対向壁の切欠きを塞ぐ作業
も必要なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の熱交換器の1つの実施例を示し、ヘ
ッダ構成部材を仕切り壁および熱交換部に接合する前の
状態の部分斜視図、第2図は同じく接合した後の状態の
一部切欠き部分斜視図、第3図は従来例を示す一部切欠
き正面図、第4図は同じく一部切欠き部分斜視図であ
る。 (1)……非接合部、(10)……オイル流通用偏平状中
空体、(12)……スペーサバー、(13)……熱交換部、
(16)(17)……ヘッダ、(21)(22)……ヘッダ本
体、(21a)(21b)……ヘッダ本体構成部材、(24)…
…仕切り壁、(27)(28)……対向壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端が開口するとともにその長さ方向が上
    下を向くように並列状に配置された複数の流体流通用偏
    平状中空体、および隣り合う中空体間の上下両端に配置
    されたスペーサバーを備えている熱交換部と、横断面略
    U字形でかつ開口が熱交換部側を向くように熱交換部の
    上下両端に接合されたヘツダ本体を備えているヘッダと
    よりなり、少なくともいずれか一方のヘッダのヘッダ本
    体が、左右2以上のヘッダ本体構成部材で形成され、隣
    り合うヘッダ本体構成部材どうしの間に仕切り壁が介在
    せしめられ、仕切り壁がスペーサバーおよびヘッダ本体
    構成部材に接合されている熱交換器において、 仕切り壁の全幅の両端部に、それぞれ少なくともヘッダ
    本体構成部材の壁厚に等しい長さの非接合部分が設けら
    れている熱交換器。
JP12120489U 1989-10-16 1989-10-16 熱交換器 Expired - Lifetime JPH08623Y2 (ja)

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JPH0364379U JPH0364379U (ja) 1991-06-24
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