JPH0862390A - 作業用グローブボックス - Google Patents

作業用グローブボックス

Info

Publication number
JPH0862390A
JPH0862390A JP21944694A JP21944694A JPH0862390A JP H0862390 A JPH0862390 A JP H0862390A JP 21944694 A JP21944694 A JP 21944694A JP 21944694 A JP21944694 A JP 21944694A JP H0862390 A JPH0862390 A JP H0862390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glove
panel
glove box
attached
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21944694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2687308B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Inoue
義章 井上
Seiji Taguchi
清司 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyoda Meintenansu Kk
Original Assignee
Chiyoda Meintenansu Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chiyoda Meintenansu Kk filed Critical Chiyoda Meintenansu Kk
Priority to JP6219446A priority Critical patent/JP2687308B2/ja
Publication of JPH0862390A publication Critical patent/JPH0862390A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2687308B2 publication Critical patent/JP2687308B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 汚染の拡散を防止しながらグローブパネルの
交換を容易に行うことができるようにする。 【構成】 作業用グローブボックスは、気密な箱形のグ
ローブボックス200と、このグローブボックス200
の開口部を気密に閉じるように取り付けられた透明なグ
ルーブパネル220と、このグローブパネル220に取
り付けられた作業用のグローブ221とを有する。前記
グローブパネル220はグローブボックス200に着脱
自在に取り付けられる。また、グローブボックス200
の内部側では、グルーブパネル220が閉じたグローブ
ボックスの開口部を気密に閉じる押え板が、同パネルの
背面側に着脱自在に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核燃料施設等の原子力
施投で使用されている作業用グローブボックスに関し、
特に、そのパネルの交換を容易にした作業用グローブボ
ックスに関する。
【0002】
【従来技術】従来、核燃料施設等の原子力施設で各種の
作業を行う場合、いわゆる作業用グローブボックスが用
いられる。この作業用グローブボックスは核燃料物質等
を外界に対して隔離された密閉状態で取り扱うために用
いられるもので、一般に箱型の気密容器からなり、その
天井面や底面がステンレス製であり、その側面等が樹脂
製の透明なグローブパネルによって構成されている。ま
た、このグローブパネルの各所には、ゴム製のグローブ
が取り付けてあり、これに手を挿入し、内部の装置や機
器の操作等を行う。
【0003】例えば、核燃料物質を原子力発電所撚料に
加工するためには、核燃料物質の溶解、調製、乾燥、造
粒、焙焼還元、研磨整形、測定、組立等の作業を行う必
要がある。これらの作業を行うための装置や機器は、必
要に応じて、この作業用グローブボックス内に収納さ
れ、処理される。そのため、運転に伴って加工くず、粉
じん、粉末、グリース等による汚れが生し、これらによ
って作業用グローブボックスのグローブパネルの内面が
次第に曇り、視界が妨げられる。
【0004】また、長年の使用によりグローブパネルの
内面が傷つき、視界が徐々に悪くなることもある。特
に、硝酸などの薬品を使用する作業用グローブボックス
では、パネルの内面がこのような酸性物質による腐食等
によりエッチングされ、さらに外部放射線量率が高い作
業用グローブボックスの場合には、その樹脂製透明パネ
ルが放射線劣化するなど、その安全性が低下したりその
視界が悪くなる。
【0005】そこで、このような作業用グローブボック
スでは、随時グローブパネルを清掃する必要がある。さ
らに劣化したグローブパネルは交換することが必要であ
る。従来一般に使用されている作業用グローブボックス
のグローブパネルの交換方法の一例を、添付の図5によ
り説明する。なお、グローブボックス100は、内部の
汚染の外部への拡散を防止するため、負圧に保たれてい
る。
【0006】まず、交換するグローブボックス100の
グローブパネル1の周辺に、ピニルシート製のバッグ2
を気密が保てるように取り付け、これによりグローブパ
ネル1を外しても、作業用グローブボックス内部の汚染
が室内全体に拡散しないようにする。また、このバッグ
2には、予め交換する新しいグローブパネル8を入れて
おく。
【0007】作業手順は、グローブパネル1を固定して
いるボルトやサッシ枠を外し、パネル1を取り外す。次
に、新しいパネル8を逆の手順で取り付け、交換を終了
する。これらの作業をバック2を介して行う。さらに、
バッグ2の内部の放射能汚染除去を行った後、バッグ2
を取り外す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のグローブボ
ックスでは、グローブパネル1を取り外した時点におい
て、バッグ2内がグローブボックス100内部と同じ負
圧になり、バッグ2がグローブボックス100内に吸い
込まれて潰れる。そのため、その中での作業性が極めて
悪い。一方、グローブボックス100内の負圧を弱める
と作業性は良くなるが、気圧が高いため、外部への汚染
の拡散の心配がある。しかも、グローブパネル1を取り
外した時、開口部からグローブボックス内の汚染がバッ
グ2内へ多量に拡散するなどの問題が起こる。
【0009】このように、従来のグローブボックスで
は、そのグローブパネルの交換に長い期間、多くのコス
トや人員を要するなどの理由から、現実にパネルの交換
はきわめて困難であった。そこで、本発明は前記従来技
術における問題点に鑑み、汚染の拡散を防止しながらグ
ローブパネルの交換を容易に行うことが可能な作業用グ
ローブボックスを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明では、グローブパネルの交換の作業性を良く
するため、グローブパネルの背後に押え板を取り付ける
ことができるようにしたものである。
【0011】すなわち、本発明による作業用グローブボ
ックスは、気密な箱形のグローブボックスと、このグロ
ーブボックスの開口部を気密に閉じるように取り付けら
れたグルーブパネルと、このグローブパネルに取り付け
られた作業用のグローブとを有し、前記グローブパネル
をグローブボックスに着脱自在に取り付けると共に、グ
ルーブパネルの背面側に着脱自在に取り付けられ、同パ
ネルが閉じたグローブボックスの開口部を閉じる押え板
を備えることを特徴とする。
【0012】なお、押え板はグローブボックスの内側に
設けた枠部に着脱自在に取り付けられるのがよく、この
枠部は、押え板をスライド自在に支持するガイド状のも
のがあげられる。さらに、前記押え板の前面に、互いに
接着された2枚以上の封止板が貼り付けておくとよい。
また、前記押え板の前面に、同押え板に対して着脱自在
であって、且つグローブボックス側にも着脱自在な枠部
材を介して封止板が気密に取り付けておくのがよい。
【0013】
【作用】前記の本発明による作業用グローブボックスで
は、グローブパネルを交換するとき、その背後に押え板
を取り付けることにより、グローブボックスの内外がこ
の押え板により遮断されるため、グローブボックスの内
部の負圧により、グローブパネルの外側に取り付けられ
たバッグがグローブボックス内に吸い込まれない。この
ため、同バッグ内での作業性が向上する。また、この押
え板はパネル取り外し時の開口部から、グローブボック
ス内の汚染がバッグ内へ拡散することを防止する。これ
により、汚染拡散を防止し、かつ、グローブパネルの交
換が容易な作業用グローブボックスが得られる。さら
に、前記グローブボックスの内側に枠部を設けておけ
ば、押え板の移動とその所定の位置への固定は容易とな
る。
【0014】なお、前記グローブボックスの内側に面す
るグローブパネルの背面と、予めグローブボックス内に
挿入された押え板の表面は、グローブボックス内の放射
能により汚染される。従って、グローブパネルを取り外
し時、放射能に汚染されたグローブパネルの背面と押え
板の前面が作業バッグ側に露出し、汚染を拡散するおそ
れがある。
【0015】しかし、前記押え板の前面に互いに接着さ
れた2枚以上の封止板が貼り付けておいたものでは、グ
ローブパネルを取り外す際に、最も前の封止板をグロー
ブパネルの背面に貼り付け、グローブパネルを取り外す
とき、互いに接着されている封止板の面を剥せば、汚染
されてない封止板の接着面が外に表れ、汚染された面は
封止板で覆われる。
【0016】また、前記押え板の前面に、同押え板に対
して着脱自在であって、且つグローブボックス側にも着
脱自在な枠部材を介して封止板が気密に取り付けてある
ものは、押え板の前面が封止板により覆われているた
め、グローブボックス内で放射能で汚染されない。しか
も、グローブパネルを取り外す際に、封止板の枠部材を
グローブパネル側に取り付け、押え板から切り離せば、
今度は封止板がグローブパネルの汚染された背面を覆っ
て封止する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、添付の図面
を参照しながら詳細に説明する。図1に本発明の一実施
例によるグローブボックス200を示しており、この図
において、グローブボックス200は、4つの脚を有す
る基台210上に取り付けられている。このグローブボ
ックス200は、気密な箱型の容器からなり、その天井
面や底面がステンレス等からなり、その側面201の設
けた矩形の開口部には樹脂等からなる複数の透明なグロ
ーブパネル220、220…が取り付けられ、気密に封
止している。これらグローブパネル220、220…に
は、内部の装置の操作を行うため、グローブ221、2
21…が取り付けられている。このグローブ221、2
21…は、図示の例では4つ取り付けられている。図2
に示すように、グローブパネル220、220…は、断
面略「L」字状のサッシ枠226により押え付けられ、
このサッシ枠226はボルト225により押え付けられ
ている。
【0018】図1に示す実施例では、対向する両側面に
複数の透明なグローブパネル220、220…が取り付
けられ、これらのグローブパネル220、220…に4
つのグローブが取り付けられている。さらに、前記グロ
ーブボックス200内には、グローブパネル220の内
側に取り付けることができる押え板230が収納されて
いる。図1の実施例では、この押え板230はグローブ
パネル200とほぼ同じ大きさの正方形の板である。
【0019】また、図示実施例では、グローブボックス
200の端面203にバッグインなどの方法で押え板2
30を挿入するための挿入口240が設けられている。
しかし、この押え板230が予めグローブボックス20
0内に収納されている場合もある。
【0020】また、グローブボックス200の内部に
は、押え板230をグローブパネル220の裏側に取り
付けるための枠部250、250…と押え板230をグ
ローブボックス200の裏側から固定するための固定用
ボルト260、260’、260”が設けられている。
この枠部250、250…は、平行に設けられたレール
状のもので、この枠部250、250…に押え板230
の上下の縁がスライド自在に嵌め込まれ、何れかのグロ
ーブパネル230の背後にスライドして移動できるよう
になっている。固定用ボルト260、260’、26
0”は、各グローブパネル220、220毎に設けら
れ、これら固定ボルト260’、260”を締め付ける
ことにより、押え板230を各グローブパネル220の
背後に固定することができ、緩めることにより押え板2
30の移動を可能とする。さらに、枠部250、250
…には、前記の押え板230の嵌め込みを容易とするた
めの切り欠き251が設けられている。
【0021】なお、押え板230の取付手段としては、
前記の枠部250によるもの以外にも、他の多くの手段
が考えられることは言うまでもない。図示のグローブボ
ックスでは、枠部250、250…に嵌め込まれた押え
板230を、交換するパネル220の背後に移動し、固
定ボルト260、260…を対向するグローブパネル2
20または隣のグローブパネル220のグローブ221
に挿入した手で締め付ける。図1は一方の側面にある3
枚のグローブパネル220、220…のうち中央のグロ
ーブパネル220の裏側に押え板230が固定されてい
る状態である。なお、グローブ221に挿入した手が固
定ボルト260、260…に届かない場合は、例えば長
いトルクレンチ等の工具を使用して締め付けることも可
能である。
【0022】図2に上述のグローブボックス200にお
ける交換しようとするグローブパネル220付近の断面
を示す。交換をしようとするグローブパネル220を外
側面(前面)を覆うようにピニルシート製のバッグ27
0を取り付け、これをガムテープ271等を用いて気密
性が保てるようにシールする。これにより、側面パネル
220を外してもグローブボックス200内部の汚染が
外部に拡散しないようにする。このバッグ270には作
業用のグローブ275が複数取り付けられており、これ
らのグローブに手を挿入して交換作業を行う。なお、図
2においては、押え板230を枠部250にはめ込む前
の状態を示している。
【0023】グローブパネル220を交換するときは、
まず前述のようにして、切欠251から前記押え板23
0を枠部250に嵌め込み、固定ボルト260を締め付
けて、交換しようとするグローブパネル220の背後に
押え板230を固定する。次に、工具272等を用い
て、グローブパネル220を取り付けているサッシ枠2
26とそのボルト225を取り外す。取り外した物は、
汚染しないよう、バッグ270内の袋277に入れて保
管する。この後にパネル220を外す。一方、バッグ2
70の中には、予め、交換するための新しいグローブパ
ネル220’を入れておく。なお、この新しいグローブ
パネル220’の前面に汚染が付着しないように、前面
部分を養生シートで覆っておいても良い。次に、工具2
72等を用いて、新しいパネル220’を前記の袋27
7の中に保菅しておいた前記サッシ枠226、ポルト2
25によりグローブボックス200の側面に再度取り付
ける。
【0024】さらに、バッグ270の内面及び工具27
2等を、バッグ270内に予め人れておいたウェス27
3により繰り返し拭き取ることにより、その放射能汚染
を除去する。その後、バッグ270を取り外し、これを
除去する。なお、この交換作業の際、バッグ270には
必要に応して、内部を適切な負圧に保つためのブロア2
80を設け、さらには、フィルタ285を介して吸引す
る。また、バッグ270内の負圧を適切に保つために、
いわゆるインレットフィルタ290を設ける。
【0025】この交換作業時において、前記押え板23
0は、交換すべき透明パネル220の取り外し時の開口
部から、グローブボックス200内の汚染がバッグ27
0内へ拡散することを制限する。このため、グローブボ
ックス200内には、予め、押え板230を入れておく
か、あるいは外部から必要に応じて挿入する。また、押
え板230は、グローブボックス200の任意のグロー
ブパネル220の背後へ移動して取り付けることができ
る。グローブボックス200の内部に設けた枠部25
0、250は、この操作を容易にす。
【0026】前記の押え板230はグローブボックス2
00内に挿入されるものであることから、その表面はグ
ローブボックス200内の放射能により汚染されるおそ
れがある。従って、パネル220をグローブボックス2
00から取り外した時に、グローブパネル220の背面
及び押え板230の前面に付着した汚染物質がバッグ2
70内で汚染を拡散することになる。そこで、押え板2
30の前面に2枚貼り合わせた封止板を貼り付けてお
き、グローブパネル220の取り外し時は、この2枚の
封止板を剥し、剥した封止板の1枚が取り外したグロー
ブパネル220の背面に、他の1枚が押え板230の前
面に残るようにすれば、2枚の封止板の汚染の無い剥離
面が外部に面し、グローブパネル220と押え板230
の汚染された背面と前面は各々の封止板で覆われる。こ
れにより、バック270内での汚染拡散を防止すること
が出来る。
【0027】図2に示した実施例では、グローブパネル
220の背後に取り付けられる押え板230の前面に前
述のような封止板231、232が取り付けられてい
る。この封止板231、232は互いに接着され、一方
の封止板232が封止板230の前面に貼り付けられて
いる。2枚の封止板231、232の接着面は、放射能
汚染が進人しないよう密着されているが、この密着の力
は強いものではない。
【0028】次に、このような2枚構造の封止板23
1、232を使用する方法を図3を参照しながら説明す
る。まず、図3(A)に示すように、押え板230は枠
部250に取り付けられている。また、押え板230の
前面には、前述のように2枚の封止板231、232が
貼り付けられている。この時点で、交換すべき透明パネ
ル220の背面aに両面テープを貼り付けたり接肴剤を
塗布しておくことで、接着可能な粘着面としておく。或
は、封止板231の前面を粘着面としてもよい。
【0029】次に、図3(B)に示すように、固定用ボ
ルト260を締め付け、押え板230を枠部250に固
定する。このとき、グローブパネル220の背面に封止
板231の前面が接着し、固定される。さらに、図3
(C)に示すように、グローブパネル220を固定して
いたボルト225を緩め、サッシ枠226を外す。
【0030】続いて、図3(D)に示すように、透明パ
ネル220をグローブボックス200から取り外す。こ
の時、封止板231がグローブパネル220の背面に接
着されたままで、他の1枚の封止板232から剥され、
分離される。さらに、図3(E)に示すように、新しい
パネル220’を取り付ける。図3(F)はサッシ枠2
26をグローブボックス200に取り付け、パネルのボ
ルト225を締め付けた状態を示している。最後に、図
3(G)は、押え板の固定ボルト260を緩め、押え板
230を枠部250から取り外した状態を示している。
この時、押え板230に残っている封止板232を取り
外し、次のグローブパネル220の交換に備える。その
後、バッグ270(図2参照)の内部の汚染検査を行い
バッグ270を取り外す。なお、封止板231、232
は、2枚以上であればよく、従って3枚以上貼り合わせ
てもよい。
【0031】次に、本発明の他の実施例として、前記の
押え板230とは異なる隔離切り離し機構を備えた押え
板230’について説明する。図4は隔離切り離し機構
を備えた押え板230’を用いたパネル取り付け部の断
面で示している。図4(A)に示した通り、グローブボ
ックス200内において、前記の押え板230’及び封
止板231’は、枠部材234を介して間隔をおいて張
り合わせた状態で保管されており、そのため、この両者
の対向面及びその間の空間bは汚染されていない。この
時、ボルト225’、227、233は締め付けられて
いる。
【0032】次に、図4(B)に示すように、押え板2
30’をグローブパネル220の背後に取り付け、ボル
ト260’によりグローブボックス200の枠部25
0’に締め付けて固定する。次に、グローブパネル22
0の枠部材228のネジ孔を閉じていたボルト227を
汚染に注意しながら抜き取り、このネジ孔より長いボル
ト227’を挿入し、このネジ227’の先端を、前記
封止板231’を押え板230’に固定している枠部材
234のネジ穴に挿入し、締め付ける。これにより、グ
ローブパネル220の枠部材228を前記枠部材234
に固定する。
【0033】その後、図4(C)に示すように、グロー
ブパネル220の枠部材228をグローブボックス20
0の枠部250’に固定しているボルト225’と、押
え板230’を封止板231’の枠部材234に固定し
ているボルト233とを抜き取る。これにより、グロー
ブパネル220の背面に、枠部材228及び234を介
して封止板231’が取り付けられた状態でグローブボ
ックス200の枠部250’からグローブパネル220
を取り外すことができる。これにより、グローブパネル
220の汚染された背面が封止板231’に覆われた状
態で取り外すことができ、しかも外に面する封止板23
1’の背面は、それまで押え板230’との間の空間b
(図4(A)参照)に封止されていたため、汚染されて
いない。
【0034】次に、バッグ270内に予め入れておいた
封止板231を固定した新しいグローブパネル220
を、前記とは逆の手順で取り付ける。この時、押え板2
30と封止板231’の結合されたものは、グローブボ
ックス200内に保管し、次のパネル交換に備える。な
お、ボルト260’、233の取り付けや取り外しは、
対面側あるいは隣のグローブパネル220のグローブ2
21により行う。なお、グローブパネル220の裏面及
び押え板230の前面の汚染面を封止する手段として、
前述の封止板を使用する手段の他に、グローブパネル2
20の裏面及び押え板230の前面の汚染面に樹脂塗料
を塗布してしまう手段等もあげられる。
【0035】
【発明の効果】以上の詳細な説明からも明らかなよう
に、本発明の作業用グローブボックスによれば、押え板
230を使用することにより、グローブパネルを取り外
した時に、作業用グローブボックス内部の負圧が作業用
のバッグに直接に及びぶことが防止できるため、交換作
業性が極めて良くなる。また、その時のグローブボック
ス内の負圧もほぼ通常のまま維持され、グローブパネル
220を取り外した開口部からの汚染拡散を確実に防止
することが出来ると共に、取り外したパネル内側及びグ
ローブボックスの外側に面した部分の汚染を最小限にで
きるため、汚染拡散をほとんど無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である作業用グローブボックス
の一部を切り欠いた斜視図である。
【図2】前記の作業用グローブボックスにおけるグロー
ブパネルを交換する状態の要部断面図である。
【図3】前記作業用グローブボックスの実施例における
パネル交換手順を、その押え板とその取り付け部を一部
拡大して示した縦断側面図である。
【図4】本発明の他の実施例によるパネル交換手順を、
その隔離切り離し機構付押え板の取り付け部を一部拡大
して示した縦断側面説明図である。
【図5】従来のパネル交換方法を示す作業用グローブボ
ックス及び交換用バッグの要部断面図である。
【符号の説明】
200 グローブボックス 220、220’ グローブパネル 221 グローブ 230、230’ 押え板 231、232 封止板 240 挿入口 250 枠部 260、260’、260” 固定用ボルト 270 バッグ 275 作業用グローブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密な箱形のグローブボックスと、この
    グローブボックスの開口部を気密に閉じるように取り付
    けられたグローブパネルと、このグローブパネルに取り
    付けられた作業用のグローブとを有する作業用グローブ
    ボックスにおいて、前記グローブパネルをグローブボッ
    クスの開口部に着脱自在に取り付けると共に、グルーブ
    パネルの背面側に着脱自在に取り付けられ、同パネルで
    閉じたグローブボックスの開口部を閉じる押え板を備え
    ることを特徴とする作業用グローブボックス。
  2. 【請求項2】 前記押え板は、グローブボックスの内側
    に設けた枠部に着脱自在に取り付けられる前記請求項1
    に記載の作業用グローブボックス。
  3. 【請求項3】 前記枠部は、押え板をスライド自在に支
    持するガイド状のものからなる前記請求項2に記載の作
    業用グローブボックス。
  4. 【請求項4】 前記押え板の前面には、互いに接着され
    た2枚以上の封止板が貼り付けられている前記請求項1
    〜3の何れかに記載の作業用グローブボックス。
  5. 【請求項5】 前記押え板の前面には、同押え板に対し
    て着脱自在であって、且つグローブボックス側にも着脱
    自在な枠部材を介して封止板が気密に取り付けられてい
    る前記請求項1〜3の何れかに記載の作業用グローブボ
    ックス。
JP6219446A 1994-08-22 1994-08-22 作業用グローブボックス Expired - Fee Related JP2687308B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6219446A JP2687308B2 (ja) 1994-08-22 1994-08-22 作業用グローブボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6219446A JP2687308B2 (ja) 1994-08-22 1994-08-22 作業用グローブボックス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0862390A true JPH0862390A (ja) 1996-03-08
JP2687308B2 JP2687308B2 (ja) 1997-12-08

Family

ID=16735544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6219446A Expired - Fee Related JP2687308B2 (ja) 1994-08-22 1994-08-22 作業用グローブボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2687308B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008525202A (ja) * 2004-12-21 2008-07-17 コンパニー・ジェネラル・デ・マティエール・ニュークレエール グローブボックス用の電動作業装置及び電動作業装置を装備したグローブボックス
CN102831944A (zh) * 2011-04-19 2012-12-19 比利格核股份有限公司 屏蔽的防护性帐篷组件
CN103507720A (zh) * 2012-06-25 2014-01-15 威格高纯气体设备科技(苏州工业园区)有限公司 一种手套箱过渡舱结构
WO2016190877A1 (en) * 2015-05-28 2016-12-01 Honeywell International Inc. Multiple hand size glovebox glove
JP2017080836A (ja) * 2015-10-26 2017-05-18 株式会社Ihi 封止容器及び加工ユニット
JP2021148573A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 グローブポートの交換方法及びグローブポート交換治具
JP2022521151A (ja) * 2019-02-05 2022-04-06 ルメール パクス 放射線防護シールド
CN114642457A (zh) * 2022-03-14 2022-06-21 杭州谷禾信息技术有限公司 一种移动式正压核酸咽拭子采集亭

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63191595A (ja) * 1987-01-30 1988-08-09 株式会社日立製作所 グロ−ブボツクス用手動扉
JPH01223397A (ja) * 1988-03-03 1989-09-06 Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp グローブボックス及びそれに用いる雰囲気置換用の内蓋

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63191595A (ja) * 1987-01-30 1988-08-09 株式会社日立製作所 グロ−ブボツクス用手動扉
JPH01223397A (ja) * 1988-03-03 1989-09-06 Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp グローブボックス及びそれに用いる雰囲気置換用の内蓋

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008525202A (ja) * 2004-12-21 2008-07-17 コンパニー・ジェネラル・デ・マティエール・ニュークレエール グローブボックス用の電動作業装置及び電動作業装置を装備したグローブボックス
CN102831944A (zh) * 2011-04-19 2012-12-19 比利格核股份有限公司 屏蔽的防护性帐篷组件
CN102831944B (zh) * 2011-04-19 2016-07-06 比利格核股份有限公司 屏蔽的防护性帐篷组件
EP2515310B1 (en) * 2011-04-19 2018-07-11 Belgonucleaire Shielded protective tent assembly
CN103507720A (zh) * 2012-06-25 2014-01-15 威格高纯气体设备科技(苏州工业园区)有限公司 一种手套箱过渡舱结构
WO2016190877A1 (en) * 2015-05-28 2016-12-01 Honeywell International Inc. Multiple hand size glovebox glove
JP2017080836A (ja) * 2015-10-26 2017-05-18 株式会社Ihi 封止容器及び加工ユニット
JP2022521151A (ja) * 2019-02-05 2022-04-06 ルメール パクス 放射線防護シールド
JP2021148573A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 グローブポートの交換方法及びグローブポート交換治具
CN114642457A (zh) * 2022-03-14 2022-06-21 杭州谷禾信息技术有限公司 一种移动式正压核酸咽拭子采集亭

Also Published As

Publication number Publication date
JP2687308B2 (ja) 1997-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2687308B2 (ja) 作業用グローブボックス
US4156146A (en) Arrangement for replacably mounting operating member on a radiation shielding box
US20090000428A1 (en) Photo-Multiplier Tube Removal Tool
JP3242693B2 (ja) ペリクル貼り付け装置
US4334896A (en) Filter replacement process and apparatus
US8376172B2 (en) Container lid gasket protective strip for double door transfer system
JP7257686B2 (ja) グローブポートの交換方法及びグローブポート交換治具
US10675663B2 (en) Enclosure for containment of material
JP2000193788A (ja) グロ―ブボックス用グロ―ブ
US20050279386A1 (en) Glove bag adapted for use on high temperature piping and method of installing inspection port on asbestos insulated pipe
CA2462503C (en) Abrasive media containment bag
CN220805876U (zh) 玻璃激光划线吸附夹具结构
JPH08185801A (ja) Crt機器分離解体方法及び装置
JP5554553B2 (ja) フィルタ装置およびその交換方法
JP2000326200A (ja) グローブボックスパネルの研磨装置
JPH05157893A (ja) グローブボックスの透明パネル交換方法
JPH0548159Y2 (ja)
JP2003185793A (ja) 付着物除去方法および付着物の除去装置
CN217883133U (zh) 一种减速器用散热结构
GB2559536A (en) Negative pressure enclosure for removing and containing material
JP3132763U (ja) 室内換気システム用分岐チャンバー
JPH11316298A (ja) 放射性物質内包機器の処理方法および処理装置
CN213689572U (zh) 一种通风柜有害位置监控装置
CN215311298U (zh) 一种烤漆房废气处理装置
CN211757501U (zh) 一种有利于净化机构循环利用的实验室通风柜

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees