JPH0862330A - 車両の速度超過警告システム - Google Patents

車両の速度超過警告システム

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JPH0862330A
JPH0862330A JP6201168A JP20116894A JPH0862330A JP H0862330 A JPH0862330 A JP H0862330A JP 6201168 A JP6201168 A JP 6201168A JP 20116894 A JP20116894 A JP 20116894A JP H0862330 A JPH0862330 A JP H0862330A
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JP
Japan
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vehicle
passing speed
ultrasonic
passing
receivers
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JP6201168A
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English (en)
Inventor
Goro Oda
悟朗 小田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の通過速度を監視領域内で監視できるだ
けでなく、監視領域外へ出た場合も予測し、監視できる
車両の通過速度超過警告システムを提供する。 【構成】 コントローラCは、車両Mが通過する際に、
上記3個の超音波送受波器S1、S2、S3より超音波
パルスを同時に送波させ、このとき車両M側から反射さ
れて来た反射波を検知させ、個々の到達時間間隔を算出
するセンサー制御部CSと、隣合う2個ずつの2組の超
音波送受波器S1、S2とS2、S3間の距離と検知時
間の差から通過速度を算出する演算処理部CPと、更に
上記2つの通過速度より加速度を算出し、超音波送受波
器S1、S2、S3の監視領域外の所定距離離れた位置
での通過速度を上記加速度より予測算出する予測演算部
CYと、この通過速度が予め定めた閾値を超えたとき或
は上記2つ通過速度のうちどちらかの通過速度が予め定
めた閾値を超えたときには、上記警告装置にアラームを
出力させる通過速度判別手段CHと、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般道路等において車
両の加速度を算出することにより車両の速度を監視し、
速度超過の場合は警告を発することのできる車両の速度
超過警告システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両の速度超過警告システムは、
2個の超音波送受波器、コントローラ及び警告装置を備
えており、そのコントローラは車両が通過する際に2個
の超音波送受波器から超音波を送波させ、このとき車両
側から反射されて来た反射波を検知し、2個の超音波送
受波器間の距離と検知時間の差から通過速度を算出し、
その通過速度が予め定めた閾値を超えたときには、警告
装置にアラームを出力させるというものであった。
【0003】図8は、パルス方式の超音波送受波器の基
本動作の一例を示す説明図であり、図9は、パルス方式
の超音波送受波器の送受波信号のタイムチャート図であ
る。超音波送受波器S1は、超音波パルス(同期信号
A)を出力(送波)して、検知対象物(例えば車両M)
からの反射波を検知(受波)して、図9に示すような信
号を出力する。
【0004】超音波受波信号aは、時間的に送波及び残
響信号、検知対象物の反射信号、車路面Rの反射信号の
順に出力される。この超音波受波信号aは検波されて検
波信号bとなる。予め設定した検出時間範囲を規定する
検知ゲート信号cが出力されている間に検知対象物の反
射信号が検知されれば、検知信号Bが出力され、その検
知信号Bは検知対象物が検知されている間は保持され
る。
【0005】ここで、検知ゲート信号cは、送波および
残響信号や床面からの反射信号等のノイズの影響を除い
て、検知対象物(例えば車両M)の検出信号をクリアー
にするために、検出時間範囲を規定するためのものであ
る。図10は、従来の車両の通過速度超過警告システム
の一例の構成を示すブロック図であり、図11は、従来
の車両の通過速度超過警告システムの一例の送受波信号
のタイムチャート図である。
【0006】このような従来の車両の通過速度超過警告
システムでは、図10に示すように超音波パルスを天井
面から下方に出力して、その反射波を検知するとともに
車路の車両進行方向に所定間隔をおいて配置される2個
の超音波送受波器S1、S2と、これらの2個の超音波
送受波器S1、S2に超音波パルスを送波させるととも
にその反射波を検知するコントローラC’と、このコン
トローラC’からの出力信号によりアラームを出力する
警告装置Kと、を備えているかこのような構成によれ
ば、2個の超音波送受波器S1、S2を用いて、検知対
象物としての車両Mの車路R上の監視領域内の通過速度
を検知算出して、その通過速度が予め設定された閾速度
Vthよりも超過している場合には、警告装置Kよりア
ラームを出力していた。
【0007】即ち、超音波送受波器S1、S2は、コン
トローラC’から同期信号Aを受信すると、図8と図9
に示すように超音波パルスを同時に送波し、車両Mから
の反射波を受波信号aとして増幅回路を介して受信す
る。そしてこれを検波した信号bに対して検知ゲート時
間範囲内の検知対象物の反射信号の有無を監視する。そ
してこの検知ゲート時間範囲内に反射信号が有れば、図
11に示すように超音波送受波器S1、S2の各々は検
知信号B1、B2をコントローラC’に出力する。コン
トローラC’は、図11に示す車両Mからの個々の最初
の反射波の検知時間の差t1と、超音波送受波器S1、
S2間の所定距離x1とから、車両Mの位置P2の通過
速度v1を次の式から算出する。
【0008】v1=x1/t1 この通過速度v1が予め設定した所定の閾値Vthを超
えたときには、コントローラC’は警告装置Kにアラー
ムを出力させていた。しかしながら、このような従来の
車両の通過速度超過警告システムでは、監視領域内の通
過速度しか監視できず、監視領域外の通過速度を監視す
ることはできなかった。即ち、加速しながら監視領域内
を通過する車両が監視領域内を通過した直後に、その通
過速度が閾速度値を超えるような場合は監視(検知)で
きなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の事情
に鑑みてなされたものであって、車両の通過速度を監視
領域内で監視できるだけでなく、監視領域外へ出た車両
の通過速度をも予測し、監視できる車両の速度超過警告
システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された本発明は、次のような構成上の特徴を備え
ている。即ち、請求項1に記載された車両の速度超過警
告システムは、超音波パルスを出力して、その反射波を
検知するとともに車路の車両進行方向に所定間隔をおい
て配置される3個の超音波送受波器と、これらの3個の
超音波送受波器に超音波パルスを送波させるとともにそ
の反射波を検知し、車両の通過速度を算出し、その通過
速度より加速度を算出し、監視領域外の通過速度を予測
算出して、速度超過の有無を判別するコントローラと、
このコントローラからの判別信号によりアラームを出力
する警告装置と、を備えた車両の速度超過警告システム
であって、上記コントローラは、車両が通過する際に、
上記3個の超音波送受波器より超音波パルスを同時に送
波させ、このとき車両側から反射されて来た反射波を検
知し、個々の到達時間間隔を算出するセンサー制御部
と、隣合う2個ずつの2組の超音波送受波器間の距離と
検知時間の差から通過速度を算出する演算処理部と、更
に上記2つの通過速度より加速度を算出し、超音波送受
波器の監視領域外の所定距離離れた位置での通過速度を
上記加速度より予測算出する予測演算部と、この通過速
度が予め定めた閾値を超えたとき或は上記2つの通過速
度のうちどちらかの通過速度が予め定めた閾値を超えた
ときには、上記警告装置にアラームを出力させる通過速
度判別手段と、を備えている。
【0011】請求項2に記載された車両の速度超過警告
システムは、超音波パルスを出力して、その反射波を検
知するとともに車路の車両進行方向に所定間隔をおいて
配置される4個以上の複数個の超音波送受波器と、これ
らの複数個の超音波送受波器に超音波パルスを送波させ
るとともにその反射波を検知し、車両の通過速度を算出
し、その通過速度より加速度を算出し、監視領域外の通
過速度を予測算出して、速度超過の有無を判別するコン
トローラと、このコントローラからの判別信号によりア
ラームを出力する警告装置と、を備えた車両の速度超過
警告システムであって、上記コントローラは、車両が通
過する際に、上記複数個の超音波送受波器より超音波パ
ルスを同時に送波させ、このとき車両側から反射されて
来た反射波を検知し、個々の到達時間間隔を算出するセ
ンサー制御部と、隣合う2個ずつの3組以上の複数組の
超音波送受波器間の距離と検知時間の差から通過速度を
算出する演算処理部と、更に上記複数の通過速度より複
数の加速度を算出し、それらの加速度の平均値を算出し
て、超音波送受波器の監視領域外の所定距離離れた位置
での通過速度を上記平均加速度より予測算出する予測演
算部と、この通過速度が予め定めた閾値を超えたとき或
は上記複数の通過速度のうちどれかの通過速度が予め定
めた閾値を超えたときには、上記警告装置にアラームを
出力させる通過速度判別手段と、を備えている。
【0012】
【作用】本発明によれば、次のような作用が奏される。
即ち、請求項1に記載された車両の速度超過警告システ
ムでは、コントローラは、センサー制御部によって、車
両が通過する際に、車路の車両進行方向に所定間隔をお
いて配置される3個の超音波送受波器に、超音波パルス
を同時に送波させ、このとき車両側から反射されて来た
反射波を検知させ、個々の到達時間間隔を算出させる。
【0013】そしてコントローラの演算処理部によっ
て、隣合う2個ずつの2組の超音波送受波器間の距離と
検知時間の差から通過速度を算出するか、予測演算部に
よって、更に2つの通過速度より加速度を算出し、超音
波送受波器の監視領域外の所定距離離れた位置での通過
速度を加速度より予測して算出さしている。コントロー
ラの通過速度判別手段では、このようにして予測演算部
で求めた通過速度が予め定めた閾値を超えたとき或は演
算処理部で求めた2つの通過速度のうちどちらかの通過
速度が予め定めた閾値を超えたときには、警告装置にア
ラームを出力させる。
【0014】請求項2に記載された車両の速度超過警告
システムでは、コントローラは、センサー制御部によっ
て、車両が通過する際に、車路の進行方法に所定間隔を
おいて配置される4個以上の複数個の超音波送受波器
に、超音波パルスを同時に送波させ、このとき車両側か
ら反射されて来た反射波を検知させ、個々の到達時間間
隔を算出させる。
【0015】コントローラの演算処理部では、隣合う2
個ずつの3組以上の複数組の超音波送受波器間の距離と
検知時間の差(到達時間間隔)から通過速度を算出し、
更に予測演算部によって、更に複数個の通過速度より複
数の加速度を算出させ、それらの加速度の平均値を算出
させ、超音波送受波器の監視領域外の所定距離離れた位
置での通過速度を平均加速度より予測算出させる。
【0016】そしてコントローラの通過速度判別手段で
は、この予測演算部で求めた通過速度が予め定めた閾値
を超えたとき、或は演算処理部で求めた複数の通過速度
のうちどれかの通過速度が予め定めた閾値を超えたとき
に、警告装置にアラームを出力させる。
【0017】
【実施例】
実施例1 以下、本発明に係る車両の速度超過警告システムの一実
施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、
本発明に係る車両の速度超過警告システムの一実施例の
システム構成を示したブロック図であり、図2は、本発
明のシステムにおいて使用される超音波送受波器の送受
波信号の一例を示すタイムチャート図であり、図3は、
本発明のシステムにおいて使用されるコントローラのハ
ード構成を示すブロック図である。
【0018】本発明の車両の通過速度超過警告システム
は、超音波パルスを天井面から下方に出力して、その反
射波を検知する3個の超音波送受波器S1、S2、S3
と、これらの3個の超音波送受波器S1、S2、S3に
超音波パルスを送波させるとともにその反射波を検知
し、車両Mの通過速度を算出し、その通過速度より加速
度を算出し、監視領域外の通過速度を予測算出して、速
度超過の有無を判別するコントローラCと、このコント
ローラCからの出力信号によりアラームを出力する警告
装置Kと、を備えている。
【0019】3個の超音波送受波器S1、S2、S3
は、車路Rの車両進行方向に所定間隔をおいて天井面に
配置されている。即ち、超音波送受波器S1とS2の所
定間隔はx1、超音波送受器S2とS3の所定間隔はx
2として配置されている。図3に示すように、コントロ
ーラCは、車両Mが通過する際に3個の超音波送受波器
S1、S2、S3より超音波パルスを同時に送波させ、
このとき車両M側から反射されて来た反射波を検知し、
個々の到達時間間隔を算出するセンサー制御部CSと、
隣合う2個ずつの2組の超音波送受波器(S1とS
2)、(S2とS3)の間の距離x1、x2と検知時間
の差から通過速度を算出する演算処理部CPと、2つの
通過速度より加速度を算出し、超音波送受波器S1、S
2、S3の監視領域外の所定距離離れた位置pでの通過
速度を加速度より予測算出する予測演算部CYと、この
通過速度が予め定めた閾値Vthを超えたとき或は上記
2つの通過速度のうちどちらかの通過速度が予め定めた
閾値Vthを超えたときには、警告装置Kにアラームを
出力させる通過速度判別手段CHと、を備えている。
【0020】そして、更に車路Rの車両進行方向の所定
距離手前には、車両Mが監視領域に近づいたことを検知
する光センサーが常時出力状態で設けられ、車両Mの監
視領域への接近を監視している。尚、光センサー以外に
重量センサーを用いてもよい。このような構成によれ
ば、車両Mが監視領域に接近すると、まず光センサーS
Hが車両Mを検知してコントローラCに検知信号を送信
する。
【0021】そして、その検知信号を受けたコントロー
ラCのセンサー制御部CSは、同期信号Aを発信すると
ともに3個の超音波送受波器S1、S2、S3より超音
波パルスを同時に送波させ、車両Mの監視動作にはい
り、車両Mが監視領域にはいったときに車両M側から反
射されてきた反射波を検知して、図2に示すような検知
信号B1、B2、B3を受信し、個々の到達時間間隔を
算出する。
【0022】そして、演算処理部CPは、隣合う2個ず
つの2組の超音波送受波器(S1とS2)、(S2とS
3)間の距離と検知時間の差から通過速度を算出する。
通過速度v1、v2は次のようにして求める。即ち、は
図1、図2に示すように、超音波送受波器S1とS2間
の距離をx1、S2とS3間の距離をx2として、超音
波送受波器S3から通過速度予測する位置pまでの距離
をxpとし、車両Mが超音波送受波器S1、S2、S3
の監視領域内を通過した際の検知時間の差を各々t1、
t2とすると、超音波送受波器S1、S2間の通過速度
v1は、 v1=x1/t1 となり、超音波送受波器S2、S3間の通過速度v2
は、 v2=x2/t2 となる。
【0023】そして予測演算部CYは、この2つの通過
速度v1、v2より加速度αを算出し、監視領域外の所
定距離離れた位置pでの通過速度vpを加速度αより予
測算出する。即ち、加速度αは、 α=(v2−v1)/x2 で算出でき、監視領域外の所定距離離れた位置pにおけ
る予測通過速度vpは、 vp=v2+α・xp で算出できる。
【0024】図4は、車両の測定通過速度と通過位置の
関係を示すための説明図である。図4に示すようにこの
予測通加速度vpが予め定めた閾速度値Vthを超えた
とき、或は、通過速度v1または通過速度v2が閾速度
値Vthを超えたときには、通過速度判別手段CHが警
告装置Kにアラームを出力させる。これにより、監視領
域外の所定距離離れた位置pの通過速度も監視できる。
【0025】実施例2 図5は、本発明に係る車両の速度超過警告システムの別
の実施例のシステム構成を示したブロック図であり、図
6は、本発明のシステムにおいて使用される超音波送受
波器の送受波信号の別の例を示したタイムチャート図で
ある。本発明の車両の通過速度超過警告システムは、超
音波パルスを天井面から下方に出力して、その反射波を
検知する4個以上の複数個の超音波送受波器S1・・・
Snと、これら複数個の超音波送受波器S1・・・Sn
に超音波パルスを送波させるとともにその反射波を検知
し、車両Mの通過速度を算出し、その通過速度より加速
度を算出し、監視領域外の通過速度を予測算出して、速
度超過の有無を判別するコントローラCと、このコント
ローラCからの出力信号によりアラームを出力する警告
装置Kと、を備えている。
【0026】複数個の超音波送受波器S1・・・Sn
は、車路Rの車両進行方向に所定間隔をおいて天井面に
配置されている。即ち、超音波送受波器S1とS2の所
定間隔はx1、順にS2とS3との所定間隔はx2、・
・・Sn-1とSnとの所定間隔はxn-1として配置さ
れている。図3に示すように、コントローラCは、車両
Mが通過する際に、複数個の超音波送受波器S1・・・
Snより超音波パルスを同時に送波させ、このとき車両
M側から反射されて来た反射波を検知し、個々の到達時
間間隔を算出するセンサー制御部CSと、隣合う2個ず
つの3組以上の複数組の超音波送受波器(S1とS
2)、・・・(Sn-1とSn)の間の距離x1・・・
xn-1と検知時間の差から通過速度を算出する演算処
理部CPと、複数の通過速度より複数の加速度を算出
し、それらの加速度の平均値を算出して、超音波送受波
器S1・・・Snの監視領域外の所定距離離れた位置p
での通過速度を平均加速度より予測算出する予測演算部
CYと、この通過速度が予め定めた閾値Vthを超えた
とき或は上記複数の通過速度のうちどれかの通過速度が
予め定めた閾値Vthを超えたときには、警告装置Kに
アラームを出力させる通過速度判別手段CHと、を備え
ている。
【0027】そして、更に車路Rの車両進行方向の所定
距離手前には、車両Mが監視領域に近づいたことを検知
する光センサーが常時出力状態で設けられ、車両Mの監
視領域への接近を監視している。尚、光センサー以外に
重量センサーを用いてもよい。このような構成によれ
ば、車両Mが監視領域に接近すると、まず光センサーが
車両Mを検知してコントローラCに検知信号を送信す
る。
【0028】そして、その検知信号を受けたコントロー
ラCのセンサー制御部CSは、同期信号Aを発信すると
ともに複数個の超音波送受波器S1・・・Snより超音
波パルスを同時に送波させ、車両Mの監視動作にはい
り、車両Mが監視領域にはいったときに車両M側から反
射されてきた反射波を検知して図6に示すような検知信
号B1・・・Bnを受信し、個々の到達時間間隔を算出
する。
【0029】一方の演算処理部CPは、隣合う2個ずつ
の複数組の超音波送受波器(S1とS2)、・・・(S
n-1とSn)間の距離と検知時間の差から通過速度を
算出する。通過速度v1・・・vn-1は次のようにし
て求められる。即ち、図5、図6に示すように、超音波
送受波器S1とS2間の距離をx1・・・Sn-1とS
n間の距離をxn-1として、超音波送受波器Snから
通過速度を予想する位置pまでの距離をxpとし、車両
Mが超音波送受波器S1、S2、・・・Sn-1、Sn
の監視領域内を通過した際の検知時間の差を各々t1・
・・tn-1とすると、超音波送受波器S1、S2間の通
過速度v1は、 v1=x1/t1 となり、超音波送受波器S2、S3間の通過速度v2
は、 v2=x2/t2 となり、以下同様に ・ ・ ・ vn-1=xn-1/tn-1 となる。
【0030】また予測演算部CYは、複数の通過速度よ
り複数の加速度を算出し、監視領域外の所定距離離れた
位置pでの通過速度vpを平均加速度αhより予測算出
する。2つの隣合う通過位置間での加速度は次式より算
出できる。 αi(vi−vi-1)/xi (ここで、i=
2、・・・n-1) これらの加速度の全体の平均値を求めると、 αh=(Σαi)/(n-2) (ここで、i=
2、・・・n-1) となる。監視領域外の所定距離離れた位置pにおける予
測通過速度vpは、 vp=vn-1+αh・xp で算出できる。
【0031】図7は、車両の測定通過速度と通過位置の
関係を示すための説明図である。図7に示すようにこの
予測通過速度vpが予め定めた閾速度値Vthを超えた
とき、或は複数の通過速度v1・・・vn-1のうちど
れかの通過速度が閾速度値Vthを超えたときには、通
過速度判別手段CHが警告装置Kにアラームを出力させ
る。
【0032】これにより、監視領域外の所定距離離れた
位置pの通過速度をより正確に予測算出でき、その通過
速度を監視できる。尚、本発明は上述の実施例に限定さ
れず本発明の要旨を逸脱しない範囲において設計変更可
能である。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に示す効果を奏する。請求項1のシステムによれ
ば、監視領域外の所定距離離れた位置での通過速度も加
速度から予測でき、従って監視領域をひろげることが出
来る。それ故に、車両の速度超過による危険を広範囲に
渡って回避できる。
【0034】請求項2のシステムによれば、監視領域外
の所定距離離れた位置での通過速度も平均加速度からよ
り正確に予測でき、従って監視領域をひろげることが出
来る。それ故に、車両の速度超過による危険を広範囲に
渡って回避できる。更に超音波送受波器を多数配置して
いるので、平均加速度をより正確にでき、従って監視領
域外の所定距離離れた位置での通過速度をより正確に予
測算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の通過速度超過警告システム
の一実施例のシステム構成を示したブロック図である。
【図2】本発明のシステムにおいて使用される超音波送
受波器の送受波信号の一例を示すタイムチャートであ
る。
【図3】本発明のシステムにおいて使用されるコントロ
ーラのハード構成を示すブロック図である。
【図4】車両の測定通過速度と通過位置の関係を示すた
めの説明図である。
【図5】本発明に係る車両の通過速度超過警告システム
の別の実施例のシステム構成を示したブロック図であ
る。
【図6】本発明に係る車両通過速度超過警告システムの
超音波送受波器の送受波信号の別の例を示したタイムチ
ャートである。
【図7】車両の測定通過速度と通過位置の関係を示すた
めの説明図である。
【図8】パルス方式の超音波送受波器の基本動作の一例
を示す説明図である。
【図9】パルス方式の超音波送受波器の送受波信号のタ
イムチャートである。
【図10】従来の車両の通過速度超過警告システムの一
例の構成を示すブロック図である。
【図11】従来の車両の通過速度超過警告システムの一
例の送受波信号のタイムチャートである。
【符号の説明】
C コントローラ CH 通過速度判別手段 CP 演算処理部 CS センサー制御部 CY 予測演算部 K 警告装置 M 車両 R 車路 S1・・・Sn 超音波送受波器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波パルスを出力して、その反射波を検
    知するとともに車路の車両進行方向に所定間隔をおいて
    配置される3個の超音波送受波器と、 これらの3個の超音波送受波器に超音波パルスを送波さ
    せるとともにその反射波を検知し、車両の通過速度を算
    出し、その通過速度より加速度を算出し、監視領域外の
    通過速度を予測算出して、速度超過の有無を判別するコ
    ントローラと、 このコントローラからの判別信号によりアラームを出力
    する警告装置と、を備えた車両の速度超過警告システム
    であって、 上記コントローラは、車両が通過する際に、上記3個の
    超音波送受波器より超音波パルスを同時に送波させ、こ
    のとき車両側から反射されて来た反射波を検知し、個々
    の到達時間間隔を算出するセンサー制御部と、隣合う2
    個ずつの2組の超音波送受波器間の距離と検知時間の差
    から通過速度を算出する演算処理部と、更に上記2つの
    通過速度より加速度を算出し、超音波送受波器の監視領
    域外の所定距離離れた位置での通過速度を上記加速度よ
    り予測算出する予測演算部と、この通過速度が予め定め
    た閾値を超えたとき或は上記2つの通過速度のうちどち
    らかの通過速度が予め定めた閾値を超えたときには、上
    記警告装置にアラームを出力させる通過速度判別手段
    と、を備えたことを特徴とする車両の速度超過警告シス
    テム。
  2. 【請求項2】超音波パルスを出力して、その反射波を検
    知するとともに車路の車両進行方向に所定間隔をおいて
    配置される4個以上の複数個の超音波送受波器と、 これらの複数個の超音波送受波器に超音波パルスを送波
    させるとともにその反射波を検知し、車両の通過速度を
    算出し、その通過速度より加速度を算出し、監視領域外
    の通過速度を予測算出して、速度超過の有無を判別する
    コントローラと、 このコントローラからの判別信号によりアラームを出力
    する警告装置と、を備えた車両の速度超過警告システム
    であって、 上記コントローラは、車両が通過する際に、上記複数個
    の超音波送受波器より超音波パルスを同時に送波させ、
    このとき車両側から反射されて来た反射波を検知し、個
    々の到達時間間隔を算出するセンサー制御部と、隣合う
    2個ずつの3組以上の複数組の超音波送受波器間の距離
    と検知時間の差から通過速度を算出する演算処理部と、
    更に上記複数の通過速度より複数の加速度を算出し、そ
    れらの加速度の平均値を算出して、超音波送受波器の監
    視領域外の所定距離離れた位置での通過速度を上記平均
    加速度より予測算出する予測演算部と、この通過速度が
    予め定めた閾値を超えたとき或は上記複数の通過速度の
    うちどれかの通過速度が予め定めた閾値を超えたときに
    は、上記警告装置にアラームを出力させる通過速度判別
    手段と、を備えたことを特徴とする車両の速度超過警告
    システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998036279A1 (fr) * 1997-02-12 1998-08-20 Matsuo Sangyo Kabushiki Kaisha Dispositif d'evaluation et d'indication de la vitesse
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