JPH0861386A - 湿式多板摩擦クラッチ及びその製造方法 - Google Patents
湿式多板摩擦クラッチ及びその製造方法Info
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- JPH0861386A JPH0861386A JP6215229A JP21522994A JPH0861386A JP H0861386 A JPH0861386 A JP H0861386A JP 6215229 A JP6215229 A JP 6215229A JP 21522994 A JP21522994 A JP 21522994A JP H0861386 A JPH0861386 A JP H0861386A
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- Japan
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- plate
- friction
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- wet multi
- clutch
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/60—Clutching elements
- F16D13/64—Clutch-plates; Clutch-lamellae
- F16D13/648—Clutch-plates; Clutch-lamellae for clutches with multiple lamellae
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/06—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
- F16D25/062—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
- F16D25/063—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially
- F16D25/0635—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
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- Y10T428/21—Circular sheet or circular blank
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 湿式多板摩擦クラッチにおいて、冷却効果を
上げ、摩擦材に負担をかけず耐久性能を向上させた駆動
摩擦板を得る。 【構成】 湿式多板摩擦クラッチの駆動摩擦板4におい
て一部に切欠部42を設ける。図において、4aは摩擦
材、4bは芯金である。又43は面取部を示している。
上げ、摩擦材に負担をかけず耐久性能を向上させた駆動
摩擦板を得る。 【構成】 湿式多板摩擦クラッチの駆動摩擦板4におい
て一部に切欠部42を設ける。図において、4aは摩擦
材、4bは芯金である。又43は面取部を示している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は湿式多板摩擦クラッ
チ、特に芯金の両面に摩擦材を貼った駆動側摩擦板の構
成及びその芯金の製造方法に関する。
チ、特に芯金の両面に摩擦材を貼った駆動側摩擦板の構
成及びその芯金の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に湿式多板摩擦クラッチの基本的な
構成を示し、図6は図5のA−A断面で示した従来のク
ラッチドラムの構成を示す図、図7は摩擦板の構成及び
配列を示す図であって、図5において、1はクラッチド
ラム、2は受動摩擦板、3はクラッチハブ、4は駆動摩
擦板、6はピストン、9aは係止部材、14は軸筒であ
る。
構成を示し、図6は図5のA−A断面で示した従来のク
ラッチドラムの構成を示す図、図7は摩擦板の構成及び
配列を示す図であって、図5において、1はクラッチド
ラム、2は受動摩擦板、3はクラッチハブ、4は駆動摩
擦板、6はピストン、9aは係止部材、14は軸筒であ
る。
【0003】図7(a)は受動摩擦板2と駆動摩擦板4
の構成と配列を示し、図7(b)は摩擦板2と4が重ね
られて押しつけられているところを示し、受動摩擦板2
は金属板からなり、外周にスプライン突起21を有して
いる。駆動摩擦板4は内周にスプライン突起41を有す
る芯金4bの両面に湿式摩擦材4aが貼りつけられてい
る。
の構成と配列を示し、図7(b)は摩擦板2と4が重ね
られて押しつけられているところを示し、受動摩擦板2
は金属板からなり、外周にスプライン突起21を有して
いる。駆動摩擦板4は内周にスプライン突起41を有す
る芯金4bの両面に湿式摩擦材4aが貼りつけられてい
る。
【0004】図6は前述の如く図5のA−A断面で示す
クラッチドラム1の従来の構成を示し、クラッチドラム
1はアウタードラム8とインナードラム9とからなる。
10はスプライン溝であり、受動摩擦板2のスプライン
突起21と係合する。8aは油供給孔である。インナー
ドラム9はピストン6側でアウタードラム8にスポット
溶接等で接合されている。
クラッチドラム1の従来の構成を示し、クラッチドラム
1はアウタードラム8とインナードラム9とからなる。
10はスプライン溝であり、受動摩擦板2のスプライン
突起21と係合する。8aは油供給孔である。インナー
ドラム9はピストン6側でアウタードラム8にスポット
溶接等で接合されている。
【0005】図5によって摩擦クラッチの作動を説明す
れば、図示しないトランスミッションケースに固定され
た軸筒部14に、回転自在に支持されたクラッチドラム
1と、図示されていない他のクラッチドラムに固定され
たクラッチハブ3と、クラッチドラム1に支持された受
動摩擦板2と、クラッチハブ3に支持された駆動摩擦板
4とが交互に装着されている。
れば、図示しないトランスミッションケースに固定され
た軸筒部14に、回転自在に支持されたクラッチドラム
1と、図示されていない他のクラッチドラムに固定され
たクラッチハブ3と、クラッチドラム1に支持された受
動摩擦板2と、クラッチハブ3に支持された駆動摩擦板
4とが交互に装着されている。
【0006】ピストン6で摩擦板2,4を係止部材9a
に押しつけると、クラッチハブ3からクラッチドラム1
へ動力が伝達される。摩擦クラッチにおいては、ドラグ
トルクを低減させかつ耐熱耐久性の向上が問題となる。
に押しつけると、クラッチハブ3からクラッチドラム1
へ動力が伝達される。摩擦クラッチにおいては、ドラグ
トルクを低減させかつ耐熱耐久性の向上が問題となる。
【0007】ドラグトルクを低減させる従来例の溝パタ
ーンを図8に示す。図8(a)は駆動摩擦板4を、図8
(b)は受動摩擦板2を夫々示している。駆動摩擦板4
は芯金4b(スプライン突起41とその近傍がみえてい
る。)の両面に摩擦材4aが貼りつけられている。そし
て摩擦材表面には油溝4cを設け、潤滑油の剪断抵抗を
低減させドラグトルクを減少させる。
ーンを図8に示す。図8(a)は駆動摩擦板4を、図8
(b)は受動摩擦板2を夫々示している。駆動摩擦板4
は芯金4b(スプライン突起41とその近傍がみえてい
る。)の両面に摩擦材4aが貼りつけられている。そし
て摩擦材表面には油溝4cを設け、潤滑油の剪断抵抗を
低減させドラグトルクを減少させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の湿式多板摩擦ク
ラッチにおいては、潤滑油膜の形成により摩擦特性や、
空転時のドラグトルク(引きづりトルク)が変化する問
題点を持っている。(特に潤滑油の粘度の高い低温領
域)そこで前記の如く摩擦材表面に油溝を形成する手法
もあるが、油溝の表面面積率を高くしすぎると耐久性に
問題があり、また摩擦材の摩耗によって溝部の断面積が
減少し、効果が薄れる問題点もあった。
ラッチにおいては、潤滑油膜の形成により摩擦特性や、
空転時のドラグトルク(引きづりトルク)が変化する問
題点を持っている。(特に潤滑油の粘度の高い低温領
域)そこで前記の如く摩擦材表面に油溝を形成する手法
もあるが、油溝の表面面積率を高くしすぎると耐久性に
問題があり、また摩擦材の摩耗によって溝部の断面積が
減少し、効果が薄れる問題点もあった。
【0009】さらにある条件以上の発熱を受けると、溝
による冷却効果より以上に単位面積当りの吸収エネルギ
ーが高まることにより、摩擦材の熱劣化が進行し、焼損
に至ることさえある。よってドラグトルク低減と摩擦材
の耐熱寿命はある変曲点をもって相反する関係をもって
いる。また連続すべり状態での潤滑状態は油溝の断面積
(体積)により耐久性は大きく影響を受けるため、耐熱
寿命を向上させるためには、いかに潤滑油を供給するか
にかかっている。そこで成型加工等による溝加工では十
分な溝深さ(断面溝面積)は得られないため切削加工等
により芯金にまで到達する溝加工を行う。しかしこれで
は摩擦材の強度を維持する繊維等をより多く切断するこ
ととなり、摩擦材の耐久性を悪化させる。その上加工バ
ラツキによっては芯金にまでカッターが到達し、芯金と
しての強度を低下させることもある。
による冷却効果より以上に単位面積当りの吸収エネルギ
ーが高まることにより、摩擦材の熱劣化が進行し、焼損
に至ることさえある。よってドラグトルク低減と摩擦材
の耐熱寿命はある変曲点をもって相反する関係をもって
いる。また連続すべり状態での潤滑状態は油溝の断面積
(体積)により耐久性は大きく影響を受けるため、耐熱
寿命を向上させるためには、いかに潤滑油を供給するか
にかかっている。そこで成型加工等による溝加工では十
分な溝深さ(断面溝面積)は得られないため切削加工等
により芯金にまで到達する溝加工を行う。しかしこれで
は摩擦材の強度を維持する繊維等をより多く切断するこ
ととなり、摩擦材の耐久性を悪化させる。その上加工バ
ラツキによっては芯金にまでカッターが到達し、芯金と
しての強度を低下させることもある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明では前記の課題
を解決するため、芯金の両面に摩擦材を貼りつけた駆動
摩擦板の一部を切断した湿式多板クラッチを得たもので
ある。
を解決するため、芯金の両面に摩擦材を貼りつけた駆動
摩擦板の一部を切断した湿式多板クラッチを得たもので
ある。
【0011】
【実施例】図1にこの発明の駆動摩擦板4の実施例を示
す。図1の(a)〜(e)の全図を通じて4aは摩擦
材、4bは芯金、41はスプライン突起を示している。
(a)は摩擦板4に切欠部42を設けた実施例を示して
いる。(b)は切欠部42の端部に面取り加工部43を
設けたところを示している。
す。図1の(a)〜(e)の全図を通じて4aは摩擦
材、4bは芯金、41はスプライン突起を示している。
(a)は摩擦板4に切欠部42を設けた実施例を示して
いる。(b)は切欠部42の端部に面取り加工部43を
設けたところを示している。
【0012】(c)は切欠部42に端面を基準として段
差をつけたところを示している。(d)は切欠部42に
端面を基準として捩れを設けたところを示している。
(e)は切欠部42において、径方向にテーパをつけた
ところを示している。
差をつけたところを示している。(d)は切欠部42に
端面を基準として捩れを設けたところを示している。
(e)は切欠部42において、径方向にテーパをつけた
ところを示している。
【0013】この発明では摩擦板の一部を切断すること
により十分な断面溝面積を確保し、ドラグトルク低減効
果を高める。そして厚さ方向に十分な潤滑油排出溝を形
成することにより、油溝の表面面積率を小さくすること
が可能となり、耐熱耐久性を阻害することがない。ま
た、連続滑りにおいては、摩擦板の厚さ分の油供給、排
出溝が確保されるため、従来以上の潤滑条件の改善とな
り、耐熱耐久性が向上する。ただし、ドラグトルク低減
効果をより高めるため摩擦材表面に油溝を形成させても
よい。
により十分な断面溝面積を確保し、ドラグトルク低減効
果を高める。そして厚さ方向に十分な潤滑油排出溝を形
成することにより、油溝の表面面積率を小さくすること
が可能となり、耐熱耐久性を阻害することがない。ま
た、連続滑りにおいては、摩擦板の厚さ分の油供給、排
出溝が確保されるため、従来以上の潤滑条件の改善とな
り、耐熱耐久性が向上する。ただし、ドラグトルク低減
効果をより高めるため摩擦材表面に油溝を形成させても
よい。
【0014】なお、同様な考え方として摩擦材が貼りつ
けられていない受動摩擦板2を切断することも考えられ
るが、そうすると、相手方の駆動摩擦板に貼りつけられ
ている摩擦材は弾性体であるので摺動中に切断部に摩擦
材が連続的に入りこみ、剪断を受け、摩耗が著しく進行
するため耐久性が問題となる。そのため受動摩擦板を切
断することはできない。
けられていない受動摩擦板2を切断することも考えられ
るが、そうすると、相手方の駆動摩擦板に貼りつけられ
ている摩擦材は弾性体であるので摺動中に切断部に摩擦
材が連続的に入りこみ、剪断を受け、摩耗が著しく進行
するため耐久性が問題となる。そのため受動摩擦板を切
断することはできない。
【0015】次に切断部の端部を面取りすることにより
単に油膜を排出するだけでなく、くさび効果によって摩
擦板の間の隙間を確保し、一層ドラグトルク低減効果を
高めることができる。さらにまた、ドラグトルク低減の
ために従来摩擦板にウエーブ加工を行う場合もあった
が、切断部の端部を捩るとか段差をつけることにより、
簡単な製造方法で同等の効果を得ることができる。(ウ
エーブ加工とは、円周等間隔にて波状形を与え、受動板
と駆動板を強制的に引き離す作用をもたすことにより、
空転時のドラグトルクを軽減するものである。)
単に油膜を排出するだけでなく、くさび効果によって摩
擦板の間の隙間を確保し、一層ドラグトルク低減効果を
高めることができる。さらにまた、ドラグトルク低減の
ために従来摩擦板にウエーブ加工を行う場合もあった
が、切断部の端部を捩るとか段差をつけることにより、
簡単な製造方法で同等の効果を得ることができる。(ウ
エーブ加工とは、円周等間隔にて波状形を与え、受動板
と駆動板を強制的に引き離す作用をもたすことにより、
空転時のドラグトルクを軽減するものである。)
【0016】図2(a)(b)(c)は切欠部の形状及
び幅を、潤滑油の排出性、摩擦材の耐熱性を考慮し、溝
面積率を加味して、種々に定めた例を示したものであっ
て、42a,42b,42cは夫々の場合の切断部を示
している。又図2(b)(c)には油溝4cを設けたも
のを示している。切欠部の端面部は条件によっては摩擦
材が欠けやすい場合もあるので、図3(a)に示すよう
に作動に影響を受けない部品(硬い摩擦材、樹脂等)4
4を接合するか、図3(b)の符号45で示すように、
端面の樹脂含浸率を多く配合した部分を設けることもあ
る。
び幅を、潤滑油の排出性、摩擦材の耐熱性を考慮し、溝
面積率を加味して、種々に定めた例を示したものであっ
て、42a,42b,42cは夫々の場合の切断部を示
している。又図2(b)(c)には油溝4cを設けたも
のを示している。切欠部の端面部は条件によっては摩擦
材が欠けやすい場合もあるので、図3(a)に示すよう
に作動に影響を受けない部品(硬い摩擦材、樹脂等)4
4を接合するか、図3(b)の符号45で示すように、
端面の樹脂含浸率を多く配合した部分を設けることもあ
る。
【0017】図4は芯金4bの製造方法を示し、(a)
は芯金の断面が矩形、(b)は同じくスプライン突起4
1に向って寸法が小さくなる台形である場合を示し、
(c)は芯金4bを形成する帯状の鋼板50を示してい
る。鋼板50を矢印Rで示す如く曲げて環状の芯金4b
を形成する。帯状鋼板50の断面が(b)に示す如く台
形のときはこの薄い側(スプライン突起側)を内周にし
て曲げるので、外側は引っぱりを受けて伸び、内側は圧
縮されるので、板厚の均一な芯金を形成することができ
る。
は芯金の断面が矩形、(b)は同じくスプライン突起4
1に向って寸法が小さくなる台形である場合を示し、
(c)は芯金4bを形成する帯状の鋼板50を示してい
る。鋼板50を矢印Rで示す如く曲げて環状の芯金4b
を形成する。帯状鋼板50の断面が(b)に示す如く台
形のときはこの薄い側(スプライン突起側)を内周にし
て曲げるので、外側は引っぱりを受けて伸び、内側は圧
縮されるので、板厚の均一な芯金を形成することができ
る。
【0018】
【発明の効果】この発明の湿式多板摩擦クラッチは、駆
動摩擦板に切欠部を設けてあるので、切欠を冷却用油溝
に使用でき、充分な油溝面積をとって冷却効果をあげ、
さらに摩擦材に油溝が設けられていないので、摩擦材に
負担がかからず、耐久性能を向上することができる。
動摩擦板に切欠部を設けてあるので、切欠を冷却用油溝
に使用でき、充分な油溝面積をとって冷却効果をあげ、
さらに摩擦材に油溝が設けられていないので、摩擦材に
負担がかからず、耐久性能を向上することができる。
【0019】又、ドラグトルク低減効果のためのウエー
ブも容易に形成できる。
ブも容易に形成できる。
【図1】この発明の摩擦板の実施例を示す図。
【図2】切欠の種々の形状を示す図。
【図3】切欠部に加工を施した例を示す図。
【図4】この発明の摩擦板の製造法の説明図。
【図5】湿式多板摩擦クラッチの構成を示す図。
【図6】図1のA−A断面で示した従来のクラッチドラ
ムの構成を示す図。
ムの構成を示す図。
【図7】従来の摩擦板の構成及び配列を示す図。
【図8】従来の摩擦板の溝形状の一例を示す図。
1 クラッチドラム 2 受動摩擦板 3 クラッチハブ 4 駆動摩擦板 4a 湿式摩擦材 4b 芯金 4c 油溝 6 ピストン 8 アウタードラム 8a 油供給孔 9 インナードラム 9a 係止部材 10 スプライン溝 11 円筒部分 12 内周面 21 スプライン突起 41 スプライン突起 42 切欠部 42a 切断部 42b 切断部 42c 切断部 43 面取部 44 接合される他部品 45 樹脂含浸率を高めた部分
Claims (6)
- 【請求項1】 入力軸に接続された複数の摩擦板と、出
力軸に接続された複数の摩擦板とを交互に重ね備え、こ
れらの摩擦板の摩擦係合で動力の断続を行う湿式多板摩
擦クラッチにおいて、摩擦材を芯金の両面に貼ったルー
プ状の駆動摩擦板の一部が切断されていることを特徴と
する湿式多板摩擦クラッチ。 - 【請求項2】 前記の摩擦板の切断部は端面を基準とし
て捩れもしくは段差を有することを特徴とする請求項1
記載の湿式多板摩擦クラッチ。 - 【請求項3】 前記の摩擦板の切断部には、作動に影響
を受けない他の部品を接合してあることを特徴とする請
求項1記載の湿式多板摩擦クラッチ。 - 【請求項4】 前記の摩擦板の切断部には、端面の樹脂
含浸率が多く配合されていることを特徴とする請求項1
記載の湿式多板摩擦クラッチ。 - 【請求項5】 請求項1に記載の芯金の製造法におい
て、1枚の帯状の金属板を、長手方向に曲げ加工して、
この金属板の両端面を近接させ、平面環状に成形するこ
とを特徴とする湿式摩擦クラッチの摩擦板の製造方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の芯金製造方法におい
て、芯金となる帯状金属板として帯幅方向に板厚が傾斜
した金属板を使用し、板厚の薄い側を内周として環状に
加工し、板厚の均一な芯金を形成することを特徴とする
請求項5に記載の摩擦板の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6215229A JPH0861386A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 湿式多板摩擦クラッチ及びその製造方法 |
US08/516,930 US5647466A (en) | 1994-08-18 | 1995-08-18 | Wet multidisk friction clutch and fabrication process thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6215229A JPH0861386A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 湿式多板摩擦クラッチ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0861386A true JPH0861386A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16668853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6215229A Pending JPH0861386A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 湿式多板摩擦クラッチ及びその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5647466A (ja) |
JP (1) | JPH0861386A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008095704A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-24 | Aisin Seiki Co Ltd | 電磁連結装置 |
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US6634478B2 (en) | 2001-10-12 | 2003-10-21 | Alto Products Corp. | Rapid release clutch pack |
WO2007053237A1 (en) * | 2005-11-01 | 2007-05-10 | Borgwarner Inc. | Segmented and laminated core steel plate for single and/or double sided wet clutch friction plates or separator plates |
JP5039060B2 (ja) * | 2006-02-21 | 2012-10-03 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | セグメント化されたコアプレート及びフリクションプレート |
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JP2011174597A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | F C C:Kk | プレート体、同プレート体を備える摩擦クラッチ装置およびブレーキ装置 |
CN105393011A (zh) * | 2013-05-15 | 2016-03-09 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 减少阻力的离合器板 |
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