JPH086125B2 - 帯状鋼板上への軸受合金粉末の散布方法 - Google Patents

帯状鋼板上への軸受合金粉末の散布方法

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JPH086125B2
JPH086125B2 JP62213638A JP21363887A JPH086125B2 JP H086125 B2 JPH086125 B2 JP H086125B2 JP 62213638 A JP62213638 A JP 62213638A JP 21363887 A JP21363887 A JP 21363887A JP H086125 B2 JPH086125 B2 JP H086125B2
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JP
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strip steel
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明 加納
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エヌデ−シ−株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <発明の目的> 産業上の利用分野 本発明は帯状鋼板上への軸受合金粉末の散布方法に係
り、詳しくは、軸受用金属粉末を歩留り良く帯状鋼板上
へ散布してスラストすべり軸受を製造できる散布方法に
係る。
従来の技術 従来、第7図(a)、(b)および(c)に示すよう
なスラスト軸受製品を製造するには第8図に示すように
帯鋼板1の全面にホッパー6から軸受合金粉末9を散布
し、これを焼結炉10中で焼結した後、ロール11で圧延す
ることによって得られた帯状裏金付軸受合金12(縦断面
図を第9図に示す)から型打抜して製造するか、若しく
は軸受合金粉末を型に入れ焼結して製造していた。
従って、前者においては製品歩留りが悪い欠点があ
り、後者では生産能率不良の欠点があるため更に効率的
な製造方法が求められていた。
発明が解決しようとする問題点 本発明はこれらの問題点の解決を目的とし、具体的に
は、帯状鋼板上に軸受合金粉末を製品形状に合せて連続
して散布でき、軸受合金粉末の歩留り良く、スラストす
べり軸受を製造できる方法を提供する。
<発明の構成> 問題点を解決するための手段ならびにその作用 すなわち、本発明方法は帯状鋼板上に軸受合金粉末を
散布する際に、この散布に使用する散布ドラムの本体の
外周面に沿って間隔をおいて設けられた溝内に軸受合金
粉末を充填する一方、この充填された軸受合金粉末を、
散布ドラムの本体の外周面上に当接しかつ固定されてい
る外側ドラムにすべり軸受の形状に合わせて形成された
流出孔から散布ドラムの本体を外側ドラムの内面に沿っ
て回転摺動させて、軸受合金粉末を帯状鋼板上に散布す
ることを特徴とする。
以下、図面によって本発明の手段たる構成ならびに作
用を説明すると、次の通りである。
なお、第1図は本発明における粉末散布方法の一例を
示す斜視図である。
第2図(a)、(b)、(c)および(イ)、
(ロ)、(ハ)はそれぞれ粉末散布ドラムの流出孔の例
の説明図である。
第3図は軸受合金粉末が流出孔から帯鋼板上に散布さ
れる状況を示す説明図である。
第4図は本発明に係る粉末散布方法の一例を示す斜視
図である。
第5図は第4図のA−A方向の縦断面図である。
第6図は本発明方法で使用する散布ドラムの斜視図で
ある。
第7図(a)、(b)および(c)はそれぞれスラス
トすべり軸受の例を示す斜視図である。
第8図は裏金付焼結軸受合金の製造工程の一例の工程
図である。
第9図は裏金付軸受合金の縦断面図である。
まず、本発明方法は、たとえば第7図(a)、(b)
および(c)で示すスラストすべり軸受の製造するため
に軸受合金粉末を散布する方法であって、連続的に供給
される帯鋼板上に前記スラストすべり軸受の形状に合せ
て軸受合金粉末を散布したのちは、焼結し、その後打抜
いて、第7図(a)、(b)ならびに(c)に示すスラ
ストすべり軸受を製造する。
そこで、本発明方法によって実施例によって更に具体
的に説明すると、次の通りである。
第1図は粉末散布方法の一例を示す斜視図であって、
1は連続的に供給される帯鋼板である。2は粉末散布ド
ラムであって、この散布ドラム2は第4図ならびに第5
図に示すように構成される。散布ドラム2の本体7外周
面には、その外周面上に当接して外側ドラム5が固定さ
れて形成され、外側ドラム5には、製造すべきスラスト
すべり軸受の形に合せて第2図(a)、(b)、(c)
に示す丸穴流出孔3若しくは(イ)、(ロ)、(ハ)に
示す形状のスリット穴3を多数個設けられている。この
散布ドラム2の本体7を帯鋼板1上において外側ドラム
5の内面に沿って回転摺動することにより、その内部の
軸受合金粉末9は第3図に示すように粉末流出孔3より
帯鋼板1上にすべり軸受の形状に合わせて散布される。
この際、散布ドラム2の中に軸受合金粉末9を供給す
るには、ドラム2の中空シャフトより吸引方式で供給す
ればよい。
更に詳しく説明すると、第4図は粉末散布方法の一つ
の例を示し、第4図はその外観を示す斜視図であり、第
5図は第4図A−A方向の縦断面図である。第6図は散
布ドラム2の本体7であって、この本体7の外周面上に
外側ドラム5が固定して設けられ、本体7には軸受粉末
ストック用の溝8が設けられている。この散布ドラム2
の本体7は第5図に示すようにホッパー付き外側ドラム
5の内部に回転可能に設けられ、ホッパー6の供給孔に
散布ドラムの本体7の溝8が位置した時にホッパー内の
軸受合金粉末9を受取り180゜回転して溝8が帯鋼板位
置にきた時、外側ドラム5の粉末流出孔3(第2図
(a)、(b)、(c)および(イ)、(ロ)、(ハ)
参照)から帯鋼板1上にスラストすべり軸受等の形状に
沿った形で散布される。
なお、粉末流出孔3の形状は前記の連続丸穴やスリッ
ト穴に限定されるものではなく、これらの組合せや他の
種々の形状およびその組合せで実施することもでき、ま
た、粉末流出孔の大きさは目的とする製品の形や大き
さ、ラインスピード、ドラム外径等によって調整される
が、粉末の散布形状は目的とする製品の寸法より大き目
に散布される。
以上のように、帯鋼板上に軸受合金粉末を散布した後
は、従来公知の焼結、圧延工程を経てプレス加工によっ
て型抜きし仕上げられる。
また、本発明方法は軸受合金の種類に特定されず、焼
結合金であれば、何れの金属でも実施することができ
る。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明方法は帯状鋼板上に軸受
合金粉末を散布する際に、この散布に使用する散布ドラ
ムの本体の外周面に沿って間隔をおいて設けられた溝内
に軸受合金粉末を充填する一方、この軸受合金粉末を、
散布ドラムの外周面上の外側ドラムにすべり軸受の形状
に合わせて形成された流出孔から、散布ドラムの本体を
外側ドラムの内面に沿って回転させて、軸受合金粉末を
帯状鋼板上に散布することを特徴とする。
したがって、本発明方法によって従来の帯状裏金付軸
受合金から型打抜して製造する方法より軸受合金粉末の
歩留りが30%以上向上し、また、連続して鋼板上に形状
焼結できるので生産能率も高く、更に帯鋼板上に多種類
の形状物を同時に焼結することが可能である等の特徴が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における粉末散布方法の一例を示す斜視
図である。 第2図(a)、(b)、(c)および(イ)、(ロ)、
(ハ)はそれぞれ粉末散布ドラムの流出孔の例の説明図
である。 第3図は軸受合金粉末が流出孔から帯鋼板上に散布され
る状況を示す説明図である。 第4図は本発明に係る粉末散布方法の一例を示す斜視図
である。 第5図は第4図のA−A方向の縦断面図である。 第6図は本発明方法で使用する散布ドラムの斜視図であ
る。 第7図(a)、(b)および(c)はそれぞれスラスト
すべり軸受の例を示す斜視図である。 第8図は裏金付焼結軸受合金の製造工程の一例の工程図
である。 第9図は裏金付軸受合金の縦断面図である。 符号1……帯鋼板 2……粉末散布ドラム 3……粉末流出孔 4……形状散布粉末 5……外側ドラム 6……ホッパー 7……散布ドラムの本体 8……溝 9……軸受合金粉末 10……焼結炉 11……ロール 12……軸受合金

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状鋼板上に軸受合金粉末を散布する際
    に、この散布に使用する散布ドラムの本体の外周面に沿
    って間隔をおいて設けられた溝内に軸受合金粉末を充填
    する一方、この充填された軸受合金粉末を、前記散布ド
    ラムの本体の外周面上に当接しかつ固定されている外側
    ドラムにすべり軸受の形状に合わせて形成された流出孔
    から前記散布ドラムの本体を前記外側ドラムの内面に沿
    って回転摺動させて、軸受合金粉末を前記帯状鋼板上に
    散布することを特徴とする帯状鋼板上への軸受合金粉末
    の散布方法。
JP62213638A 1987-08-27 1987-08-27 帯状鋼板上への軸受合金粉末の散布方法 Expired - Lifetime JPH086125B2 (ja)

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JPS6455420A JPS6455420A (en) 1989-03-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4002472A (en) * 1975-05-01 1977-01-11 Federal-Mogul Corporation Process for making composite bearing material

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JPS6455420A (en) 1989-03-02

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