JPH0860848A - 装飾板の張設構造 - Google Patents

装飾板の張設構造

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JPH0860848A
JPH0860848A JP19637694A JP19637694A JPH0860848A JP H0860848 A JPH0860848 A JP H0860848A JP 19637694 A JP19637694 A JP 19637694A JP 19637694 A JP19637694 A JP 19637694A JP H0860848 A JPH0860848 A JP H0860848A
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decorative plate
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fixed
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metal
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JP19637694A
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Masami Suzuki
正實 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人造大理石等の装飾板施工の簡便迅速且つ容
易性を有して仕上げが良好となる張設構造を提供する。 【構成】 パネル状の装飾板5の天面5aと底面5bに
それぞれ係合溝7を形成し、この係合溝7に嵌合する係
合辺1a,2a,3aを有する所定長さの支持金物1,
2,3を鋲又はねじ4で支持体6に固定して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンクリート建築又は
木造建築にかかる室内の内壁をパネル状の装飾板で仕上
げるための装飾板の張設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリート建築の室内ではコ
ンクリート面を隠蔽するために、ペンキを塗布し、壁紙
を貼り、若しくはパネル状の装飾板を張設する。また、
木造建築にあっても、台所や風呂場などにあってはタイ
ルやパネル状の人造大理石板を張設することがある。
【0003】従来、人造大理石からなるパネル状の装飾
板の張設構造は、図10(A)に示すように、支持体6
が木造であると、柱6aに下地板14を張設し、この下
地板14に接着剤15を塗布し、その接着剤15に直
接、装飾板5,5を押し付けて接着固定していた。
【0004】さらに、支持体がコンクリートであると、
図10(B)に示すように、コンクリート壁16にモル
タル17を塗布し、このモルタル17が固化した表面に
接着剤15を塗布し、その接着剤15に直接、装飾板
5,5を押し付けて接着固定していた。 また、図11
(A),(B)に示すように、支持体6に支持金物18
を鋲19,19で固定し、支持金物18のT字型部20
を上下にして、図12(A),(B)に示すように、上
下の装飾板5,5には天面5aと底面5bにそのT字型
部20を挿入する穴21,21を設けて係合させてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の装飾板の張設構造は、接着剤15にて直接人造大理
石板を下地板14又はモルタル17に固定すると、透明
感のある人造大理石はそれらが透けて見えるので見映え
を損なうほか、下地板14やモルタル17の施工が必要
であって、しかも、モルタル17や接着剤15の硬化す
る時間が長く、施工作業に時間と労力を要してコスト上
昇を招来する。
【0006】また、接着剤15で接着固定する装飾板5
は、均一な肉厚寸法でなければ表面が平滑かつ平坦でな
く、凹凸ができるが、現状における人造大理石板は手作
業による製造が多くて肉厚の均一性が今一つ不揃いの傾
向にある。しかも、接着剤15にて張設すべき人造大理
石板は、形状的に余り大きなサイズとすると、その重量
を接着剤だけでは支持できないから、接着剤で重量を支
えることができる程度の、比較的小さなパネル状にしか
用いることができない欠点がある。
【0007】さらに、装飾板5の天面5aと底面5bに
上下で互いに合致する穴21,21を穿つ場合、予め工
場等において穴21,21を穿設しておくと、張設現場
においてはそれらが互いに合致せず、したがって、現場
でドリル等にて穴開け作業をしなければならない不都合
が生じることがある。しかも、互いに合致する穴21に
T字型部20を挿入するだけでは、表面のめくりに対し
ては効果があるものの、支持体6に対する支持力は弱
い。また、支持金物18もかなりの強度を持たせなけれ
ば使用できないからコスト上昇を招く。
【0008】そこで、この発明は、上記事情に鑑み、装
飾板施工の簡便迅速且つ容易性を有して仕上げが良好と
なる張設構造を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる装飾板
の張設構造は、請求項1によれば、パネル状の装飾板の
天面と底面に係合溝を形成し、この係合溝に嵌合する辺
縁を有する所定長さの支持金物を支持体に固定してなる
ことを特徴とする。
【0010】請求項2によれば、前記支持金物が装飾板
の天面の係合溝に嵌合する係合辺を設けた断面略L字型
と略逆L字型の複合体からなる最上端用金物と、上部と
下部の装飾板の係合溝に嵌合する係合辺を設けた断面略
T字型のジョイント金物と、及び、底面の係合溝に嵌合
する係合辺を設けた断面略L字型の積け出し用金物とか
らなることを特徴とする。
【0011】請求項3によれば、前記支持金物がそれぞ
れ二体に分割されて長孔とねじを介し支持体と装飾板間
の間隔を調節して不陸調整可能に形成されていることを
特徴とする。
【0012】請求項4によれば、前記装飾板の係合溝は
装飾板の表面から一定距離で形成されていることを特徴
とする。
【0013】
【作用】装飾板を張設すべき支持体の下部に初めに支持
金物(積け出し用金物)を固定し、その係合辺に第1の
装飾板の底面の係合溝を係合させ、その天面の係合溝に
支持金物(ジョイント金物)の下部の係合辺を係合させ
た後、該ジョイント金物を支持体に固定し、該ジョイン
ト金物の上部の係合辺に第2の装飾板の底面の係合溝を
係合させ、該第2の装飾板の天面の係合溝に支持金物
(最上端用金物)の係合辺を係合させた後、該最上端用
金物を支持体に固定することにより、装飾壁の施工が簡
便迅速且つ容易にできるとともに、支持体と離間してい
るので支持体が装飾板から透けて見えることなく、ま
た、係合溝は表面から一定の距離で形成したので施工し
た装飾板表面の不陸(凹凸)がなく、さらに、二体品の
支持金物を用いることにより、支持体の不陸を吸収調整
でき、総じて見映えが向上する。
【0014】
【実施例】以下この発明の実施例を図に基づき説明す
る。図1〜3に示すように、木又は軽天下地からなる支
持体6に最上端用金物1、ジョイント金物2及び積け出
し用金物3を所定の上下間隔で鋲又はねじ4で固定する
ことにより、装飾板5をこれらに懸架する構造である。
【0015】すなわち、装飾板5は畳一枚程度の従来に
ない大きさの規格パネル状に均一製作した人造大理石板
で、その天面5aと底面5bにそれぞれ係合溝7を形成
してある。この係合溝7は、図5に示すように、装飾板
5の表面を滑動できるサンダー8を装飾板5の上に固定
し、そのグラインダー板8aで天面5a及び底面5bの
全長に形成する。したがって、装飾板5の肉厚に均一性
がなくとも、表面から係合溝7までの距離Sは全て一定
の均一性を有することになる。
【0016】そして、最上端用金物1は、装飾板5の天
面5a及び底面5bと少なくともほぼ同一長さを有し
て、L字型と逆L字型を結合した複合L字型をした断面
形状で、係合辺1aは係合溝7に嵌合する肉厚寸法を有
する。固定辺縁1bは必ずしも係合辺1aと同じ肉厚寸
法としなくともよいが、鋲又はねじ4を打ち込むための
透孔9を長手方向へ所定間隔で穿設し、又は、図4に示
すように、透孔9なしで現場穿孔できるようにしてあ
る。透孔9は上下方向へ配置された長孔がよい。この最
上端用金物1はアルミ押出成形又はプレスにて成形す
る。
【0017】さらに、ジョイント金物2は、固定辺縁1
aと同様に透孔9を穿設し、又は図4に示すように、透
孔9なしとして現場穿孔できる固定辺縁2bを有する台
形状基部2cの略中央に、断面T字型の係合辺2a,2
aを一体形成したもので、全体の長さは装飾板5の天面
5a及び底面5bと少なくともほぼ同一長さを有し、ア
ルミ押出成形等にて製造する。係合辺2a,2aの肉厚
寸法は前記係合辺1aと同じである。また、固定辺縁2
bは必ずしも係合辺1aと同じ肉厚寸法としなくともよ
い。なお、2dは肉盗みのための空溝である。
【0018】そして、積け出し用金物3は、装飾板5の
天面5a及び底面5bと少なくともほぼ同一長さを有し
て、L字型をした断面形状で、前記係合辺3aは係合辺
縁1a,2aと同様に係合溝7に嵌合する肉厚寸法を有
する。固定辺縁3bは必ずしも係合辺3aと同じ肉厚寸
法としなくともよいが、前記固定変縁1b,2bと同様
に透孔9を長手方向へ所定間隔で穿設し、又は図4に示
すように、透孔9なしで現場穿孔できるようにしてあ
る。この積け出し用金物3はアルミ押出成形又はプレス
にて成形する。
【0019】次に装飾板5の張設施工例を述べると、図
6に示すように、木又は軽天下地の支持体6に、先ず初
めに積け出し用金物3を水平に固定し(図6(A))、
その係合辺3aに装飾板5の底面5bの係合溝7を嵌合
させ(図6(B))て固定し、その装飾板5の天面5a
の係合溝7にジョイント金物2の下部の係合辺2aを嵌
合させた後、該ジョイント金物2を支持体6に鋲又はね
じ4で固定する(図6(C))。したがって、第1の装
飾板5は支持体6に固定された。
【0020】ついで、ジョイント金物2の上部の係合辺
2aに第2の装飾板5の底面5bの係合溝7を嵌合させ
(図6(D))て固定し、その第2の装飾板5の天面5
aの係合溝7に最上端用金物1の係合辺1aを嵌合させ
(図6(E))た後、該最上端用金物1を支持体6に鋲
又はねじ4で固定する。したがって、第2の装飾板5は
支持体に固定された。なお、図6(C),(D)を繰り
返して所定面積を覆うための施工をする。
【0021】なお、積け出し用金物3、ジョイント金物
2及び最上端用金物1に予め上下方向の透孔9を穿設し
ておけば、これらの金物及び装飾板5の取り付け固定が
容易である。かくして調節された装飾板5は、係合溝7
が表面から一定の距離で形成してあるので、支持体6の
不陸がない限り、装飾板5相互の不陸が生じないから表
面が平滑である。
【0022】そこで、支持体6に不陸がある場合に対処
すべく、前記最上端用金物1、ジョイント金物2及び積
け出し用金物3は、図7に示すように、それぞれ二体品
(例えば,積け出し用金物3を3A,3Bに二体品とす
る)として形成し、図8(A),(B)に示すように、
それぞれが長孔10とねじ11を介して間隔調節可能に
することにより、支持体の不陸による装飾板5の表面の
凹凸を矯正できる。
【0023】また、前記実施例において、係合溝7は装
飾板5の天面5a及び底面5bに、それぞれ長手方向へ
全長で形成したが、図9に示すように、部分的にのみ形
成してもよく、したがって、その場合における前記最上
端用金物1、ジョイント金物2及び積け出し用金物3の
長さ寸法はその係合溝7に合わせた長さとする。
【0024】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、パネル
状の装飾板の天面と底面に係合溝を形成し、この係合溝
に嵌合する辺縁を有する所定長さの支持金物を支持体に
固定した構造であるから、支持金物のみを支持体に固定
する施工作業で装飾壁を完成でき、施工が簡便迅速にし
て容易で、しかも支持体から離間しているので見映えが
不良となることもなく、経済性に優れた装飾板の張設構
造である。
【0025】また、係合溝は表面から一定の距離で形成
したので施工した装飾板表面の不陸がなく、さらに、二
体品の支持金物を用いることにより、支持体の不陸を吸
収調整でき、総じて見映えが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す斜視図
【図2】図1の断面側面図
【図3】図1の正面図
【図4】金物の斜視図
【図5】係合溝の形成例図
【図6】施工例の説明図
【図7】支持金物の他の例を示す断面側面図
【図8】図6の支持金物の一例の平面図(A)及び分解
斜視図(B)
【図9】装飾板に設けた係合溝の他の例を示す平面図
(A)及び正面図(B)
【図10】(A),(B)はそれぞれ従来における装飾
板の張設構造を示す断面図
【図11】従来の装飾板の張設に用いる支持金物の平面
図(A)及び断面側面図(B)
【図12】従来の装飾板を示す平面図(A)及び正面図
(B)
【符号の説明】
1…最上端用金物 1a…係合辺 2…ジョイント金物 2a…係合辺 3…積け出し用金物 3a…係合辺 4…鋲又はねじ 5…装飾板 5a…天面 5b…底面 6…支持体 7…係合溝 9…透孔 10…長孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル状の装飾板の天面と底面に係合溝
    を形成し、この係合溝に嵌合する係合辺を有する所定長
    さの支持金物を支持体に固定してなることを特徴とする
    装飾板の張設構造。
  2. 【請求項2】 支持金物が装飾板の天面の係合溝に嵌合
    する係合辺を設けた断面略L字型と略逆L字型の複合体
    からなる最上端用金物と、上部と下部の装飾板の係合溝
    に嵌合する係合辺を設けた断面略T字型のジョイント金
    物と、及び、底面の係合溝に嵌合する係合辺を設けた断
    面略L字型の積け出し用金物とからなることを特徴とす
    る請求項1記載の装飾板の張設構造。
  3. 【請求項3】 支持金物がそれぞれ二体に分割されて長
    孔とねじを介し支持体と装飾板間の間隔を調節して不陸
    調整可能に形成されていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の装飾板の張設構造。
  4. 【請求項4】 装飾板の係合溝は装飾板の表面から一定
    距離で形成されていることを特徴とする請求項1,2又
    は3記載の装飾板の張設構造。
JP19637694A 1994-08-22 1994-08-22 装飾板の張設構造 Pending JPH0860848A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009129680A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 面状照明器具
CN103485505A (zh) * 2013-10-15 2014-01-01 张义兵 全能墙塑面板

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JPH04222752A (ja) * 1990-12-25 1992-08-12 Matsushita Electric Works Ltd 壁パネルの取付構造
JPH0626176A (ja) * 1992-07-08 1994-02-01 Musoushiya:Kk 壁パネルの貼付け工法および壁パネルの張付け用支持金具

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