JPH085914Y2 - 電動車椅子の駆動装置 - Google Patents

電動車椅子の駆動装置

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Publication number
JPH085914Y2
JPH085914Y2 JP1994001583U JP158394U JPH085914Y2 JP H085914 Y2 JPH085914 Y2 JP H085914Y2 JP 1994001583 U JP1994001583 U JP 1994001583U JP 158394 U JP158394 U JP 158394U JP H085914 Y2 JPH085914 Y2 JP H085914Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
axle shaft
motor
gear box
vehicle body
electric wheelchair
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1994001583U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0675983U (ja
Inventor
暁俊 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、老人あるいは身体障害
者が使用する電動車椅子の駆動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電動車椅子は、一般に後輪が駆動輪とな
っている。この種の電動車椅子の駆動装置としては、一
部にモータを取り付けたギヤボックスのモータを避けた
位置に、このギヤボックスの左右両側に向けてアクスル
シャフトを突出させ、このアクスルシャフトの先端に後
輪を取り付けたものが普通である。モータはバッテリを
電源とし、制御装置を介して供給される制御電流によ
り、回転速度、回転方向等が決められる。
【0003】電動車椅子は人力で駆動する車椅子のよう
に、搭乗者が自分の手で車輪を回す必要がないことか
ら、人力駆動の車椅子より車輪の直径寸法を小さくし、
車体の側方から手が入れられるようにして、バッテリの
取扱いあるいは制御装置の点検などを行い易くしてあ
る。
【0004】このため従来から、電動車椅子は人力駆動
の車椅子より車輪の直径寸法を小さくするのが普通であ
った。しかしながらその小さくする程度も僅かであった
ため、アクスルシャフトに取り付けるギヤボックスが路
面に接するようなことはなかった。
【0005】ところで、駆動輪は小さい方が凹凸の多い
路面を走行したり段差を乗り越えたりするときには有利
であることから、できる限り小さくすることが考えられ
る。しかしながらこのように車輪を小さくすると、車体
の最低地上高、すなわちギヤボックス等と路面との距離
を大きくとるのには困難性があり、凹凸の激しい道路を
走行するときには、この凸部にギヤボックスが当たって
しまうという問題が発生する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこの点に鑑み
てなされたものであり、後輪の駆動機構のレイアウトに
改良を加えることにより、車体の最低地上高をできる限
り低くできるようにした、電動車椅子の駆動装置を提供
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するための手段として、一部にモータを取り付けたギ
ヤボックスの前記モータを避けた位置に、該ギヤボック
スの左右両側に向けてアクスルシャフトを突出させ、該
アクスルシャフトの先端に後輪を取り付けた電動車椅子
において、前記ギヤボックスを車体の左右いずれかに片
寄らせて配設し、前記モータを前記アクスルシャフトの
中心と同一あるいは高い位置に設けた構成としたもので
ある。
【0008】また、一部にモータを取り付けたギヤボッ
クスの前記モータを避けた位置に、該ギヤボックスの左
右両側に向けてアクスルシャフトを突出させ、該アクス
ルシャフトの先端に後輪を取り付けた電動車椅子におい
て、前記ギヤボックスを車体の左右いずれかに片寄らせ
て配設し、前記モータを前記アクスルシャフトの中心と
同一あるいは高い位置に設け、前記アクスルシャフトの
外周をアクスルシャフトケーシングで覆って、該アクス
ルシャフトケーシングを弾性体からなるブッシュを介し
て車体に支持した構成としたものである。
【0009】
【作用】このような構成とすれば、まず第1の考案で
は、ギヤボックスを車体の左右いずれかに片寄らせて配
設したことから、車輌が悪路を走行してもギヤボックス
は車輪に守られて、路面上の凸部に当たる可能性が著し
く小さくなる。またモータもアクスルシャフトの中心と
同一あるいは高い位置に設けたことにより、路面の突部
に当たることがなくなる。
【0010】第2の考案では、第1の考案に加え、アク
スルシャフトの外周をアクスルシャフトケーシングで覆
って、このアクスルシャフトケーシングを弾性体からな
るブッシュを介して車体に支持したことにより、アクス
ルシャフトケーシングが路面の凸部に当たってもその衝
撃が和らげられることになる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を車体後方部分を示
した図1について説明すると、1,2は車体フレームの
一部を成すサイドパイプ、3はこのサイドパイプ1,2
間に渡架されたブリッジパイプ、4,5はアクスルシャ
フトケーシングを取付けるための補助パイプである。サ
イドパイプ1,2は図示しない前部(左方部分)が前輪
の懸架部分に至っており、上部にシートが取付けられる
ものである。
【0012】6はギヤボックスで、その側部に取付けら
れたモータ7の回転力を内部のギヤで減速し、アクスル
シャフト8,9に伝えるものである。アクスルシャフト
8,9はギヤボックス6のモータ7を避けた位置から左
右両側に突出しており、その先端には、駆動輪となる後
輪10,11が取付けられている。アクスルシャフト8,9
の外側はアクスルシャフトケーシング12,13で覆われて
おり、このアクスルシャフトケーシング12,13の部分
が、補助パイプ4,5に設けられたブラケット14,15に
対し、弾性体であるゴムブッシュ16を介してリテーナ17
とボルト18で固着されることになる(図における後輪11
の側も同様であるが図示を省略してある)。
【0013】ブリッジパイプ3のほぼ中央にはプレート
19が後方に向けて突出させてあり、一方、ギヤボックス
6の前部(アクスルシャフト8,9とは交差する方向の
一部位)にもフランジ状の突起20がギヤボックス6と一
体に形成されている。プレート18には孔21が設けられて
おり、突起20には孔22が設けられている。孔21はマウン
トゴム23の方に突出させた雄ねじ24を貫通させ、孔22は
マウントゴム23の下方に突出する雄ねじ25を貫通させる
ものである。ギヤボックス6はこのマウントゴム23を介
してブリッジパイプ3に固着される。26,27は締結用の
ナットである。
【0014】このように本考案の電動車椅子は、一部に
モータ7を取り付けたギヤボックス6のモータ7を避け
た位置に、このギヤボックス6の左右両側に向けてアク
スルシャフト8,9を突出させ、このアクスルシャフト
8,9の先端に後輪10,11を取り付けた構成になってい
るが、図示するように、ギヤボックス6は車体の右方に
片寄らせ、右側の後輪11に近付けて配設されている。そ
してモータ7は、アクスルシャフト8,9の中心より僅
かに高くしてある。モータ7の高さ(最下部)はアクス
ルシャフト8,9の中心と等しくしてもよい。
【0015】上記構成の電動車椅子を走行させるときに
は、図示しないスイッチを操作し、モータ7に、走行方
向および走行速度に応じた所定方向で所定大きさの電流
を供給する。これによりモータ7は回転し、その出力軸
がギヤボックス6内の減速機構を介してアクスルシャフ
ト8,9を回転させる。アクスルシャフト8,9には後
輪10,11が取付けられているので、電動車椅子は走行す
る。
【0016】電動車椅子が走行するとき、ギヤボックス
6は右側の後輪11に近接しているので、路面に凹凸があ
ったとしてもギヤボックス6は右側の後輪11とともにこ
れを跨ぐことになり、その凸部に当たることはない。そ
してこのギヤボックス6に取付けられたモータ7は、そ
の高さがアクスルシャフト8,9の中心と等しいか高い
ので、これも凸部に当たることはない。
【0017】電動車椅子が走行するときの反力はギヤボ
ックス6とアクスルシャフトケーシング12,13に加わる
ことになる。アクスルシャフトケーシング12,13の補助
パイプ4,5への固着はゴムブッシュ16を介して行うの
で、この部分では反力を受けず、ギヤボックス6が受け
ることになる。
【0018】アクスルシャフトケーシング12,13は弾性
体からなるブッシュ16を介して車体に支持されているの
で、アクスルシャフトケーシング12,13が路面の突部に
当たってもその衝撃は和らげられることになる。
【0019】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
た電動車椅子の駆動装置であるから、後輪を十分に小さ
くしても必要十分な最低地上高を得ることができること
になる。したがって、道路の凹凸に影響を受けることが
少なく、かつ、段差乗り越え性能等に優れた電動車椅子
を得ることができる。アクスルシャフトケーシングが弾
性体を介して懸架されているので、アクスルシャフトケ
ーシングが道路の凸部に当たっても車体フレーム側はそ
の衝撃が和らげられ、モータやギヤの振動も伝わらない
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 サイドパイプ 2 サイドパイプ 3 ブリッジパイプ 4 補助パイプ 5 補助パイプ 6 ギヤボックス 7 モータ 8 アクスルシャフト 9 アクスルシャフト 10 後輪 11 後輪 12 アクスルシャフトケーシング 13 アクスルシャフトケーシング 16 ゴムブッシュ 17 リテーナ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部にモータを取り付けたギヤボックス
    の前記モータを避けた位置に、該ギヤボックスの左右両
    側に向けてアクスルシャフトを突出させ、該アクスルシ
    ャフトの先端に後輪を取り付けた電動車椅子において、
    前記ギヤボックスを車体の左右いずれかに片寄らせて配
    設し、前記モータを前記アクスルシャフトの中心と同一
    あるいは高い位置に設けたことを特徴とする電動車椅子
    の駆動装置。
  2. 【請求項2】 一部にモータを取り付けたギヤボックス
    の前記モータを避けた位置に、該ギヤボックスの左右両
    側に向けてアクスルシャフトを突出させ、該アクスルシ
    ャフトの先端に後輪を取り付けた電動車椅子において、
    前記ギヤボックスを車体の左右いずれかに片寄らせて配
    設し、前記モータを前記アクスルシャフトの中心と同一
    あるいは高い位置に設け、前記アクスルシャフトの外周
    をアクスルシャフトケーシングで覆って、該アクスルシ
    ャフトケーシングを弾性体からなるブッシュを介して車
    体に支持したことを特徴とする電動車椅子の駆動装置。
JP1994001583U 1985-06-27 1985-06-27 電動車椅子の駆動装置 Expired - Lifetime JPH085914Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994001583U JPH085914Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27 電動車椅子の駆動装置
JP10249441A JPH11165516A (ja) 1985-06-27 1998-09-03 電動車両の後車軸取付構造

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JP1994001583U JPH085914Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27 電動車椅子の駆動装置

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JPH0675983U JPH0675983U (ja) 1994-10-25
JPH085914Y2 true JPH085914Y2 (ja) 1996-02-21

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JP1994001583U Expired - Lifetime JPH085914Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27 電動車椅子の駆動装置
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JPH0675983U (ja) 1994-10-25

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