JPH0859097A - 巻き上げ式エレベーター - Google Patents
巻き上げ式エレベーターInfo
- Publication number
- JPH0859097A JPH0859097A JP6182022A JP18202294A JPH0859097A JP H0859097 A JPH0859097 A JP H0859097A JP 6182022 A JP6182022 A JP 6182022A JP 18202294 A JP18202294 A JP 18202294A JP H0859097 A JPH0859097 A JP H0859097A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car
- landing
- cylinder device
- cage
- suspension rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Elevator Control (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 このかご用シーブ7,8にかご1を吊り持た
せる吊りロッド9と、この吊りロッドとかご1との間に
介装され巻上機の駆動によって生じる振動を緩和するば
ね15と、ドアゾーンセンサ24,25からの信号を入
力するマイコン23と、前記吊りロッド9にかごを堅固
に保持させる作動および前記振動を減衰させる作動を行
うシリンダ装置16とを備えており、かご1が乗場に到
着するとマイコン23がシリンダ装置16に信号を出力
して前記保持させる作動を行わせ、かご1が乗場から発
車するとマイコン23がシリンダ装置16に信号を出力
して前記減衰させる作動を行わせるようにした。 【効果】 乗り心地を損なうことなく、病院用寝台等を
難なくかごに積み込むことができ、また乗客が乗り込む
際に躓いたりすることもなくなる。
せる吊りロッド9と、この吊りロッドとかご1との間に
介装され巻上機の駆動によって生じる振動を緩和するば
ね15と、ドアゾーンセンサ24,25からの信号を入
力するマイコン23と、前記吊りロッド9にかごを堅固
に保持させる作動および前記振動を減衰させる作動を行
うシリンダ装置16とを備えており、かご1が乗場に到
着するとマイコン23がシリンダ装置16に信号を出力
して前記保持させる作動を行わせ、かご1が乗場から発
車するとマイコン23がシリンダ装置16に信号を出力
して前記減衰させる作動を行わせるようにした。 【効果】 乗り心地を損なうことなく、病院用寝台等を
難なくかごに積み込むことができ、また乗客が乗り込む
際に躓いたりすることもなくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は巻上機でロープを牽引し
てエレベーターのかごを上下移動させる巻き上げ式エレ
ベーターに関する。
てエレベーターのかごを上下移動させる巻き上げ式エレ
ベーターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の巻き上げ式エレベーターとして、
例えば図4に示すようなものがある。同図において、符
号101は昇降路102内に上下移動可能に配設された
かご室であり、このかご室101の上部にはかご枠フレ
ーム103を介して一対のかご用シーブ104,105
が取り付けられている。すなわち、かご用シーブ10
4,105はサポートチャンネル106に設けられ、こ
のサポートチャンネル106には吊りロッド107が取
り付けられ、この吊りロッド107はばね座108、複
数のねじりコイルばね109を介してかご枠フレーム1
03に係着されている。
例えば図4に示すようなものがある。同図において、符
号101は昇降路102内に上下移動可能に配設された
かご室であり、このかご室101の上部にはかご枠フレ
ーム103を介して一対のかご用シーブ104,105
が取り付けられている。すなわち、かご用シーブ10
4,105はサポートチャンネル106に設けられ、こ
のサポートチャンネル106には吊りロッド107が取
り付けられ、この吊りロッド107はばね座108、複
数のねじりコイルばね109を介してかご枠フレーム1
03に係着されている。
【0003】かご用シーブ104,105には複数のロ
ープ110がかけられ、このロープ110は巻上機の駆
動シーブ111に掛けられている。
ープ110がかけられ、このロープ110は巻上機の駆
動シーブ111に掛けられている。
【0004】ところで、巻上機を駆動させ、この駆動シ
ーブ111でロープ110を牽引するときには振動が発
生するが、この振動はかご室101に伝達されると乗客
に不快感を与えるので、ばね109によって緩和してい
る。このばね109は主に低周波の振動を緩和するため
に、ばね定数を小さく設定してある。
ーブ111でロープ110を牽引するときには振動が発
生するが、この振動はかご室101に伝達されると乗客
に不快感を与えるので、ばね109によって緩和してい
る。このばね109は主に低周波の振動を緩和するため
に、ばね定数を小さく設定してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の巻き上げ式エレベーターにあっては、ばね1
09のばね定数は小さく設定してあるために、待ち階で
かごに多くの乗客が乗ると、このばね109は大きく撓
むこととなる。そうすると、かご室101は、この着床
位置から大きく沈むことになる。このとき、かご室10
1が着床位置から約15mm以上沈むと、かご室101
を少し上昇させて着床位置を修正することにしている。
うな従来の巻き上げ式エレベーターにあっては、ばね1
09のばね定数は小さく設定してあるために、待ち階で
かごに多くの乗客が乗ると、このばね109は大きく撓
むこととなる。そうすると、かご室101は、この着床
位置から大きく沈むことになる。このとき、かご室10
1が着床位置から約15mm以上沈むと、かご室101
を少し上昇させて着床位置を修正することにしている。
【0006】かご室101が目的階まで走行し、着床し
た後に乗客が降りてしまうと、かごは軽くなってこの着
床位置からばね109によって少し押し上げられてしま
うことになる。そうすると、かご室101の床は乗場の
床より少し高くなり、段差ができてしまう。この状態
で、病院用寝台等をかごの中へ入れようとすると、この
病院用寝台等は前記段差にひっかかってしまって、積み
込みに支障をきたしたり、乗客が乗り込む際に躓いたり
するという問題点があった。
た後に乗客が降りてしまうと、かごは軽くなってこの着
床位置からばね109によって少し押し上げられてしま
うことになる。そうすると、かご室101の床は乗場の
床より少し高くなり、段差ができてしまう。この状態
で、病院用寝台等をかごの中へ入れようとすると、この
病院用寝台等は前記段差にひっかかってしまって、積み
込みに支障をきたしたり、乗客が乗り込む際に躓いたり
するという問題点があった。
【0007】本発明は乗り心地を損なうことなく、病院
用寝台等をかごに難なく積み込むことができ、また乗客
が乗り込む際に躓いたりすることのない巻き上げ式エレ
ベーターを提供することを目的とする。
用寝台等をかごに難なく積み込むことができ、また乗客
が乗り込む際に躓いたりすることのない巻き上げ式エレ
ベーターを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にあっては、巻上機によって上下移動
させられるかごと、巻上機によって牽引されるロープが
掛けられたかご用シーブと、このかご用シーブにかごを
吊り持たせる吊りロッドと、この吊りロッドとかごとの
間に介装され巻上機の駆動によって生じる振動を緩和す
るばねと、かごが乗場に到着したことを検出するかご到
着検出手段と、かごが乗場から発車したことを検出する
かご検出手段と、このかご発車手段および前記かご到着
手段からの信号を入力する制御手段と、前記吊りロッド
にかごを堅固に保持させる作動および前記振動を減衰さ
せる作動を行うシリンダ装置とを備え、かごが乗場に到
着すると前記制御手段が前記シリンダ装置に信号を出力
して前記保持させる作動を行わせ、かごが乗場から発車
すると前記制御手段が前記シリンダ装置に信号を出力し
て前記減衰させる作動を行わせるようにした構成として
いる。
るために、本発明にあっては、巻上機によって上下移動
させられるかごと、巻上機によって牽引されるロープが
掛けられたかご用シーブと、このかご用シーブにかごを
吊り持たせる吊りロッドと、この吊りロッドとかごとの
間に介装され巻上機の駆動によって生じる振動を緩和す
るばねと、かごが乗場に到着したことを検出するかご到
着検出手段と、かごが乗場から発車したことを検出する
かご検出手段と、このかご発車手段および前記かご到着
手段からの信号を入力する制御手段と、前記吊りロッド
にかごを堅固に保持させる作動および前記振動を減衰さ
せる作動を行うシリンダ装置とを備え、かごが乗場に到
着すると前記制御手段が前記シリンダ装置に信号を出力
して前記保持させる作動を行わせ、かごが乗場から発車
すると前記制御手段が前記シリンダ装置に信号を出力し
て前記減衰させる作動を行わせるようにした構成として
いる。
【0009】
【作用】かごが目的階の乗場に到着すると、かご到着検
出手段によってかごが検出される。そうすると、制御手
段から信号が出力されシリンダ装置のダンパ作動は停止
されて、かご室は吊りロッドに堅固に保持される。この
とき、かご室は多くの乗客や病院用寝台等が乗っている
と吊りロッドに対して沈み込んだ状態となっている。
出手段によってかごが検出される。そうすると、制御手
段から信号が出力されシリンダ装置のダンパ作動は停止
されて、かご室は吊りロッドに堅固に保持される。この
とき、かご室は多くの乗客や病院用寝台等が乗っている
と吊りロッドに対して沈み込んだ状態となっている。
【0010】ここで、かごが目的階の乗場に着床すると
きには、シリンダ装置によってこの沈み込んだ状態に堅
固に保持されているために、かごから多くの乗客等が降
りても、かご室は着床位置から押し上げられるようなこ
とはない。その結果、乗客等が降りても、かご室の床面
は乗場の床面と同一面上にあり、段差ができるようなこ
とはなくなる。
きには、シリンダ装置によってこの沈み込んだ状態に堅
固に保持されているために、かごから多くの乗客等が降
りても、かご室は着床位置から押し上げられるようなこ
とはない。その結果、乗客等が降りても、かご室の床面
は乗場の床面と同一面上にあり、段差ができるようなこ
とはなくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1ないし図3は本発明に係る巻き上げ式エレベーターの
一実施例を示す図である。
1ないし図3は本発明に係る巻き上げ式エレベーターの
一実施例を示す図である。
【0012】図1において、エレベーターの昇降路には
かご1が上下移動可能に配設され、このかご1はかご枠
フレーム2とこのかご枠フレーム2に支持されるかご室
3とからなっている。かご枠フレーム2のクロスヘッド
チャンネル2aの上方にはサポートチャンネル4が配設
され、このサポートチャンネル4には支持片5,6を介
して一対のかご用シーブ7,8が取り付けられている。
かご1が上下移動可能に配設され、このかご1はかご枠
フレーム2とこのかご枠フレーム2に支持されるかご室
3とからなっている。かご枠フレーム2のクロスヘッド
チャンネル2aの上方にはサポートチャンネル4が配設
され、このサポートチャンネル4には支持片5,6を介
して一対のかご用シーブ7,8が取り付けられている。
【0013】サポートチャンネル4には吊りロッド9が
下方に向けて固着されており、この吊りロッド9はクロ
スヘッドチャンネル2aを構成している一対のC形鋼の
間を通って下方へ延ばされている。吊りロッド9の先端
側には円板状の下部ばね座10がダブルナット11の締
付によって固定されている。一方、クロスヘッドチャン
ネル2aの下端面には、吊りロッド9が挿通された円板
状の上部ばね座12が取り付けられている。
下方に向けて固着されており、この吊りロッド9はクロ
スヘッドチャンネル2aを構成している一対のC形鋼の
間を通って下方へ延ばされている。吊りロッド9の先端
側には円板状の下部ばね座10がダブルナット11の締
付によって固定されている。一方、クロスヘッドチャン
ネル2aの下端面には、吊りロッド9が挿通された円板
状の上部ばね座12が取り付けられている。
【0014】かご用シーブ7,8には複数のロープ13
が掛けられており、このロープ13は機械室に設置され
た巻上機の駆動シーブ14に掛けられている。なお、ロ
ープ13の一端側は昇降路上部のオーバーヘッドビーム
(図示せず)に止着され、この他端側はかご1と釣り合
わせるために配設されたカウンターウェイト(図示せ
ず)に止着されている。
が掛けられており、このロープ13は機械室に設置され
た巻上機の駆動シーブ14に掛けられている。なお、ロ
ープ13の一端側は昇降路上部のオーバーヘッドビーム
(図示せず)に止着され、この他端側はかご1と釣り合
わせるために配設されたカウンターウェイト(図示せ
ず)に止着されている。
【0015】上部ばね座12と下部ばね座11との間に
は、ねじりコイルばね15および複数のシリンダ装置1
6が介装されている。シリンダ装置16は吊りロッド9
にかご室3を堅固に保持させる作動、すなわち上部ばね
座12と下部ばね座11との間を堅固に保持する作動
と、巻上機がロッド13を牽引するときに生じる振動を
ねじりコイルばね15で緩和したものをさらに減衰する
作動とを併せ持っている。
は、ねじりコイルばね15および複数のシリンダ装置1
6が介装されている。シリンダ装置16は吊りロッド9
にかご室3を堅固に保持させる作動、すなわち上部ばね
座12と下部ばね座11との間を堅固に保持する作動
と、巻上機がロッド13を牽引するときに生じる振動を
ねじりコイルばね15で緩和したものをさらに減衰する
作動とを併せ持っている。
【0016】シリンダ装置16は、図2に示すように、
上下部ばね座12,10間に介設されるシリンダ17
と、このシリンダ17内に装填されるピストン18とか
らなり、ピストン18によって離間形成された上下室1
9,20には作動油が充填されている。また、上下室1
9,20はオリフィスとしての役目を持つ配管21によ
って連通されており、この配管21の途中には電磁切換
弁22が介設されている。
上下部ばね座12,10間に介設されるシリンダ17
と、このシリンダ17内に装填されるピストン18とか
らなり、ピストン18によって離間形成された上下室1
9,20には作動油が充填されている。また、上下室1
9,20はオリフィスとしての役目を持つ配管21によ
って連通されており、この配管21の途中には電磁切換
弁22が介設されている。
【0017】電磁切換弁22がONのときは、上下室1
9,20を連通させて前記したように振動を緩和する作
動をし、OFFのときには上下室19,20を連通させ
ずに上下部ばね座12,10間を堅固に保持する作動を
行う。
9,20を連通させて前記したように振動を緩和する作
動をし、OFFのときには上下室19,20を連通させ
ずに上下部ばね座12,10間を堅固に保持する作動を
行う。
【0018】電磁切換弁22は機械室等に設けられたマ
イコン23(制御手段)からの指示に基づいてON,O
FFし、このマイコン23には各乗場にそれぞれ設けら
れた一対の上下部ドアゾーンセンサ24,25(かご到
着検出手段およびかご到着検出手段)の信号が入力す
る。一対の上下部ドアゾーンセンサ24,25は、かご
1が目的階の乗場に到着したことを検知し、またかご1
が前記乗場から発車したことを検知するものである。
イコン23(制御手段)からの指示に基づいてON,O
FFし、このマイコン23には各乗場にそれぞれ設けら
れた一対の上下部ドアゾーンセンサ24,25(かご到
着検出手段およびかご到着検出手段)の信号が入力す
る。一対の上下部ドアゾーンセンサ24,25は、かご
1が目的階の乗場に到着したことを検知し、またかご1
が前記乗場から発車したことを検知するものである。
【0019】次に、シリンダ装置16の作動を図3に示
すフローチャートを参照にしながら説明する。
すフローチャートを参照にしながら説明する。
【0020】かご1が待ち階の乗場に到着したかどうか
を上下部ドアゾーン24,25のいずれかで検出し(ス
テップS1)、この信号がマイコン23へ出力される。
次に、マイコン23からシリンダ装置16へ信号が出力
され(ステップS2)、電磁切換弁22はOFFとなる
(ステップS3)。そうすると、上部ばね座12と下部
ばね座10との間隔は堅固に保持され、すなわち、かご
室3は吊りロッド9に堅固に保持される。このため、こ
のときにはねじりコイルばね15が作動するようなこと
はない。
を上下部ドアゾーン24,25のいずれかで検出し(ス
テップS1)、この信号がマイコン23へ出力される。
次に、マイコン23からシリンダ装置16へ信号が出力
され(ステップS2)、電磁切換弁22はOFFとなる
(ステップS3)。そうすると、上部ばね座12と下部
ばね座10との間隔は堅固に保持され、すなわち、かご
室3は吊りロッド9に堅固に保持される。このため、こ
のときにはねじりコイルばね15が作動するようなこと
はない。
【0021】次に、ドアが開き、乗場から乗客がかごに
乗り込む。ここで、乗り込む乗客が多いと、ねじりコイ
ルばね15のばね定数は前記した理由により小さく設定
してあるので、かご室3は着床位置から大きく沈む虞れ
が生じる。しかし、かご室3はシリンダ装置16によっ
て吊りロッド9に堅固に保持されているので、沈み込む
ことはない。その結果、既に乗客が乗り込んでいるかご
1の中へさらに病院用寝台等を積み込もうとしても、乗
場の床面とかご室3の床面との間には段差がないので難
なく積み込むことができる。
乗り込む。ここで、乗り込む乗客が多いと、ねじりコイ
ルばね15のばね定数は前記した理由により小さく設定
してあるので、かご室3は着床位置から大きく沈む虞れ
が生じる。しかし、かご室3はシリンダ装置16によっ
て吊りロッド9に堅固に保持されているので、沈み込む
ことはない。その結果、既に乗客が乗り込んでいるかご
1の中へさらに病院用寝台等を積み込もうとしても、乗
場の床面とかご室3の床面との間には段差がないので難
なく積み込むことができる。
【0022】次に、かご1が待ち階の乗場から発車する
と、このかご1はこの待ち階の上下部ドアゾーンセンサ
24,25のいずれかによって検出されて(ステップS
4)、マイコン23へ信号が出力される。マイコン23
からシリンダ装置16へ信号が出力され、電磁切換弁2
2はONとなる(ステップS5)。そうすると、シリン
ダ装置16はダンパとして作動することとなり、巻上機
の駆動によって生じる振動をねじりコイルばね15によ
って緩和したものをさらに減衰する。
と、このかご1はこの待ち階の上下部ドアゾーンセンサ
24,25のいずれかによって検出されて(ステップS
4)、マイコン23へ信号が出力される。マイコン23
からシリンダ装置16へ信号が出力され、電磁切換弁2
2はONとなる(ステップS5)。そうすると、シリン
ダ装置16はダンパとして作動することとなり、巻上機
の駆動によって生じる振動をねじりコイルばね15によ
って緩和したものをさらに減衰する。
【0023】かご1が目的階の乗場に到着すると、この
目的階の上下部ドアゾーンセンサ24,25のいずれか
によってかごが検出される(ステップS6)。そうする
と、前記したようにマイコン23から信号が出力され
(ステップS7)、電磁切換弁22はOFFとなる(ス
テップS8)。このため、シリンダ装置16のダンパ作
動は停止されてかご室3は吊りロッド9に堅固に保持さ
れる。このとき、かご室3は多くの乗客や病院用寝台等
が乗っていると吊りロッド9に対して沈み込んだ状態と
なっている。
目的階の上下部ドアゾーンセンサ24,25のいずれか
によってかごが検出される(ステップS6)。そうする
と、前記したようにマイコン23から信号が出力され
(ステップS7)、電磁切換弁22はOFFとなる(ス
テップS8)。このため、シリンダ装置16のダンパ作
動は停止されてかご室3は吊りロッド9に堅固に保持さ
れる。このとき、かご室3は多くの乗客や病院用寝台等
が乗っていると吊りロッド9に対して沈み込んだ状態と
なっている。
【0024】ここで、かご1が目的階の乗場に着床する
ときには、シリンダ装置16によってこの沈み込んだ状
態(ねじりコイルばね15を圧縮した状態)に堅固に保
持されているために、かご1から多くの乗客等が降りて
も、かご室3は着床位置から押し上げられるようなこと
はない。その結果、乗客等が降りてもかご室の床面は乗
場の床面と同一面上にあり、段差ができるようなことは
なくなり、病院用寝台等を積み込んでもこの積み込みは
難なく行われ、また乗客が乗り込む際に躓くようなこと
はない。
ときには、シリンダ装置16によってこの沈み込んだ状
態(ねじりコイルばね15を圧縮した状態)に堅固に保
持されているために、かご1から多くの乗客等が降りて
も、かご室3は着床位置から押し上げられるようなこと
はない。その結果、乗客等が降りてもかご室の床面は乗
場の床面と同一面上にあり、段差ができるようなことは
なくなり、病院用寝台等を積み込んでもこの積み込みは
難なく行われ、また乗客が乗り込む際に躓くようなこと
はない。
【0025】なお、かご到着検出手段およびかご発車検
出手段として、ドアゾーンセンサ24,25を用いた
が、これに限らずかご位置を検出するためのロータリエ
ンコーダやドアの開閉を検出するリミットスイッチ等を
用いてもよい。
出手段として、ドアゾーンセンサ24,25を用いた
が、これに限らずかご位置を検出するためのロータリエ
ンコーダやドアの開閉を検出するリミットスイッチ等を
用いてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
かごが乗場に到着すると制御手段がシリンダ装置に信号
を出力して吊りロッドにかごを堅固に保持させる作動を
行わせ、かごが乗場から発車すると制御手段がシリンダ
装置に信号を出力して振動を減衰させる作動を行わせる
ようにしたので、乗り心地を損なうことなく、病院用寝
台等を難なくかごに積み込むことができ、また乗客が乗
り込む際に躓いたりすることもなくなる。
かごが乗場に到着すると制御手段がシリンダ装置に信号
を出力して吊りロッドにかごを堅固に保持させる作動を
行わせ、かごが乗場から発車すると制御手段がシリンダ
装置に信号を出力して振動を減衰させる作動を行わせる
ようにしたので、乗り心地を損なうことなく、病院用寝
台等を難なくかごに積み込むことができ、また乗客が乗
り込む際に躓いたりすることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻き上げ式エレベーターの一実施
例を示す正面図。
例を示す正面図。
【図2】同ブロック図。
【図3】このエレベーターの作動を示すフローチャー
ト。
ト。
【図4】従来の巻き上げ式エレベーターの正面図。
1…かご 3…かご室 7,8…かご用シーブ 9…吊りロッド 13…ロープ 15…ばね 16…シリンダ装置 22…電磁変換弁 23…マイコン 24,25…ドアゾーンセンサ
フロントページの続き (72)発明者 青石 義人 神奈川県川崎市高津区坂戸3−2−1 日 本オーチス・エレベータ株式会社 オーチ ス技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 巻上機によって上下移動させられるかご
と、巻上機によって牽引されるロープが掛けられたかご
用シーブと、このかご用シーブにかごを吊り持たせる吊
りロッドと、この吊りロッドとかごとの間に介装され巻
上機の駆動によって生じる振動を緩和するばねと、かご
が乗場に到着したことを検出するかご到着検出手段と、
かごが乗場から発車したことを検出するかご検出手段
と、このかご発車手段および前記かご到着手段からの信
号を入力する制御手段と、前記吊りロッドにかごを堅固
に保持させる作動および前記振動を減衰させる作動を行
うシリンダ装置とを備え、かごが乗場に到着すると前記
制御手段が前記シリンダ装置に信号を出力して前記保持
させる作動を行わせ、かごが乗場から発車すると前記制
御手段が前記シリンダ装置に信号を出力して前記減衰さ
せる作動を行わせるようにしたことを特徴とする巻き上
げ式エレベーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6182022A JPH0859097A (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 巻き上げ式エレベーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6182022A JPH0859097A (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 巻き上げ式エレベーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0859097A true JPH0859097A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16110979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6182022A Withdrawn JPH0859097A (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 巻き上げ式エレベーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0859097A (ja) |
Cited By (5)
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- 1994-08-03 JP JP6182022A patent/JPH0859097A/ja not_active Withdrawn
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