JPH085877Y2 - シートベルトロック装置 - Google Patents

シートベルトロック装置

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JPH085877Y2
JPH085877Y2 JP1988163505U JP16350588U JPH085877Y2 JP H085877 Y2 JPH085877 Y2 JP H085877Y2 JP 1988163505 U JP1988163505 U JP 1988163505U JP 16350588 U JP16350588 U JP 16350588U JP H085877 Y2 JPH085877 Y2 JP H085877Y2
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JP
Japan
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seat
lock plate
seat belt
lock
holder
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JP1988163505U
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JPH0283151U (ja
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信広 結城
優人 小野
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車輌のシートベルトロック装置に関する。
(従来の技術及び解決すべき課題) 自動車の衝突において、車輌自身の衝突を1次衝突、
車室内での乗員の衝突を2次衝突と呼んでいる。2次衝
突の速度が高い程乗員には高い減速度が発生し、障害の
程度もひどくなる。そこで、乗員の2次衝突を防ぎ、又
は軽くするための装置として、シートベルト、エアバッ
グ等の乗員拘束装置があり、特にシートベルトの乗員保
護効果は極めて有効であることが立証されている。
ところで、シートベルトに過大な荷重が加わるとシー
トの破損が大きくなるために、過大な荷重を車体側に伝
達することが必要である。このような衝突時におけるシ
ートベルトに加わる過大な荷重を車体側に伝達すると共
にシートの前方への移動を防止する手段として、第3図
に示すようなシートベルトロック装置がある。
このシートベルトロック装置は、シート1の一側に前
後方向に沿って配置され、その後端を車体のバックボー
ンの上部又は側部にブラケット30により軸支されたロッ
クプレート31と、当該ロックプレート31に摺動可能に外
嵌された角筒状のガイド32とにより構成され、ガイド32
の上端はシートベルトバックル33の取付金具34と共にシ
ートフレーム2に螺着固定されている。ロックプレート
31は薄い樹脂カバー35により覆われてガイド32の摺動を
容易とされており、当該ガイド32の下端にはロックプレ
ート31の下端に形成されている鋸状の歯31aと係合可能
なロックピン36が固設されている。
そして、衝突時に乗員の挙動によりシートベルトバッ
クル33に矢印A方向の荷重が加わると、ガイド32にも同
じ荷重が加わり、ロックピン36が樹脂カバー35を破壊し
てロックプレート31の歯31aと係合してラッチされ、当
該ロックプレート31を介して衝突時におけるシートベル
トに加わる過大な荷重を車体側に伝達してシート1の破
壊を防止すると共に、当該シート1の前方への移動を防
止する。
しかしながら、かかる従来構造のシートベルトロック
装置は、ロックプレート31がシート構造物と別個に車体
側のバックボーンに配設固定されるために、組付工数の
増加、作業性が悪い等の問題がある。
本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、組付工数
の低減及び作業性の向上を図ることが可能なシートベル
トロック装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案によれば、シートの
スライドロアレールに沿って配設され後端が当該スライ
ドロアレール側に回動可能に軸支され、下面に長手方向
に沿って多数の歯が形成されたラック状のロックプレー
トと、前端が前記スライドロアレール上に滑走可能に配
設されたスライドアッパレール側に上下方向に回動可能
となるように前記ロックプレートの上方で枢支され、後
端が上下方向に前記ロックプレートの上方で所定範囲摺
動可能に取り付けられると共にシートベルトバックルを
軸支し、且つ前記枢支点と前記シートバックルの軸支点
との間にあって前記ロックプレートの下方に固設され前
記歯に係合可能なロックピンを有したホルダとを備え、
前記ホルダに回転作用が生じたとき前記前端と前記ロッ
クピンとで前記ロックプレートを挟持するように構成し
たものである。
(作用) シートベルトロック装置は、スライドロアレールとス
ライドアッパレールとにより構成されシートフレームが
載置されているスライドレール側に取り付けられる。そ
して、このシートベルトロック装置が取り付けられたシ
ートは、通常のシート取付と同様にしてスライドロアレ
ールが車両のフロアに取り付けられる。車輌の衝突時に
乗員の挙動によりシートベルドバックルに過大な荷重が
加わると、ホルダの後端が上方に回動し、当該ホルダの
前端部分とロックピンとでロックプレートを挟持し、同
時にロックピンがロックプレートの歯に係合してラッチ
される。これにより、シートベルトバックルに加わった
過大な荷重が車体側に伝達され、シートの破損が防止さ
れると共に、当該シートの前方への移動が防止される。
(実施例) 以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。
第1図及び第2図において、シート1のシートフレー
ム2を前後に移動可能に載置するスライドレール3は、
スライドロアレール4と、当該スライドロアレール4上
に滑動可能に且つ逸脱不能に配設されたスライドアッパ
レール5とにより構成されている。スライドロアレール
4は前端及び後端に溶着固定されているブラケット6、
7を介して車体側に溶着固定されているブラケット(共
に図示せず)に着脱可能に固定される。
シートベルトロック装置10は、シート1の一側例え
ば、車体中心側に当該シート1のシートフレーム2に沿
って配設されており、ロックプレート11と、スライドガ
イド12と、ホルダ13、14、ロックピン15等により構成さ
れている。ロックプレート11は、下端に長手方向に沿っ
て所定のピッチで鋸状の歯11aが形成されたラック状を
なしており、スライドロアレール4と僅かな間隔で平行
に配置されて後端を当該スライドロアレール4のブラケ
ット7にボルト16を介して回動可能に軸支されている。
そして、このロックプレート11は薄い樹脂部材により形
成されたカバー17により覆われており、後述するように
ホルダ13の滑動を容易としている。
スライドガイド12は、端面視L字状をなしており、ア
ッパレール5上に載置、且つ溶着固定されている。この
スライドガイド12の後端には上下方向に、後述するボル
ト18を中心とする円弧状のガイド孔12aが形成されてい
る。
ホルダ13は、前端の内面に略L字状をなすホルダ14の
一端(上端)が溶着固定されており、当該ホルダ14の他
端(下端)はホルダ13と所定の間隔で平行に対向してい
る。そして、これらのホルダ13と14との間隔は、ロック
プレート11がカバー17に覆われたまま僅かの間隙で貫通
可能とされている。これらのホルダ13、14の下端にはロ
ックピン15が架橋され、その両端がこれらのホルダ13、
14に強固に溶着固定されている。
このホルダ13は、前端のホルダ14との間にロックプレ
ート11が貫通されて当該ロックプレート11と平行に配置
され、前端をボルト18を介してスライドガイド12の前端
に上下方向に回動可能に軸支されている。このボルト18
はホルダ13の回転軸とされる。また、ロックピン15はボ
ルト18よりも後方に位置しており、当該ホルダ13の回動
の中心であるロックピン18から後方にオフセットされて
いる。
このホルダ13の後端はボルト19を介してスライドガイ
ド12の円弧状の孔12aに、当該孔12aに沿って上下方向に
回動可能に軸支されている。更に、このホルダ13の後端
下部には、内方に略L字状に折曲された爪13aが形成さ
れており、当該爪13aは、スライドガイド12の後端下部
に穿設された孔12bに嵌合されている。そして、ホルダ1
3は、通常時にはこの爪13aによりスライドガイド12に回
動不能に係止されている。ホルダ13の後端上部にはシー
トベルトバックル20を支持する金具21の下端がシャフト
22を介して回動可能に軸支されている。
このようにして、シートベルトロック装置10がシート
構造物に一体的に装着されている。
以下に作用説明する。
通常の状態においては、ホルダ13はスライドガイド12
と共にアッパレール5と一体的に移動可能とされ、且つ
後端の爪13aによりスライドガイド12に回動不能に係止
されている。また、樹脂製のカバー17により、ロックプ
レート11に対して円滑に摺動可能とされている。
車輌の衝突時に乗員の挙動によりシートベルトバック
ル20に第2図に矢印A方向に過大な荷重が加わると、ホ
ルダ13の爪13aが伸びてスライドガイド12の孔12bから外
れる。この結果、当該ホルダ13がボルト18を支点として
矢印A方向2点鎖線で示すように回動し、これに伴いロ
ックピン15が薄い樹脂製のカバー17を破壊してロックプ
レート11の歯11aに係合してラッチされる。これにより
シートベルトバックル20に加わった荷重は、ホルダ13、
ロックピン15、ロックプレート11、スライドロアレール
4、ブラケット6、7を介して車体側に伝達される。こ
の結果、シート1、シートフレーム2等の破壊が防止さ
れる。同時にホルダ13が、ロッンクピン15を介してロッ
クプレート11に係止され、シート1の前方への移動が防
止される。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、シートのスライ
ドロアレールに沿って配設され後端が当該スライドロア
レール側に回動可能に軸支され、下面に長手方向に沿っ
て多数の歯が形成されたラック状のロックプレートと、
前端が前記スライドロアレール上に滑走可能に配設され
たスライドアッパレール側に上下方向に回動可能となる
ように前記ロックプレートの上方で枢支され、後端が上
下方向に前記ロックプレートの上方で所定範囲摺動可能
に取り付けられると共にシートベルトバックルを軸支
し、且つ前記枢支点と前記シートバックルの軸支店との
間にあって前記ロックプレートの下方に固設され前記歯
に係合可能なロックピンを有したホルダとを備え、前記
ホルダに回転作用が生じたとき前記前端と前記ロックピ
ンとで前記ロックプレートを挟持するように構成したの
で、シートの構造物に一体的にシートベルトロック装置
を装着することができ、当該シートベルトロック装置の
車輌への組付工数の低減、作業性の向上を図ることが可
能となる。また、大きな荷重がバックルに入ったときに
ホルダの前端部分とロックピンとでロックプレートを挟
持することとなり、ロックピンとロックプレートの歯と
の係合が強固になる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシートベルトロック装置の一実施
例を示す斜視図、第2図は第1図の側面図、第3図は従
来のシートベルトロック装置の概略を示す斜視図であ
る。 1…シート、2…シートフレーム、3…スライドレー
ル、4…スライドロアレール、5…スライドアッパレー
ル、6、7…ブラケット、10…シートベルトロック装
置、11…ロックプレート、12…スライドガイド、13、14
…ホルダ、15…ロックピン、17…カバー、18、19…ボル
ト、20…シートベルトバックル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートのスライドロアレールに沿って配設
    され後端が当該スライドロアレール側に回動可能に軸支
    され、下面に長手方向に沿って多数の歯が形成されたラ
    ック状のロックプレートと、前端が前記スライドロアレ
    ール上に滑走可能に配設されたスライドアッパレール側
    に上下方向に回動可能となるように前記ロックプレート
    の上方で枢支され、後端が上下方向に前記ロックプレー
    トの上方で所定範囲摺動可能に取り付けられると共にシ
    ートベルトバックルを軸支し、且つ前記枢支点と前記シ
    ートバックルの軸支点との間にあって前記ロックプレー
    トの下方に固設され前記歯に係合可能なロックピンを有
    したホルダとを備え、前記ホルダに回転作用が生じたと
    き前記前端と前記ロックピンとで前記ロックプレートを
    挟持するように形成されたことを特徴とするシートベル
    トロック装置。
JP1988163505U 1988-12-19 1988-12-19 シートベルトロック装置 Expired - Lifetime JPH085877Y2 (ja)

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JP1988163505U JPH085877Y2 (ja) 1988-12-19 1988-12-19 シートベルトロック装置

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Publication Number Publication Date
JPH0283151U JPH0283151U (ja) 1990-06-27
JPH085877Y2 true JPH085877Y2 (ja) 1996-02-21

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ID=31448286

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2551956Y2 (ja) * 1991-04-19 1997-10-27 三菱自動車工業株式会社 シートベルトのスライド式アンカー止め構造
KR100736781B1 (ko) * 2005-09-21 2007-07-09 현대자동차주식회사 차량용 시트벨트 하부 고정구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5914293Y2 (ja) * 1979-09-10 1984-04-26 トヨタ自動車株式会社 シ−トベルトアンカ−装置
JPS63954U (ja) * 1986-06-20 1988-01-06

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