JPH0858689A - 船舶用ポンプジェット推進装置 - Google Patents

船舶用ポンプジェット推進装置

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Publication number
JPH0858689A
JPH0858689A JP21808794A JP21808794A JPH0858689A JP H0858689 A JPH0858689 A JP H0858689A JP 21808794 A JP21808794 A JP 21808794A JP 21808794 A JP21808794 A JP 21808794A JP H0858689 A JPH0858689 A JP H0858689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction port
propulsion device
jet propulsion
port
pressure casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21808794A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Okamoto
茂 岡本
Yasuaki Ishihara
泰明 石原
Guraagen Uube
グラーゲン ウーベ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TECHNO NAKASHIMA KK
Original Assignee
TECHNO NAKASHIMA KK
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Publication date
Application filed by TECHNO NAKASHIMA KK filed Critical TECHNO NAKASHIMA KK
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 船舶用ポンプジェット推進装置の吸込口に吸
い込まれる水の向きを徐々に変えて吸込効率の低下を防
止する。 〔構成〕 垂直軸廻りに旋回可能な加圧ケーシング14
の下面中央に形成される吸込口20から吸い込んだ水を
加圧ケーシング14内に設けられるインペラ18で加圧
して吸込口20の周囲に形成される吐出口26から噴出
して推力を得る船舶用ポンプジェット推進装置におい
て、吸込口20の進行方向前側を加圧ケーシング14の
端まで延ばし、端から徐々に深くなる導入部48に形成
したことを特徴とする船舶用ポンプジェット推進装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶用ポンプジェット
推進装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸込口から水を吸い込んでポンプで加圧
して吐出口から噴出し、その推力で船体を推進させると
ともに、吐出口の向きを変えて旋回も可能にする船舶用
ポンプジェット推進装置として、実願平4−22326
号が提案されている。即ち、渦巻きケーシングの下面に
吸込口と吐出口とを形成し、渦巻きケーシング内に強制
回転させられるインペラを設けて加圧する構造のもので
ある。同時に、渦巻きケーシングを垂直軸廻りに旋回可
能にし、吐出口の向きを変えて舵取りができるようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構造である
と、インペラの軸を渦巻きケーシングの流路の勾配に直
角、即ち、渦巻きケーシングの軸芯に対して傾けて取り
付けなければならず、工作が難しい上に駆動効率も悪く
なる。このため、本発明者等は、渦巻きケーシングの代
わりに加圧ケーシングを採用することで、インペラの軸
を真下に向けて取り付けることができる案件を特願平5
−218035号として提案している。
【0004】ところが、先の案件においても、吸込口は
円形をしているものであった。このため、吸込口に吸い
込まれる水はこの直前で急激に上向きに向きを変えられ
ることになり、吸込効率が低下する。吸込効率の低下
は、船速が遅いときにはそれほど問題ないが、船速が早
くなると推進効率に大きく影響する。そこで、本発明
は、加圧ケーシングの吸込口に水流の向きを漸変する導
入部を形成してこれに対処したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、垂直軸廻りに旋回可能な加圧ケーシングの下面中央
に形成される吸込口から吸い込んだ水を加圧ケーシング
内に設けられるインペラで加圧して吸込口の周囲に形成
される吐出口から噴出して推力を得る船舶用ポンプジェ
ット推進装置において、吸込口の進行方向前側を加圧ケ
ーシングの端まで延ばし、端から徐々に深くなる導入部
に形成したことを特徴とする船舶用ポンプジェット推進
装置を提供する。
【0006】
【作用】以上の手段をとることにより、即ち、導入部に
よって水流の向きは漸変されることになり、吸込効率を
落とさない。この場合、導入部は吸込口の進行方向前側
に形成されるのであるから、非常に合理的である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明に係る船舶用ポンプジェット推進装
置の縦断面図、図2は底面図であるが、この船舶用ポン
プジェット推進装置装置は、船体等固定部材に取り付け
られるベース体10と、ベース体10に旋回機構12に
よって垂直軸廻りに旋回可能に取り付けられる加圧ケー
シング14と、加圧ケーシング14内に収容され、駆動
機構16によって垂直軸廻りに強制回転させられるイン
ペラ18等からなる。
【0008】加圧ケーシング14は円筒形をしているも
のであり、その下面中央に水を吸い込む円形の吸込口2
0が、その上方に円筒形の水流通路22が、更に、水流
通路22に連続して放射状の案内羽根を持つディフュー
ザ24がそれぞれ形成されている。加圧ケーシング14
の下面の吸込口20の外周にはその口を斜め下方に向け
た吐出口26が形成される。この吐出口26は、少なく
とも船体軸と一致する中央半径線Lの両側に設けられ、
本例では、中心を中央半径線Lと一致させる中央吐出口
26aと、中央吐出口26aの両側位置にそれぞれ一個
ずつ設けられる側方吐出口26b、26cとからなるも
のを示した。
【0009】水流通路22内には前記したインペラ18
が設けられる。即ち、ベース体10にギアボックス28
を下向きに取り付け、ギアボックス28に軸支したイン
ペラ軸30を加圧ケーシング14内に垂直に突入させて
これに放射状の羽根18aと羽根18aの外周を巻くリ
ング18bとからなるインペラ18をワンウェイクラッ
チ19等を介して取り付けておくのである。インペラ軸
30は強制回転させられる伝動軸32とベベルギア等で
連結した駆動機構16によって駆動される。
【0010】加圧ケーシング14はベース体10に対し
て水平面内で回転可能に取り付けられるギア34にアダ
プタ35を介して吊り下げられており、ギア34はモー
タ36等で駆動されるピニオン38と噛み合って旋回機
構12を構成している。尚、加圧ケーシング14が旋回
すると、吐出口26の向きも変わるから、これによって
舵取りが可能になる。そして、このときの舵取り角度、
即ち、加圧ケーシング14の回転角度はギア34で駆動
される検出機構40で検出する。
【0011】以上により、インペラ18の作用によって
吸込口20から吸い込まれた水は水流通路22からディ
フューザ24を通って加圧ケーシング14内に送り込ま
れ、ここで加圧されて吐出口26から噴出される。従っ
て、ディフューザ24を外れた加圧ケーシング14の内
部は圧力室42を構成することになる。尚、吸込口20
にはゴミ等を濾過する格子状のグリッド44が設けられ
るし、ディフューザ24の形状は水流エネルギーを効率
良く圧力エネルギーに変換するようにインペラ18の回
転方向に向けて直線又は円弧状に斜めに形成されてい
る。
【0012】水が吐出口26から噴出されると推力が生
じ、これによって船体は進行する。図3はその状態を示
す船体の底面図であるが、本発明では、吐出口26の大
きさ及び位置等を調整して推力が中央半径線Lの両側で
等しくなるように設定するのである。即ち、ディフュー
ザ24を通して圧力室42に送り込まれた水は依然とし
て旋回成分を有しているから、入口が上手側にある吐出
口26bから噴出される水流速度は下手側の吐出口26
cから噴出される水流速度よりも高い。従って、もし、
二つの吐出口26b、26cが中心から同じ位置に、同
じ大きさで設けられているとすれば、上手側の推力の方
が大きくなり、その差が旋回モーメントとなって発生す
る。
【0013】このため、本例では、上手側の吐出口26
bの大きさを下手側の吐出口26cのそれよりも小さく
して推力の均衡を保つようにしている。但し、上手側の
吐出口26bの中心からの距離を下手側の吐出口26c
のそれよりも近づけることで対処してもよいし、両者を
勘案したものにしてもよい。又、ディフューザ24等で
水流の旋回成分を消してしまえば、吐出口26は中央半
径線Lの両側対称に設ければよいことになる。要は、中
央半径線Lを境とする各々の推力の総和が等しくなれば
よいのである。
【0014】次に、本発明は、以上の吸込口20におい
て、吸込口20の進行方向前側を加圧ケーシング14の
端まで延ばし、端から徐々に深くなる導入部46に形成
したものである(図1及び図2参照)。但し、吸込口2
0の開口部分は円形のままでもよい。又、これに伴って
グリット44も導入部46まで延長しておく。
【0015】以上により、吸込口20に吸い込まれる水
は、導入部46で徐々に上向きに向きを変えられて最後
に吸込口20に吸い込まれるから、吸込効率、ひいては
推進効率をあまり低下させない。尚、加圧ケーシング1
4は旋回するが、どの角度に向いていても、水は必ず導
入部46を通って吸い込まれることになるから、本発明
の優位性に影響を与えない。
【0016】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したものであるか
ら、即ち、加圧ケーシングに形成される吸込口の進行方
向前側に水流の向き漸変する導入部を設けたものである
から、水流は急激な方向転換を強いられず、推進効率の
低下を抑制する。この効果は船速が早くなるほど顕著で
あり、高速航走が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船舶用ポンプジェット推進装置の
縦断面図である。
【図2】本発明に係る船舶用ポンプジェット推進装置の
底面図である。
【図3】本発明に係る船舶用ポンプジェット推進装置の
底面図である。
【符号の説明】
14 加圧ケーシング 18 インペラ 20 吸込口 26 吐出口 46 導入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウーベ グラーゲン ドイツ連邦共和国 ラインランドプファル ツ州 ライン市 スパイ町 5401 ショッ テルワーフトジョセフベッカー ゲーエム ベーハー ウント コーカーゲー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直軸廻りに旋回可能な加圧ケーシング
    の下面中央に形成される吸込口から吸い込んだ水を加圧
    ケーシング内に設けられるインペラで加圧して吸込口の
    周囲に形成される吐出口から噴出して推力を得る船舶用
    ポンプジェット推進装置において、吸込口の進行方向前
    側を加圧ケーシングの端まで延ばし、端から徐々に深く
    なる導入部に形成したことを特徴とする船舶用ポンプジ
    ェット推進装置。
JP21808794A 1994-08-19 1994-08-19 船舶用ポンプジェット推進装置 Pending JPH0858689A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21808794A JPH0858689A (ja) 1994-08-19 1994-08-19 船舶用ポンプジェット推進装置

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JP21808794A JPH0858689A (ja) 1994-08-19 1994-08-19 船舶用ポンプジェット推進装置

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JPH0858689A true JPH0858689A (ja) 1996-03-05

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JP21808794A Pending JPH0858689A (ja) 1994-08-19 1994-08-19 船舶用ポンプジェット推進装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19905141B4 (de) * 1998-02-10 2004-08-12 Kawasaki Jukogyo K.K., Kobe Vertikale Wasserstrahlantriebsvorrichtung
CN104332091A (zh) * 2014-11-20 2015-02-04 江苏科技大学 泵喷水推进器的简易实验装置
CN107651150A (zh) * 2017-08-31 2018-02-02 哈尔滨工程大学 一种全回转推进装置
CN112591067A (zh) * 2020-12-17 2021-04-02 淮安普乐菲智能科技有限公司 一种可控双向喷射推进器

Cited By (5)

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DE19905141B4 (de) * 1998-02-10 2004-08-12 Kawasaki Jukogyo K.K., Kobe Vertikale Wasserstrahlantriebsvorrichtung
CN104332091A (zh) * 2014-11-20 2015-02-04 江苏科技大学 泵喷水推进器的简易实验装置
CN104332091B (zh) * 2014-11-20 2016-06-08 江苏科技大学 泵喷水推进器的简易实验装置
CN107651150A (zh) * 2017-08-31 2018-02-02 哈尔滨工程大学 一种全回转推进装置
CN112591067A (zh) * 2020-12-17 2021-04-02 淮安普乐菲智能科技有限公司 一种可控双向喷射推进器

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