JPH0858144A - アパチャ電極体の製造方法 - Google Patents

アパチャ電極体の製造方法

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JPH0858144A
JPH0858144A JP6218197A JP21819794A JPH0858144A JP H0858144 A JPH0858144 A JP H0858144A JP 6218197 A JP6218197 A JP 6218197A JP 21819794 A JP21819794 A JP 21819794A JP H0858144 A JPH0858144 A JP H0858144A
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JP
Japan
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aperture
toner
electrode body
coating layer
manufacturing
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JP6218197A
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Tetsuya Kitamura
哲弥 北村
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置等に用いられるアパチャ電極体
の製造方法において、レーザによる孔開け加工時に発生
するカーボンを容易に除去することを目的とする。 【構成】 シート状基材5上の制御電極7が形成された
面にコーティング層31を塗布し、コーティング層31
の塗布された面からレーザ加工によりアパチャ6を形成
し、アパチャ6を形成した後にコーティング層31を除
去する。このような工程により、レーザ加工時に発生す
るカーボンは、コーティング層31に付着し、コーティ
ング層31の除去により同時に除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として複写機、プリ
ンタ、プロッタ、ファクシミリ等の画像形成装置に使用
されるアパチャ電極体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置として、複数の開口
部(以下、アパチャと称する)が形成された電極を用い
て、その電極に対して画像データに基づいて電圧を印加
することで電界を制御し、もってトナー粒子が前記アパ
チャを通過するのを制御して、通過したトナー粒子によ
り被画像形成媒体上に画像を形成するものが、例えば、
米国特許第3689935号明細書に開示されている。
この種の画像形成装置に使用されるアパチャ電極体は、
絶縁体よりなる基板と、この基板の一方の面に形成され
る連続した基準電極と、他方の面に形成される互いに絶
縁された複数の制御電極とからなり、前記各制御電極毎
に前記3者を貫いて少なくも1列のアパチャが形成され
ている。
【0003】この種のアパチャ電極体は、ポリイミド等
のフィルム状絶縁基材に制御電極のパターンを形成し、
さらに、多数の微細なアパチャを一列に形成したもので
ある。このアパチャ加工つまり孔開け加工は、微細な加
工技術を必要とすることから、レーザ加工例えばエキシ
マレーザ加工等を用いて行うことが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなアパチャ電極体の製造方法において、孔開け加工
をエキシマレーザを用いて行うと、この加工時に発生す
るカーボンが孔の周辺に付着し、隣接する制御電極を短
絡してしまうことがあった。このカーボンは超音波洗浄
等によって除去加工することも知られているが、除去に
時間を要し、また、十分には除去できない。本発明は、
上記問題点を解決するためになされたものであり、レー
ザによる孔開け加工の前後に所定の処理を行うことで、
孔開け加工時に発生するカーボンを容易に除去すること
が可能なアパチャ電極体の製造方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1のアパチャ電極体の製造方法は、絶縁基材上
に複数のアパチャが設けられ、かつ、そのアパチャの周
縁部に制御電極を形成してなるアパチャ電極体の製造方
法において、絶縁基材上に制御電極をパターニングによ
り形成する工程と、絶縁基材上の制御電極が形成された
面にコーティング層を塗布する工程と、上記工程により
コーティング層の塗布された面からレーザ加工によりア
パチャを形成する工程と、上記工程によりアパチャを形
成した後に上記コーティング層を除去する工程とからな
るものである。また、請求項2のアパチャ電極体の製造
方法は、請求項1記載のアパチャ電極体の製造方法にお
いて、アパチャをエキシマレーザ加工により形成するも
のである。
【0006】
【作用】上記構成を有する本発明のアパチャ電極体の製
造方法によれば、絶縁基材上の制御電極が形成された面
にコーティング層を塗布し、コーティング層の塗布され
た面からレーザ加工によりアパチャを形成し、アパチャ
を形成した後に上記コーティング層を除去する。このよ
うな工程により、レーザ加工時に発生するカーボンはコ
ーティング層に付着し、このコーティング層の除去によ
り、同時にカーボンは除去される。
【0007】
【実施例】まず、本発明の製造方法により製造されたア
パチャ電極体が使用される画像形成装置の一例について
図面を参照して説明する。図1は画像形成装置の概略構
成を示し、図2はアパチャ電極体の構成を示す。画像形
成装置1は、図示しない外部装置から受信した画像信号
に基づいて、記録用紙やOHPシート等でなる被画像形
成媒体2上にトナー像を形成するものであり、被画像形
成媒体2上へのトナー流の制御を行うアパチャ電極体3
及びトナーを担持してアパチャ電極体3付近に搬送し供
給するトナー供給装置4を有している。アパチャ電極体
3は、絶縁体でなるシート状基材5上にトナーの搬送方
向と直交する方向に一列に並んで多数のアパチャ6が開
口され、かつ、シート状基材5の上面に各アパチャ6の
周縁を個々に独立して囲むように制御電極7が形成され
ており、アパチャ6内の電界制御によりトナー14の通
過を制御するものである。アパチャ電極体3は、そのシ
ート状基材5上の制御電極7を被画像形成媒体2に対向
させた状態で固定部材側であるトナー供給装置4に固定
されている。
【0008】また、アパチャ電極体3に対向して、被画
像形成媒体2が通過するための約1mmの間隙をおい
て、背面電極ローラ9(対向電極)がシャーシに配設さ
れ、この背面電極ローラ9及び搬送ローラ10でもって
前記間隙に挿入される被画像形成媒体2は図1において
左方向へ搬送されるようになっている。アパチャ電極体
3及び背面電極ローラ9は、その長手方向が被画像形成
媒体2の搬送方向とは直交する方向に配置されている。
さらに、被画像形成媒体2の搬送先には、対になった圧
ローラ11aと熱ローラ11bからなる定着装置11が
配設されている。
【0009】次に、前記トナー供給装置4の構成を説明
する。トナー供給装置4は、アパチャ電極体3の背面電
極ローラ9とは反対側にアパチャ電極体3の長手方向に
沿って配設されており、装置全体のハウジングを兼ねる
トナーケース12と、そのトナーケース12内のトナー
タンクに収納される荷電粒子としてのトナー14と、ト
ナー供給ローラ16と、トナー14を均一にマイナスに
帯電させて担持しアパチャ電極体3に向けて搬送するト
ナー担持ローラ17と、このトナー担持ローラ17に担
持されるトナー14の量が該ローラ17面上で均一にな
るよう規制するために該ローラ17に圧接されているト
ナー層規制ブレード18とから構成されている。前記両
ローラ16,17は、図示した矢印方向に回転可能にト
ナーケース12に支持され、互いに接した状態で平行に
配設されており、それらの回転軸は被画像形成媒体2の
搬送方向と直交するように配置されている。
【0010】また、アパチャ電極体3のアパチャ6とト
ナー担持ローラ17との位置関係を説明すると、アパチ
ャ電極体3は、被画像形成媒体2側に制御電極7を対向
させた状態で、シート状基材5のアパチャ6の位置でト
ナー担持ローラ17に対してトナー層を介して圧接し、
トナー担持ローラ14と摺動するように設けられてい
る。そして、各アパチャ6の中心位置を通る線がほぼト
ナー担持ローラ17の周面の図示の最上側部分とその中
心軸を通るようにアパチャ電極体3を配置し、各アパチ
ャ6を通過するトナー14の分布がアパチャ内の全域で
均一となるようにしている。
【0011】また、制御電極7とトナー担持ローラ17
の間には、図示しない外部装置から送られて来る画像信
号に基づいて制御電圧を印加する制御電圧印加回路21
が接続され、この制御電圧印加回路21は、画像信号に
基づいて制御電極7に対して0Vもしくは+50Vの電
圧を印加するように構成されている。さらに、背面電極
ローラ9とトナー担持ローラ17との間には、直流電源
22が接続されており、この直流電源22は背面電極ロ
ーラ9に対して+1kVの電圧を印加し得るようになっ
ている。
【0012】次に、本発明の製造方法により製造される
アパチャ電極体3の詳細構成について説明する。厚さ2
5μmのポリイミド製のシート状基材5に、トナー搬送
方向と直交する方向に所定間隔、例えば200dpiの
場合には125μm間隔で一列状に複数のアパチャ6を
並設し、このアパチャ6の周縁に個々に制御電極7を厚
さ8μmで形成したものである。1つの制御電極7とア
パチャ6により、1つのドット(画素)を形成する。ま
た、アパチャ電極体3のシート状基材5は、被画像形成
媒体2の幅(記録幅)とほぼ同じ長さを有する。
【0013】上記構成の画像形成装置1の動作を概要を
説明すると、トナー供給ローラ16とトナー担持ローラ
17を図1に示す矢印方向に回転させることにより、ト
ナー供給ローラ16から送られてくるトナー14はトナ
ー担持ローラ17に擦りつけられ、マイナスに帯電させ
られてトナー担持ローラ17上に担持される。この担持
されたトナー14は、トナー層規制ブレード18によっ
て薄層化されると共に帯電された後、トナー担持ローラ
17の回転によってアパチャ電極体3に向けて搬送され
る。トナー担持ローラ17上のトナー14はアパチャ電
極体3のシート状基材5に擦られつつアパチャ6付近に
供給される。
【0014】次に、図示しない外部装置から送られて来
る画像信号に応じて、その画像部分に対応する制御電極
7に、制御電圧印加回路21から+50Vの電圧が印加
される。その結果、画像部分に対応するアパチャ6の近
傍には、制御電極7とトナー担持ローラ17の間の電位
差により、制御電極7よりトナー担持ローラ17に向か
う電気力線が形成される。それにより、マイナスに帯電
されたトナー14は電位の高い方向に静電力を受け、ト
ナー担持ローラ17上からアパチャ6を通過して制御電
極7側に引き出される。この引き出されたトナー14
は、さらに、直流電源22によって背面電極ローラ9に
印加されている+1kVの電圧によって被画像形成媒体
2とアパチャ電極体3との間に形成される電界により、
被画像形成媒体2に向けて飛翔し、被画像形成媒体2上
に堆積して画素を形成する。また、非画像部分に対応す
る制御電極7には、制御電圧印加回路21から0Vの電
圧が印加される。その結果、トナー担持ローラ17と制
御電極7との間には、電界が形成されないことにより、
トナー担持ローラ17上のトナー14は、静電力を受け
ないため、アパチャ6を通過しない。なお、上記では、
非画像部分に対応するアパチャの制御電圧を0Vとした
が、これは、例えば−30V〜−50Vの負の電圧であ
ってもよい。また、トナーとしてプラスに帯電するもの
を用いた場合は、制御電極7や背面電極ローラ9に印加
する電圧等は上記とは逆の電位とする。
【0015】次に、本発明の一実施例であるアパチャ電
極体の製造方法について図3、図4を参照して説明す
る。図3(a)に示すポリイミドフィルム等のシート状
基材5の上面に、前処理(スパッタとメッキ処理)を行
って、図3(b)に示すように、銅膜30を形成し、そ
の後、フォトエッチング法により、図3(c)に示すよ
うに、銅膜30にパターニングを行って制御電極7を形
成する。次いで、図3(d)に示すように、制御電極7
の上面にコーティング層31を塗布する。コーティング
の材料としては、エポキシ、ポリイミド、ポリエステ
ル、ビニル等の樹脂材料を用いればよく、塗布は刷毛塗
り、スプレー、ディップ法等を用いればよい。
【0016】次に、上記コーティング層31の上面か
ら、図4(e)に示すように、アパチャ6の孔開け加工
を行う。孔開け加工にはエキシマレーザ加工を用いる。
レーザ加工時には、レーザ光学系中に孔形状を区画する
ためのマスクを挿入する。このエキシマレーザ加工時
に、シート状基材5のポリイミドフィルム等から導電性
のカーボン32が派生し、コーティング層31の上面に
付着する。その後、図4(f)に示すように、コーティ
ング層31をアセトン等の有機溶媒を用いた洗浄により
除去する。このコーティング層31の除去と同時に、コ
ーティング層31の上面に付着していたカーボン32も
除去される。
【0017】なお、本発明は上記実施例方法に限られる
ものではなく、種々の変形が可能であり、例えば、孔開
けのレーザ加工はエキシマレーザ加工以外の、CO2
ーザやYAGレーザ等の各種のレーザ加工を採用し得
る。また、シート状基材5の裏面にもコーティング層3
1を塗布してからレーザによる孔加工を行うようにして
もよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明のアパチャ電極体の
製造方法によれば、アパチャ電極体のレーザによる孔開
け加工の前に、電極が形成された面にコーティング層を
塗布し、この上からレーザ加工により孔開け加工し、そ
の後、コーティング層を除去するようにしているので、
レーザ加工時に発生するカーボンはコーティング層に付
着し、このコーティング層の除去工程で同時にカーボン
が除去される。従って、レーザによる孔開け加工時に発
生するカーボンを容易、かつ確実に除去することがで
き、付着したカーボンにより制御電極が短絡するといっ
たことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により製造されたアパチャ電
極体を使用した画像形成装置の概略構成図である。
【図2】本発明の製造方法により製造されたアパチャ電
極体の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例であるアパチャ電極体の製造
方法の各工程を示す図である。
【図4】本発明の一実施例であるアパチャ電極体の製造
方法の各工程を示す図である。
【符号の説明】
3 アパチャ電極体 5 シート状基材 6 アパチャ 7 制御電極 31 コーティング層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基材上に複数のアパチャが設けら
    れ、かつ、そのアパチャの周縁部に制御電極を形成して
    なるアパチャ電極体の製造方法において、 絶縁基材上に制御電極をパターニングにより形成する工
    程と、 絶縁基材上の制御電極が形成された面にコーティング層
    を塗布する工程と、 上記工程によりコーティング層の塗布された面からレー
    ザ加工によりアパチャを形成する工程と、 上記工程によりアパチャを形成した後に上記コーティン
    グ層を除去する工程とからなるアパチャ電極体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 アパチャをエキシマレーザ加工により形
    成することを特徴とする請求項1記載のアパチャ電極体
    の製造方法。
JP6218197A 1994-08-18 1994-08-18 アパチャ電極体の製造方法 Withdrawn JPH0858144A (ja)

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Effective date: 20011106