JPH0857499A - 汚泥脱水装置 - Google Patents
汚泥脱水装置Info
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- JPH0857499A JPH0857499A JP6213180A JP21318094A JPH0857499A JP H0857499 A JPH0857499 A JP H0857499A JP 6213180 A JP6213180 A JP 6213180A JP 21318094 A JP21318094 A JP 21318094A JP H0857499 A JPH0857499 A JP H0857499A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、廃液処理装置から排出された汚泥の
脱水効率と固形物の回収率とを飛躍的に向上することが
できるようにした汚泥脱水装置を提供することにある。 【構成】汚泥脱水装置1は、廃液処理装置から排出され
た汚泥Sを回収する回収機構2と、該回収機構2に振動
を与える振動機構3と、を備え、振動機構3により回収
機構2に振動を与えることで汚泥中の水分を可及的に排
除するものである。そして、回収機構は、脱水袋等の回
収体4とドレーンパン等の排水体5と水切容器等の収納
体6と台車等の支持体9とから構成されている。 ま
た、振動機構は、振動モータ等の振動源7と取付フレー
ム等の取付体8とから構成されている。 さらに、移動
体である車輪11を備えた支持体である台車9により、
回収機構2が移動可能に支持されている。 【効果】廃液処理装置から排出された汚泥の回収効率と
該排出汚泥の排水効率とを向上させ、これらの相乗効果
によって、脱水効率と固形物の回収率とを飛躍的に向上
することができる。
脱水効率と固形物の回収率とを飛躍的に向上することが
できるようにした汚泥脱水装置を提供することにある。 【構成】汚泥脱水装置1は、廃液処理装置から排出され
た汚泥Sを回収する回収機構2と、該回収機構2に振動
を与える振動機構3と、を備え、振動機構3により回収
機構2に振動を与えることで汚泥中の水分を可及的に排
除するものである。そして、回収機構は、脱水袋等の回
収体4とドレーンパン等の排水体5と水切容器等の収納
体6と台車等の支持体9とから構成されている。 ま
た、振動機構は、振動モータ等の振動源7と取付フレー
ム等の取付体8とから構成されている。 さらに、移動
体である車輪11を備えた支持体である台車9により、
回収機構2が移動可能に支持されている。 【効果】廃液処理装置から排出された汚泥の回収効率と
該排出汚泥の排水効率とを向上させ、これらの相乗効果
によって、脱水効率と固形物の回収率とを飛躍的に向上
することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚泥脱水装置に関し、
特に加圧浮上式廃液処理装置等の廃液処理装置から排出
された汚泥の脱水効率を向上し得るようにした汚泥脱水
装置に関するものである。
特に加圧浮上式廃液処理装置等の廃液処理装置から排出
された汚泥の脱水効率を向上し得るようにした汚泥脱水
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工場排水や生活系排水等の排水を
清浄な水に浄化させる為に、加圧浮上式廃液処理装置等
の廃液処理装置が用いられている。
清浄な水に浄化させる為に、加圧浮上式廃液処理装置等
の廃液処理装置が用いられている。
【0003】ところで、上記従来の廃液処理装置は、該
廃液を浄化して水を清澄にした後の排出汚泥を回収して
いた。 また、該回収した排出汚泥は、脱水によって水
分を分離して、脱水ケーキとして廃棄等していた。
廃液を浄化して水を清澄にした後の排出汚泥を回収して
いた。 また、該回収した排出汚泥は、脱水によって水
分を分離して、脱水ケーキとして廃棄等していた。
【0004】この際、該排出汚泥を脱水する方法として
は、(1)濾過や遠心分離等の機械的脱水方法や、
(2)蒸発や乾燥等の熱的脱水方法や、(3)自然沈降
や凝集沈降等の沈降濃縮脱水方法があり、費用的には、
(3)沈降濃縮脱水方法が安くて有利であるが、(1)
機械的脱水方法と(2)熱的脱水方法とは、割高となる
という欠点があった。
は、(1)濾過や遠心分離等の機械的脱水方法や、
(2)蒸発や乾燥等の熱的脱水方法や、(3)自然沈降
や凝集沈降等の沈降濃縮脱水方法があり、費用的には、
(3)沈降濃縮脱水方法が安くて有利であるが、(1)
機械的脱水方法と(2)熱的脱水方法とは、割高となる
という欠点があった。
【0005】また、脱水率の点では、(1)機械的脱水
方法が優れているが、(2)熱的脱水方法と、(3)沈
降濃縮脱水方法とは、劣悪であるという欠点があった。
方法が優れているが、(2)熱的脱水方法と、(3)沈
降濃縮脱水方法とは、劣悪であるという欠点があった。
【0006】さらに、時間的には、(1)機械的脱水方
法が優れているが、(2)熱的脱水方法と、(3)沈降
濃縮脱水方法とは、長時間となるという欠点があった。
法が優れているが、(2)熱的脱水方法と、(3)沈降
濃縮脱水方法とは、長時間となるという欠点があった。
【0007】この為、専ら(1)機械的脱水方法が一番
利用されている。
利用されている。
【0008】この(1)機械的脱水方法には、上記のよ
うに濾過脱水する方法と遠心分離にて脱水する方法とが
ある。
うに濾過脱水する方法と遠心分離にて脱水する方法とが
ある。
【0009】このうち、上記濾過脱水方法にあっては、
汚泥をそのまま使用すると、非抵抗が大であり、濾過脱
水が困難である為、水洗や濾過助剤の添加等の前処理が
必要となる欠点があり、操作が煩雑であるばかりでな
く、コスト高となる問題点がある為、上記遠心分離脱水
方法が広く利用されている。
汚泥をそのまま使用すると、非抵抗が大であり、濾過脱
水が困難である為、水洗や濾過助剤の添加等の前処理が
必要となる欠点があり、操作が煩雑であるばかりでな
く、コスト高となる問題点がある為、上記遠心分離脱水
方法が広く利用されている。
【0010】しかしながら、該遠心分離脱水方法にあっ
ては、連続運転できる利点があるものの、装置が過大と
なり、多大なスペースを必要とし、しかも構成が複雑と
なり、操作が煩雑となるばかりでなく、さらに設備費用
とランニングコストとが大である為、利用し難いという
問題点があった。
ては、連続運転できる利点があるものの、装置が過大と
なり、多大なスペースを必要とし、しかも構成が複雑と
なり、操作が煩雑となるばかりでなく、さらに設備費用
とランニングコストとが大である為、利用し難いという
問題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、廃液処理装置から
排出された汚泥を回収する回収機構と、該回収機構に振
動を与える振動機構と、を備え、振動機構により回収機
構に振動を与えることで汚泥中の水分を可及的に排除す
る、構成とすることにより、廃液処理装置から排出され
た汚泥の回収効率と該排出汚泥の排水効率とを向上さ
せ、これらの相乗効果によって、脱水効率と固形物の回
収率とを飛躍的に向上し得る汚泥脱水装置を提供するこ
とにある。
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、廃液処理装置から
排出された汚泥を回収する回収機構と、該回収機構に振
動を与える振動機構と、を備え、振動機構により回収機
構に振動を与えることで汚泥中の水分を可及的に排除す
る、構成とすることにより、廃液処理装置から排出され
た汚泥の回収効率と該排出汚泥の排水効率とを向上さ
せ、これらの相乗効果によって、脱水効率と固形物の回
収率とを飛躍的に向上し得る汚泥脱水装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、廃液を処理して水と汚泥とを分離する廃液
処理装置にあって、該廃液処理装置から排出された汚泥
を回収する回収機構と、該回収機構に振動を与える振動
機構と、を備え、振動機構により回収機構に振動を与え
ることで汚泥中の水分を可及的に排除する、ことを特徴
とする汚泥脱水装置、を提供することにより達成され
る。
明によれば、廃液を処理して水と汚泥とを分離する廃液
処理装置にあって、該廃液処理装置から排出された汚泥
を回収する回収機構と、該回収機構に振動を与える振動
機構と、を備え、振動機構により回収機構に振動を与え
ることで汚泥中の水分を可及的に排除する、ことを特徴
とする汚泥脱水装置、を提供することにより達成され
る。
【0013】
【作用】このように、本発明の汚泥脱水装置によれば、
廃液処理装置から排出された汚泥を回収する回収機構
と、回収機構に振動を与える振動機構と、を設けた装置
とすることにより、振動機構により回収機構に振動を与
えることで汚泥中の水分を可及的に排除することで、脱
水を迅速かつ確実に行うことができると共に、固形物を
効率良く回収することが出来るようになる。
廃液処理装置から排出された汚泥を回収する回収機構
と、回収機構に振動を与える振動機構と、を設けた装置
とすることにより、振動機構により回収機構に振動を与
えることで汚泥中の水分を可及的に排除することで、脱
水を迅速かつ確実に行うことができると共に、固形物を
効率良く回収することが出来るようになる。
【0014】すなわち、本発明の汚泥脱水装置によれ
ば、振動モータ等の振動源にて、回収機構に振動を与え
ることによって、脱水袋等の回収体内の排出汚泥が含有
する水の殆ど全てを外部へ排出させて、回収体内の排出
汚泥の脱水をすることができる。
ば、振動モータ等の振動源にて、回収機構に振動を与え
ることによって、脱水袋等の回収体内の排出汚泥が含有
する水の殆ど全てを外部へ排出させて、回収体内の排出
汚泥の脱水をすることができる。
【0015】本発明の汚泥脱水装置による排出汚泥の脱
水は、次のようにして行われる。
水は、次のようにして行われる。
【0016】まず、振動モータ等の振動源のスイッチを
入れて、回収機構に振動を与える。
入れて、回収機構に振動を与える。
【0017】この際、振動源の振動によって、脱水袋等
の回収体が収納された水切容器等の収納体と、排出汚泥
から排除された水分を回収して外部に排出するドレーン
パン等の排水体と、を備えている回収機構が振動する。
の回収体が収納された水切容器等の収納体と、排出汚泥
から排除された水分を回収して外部に排出するドレーン
パン等の排水体と、を備えている回収機構が振動する。
【0018】この振動によって水切容器等の収納体内の
上記回収体も振動するので、回収体内の排出汚泥が含有
する水が回収体の細孔を通して回収体の外部へ排出され
る。
上記回収体も振動するので、回収体内の排出汚泥が含有
する水が回収体の細孔を通して回収体の外部へ排出され
る。
【0019】これによって、排出汚泥が含有する水の殆
ど全部が回収体の外部へ排出されることにより、回収体
の排出汚泥の脱水が効率的に行われ、排出汚泥の殆ど全
てが固形物となり、排出汚泥の脱水が完了し、固形物で
ある排出汚泥の回収率が向上する。
ど全部が回収体の外部へ排出されることにより、回収体
の排出汚泥の脱水が効率的に行われ、排出汚泥の殆ど全
てが固形物となり、排出汚泥の脱水が完了し、固形物で
ある排出汚泥の回収率が向上する。
【0020】この際、回収体の細孔を通して回収体の外
部へ排出され水が、回収体が収納された水切容器等の収
納体に設けられた多数の孔を通して、収納体の下方へ落
下し、さらに該収納体が設けられているドレーンパン等
の排水体のスノコの間隙を通して、該排水体の底部に溜
まり、排水体に設けられた排出口から該排出口に連結さ
れているビニルパイプ等のドレーンパイプを経て、外部
へ排出される。
部へ排出され水が、回収体が収納された水切容器等の収
納体に設けられた多数の孔を通して、収納体の下方へ落
下し、さらに該収納体が設けられているドレーンパン等
の排水体のスノコの間隙を通して、該排水体の底部に溜
まり、排水体に設けられた排出口から該排出口に連結さ
れているビニルパイプ等のドレーンパイプを経て、外部
へ排出される。
【0021】このようにして、脱水袋等の回収体内の排
出汚泥が含有する水の殆どを回収体の外部へ排出させ
て、回収体内の排出汚泥の脱水を完了して、該排出汚泥
の殆ど全てを固形物として回収することができる。
出汚泥が含有する水の殆どを回収体の外部へ排出させ
て、回収体内の排出汚泥の脱水を完了して、該排出汚泥
の殆ど全てを固形物として回収することができる。
【0022】次に、上記と同要領にて、別個の脱水袋等
の回収体内の排出汚泥が含有する水の殆ど全てを回収体
の外部へ排出させて、該回収体内の排出汚泥の脱水を完
了して、排出汚泥の殆ど全てを固形物として回収する。
の回収体内の排出汚泥が含有する水の殆ど全てを回収体
の外部へ排出させて、該回収体内の排出汚泥の脱水を完
了して、排出汚泥の殆ど全てを固形物として回収する。
【0023】つづいて、上記の操作を繰返すことによ
り、次々に個々の回収体内の排出汚泥が含有する水の殆
ど全部を回収体の外部へ排出させて、多数の回収体内の
排出汚泥の脱水を完了させて、排出汚泥の殆ど全てを固
形物として回収することができる。
り、次々に個々の回収体内の排出汚泥が含有する水の殆
ど全部を回収体の外部へ排出させて、多数の回収体内の
排出汚泥の脱水を完了させて、排出汚泥の殆ど全てを固
形物として回収することができる。
【0024】従って、脱水袋等の回収体内の排出汚泥が
含有する水の殆ど全てを外部へ排出させて、回収体内の
排出汚泥中の水分を可及的に排除することで、脱水を迅
速かつ確実に、しかも効率的に行うことが出来ると共
に、固形物を効率良く回収することが出来るようにな
る。
含有する水の殆ど全てを外部へ排出させて、回収体内の
排出汚泥中の水分を可及的に排除することで、脱水を迅
速かつ確実に、しかも効率的に行うことが出来ると共
に、固形物を効率良く回収することが出来るようにな
る。
【0025】
【実施例】次に、本発明を添付の図面を参照して特定の
実施例について詳述する。
実施例について詳述する。
【0026】図1〜図4は、本発明に基づく廃液処理装
置の汚泥脱水装置の一実施例を示している。
置の汚泥脱水装置の一実施例を示している。
【0027】本発明の汚泥脱水装置1は、廃液処理装置
から排出された汚泥Sを回収する回収機構2と、該回収
機構2に振動を与える振動機構3と、を備え、振動機構
3により回収機構2に振動を与えることで汚泥中の水分
を可及的に排除するものである。
から排出された汚泥Sを回収する回収機構2と、該回収
機構2に振動を与える振動機構3と、を備え、振動機構
3により回収機構2に振動を与えることで汚泥中の水分
を可及的に排除するものである。
【0028】該廃液処理装置は、廃液を処理して清澄と
なった水と汚泥とを分離する装置であり、例えば、水面
に浮上したスカム(浮上物)を外部へ排出することによ
り廃液を浄化する加圧浮上式廃液処理装置がある。
なった水と汚泥とを分離する装置であり、例えば、水面
に浮上したスカム(浮上物)を外部へ排出することによ
り廃液を浄化する加圧浮上式廃液処理装置がある。
【0029】該加圧浮上式廃液処理装置としては、例え
ば、既に本出願人が提案した次のような加圧浮上式廃液
処理装置がある(特願平5−347325号)。
ば、既に本出願人が提案した次のような加圧浮上式廃液
処理装置がある(特願平5−347325号)。
【0030】すなわち、該加圧浮上式廃液処理装置(特
願平5−347325号)は、外筒と内筒とスカム排出
体とが相互に特定の構成であり、しかも混合液を導入す
る混合液導入管を設けた装置とすることにより、該混合
液をスカム(浮上物)と水分(処理水)とに夫々分離
し、内筒内の最短距離にある逆円錐形状のスカム排出体
内へ迅速かつ確実に排出することが出来るばかりでな
く、外筒内にスラッジの沈澱や滞留が生ずることを未然
に阻止することができる装置である。
願平5−347325号)は、外筒と内筒とスカム排出
体とが相互に特定の構成であり、しかも混合液を導入す
る混合液導入管を設けた装置とすることにより、該混合
液をスカム(浮上物)と水分(処理水)とに夫々分離
し、内筒内の最短距離にある逆円錐形状のスカム排出体
内へ迅速かつ確実に排出することが出来るばかりでな
く、外筒内にスラッジの沈澱や滞留が生ずることを未然
に阻止することができる装置である。
【0031】このような廃液処理装置から外部へ排出さ
れる排出汚泥Sに含まれる水分を可及的に排除するもの
が、本発明の汚泥脱水装置1である。
れる排出汚泥Sに含まれる水分を可及的に排除するもの
が、本発明の汚泥脱水装置1である。
【0032】本発明の汚泥脱水装置1を構成する上記回
収機構2は、上記排出汚泥Sが回収される脱水袋等の回
収体4と、該回収された排出汚泥から排除された水分を
回収して外部に排出するドレーンパン等の排水体5と、
を備えている。
収機構2は、上記排出汚泥Sが回収される脱水袋等の回
収体4と、該回収された排出汚泥から排除された水分を
回収して外部に排出するドレーンパン等の排水体5と、
を備えている。
【0033】該回収体4として、本実施例にあっては、
多数の脱水可能な細孔を有する麻袋等の脱水袋により構
成しており、使用に当たっては上記廃液処理装置の下部
に設けられた排出パイプKに連結される。
多数の脱水可能な細孔を有する麻袋等の脱水袋により構
成しており、使用に当たっては上記廃液処理装置の下部
に設けられた排出パイプKに連結される。
【0034】また、該排水体5として、本実施例にあっ
ては、上記脱水袋等の回収体4が確実に載置可能である
と共に、該脱水袋4から脱水された水分が効率良く回収
し得るように底面との間に間隔をあけて上部にスノコ5
aを設けた矩形箱形のドレーンパンにより構成してい
る。
ては、上記脱水袋等の回収体4が確実に載置可能である
と共に、該脱水袋4から脱水された水分が効率良く回収
し得るように底面との間に間隔をあけて上部にスノコ5
aを設けた矩形箱形のドレーンパンにより構成してい
る。
【0035】該ドレーンパン5は、上記脱水袋4から排
出された水を回収して、外部へ効率良く排出する為の排
出口Eを底面の端部に備えており、該排出口Eにはビニ
ルパイプ等のドレーンパイプPが連結されている。
出された水を回収して、外部へ効率良く排出する為の排
出口Eを底面の端部に備えており、該排出口Eにはビニ
ルパイプ等のドレーンパイプPが連結されている。
【0036】さらに、上記回収機構2は、上記排出汚泥
Sが回収される脱水袋4をドレーンパン5に確実かつ容
易に載置するために収納体6を備えている。
Sが回収される脱水袋4をドレーンパン5に確実かつ容
易に載置するために収納体6を備えている。
【0037】該収納体6として、本実施例にあっては、
該脱水袋4が収納可能に上部が開口されると共に、排水
し易いように多数の孔を有する箱状に形成された水切容
器により構成しており、例えばプラスチック製の多数の
孔を有する箱形の水切容器により構成している。
該脱水袋4が収納可能に上部が開口されると共に、排水
し易いように多数の孔を有する箱状に形成された水切容
器により構成しており、例えばプラスチック製の多数の
孔を有する箱形の水切容器により構成している。
【0038】上記ドレーンパン5の外面には、上記水切
容器等の収納体6を上記ドレーンパン5に固定するため
に、多数のフックFが設けられており、該フックFと水
切容器6とにゴム紐等の固定用紐Gを掛けて固定するこ
とで、脱水袋4が収納された水切容器6をドレーンパン
5のスノコ5aの上に確実かつ容易に固定できる。
容器等の収納体6を上記ドレーンパン5に固定するため
に、多数のフックFが設けられており、該フックFと水
切容器6とにゴム紐等の固定用紐Gを掛けて固定するこ
とで、脱水袋4が収納された水切容器6をドレーンパン
5のスノコ5aの上に確実かつ容易に固定できる。
【0039】また、上記振動機構3は、上記回収機構に
設けられた振動源7と、該振動源7を取付けて支持する
取付体である取付フレーム8と、から構成されている。
設けられた振動源7と、該振動源7を取付けて支持する
取付体である取付フレーム8と、から構成されている。
【0040】該振動源7は、本実施例にあっては、振動
モータにより構成している。
モータにより構成している。
【0041】該振動源である振動モータ7は、回収機構
2を構成するドレーンパン5の底面に溶接等の固定手段
により固定された相対向する2つの断面山形(断面L字
状)に形成された取付フレーム8、8の上面に、ボルト
・ナット結合にて取付けられている。
2を構成するドレーンパン5の底面に溶接等の固定手段
により固定された相対向する2つの断面山形(断面L字
状)に形成された取付フレーム8、8の上面に、ボルト
・ナット結合にて取付けられている。
【0042】さらに、上記回収機構2は、支持体9に支
持されている。
持されている。
【0043】該支持体9は、本実施例にあっては、移動
可能に移動体である4個の車輪11を備えた台車から構
成している。
可能に移動体である4個の車輪11を備えた台車から構
成している。
【0044】また、支持体を構成する台車9は、回収機
構2を構成するドレーンパン5の下部に、防振体である
防振ゴム12を介して取付けられており、回収機構2か
らの振動を遮断して、振動が台車9に直接伝達されない
ように構成している。
構2を構成するドレーンパン5の下部に、防振体である
防振ゴム12を介して取付けられており、回収機構2か
らの振動を遮断して、振動が台車9に直接伝達されない
ように構成している。
【0045】次に、本発明の汚泥脱水装置の使用方法を
添付の図面を参照して特定の実施例について詳述する。
添付の図面を参照して特定の実施例について詳述する。
【0046】図5〜図7は、本発明に基づく汚泥脱水装
置の使用方法の一実施例を示している。
置の使用方法の一実施例を示している。
【0047】まず、本発明の汚泥脱水装置1を台車9に
備えた車輪11により廃液処理装置の下方に移動して配
置する。
備えた車輪11により廃液処理装置の下方に移動して配
置する。
【0048】次に、排水体であるドレーンパン5の外面
に設けられている多数のフックFと収納体である水切容
器6とに、ゴム紐等の固定用紐Gを掛けて、該水切容器
6をドレーンパン5に固定する。
に設けられている多数のフックFと収納体である水切容
器6とに、ゴム紐等の固定用紐Gを掛けて、該水切容器
6をドレーンパン5に固定する。
【0049】つづいて、回収体である麻袋等からなる第
1の脱水袋4と第2の脱水袋4を上記水切容器6、6の
内側に夫々収納する。
1の脱水袋4と第2の脱水袋4を上記水切容器6、6の
内側に夫々収納する。
【0050】次に、該第1の脱水袋4の口を廃液処理装
置に設けられた排出パイプKの下端に連結して口紐Mに
て固定する。
置に設けられた排出パイプKの下端に連結して口紐Mに
て固定する。
【0051】つづいて、振動源である振動モータ7のス
イッチを入れて、回収機構2に振動を与える。
イッチを入れて、回収機構2に振動を与える。
【0052】これによって、水切容器6内の第1の脱水
袋4も振動するので、該第1の脱水袋4内の排出汚泥S
が含有する水が第1の脱水袋4の細孔を通して第1の脱
水袋4の外部へ排出される。
袋4も振動するので、該第1の脱水袋4内の排出汚泥S
が含有する水が第1の脱水袋4の細孔を通して第1の脱
水袋4の外部へ排出される。
【0053】該排出汚泥Sが含有する水の殆ど全部が第
1の脱水袋4の外部へ排出され、該排出汚泥Sが固形物
となることにより、該第1の脱水袋4内の排出汚泥Sの
脱水を完了する。
1の脱水袋4の外部へ排出され、該排出汚泥Sが固形物
となることにより、該第1の脱水袋4内の排出汚泥Sの
脱水を完了する。
【0054】次に、口紐Mを解いて排出パイプKと第1
の脱水袋4との結合を解除する。
の脱水袋4との結合を解除する。
【0055】さらに、該脱水を完了して固形物となった
排出汚泥Sは、口紐Mにて上端を縛って開口端を閉塞し
た後、上記収納体である水切容器6から取出して、汚泥
集積所等の排出汚泥Sの置場に脱水袋4に入れたまま、
または脱水袋4から出す等して集積し、必要に応じて再
利用したり、廃棄したりする。
排出汚泥Sは、口紐Mにて上端を縛って開口端を閉塞し
た後、上記収納体である水切容器6から取出して、汚泥
集積所等の排出汚泥Sの置場に脱水袋4に入れたまま、
または脱水袋4から出す等して集積し、必要に応じて再
利用したり、廃棄したりする。
【0056】つづいて、車輪11にて台車9を少し移動
させ、該脱水を完了した第1の脱水袋4の隣に位置する
第2の脱水袋4を上記排出パイプKの下方に位置させて
停止させる。
させ、該脱水を完了した第1の脱水袋4の隣に位置する
第2の脱水袋4を上記排出パイプKの下方に位置させて
停止させる。
【0057】次に、上記と同要領にて、排出パイプKと
第2の脱水袋4とを連結固定する。
第2の脱水袋4とを連結固定する。
【0058】つづいて、上記の操作を繰返すことによ
り、該第2の脱水袋4内の排出汚泥Sが含有する水の殆
ど全部を脱水袋4の外部へ排出させて、該排出汚泥Sが
固形物となることにより、該第2の脱水袋4内の排出汚
泥Sの脱水を完了する。
り、該第2の脱水袋4内の排出汚泥Sが含有する水の殆
ど全部を脱水袋4の外部へ排出させて、該排出汚泥Sが
固形物となることにより、該第2の脱水袋4内の排出汚
泥Sの脱水を完了する。
【0059】このようにして、振動源である振動モータ
7にて、回収機構2に連続的に振動を与えることによっ
て、脱水袋4内の排出汚泥Sが含有する水を脱水袋4の
外部へ連続させて排出させ、脱水袋4内の排出汚泥Sの
脱水をすることで、該排出汚泥Sを連続して水を殆ど含
有しない固形物とすることができる。次に、上記実施例
の作用について説明する。
7にて、回収機構2に連続的に振動を与えることによっ
て、脱水袋4内の排出汚泥Sが含有する水を脱水袋4の
外部へ連続させて排出させ、脱水袋4内の排出汚泥Sの
脱水をすることで、該排出汚泥Sを連続して水を殆ど含
有しない固形物とすることができる。次に、上記実施例
の作用について説明する。
【0060】このように、上記実施例の汚泥脱水装置1
によれば、振動源である振動モータ7にて、回収機構2
に振動を与えることによって、脱水袋等の回収体4内の
排出汚泥Sが含有する水を脱水袋4の外部へ排出させ
て、該排出汚泥Sの脱水をすることで、該排出汚泥Sを
水を殆ど含有しない固形物とすることができる。
によれば、振動源である振動モータ7にて、回収機構2
に振動を与えることによって、脱水袋等の回収体4内の
排出汚泥Sが含有する水を脱水袋4の外部へ排出させ
て、該排出汚泥Sの脱水をすることで、該排出汚泥Sを
水を殆ど含有しない固形物とすることができる。
【0061】すなわち、本実施例の汚泥脱水装置による
排出汚泥の脱水は、次のようにして行われる。
排出汚泥の脱水は、次のようにして行われる。
【0062】まず、振動源である振動モータ7のスイッ
チを入れて、回収機構2に振動を与える。
チを入れて、回収機構2に振動を与える。
【0063】この際、振動モータ7の振動によって、脱
水袋等の回収体4と、脱水袋等の回収体4が収納された
水切容器等の収納体6と、排出汚泥Sから排除された水
分を回収して外部に排出するドレーンパン等の排水体5
と、を備えている回収機構2が振動する。
水袋等の回収体4と、脱水袋等の回収体4が収納された
水切容器等の収納体6と、排出汚泥Sから排除された水
分を回収して外部に排出するドレーンパン等の排水体5
と、を備えている回収機構2が振動する。
【0064】この振動によって水切容器6内の脱水袋4
も振動するので、脱水袋4内の排出汚泥Sが含有する水
が脱水袋4の細孔を通して脱水袋4の外部へ排出され
る。
も振動するので、脱水袋4内の排出汚泥Sが含有する水
が脱水袋4の細孔を通して脱水袋4の外部へ排出され
る。
【0065】これによって、排出汚泥Sが含有する水の
殆ど全部が、該脱水袋4の外部へ排出されることによ
り、脱水袋4内の排出汚泥Sの脱水が効率的に行われ、
排出汚泥Sの殆どが固形物となり、排出汚泥の回収率が
向上する。
殆ど全部が、該脱水袋4の外部へ排出されることによ
り、脱水袋4内の排出汚泥Sの脱水が効率的に行われ、
排出汚泥Sの殆どが固形物となり、排出汚泥の回収率が
向上する。
【0066】つづいて、脱水袋4の細孔を通して脱水袋
4の外部へ排出され水が、脱水袋4が収納された水切容
器等の収納体6に設けられた多数の孔を通して、水切容
器6の下方へ落下し、さらにドレーンパン等の排水体5
のスノコ5aの間隙を通して、排水体5の底部に溜ま
り、排水体5に設けられた排出口Eから該排出口Eに連
結されているビニルパイプ等のドレーンパイプPを経
て、外部へ排出される。
4の外部へ排出され水が、脱水袋4が収納された水切容
器等の収納体6に設けられた多数の孔を通して、水切容
器6の下方へ落下し、さらにドレーンパン等の排水体5
のスノコ5aの間隙を通して、排水体5の底部に溜ま
り、排水体5に設けられた排出口Eから該排出口Eに連
結されているビニルパイプ等のドレーンパイプPを経
て、外部へ排出される。
【0067】このようにして、脱水袋等の回収体4内の
排出汚泥Sが含有する水の殆どを脱水袋4の外部へ排出
させて、脱水袋4の排出汚泥Sの脱水を完了して、該排
出汚泥Sの殆ど全てを固形物として回収することができ
る。
排出汚泥Sが含有する水の殆どを脱水袋4の外部へ排出
させて、脱水袋4の排出汚泥Sの脱水を完了して、該排
出汚泥Sの殆ど全てを固形物として回収することができ
る。
【0068】次に、上記と同要領にて、別個の脱水袋等
の回収体4内の排出汚泥Sが含有する水の殆ど全てを脱
水袋4の外部へ排出させて、該脱水袋4の排出汚泥Sの
脱水を完了して、排出汚泥Sの殆ど全てを固形物として
回収することができる。
の回収体4内の排出汚泥Sが含有する水の殆ど全てを脱
水袋4の外部へ排出させて、該脱水袋4の排出汚泥Sの
脱水を完了して、排出汚泥Sの殆ど全てを固形物として
回収することができる。
【0069】つづいて、上記の操作を繰返すことによ
り、次々に区々の脱水袋4内の排出汚泥Sが含有する水
の殆ど全部を脱水袋4の外部へ排出させて、多数の脱水
袋4の排出汚泥Sの脱水を完了させて、排出汚泥Sの殆
ど全てを固形物として回収することができる。
り、次々に区々の脱水袋4内の排出汚泥Sが含有する水
の殆ど全部を脱水袋4の外部へ排出させて、多数の脱水
袋4の排出汚泥Sの脱水を完了させて、排出汚泥Sの殆
ど全てを固形物として回収することができる。
【0070】従って、脱水袋等の回収体4内の排出汚泥
Sが含有する水の殆ど全てを外部へ排出させて、回収体
4内の排出汚泥S中の水分を可及的に排除することで、
脱水を迅速かつ確実に効率的に行うことが出来ると共
に、該排出汚泥Sの殆ど全てを固形物として、効率良く
回収することが出来るようになる。
Sが含有する水の殆ど全てを外部へ排出させて、回収体
4内の排出汚泥S中の水分を可及的に排除することで、
脱水を迅速かつ確実に効率的に行うことが出来ると共
に、該排出汚泥Sの殆ど全てを固形物として、効率良く
回収することが出来るようになる。
【0071】尚、本発明の汚泥脱水装置は、上記実施例
に限られることなく、多くの変形例が考えられる。
に限られることなく、多くの変形例が考えられる。
【0072】すなわち、本発明の汚泥脱水装置を構成す
る回収機構は、上記実施例のように、脱水袋等の回収体
4とドレーンパン等の排水体5と水切容器等の収納体6
と台車等の支持体9とから構成するものに限られず、支
持体9を使用しない脱水袋等の回収体4とドレーンパン
等の排水体5と水切容器等の収納体6とから構成するこ
とや、収納体6を使用しない脱水袋等の回収体4とドレ
ーンパン等の排水体5とから構成することや、回収体4
を使用しないドレーンパン等の排水体5から構成するこ
とが出来るのは勿論である。
る回収機構は、上記実施例のように、脱水袋等の回収体
4とドレーンパン等の排水体5と水切容器等の収納体6
と台車等の支持体9とから構成するものに限られず、支
持体9を使用しない脱水袋等の回収体4とドレーンパン
等の排水体5と水切容器等の収納体6とから構成するこ
とや、収納体6を使用しない脱水袋等の回収体4とドレ
ーンパン等の排水体5とから構成することや、回収体4
を使用しないドレーンパン等の排水体5から構成するこ
とが出来るのは勿論である。
【0073】また、本発明の汚泥脱水装置を構成する振
動機構は、上記実施例のように、振動モータ等の振動源
7と取付フレーム等の取付体8とから構成するものに限
られず、該取付体8を使用することなく、振動源7を排
水体5に直接固定する構成とすることもできる。 さら
に、本発明の振動源は、上記実施例の振動モータに限ら
れることなく、本発明の回収機構に振動を与えること
で、脱水袋等の回収体4内の排出汚泥Sを効率的に脱水
し、該排出汚泥Sを簡単かつ確実に固形物とすることが
出来るものならば、その他の振動源と出来るのは勿論で
あり、上記実施例と同様の効果を生じさせることができ
る。
動機構は、上記実施例のように、振動モータ等の振動源
7と取付フレーム等の取付体8とから構成するものに限
られず、該取付体8を使用することなく、振動源7を排
水体5に直接固定する構成とすることもできる。 さら
に、本発明の振動源は、上記実施例の振動モータに限ら
れることなく、本発明の回収機構に振動を与えること
で、脱水袋等の回収体4内の排出汚泥Sを効率的に脱水
し、該排出汚泥Sを簡単かつ確実に固形物とすることが
出来るものならば、その他の振動源と出来るのは勿論で
あり、上記実施例と同様の効果を生じさせることができ
る。
【0074】また、本発明の取付体は、上記実施例の相
対向する2つの断面山形(断面L字状)の取付フレーム
8から構成したものに限られることなく、断面溝形(断
面コの字状)に形成された取付フレーム8から構成した
ものとすることができ、上記実施例と同様の効果を生じ
させることができる。
対向する2つの断面山形(断面L字状)の取付フレーム
8から構成したものに限られることなく、断面溝形(断
面コの字状)に形成された取付フレーム8から構成した
ものとすることができ、上記実施例と同様の効果を生じ
させることができる。
【0075】さらに、本発明の支持体は、上記実施例の
移動体である車輪11を備えた台車9に限られることな
く、移動体であるレールや歯車や原動機等を利用して移
動可能に構成することができ、上記実施例と同様の効果
を生じさせることができる。
移動体である車輪11を備えた台車9に限られることな
く、移動体であるレールや歯車や原動機等を利用して移
動可能に構成することができ、上記実施例と同様の効果
を生じさせることができる。
【0076】また、本発明の支持体は、上記実施例の移
動体を有しない固定タイプとすることもできるのは勿論
である。
動体を有しない固定タイプとすることもできるのは勿論
である。
【0077】この固定タイプの支持体の場合、上記排水
体5を支持体に対しレール等により移動可能に構成する
ことができ、上記実施例と同様の効果を生じさせること
ができる。
体5を支持体に対しレール等により移動可能に構成する
ことができ、上記実施例と同様の効果を生じさせること
ができる。
【0078】また、上記実施例にあっては、回収機構2
を構成するドレーンパン等の排水体5と台車等の支持体
9との間に防振ゴム等の防振体12を介在して構成して
いるが、該回収機構2や支持体9の構成によっては、該
防振体12を使用することなく、該回収機構2と支持体
9とを直接結合することもできる。
を構成するドレーンパン等の排水体5と台車等の支持体
9との間に防振ゴム等の防振体12を介在して構成して
いるが、該回収機構2や支持体9の構成によっては、該
防振体12を使用することなく、該回収機構2と支持体
9とを直接結合することもできる。
【0079】さらに、本発明の回収体は、上記実施例の
多数の脱水可能な細孔を有する麻袋等の脱水袋4により
構成したものに限られることなく、多数の脱水可能な細
孔を有する脱水容器その他のものとすることができるの
は勿論であり、上記実施例と同様の効果を生じさせるこ
とができる。
多数の脱水可能な細孔を有する麻袋等の脱水袋4により
構成したものに限られることなく、多数の脱水可能な細
孔を有する脱水容器その他のものとすることができるの
は勿論であり、上記実施例と同様の効果を生じさせるこ
とができる。
【0080】また、本発明の排水体は、上記実施例のス
ノコ5aを設けた矩形箱形のドレーンパンにより構成し
たものに限られることなく、脱水分を回収して外部へ効
率良く排出することができるものならば、上記実施例の
形状のものに限られることなく、その他の形状のものと
することができ、上記実施例と同様の効果を生じさせる
ことができる。
ノコ5aを設けた矩形箱形のドレーンパンにより構成し
たものに限られることなく、脱水分を回収して外部へ効
率良く排出することができるものならば、上記実施例の
形状のものに限られることなく、その他の形状のものと
することができ、上記実施例と同様の効果を生じさせる
ことができる。
【0081】さらに、本発明の収納体は、上記実施例の
多数の孔を有する箱形の水切容器6に限られることな
く、回収体4が収納可能であると共に排水し易いものな
らば、他の形状のものとすることができるのは勿論であ
り、上記実施例と同様の効果を生じさせることができ
る。
多数の孔を有する箱形の水切容器6に限られることな
く、回収体4が収納可能であると共に排水し易いものな
らば、他の形状のものとすることができるのは勿論であ
り、上記実施例と同様の効果を生じさせることができ
る。
【0082】また、本発明の収納体と排水体との固定方
法は、上記実施例のゴム紐等の固定用紐GとフックFと
から構成したものに限られることなく、収納体と排水体
とを固定し得るものならば、ボルト・ナット結合、その
他の固定構造とすることができ、上記実施例と同様の効
果を生じさせることができる。
法は、上記実施例のゴム紐等の固定用紐GとフックFと
から構成したものに限られることなく、収納体と排水体
とを固定し得るものならば、ボルト・ナット結合、その
他の固定構造とすることができ、上記実施例と同様の効
果を生じさせることができる。
【0083】さらに、本発明の汚泥脱水装置は、上記実
施例の加圧浮上式廃液処理装置に限られることなく、廃
液を処理して水と汚泥とを分離することが出来るものな
らば、その形式を問わず、広く一般の廃液処理装置に適
用することができ、上記実施例と同様の効果を生じさせ
ることができる。
施例の加圧浮上式廃液処理装置に限られることなく、廃
液を処理して水と汚泥とを分離することが出来るものな
らば、その形式を問わず、広く一般の廃液処理装置に適
用することができ、上記実施例と同様の効果を生じさせ
ることができる。
【0084】
【発明の効果】このように、本発明の汚泥脱水装置によ
れば、廃液処理装置から排出された汚泥を回収する回収
機構と、回収機構に振動を与える振動機構と、を相互に
特定の構成とし、しかも振動機構により回収機構に振動
を与えることで汚泥中の水分を可及的に排除した装置と
することにより、廃液処理装置から排出された汚泥の回
収効率と該排出汚泥の排水効率とを向上させ、これらの
相乗効果によって、脱水効率と固形物の回収率とを飛躍
的に向上することができるようにするという考え方であ
り、次のような優れた効果がある。すなわち、 (1)簡易な構成とすることで、操作が簡易となり、し
かもスペースが可及的に少なくなり、さらに設備費用と
ランニングコストとが小となり、非常に利用し易いもの
となる利点がある。 (2)連続運転可能とすることで、排出汚泥を迅速かつ
確実に脱水処理することができる利点がある。 (3)非抵抗が大なる排出汚泥も、水洗や濾過助剤の添
加等の前処理をすることなく、そのまま使用することが
でき、操作が簡単であるばかりでなく、コストも軽減で
き、しかも作業を迅速に行うことができる利点がある。 (4)ドレーンパン等の排水体を備えている為、排出汚
泥から排除された水分を効率的に回収することができる
と共に、迅速かつ確実にして外部に排出することができ
る利点がある。 (5)脱水袋等の回収体を備えたものにあっては、排出
汚泥を効率的に回収できると共に、該排出汚泥から効率
的に脱水できる為、該排出汚泥を迅速かつ確実に固形化
することができる利点がある。 (6)水切容器等の収納体を備えたものにあっては、脱
水袋等の回収体をドレーンパン等の排水体に確実に固定
することができる為、振動源による振動時においても、
確実に保持することができ、排出汚泥の脱水を効率的に
行うことができる利点がある。 (7)振動モータ等の振動源を備えている為、回収機構
を有効に振動させることができ、排出汚泥の脱水を効率
的に行うことができる利点がある。 (8)台車等の支持体を備たものにあっては、運転を停
止することなく、支持体を移動することで回収体を簡単
かつ確実に交換作業することができると共に、振動機構
による脱水振動時においても排水体を確実に支持するこ
とができる効果がある。 (9)防振ゴム等の防振体を排水体と支持体との間に備
えたものにあっては、振動機構から回収機構に与える振
動が支持体に伝達するのを遮断することができる効果が
ある。 (10)回収機構と振動機構とからなる汚泥脱水装置と
した為、機構が簡単でコストが安いばかりでなく、操作
が簡単で熟練を有することなく誰でも運転でき、しかも
効率的に脱水できる為、脱水率も高く、固形化率も優
れ、さらに短時間で脱水処理することができ、脱水効率
と固形物の回収率とを飛躍的に向上することができると
いう大なる効果がある。
れば、廃液処理装置から排出された汚泥を回収する回収
機構と、回収機構に振動を与える振動機構と、を相互に
特定の構成とし、しかも振動機構により回収機構に振動
を与えることで汚泥中の水分を可及的に排除した装置と
することにより、廃液処理装置から排出された汚泥の回
収効率と該排出汚泥の排水効率とを向上させ、これらの
相乗効果によって、脱水効率と固形物の回収率とを飛躍
的に向上することができるようにするという考え方であ
り、次のような優れた効果がある。すなわち、 (1)簡易な構成とすることで、操作が簡易となり、し
かもスペースが可及的に少なくなり、さらに設備費用と
ランニングコストとが小となり、非常に利用し易いもの
となる利点がある。 (2)連続運転可能とすることで、排出汚泥を迅速かつ
確実に脱水処理することができる利点がある。 (3)非抵抗が大なる排出汚泥も、水洗や濾過助剤の添
加等の前処理をすることなく、そのまま使用することが
でき、操作が簡単であるばかりでなく、コストも軽減で
き、しかも作業を迅速に行うことができる利点がある。 (4)ドレーンパン等の排水体を備えている為、排出汚
泥から排除された水分を効率的に回収することができる
と共に、迅速かつ確実にして外部に排出することができ
る利点がある。 (5)脱水袋等の回収体を備えたものにあっては、排出
汚泥を効率的に回収できると共に、該排出汚泥から効率
的に脱水できる為、該排出汚泥を迅速かつ確実に固形化
することができる利点がある。 (6)水切容器等の収納体を備えたものにあっては、脱
水袋等の回収体をドレーンパン等の排水体に確実に固定
することができる為、振動源による振動時においても、
確実に保持することができ、排出汚泥の脱水を効率的に
行うことができる利点がある。 (7)振動モータ等の振動源を備えている為、回収機構
を有効に振動させることができ、排出汚泥の脱水を効率
的に行うことができる利点がある。 (8)台車等の支持体を備たものにあっては、運転を停
止することなく、支持体を移動することで回収体を簡単
かつ確実に交換作業することができると共に、振動機構
による脱水振動時においても排水体を確実に支持するこ
とができる効果がある。 (9)防振ゴム等の防振体を排水体と支持体との間に備
えたものにあっては、振動機構から回収機構に与える振
動が支持体に伝達するのを遮断することができる効果が
ある。 (10)回収機構と振動機構とからなる汚泥脱水装置と
した為、機構が簡単でコストが安いばかりでなく、操作
が簡単で熟練を有することなく誰でも運転でき、しかも
効率的に脱水できる為、脱水率も高く、固形化率も優
れ、さらに短時間で脱水処理することができ、脱水効率
と固形物の回収率とを飛躍的に向上することができると
いう大なる効果がある。
【図1】本発明に基づく汚泥脱水装置の第一実施例を示
す要部断面正面図である。
す要部断面正面図である。
【図2】同装置の平面図である。
【図3】同装置の要部断面側面図である。
【図4】本発明に基づく汚泥脱水装置を構成する回収機
構のうち排水体と支持体とを分離した状態を示す側面図
である。
構のうち排水体と支持体とを分離した状態を示す側面図
である。
【図5】本発明に基づく汚泥脱水装置の使用状態の第一
実施例を示す要部断面正面図である。
実施例を示す要部断面正面図である。
【図6】同使用状態の平面図である。
【図7】同使用状態の要部断面側面図である。
1 汚泥脱水装置 2 回収機構 3 振動機構 4 脱水袋(回収体) 5 ドレーンパン(排水体) 5a スノコ 6 水切容器(収納体) 7 振動モータ(振動源) 8 取付フレーム(取付体) 9 台車(支持体) 11 車輪(移動体) 12 防振ゴム(防振体) E 排出口 S 排出汚泥 F フック G 固定用紐 M 口紐 K 排出パイプ P ドレーンパイプ
Claims (10)
- 【請求項1】廃液を処理して水と汚泥とを分離する廃液
処理装置にあって、該廃液処理装置から排出された汚泥
を回収する回収機構と、該回収機構に振動を与える振動
機構と、を備え、振動機構により回収機構に振動を与え
ることで汚泥中の水分を可及的に排除する、ことを特徴
とする汚泥脱水装置。 - 【請求項2】 該回収機構が、上記廃液処理装置から排
出された汚泥から排除された水分を回収して外部に排出
するドレーンパン等の排水体を備えている、ことを特徴
とする請求項1記載の汚泥脱水装置。 - 【請求項3】 該回収機構が、上記排出汚泥が回収され
る脱水袋等の回収体を備えている、ことを特徴とする請
求項1または請求項2記載の汚泥脱水装置。 - 【請求項4】 該回収機構が、上記回収体が収納される
水切容器等の収納体を備えている、ことを特徴とする請
求項1〜請求項3の何れかに記載の汚泥脱水装置。 - 【請求項5】 該振動機構が、上記回収機構に設けられ
た振動源を備えている、ことを特徴とする請求項1記載
の汚泥脱水装置。 - 【請求項6】 該振動源が、振動モータである、ことを
特徴とする請求項5記載の汚泥脱水装置。 - 【請求項7】 該振動機構が、振動源を回収機構に取付
けるための取付フレーム等の取付体を備えている、こと
を特徴とする請求項1、請求項5または請求項6記載の
汚泥脱水装置。 - 【請求項8】 該回収機構が、回収機構を上部に支持す
る台車等の支持体を備えている、ことを特徴とする請求
項1〜請求項4の何れかに記載の汚泥脱水装置。 - 【請求項9】 該回収機構が、振動機構から回収機構に
与える振動が支持体に伝達するのを遮断する防振ゴム等
の防振体を、支持体との間に備えている、ことを特徴と
する請求項8記載の汚泥脱水装置。 - 【請求項10】 該廃液処理装置は、水面に浮上したス
カム(浮上物)を外部へ排出することにより廃液を浄化
する加圧浮上式廃液処理装置である、ことを特徴とする
請求項1記載の汚泥脱水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6213180A JPH0857499A (ja) | 1994-08-15 | 1994-08-15 | 汚泥脱水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6213180A JPH0857499A (ja) | 1994-08-15 | 1994-08-15 | 汚泥脱水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0857499A true JPH0857499A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16634875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6213180A Pending JPH0857499A (ja) | 1994-08-15 | 1994-08-15 | 汚泥脱水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0857499A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100470648B1 (ko) * | 2002-02-25 | 2005-02-21 | 주식회사제4기한국 | 대용량 백을 이용한 침전물 탈수 및 건조장치 |
JP2011156457A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Bekku Kk | 圧搾脱水方法 |
CN115893789A (zh) * | 2022-11-21 | 2023-04-04 | 世纪华扬环境工程有限公司 | 一种小型污泥太阳能脱水干化装置 |
CN118125677A (zh) * | 2024-03-15 | 2024-06-04 | 江苏环保产业技术研究院股份公司 | 一种污泥分离反应槽及其处理工艺 |
-
1994
- 1994-08-15 JP JP6213180A patent/JPH0857499A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100470648B1 (ko) * | 2002-02-25 | 2005-02-21 | 주식회사제4기한국 | 대용량 백을 이용한 침전물 탈수 및 건조장치 |
JP2011156457A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Bekku Kk | 圧搾脱水方法 |
CN115893789A (zh) * | 2022-11-21 | 2023-04-04 | 世纪华扬环境工程有限公司 | 一种小型污泥太阳能脱水干化装置 |
CN118125677A (zh) * | 2024-03-15 | 2024-06-04 | 江苏环保产业技术研究院股份公司 | 一种污泥分离反应槽及其处理工艺 |
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