JPH0856931A - 相異なって強調される少なくとも2つの画像を生成するための核スピントモグラフィの作動方法 - Google Patents

相異なって強調される少なくとも2つの画像を生成するための核スピントモグラフィの作動方法

Info

Publication number
JPH0856931A
JPH0856931A JP7198845A JP19884595A JPH0856931A JP H0856931 A JPH0856931 A JP H0856931A JP 7198845 A JP7198845 A JP 7198845A JP 19884595 A JP19884595 A JP 19884595A JP H0856931 A JPH0856931 A JP H0856931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data matrix
raw data
nuclear resonance
original data
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7198845A
Other languages
English (en)
Inventor
Gerald Lenz
レンツ ゲラルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JPH0856931A publication Critical patent/JPH0856931A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/50NMR imaging systems based on the determination of relaxation times, e.g. T1 measurement by IR sequences; T2 measurement by multiple-echo sequences
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/561Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution by reduction of the scanning time, i.e. fast acquiring systems, e.g. using echo-planar pulse sequences
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ターボスピンエコーシーケンスにおいて励起
時相(A)の近くに位置する核共鳴信号(S1−S3)
を第1の原データマトリクス(M)の中へプロトン密度
で強調された画像を得るために記入し、励起時相(A)
から離れて位置する核共鳴信号(S3−S7)を第2の
原データマトリクス(M2)の中へT2で強調された画
像を得るために記入する。第1の原データマトリクス
(M1)のためには、各々の励起時相(A)の後に、第
2の原データマトリクス(M2)のためによりも少ない
行を得る。これにより、既に著しく強くT2で強調され
た核共鳴信号がプロトン密度で強調された画像の獲得の
ために用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、 a)検査対象を一定の一様な磁界の中へ入れるステッ
プ、 b)励起時相において第1の高周波パルスの印加により
検査対象における核スピンを励起させるステップ、 c)読み出し時相において複数回相次いで高周波再集束
パルスを照射させ、該パルスに、移相エンコード−およ
び読み出し勾配により局所エンコードされている、その
都度に少なくとも1つの核共鳴信号を後続させるステッ
プ、 d)ステップc)において得られた核共鳴信号を走査検
出して励起時相の近傍に位置する核共鳴信号を第1の原
データマトリクスのK空間のそれぞれ1つの行に記入
し、さらに励起時相から離れて位置する核共鳴信号を第
2の原データマトリクスのK空間のそれぞれ1つの行に
記入するステップ、 e)ステップb)〜d)を、原データマトリクスの全部
の行が充てんされる迄、相異なる時相エンコードにより
反復するステップ、 f)原データマトリクスからフーリェ変換によりその都
度に1つの画像を作成するステップを有する、相異なる
形式で強調された少なくとも2つの画像を得るための核
スピントモグラフィの作動法に関する。
【0002】
【従来技術】この種の、2つの相異なる形式で強調され
た画像の作成法は米国特許第5168226号公報に示
されている。この場合に用いられる事実は、ターボスピ
ンエコーシーケンスの場合、励起に直接後続する複数個
の核共鳴信号は、励起から間をおいて続く複数個の核共
鳴信号よりも、著しく弱くT2で強調されている。換言
すれば励起に直接後続する複数個の核共鳴信号はプロト
ン密度で強調され、励起から離れて位置する複数個の核
共鳴信号はT2で強調される、前記の刊行物にはさらに
いわゆる“共有エコー技術”が用いられている、即ち実
質的にコントラストを定める各々の原データマトリクス
の中央の行だけが各々の原データマトリクスのために別
個に測定される。他方、実質的に分解能を定める端の行
は1回だけ測定されて両方の原データマトリクスのため
に共通に用いられる。
【0003】米国の雑誌“Magnetic Reso
nance in Medicine”,3,823頁
−833頁、1986にもターボスピンエコーシーケン
スが示されている。この場合、次のことが指摘されてい
る。即ち、エコー列の振幅はT2緩和にもとづいて相異
なること、およびこのことはエコーに原データマトリク
スへの配置に応じて強いアーティファクトを生ぜしめる
ことがある。このことを回避するために適切な時間エン
コードシーケンスが提案されている。1つのパルス列か
らの2つの画像のためのデータ作成は示されていない。
【0004】ヨーロッパ特許第0571212A1号公
報にもターボスピンエコーシーケンスが示されている。
この場合、各々の高周波リフォーカシング(再集束化)
パルスの後に読み出し勾配の反転により、それぞれ1つ
の画像のために用いられる2つのエコーが得られる。こ
の場合、両方の画像の相異なるT2強調を、エコー信号
の、両方の相応の原データマトリクスへの相応の配置に
より達成する。第1の原データマトリクスにおいて励起
に直接後続する複数個のエコー信号は中央の行の中へエ
ントリされる。他方、第2の原データマトリクスの中に
以後の(即ちT2減衰に著しく依存する)複数個のエコ
ー信号がエントリされる。
【0005】公知の方法の場合、各々の励起後に、同じ
くらい多くの信号が、2つの相異なる形式で強調された
画像用の原データマトリクスのために得られる。
【0006】しかし多くの場合、既に著しく強くT2で
強調されている核共鳴信号も、プロトン密度で強調され
た画像のために用いられる。しかしこのことは、プロト
ン密度画像における強い縁部の振動アーティファクトな
らびに、従来のスピンエコーシーケンスのプロトン密度
画像とは明瞭に異なる混合コントラストを生ぜさせる。
【0007】
【発明の解決すべき課題】本発明の課題は、冒頭に述べ
た形式の方法を、この種の欠点の回避されるように構成
することである。
【0008】
【課題を解決する手段】この課題は本発明により、第1
の原データマトリクスに対しては、各々の励起時相の後
に、第2の原データマトリクスに対するよりも少ない行
を形成することにより、解決されている。そのためより
強くT2で強調された核共鳴信号の使用が回避される。
その結果、上述の欠点が生じなくなる。
【0009】本発明の有利な構成は従属形式の請求項に
示されている。
【0010】
【実施例】図1〜図4に、しばしば“ターボスピンエコ
ー"と称される公知のパルスシーケンスが示されてい
る。図2に示されているように、まず最初に90°高周
波パルスRF1が核スピンを励起するために投入接続さ
れる。これに複数個の180°高周波パルスRF2〜R
F9が後続する。これらはその都度に核スピンのリフォ
ーカシング化すなわち核共鳴信号S1−S8をスピンエ
コーの形式で生ぜさせる。全部の高周波パルスRF1〜
RF9は、断層選択勾配GSの作用の下に照射される。
そのためこれらのパルスはその都度に検査対象の1つの
断層内の核スピンだけに作用する。スピンエコーS1−
S8の振幅は位相エンコード勾配GPの考慮なしに−図
1に示されている様に−時定数T2で減少する。スピン
エコーS1−S8の周波数エンコードの目的で、各々の
スピンエコーの期間中に読み出し勾配GRが図3に示さ
れている様に投入接続される。第2の方向における局所
分解能のために各々のスピンエコーS1−S8が個々に
位相エンコードされる。このことは、図4に示されてい
る、各々のスピンエコーS1−S8に先行する位相エン
コード勾配GPにより達成される。これらの位相エンコ
ード勾配に起因する位相シフトは、各々の信号S1−S
8の後に続く逆方向の位相エンコード勾配により打消さ
れる。位相エンコード勾配の考慮の下に信号振幅が、図
3に各々の読み出し勾配パルスGRの横軸に記入されて
いる様に生ずる。
【0011】図1に示されている様に、スピンエコーS
1−S8の形式の核共鳴信号は著しく相異なる程度でT
2減衰に依存して減衰する。このことを、1パルスシー
ケンス内で相異なるT2コントラストを有する画像を次
のようにして得るために利用する。即ち、ほとんどT2
減衰に依存しないスピンエコーを第1の画像マトリクス
生成用の第1の原データマトリクスのために使用し、T
2減衰に著しく依存するスピンエコーを第2の画像マト
リクス生成用の第2の原データマトリクスのために使用
する。この場合、次のように公知の“共用エコー”技術
により測定時間を節約する。即ち、両方の原データマト
リクスの端の行のために、両方の原データマトリクス用
の核共鳴信号を共通に用いることにより節約する。この
場合、M1はプロトン密度で強調された画像を得るため
の原データマトリクスを形成し、M2はT2で強調され
た画像を形成するための原マトリクスを形成する。8つ
の核共鳴信号S1−S8の各々は原データマトリクスM
1および/またはM2の行の中へ記入される。原データ
マトリクスM1とM2−これは核共鳴技術の術語でK空
間を表わす−はセグメントSG1〜SG5へ分割されて
いる。これらの数は、各々の励起時相後に当該の原デー
タマトリクスM1またはM2のために得られる核共鳴信
号の数5に相応する。この実施例においては核共鳴信号
S1は原データマトリクスM1の中央のセグメントSG
3のために用いられる。核共鳴信号S2とS3はSG3
に隣り合うセグメントSG2とSG4のために用いられ
る。核共鳴信号S4とS5は両方の原データマトリクス
M1とM2の端部セグメントSG1およびSG5のため
に共通に用いられる。核共鳴信号S8は原データマトリ
クスM2の中央のセグメントSG3のために用いられ
る。核共鳴信号S6とS7は第2の原データマトリクス
M2の、SG3に隣り合うセグメントSG2とSG4の
ために用いられる。
【0012】図示されているパルスシーケンスは核共鳴
信号の位相エンコードの相応の選択により、両方の原デ
ータマトリクスM1とM2の全部のセグメントにおける
全部の行がふさがれるまで、反復される。
【0013】原データマトリクスM1とM2から2次元
のフーリェ変換によりそれぞれ1つの画像マトリクスB
1またはB2が得られる。得られた画像のコントラスト
は実質的に原データマトリクスM1,M2の中間の行に
より、即ちセグメントSG2〜SG4における行によ
り、定められる。端の行すなわちセグメントSG1とS
G5は実質的に分解能を定める。原データマトリクスM
1のセグメントSG2〜SG4における核共鳴信号は、
T2減衰にほとんど依存しない核共鳴信号S1〜S3に
よりふさがれる。そのため原データマトリクスM1から
プロトン密度で強調された画像が得られる。他方、原デ
ータマトリクスM2の中央のセグメントSG2〜SG4
は、T2に著しく依存する核共鳴信号S6〜S8により
ふさがれている。そのため原データマトリクスM2から
T2により強調された画像が得られる。原データマトリ
クスM1とM2のために核共鳴信号S4とS5を共通に
用いることにより、測定時間を著しく多く節約できる。
【0014】図示されている従来の技術においては原デ
ータマトリクスM1のためにも、既に著しく強い依存性
を有する核共鳴信号S4とS5を使用しなければならな
いということを甘受しなければならない。しかしそのた
め、これから形成されるプロトン密度画像における縁振
動アーティファクトを生ぜしめ、場合により、通常のス
ピンエコーシーケンスのプロトン密度画像とは異なる混
合コントラストを生ぜしめる。この問題点は例えば、核
共鳴信号獲得の際に小さい読み出し帯域幅が用いられる
時は欠点となる。何故ならば著しく強いT2強調(重み
付け)を有するK空間セグメントも陽子密度で強調され
た原データマトリクスM1のために用いなければならな
いからである。このことを次に図6と図7を用いて説明
する。
【0015】読み出し帯域幅の選択の場合、検査対象に
おける化学シフトは常に下限である。何故ならば読み出
し帯域幅は、この化学シフトにもとづいて核共鳴信号を
所定の対象部分からもはや検出されないくらいに小さく
選定してはならないからである。そのために著しいシフ
トアーティファクトが生ぜてしまうからである。検査対
象における化学シフトは磁界の強さに比例する、即ち低
磁界装置におけるよりも高磁界装置における方が大き
い。さらに読み出し帯域幅が小さいほど、それだけ読み
出し時間窓が長くなる。
【0016】図6に、励起パルスRF1と8つのフォー
カシング(再集束化)パルスRF2〜RF9を有するタ
ーボスピンエコーシーケンスならびに信号振幅のT2依
存性が示されている。図6は強制的に著しく大きい読み
出し帯域幅を有する高磁界装置を対象とする。その結
果、核共鳴信号S1〜S7のための、長方形として示さ
れている時間窓は著しく短かい。他方、図7はより小さ
い磁界強度を有する、したがってデータ捕捉用のより長
い時間窓を有する核スピントモグラフィ装置を対象とす
る。
【0017】図6と図7との比較により次のことが明ら
かになる。即ちより低い方の磁界強さを有する核スピン
トモグラフィ装置の場合は第2の信号S2は、高い方の
磁界強さを有する核スピントモグラフィの場合よりもT
2減衰に既に著しく強く依存することである。さらによ
り小さい核共鳴信号S1〜S4を、T2減衰により核共
鳴信号が所定の振幅へ減衰する迄、得ることができる。
先行の核共鳴信号への著しく強い依存性のため、プロト
ン密度で強調された画像(縁振動アルティファクト、混
合コントラスに)に関する問題点がさらに大きくなる。
【0018】もちろんより大きい読み出し帯域幅、すな
わち短かい読み出し時間間隔を有するより低い磁界強度
の場合も動作させることができる。しかしこのことは非
効果的である。何故ならばこうすると、低い磁界強度の
場合は代表的には著しく低い読み出し帯域幅を有するス
ピンエコーシーケンスに比較して、S/N比の利点が得
られない。さらにより長い読み出し間隔の場合はパーセ
ント的に見て、データ収集のためにより多くの時間が用
いられ、高周波励起と位相エンコードのためのより小さ
い時間が用いられる。相対的に延長されたデータ収集時
間により、所定の測定時間の場合のS/N比が改善され
る。
【0019】本発明により、プロトン密度で強調られた
像の場合の前述の問題点が、長いデータ獲得窓を有する
低い帯域幅の利点を失なう必要なく、回避できる。この
ことは、各々の励起時相後の第1の原データマトリクス
M1のために、第2の原データマトリクスM2のために
よりも、より少ない行を得ることにより、達せられる。
【0020】原データマトリクスM1とM2のふさがり
のための実施例が、各々の励起時相後の7つの核共鳴信
号のために図8に示されている。各々の原データマトリ
クスM1とM2は7つのセグメントへ分割されている。
最も強くプロトン密度で強調された信号S1は第1の原
データマトリクスM1の中央のセグメントSG3の中へ
記入される。後続のなお比較的強くプロトン密度で強調
られた信号S2とS3は後続のセグメントSG2,SG
1の中へ記入される。核共鳴信号S3は第2の原データ
マトリクスM2のいちばん上のセグメントSG1のため
にも用いられる。後続のより強くT2で強調された核共
鳴信号S4〜S7により、第2の原データマトリクスM
2の後続のセグメントSG2〜SG5は充てんされる。
この第1のステップの後に、第2の原データマトリクス
M2の各々のセグメントにおいて1つの行がふさがれる
が、原データマトリクスM1のセグメントの半分におい
てだけである。次に第2の励起の後に核共鳴信号S1′
〜S3′は原データマトリクスM1の中央のセグメント
SG3から始まって下方へセグメントSG3〜SG5の
中へ記入される。核共鳴信号S3は同時に第2の原デー
タマトリクスM2の最下段のセグメントSG5のために
用いられる。後続の核共鳴信号S4′〜S7′は上方へ
第2の原データマトリクスM2のセグメントSG4〜S
G1の中へ配置される。そのため2つのステップにおい
て全部のセグメントSG1〜SG5がふさがれる。この
場合、中央のセグメントSG3において、信号の平均化
のために使用できる2重のふさがりが設けられる。原デ
ータマトリクスM2において全部のセグメントSG1〜
SG5において行が2重にふさがれている。そのため全
部の行に関して平均化が行なえる。
【0021】平均化により、原データマトリクスM2か
ら得られたT2強調画像のS/N比が改善される。この
平均化が実施されないと、T2強調画像はプロトン密度
強調画像よりも劣るS/N比を有してしまう。何故なら
ばT2強調信号は、T2減衰に起因してより小さい振幅
を有するからである。図示されている技術の場合、原デ
ータマトリクスM1の端の行のためにも、T2にわずか
しか依存しない先行の核共鳴信号が用いられる。そのた
め縁の振動アーティファクトと混合コントラストが回避
される。さらにより長いエコー列すなわちよ長いエコー
列すなわち励起ごとのより多くの核共振信号が使用でき
る。何故ならばプロトン密度強調画像のためにエコー列
の一層わずかな部分しか用いられないからである。
【0022】図8に示された、第2の原データマトリク
スM2におけるK空間の2重の走査検出は次の別の利点
を有する:即ち、K空間の走査検出は上から下へ、およ
び下から上へ1回行なわれる。核共鳴信号S3〜S7の
振幅はT2減衰に起因して著しく相異なる。しかし図8
に示された信号配置と平均化の場合、常に強い信号が弱
い信号により平均化されるため、K空間における振幅分
布と対称的である。そのため画質が改善され、鮮明性が
増加し、縁の振動アーティファクトが減少する。
【0023】原データマトリクスM1においても対称的
な振幅配置が与えられる。何故ならばそれぞれ同じ振幅
の信号が中央のセグメントSG3に対して対称的に配置
されているからである。しかし従来の方法の場合は常
に、画像画質減衰を生ぜさせる非対称の振幅分布の問題
点が生じた。
【0024】図9は別の実施例を示し、この場合、各々
の原データマトリクスM1,M2は8つのセグメントS
G1〜SG8へ分割されている。この場合、各々の励起
後に8つの核共振信号S1〜S8が得られる。この場合
も2つの励起後にはじめて原データマトリクスM1とM
2の、それぞれ1つの行を有する全部のセグメントがふ
さがれる。この場合も信号S3,S3′が両方の原デー
タマトリクスのために共通に使用される。図9による実
施例の場合、原データマトリクスM2の全部のセグメン
トSG1〜SG8において平均化が行なわれ、原データ
マトリクスM1においては平均化がなされない。
【0025】図8と図9に示された実施例の場合、原デ
ータマトリクスM1の各々のセグメントSG1〜SG5
において1つの行を充てんする目的で、それぞれ2つの
励起時相が必要とされる。しかし原データマトリクスM
1が原データマトリクスM2よりも低減された個数の行
たとえば半分の行数を有する時−原データマトリクスM
1のために励起時相毎に原データマトリクスM2のため
の場合の半分の核共鳴信号だけしか用いられないため−
は、1つの励起時相だけでも十分である。この場合、例
えば128の行を有する図10に示されている様にK空
間の半分だけを走査検出できる。これには分解能に関す
る損失が伴なうが、S/N比は改善される。多くの場合
においてプロトン密度画像は比較画像としてだけ用いら
れる。そのため低減された分解能で十分である。
【0026】選択的に図11に示されている様に全部の
K空間が検出走査できるが、位相エンコード段は2倍化
される。そのためK空間は128の行により完全にふさ
がれる。そのため長方形の部分画像面(長方形の視野)
が得られる。この場合、位相符号ステップの2倍化に起
因する画像歪みを再び解消する必要とする。
【0027】しかし1つの励起時相により原データマト
リクスM1の半分と原データマトリクスM2の全部を充
てんする代りに、第1の励起時相により別の部分たとえ
ば原データマトリクスM1の3分の1を充てんすること
もできる。それに応じて、原データマトリクスM1を充
てんする目的で、3つの励起時相が必要とされる。この
間中に原データマトリクスM2を3次元的に平均化でき
る。もちろん原データマトリクスM1のためのこの分割
比を、低減された個数の行または長方形の部分画像と上
述のように組み合わせることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】問題点の説明に供する従来のターボスピンエコ
ーシーケンス図である。
【図2】問題点の説明に供する従来のターボスピンエコ
ーシーケンス図である。
【図3】問題点の説明に供する従来のターボスピンエコ
ーシーケンス図である。
【図4】問題点の説明に供する従来のターボスピンエコ
ーシーケンス図である。
【図5】従来の共有エコー法によるエコーの分類図であ
る。
【図6】大きい読み出し帯域幅の場合のパルスシーケン
スを有するターボスピンエコー全体の場合の信号減衰図
である。
【図7】小さい読み出し帯域幅の場合のパルスシーケン
ス図である。
【図8】原データマトリクスにおける原データの配置図
である。
【図9】原データマトリクスにおける原データの配置図
である。
【図10】原データマトリクスのための実施例を示す図
である。
【図11】原データマトリクスのための実施例を示す図
である。
【符号の説明】
S1〜S7 核共鳴信号 M1,M2 原データマトリクス A 励起時相

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相異なって強調される少なくとも2つの
    画像を生成するための核スピントモグラフィの作動方法
    であって、この方法は次のステップを有しており、即
    ち; a)検査対象を一定の一様な磁界の中へ入れるステッ
    プ、 b)励起時相(A)において第1の高周波パルス(RF
    1)の印加により検査対象における核スピンを励起させ
    るステップ、 c)読み出し時相(B)において多重に相次いで高周波
    リフォーカシング(再収束)パルス(RF2−RF8)
    を照射し、該パルスに、位相エンコード(符号化)−
    (GP)および読み出し勾配(GR)により局所エンコ
    ードされている、その都度に少なくとも1つの核共鳴信
    号(S1−S7)を後続させるステップ、 d)ステップc)において得られた核共鳴信号(S1−
    S7)を走査検出して励起時相(A)の近傍に位置する
    核共鳴信号(S1−S3)を第1の原データマトリクス
    (M1)のK空間のそれぞれ1つの行の中にエントリ
    し、励起時相(A)からは離れて位置する核共鳴信号
    (S3−S7)を第2の原データマトリクス(M2)の
    K空間のそれぞれ1つの行の中にエントリするステッ
    プ、 e)ステップb)〜d)を、原データマトリクス(M
    1,M2)の全部の行が充てんされる迄、相異なる位相
    エンコード(符号)化により反復するステップ、 f)原データマトリクス(M1,M2)からフーリェ変
    換によりその都度に1つの画像を作成するステップを有
    する、前記の核スピントモグラフィの作動法において、
    各々の励起時相(A)の後に第1の原データマトリクス
    (M1)に対しては、第2の原データマトリクス(M
    2)に対するよりも少ない行を形成することを特徴とす
    る、相異なって強調される少なくとも2つの画像を生成
    するための核スピントモグラフィの作動方法。
  2. 【請求項2】 両方の原データマトリクス(M1,M
    2)を行毎にセグメント(SG1−SG5)へ分割し、
    この場合、各々の励起相(A)ごとに両方の原データマ
    トリクス(M1,M2)各々のセグメント(SG1−S
    G5)において各々のセグメント(SG1−SG5)の
    1つの行をふさぎ、第1の原データマトリクス(M1)
    のセグメントの数を、第2の原データマトリクス(M
    2)のセグメントの数よりも少なくした、請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 第1の原データマトリクス(M1)の行
    の数を、同じ位相エンコード(符号)化ステップの場合
    に、第1のデータマトリクス用に測定された核共鳴信号
    (S1−S3)のより少ない数に応じて、第2の原デー
    タマトリクス(M2)の行の数よりも少なくした、請求
    項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 第1の原データマトリクス(M1)のた
    めの位相エンコード(符号)化ステップを次のように増
    加し、即ちK空間を、用い得る数核共鳴信号の比較的わ
    ずかな数に応じて低減された行数でふさぎ、これに起因
    する画像歪みを相応の補正により等化する、請求項2記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 第1の原マトリクス(M1)の完全なふ
    さがりまで、第2の原データマトリクス(M2)のため
    のデータ組み合わせを平均化する、請求項1記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 第2の原データマトリクス(M2)をふ
    さぐ場合に、そのK空間を相次いで逆の方向においてふ
    さぐ、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 第1および第2の原データマトリクス
    (M1,M2)の端の行のために同じ核共鳴信号を用い
    る、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
JP7198845A 1994-08-03 1995-08-03 相異なって強調される少なくとも2つの画像を生成するための核スピントモグラフィの作動方法 Withdrawn JPH0856931A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4427496.3 1994-08-03
DE4427496A DE4427496C2 (de) 1994-08-03 1994-08-03 Verfahren zum Betrieb eines Kernspintomographiegerätes zur Gewinnung mindestens zweier unterschiedlich gewichteter Bilder

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0856931A true JPH0856931A (ja) 1996-03-05

Family

ID=6524850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7198845A Withdrawn JPH0856931A (ja) 1994-08-03 1995-08-03 相異なって強調される少なくとも2つの画像を生成するための核スピントモグラフィの作動方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5557204A (ja)
JP (1) JPH0856931A (ja)
DE (1) DE4427496C2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006524090A (ja) * 2003-04-24 2006-10-26 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 改良型mrダクトグラフィ
JP5770191B2 (ja) * 2010-08-25 2015-08-26 株式会社日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置及びマルチエコーマルチコントラスト撮像法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5742163A (en) * 1996-04-26 1998-04-21 Picker International, Inc. Magnetic resonance scan calibration and reconstruction technique for multi-shot, multi-echo imaging
US5825184A (en) * 1996-04-26 1998-10-20 Picker International, Inc. Ultra-fast imaging technique using k-space segmentation with minimum phase and amplitude errors
US6075362A (en) * 1996-07-31 2000-06-13 Picker International, Inc. Dual contrast fast spin echo with alternating phase-encode
US6025714A (en) * 1997-04-25 2000-02-15 Toshiba America Mri, Inc. Magnetic resonance imaging (MRI) using fast spin echo (FSE) imaging process
US6397096B1 (en) 2000-03-31 2002-05-28 Philips Medical Systems (Cleveland) Inc. Methods of rendering vascular morphology in MRI with multiple contrast acquisition for black-blood angiography
US6340887B1 (en) 1999-09-21 2002-01-22 Picker International Inc. Multiple contrast FSE approach to black blood angiography with redundant and supplementary vascular information
USRE45725E1 (en) 2000-12-21 2015-10-06 University Of Virginia Patent Foundation Method and apparatus for spin-echo-train MR imaging using prescribed signal evolutions
USRE47178E1 (en) 2000-12-21 2018-12-25 University Of Virginia Patent Foundation Method and apparatus for spin-echo-train MR imaging using prescribed signal evolutions
US7332909B2 (en) * 2003-04-23 2008-02-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. MR imaging method
EP2269084A1 (en) * 2008-04-18 2011-01-05 Koninklijke Philips Electronics N.V. Retrospective motion compensation in magnetic resonance imaging
DE102009014498B4 (de) * 2009-03-23 2011-03-24 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren, Magnetresonanzgerät und Computerprogramm zur Erstellung von Bildern mittels paralleler Akquisitionstechnik
DE102009014461B4 (de) * 2009-03-23 2011-06-22 Siemens Aktiengesellschaft, 80333 Verfahren, Magnetresonanzgerät und Computerprogramm zur Erstellung von Bildern mittels paralleler Akquistionstechnik

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US576712A (en) * 1897-02-09 bailey
US571212A (en) * 1896-11-10 Hose-coupling
US4748411A (en) * 1987-02-19 1988-05-31 Picker International, Inc. Phase encoding technique for more rapid magnetic resonance imaging
US4966149A (en) * 1988-02-23 1990-10-30 Elscint Ltd. Reducing the effects of coherence in magnetic resonance imaging
NL9002842A (nl) * 1990-12-21 1992-07-16 Philips Nv Magnetische resonantie werkwijze en inrichting ter reductie van beeldfouten in een magnetisch resonantie beeld.
US5168226A (en) * 1991-05-22 1992-12-01 General Electric Acquisition of multiple images in fast spin echo nmr scans
US5289126A (en) * 1991-07-23 1994-02-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance imaging apparatus
US5229717A (en) * 1992-05-22 1993-07-20 General Electric Company Simultaneous two-contrast fast spin echo NMR imaging
EP0576712A1 (de) * 1992-07-03 1994-01-05 Siemens Aktiengesellschaft Pulssequenz zur schnellen Bildgebung in der Kernspintomographie
US5311133A (en) * 1992-10-05 1994-05-10 Picker International, Inc. Concurrent generation of multiple images in fast (TR<T2) scanning sequences

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006524090A (ja) * 2003-04-24 2006-10-26 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 改良型mrダクトグラフィ
JP5770191B2 (ja) * 2010-08-25 2015-08-26 株式会社日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置及びマルチエコーマルチコントラスト撮像法
US9594133B2 (en) 2010-08-25 2017-03-14 Hitachi, Ltd. Magnetic resonance imaging apparatus and multi-echo multi-contrast imaging method

Also Published As

Publication number Publication date
DE4427496C2 (de) 1999-02-18
US5557204A (en) 1996-09-17
DE4427496A1 (de) 1996-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4832786B2 (ja) 磁気共鳴断層撮影の拡散強調画像のためのマルチショット方法
US6414487B1 (en) Time and memory optimized method of acquiring and reconstructing multi-shot 3D MRI data
JPH0856931A (ja) 相異なって強調される少なくとも2つの画像を生成するための核スピントモグラフィの作動方法
US5602476A (en) Ultra-fast MR imaging data acquisition scheme using mixed bandwidth data
JPH0956694A (ja) Mrイメージング装置
US6340887B1 (en) Multiple contrast FSE approach to black blood angiography with redundant and supplementary vascular information
JP4128663B2 (ja) 磁気共鳴による拡散検出装置
JP2713160B2 (ja) Mrイメージング装置
JP2793125B2 (ja) 核スピン断層撮影装置
US5432448A (en) Pulse sequence for a nuclear magnetic resonance apparatus
US5431163A (en) Magnetic resonance imaging method and apparatus
JPH05300895A (ja) Mri装置における核スピンの選択励起方法
US10725134B2 (en) Method and magnetic resonance apparatus for optimizing the simultaneous acquisition of magnetic resonance data from multiple slabs or slices
JP2001029327A (ja) Mrトモグラフィ装置に対するパルスシーケンスおよびmrトモグラフィ装置
US5814991A (en) Magnetic resonance tomography method with screening of signals from tissues with long transverse relaxation times
US10712415B2 (en) Method and apparatus for recording magnetic resonance data
JP2000023942A (ja) 生デ―タを取得するためのパルスシ―ケンスおよび核スピントモグラフィ装置
KR20190086390A (ko) 언더샘플링 방향 변화를 통한 다중영상획득 mri의 고속화 방법 및 이를 위한 장치
US4786872A (en) NMR imaging method and apparatus
JPH0871061A (ja) 複数のイメージスライスを同時に生成する磁気共鳴イメージングトモグラフィ方法
US5532596A (en) Method for the measurment of magnetic resonance (&#34;Continuous Saturation&#34;)
JP2002085376A (ja) 核磁気共鳴イメージング装置および方法
US4991586A (en) Method for monitoring vascular flow using magnetic resonance signals
JPH10234702A (ja) 磁気共鳴撮像方法および装置
JP2000175882A (ja) Mrイメージング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021105