JPH0856033A - 光変調器用の駆動回路 - Google Patents

光変調器用の駆動回路

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JPH0856033A
JPH0856033A JP5250695A JP5250695A JPH0856033A JP H0856033 A JPH0856033 A JP H0856033A JP 5250695 A JP5250695 A JP 5250695A JP 5250695 A JP5250695 A JP 5250695A JP H0856033 A JPH0856033 A JP H0856033A
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恵男 小松原
Satoshi Sueyoshi
聡 末吉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光変調器用の駆動回路に関し、該光変調器に
流れる電流のバイパス路の抵抗を半固定化することな
く、該抵抗値を流動的に調整して変調電圧を一定にし、
光変調を安定化する。 【構成】 p型の半導体層とn型の半導体層とに挟まれ
た変調活性層を有し、どちらか一方の半導体層が、同じ
導電型を有する半導体レーザダイオードの半導体層と電
気的に共通にされる光変調器23を駆動する回路であっ
て、外部から入力される光変調用信号に基づいて光変調
器23に駆動信号を出力する出力回路11と、この駆動
信号によって光変調器23に流れる電流のバイパス路の
抵抗を光変調用信号に基づいて調整し、該駆動信号の電
圧レベルを一定に補償する補償回路12とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信用の中継器等に使
用される光変調器集積化発光素子〔Modulator-Intgrat
e Distributed-Feedback Laser-Diode:(以下単にM
I−DFB−レーザダイオードという)〕のような半導
体光学変調器を駆動する駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信システムの長距離伝送及び大容量
化の要求に伴い、100km以上,2.5Gb/sの伝
送特性が要求され、この要求を満足させるべく、直接変
調方式のレーザダイオードや、電界吸収型光変調器とD
FBレーザダイオードとを集積化した光変調器集積化発
光素子が研究開発され、これに従い当該発光素子を駆動
する回路が開発されている。
【0003】直接変調方式のレーザダイオードを駆動す
る駆動回路は、図17(A)に示すように、直接変調に必
要な信号(以下変調信号という)を増幅する入力バッフ
ァ1Aと、基準電圧VREF 及び変調信号SINを入力して
変調電圧Vmを出力する差動増幅器1Bとを備えてい
る。差動増幅器1Bは図17(B)に示すように、第1〜
第4の電界効果トランジスタTN1〜TN4を有してい
る。第1の電界効果トランジスタTN1では、そのドレ
インが接地線GNDに接続され、そのゲートに基準電圧V
REF が供給される。第2の電界効果トランジスタTN2
では、そのドレインがレーザダイオード2の一方の電極
に接続され、そのソースが第1の電界効果トランジスタ
TN1のソースに接続され、そのゲートに変調信号SIN
が供給される。第3の電界効果トランジスタTN3で
は、そのドレインが第1及び第2の電界効果トランジス
タTN1及びTN2の各々のソースに接続され、そのソ
ースが電源線VSSに接続され、そのゲートにバイアス
電圧VIPが供給される。
【0004】第4の電界効果トランジスタTN4では、
そのドレインが第2の電界効果トランジスタTN2のド
レインに接続され、そのソースが電源線VSSに接続さ
れる。第4の電界効果トランジスタTN4はレーザダイ
オード2を安定に発光するためのバイアス素子として機
能し、そのゲートにはバイアス電圧VIBが印加されて
いる。このバイアス電圧VIBは、レーザダイオード2
のデバイス回路間電流が素子の製造バラつきにより異な
っているので、それを調整するために供給されるもので
ある。なお、直接変調方式のレーザダイオード2では、
このデバイス回路間電流を発振閾値電流と呼んでいる。
【0005】次に、当該駆動回路1の動作を説明する。
まず、図17(A)に示すように変調信号が入力バッファ
1Aにより増幅され、この増幅された変調信号SINが差
動増幅器1Bに出力されると、バイアス電圧VIPに基
づいて動作する差動増幅器1Bにより、基準電圧VREF
と変調信号SINとの差の信号に基づく駆動電流がレーザ
ダイオード2に流れる。例えば、変調信号SINが「H」
(ハイ)レベルのときに、図17(B)の第2の電界効果
トランジスタTN2がONし、レーザダイオード2に駆
動電流が流れる。これにより、レーザダイオード2から
外部にレーザ光が出力される。反対にSINが「L」(ロ
ー)レベルのときには、トランジスタTN2がOFFする
ことから、レーザダイオード2には駆動電流が流れず、
レーザ光は発振されない。
【0006】ところで、従来例によれば、直接変調方式
のレーザダイオード2に比べて消費電力の少ない外部変
調方式のMI−DFBレーザダイオード3が開発され、
このレーザダイオード3を駆動する回路が要求されてい
る。このMI−DFBレーザダイオード3は、M.鈴木
他著の「Monolithic Intergration of InGaAsP/InP Di
stributed Feedback Laser and Electroabsorption M
odulator by Vaper Pase Epitaxy:JOURNAL OF LIGHTWA
VE TECNOLOGY. VOL.LT-5, NO.9. SEPTEMBER 1987」に見
られ、マルチギガビット光伝送方式として、光変調器と
DFBレーザダイオードとを集積した素子である。DF
Bレーザダイオードはレーザ光を生成するものであり、
光変調器(モジュレータ)はレーザダイオードが生成す
るレーザ光を吸収又は透過することにより、レーザ光の
外部出力を変調するものである。このようなMI−DF
Bレーザダイオード3は、高速、小型、高出力及び低電
圧駆動が可能であり、その応用が期待されている。
【0007】次に、直接変調方式のレーザダイオード2
の駆動回路1をMI−DFBレーザダイオード3に適用
した場合について説明する。まず、図18(A)に示すよ
うに、外付け抵抗RLの一端及びMI−DFBレーザダ
イオード3の光変調器用の電極を、第2の電界効果トラ
ンジスタTN2のドレインにそれぞれ接続し、抵抗RL
の他端を接地線GNDに接続する。レーザダイオード3A
のP側の電極は定電流源4を介して電源線VCCに接続
し、第3の電界効果トランジスタTN3のソースは−5
V程度の電源線VSSに接続する。抵抗RLは、光変調
器3Bを電圧駆動するために接続する。
【0008】ここで、図18(A)に示すような駆動回路
の動作を説明する。レーザダイオード3Aが発振してい
る状態で、まず、変調信号SINが「H」レベルとなる場
合には、第2の電界効果トランジスタTN2がONし、
抵抗RLに電流Iが流れる。このとき変調電圧Vmは−
3V程度となり、これが逆バイアス電圧として光変調器
3Bに供給される。このとき、光変調器3Bにはデバイ
ス回路間電流Imod が流れる。また、負荷抵抗RLを流
れる電流Iは、第2の電界効果トランジスタTN2を通
って、第3の電界効果トランジスタTN3に流れ込み、
デバイス回路間電流Imod は第4の電界効果トランジス
タTN4に流れ込む。これにより、レーザダイオード3
A内から放射されたレーザ光は光変調器3B内で電界吸
収され、外部への出力光が遮断される。
【0009】反対に、変調信号SINが「L」(ロー)レ
ベルとなると、第2の電界効果トランジスタTN2がO
FFし、抵抗RLの電流Iは零となる。このとき変調電圧
Vmも0Vとなり、レーザダイオード3Aにデバイス回
路間電流Imod が第4の電界効果トランジスタTN4に
流れ込む。このときには、光変調器3Bには逆バイアス
電圧が印加されないので、レーザダイオード3A内で発
生されたレーザ光は光変調器3Bで電界吸収されずに透
過し、それが外部に出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図16
(B)のレーザダイオード2と図17(A)のMI−DF
Bレーザダイオード3とのデバイス回路間電流Imod は
図18(B)に示すように異なっている。図18(B)にお
いて、縦軸はデバイス回路間電流Imod 、横軸は変調信
号SINをそれぞれ示している。破線は差動増幅器1Bの
変調信号SINの変化に対するレーザダイオード2のデバ
イス回路間電流Imod を示しており、実線は信号SINの
変化に対するMI−DFB−レーザダイオード3のデバ
イス回路間電流Imod をそれぞれ示している。
【0011】これによれば、直接変調方式のレーザダイ
オード2のデバイス回路間電流は信号SINの変化によら
ず一定であるのに対して、外部変調方式のMI−DFB
レーザダイオード3では、変調信号SINが「H」レベル
のときのデバイス回路間電流Imod と、変調信号SINが
「L」レベルのときのデバイス回路間電流Imod とが異
なっている。この現象は、本発明者らによって確認さ
れ、レーザダイオード3Aを駆動する定電流源4から光
変調器3BへのDC電流の廻り込みと考えられている。
【0012】このようにレーザダイオード2の駆動回路
をMI−DFBレーザダイオード3にそのまま適用し、
第4の電界効果トランジスタTN4のゲートをバイアス
電圧VIBにより固定的にバイアスする方法では、変調
信号SIN=「H」又は「L」レベルに対応したデバイス
回路間電流Imod の調整が不完全となってしまい、変調
電圧(駆動信号Vm)が変動することにより、出力波形
にノイズが含まれたり、レーザ光が不安定になるという
問題がある。
【0013】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、光変調器に流れる電流のバイパス
路の抵抗を固定化することなく、該抵抗値を流動的に調
整して変調電圧を一定にし、光変調を安定化することが
可能となる光変調器用の駆動回路の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明に係る光
変調器用の駆動回路の原理図を示している。本発明の第
1の駆動回路は、一導電型の半導体層と反対導電型の半
導体層とに挟まれた変調活性層を有し、どちらか一方の
前記半導体層が、同じ導電型を有する半導体レーザダイ
オードの半導体層と電気的に共通される半導体光学変調
器を駆動する回路であって、図1に示すように外部から
入力される光変調用信号に基づいて前記半導体光学変調
器に駆動信号を出力する出力回路と、前記出力回路の駆
動信号によって前記半導体光学変調器に流れる電流のバ
イパス路の抵抗を前記光変調用信号に基づいて調整し、
該駆動信号の電圧レベルを一定に補償する補償回路とを
備えていることを特徴とする。
【0015】本発明の第1の駆動回路において、好まし
くは、前記出力回路が光変調用信号と基準電圧とを入力
して駆動信号を生成し、該駆動信号を前記半導体光学変
調器に出力する差動増幅器を構成していることを特徴と
する。本発明の第1の駆動回路において、好ましくは、
前記補償回路が光変調用信号と基準電圧とを入力し、該
光変調用信号に応じて前記半導体光学変調器に流れる電
流をバイパスし、前記出力回路からの駆動信号を調整す
る差動補償回路を構成していることを特徴とする。
【0016】本発明の第1の駆動回路において、好まし
くは、前記出力回路及び補償回路が化合物半導体集積回
路から構成されていることを特徴とする。本発明の第1
の駆動回路において、好ましくは、前記出力回路が一端
を第1の電源線に接続した負荷素子と、ドレインを前記
第1の電源線に接続した第1のトランジスタと、ドレイ
ンを前記負荷素子の他端及び半導体光学変調器の一端に
それぞれ接続し、ソースを前記第1のトランジスタのソ
ースに接続した第2のトランジスタと、ドレインを前記
第1及び第2のトランジスタの各々のソースに接続し、
ソースを第2の電源線にそれぞれ接続した第3のトラン
ジスタとを有し、前記補償回路は、ゲートを前記第2の
トランジスタのゲートに接続し、ドレインを前記第2の
トランジスタのドレインにそれぞれ接続した第4のトラ
ンジスタと、一端を前記第1の電源線に接続した回路調
整素子と、ドレインを前記回路調整素子の他端に接続
し、ソースを前記第4のトランジスタのソースにそれぞ
れ接続した第5のトランジスタと、ドレインを前記第4
及び第5のトランジスタの各々のソースに接続し、ソー
スを第2の電源線にそれぞれ接続した第6のトランジス
タとを有していることを特徴とする。
【0017】本発明の第1の駆動回路において、好まし
くは、前記第1及び第5のトランジスタの各々のゲート
に、光変調用の基準電圧を供給し、前記第2及び第4の
トランジスタの各々のゲートに、光変調用信号を供給
し、前記第3及び第6のトランジスタの各々のゲート
に、回路の動作電流を決めるバイアス電圧をそれぞれ供
給していることを特徴とする。
【0018】本発明の第1の駆動回路において、好まし
くは、前記第5のトランジスタのゲート幅が第4のトラ
ンジスタのゲート幅よりも狭くされていることを特徴と
する。本発明の第2の駆動回路は、一導電型の半導体層
と反対導電型の半導体層とに挟まれた変調活性層を有
し、どちらか一方の前記半導体層が、同じ導電型を有す
る半導体レーザダイオードの半導体層と電気的に共通さ
れる半導体光学変調器を駆動する回路であって、前記半
導体光学変調器の光変調用の第1の制御信号と、前記第
1の制御信号を反転した第2の制御信号に応じて差信号
を出力する差動増幅器と、前記差動増幅器からの差信号
に応じて駆動信号を生成し、該駆動信号を前記半導体光
学変調器に出力する出力回路とを備えていることを特徴
とする。
【0019】本発明の第2の駆動回路において、好まし
くは、前記差動増幅器及び出力回路を化合物半導体集積
回路から構成していることを特徴とする。本発明の第2
の駆動回路において、好ましくは、前記差動増幅器が一
端を第1の電源線に接続した第1のレベルシフタと、各
々の一端を前記第1のレベルシフタの他端にそれぞれ接
続した第1及び第2の抵抗素子と、ドレインを前記第1
の抵抗素子の他端に接続した第1のトランジスタと、ド
レインを前記第2の抵抗素子の他端に接続した第2のト
ランジスタと、ドレインを前記第1及び第2のトランジ
スタの各々のソースに接続し、ソースを第2の電源線に
それぞれ接続した第3のトランジスタとを有し、前記出
力回路は、ドレインを前記第1の電源線に接続し、ゲー
トを前記第2のトランジスタのドレインにそれぞれ接続
した第4のトランジスタと、一端を前記第4のトランジ
スタのソースに接続した第2のレベルシフタと、ドレイ
ンを前記第2のレベルシフタの他端及び前記半導体光学
変調器の一端に接続し、ゲートを第2の電源線にそれぞ
れ接続した第5のトランジスタとを有していることを特
徴とする。
【0020】本発明の第2の駆動回路において、好まし
くは、前記第1のトランジスタのゲートに第1の制御信
号を供給し、前記第2のトランジスタのゲートに第2の
制御信号を供給し、前記第3のトランジスタのゲート
に、回路の動作電流を決めるバイアス電圧をそれぞれ供
給していることを特徴とする。本発明の第2の駆動回路
において、好ましくは、前記第2の抵抗素子を電界効果
トランジスタにより構成し、外部から供給する制御電圧
によって、前記第2の抵抗素子の抵抗値を調整している
ことを特徴とする。
【0021】本発明の第3の駆動回路は、一導電型の半
導体層と反対導電型の半導体層とに挟まれた変調活性層
を有し、どちらか一方の前記半導体層が、同じ導電型を
有する半導体レーザダイオードの半導体層と電気的に共
通される半導体光学変調器を駆動する回路であって、前
記半導体光学変調器の光変調用の第1の制御信号と、前
記第1の制御信号を反転した第2の制御信号に応じて第
1及び第2の差信号を出力する差動増幅器と、前記差動
増幅器からの第1の差信号に応じて非反転出力信号を出
力する第1のソースフォロア回路と、前記差動増幅器か
らの第2の差信号に応じて反転出力信号を出力する第2
のソースフォロア回路と、前記第1のソースフォロア回
路からの非反転出力信号及び前記第2のソースフォロア
回路からの反転出力信号に応じて駆動信号を生成し、該
駆動信号を前記半導体光学変調器に出力するプッシュプ
ル回路とを備えていることを特徴とする。
【0022】本発明の第3の駆動回路において、好まし
くは、前記差動増幅器、第1、第2のソースフォロア回
路及びプッシュプル回路を化合物半導体集積回路から構
成していることを特徴とする。本発明の第3の駆動回路
において、好ましくは、前記差動増幅器が一端を第1の
電源線に接続した第1のレベルシフタと、各々の一端を
前記第1のレベルシフタの他端にそれぞれ接続した第1
及び第2の抵抗素子と、ドレインを前記第1の抵抗素子
の他端に接続した第1のトランジスタと、ドレインを前
記第2の抵抗素子の他端に接続した第2のトランジスタ
と、ドレインを前記第1及び第2のトランジスタの各々
のソースに接続し、ソースを第2の電源線にそれぞれ接
続した第3のトランジスタとを有し、前記第1のソース
フォロア回路は、ドレインを第1の電源線に接続し、ゲ
ートを前記第1のトランジスタのドレインにそれぞれ接
続した第4のトランジスタと、一端を前記第4のトラン
ジスタのソースに接続した第2のレベルシフタと、ドレ
インを前記第2のレベルシフタの他端に接続し、ゲート
を第2の電源線に接続した第5のトランジスタとを有
し、前記第2のソースフォロア回路は、ドレインを第1
の電源線に接続し、ゲートを前記第2のトランジスタの
ドレインにそれぞれ接続した第6のトランジスタと、一
端を前記第6のトランジスタのソースに接続した第3の
レベルシフタと、ドレインを前記第3のレベルシフタの
他端に接続し、ゲートを第2の電源線に接続した第7の
トランジスタとを有し、前記プッシュプル回路は、ドレ
インを第1の電源線に接続し、ゲートを前記第6のトラ
ンジスタのソースにそれぞれ接続した第8のトランジス
タと、一端を前記第8のトランジスタのソースに接続し
た第4のレベルシフタと、ドレインを前記第4のレベル
シフタの他端及び半導体光学変調器の一端に接続し、ゲ
ートを前記第5のトランジスタのドレインにそれぞれ接
続した第9のトランジスタとを有していることを特徴と
する。
【0023】本発明の第3駆動回路において、好ましく
は、前記第1のトランジスタのゲートに第1の制御信号
を供給し、前記第2のトランジスタのゲートに第2の制
御信号を供給し、前記第3のトランジスタのゲートに、
回路の動作電流を決めるバイアス電圧をそれぞれ供給し
ていることを特徴とする。本発明の第3の駆動回路にお
いて、好ましくは、前記第1及び第2の抵抗素子を電界
効果トランジスタにより構成し、外部から供給する制御
電圧によって、前記第1及び第2の抵抗素子の抵抗値を
調整していることを特徴とする。
【0024】本発明の第3の駆動回路において、好まし
くは、前記第2のレベルシフタを電界効果トランジスタ
により構成し、外部から供給する制御電圧によって、前
記第2のレベルシフタの抵抗値を調整していることを特
徴とする。本発明の第4の駆動回路は、一導電型の半導
体層と反対導電型の半導体層とに挟まれた変調活性層を
有し、どちらか一方の前記半導体層が、同じ導電型を有
する半導体レーザダイオードの半導体層と電気的に共通
される半導体光学変調器を駆動する回路であって、前記
半導体光学変調器の光変調用の第1の制御信号に応じて
非反転出力信号及び反転出力信号を出力する第1のソー
スフォロア回路と、前記第1の制御信号を反転した第2
の制御信号に応じて非反転出力信号及び反転出力信号を
出力する第2のソースフォロア回路と、前記第1及び第
2のソースフォロア回路からの各々の非反転出力信号に
応じて第1の出力電圧を出力する第1の差動増幅器と、
前記第1及び第2のソースフォロア回路からの各々の反
転出力信号に応じて第2の出力電圧を出力する第2の差
動増幅器と、前記第1及び第2の差動増幅器からの第1
及び第2の出力電圧に応じて駆動信号を生成し、該駆動
信号を前記半導体光学変調器に出力するプッシュプル回
路とを備えていることを特徴とする。
【0025】本発明の第4の駆動回路において、好まし
くは、前記第1、第2のソースフォロア回路、第1、第
2の差動増幅器及びプッシュプル回路を化合物半導体集
積回路から構成していることを特徴とする。本発明の第
4の駆動回路において、好ましくは、前記第1のソース
フォロア回路は、ドレインを第1の電源線に接続した第
1のトランジスタと、一端を前記第1のトランジスタの
ソースに接続した第1のレベルシフタと、ドレインを前
記第1のレベルシフタの他端に接続し、ゲートを第2の
電源線に接続した第2のトランジスタとを有し、前記第
2のソースフォロア回路は、ドレインを第1の電源線に
接続した第3のトランジスタと、一端を前記第3のトラ
ンジスタのソースに接続した第2のレベルシフタと、ド
レインを前記第2のレベルシフタの他端に接続し、ゲー
トを第2の電源線に接続した第4のトランジスタとを有
し、前記第1の差動増幅器は、一端を前記第1の電源線
に接続した第3のレベルシフタと、各々の一端を前記第
3のレベルシフタの他端にそれぞれ接続した第1及び第
2の抵抗素子と、ドレインを前記第1の抵抗素子の他端
に接続し、ゲートを前記第1のトランジスタのソースに
それぞれ接続した第5のトランジスタと、ドレインを前
記第2の抵抗素子の他端に接続し、ゲートを前記第3の
トランジスタのソースにそれぞれ接続した第6のトラン
ジスタと、ドレインを前記第5及び第6のトランジスタ
の各々のソースに接続し、ソースを第2の電源線にそれ
ぞれ接続した第7のトランジスタとを有し、前記第2の
差動増幅器は、一端を前記第2の電源線に接続した第4
のレベルシフタと、各々の一端を前記第4のレベルシフ
タの他端にそれぞれ接続した第3及び第4の抵抗素子
と、ソースを前記第3の抵抗素子の他端に接続し、ゲー
トを前記第2のトランジスタのドレインにそれぞれ接続
した第8のトランジスタと、ソースを前記第4の抵抗素
子の他端に接続し、ゲートを前記第4のトランジスタの
ドレインにそれぞれ接続した第9のトランジスタと、ソ
ースを前記第8及び第9のトランジスタの各々のドレイ
ンに接続し、ドレインを前記第1の電源線に接続した第
10のトランジスタとを有し、前記プッシュプル回路は、
ドレインを第1の電源線に接続し、ゲートを前記第6の
トランジスタのドレインにそれぞれ接続した第11のトラ
ンジスタと、一端を前記第11のトランジスタのソースに
接続した第5のレベルシフタと、ドレインを前記第5の
レベルシフタの他端及び前記半導体光学変調器の一端に
接続し、ゲートを前記第9のトランジスタのソースにそ
れぞれ接続した第13のトランジスタとを有していること
を特徴とする。
【0026】本発明の第4の駆動回路において、好まし
くは、前記第1のトランジスタのゲートに第1の制御信
号を供給し、前記第3のトランジスタのゲートに第2の
制御信号を供給し、前記第7及び第10のトランジスタの
各々のゲートに、回路の動作電流を決めるバイアス電圧
をそれぞれ供給していることを特徴とする。本発明の第
4の駆動回路において、好ましくは、前記第2及び第4
の抵抗素子を電界効果トランジスタにより構成し、外部
から供給する制御電圧によって、前記第2及び第4の抵
抗素子の抵抗値を可変していることを特徴とする。
【0027】本発明の第4の駆動回路において、好まし
くは、前記第1及び第2のレベルシフタを電界効果トラ
ンジスタにより構成し、外部から供給する制御電圧によ
って、前記第1及び第2のレベルシフタの抵抗値を調整
していることを特徴とする。本発明の第1〜第4の駆動
回路は、好ましくは、前記半導体光学変調器と、一導電
型の半導体層と反対導電型の半導体層とに挟まれた活性
層を有する半導体レーザダイオードとを共通の基板に集
積化した光変調器集積化発光素子の前記半導体光学変調
器を駆動することを特徴とする。
【0028】本発明の電気信号−光変換装置は、レーザ
光を発生する半導体レーザダイオードと、前記半導体レ
ーザダイオードの出力光を変調する半導体光学変調器
と、前記半導体光学変調器に変調電圧を出力する駆動回
路とを備え、前記駆動回路が本発明の第1〜第4のいず
れかの光変調用の駆動回路から成ることを特徴とし、上
記目的を達成する。
【0029】
【作 用】本発明の原理的な駆動回路によれば、外部か
ら入力された光変調用信号に基づいて出力回路から半導
体光学変調器に駆動信号が出力されると、この駆動信号
によって半導体光学変調器に電流が流れる。この電流
は、光変調用信号がデジタル信号の場合であって、この
信号が「H」(ハイ)レベルのときと、「L」(ロー)
レベルのときでは異なっていることが本発明者らによっ
て確認された。しかし、光変調用信号が「H」レベルの
ときに半導体光学変調器に流れる電流のみならず、該信
号が「L」レベルのときに半導体光学変調器に流れる電
流をも補償回路に引き込むように、この電流のバイパス
路の抵抗が調整される。
【0030】これにより、出力回路の出力電位、すなわ
ち、半導体光学変調器の駆動信号の電圧レベルが補償回
路によって一定になるように調整されるため、駆動信号
の電圧レベルが一定に補償されることとなる。次に、本
発明の第1の駆動回路の動作を説明する。図1におい
て、第1のバイアス電圧VIPに基づいて動作する出力回
路11において、基準電圧VREF と光変調用信号SINの
電圧との差信号が増幅され、その結果、図2(A)に示
すような負荷素子RLの両端に駆動信号(変調電圧V
m)が発生し、それが半導体光学変調器23に供給され
る。この際に、第2のバイアス電圧VIBに基づいて動作
する補償回路12において、基準電圧VREF と光変調用
信号SINの電圧とに応じて、半導体光学変調器23に流
れる電流がバイパスされ、出力回路11からの駆動信号
Vmが調整される。
【0031】この結果、光変調用信号SINが「H」レベ
ルのときの半導体光学変調器23のデバイス回路間電流
Imod と、信号SINが「L」レベルのときのデバイス回
路間電流Imod とが異なっても、この信号SINに基づい
て補償回路12により、駆動信号Vmの変動が抑えら
れ、出力波形にノイズを含くむことなく、安定した駆動
信号Vmを半導体光学変調器23の光変調器に供給する
ことができる。
【0032】すなわち、信号SINが「H」レベルとなる
と、まず、図2(A)に示すような第2のトランジスタ
T2がONし、抵抗RLに電流Iが流れる。このとき、
負荷素子RLの両端に駆動信号Vmが発生し、半導体光
学変調器23にデバイス回路間電流Imod が流れる。電
流Iは、第2のトランジスタT2を通って、第3のトラ
ンジスタT3に流れ込み、デバイス回路間電流Imod は
図2(B)に示すような第4のトランジスタT4に流れ
込む。これにより、半導体光学変調器23内を通過する
レーザ光は電界吸収され、光が外部に出力されずに遮断
される。
【0033】反対に、光変調用信号SINが「L」レベル
となると、第2のトランジスタT2がOFFし、第4のト
ランジスタT4がOFFし、抵抗RLには電流Iが流れな
い。このとき、駆動信号Vmは0Vとなる。また、半導
体光学変調器23にデバイス回路間電流Imod が流れる
が、この電流Imod は、トランジスタT4に流れ込む。
これは、第4のトランジスタT4がトランジスタT5に
比べてディプレッション化されていることにより、光変
調用信号SINが「L」レベルでも、デバイス回路間電流
Imod がトランジスタT4に引き込まれるためである。
この結果、半導体光学変調器23内を通過するレーザ光
は電界吸収されないため、レーザ光が透過し、それが外
部に出力される。
【0034】このように光変調用信号SINの「H」レベ
ル又は「L」レベルに対応して第4のトランジスタT4
により、半導体光学変調器23のデバイス回路間電流I
modが流動的にバイパスされることから、変調電圧(駆
動信号Vm)の変動が抑えられ、出力波形にノイズを含
くことなく、安定した変調電圧が半導体光学変調器23
の光変調器に供給される。この結果、半導体光学変調器
23によってレーザ光を安定させることができる。
【0035】本発明の第2の駆動回路によれば、半導体
光学変調器の光変調用の二値信号からなる制御信号を使
用して、駆動信号として、電圧差の大きい2個の電圧が
得られる。この結果、半導体光学変調器のモジュールを
駆動するに十分な「H」レベル電圧及び「L」レベル電
圧が得られ、半導体光学変調器を高精度により光出力制
御することができる。
【0036】本発明の第3の駆動回路によれば、半導体
光学変調器の光変調用の第1及び第2の制御信号を使用
して、駆動信号として、第2の駆動回路以上に電圧差の
大きい2個の電圧が得られる。この結果、半導体光学変
調器のモジュールを駆動するに十分な「H」レベル電圧
及び「L」レベル電圧が得られ、半導体光学変調器を高
精度により光出力制御することができる。
【0037】本発明の第4の駆動回路によれば、半導体
光学変調器の光変調用の第1及び第2の制御信号を使用
して、駆動信号として、第2及び第3の駆動回路以上に
電圧差の大きい2個の電圧が得られる。この結果、半導
体光学変調器のモジュールを駆動するに十分な「H」レ
ベル電圧及び「L」レベル電圧が得られ、半導体光学変
調器を高精度により光出力制御することができる。
【0038】これにより、100km以上,2.5Gb
/sの伝送特性が期待される光変調器集積化発光素子に
最適な駆動回路が提供され、長距離伝送・大容量の光通
信システムの信頼性の向上に寄与する。
【0039】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図3〜16は、本発明の実施例に係る駆
動回路の説明図である。 (1)第1の実施例 図1に示したような駆動回路が適用される光変調器集積
化発光素子(以下MI−DFBレーザダイオードとい
う)13は図3に示すように、同一のn−InP基板2
1にDFBレーザ発光素子22及び光変調器23を集積
化して設けられ、DFBレーザ発光素子22上にはレー
ザ電極22Aを有し、光変調器23上には光変調用電極23
Aを有している。
【0040】DFBレーザ発光素子22は、波長1.5
5μmのレーザ光を発生するものであり、n−InP基
板21にn−InGaAsPガイド層21A、InGaP
活性層(変調活性層)21B、p−InGaAsPクラッ
ド層21D及びp−InGaAsPコンタクト層21Eが積
層されて構成されている。当該発光素子22の端面に
は、へき開面あるいは高反射コーティング膜(High-R
eflective Coating)20Aを有している。当該素子22
上に設けられたレーザ電極22Aは、レーザ光発生用の電
流を供給するものである。電極22Aは定電流源(DC電
流源)14に接続して使用する。
【0041】光変調器23はレーザ光を変調するもので
あり、同一のn−InP基板21において、レーザ発光
素子22に光学的に接続されて設けられる。光変調器2
3は、n−InP基板21にn−InGaAsPガイド
層21A、InGaP吸収層21C、p−InGaAsPク
ラッド層21D及びp−InGaAsPコンタクト層21E
が積層されて構成されている。活性層21Bや吸収層21C
の両側には、高抵抗埋め込み層21Fを有している。
【0042】当該素子23の端面には、低反射コーティ
ング膜(Anti-Reflective Coating)20Bを有してい
る。当該素子23上に設けられた光変調用電極23Aは、
レーザ変調用信号(変調信号)を供給するものである。
本発明の実施例では、FIG.5で説明したような駆動電圧
Vmを電極23Aに供給して使用される。このようなMI
−DFBレーザダイオード13は、図4(A)に示すよ
うにDFBレーザ発光素子22及び光変調器23を接続
した等価回路又は図5に示すような等価回路によって記
述することにする。
【0043】MI−DFBレーザダイオード13を変調
駆動する場合には、図4(B)に示すように、駆動回路
(以下レーザドライバという)15に外付け抵抗RLを
接続し、DFBレーザ発光素子22に、レーザ光発生用
のDC電流源14を接続して変調回路を構成する。ま
た、このようなダイオード13では、駆動回路から出力
される信号の「H」(ハイ)レベル又は「L」(ロー)
レベルによって光変調器23に流れる電流値が異なって
いる。そこで、本発明では光変調器23に流れる電流値
(デバイス回路間電流)を入力信号の「H」又は「L」
レベルによって一定にするような駆動回路を構成する。
【0044】レーザドライバ15は図5に示すように、
光変調用の駆動信号Vmを生成し、該駆動信号VmをM
I−DFBレーザダイオード13の光変調器23に出力
する差動増幅器11と、この光変調器23に流れる電流
に応じて差動増幅器11からの駆動信号Vmを調整する
差動補償回路12とを備えている。差動増幅器11は図
1に示した出力回路の一例であり、トランジスタTN1
〜TN3から構成され、基準電圧VREF と変調信号SIN
との差信号を増幅して駆動信号Vmを生成し、MI−D
FBレーザダイオード13に駆動信号Vmを出力する。
差動増幅器11の動作電流は、バイアス電圧VIPに基づ
いて決める。
【0045】トランジスタTN1は図2(A)の第1の
トランジスタT1の一例であり、n型の電界効果トラン
ジスタから構成されている。トランジスタTN1のドレ
インは接地線GNDに接続され、そのゲートは基準電圧源
に接続され、そのゲートに基準電圧VREF が供給されて
いる。トランジスタTN1のソースはトランジスタTN
2のソースと、トランジスタTN3のドレインにそれぞ
れ接続されている。
【0046】トランジスタTN2は図2(A)の第2の
トランジスタT2の一例であり、n型の電界効果トラン
ジスタから構成されている。トランジスタTN2のドレ
インは外付け抵抗RLの一端に接続され、そのゲートは
光変調用の信号源に接続され、そのゲートに変調信号S
INが供給される。トランジスタTN3は図2(A)の第
3のトランジスタT3の一例であり、n型の電界効果ト
ランジスタから構成されている。トランジスタTN3の
ソースは電源線VSSに接続され、そのゲートはバイアス
電圧VIPの供給源に接続されている。これらのトラン
ジスタTN1〜TN3をGaAsMESトランジスタ等
の化合物半導体から構成しても良い。外付け抵抗RLは
負荷素子の一例であり、MI−DFB−レーザダイオー
ド13の光変調器23を電圧駆動する素子である。本発
明の実施例では外付け抵抗RLをレーザドライバ15を
構成するICの外部端子に接続して使用している。抵抗
値は50Ω程度とし、光変調器23に対してインピーダ
ンス整合を採っている。
【0047】差動補償回路12は、図1に示した補償回
路の一例であり、トランジスタTN4〜TN5及び抵抗
R0から構成され、基準電圧VREF と変調信号SINとを
入力し、MI−DFBレーザダイオード13の光変調器
23に流れるデバイス回路間電流Imod に応じて差動増
幅器11からの駆動信号Vmを調整する。差動補償回路
12の動作電流はバイアス電圧VIBに基づいて決める。
【0048】抵抗R0は回路調整素子の一例であり、外
付け抵抗RLとバランスを採るために接続されている。
抵抗R0は抵抗RLと同様に外付けされ、その一端が接
地線GNDに接続されている。トランジスタTN4は図2
(B)の第4のトランジスタT4の一例であり、n型の
電界効果トランジスタから構成されている。トランジス
タTN4のドレインは抵抗RLの一端に接続され、その
ゲートはトランジスタT1のゲートに接続され、そのゲ
ートに変調信号SINが供給される。トランジスタTN4
のソースはトランジスタTN5のソースと、トランジス
タTN6のドレインにそれぞれ接続されている。
【0049】トランジスタTN5は図2(B)の第5の
トランジスタT5の一例であり、n型の電界効果トラン
ジスタから構成されている。トランジスタTN5のドレ
インは抵抗R0の他端に接続され、そのゲートは基準電
圧源に接続され、そのゲートに基準電圧VREF が供給さ
れている。トランジスタTN6は図2(B)の第6のト
ランジスタT6の一例であり、n型の電界効果トランジ
スタから構成されている。トランジスタTN6のソース
は電源線VSSに接続され、そのゲートはバイアス電圧V
IBの供給源に接続されている。これらのトランジスタ
TN4〜TN6をGaAsMESトランジスタ等の化合
物半導体から構成しても良い。トランジスタTN5のゲ
ート幅は、トランジスタTN4のゲート幅よりも縮小さ
れる。例えば、TN4:TN5=10:1に設計されて
いる。これにより、トランジスタTN4はディプレッシ
ョン型の特性を有するようになり、TN4のコンダクタ
スがTN5のコンダクタンスに比べて大きくなる。トラ
ンジスタTN5のゲートには基準電圧VREF が供給さ
れ、トランジスタTN5のゲートには変調信号SINがそ
れぞれ供給されている。
【0050】次に、図6〜図9を参照しながら第1の実
施例に係るレーザドライバの動作を説明する。図6にお
いて、まず、電源線VSSを−5V程度に設定し、変調電
圧(駆動信号)Vmが−3Vとなるように、トランジス
タTN3のバイアス電圧VIP及びトランジスタTN6の
バイアス電圧VIBを調整し、基準電圧VREF を設定す
る。本発明の実施例では抵抗RL及びR0 に流れる電流
Iを60mAに設定している。
【0051】このようなレーザドライバで、レーザダイ
オード22が発振している状態で、変調信号SINが
「H」レベルとなると、図6に示すように、トランジス
タTN2がONし、抵抗RLに電流I=60mAが流れ
る。このとき、負荷素子RLの両端に駆動信号Vm=−
3Vが発生する。これが逆バイアス電圧として光変調器
23に供給される。また、光変調器23にデバイス回路
間電流Imod 1=約10mA程度が流れる。この電流I
=60mAは、トランジスタTN2を通って、トランジ
スタTN3に流れ込み、デバイス回路間電流Imod 1=
約10mAはトランジスタTN4に流れ込む。これによ
り、レーザダイオード22内から放射されたレーザ光は
光変調器23内で電界吸収され、外部への出力光が遮断
される。
【0052】反対に、図7に示すように、変調信号SIN
が「L」(ロー)レベルとなると、トランジスタTN2
がOFFし、抵抗RLの電流Iは零となる。また、トラン
ジスタTN4が不完全OFFし、抵抗RLには電流Iが流
れない。このとき、駆動信号Vmはほぼ0Vとなり、レ
ーザダイオード22にデバイス回路間電流Imod 2が約
20mAが流れるが、この電流Imod 2はトランジスタ
TN4がトランジスタTN5に比べてディプレッション
化したことにより、変調信号SINが「L」レベルでも、
デバイス回路間電流Imod 2を引き込む。このときに
は、光変調器23には逆バイアス電圧が印加されないの
で、レーザダイオード22内で発生されたレーザ光は光
変調器23で電界吸収されずに透過し、それが外部に出
力される。
【0053】また、図8に示すように、変調信号SINが
「H」→「L」レベルに遷移すると、トランジスタTN
2がON→OFFし、抵抗RLに流れる電流Iは60mA
からほぼ0mAに変化する。このとき、負荷素子RLの
両端の駆動信号Vmは−3から0Vに変化する。また、
光変調器23のデバイス回路間電流は、Imod 1からI
mod 2に変化する。このImod 1からImod 2への変化
分は、トランジスタTN4により引き込まれ、レーザ出
力がOFFからONに推移する。
【0054】さらに、図9に示すように、変調信号SIN
が「L」から「H」レベルに遷移すると、トランジスタ
TN2がOFFからONし、抵抗RLに流れる電流Iは0
mAからほぼ60mAに変化する。このとき、負荷素子
RLの両端の駆動信号Vmは0Vから−3Vに変化す
る。また、光変調器23のデバイス回路間電流は、Imo
d 2からImod 1に変化する。このImod 2からImod
1への変化分は、トランジスタTN4により引き込ま
れ、レーザ出力はONからOFFに推移する。
【0055】このようにして、本発明の第1の実施例に
係るレーザドライバによれば、図6〜図9に示したよう
に、光変調器23からレーザドライバに流れ出る電流は
変調信号SINが「H」レベルのときにImod 1であり、
変調信号SINが「L」レベルのときにImod 2である
が、Imod 1とImod 2とが異なっても、上記のレーザ
ドライバによれば、第4のトランジスタT4によって駆
動電圧Vmが一定になるように調整される。
【0056】これは、次の理由による。図7に示したよ
うに変調信号SINが「L」レベルのときには、トランジ
スタTN2がOFFするので、抵抗RLには電流Iがほと
んど流れなくなる。これと同時に、トランジスタTN4
がOFFするが、トランジスタTN4のサイズをトランジ
スタTN5のサイズよりも大きくしているので、トラン
ジスタTN4が完全にOFFにならずに、そのオフ抵抗が
オン抵抗に比べて上昇する。トランジスタTN4のオフ
抵抗は、光変調器23からの電流Imod 2(約20m
A)を流す程度の値になる。これにより、トランジスタ
TN4はトランジスタTN5がトランジスタTN6に流
しきれなくなった電流に等しい電流Imod2を光変調器
23から引き込む。変調信号SIN=「L」レベル時の差
動増幅器11の出力点の電位は、ダイオード22の内部
抵抗(順方向)とトランジスタTN4の抵抗とを合成し
た抵抗の分割比によってほぼ決まるので、変調電圧(駆
動信号)Vmは、ほぼ0Vとなる。
【0057】なお、変調信号SIN=「H」レベル時の差
動増幅器11の出力点の電位は、RL×I、すなわち、
負荷抵抗RLとトランジスタTN2のオン抵抗との比に
よってほぼ決まる。また、光変調器23からの電流Imo
d 1(約10mA)はトランジスタTN4のオン動作に
よって、トランジスタTN6に流れる。このように差動
増幅器11の駆動信号によって光変調器23から流れ出
る電流のバイパス路の抵抗を変調用信号SINに基づいて
差動補償回路12のトランジスタTN4により駆動電圧
が一定になるように調整しているので、変調電圧(駆動
電圧Vm)の変動が抑えられ、光変調器23の変調動作
が安定する。
【0058】これにより、100km以上,2.5Gb
/sの伝送特性を期待するMI−DFB−レーザダイオ
ードに最適な駆動回路が提供され、長距離伝送・大容量
の光通信システムの信頼性の向上に寄与する。 (2)第2の実施例 第2の実施例に係るレーザドライバは第1の実施例の出
力回路を工夫したものである。第2のレーザドライバは
図10に示すように、差動増幅器24及びソースフォロア
回路25とを備えている。
【0059】図10において、差動増幅器(Source Cou
pled Feild Effect Transistor Logic回路:以下
SCFL回路という)24は図11に示すようなMI−D
FBレーザダイオード13の光変調用の第1の制御信号
CLと、この制御信号CLを反転した第2の制御信号C
L〔バー〕に応じて差信号をソースフォロア回路25に
出力する。
【0060】SCFL回路24は、一端を電源線GND
に接続したレベルシフタD1と、各々の一端をレベルシ
フタD1の他端にそれぞれ接続した負荷抵抗R1、R2
と、ドレインを負荷抵抗R1の他端に接続したトランジ
スタT1と、ドレインを負荷抵抗R2の他端に接続した
トランジスタT2と、ドレインをトランジスタT1、T
2の各々のソースに接続し、ソースを電源線VSSにそ
れぞれ接続したトランジスタT3とを有している。
【0061】トランジスタT1,T2はエンハンスメン
ト型のGaAsMESトランジスタ(Metal Semicon
ductor)から構成され、トランジスタT3はディプレッ
ション型のGaAsMESトランジスタからそれぞれ構
成されている。トランジスタT3は定電流源を構成し、
レベルシフタD1はショットキーダイオードにより構成
されている。電源線GNDは電圧0Vを供給する線であ
り、電源線VSSは例えば、−5.2Vを供給する線で
ある。
【0062】トランジスタT1のゲートには、制御信号
CLを供給し、トランジスタT2のゲートには制御信号
CL〔バー〕を供給し、トランジスタT3のゲートに
は、回路の動作電流を決めるバイアス電圧Vcsがそれ
ぞれ供給されている。ソースフォロア回路25はSCF
L回路24からの差信号に応じて駆動信号Vmを生成
し、該駆動信号VmをMI−DFBレーザダイオード1
3に出力する。駆動信号Vmは出力端子26から出力さ
れる。
【0063】ソースフォロア回路25はドレインを電源
線GNDに接続し、ゲートをトランジスタT2のドレイ
ンにそれぞれ接続したトランジスタT4と、一端をトラ
ンジスタT4のソースに接続したレベルシフタD2と、
ドレインをレベルシフタD2の他端及びMI−DFBレ
ーザダイオード13の一端に接続し、ゲートを電源線V
SSにそれぞれ接続したトランジスタT5とを有してい
る。
【0064】トランジスタT4はエンハンスメント型の
GaAsMESトランジスタから構成され、トランジス
タT5はディプレッション型のGaAsMESトランジ
スタからそれぞれ構成されている。トランジスタT5は
定電流源を構成している。レベルシフタD2はショット
キーダイオードにより構成されている。このような第2
のレーザドライバを化合物半導体基板に集積化したIC
28に、図11に示すような負荷抵抗RL、MI−DFB
レーザダイオード13、DC電流源14及びAPC(オ
ート・パワー・コントロール)回路27を接続して当該
レーザダイオード13を変調駆動する。これにより、電
気信号−光変換装置が構成される。
【0065】図11において、DC電流源14はレーザダ
イオード13のレーザ発光素子22にDC電流を供給す
るものである。APC回路27は光出力の異常等を示す
データに基づいてDC電流源14の出力制御をするもの
である。次に、図11を参照しながら第2のレーザドライ
バの動作を説明する。制御信号CLが「H」レベルで、
制御信号CLバーが「L」レベルの場合には、トランジ
スタT1がONし、トランジスタT2がOFFし、このト
ランジスタT2のドレインが「H」レベルとなる。
【0066】この場合に、主として電源線GNDからト
ランジスタT4及びダイオードD2を介してトランジス
タT5に電流が流れるので、0VからトランジスタT4
のドレイン・ソース間電圧VDCと、レベルシフタD2の
順方向電圧VF とを差し引いた0Vに近い駆動信号Vm
が「H」レベルの電圧として出力端子26から得られ
る。
【0067】これに対して、制御信号CLが「L」レベ
ル、制御信号CLバーが「H」レベルの場合には、トラ
ンジスタT1がOFFし、トランジスタT2がONし、こ
のトランジスタT2のドレインが「L」レベルとなる。
この場合に、主として負荷抵抗RL及び光変調器23か
らトランジスタT5に電流が流れることにより、出力端
子26の「L」レベルの電圧が決定される。本実施例で
は、−3V程度の駆動信号Vmが「L」レベルの電圧と
して出力端子26から得られる。
【0068】このようにして本発明の第2の実施例に係
るレーザドライバによれば、出力端子26から「H」レ
ベルの電圧として0Vに近い電圧と、「L」レベルの電
圧として−3V程度が得られるので、MI−DFBレー
ザダイオード13の光変調器23を十分に駆動すること
ができ、光出力制御を精度良く行うことができる。な
お、負荷抵抗R2の値を変えたり、あるいは、この抵抗
R2をディプレッション型のGaAsMESトランジス
タに変えたり、あるいは、ショットキー・ダイオードD
2を削除することで、出力端子26から得られる「H」
レベルの電圧をより0Vに近づけることができる。
【0069】また、抵抗R2をGaAsMESトランジ
スタに変え、このトランジスタに外部からゲート電圧を
与えるようにすると、トランジスタのON抵抗値が可変
補償され、出力端子26に得られる「H」レベルの電圧
を外部から制御することができる。 (3)第3の実施例 第3の実施例に係るレーザドライバは第1の実施例の出
力回路を工夫したものである。第3のレーザドライバは
図12に示すように、差動増幅器29と、第1及び第2の
ソースフォロア回路30、31と、プッシュプル回路3
2とを備えている。
【0070】差動増幅器(以下SCFL回路という)2
9は図13に示すようなMI−DFBレーザダイオード1
3の光変調用の第1の制御信号CLと、この制御信号C
Lを反転した第2の制御信号CL〔バー〕に応じて第1
の差信号S1をソースフォロア回路30に出力し、第2
の差信号S2をソースフォロア回路31にそれぞれ出力
する。SCFL回路29は第2のレーザドライバのSC
FL回路24と構成が同じであるため、その説明を省略
する。
【0071】ソースフォロア回路30は、SCFL回路
29からの第1の差信号S1に応じて非反転出力信号V
0をプッシュプル回路32に出力する。ソースフォロア
回路30は、ドレインを電源線GNDに接続し、ゲート
をトランジスタT1のドレインにそれぞれ接続したトラ
ンジスタT4と、一端をトランジスタT4のソースに接
続したレベルシフタD2と、ドレインをレベルシフタD
2の他端に接続し、ゲートを電源線VSSに接続したト
ランジスタT5とを有している。レベルシフタD2はカ
スケード接続されたショットキーダイオードD21〜D24
から構成されている。
【0072】ソースフォロア回路31は、SCFL回路
29からの第2の差信号S2に応じて反転出力信号V0
〔バー〕をプッシュプル回路32に出力する。ソースフ
ォロア回路31は、ドレインを電源線GNDに接続し、
ゲートをトランジスタT2のドレインにそれぞれ接続し
たトランジスタT6と、一端をトランジスタT6のソー
スに接続したレベルシフタD3と、ドレインをレベルシ
フタD3の他端に接続し、ゲートを電源線VSSに接続
したトランジスタT7とを有している。
【0073】プッシュプル回路32は、ソースフォロア
回路30からの非反転出力信号V0及びソースフォロア
回路31からの反転出力信号V0〔バー〕に応じて駆動
信号Vmを生成し、該駆動信号VmをMI−DFBレー
ザダイオード13に出力する。駆動信号Vmは出力端子
33から得られる。プッシュプル回路32は、ドレイン
を電源線GNDに接続し、ゲートをトランジスタT6の
ソースにそれぞれ接続したトランジスタT8と、一端を
トランジスタT8のソースに接続したレベルシフタD4
と、ドレインをレベルシフタD4の他端及びMI−DF
Bレーザダイオード13の一端に接続し、ゲートをトラ
ンジスタT5のドレインにそれぞれ接続したトランジス
タT9とを有している。
【0074】また、トランジスタT4、T6、T8及び
T9はエンハンスメント型のGaAsMESトランジス
タから構成され、トランジスタT5及びT7はディプレ
ッション型のGaAsMESトランジスタからそれぞれ
構成されている。トランジスタT5及びT7は定電流源
を構成し、トランジスタT8はトランジスタT6のソー
ス電圧によりON/OFFが制御されるプルアップ素子を
構成し、トランジスタT9はダイオードD5のカソード
電圧によりON/OFFが制御されるプルダウン素子を構
成している。各々のレベルシフタD1〜D4はショット
キーダイオードにより構成されている。電源線GNDは
電圧0Vを供給する線であり、電源線VSSは例えば、
−5.2Vを供給する線である。
【0075】このような第3のレーザドライバを化合物
半導体基板に集積化したIC34に、図13に示すような
負荷抵抗RL、MI−DFBレーザダイオード13、D
C電流源14及びAPC(オート・パワー・コントロー
ル)回路27を接続して当該レーザダイオード13を変
調駆動する。これにより、電気信号−光変換装置が構成
できる。図13において、DC電流源14及びAPC回路
27の機能は、先に説明をしているので省略する。
【0076】次に、図13を参照しながら第3のレーザド
ライバの動作を説明する。制御信号CLが「H」レベル
で、制御信号CL〔バー〕が「L」レベルの場合に、ト
ランジスタT1がONし、トランジスタT2がOFFし、
トランジスタT1のドレインが「L」レベルとなり、ト
ランジスタT2のドレインが「H」レベルとなる。この
結果、レベルシフタD2のダイオードD24のカソードが
「L」レベルで、トランジスタT6のソースが「H」レ
ベルとなり、トランジスタT8がONし、トランジスタ
T9がOFFする。従って、この場合には、トランジスタ
T9のリーク電流を考慮すると、出力端子33に「H」
レベルの駆動信号Vmとして0Vを得ることができない
が、ほぼ、0Vを得ることができる。
【0077】これに対して、制御信号CLが「L」レベ
ルで、制御信号CL〔バー〕が「H」レベルの場合に
は、トランジスタT1がOFFし、トランジスタT2がO
Nし、トランジスタT1のドレインが「H」レベルとな
り、トランジスタT2のドレインが「L」レベルとな
る。この結果、ダイオードD24のカソード「H」レベル
で、トランジスタT6のソースが「L」レベルとなり、
トランジスタT8がOFFし、トランジスタT9がONす
る。この場合には、出力端子33に「L」レベルの駆動
信号Vmとして、例えば、−3Vを得ることができる。
【0078】このようにして本発明の第3の実施例に係
るレーザドライバによれば、出力端子33に「H」レベ
ルの駆動信号Vmとして、ほぼ0V、「L」レベルの電
圧として、−3Vが得られるので、第2の実施例以上に
MIレーザダイオード13の光変調器23を十分に駆動
することができ、光出力制御を精度良く行うことができ
る。
【0079】なお、抵抗R2をGaAsMESトランジ
スタに変え、このトランジスタに外部からゲート電圧を
与えるようにする場合には、出力端子33に得られる
「H」レベルの電圧を外部から制御することができる。
また、ショットキー・ダイオードD21〜D24をGaAs
MESトランジスタに変え、このトランジスタに外部か
らゲート電圧を与えるようにすると、トランジスタのO
N抵抗値が可変補償され、出力端子33に得られる
「L」レベルの電圧を外部から制御することができる。
【0080】(4)第4の実施例 第4の実施例に係るレーザドライバは第1の実施例の出
力回路を工夫したものである。第4のレーザドライバは
図14に示すように、第1及び第2のソースフォロア回路
35、36と、第1及び第2の差動増幅器(以下SCF
L回路という)37、38と、プッシュプル回路39と
を備えている。
【0081】ソースフォロア回路35は、MI−DFB
レーザダイオード13の光変調用の第1の制御信号CL
に応じて非反転出力信号S11及び反転出力信号S12を生
成する。信号S11はSCFL回路37に出力され、信号
S12はSCFL回路38にそれぞれ出力される。ソース
フォロア回路35は、ドレインを電源線GNDに接続し
たトランジスタT1と、一端をトランジスタT1のソー
スに接続したレベルシフタD1と、ドレインをレベルシ
フタD1の他端に接続し、ゲートを電源線VSSに接続
したトランジスタT2とを有している。
【0082】トランジスタT1はエンハンスメント型の
GaAsMESトランジスタから構成され、トランジス
タT2はディプレッション型のGaAsMESトランジ
スタからそれぞれ構成されている。トランジスタT2は
定電流源を構成し、レベルシフタD1はショットキーダ
イオードD11、D12により構成されている。電源線GN
Dは電圧0Vを供給する線であり、電源線VSSは例え
ば、−5.2Vを供給する線である。トランジスタT1
のゲートには、制御信号CLが供給される。
【0083】ソースフォロア回路36は、第1の制御信
号CLを反転した第2の制御信号CL〔バー〕に応じて
非反転出力信号S21及び反転出力信号S22を生成する。
信号S21はSCFL回路37に出力され、信号S22はS
CFL回路38にそれぞれ出力される。ソースフォロア
回路36は、ドレインを電源線GNDに接続したトラン
ジスタT3と、一端をトランジスタT3のソースに接続
したレベルシフタD2と、ドレインをレベルシフタD2
の他端に接続し、ゲートを電源線VSSに接続したトラ
ンジスタT4とを有している。
【0084】トランジスタT3はエンハンスメント型の
GaAsMESトランジスタから構成され、トランジス
タT4はディプレッション型のGaAsMESトランジ
スタからそれぞれ構成されている。トランジスタT4は
定電流源を構成し、レベルシフタD2はショットキーダ
イオードD21、D22により構成されている。SCFL回
路37はソースフォロア回路35、36からの各々の非
反転出力信号S11、S21に応じて出力電圧V0を生成
し、この電圧V0をプッシュプル回路37に出力する。
SCFL回路37は、一端を電源線GNDに接続したレ
ベルシフタD3と、各々の一端をレベルシフタD3の他
端にそれぞれ接続した負荷抵抗R1、R2と、ドレイン
を負荷抵抗R1の一端に接続し、ゲートをトランジスタ
T1のソースにそれぞれ接続したトランジスタT5と、
ドレインを負荷抵抗R2の他端に接続し、ゲートをトラ
ンジスタT3のソースにそれぞれ接続したトランジスタ
T6と、ドレインをトランジスタT5、T6の各々のソ
ースに接続し、ソースを電源線VSSにそれぞれ接続し
たトランジスタT7とを有している。
【0085】トランジスタT5、T6はエンハンスメン
ト型のGaAsMESトランジスタから構成され、トラ
ンジスタT7はディプレッション型のGaAsMESト
ランジスタからそれぞれ構成されている。トランジスタ
T7は定電流源を構成し、レベルシフタD3はショット
キーダイオードにより構成されている。トランジスタT
5のゲートには信号S11が供給され、トランジスタT6
のゲートには信号S21が供給され、トランジスタT7の
ゲートには、回路の動作電流を決めるバイアス電圧V
CS1 がそれぞれ供給されている。
【0086】SCFL回路38はソースフォロア回路3
5、36からの各々の反転出力信号S12、S22に応じて
出力電圧V0〔バー〕を生成し、この電圧V0〔バー〕
をプッシュプル回路37に出力する。SCFL回路38
は、一端を電源線VSSに接続したレベルシフタD4
と、各々の一端をレベルシフタD4の他端にそれぞれ接
続した負荷抵抗R3、R4と、ソースを負荷抵抗R3の
他端に接続し、ゲートをトランジスタT2のドレインに
それぞれ接続したトランジスタT8と、ソースを負荷抵
抗R4の他端に接続し、ゲートをトランジスタT4のド
レインにそれぞれ接続したトランジスタT9と、ソース
をトランジスタT8、T9の各々のドレインに接続し、
ドレインを電源線GNDに接続したトランジスタT10と
を有している。
【0087】トランジスタT8、T9はエンハンスメン
ト型のGaAsMESトランジスタから構成され、トラ
ンジスタT10はディプレッション型のGaAsMESト
ランジスタからそれぞれ構成されている。トランジスタ
T10は定電流源を構成し、レベルシフタD4はショット
キーダイオードにより構成されている。トランジスタT
8のゲートには信号S12が供給され、トランジスタT9
のゲートには信号S22が供給され、トランジスタT10の
ゲートには、回路の動作電流を決めるバイアス電圧V
CS2 がそれぞれ供給されている。
【0088】プッシュプル回路39は、SCFL回路3
7、38からの出力電圧、V0、V0〔バー〕に応じて
駆動信号Vmを生成し、該駆動信号VmをMI−DFB
レーザダイオード13に出力する。駆動信号Vmは出力
端子40から得られる。プッシュプル回路39は、ドレ
インを電源線GNDに接続し、ゲートをトランジスタT
6のドレインにそれぞれ接続したトランジスタT11と、
一端をトランジスタT11のソースに接続したレベルシフ
タD5と、ドレインをレベルシフタD5の他端及びMI
−DFBレーザダイオード13の一端に接続し、ゲート
をトランジスタT9のソースにそれぞれ接続したトラン
ジスタT13とを有している。
【0089】トランジスタT11、T12はエンハンスメン
ト型のGaAsMESトランジスタから構成され、トラ
ンジスタT11はトランジスタT6のドレイン電圧により
ON/OFFが制御されるプルアップ素子を構成し、トラ
ンジスタT12はトランジスタT9のドレイン電圧により
ON/OFFが制御されるプルアップ素子を構成してい
る。レベルシフタD5はショットキーダイオードにより
構成されている。トランジスタT11のゲートには電圧V
0が供給され、トランジスタT12のゲートには電圧V0
〔バー〕が供給されている。
【0090】このような第4のレーザドライバを化合物
半導体基板に集積化したIC41に、図15に示すような
負荷抵抗RL、MI−DFBレーザダイオード13、D
C電流源14及びAPC(オート・パワー・コントロー
ル)回路27を接続して当該レーザダイオード13を変
調駆動する。これにより、電気信号−光変換装置が構成
できる。図15において、DC電流源14及びAPC回路
27の機能は、先に説明をしているので省略する。
【0091】次に、図15を参照しながら第4のレーザド
ライバの動作を説明する。制御信号CLが「H」レベル
で、制御信号CL〔バー〕が「L」レベルの場合に、ト
ランジスタT1がONし、トランジスタT2がOFFし、
トランジスタT1のソースが「H」レベルとなり、トラ
ンジスタT3のソースが「L」レベルとなる。この結
果、トランジスタT5がONし、トランジスタT6がO
FFし、トランジスタT6のドレインが「H」レベルとな
り、トランジスタT11がONをする。
【0092】また、トランジスタT8がONし、トラン
ジスタT9がOFFし、トランジスタT9のソースが
「L」レベルとなり、トランジスタT11がOFFをする。
この場合には、トランジスタT12のゲート電圧を、第3
の実施例に示すトランジスタT9のゲート電圧よりも低
くすることができるので、このトランジスタT12を完全
にカットオフさせることができる。
【0093】したがって、この場合には、出力端子40
に「H」レベルの電圧として0Vを得ることができる。
これに対して、制御信号CLが「L」レベルで、制御信
号CL〔バー〕が「H」レベルの場合には、トランジス
タT1がOFFし、トランジスタT3がONし、トランジ
スタT1のソースが「L」レベルとなり、トランジスタ
T3のソースが「H」レベルとなる。
【0094】この結果、トランジスタT5がOFFし、ト
ランジスタT6がONし、トランジスタT6のドレイン
が「L」レベルとなり、トランジスタT11がOFFをす
る。また、トランジスタT8がOFFし、トランジスタT
9がONし、トランジスタT9のソースが「H」レベル
となり、トランジスタT11がONをする。この場合に
は、トランジスタT12のゲート電圧を、第3の実施例に
示すトランジスタT9のゲート電圧よりも高くすること
ができるので、このトランジスタT12のON状態を第3
の実施例に示すトランジスタT9よりも深くすることが
できる。
【0095】したがって、この場合には、出力端子40
に「L」レベルの電圧として−3Vよりも低い電圧を得
ることができる。このようにして本発明の第4の実施例
に係るレーザドライバによれば、出力端子40に「H」
レベルの電圧として0V、「L」レベルの電圧として、
−3Vよりも低い電圧が得られるので、第3の実施例の
レーザドライバ以上にMI−DFBレーザダイオード1
3の光変調器23を十分に駆動することができ、光出力
制御を精度良く行うことができる。
【0096】なお、ショットキー・ダイオードD4を削
除する場合には、出力端子40に「L」レベルの電圧と
して、より低い電圧が得られる。また、SCFL回路3
7の負荷抵抗R2をGaAsMESトランジスタに変
え、このトランジスタに外部からゲート電圧を与えるよ
うにすると、トランジスタのON抵抗値が可変補償さ
れ、出力端子40に得られる「H」レベルの電圧を外部
から制御することができる。
【0097】同様に、SCFL回路38の負荷抵抗R4
をGaAsMESトランジスタに変え、このトランジス
タに外部からゲート電圧を与えるようにすると、トラン
ジスタのON抵抗値が可変補償され、出力端子40に得
られる「L」レベルの電圧を外部から制御することがで
きる。 (5)第5の実施例 本発明の各実施例では、DFBレーザ発光素子22と光
変調器23を初めから共通の基板に集積化した光変調器
集積化発光素子を駆動する場合について説明をしたが、
図16(A)に示すように、レーザ電極(p側電極)22A
とGND電極(n側電極)とを有するDFBレーザ発光素
子22と、光変調用電極(p側電極)23AとGND電極
(n側電極)とを有する光変調器23とを別々に作成
し、その後、図16(B)に示すように、DFBレーザ発
光素子22と光変調器23とをn−InP基板21が共
通になるように2素子を接合し、GND電極(n側電極)
を電気的に共通に接続して本発明の各実施例に係るレー
ザ駆動回路によりレーザ光を変調しても良い。なお、レ
ーザ発光素子22のp側電極またはn側電極の一方は、
同じ極性の光変調器23の電極と電気的に共通に接続す
る。
【0098】このような光変調器集積化発光素子の場合
でも、レーザ駆動回路の補償回路によって光変調器23
に流れる電流のバイパス路の抵抗が変調信号に基づいて
自動調整されるため、該駆動信号の電圧レベルが一定に
補償されることとなり、光変調器23の変調電圧の
「H」レベル及び「L」レベルが最適化し、レーザ発光
素子22からの出力光が安定化する。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光変調器用
の駆動回路によれば、半導体光学変調器に流れる電流の
バイパス路の抵抗を光変調用信号に基づいて調整する補
償回路を備えているため、駆動信号が「H」(ハイ)レ
ベルの場合と、「L」(ロー)レベルの場合によって半
導体光学変調器に流れる電流が異なっていても、補償回
路によって、該駆動信号の電圧レベルが一定に補償され
るので、半導体光学変調器の光変調動作が安定になる。
【0100】本発明の第2の駆動回路によれば、半導体
光学変調器の光変調用の二値信号からなる制御信号を使
用して、駆動信号として、電圧差の大きい2個の電圧が
得られる。この結果、半導体光学変調器のモジュールを
駆動するに十分なハイレベル電圧及びローレベル電圧が
得られ、半導体光学変調器を高精度により光出力制御す
ることができる。
【0101】本発明の第3の駆動回路によれば、半導体
光学変調器の光変調用の第1及び第2の制御信号を使用
して、駆動信号として、第2の駆動回路以上に電圧差の
大きい2個の電圧が得られる。この結果、半導体光学変
調器のモジュールを駆動するに十分なハイレベル電圧及
びローレベル電圧が得られ、半導体光学変調器を高精度
により光出力制御することができる。
【0102】本発明の第4の駆動回路によれば、半導体
光学変調器の光変調用の第1及び第2の制御信号を使用
して、駆動信号として、第2及び第3の駆動回路以上に
電圧差の大きい2個の電圧が得られる。この結果、半導
体光学変調器のモジュールを駆動するに十分なハイレベ
ル電圧及びローレベル電圧が得られ、半導体光学変調器
を高精度により光出力制御することができる。
【0103】これにより、100km以上,2.5Gb
/sの伝送特性が期待される半導体光学変調器に対して
最適な駆動回路が提供され、長距離伝送・大容量の光通
信システムの信頼性の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光変調器用の駆動回路の原理図で
ある。
【図2】本発明に係る駆動回路の差動増幅器及び差動補
償回路の内部回路図である。
【図3】本発明の各実施例に係る駆動回路によって動作
される光変調器集積化発光素子の斜視図である。
【図4】本発明の各実施例に係る光変調器集積化発光素
子の等価回路図及びその駆動方法を説明する回路図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施例に係る光変調器集積化発
光素子の駆動回路の構成図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る駆動回路の動作
(SIN=「H」レベル時)を説明する等価回路図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施例に係る駆動回路の動作
(SIN=「L」レベル時)を説明する等価回路図であ
る。
【図8】本発明の第1の実施例に係る駆動回路の動作
(SIN=「H」→「L」レベル時)を説明する等価回路
図である。
【図9】本発明の第1の実施例に係る駆動回路の動作
(SIN=「L」→「H」レベル時)を説明する等価回路
図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係る光変調器集積化発
光素子の駆動回路の構成図である。
【図11】本発明の第2の実施例に係る駆動回路を集積化
したICと光変調器集積化発光素子とを接続した回路図
である。
【図12】本発明の第3の実施例に係る光変調器集積化発
光素子の駆動回路の構成図である。
【図13】本発明の第3の実施例に係る駆動回路を集積化
したICと光変調器集積化発光素子とを接続した回路図
である。
【図14】本発明の第4の実施例に係る光変調器集積化発
光素子の駆動回路の構成図である。
【図15】本発明の第4の実施例に係る駆動回路を集積化
したICと光変調器集積化発光素子とを接続した回路図
である。
【図16】本発明の第5の実施例に係る光変調器集積化発
光素子を駆動する方法の説明図である。
【図17】従来例に係る直接変調方式のレーザダイオード
の駆動回路及びその差動増幅器の構成図である。
【図18】従来例に係る駆動回路を光変調器集積化発光素
子の駆動に応用した構成図及びレーザダイオードと光変
調器集積化発光素子とのデバイス回路間電流の比較図で
ある。
【符号の説明】
11…出力回路(差動増幅器)、12…(補償回路)差
動補償回路、13…光変調器集積化発光素子、14…D
C電流源、15…レーザドライバ(レーザ駆動回路)、
22…半導体レーザダイオード(DFBレーザダイオー
ド)、23…半導体光学変調器(光変調器)、24,2
9,37,38…SCFL回路、25,30,31,3
5,36,…ソースフォロア回路、27…APC回路、
32,39…プッシュプル回路、RL…負荷素子、R0
…回路調整素子、T1〜T6…第1〜第6のトランジス
タ、VREF …基準電圧、VIB…第1のバイアス電圧、
VIP…第2のバイアス電圧、SIN…入力信号、Vm…
駆動信号(変調電圧)、Imod …デバイス回路間電流。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体層と反対導電型の半導
    体層とに挟まれた変調活性層を有し、どちらか一方の前
    記半導体層が、同じ導電型を有する半導体レーザダイオ
    ードの半導体層と電気的に共通される半導体光学変調器
    を駆動する回路であって、 外部から入力される光変調用信号に基づいて前記半導体
    光学変調器に駆動信号を出力する出力回路と、 前記出力回路の駆動信号によって前記半導体光学変調器
    に流れる電流のバイパス路の抵抗を前記光変調用信号に
    基づいて調整し、該駆動信号の電圧レベルを一定に補償
    する補償回路とを備えていることを特徴とする光変調器
    用の駆動回路。
  2. 【請求項2】 一導電型の半導体層と反対導電型の半導
    体層とに挟まれた変調活性層を有し、どちらか一方の前
    記半導体層が、同じ導電型を有する半導体レーザダイオ
    ードの半導体層と電気的に共通される半導体光学変調器
    を駆動する回路であって、 前記半導体光学変調器の光変調用の第1の制御信号と、
    前記第1の制御信号を反転した第2の制御信号に応じて
    差信号を出力する差動増幅器と、 前記差動増幅器からの差信号に応じて駆動信号を生成
    し、該駆動信号を前記半導体光学変調器に出力する出力
    回路とを備えていることを特徴とする駆動回路。
  3. 【請求項3】 一導電型の半導体層と反対導電型の半導
    体層とに挟まれた変調活性層を有し、どちらか一方の前
    記半導体層が、同じ導電型を有する半導体レーザダイオ
    ードの半導体層と電気的に共通される半導体光学変調器
    を駆動する回路であって、 前記半導体光学変調器の光変調用の第1の制御信号と、
    前記第1の制御信号を反転した第2の制御信号に応じて
    第1及び第2の差信号を出力する差動増幅器と、 前記差動増幅器からの第1の差信号に応じて非反転出力
    信号を出力する第1のソースフォロア回路と、 前記差動増幅器からの第2の差信号に応じて反転出力信
    号を出力する第2のソースフォロア回路と、 前記第1のソースフォロア回路からの非反転出力信号及
    び前記第2のソースフォロア回路からの反転出力信号に
    応じて駆動信号を生成し、該駆動信号を前記半導体光学
    変調器に出力するプッシュプル回路とを備えていること
    を特徴とする駆動回路。
  4. 【請求項4】 一導電型の半導体層と反対導電型の半導
    体層とに挟まれた変調活性層を有し、どちらか一方の前
    記半導体層が、同じ導電型を有する半導体レーザダイオ
    ードの半導体層と電気的に共通される半導体光学変調器
    を駆動する回路であって、 前記半導体光学変調器の光変調用の第1の制御信号に応
    じて非反転出力信号及び反転出力信号を出力する第1の
    ソースフォロア回路と、 前記第1の制御信号を反転した第2の制御信号に応じて
    非反転出力信号及び反転出力信号を出力する第2のソー
    スフォロア回路と、 前記第1及び第2のソースフォロア回路からの各々の非
    反転出力信号に応じて第1の出力電圧を出力する第1の
    差動増幅器と、 前記第1及び第2のソースフォロア回路からの各々の反
    転出力信号に応じて第2の出力電圧を出力する第2の差
    動増幅器と、 前記第1及び第2の差動増幅器からの第1及び第2の出
    力電圧に応じて駆動信号を生成し、該駆動信号を前記半
    導体光学変調器に出力するプッシュプル回路とを備えて
    いることを特徴とする駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記半導体光学変調器と、一導電型の半
    導体層と反対導電型の半導体層とに挟まれた活性層を有
    する半導体レーザダイオードとを共通の基板に集積化し
    た光変調器集積化発光素子の前記半導体光学変調器を駆
    動することを特徴とする請求項1、2、3及び4記載の
    いずれかの光変調器用の駆動回路。
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JP2007019561A (ja) * 2006-10-26 2007-01-25 Eudyna Devices Inc 光半導体装置及びその制御方法並びに光モジュール
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