JPH0854934A - 速度制御方法および位置決め装置 - Google Patents

速度制御方法および位置決め装置

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JPH0854934A
JPH0854934A JP6185717A JP18571794A JPH0854934A JP H0854934 A JPH0854934 A JP H0854934A JP 6185717 A JP6185717 A JP 6185717A JP 18571794 A JP18571794 A JP 18571794A JP H0854934 A JPH0854934 A JP H0854934A
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JP
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speed
profile
target
acceleration
equation
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JP6185717A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Ikeda
文昭 池田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

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  • Control Of Velocity Or Acceleration (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被移動体の任意の目標位置までの移動所要時
間を短縮する。 【構成】 光ディスクカートリッジ25が収納される複
数のセル15aを備えた収納棚15、光ディスク駆動装
置24、収納棚15と光ディスク駆動装置24との間に
おける光ディスクカートリッジ25の移動動作を行う搬
送機構16と、プーリ18と19の間に張架されたベル
ト17を介して搬送機構16を駆動するDCサーボモー
タ1とを含む光ディスクオートチェンジャ20におい
て、搬送機構16が光ディスクカートリッジ25を光デ
ィスク駆動装置24からセル15a(NO.n)まで搬送す
る場合、まず上位装置23から搬送命令が届き、論理回
路21が移動距離Lr を算出した後、速度が大きくなる
と加速度と減速度が小さくなるような目標速度プロファ
イルを設定し、この目標速度プロファイルに従って、出
発点から目標点までモータドライブ回路22がDCサー
ボモータ1を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、速度制御技術および位
置決め技術全般に関し、特に、たとえば光ディスク装置
におけるディスクオートチェンジャ等に用いられる位置
決め装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に光ディスク装置におけるディスク
オートチェンジャは、多数の光ディスクカートリッジが
連続的、規則的に配置された媒体収納棚(セル)から必
要なカートリッジを媒体搬送機構が自動的に取り出し、
光ディスク装置まで搬送して装填し、上記光ディスク装
置による再生/記録を実施した後、再び上記媒体搬送機
構により上記カートリッジを上記光ディスク装置から上
記媒体収納棚に戻す機能を有している。
【0003】上記搬送機構は、駆動源として、たとえば
DCサーボモータが用いられており、搬送時の速度制御
機構の代表例を図11に示す。すなわち、同図におい
て、201は上記搬送機構を移動させるDCサーボモー
タ、202はこのDCサーボモータ201の回転速度に
比例した電圧を出力するタコゼネレータ等からなる速度
検出器、203は一定時間毎に入力させるクロックパル
スにより、そのパルスの入力された時間に対応する目標
速度Vd(ディジタル値)を出力する速度テーブル、2
04はVdをディジタル値からアナログ値Vaに変換す
るD/A変換器、207はこのサーボ系の安定性を向上
させる位相補償回路、208はDCサーボモータ201
を駆動するパワーアンプ、209はこの搬送系の負荷を
示す。
【0004】次に、上記DCサーボモータ201の周辺
の駆動系回路の概要を図12に示す。この図12で図1
1と同一番号は同じものを表す。図12において、21
0はパワーアンプ208(図11)の出力電圧e、21
1はDCサーボモータ201の抵抗成分R、212はイ
ンダクタンス成分L、213はDCサーボモータ201
の回転に伴う逆起電力em 、214は摩擦抵抗トルクT
f を示す。この図12より、逆起電力は、
【0005】
【数1】
【0006】電圧関係式は、
【0007】
【数2】
【0008】トルク関係式は、
【0009】
【数3】
【0010】の関係式が成立する。通常、LとTf は小
さいため、無視できる場合が多いので、上記の第(2)
式と第(3)式は、
【0011】
【数4】
【0012】
【数5】
【0013】となる(ここで、Kb :誘起電圧定数、
θ:モータ回転角、i:モータ電流、T:モータ発生ト
ルク、J:負荷209の慣性モーメント、をそれぞれ示
す)。第(4)式より、
【0014】
【数6】
【0015】となり、第(1)式を第(6)式に代入す
ると、
【0016】
【数7】
【0017】となる。
【0018】パワーアンプ208の出力電圧eは制御
中、時々刻々変化するが、常にこの図12の回路の電源
電圧EP (図示は省略)を超えることはできない。すな
わち、e≦EP であり、これを第(7)式に代入する
と、
【0019】
【数8】
【0020】となる。
【0021】また、DCサーボモータ201の回転速度
dθ/dtと、速度検出器202により検出された現在
速度Vr (図11)とは比例関係にあるため、
【0022】
【数9】
【0023】となる。(C1 は定数) これを第(8)式に代入すると、
【0024】
【数10】
【0025】となる。
【0026】したがって、
【0027】
【数11】
【0028】が得られる。
【0029】この式は、図4のように「(A)現在速度
r が大きくなれば逆起電力em が大きくなるために、
モータの最大電流(i)max が小さくなる」ことを意味
している。
【0030】現在位置の加速度をαr とすると、第
(9)式より、
【0031】
【数12】
【0032】
【数13】
【0033】となる。
【0034】これを第(5)式に代入して、
【0035】
【数14】
【0036】
【数15】
【0037】となる。
【0038】よって、
【0039】
【数16】
【0040】が成立する。
【0041】したがって、第(11)式と第(16)式
より、「(B)現在速度Vr が大きくなるほど、モータ
により達成可能な加速度は小さくなる」ことが判る。
【0042】さて、従来の搬送機構の目標速度プロファ
イル(目標位置までの速度軌跡の目標プロファイル)
は、たとえば、日刊工業新聞社、1986年10月発
行、安川電機製作所編「メカトロニクスのサーボ技術入
門」第VII章サーボの応用例P174,P175の図
VII・7・6、にその形状が記載されているように、
最初は、一定の加速度(αa ) で加速し、最高速度V
max に到達した後はある時間等速で移動し、その後、一
定の減速度(αd )で減速する台形の形状をなしている
(図6)。したがって、上記の第(16)式および
(B)で記載した内容を考慮すると、速度プロファイル
の加速度と減速度は、
【0043】
【数17】
【0044】となり、α0 はVr が大きくなるほど小さ
くなるため最高速度時(Vr =Vmax)が最も小さく
(α0 =C3 (Ep −C2 max )/R≡α0min)な
る。よってαa とαd は図5のようにα0minより小さく
する必要がある。
【0045】すなわち、従来の搬送系は最高速度時の大
きな逆起電力em によりモータ電流が小さくなり、それ
から得られる加速度/減速度も小さくなるため、目標台
形速度プロファイルの加速・減速部が各々一定勾配の直
線であるので、目標加速度/減速度(αa /αd )を小
さくせざるを得なかった。
【0046】
【発明が解決しようとする課題】従来の搬送系において
は、上記したように目標速度プロファイルの加速度/減
速度を最高速度時の大きな逆起電力により低下するモー
タ電流から得られる小さな値(α0min)にまで制限せざ
るをえなかった。すなわち、低速時(Vr ≪Vma x )に
は、逆起電力em が最高速度近辺に比べて小さく、モー
タ電流が大きくなるために、モータにより達成可能な加
速度/減速度が大きくなるので、もっと低速時の目標加
速度を大きくできる(α0 ≫α0min)にもかかわらず、
目標プロファイルの台形形状の制限により小さな加速度
α0min以下に均一に設定されてしまった。
【0047】したがって、低速時の加速度を最高速度の
近辺の加速度よりも大きくする場合と比べて、目標位置
への移動時間が余分にかかるという問題があった。
【0048】本発明の目的は、被移動体の任意の目標位
置までの移動所要時間を短縮することが可能な速度制御
技術を提供することにある。
【0049】本発明の目的は、被移動体の任意の目標位
置までの移動所要時間を短縮することが可能な位置決め
技術を提供することにある。
【0050】
【課題を解決するための手段】本発明では、目標速度プ
ロファイルを次のように改善した。
【0051】すなわち、図7のように最高速度Vmax
辺の加速度はα0min(図5参照)以下にし、速度が小さ
くなるにつれて、第(17)式の関係にしたがって連続
的に加速度と減速度が大きくなり、速度0の時に加速度
がα0max以下になるような曲線とした(図8のCr5)。
また、同様の加速/減速特性を持つように、加速部およ
び減速部の各々を複数段の折れ線(2段の場合は図9の
Cr6 、3段以上の場合は図10のCr8)となるように
構成した。
【0052】
【作用】本発明によれば、低速時の加速度と減速度を高
速時の加速度と減速度よりも大きくできるので、所望の
目標位置までの移動所要時間を短縮することができる。
【0053】すなわち、図8において、従来の制御技術
の場合の速度制御のプロファイルCr4と本発明の場合の
プロファイルCr5の各々によって囲まれる図形の面積
は、目標位置までの距離を意味しており、同一の目標位
置に移動させる場合、両者で同じになるが、加速部およ
び減速部における本発明の場合のプロファイルCr5はよ
り凸形であるため、加速部および減速部における面積が
大きくなり、最高速度までの到達時間および停止までの
減速の所要時間が少なくなり、最高速度が等しい場合、
その分だけ、従来の場合よりも、プロファイルの全体が
図の左側にシフトすることとなり、目標位置までの所要
時間を従来よりも短縮することができることが判る(T
N <TP )。
【0054】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0055】図1は本発明の一実施例である速度制御方
法および位置決め装置の一例を示す概念図であり、図2
は、その制御系の構成の一例を示す概念図、図3は、そ
の作用の一例を示すフローチャートである。
【0056】本実施例では、位置決め装置の一例とし
て、光ディスクオートチェンジャ20に適用した場合を
例に採って説明する。
【0057】図1において、15は複数の光ディスクカ
ートリッジ25を個別に積載収納する複数のセル15a
(NO.1〜NO.n,・・・)を備えた収納棚、16は光ディ
スクカートリッジ25の搬送機構、17はDCサーボモ
ータ1により駆動され、搬送機構16を上下に駆動する
ベルト、18と19はベルト17が張架されるプーリ、
21は光ディスクオートチェンジャ20の制御を司る論
理回路、22はDCサーボモータ1を駆動するモータド
ライブ回路、23は光ディスクオートチェンジャ20の
上位装置、24は光ディスクカートリッジ25内の光デ
ィスクを記録・再生する光ディスク駆動装置、26は搬
送機構16の上下運動をリニアベアリング(図は省略)
等で支承するガイドポストである。
【0058】図2に例示されるように、論理回路21
は、後述のような目標速度プロファイルが記憶される目
標速度テーブル3(図2)を備えており、一定時間毎に
入力させるクロックパルスにより、そのパルスの入力さ
れた時間tに対応する目標速度Vd(ディジタル値)を
出力する機能を含む。
【0059】モータドライブ回路22は、論理回路21
から与えられる目標速度Vdをディジタル値からアナロ
グ値Vaに変換するD/A変換器4、サーボ系の安定性
を向上させる位相補償回路7、DCサーボモータ1を駆
動するパワーアンプ8を備えており、プーリ18、ベル
ト17を介して搬送機構16(負荷)を駆動するDCサ
ーボモータ1の速度検出器2からの現在速度Vr を帰還
入力とする閉ループ制御によって搬送機構16の移動動
作を制御する。
【0060】また、特に、図示しないが、たとえばDC
サーボモータ1に設けられたロータリエンコーダや、搬
送機構16を案内するガイドポスト26に設けられたリ
ニアセンサ等により、搬送機構16の現在位置を検出す
ることができる構成となっている。
【0061】本実施例の場合、論理回路21における目
標速度テーブル3に設定される目標速度プロファイルと
しては、図7で示すような加速度・減速度が第(17)
式の関係にしたがって、速度が大きくなるにつれて連続
的に小さくなるプロファイル(第1の実施例)を採用す
る。この時、αa ,αd <α0 =C3 (Ep −C
2 r )/Rとする必要があり、
【0062】
【数18】
【0063】
【数19】
【0064】αa は速度プロファイルの加速度(=
α)、Vr は速度(=V)であり、α=dV/dtであ
るから、第(18)式は、
【0065】
【数20】
【0066】とすることができ、この式はさらに、
【0067】
【数21】
【0068】と変形できる。
【0069】この式はVのtに関する一次微分方程式で
あり、これを解くと、
【0070】
【数22】
【0071】の解が得られる。
【0072】次に、この速度プロファイルの加速が終わ
って等速部が始まる時間t1 を求める。上記第(22)
式にt=t1 、V=Vmax を代入すると、
【0073】
【数23】
【0074】が得られる。この式からt1 を求めると、
【0075】
【数24】
【0076】となる。
【0077】次に、加速時に移動する距離La を求め
る。
【0078】
【数25】
【0079】また、減速時に移動する距離Ld は第(2
5)式中のC4 をC5 (>C2 )に置き換えれば求ま
り、
【0080】
【数26】
【0081】となる。
【0082】したがって、最大移動距離をLs とする
と、最高速度Vmax で移動する時間t2 は、
【0083】
【数27】
【0084】となる。
【0085】また、減速に要する時間t3 は第(24)
式中のC4 をC5 に置き換えればよく、
【0086】
【数28】
【0087】として得られる。
【0088】したがって、Ls 、Vmax が与えられれ
ば、C4 とC5 を適切に決定することにより、第(2
2),(24),(27),(28)式から最大ストロークの
速度プロファイルを一義的に設計できる。
【0089】さて、次に最大ストロークLs より小さい
移動距離Lr が任意に与えられた時にそれに対応する目
標速度プロファイルをどのように決定するのかについて
説明する。
【0090】まず、図7の加速部αa のプロファイルに
したがってVmax まで加速した後、曲線Cr0(αd と同
一形状)にしたがってすぐに減速する場合(Vmax の等
速部なし)の移動時間t0 と移動距離L0 について求め
る。
【0091】加速部の所要時間はt1 、減速部の所要時
間はt3 であるから、 t=t1 +t3 となる。
【0092】次に、与えられた移動距離Lr がL0 より
も大きい時(図7の曲線Cr1の場合)には、Vmax の等
速部分が存在し、その等速移動時間をt4 とすると、第
(27)式のLs をLr に置き換えて、
【0093】
【数29】
【0094】となる。
【0095】一方、Lr がL0 よりも小さい時(図7の
r3の場合)には、予め速度プロファイルの頂点の速度
5 をパラメータとして、加速時間t5 と移動距離Lr
をそれぞれ下記の如く求めておく。すなわち、第(2
4)式中のVmax をV5 に置き換えることにより、
【0096】
【数30】
【0097】として得られる。
【0098】また、加速距離La ′と減速距離Ld ′は
第(25)式と第(26)式中のVmax をV5 に置き換
えることにより、
【0099】
【数31】
【0100】
【数32】
【0101】よって、
【0102】
【数33】
【0103】したがって、V5 を0<V5 <Vmax の範
囲で必要十分な点数だけ可変させた値に対するLr とT
5 (Lr ,T5 )を上記第(31)式〜第(33)式と
第(30)式により求めてテーブルとして記憶しておけ
ば、Lr が与えられればこのテーブルによりt5 が求ま
り、速度プロファイルは一義的に決定できる。
【0104】さて、次に本実施例の動作について説明す
る。
【0105】まず、最初は搬送機構16が光ディスク駆
動装置24の前に位置付いていたとし、次に上位装置2
3から光ディスク駆動装置24に装填されている光ディ
スクカートリッジ25を収納棚15のセル15a(NO.
n)まで搬送する命令が論理回路21に対して発せられ
たとすると(ステップ101)、論理回路21は移動す
べき距離Lr を算出し(ステップ102)、上述した手
順により、図7の速度プロファイルを決定し(ステップ
103)、図2の目標速度テーブル3に記憶する(ステ
ップ104)。その後、搬送機構16は光ディスク駆動
装置24から排出された光ディスクカートリッジ25を
引き抜く。
【0106】次に、論理回路21内の目標速度テーブル
3からモータドライブ回路22に対して目標速度Vが逐
次出力されて行き(ステップ105)、それがD/A変
換器4によりアナログ値Va に変換され、これから速度
検出器2により検出された現在速度Vr を減じて速度偏
差ΔVが求まる。このΔVが位相補償回路7およびパワ
ーアンプ8を経由して駆動電圧e(伝達関数はE)とな
り、DCサーボモータ1を駆動する。この動作を目標位
置に到達するまで繰り返す(ステップ106)。これに
より搬送機構16はDCサーボモータ1からプーリ18
とベルト17を経由して駆動され、図7の速度プロファ
イルに従った速度で上方向に移動し、収納棚15の目的
のセル15a(NO.n)に到達する。
【0107】本実施例によれば、図8のプロファイルC
r5のように、従来(Cr4)と比較して、加速部では、移
動開始の初期には従来の加速度α2 よりも大きく、速度
が大きくなるに従って加速度が徐々に小さくなり、等速
部分に移行する直前で当該加速度α2 に等しい加速度α
1 になるような滑らかな凸形のプロファイルを持ち、同
様に減速部では、減速開始部で従来の減速度α3 にほぼ
等しい減速度α4 を持ち、以降、停止までは減速度が徐
々に大きくなるような滑らかな凸形のプロファイルを持
つため、加速度と減速度を従来よりも大きくでき、移動
に要する時間を短く(TN <TP )することができる。
【0108】さらに、他の実施例として、目標速度プロ
ファイルの加速部と減速部を、それぞれ図9の折れ線C
r6(加速度αa1,αa2:減速度αd2,αd1)のように2
段にした場合(第2の実施例)や、図10の折れ線Cr8
(加速度αa1〜αan:減速度αdn〜αd1)に例示される
ような3段以上にした場合(第3の実施例)等のよう
に、複数段で構成する場合が考えられる。
【0109】この第2,第3の実施例によれば、第1の
実施例よりもより容易・簡便に速度プロファイルを作成
することができ、従来よりも同一距離を移動するのに要
する時間を短く(T1 <T2 ,T3 <T4 )することが
できる。
【0110】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0111】たとえば、モータとしては上記実施例にお
いて例示したDCサーボモータ等に限らずACサーボモ
ータ等を用いる制御系であってもよく、適用技術分野も
光ディスクオートチェンジャのみに限定されない。
【0112】
【発明の効果】本発明の速度制御方法および位置決め装
置によれば、被移動体の任意の目標位置までの移動所要
時間を短縮することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光ディスクオートチェ
ンジャの速度制御方法および位置決め装置の一例を示す
概念図である。
【図2】本発明の一実施例である速度制御方法および位
置決め装置の制御系の構成の一例を示す概念図である。
【図3】本発明の一実施例である速度制御方法および位
置決め装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】モータの最大電流と搬送系の現在速度との関係
の一例を示す線図である。
【図5】従来技術における台形速度プロファイルの加速
度と減速度のとりうる領域の一例を示す線図である。
【図6】従来技術における速度プロファイルの形状の一
例を示す線図である。
【図7】本発明の一実施例である速度制御方法および位
置決め装置における速度制御プロファイルの形状の一例
を示す線図である。
【図8】本発明の一実施例である速度制御方法および位
置決め装置における速度制御プロファイルの形状の一例
を従来技術の場合と対比して示す線図である。
【図9】本発明の一実施例である速度制御方法および位
置決め装置における速度制御プロファイルの形状の一例
を従来技術の場合と対比して示す線図である。
【図10】本発明の一実施例である速度制御方法および
位置決め装置における速度制御プロファイルの形状の一
例を従来技術の場合と対比して示す線図である。
【図11】従来の速度制御系の構成の一例を示す概念図
である。
【図12】従来の速度制御系および位置決め装置におけ
るDCサーボモータの周辺の駆動系の構成の一例を示す
回路図である。
【符号の説明】
1・・・DCサーボモータ(モータ)、2・・・速度検
出器、3・・・目標速度テーブル、4・・・D/A変換
器、7・・・位相補償回路、8・・・パワーアンプ、1
5・・・収納棚、15a・・・セル、16・・・搬送機
構(被移動体)、17・・・ベルト、18,19・・・
プーリ、20・・・光ディスクオートチェンジャ、21
・・・論理回路、22・・・モータドライブ回路、23
・・・上位装置、24・・・光ディスク駆動装置、25
・・・光ディスクカートリッジ、26・・・ガイドポス
ト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより所定の移動座標を移動され
    る被移動体の速度を目標速度に従って制御する速度制御
    方法であって、前記目標速度は、加速部では、速度が大
    きくなるのに従って勾配が徐々に連続的に小さくなるよ
    うな第1の凸形のプロファイルを成し、減速部では、速
    度が小さくなるのに従って勾配が徐々に連続的に大きく
    なるような第2の凸形のプロファイルを成すことを特徴
    とする速度制御方法。
  2. 【請求項2】 前記目標速度において、前記加速部は速
    度が大きくなるのに従って勾配が段階的に小さくなるよ
    うな第1の複数段の折れ線から構成されて加速部全体で
    第1の凸形のプロファイルを成し、前記減速部は速度が
    小さくなるのに従って勾配が段階的に大きくなるような
    第2の複数段の折れ線から構成されて減速部全体で第2
    の凸形のプロファイルを成すことを特徴とする請求項1
    記載の速度制御方法。
  3. 【請求項3】 所定の移動座標を移動される被移動体
    と、この被移動体を移動させるモータと、前記被移動体
    の速度を検出する速度検出器と、前記被移動体が移動す
    べき距離に応じて設定される目標速度プロファイルを記
    憶した目標速度テーブルからなり、前記目標速度テーブ
    ルから出力される目標速度を目標値とし、前記速度検出
    器により検出される現在速度をフィードバック量として
    前記被移動体の位置決め制御を行う位置決め装置であっ
    て、前記目標速度プロファイルの加速部は、速度が大き
    くなるのに従って勾配が徐々に連続的に小さくなるよう
    な第1の凸形のプロファイルを成し、減速部は速度が小
    さくなるのに従って勾配が徐々に連続的に大きくなるよ
    うな第2の凸形のプロファイルを成すことを特徴とする
    位置決め装置。
  4. 【請求項4】 前記目標速度テーブルに記憶された前記
    目標速度プロファイルにおいて、前記加速部は速度が大
    きくなるのに従って勾配が段階的に小さくなるような第
    1の複数段の折れ線から構成されて加速部全体で第1の
    凸形のプロファイルを成し、前記減速部は速度が小さく
    なるのに従って勾配が段階的に大きくなるような第2の
    複数段の折れ線から構成されて減速部全体で第2の凸形
    のプロファイルを成すことを特徴とする請求項3記載の
    位置決め装置。
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