JPH085465Y2 - 小動物眼底写真撮影用カメラ固定台 - Google Patents

小動物眼底写真撮影用カメラ固定台

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JPH085465Y2
JPH085465Y2 JP1990127718U JP12771890U JPH085465Y2 JP H085465 Y2 JPH085465 Y2 JP H085465Y2 JP 1990127718 U JP1990127718 U JP 1990127718U JP 12771890 U JP12771890 U JP 12771890U JP H085465 Y2 JPH085465 Y2 JP H085465Y2
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JP
Japan
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small animal
camera
fundus
top plate
animal
Prior art date
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JP1990127718U
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JPH0485334U (ja
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巖美 増子
英司 小川
寿彦 郷間
勝紀 葭葉
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本案は小動物の眼底写真撮影において、眼底カメラを
固定するための小動物眼底写真撮影用カメラ固定台に関
するものである。
(従来の技術) 眼底写真は、眼疾患の診断のみならず、内科疾患の診
断に広く用いられる診断技術手法の1つである。近年、
医薬品の開発研究においても、動物に薬剤を投与し、こ
の薬剤の安全性や毒性を研究する上で眼底写真を撮影す
ることが増えてきている。
眼底写真撮影は本来、人を対象に研究が進められたた
め、撮影用の機材はすべて、人にあわせた設計となって
おり、動物、特に実験用の小動物には適していないのが
現状である。人の眼底撮影は、眼球にレンズが接近し
て、瞳孔の奥にある眼底を正確に撮影するために種々の
工夫がなされている。
眼底カメラとしては、蒲山久夫著眼底写真図鑑(鳳鳴
堂書店、昭和55年)3頁に解説されているように固定式
と手持式の2種類のカメラが使用されている。
固定式は、人の体にあわせたもので、人以外の動物に
は適しておらず、動物実験では、もっぱら手持式カメラ
が採用されている。
動物実験ではサルや猫、犬などの中型動物では、被験
動物を専用の固定装置に固定し、手持式カメラにより眼
底を撮影する。小動物では2人一組で、一人が両手で被
験動物を保持し、この被験動物の眼球に手持式カメラの
レンズを接近させ、ピントを調節して、撮影する。これ
らの手技は毒性試験の一般方法として、例えばリアライ
ズ社刊「新毒性試験法」などに開示されている。
(考案が解決しようとする課題) 小動物の眼底写真の撮影にあたっては、第3図に示す
ように、ラット(2)などを保持する者が眼球を露出さ
せ、この眼球に撮影者がカメラのレンズ筒(1)先端を
近づけ、焦点を眼底にあわせ、シャッターを切る。しか
し、小動物の動きを抑制して撮影者がピントあわせを迅
速に行うには、ラット保持者と撮影者の両者の熟練が必
要である。このため、毒性試験など一度に数100匹以上
のマウスやラットの眼底を撮影する場合は、失敗も多
く、熟練度の低い撮影者の場合、目的に合った写真は10
%を割ることもあった。このため、小動物の眼底写真を
効率よく行うための動物の保持方法とカメラのピントあ
わせを迅速にかつ正確に行うことが希求されていた。
本考案においては、このため撮影の効率を改善するた
め、カメラの固定と動物の保持を簡便に行うための撮影
用カメラの固定台を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 小動物、特にラット、マウスは、犬や猫に比し眼球も
瞳孔も小さいため、多少の動きもすぐにカメラの視野か
らはずれたり、ピントの移動の原因となる。これを防止
するためには第3図に示す撮影状態において、眼球とレ
ンズ筒(1)間の距離lを変動させないようにすること
が必要である。このためには、カメラの固定と動物の保
持を確実に行う機能を有する小動物撮影用カメラ固定台
を使用することで解決できる。
その解決手段としての小動物撮影用カメラ固定台(以
下固定台という)は次のような構成を有するものであ
る。
すなわち、天板と側板から構成され、小動物を保持で
きる大きさに形成されたカメラ固定台であって、該天板
は四辺形であって、その三辺に左右側板及び傾斜した奥
側板を設け、他の一辺を開口部とし、該天板に眼底カメ
ラのレンズ筒を臨ませることのできる窓孔を設け、該開
口部は、該窓孔に小動物の眼が対向するように小動物を
保持した手が挿入しうるように形成したことを特徴とす
る小動物眼底写真撮影用カメラ固定台であり、天板、側
板が透明の合成樹脂で作られた固定台である。
(作用) 側板の開口部から固定台内に小動物を保持した手を挿
入して小動物の前後左右への動きを抑制しながら小動物
の眼を天板の窓孔に対向させ、窓孔に取付けた眼底カメ
ラのレンズと小動物の眼との距離を一定に保ちつつ小動
物の眼底写真を撮影するものである。
(実施例) 以下、図面に示す実施例にしたがって、本案を更に説
明する。
第2図は固定台の全体を示す斜面図であって、天板
(3)は四辺形をなし、その三辺に奥側板(4)、左右
側板(5)(6)が設けられ、一辺が開口(7)してい
る。以上のような固定台の本体は透明合成樹脂で一体成
形されている。このように透明な合成樹脂で成形すると
外部から固定台に挿入した小動物の位置が確認できる。
(8)は眼底カメラ(9)のレンズ筒(10)の取付用
窓孔であり、周囲が透明樹脂板(11)で補強されてい
る。図示の奥側板(4)はゆるやかな傾斜面となってお
り、小動物が保持状態から解放された場合、奥に行くに
したがい天部が低くなり、容易につかまえることができ
るようになっている。
開口部(7)の高さは、例えば側板の高さを調節する
構造を採用すること等により撮影しようとする小動物と
保持者の位置に応じて適宜かえることができる。通常は
20〜30cmの高さが適当である。
又、マウス、ラットにより体高が異なるため、レンズ
との距離lを最適にするための別の台を固定台の中に挿
入することもできる。
第1図の眼底カメラは手持式カメラであって、レンズ
筒(10)を窓孔(8)にあてがい、額当て(13)とでカ
メラを固定台に取付けたものを示しているが、これだけ
で固定が不完全であるとき額当て(13)と対称的な透明
樹脂板(11)とカメラ(9)の本体下面との間に支台を
挿入して確実なものとすることができる。これによって
レンズ筒(1)と小動物(2)の眼との間の距離lを一
定のものとすることができ、ピントのずれはなくなる。
本案は以上の如く構成されているので、第1図に示す
ように手持式カメラ(9)を天板に載せ、小動物を保持
して開口部(7)より固定台中に挿入し、小動物の眼を
透孔(8)に対向させてカメラのファインダーの位置に
よりピント及び視野を合わせ撮影を行う。
しかして、固定台を透明なものとすることにより動物
に余分のストレスをかけず保持できるのみならず、小動
物の前後、左右への動きを抑制することができる。又、
カメラのファインダーを覗きながら位置の微調整ができ
る。
本案の使用により、撮影の成功率は95%以上に改善さ
れ、又撮影速度は従来2人で100匹の撮影に8時間以上
かかっていたものが3〜4時間に短縮できた。
又、カメラのシャッターを足踏式にする等によって1
人での操作が可能になり、作業が効率的となる。
(考案の効果) 本案のものによれば、眼底カメラを固定台にセットし
て小動物の眼底を撮影ができるもので、カメラと小動物
の距離を一定に合わせることが簡単となる。
又、固定台もカメラも可搬式であるから、随時設置位
置を変えて撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案固定台の使用状態を示す斜視図、 第2図は本案固定台の斜面図、 第3図は小動物を保持した状態のレンズ筒との相対関係
を示す説明図である。 (3)……天板 (4)……奥側板 (5)(6)……左右側板 (7)……開口部 (8)……窓孔 (9)……カメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭47−9426(JP,U) 実開 昭54−141939(JP,U) 実開 昭63−96547(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板と側板から構成され、小動物を保持で
    きる大きさに形成されたカメラ固定台であって、該天板
    は四辺形であって、その三辺に左右側板及び傾斜した奥
    側板を設け、他の一辺を開口部とし、該天板に眼底カメ
    ラのレンズ筒を臨ませることのできる窓孔を設け、該開
    口部は、該窓孔に小動物の眼が対向するように小動物を
    保持した手が挿入しうるように形成したことを特徴とす
    る小動物眼底写真撮影用カメラ固定台。
  2. 【請求項2】天板、側板が透明の合成樹脂である請求項
    1記載の小動物眼底写真撮影用カメラ固定台。
JP1990127718U 1990-11-30 1990-11-30 小動物眼底写真撮影用カメラ固定台 Expired - Lifetime JPH085465Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990127718U JPH085465Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 小動物眼底写真撮影用カメラ固定台

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990127718U JPH085465Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 小動物眼底写真撮影用カメラ固定台

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Publication Number Publication Date
JPH0485334U JPH0485334U (ja) 1992-07-24
JPH085465Y2 true JPH085465Y2 (ja) 1996-02-14

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ID=31875206

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990127718U Expired - Lifetime JPH085465Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 小動物眼底写真撮影用カメラ固定台

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5255932B2 (ja) * 2008-07-08 2013-08-07 株式会社ニューオプト 小動物用瞳孔撮像装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS479426U (ja) * 1971-02-23 1972-10-04
JPS54141939U (ja) * 1978-03-27 1979-10-02
JPS6396547U (ja) * 1986-12-12 1988-06-22

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JPH0485334U (ja) 1992-07-24

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