JPH0854335A - 表面処理皮膜の付着力測定装置 - Google Patents

表面処理皮膜の付着力測定装置

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JPH0854335A
JPH0854335A JP19149294A JP19149294A JPH0854335A JP H0854335 A JPH0854335 A JP H0854335A JP 19149294 A JP19149294 A JP 19149294A JP 19149294 A JP19149294 A JP 19149294A JP H0854335 A JPH0854335 A JP H0854335A
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JP
Japan
Prior art keywords
film
adhesive force
measured
measuring
treated film
Prior art date
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Pending
Application number
JP19149294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzo Kawahara
雄三 川原
Koji Sasaki
宏二 佐々木
Minoru Ike
稔 池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0854335A publication Critical patent/JPH0854335A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面処理皮膜の付着力を現場で迅速、容易に
測定可能とした測定装置を提供する。 【構成】 この測定装置は、支持台5とこれに取付けら
れた油圧シリンダ6、この油圧シリンダ6に連結された
引張アーム4及び引張部材3を具えている。また、油圧
シリンダ6には置針圧力計7を具えた連結ホース8によ
って油圧ポンプ9が連結されている。被測定物14に形
成された表面処理皮膜10の付着力を測定するには、そ
の皮膜10上に接着剤1によって密着部材2を接着し、
この密着部材2と引張部材3を螺合させて連結し、油圧
シリンダ6を作動させて皮膜を引き剥がす。そのときの
最大引張力が置針圧力計7で読みとれ、皮膜の付着力が
測定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種製品の表面に施工さ
れている溶射皮膜等の表面処理皮膜の付着力測定に適用
される測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の装置部材に施工してある溶射等に
よる表面処理皮膜の付着力を測定するためには、従来は
測定対象部の一部を現場にて切断し、実験室に持ち帰っ
て試験を行わざるを得なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したように皮膜付
着力を測定する従来のやり方には下記の不具合があっ
た。 (1)測定を行う為には、皮膜をつけた装置部材に対し
部分的な抜き取り工事、復旧工事を行うなどが必要なた
め、付帯工事を合せて時間、コストが多くかかる。 (2)測定対象部を実験室に持ち帰った場合は、その測
定対象部を暫く放置しておくと皮膜性状が変化するケー
スがあった。
【0004】本発明は、表面処理皮膜の付着力を現場で
迅速、容易に測定可能とした測定装置を提供することを
課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、被測定物の表
面処理皮膜を引き剥がして、皮膜が剥がれた時の最大引
張力を測定して、皮膜の付着力を測定する装置における
前記課題を解決するため、被測定物上の表面処理皮膜に
接着された密着部材に連結可能な引張部材と、この引張
部材を引張るための油圧シリンダと、この油圧シリンダ
を保持し前記被測定物に取り合う脚部を有する支持台
と、表面処理皮膜を引き剥がしたときの最大引張力を測
定するための油圧計とで構成した表面処理皮膜の付着力
測定装置を提供する。
【0006】表面処理皮膜に接着する密着部材として
は、例えばナット状に係合ネジを形成したものとするこ
とができる。そして本発明による測定装置の引張部材と
しては、前記した密着部材の係合ネジに係合可能なネジ
をもつボルト状の部材とすることができる。
【0007】或いは、引張部材と密着部材をピンで連結
する構成としてもよい。引張部材と、これを引張る油圧
シリンダの間はアームで連結した構成とすることができ
る。
【0008】
【作用】本発明による測定装置は前記した構成を有して
いるので、被測定物上の表面処理皮膜において付着力測
定を行いたい所要個所に強力接着剤を用いて必要数の密
着部材を接着しておく。そして被測定物上に本発明によ
る付着力測定装置の支持台をその脚部で支持して載置し
たのち、皮膜上に接着された密着部材と引張部材を連結
する。
【0009】その引張部材を油圧シリンダによって引張
ってその部分の表面処理皮膜を引き剥がしそのときの最
大引張力を油圧計で読みとる。このようにして本発明の
測定装置によれば被測定物上に形成された表面処理皮膜
の付着力を現場で迅速に測定することが出来る。本発明
による装置は全体的に小型・軽量とすることができるの
でどこへでも容易に運搬が可能である。
【0010】また、本発明による測定装置では、引張力
の負荷に油圧シリンダを使用しており、容易に大荷重の
負荷をかけることが可能であるとともに油圧計がセット
されており、最大引張力を迅速に読みとることができ
る。
【0011】このように本発明による測定装置を用い
て、被測定物上の表面処理皮膜にあらかじめ接着されて
いる密着部材に対し測定装置の引張部材を連結しては引
き剥がしを行い、1台の装置で付着力測定を迅速に連続
して行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明による付着力測定装置を図示し
た一実施例に基づいて具体的に説明する。なお、以下説
明する実施例は、チューブ状の被測定物表面に形成され
た表面処理皮膜の付着力測定を行うのに用いるように構
成した場合の例である。
【0013】図1に示すように、この測定装置は、チュ
ーブ状の被測定物14の表面形状に合わせた形の脚部を
もつ支持台5を具えている。支持台5には油圧シリンダ
6が取付けられており、この油圧シリンダ6にはその引
張力を伝える引張アーム4がネジで取付けられている。
引張アーム4にはボルト状の引張部材3が図示したよう
に係合されている。
【0014】2は、測定装置とは別体の密着部材で、こ
の密着部材2は、被測定物14上の表面処理皮膜10に
強力接着剤1で接着される。密着部材2は、ボルト状の
引張部材3のネジ部分と螺合可能なネジが形成されたナ
ット状の構造をしている。
【0015】油圧シリンダ6には連結ホース8によって
駆動用の油圧ポンプ9が連絡されている。連結ホース8
には油圧シリンダ6に働く油圧を示す置針圧力計7が介
在され、これによって油圧シリンダ6に生じた最大引張
力を検知可能になっている。
【0016】以上のように構成された図1の装置による
被測定物14上の表面処理皮膜10の付着力測定は次の
ように行うことができる。まず、図1に示すように、チ
ューブ状の被測定物14の表面に形成された皮膜10上
に密着部材2を強力接着剤1で密着させて接着する。
【0017】この接着を十分に行わせたのち、被測定物
14の形状に合わせて形成された脚部をもつ支持台5を
被測定物14上に載せることによって測定装置本体を被
測定物14上に配置する。そして皮膜上に接着されてい
る密着部材2に引張部材3を連結する。その後、引張部
材3の頭の部分と引張アーム4とを連結する。
【0018】引張作業は、油圧ホンプ9及び油圧シリン
ダ6を用いて行われ、引張部材3を油圧シリンダ6によ
り引張ることで表面処理皮膜を剥がす。皮膜が剥がれた
ときの最大引張力を連結ホース8の中間部に設置した置
針圧力計7から読み取り、剥がされた皮膜の付着力を求
める。このようにして、被測定物14上の皮膜に接着さ
れた密着部材2を順次本装置で引張って皮膜を引き剥が
しその付着力を迅速に測定することができる。
【0019】以上、本発明を図示した実施例に基づいて
具体的に説明したが、本発明がこれらの実施例に限定さ
れず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その具体
的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもな
い。
【0020】例えば、上記実施例ではチューブ状の被測
定物14上に形成された表面処理皮膜の付着力測定に用
いるように構成した装置について説明したが、板状等他
の形状物に対しても密着部材2及び支持台5の脚部の形
状を修正して容易に適用可能である。
【0021】また、図示した装置では、密着部材2をナ
ットの形にすると共に引張部材3をボルトの形に構成し
たが、密着部材2と引張部材3をネジでなくピンで連結
する構成にするなど適宜の連結手段を用いてよい。
【0022】
【発明の効果】以上具体的に説明したように、本発明の
装置を使用することにより従来行なってきた表面処理皮
膜の付着力測定のための現場における取り外し、復旧工
事等が必要なくなり、迅速、容易に現場で皮膜の付着力
を測定できるため低コストとなるばかりでなく、皮膜性
状を変化させることなく正確な測定値を採取可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る表面処理皮膜付着力測
定装置の縦断面図。
【符号の説明】
1 強力接着剤 2 密着部材 3 引張部材 4 引張アーム 5 支持台 6 油圧シリンダ 7 置針圧力計 8 連結ホース 9 油圧ポンプ 10 表面処理皮膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物上の表面処理皮膜に接着された
    密着部材に連結可能な引張部材と、該引張部材を引張る
    ための油圧シリンダと、該油圧シリンダを保持し前記被
    測定物に取り合う脚部を有する支持台と、前記表面処理
    皮膜を引き剥がしたときの最大引張力を測定するための
    油圧計とで構成したことを特徴とする表面処理皮膜の付
    着力測定装置。
JP19149294A 1994-08-15 1994-08-15 表面処理皮膜の付着力測定装置 Pending JPH0854335A (ja)

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JP19149294A JPH0854335A (ja) 1994-08-15 1994-08-15 表面処理皮膜の付着力測定装置

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JP19149294A JPH0854335A (ja) 1994-08-15 1994-08-15 表面処理皮膜の付着力測定装置

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ID=16275549

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10056527A1 (de) * 2000-11-15 2002-05-23 Siemens Ag Testkörper, Testvorrichtung sowie Verfahren zum Bestimmen der Haftfestigkeit einer auf einem Bauteil befindlichen Beschichtung
CN100434895C (zh) * 2005-11-08 2008-11-19 内蒙古第一机械制造(集团)有限公司 一种转化膜结合力检测仪器
CN105424595A (zh) * 2015-12-28 2016-03-23 哈尔滨理工大学 深孔钻刀具焊接强度检测装置
KR20160001131U (ko) * 2014-09-29 2016-04-06 삼성중공업 주식회사 부착장치

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Effective date: 20030107