JPH0852780A - チューブ状コードトッピング体の形成方法 - Google Patents

チューブ状コードトッピング体の形成方法

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JPH0852780A
JPH0852780A JP6210564A JP21056494A JPH0852780A JP H0852780 A JPH0852780 A JP H0852780A JP 6210564 A JP6210564 A JP 6210564A JP 21056494 A JP21056494 A JP 21056494A JP H0852780 A JPH0852780 A JP H0852780A
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topping
tubular
cord
tire
plastic material
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Masahiko Oki
征彦 大木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易な装置で高品質のチューブ状コードトッピ
ング体を経済的に提供する。 【構成】可塑性材料13を押出す押出し装置5に、環状
の出口部6を有するノズル金物7と、このノズル金物に
取付けられ前記各タイヤコード2をタイヤコード毎に案
内する案内溝10を有しかつ前記出口部との間で前記押
出し装置の押出し端9に通じるトッピング室12を形成
するガイドリング11とを配し、前記案内溝を通るタイ
ヤコードを前記トッピング室において、前記押出し装置
から送給される可塑性材料によりチューブ状のタイヤコ
ードのトッピング体1を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数本のかつ環状に引
揃えられたタイヤコードに可塑性材料を簡易な装置を用
いて精度よくチューブ状のタイヤコードのトッピング体
を形成するチューブ状コードトッピング体の形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】空気入りタイヤには、その剛性を高める
ためプライによって形成されるカーカス、ベルト層が存
在する。又このようなプライは単数本又は複数本単位で
ゴム等の可塑性材料をトッピングすることによってシー
ト状に形成される。
【0003】殊にカーカスにあっては、トロイド状に形
成する必要があり広巾のプライを必要とし、しかもラジ
アルタイヤにあっては、コードをプライの長手方向に対
して略直角又はそれに近い向きにコードを配向せねばな
らない。このために従来にあっては、長手方向に引揃え
て形成した長尺のプライをコードと直角方向の向きに切
断し小片を作るとともに、この切断された小片の端縁を
衝合しかつ接合することによって、傾斜するコードが配
列したカーカス用のプライを形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように形成された
プライをカーカスに用いて場合には、前記小片の接合部
がタイヤ周方向に交わる方向に現れ、トレッド部に剛性
段差が生じるなど耐久性に劣り、又操縦安定性に劣る。
【0005】発明者は、前記問題点を解決すべく研究を
重ねた結果、一般的に使用されている可塑性材料を押出
す押出し成形する装置を用いてその押出し端に環状をな
すトッピング室を設け、このトッピング室においてタイ
ヤコードをトッピングすることによりチューブ状のタイ
ヤコードのトッピング体を形成できることを見出し本発
明を完成させたのである。又このチューブ状のトッピン
グ体を成形したのち輪切状に切断することによってプラ
イを一体もののカーカスを容易に形成でき、かつプライ
の品質が高まることを見出したのである。
【0006】本発明は、簡易な装置を利用し、かつ高品
質のチューブ状のタイヤコードのトッピングを容易に形
成しうるチューブ状コードトッピングの形成方法の提供
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数本のかつ
環状に引揃えられたタイヤコードに可塑性材料をトッピ
ングすることによりチューブ状のタイヤコードのトッピ
ング体を形成するチューブ状コードトッピング体の形成
方法であって、可塑性材料を押出す押出し装置に、環状
の出口部を有するノズル金物と、このノズル金物に取付
けられ前記各タイヤコードをタイヤコード毎に案内する
案内溝を有しかつ前記出口部との間で前記押出し装置の
押出し端に通じるトッピング室を形成するガイドリング
とを配し、前記案内溝を通るタイヤコードを前記トッピ
ング室において、前記押出し装置から送給される可塑性
材料によりチューブ状のタイヤコードのトッピング体を
形成するチューブ状コードトッピング体の形成方法であ
る。
【0008】
【作用】ノズル金物に各タイヤコードを各タイヤコード
毎に案内する案内溝を有するガイドリングを取付けてい
る。これによって、トッピング室にタイヤコードを所定
の配置でかつ精度よく送り込むことが出来る。
【0009】前記トッピング室は押出し装置の押出し端
に導通しており、従ってトッピング室を通るタイヤコー
ドに可塑性材料をトッピングすることが出来る。
【0010】このように本願発明は、前記した各構成が
有機的に結合しかつ一体化することによって、簡易な装
置で高精度のチューブ状コードトッピング体を形成する
ことが出来、又このトッピング体を用いてラジアルタイ
ヤ用のカーカスプライを形成した場合には、従来の製法
に比して経済的に製造でき、かつ高品質なものを提供す
ることが出来る。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図においてチューブ状コードトッピング体の形成方
法(以下引例方法という)は、複数本のかつ環状の引揃
えられたタイヤコード2…に可塑性材料3をトッピング
することによりチューブ状のタイヤコードのトッピング
体1を形成する形成方法である。
【0012】本実施例における方法は、その可塑性材料
を押出す押出し装置5を用いて形成する。この押出し装
置5には、環状の出口部6を有するノズル金物7が設け
られる。
【0013】押出し装置5は、本実施例では、ホッパー
Hから投入された可塑性材料の原料をモータMによって
回転する回転軸Dに設けられた螺旋状の羽根からなるス
クリューSにて混練し可塑性材料3を押出し端9に向か
って送り出すいわゆるスクリュー式のものを例示するが
他の押出し方式、例えばラム式などを用いてもよい。
【0014】可塑性材料3とは、天然又は合成ゴムの
他、塩化ビニールなどの合成樹脂材であってもよい。
【0015】タイヤコード2は、ナイロン、芳香族ポリ
アミド繊維などの有機繊維又はスチール線材からなり、
このタイヤコード2を複数本引揃えかつ表面にゴム被覆
することによって、カーカスなどのタイヤ骨組体を形成
しうるプライが形成される。
【0016】ノズル金物7は、押出し装置5の前記スク
リューSを収容する筒部21の先端に配され、コア15
と、このコア15と同一軸上にかつコア15と間隙を有
して外嵌されるリング体16とからなる。これらのコア
15及びリング体16は、前記筒部21にボルト等を用
いて取外し可能に固定される。
【0017】又、コア15は、本実施例では、図2に示
すように、前記筒部21に延設されるコア基体15A
と、このコア基体15Aに取外し自在に外嵌されかつ固
定されるスリーブ15Bとを具える。なおコア15は一
体のものとして形成してもよい。
【0018】リング体16は、前記コア15と向き合う
内周面23を筒部21側において筒部21に向かって拡
径するテーパ面23aとして形成している。
【0019】このテーパ面23Aと前記コア15の外周
面との間に前記テーパ面23aと密接する外周面を具え
コーン状をなすガイドリング11が配される。
【0020】ガイドリング11には、図3に示すよう
に、その周面で開口する複数の案内溝10…が設けら
れ、又その案内溝10は、ノズル金物7に向く端縁11
aまでのびている。
【0021】ガイドリング11の前記端縁11aは、コ
ア15の外周面及びリング体16の内周面23とによっ
て、前記間隙に断面円環状のトッピング室12を形成す
る。このトッピング室12の一方は前記複数の案内溝1
0…を介して筒部21向かって開口し、他方の端部は環
状の出口部6を形成する。
【0022】このトッピング室12には、案内溝10か
らトッピング室12に入りかつその出口部6から外に出
るタイヤコード2の通路が形成される。複数のタイヤコ
ード2…はリール(図示せず)から送り出され筒部21
の周囲に設けた複数の方向変換ローラ25…によって、
筒部21の軸方向にかつ筒部21を囲んで環状に整列す
る。
【0023】これらのタイヤコード2…は、ガイドリン
グ11の上流側に面される引揃え具26を通ることによ
って、各タイヤコード2…に張力が付与される。
【0024】トッピング室12は、押出し装置5の前記
押出し端9との間に可塑性材料3を押出す複数本の導路
27…が形成される。この導路27は、前記押出し端9
を中心として3〜12の孔を略均等間隔を隔てて配して
いる。
【0025】然して、張力が付与された複数のタイヤコ
ード2…は、それぞれがガイドリング11の案内溝10
を通ることによって、押出し装置5の筒部21の周りで
環状に整列し、トッピング室12の内部に進入する。
【0026】トッピング室12には、押出し装置5の押
出し端9から導路27…を通じて可塑性材料3が流入
し、該トッピング室12においてタイヤコード2…にこ
の可塑性材料3によるトッピングが行われる。又、トッ
ピング室12は、環状の出口部6を具えることにより、
この出口部6から吐出されるコードトッピング体1はチ
ューブ状をなす。
【0027】このように形成された連続するチューブ状
コードトッピング体1は、出口部6の下流側に設ける図
示しない切断具によってチューブ軸と交差する向きに所
定の巾寸法で切断することによって、カーカスプライ等
のタイヤ骨組構造体の部材を得ることが出来る。
【0028】なお、出口部6は本実施例では円環状に形
成されているが形成するチューブコードトッピング体の
形状によってダ円形の環状、方形の環状さらには多角形
状の環状など種々な形状に変形することが出来る。
【0029】
【発明の効果】叙上の如く本発明の成形方法は、タイヤ
コード毎に案内する案内溝を通るそのタイヤコードをト
ッピング室において押出し装置から送給される可塑性材
料によりチューブ状のタイヤコードのトッピング体を形
成する方法であるため、この方法を用いることによっ
て、簡易な装置で高品質のチューブ状コードトッピング
体を経済的に提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形方法に用いる装置の一実施例を示
す一部断面正面図である。
【図2】要部を例示する断面図である。
【図3】サイドリングの一部を例示する正面図である。
【図4】本発明の方法を用いてチューブ状のタイヤコー
ドにトッピングを施した一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 チューブ状コードトッピング体 2 タイヤコード 3 可塑性材料 5 押出し装置 6 出口部 7 ノズル金物 9 押出し端 10 案内溝 11 ガイドリング 12 トッピング室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本のかつ環状に引揃えられたタイヤコ
    ードに可塑性材料をトッピングすることによりチューブ
    状のタイヤコードのトッピング体を形成するチューブ状
    コードトッピング体の形成方法であって、 可塑性材料を押出す押出し装置に、環状の出口部を有す
    るノズル金物と、このノズル金物に取付けられ前記各タ
    イヤコードをタイヤコード毎に案内する案内溝を有しか
    つ前記出口部との間で前記押出し装置の押出し端に通じ
    るトッピング室を形成するガイドリングとを配し、 前記案内溝を通るタイヤコードを前記トッピング室にお
    いて、前記押出し装置から送給される可塑性材料により
    チューブ状のタイヤコードのトッピング体を形成するチ
    ューブ状コードトッピング体の形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004110735A1 (ja) * 2003-06-13 2004-12-23 The Yokohama Rubber Co.,Ltd. タイヤ構成部材の供給方法
JP2020179531A (ja) * 2019-04-24 2020-11-05 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤの製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004110735A1 (ja) * 2003-06-13 2004-12-23 The Yokohama Rubber Co.,Ltd. タイヤ構成部材の供給方法
JP2020179531A (ja) * 2019-04-24 2020-11-05 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤの製造装置

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