JPH085198Y2 - クレーン - Google Patents

クレーン

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JPH085198Y2
JPH085198Y2 JP62088U JP62088U JPH085198Y2 JP H085198 Y2 JPH085198 Y2 JP H085198Y2 JP 62088 U JP62088 U JP 62088U JP 62088 U JP62088 U JP 62088U JP H085198 Y2 JPH085198 Y2 JP H085198Y2
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JP
Japan
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crane
outrigger
crane mast
valley
mountain
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Application number
JP62088U
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JPH01106492U (ja
Inventor
憲堂 小谷
忍 角
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
石川島輸送機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、所定の高さを有したクレーンマストを傾斜
地上に起立させるべく支承する複数のアウトリガーを備
えたクレーンに関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種のクレーンのアウトリガーとして、第3
図に示すように、クレーンマスト3の両側に一定の長さ
のアウトリガー5を固定し、その先端に上方から手動ハ
ンドル付ネジ10を廻すことにより、下方の接地ブラケッ
ト7を上下動させ、周辺の傾斜地の傾斜度に応じた調整
を行ってそのクレーンマスト3の上面33が水平となる起
立姿勢に保持するものがある。また、第4図に示すよう
に、クレーンマスト3の両側に固定されたアウトリガー
5先端に取付穴111が上下に複数開けられている支柱11
を設けたものがあり、周辺の傾斜地の傾斜度に応じて、
その支柱11の取付穴111を選択し、その選択した取付穴1
11の位置にアウトリガービーム5先端を固定しそのクレ
ーンマスト3の上面33が水平となる起立姿勢に保持する
ことにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら第3図に示した構成では、傾斜地の適用
範囲が狭く、傾斜度が大きくなると対応できない。また
第4図に示した構成では、ボルトで位置決めする調整で
あるため、調整作業が煩わしいばかりでなく、微調整を
行うことは困難である。
そこで本考案は、傾斜地の傾斜度に対して適用範囲が
広く、アウトリガーの調整操作が容易に且つきめ細かく
行うことのできるクレーンを提供すべく創案されたもの
である。
[課題を解決するための手段] 本考案は、所定の高さを有したクレーンマストを傾斜
地上に起立させるべく支承する複数のアウトリガーを備
えたクレーンにおいて、一端がクレーンマストの山側の
上端部に水平軸回りに回動自在に連結され他端が山側の
傾斜地面に接地する山側のアウトリガーと、一端がクレ
ーンマストの谷側の上端部に水平軸回りに回動自在に連
結され他端が谷側の傾斜地面に接地する谷側のアウトリ
ガーと、クレーンマストの山側の下端部と山側のアウト
リガーの途中との間、及びクレーンマストの谷側の下端
部と谷側のアウトリガーの途中との間にそれぞれ掛け渡
され、伸縮することにより各アウトリガーを上下方向に
回動させて傾斜地の傾斜度に合わせる角度調整手段とを
備えたものである。
[作用] 上記構成によって、アウトリガーをクレーンマストが
据付けられる周辺の傾斜地面に沿わせ、角度調整手段の
伸縮により各アウトリガーの回動角度を調整すること
で、クレーンマストを起立した状態に保持でき、傾斜地
でのクレーンの作業動作が安定して行なわれるようにす
る。特に山側のアウトリガーはその引張方向の部材剛性
により、谷側のアウトリガーはその圧縮方向の部材剛性
により、クレーンマストが谷側に傾くのを防止する。
[実施例] 以下、本考案の好適一実施例を図面に基づいて説明す
る。
図1及び図2に示すように、クレーン1は、所定の高
さを有すると共に上面33側に旋回及び俯仰するジブ2を
備えたクレーンマスト3と、クレーンマスト3の外周面
の90度位相を異にする四箇所から放射方向に延びた四本
のアウトリガー5と、各アウトリガー5とクレーンマス
ト3との間に掛け渡された角度調整手段たるターンバッ
クル6とで主に構成されている。アウトリガー5のう
ち、山側のアウトリガー5は、一端がクレーンマスト3
の山側に面した外周の上端部に水平軸31回りに回動自在
に連結されており、他端が山側の傾斜地面に接地するよ
うになっている。また谷側のアウトリガー5は、一端が
クレーンマスト3の谷側に面した外周の上端部に水平軸
31回りに回動自在に連結されており、他端が谷側の傾斜
地面に接地するようになっている。
従ってクレーンマスト3は、傾斜地4に形成された主
水平面41に脚部を介して据付けられ、その主水平面41の
周辺における傾斜地4に形成された四箇所の副水平面42
に、アウトリガー5の他端に枢着される接地ブラケット
7が据付けられると共に、クレーンマスト3の上面33が
水平状態に保持されるように、各アウトリガー5を適宜
水平軸31回りに回動させて、傾斜地の傾斜度に合わせる
べくターンバックル6が伸縮調整されるようになってい
る。ターンバックル6は、クレーンマスト3の山側に面
した外周の下端部に設けられた連結軸32と、山側及び谷
側のアウトリガー5の途中の腹面側に取り付けられたヒ
ッチ8との間に掛け渡され、トラス状リンク構造となる
ように構成されている。
ヒッチ8にはアウトリガー5の長手方向に沿って三個
のターンバックル調整穴81,82,83が適宜間隔を以てあけ
られている。しかしその個数が三個に限定されないこと
は勿論である。また本実施例では、アウトリガー5の腹
面側の他に背面側にもヒッチ9が設けられており、アウ
トリガー5を同一の形状として、山側に用いられるか谷
側に用いられるかなどの事情に応じて、選択的に使用で
きるようになっている。このヒッチ9にも同様な三個の
調整穴91,92,93があけられている。しかしその個数が三
個に限定されるものでないことは勿論である。また本実
施例にあっては、角度調整手段としてターンバックル6
を採用したが、伸縮アームがジャッキなどを採用するこ
とができることは勿論である。さらに本実施例にあって
は、四本のアウトリガー5が90度位相を異にして放射方
向に延びるものを示したが、そのアウトリガー5の本数
を四に限定されるものではないことは勿論である。
次に本実施例の作用を説明する。
先ず、クレーンマスト3を傾斜地4の主水平面41に位
置させると共に上下に自由な回動状態にあるアウトリガ
ー5の他端に枢支されている接地ブラケット7を傾斜地
4の副水平面42に設置する。次に各アウトリガー5を傾
斜地4の傾斜度に合う適切な回動角度θとすべく、ター
ンバックル6を適宜伸縮させると共に、調整孔81…83を
選択する。このようにしてクレーンマスト3を起立した
状態に据付けた後、その上面33がわずかに傾斜している
場合の微動調整は、各アウトリガー5のターンバックル
6を伸縮することにより行う。また第1図中二点鎖線に
て示したように、傾斜地の傾斜が緩い場合は、ターンバ
ックル6を伸ばすことで簡単に対応できる。
このように、傾斜地4の傾斜度に対応させて、クレー
ンマスト3をその上面33が水平になるように起立させる
ことで、ジブ2を旋回及び俯仰して作業が行われる際
に、アウトリガー5及びターンバックル6が引張り又は
圧縮方向の荷重を実質的に吸収し、クレーンマスト3が
受ける荷重は上下方向の軸力のみとなり、クレーンマス
ト3の安定が確保される。すなわちクレーンマスト3に
は倒れや曲げの力が作用せず、安全性を向上させること
ができる。そしてアウトリガー5をクレーンマスト3の
上端部に枢支させ、ターンバックル6をクレーンマスト
3の下端部に枢支させて、これらをトラス構造状に連結
してターンバックル6の伸縮により回動角度θの調整を
行うようにしたので、傾斜地4の傾斜度に対して適用範
囲が広く、その微調整も容易にかつ正確に行うことがで
きる。従って傾斜地でのクレーンの設置作業期間が短縮
され、クレーン作業の工期全体も短くすることができ
る。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、傾斜地の傾斜度に対し
て適用範囲が広く、アウトリガーの調整操作を容易に且
つきめ細かく行うことができるという優れた効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例であるクレーンの側断面図、第
2図はそのクレーンの要部平面図、第3図は従来のクレ
ーンの要部側面図、第4図は他の従来のクレーンの要部
側面図である。 図中、1はクレーン、2はジブ、3はクレーンマスト、
4は傾斜地、5はアウトリガー、6はターンバックル
(角度調整手段)、7は接地ブラケットである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の高さを有したクレーンマストを傾斜
    地上に起立させるべく支承する複数のアウトリガーを備
    えたクレーンにおいて、一端が上記クレーンマストの山
    側の上端部に水平軸回りに回動自在に連結され他端が山
    側の傾斜地面に接地する山側のアウトリガーと、一端が
    上記クレーンマストの谷側の上端部に水平軸回りに回動
    自在に連結され他端が谷側の傾斜地面に接地する谷側の
    アウトリガーと、上記クレーンマストの山側の下端部と
    上記山側のアウトリガーの途中との間、及び上記クレー
    ンマストの谷側の下端部と上記谷側のアウトリガーの途
    中との間にそれぞれ掛け渡され、伸縮することにより各
    アウトリガーを上下方向に回動させて上記傾斜地の傾斜
    度に合わせる角度調整手段とを備えたことを特徴とする
    クレーン。
JP62088U 1988-01-08 1988-01-08 クレーン Expired - Lifetime JPH085198Y2 (ja)

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JP62088U JPH085198Y2 (ja) 1988-01-08 1988-01-08 クレーン

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JP62088U JPH085198Y2 (ja) 1988-01-08 1988-01-08 クレーン

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JPH01106492U JPH01106492U (ja) 1989-07-18
JPH085198Y2 true JPH085198Y2 (ja) 1996-02-14

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ID=31199808

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JP7376292B2 (ja) * 2019-09-17 2023-11-08 Ihi運搬機械株式会社 軌道走行式ジブクレーン

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JPH01106492U (ja) 1989-07-18

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