JPH0851659A - 双方向性樹枝状網を用いたパーソナル通信システム - Google Patents

双方向性樹枝状網を用いたパーソナル通信システム

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JPH0851659A
JPH0851659A JP6204181A JP20418194A JPH0851659A JP H0851659 A JPH0851659 A JP H0851659A JP 6204181 A JP6204181 A JP 6204181A JP 20418194 A JP20418194 A JP 20418194A JP H0851659 A JPH0851659 A JP H0851659A
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JP
Japan
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base station
bidirectional
network
dendritic
frequency electric
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6204181A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichiro Sakai
清一郎 酒井
Yoshio Takeuchi
良男 武内
Masayoshi Ohashi
正良 大橋
Toshio Mizuno
俊夫 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
Kokusai Denshin Denwa KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基地局設備の設置コストを大幅に低減化する
ことができるパーソナル通信システムを提供する。 【構成】 双方向性樹枝状網と、この樹枝状網の基端に
接続された中央装置と、樹枝状網の末端にそれぞれ接続
された複数の終端装置と、終端装置にそれぞれ収容され
た基地局と、最寄りの該基地局に接続される加入者移動
端末とを備えている。この中央装置は、送出すべき情報
信号を基地局の無線出力に相当する高周波電気信号に変
調して樹枝状網に送り出すと共に樹枝状網を介して受け
取った高周波電気信号を復調する変復調装置を備えてお
り、各基地局は、樹枝状網及び終端装置を介して受け取
った高周波電気信号を無線出力として空中線上に送出す
ると共に空中線を介して受信した無線信号を増幅して高
周波電気信号に変換し終端装置を介して樹枝状網に送り
出す送受信増幅装置を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、既存のＣＡＴＶ（ケー
ブルテレビ）網等の双方向性樹枝状網を用いて中央装置
に接続されており地上に設置された複数の基地局から送
出される無線信号により通信を行うパーソナル通信シス
テムに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的なパーソナル通信システムにおい
ては、加入者移動端末がそれぞれアクセスする複数の基
地局とパーソナル交換装置とが、交換装置の基地局収容
回路を経由してスター状に接続されている。
【０００３】図２はこのような一般的なパーソナル通信
システムの構成を示しており、同図において、２１はパ
ーソナル交換装置、２３1 〜２３n はこの交換装置２１
にスター状に接続された基地局、２６は外部の通信網、
２４は複数の基地局２３1 〜２３n のうちの最寄りの１
つにアクセスするべく加入者２５が保持する移動端末を
それぞれ示している。
【０００４】基地局２３1 〜２３n には、接続制御のた
めの手順制御装置２３０1 〜２３０n 及び回線制御装置
２３１1 〜２３１n と、交換装置の基地局収容回路を流
れるデジタル信号から無線信号へ又はその逆の変換を行
う変復調装置２３２1 〜２３２n と、変調された電気信
号を増幅してアンテナ装置２３４1 〜２３４n へ供給し
たり、アンテナ装置２３４1 〜２３４n で受信した無線
信号を電気信号に変換増幅する送受信増幅装置２３３1
〜２３３n とがそれぞれ設けられている。一方、パーソ
ナル交換装置２１には、通常のこの種装置の構成要素で
ある、各基地局２３1 〜２３n に接続されている基地局
収容回路２１ａ1 〜２１ａn と、パーソナル通信制御装
置２１ｂと、スイッチ制御装置２１ｃと、スイッチ装置
２１ｄとが設けられている。基地局２３1 〜２３n の手
順制御装置２３０1 〜２３０n と交換装置２１側のパー
ソナル通信制御装置２１ｂとの間は、通常の加入者回路
におけるデジタル信号路と同様のインタフェースが利用
される。
【０００５】各加入者２５が保持する移動端末２４は無
線回線により最寄りの基地局に接続される。各基地局、
例えば基地局２３1 において、受信した無線信号は送受
信増幅装置２３３1 で増幅された後、変復調装置２３２
1 において復調されてデジタル信号に変換される。復調
されたデジタル信号は、回線制御装置２３１1 や手順制
御装置２３０1 において、通常のパーソナル通信の場合
と同じ手順に従ってその内容が解析される。さらに、交
換装置２１側のパーソナル通信制御装置２１ｂとの間で
も通常のパーソナル通信手順制御が行われて、加入者線
回路を経由したパーソナル通信サービスが実現される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】この種の一般的なパー
ソナル通信システムにおいては、基地局において、受信
した無線信号を通常の加入者回路と同様のディジタル信
号に変換し、基地局収容回線を伝送している。このた
め、基地局収容回線としては通常の電話用の狭帯域の加
入者回線を流用することできる。
【０００７】パーソナル通信サービスでは、一般に、各
基地局当たりの通話領域の半径を小さくすることによっ
て高速／高品質の伝送を行うようにしている。しかしな
がら上述したごとき構成のパーソナル通信システムによ
ると、広範囲のサービスエリアを実現しようとした場
合、変復調装置、手順制御装置、及び基地局収容回路と
のインタフェース装置を備えた基地局設備を多数配置す
る必要がある。
【０００８】このような基地局は、容積や重量が大きく
なるのでそのコストも膨大となる。また、基地局をスタ
ー状に収容しているので、基地局収容用回線も必要とな
りそのコストも多大なものとなる。
【０００９】従って本発明は、基地局設備の設置コスト
を大幅に低減化することができるパーソナル通信システ
ムを提供することを目的としている。
【００１０】本発明の他の目的は、基地局を収容するた
めの回線を新たに用意する必要のないパーソナル通信シ
ステムを提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、双方向性樹枝状網と、この双方向性樹枝状網の基端
に接続された中央装置と、双方向性樹枝状網の末端にそ
れぞれ接続された複数の終端装置と、終端装置にそれぞ
れ収容された基地局と、最寄りの該基地局に接続される
加入者移動端末とを備えたパーソナル通信システムが提
供される。特に本発明では、中央装置が、送出すべき情
報信号を基地局の無線出力に相当する高周波電気信号に
変調して双方向性樹枝状網に送り出すと共に双方向性樹
枝状網を介して受け取った高周波電気信号を復調する変
復調装置を備えており、各基地局が、双方向性樹枝状網
及び終端装置を介して受け取った高周波電気信号を無線
出力として空中線上に送出すると共に空中線を介して受
信した無線信号を増幅して高周波電気信号に変換し終端
装置を介して双方向性樹枝状網に送り出す送受信増幅装
置を備えている。
【００１２】既存のＣＡＴＶ網などの樹枝状の広帯域網
において、双方向の通信を可能とするための放送／多重
化装置を設けて基地局の変調後の無線出力に相当する高
周波電気信号をそのまま流すように構成している。各終
端装置側には、樹枝状網を用いて双方向通信を可能とす
るための信号選択装置及び多重化端末装置が設けられて
おり、これに収容される基地局には広帯域網上を流れる
高周波電気信号を無線出力として空中線上に送出するた
めの送受信増幅装置及びアンテナ装置が設けられてい
る。即ち、各終端装置は、樹枝状網を介して基地局側か
ら中央装置側へ伝送する高周波電気信号を多重化する多
重化装置と、樹枝状網を介して全ての基地局側へ送られ
る高周波電気信号のうちから当該基地局を指定した高周
波電気信号のみを選択的に受信する信号選択装置とを有
している。中央装置側には、通常のパーソナル交換装置
の構成要素に加えて、デジタル信号を無線出力に対応す
る高周波電気信号に変換する変復調装置が設けられてい
る。
【００１３】基地局からの高周波電気信号が広帯域の双
方向性樹枝状網を用いて直接的にその網のカバー範囲に
分配されるので、基地局側には送受信増幅装置及びアン
テナ装置のみを設ければよいこととなる。さらに中央の
交換装置との基地局の接続には、既に設置されているＣ
ＡＴＶ網などの樹枝状網を利用できるため、個別の加入
者回線を用いる必要がない。
【００１４】
【実施例】以下本発明の実施例を詳細に説明する。図１
は本発明の一実施例におけるパーソナル通信システムの
構成を概略的に示すブロック図である。
【００１５】同図において、１０は双方向性樹枝状網、
１１はこの樹枝状網１０の基端に接続された中央装置と
してのパーソナル交換装置、１２1 、１２2 〜１２n は
樹枝状網１０の末端にそれぞれ接続された複数の終端装
置、１３1 、１３2 〜１３nは終端装置１２1 、１２2
〜１２n にそれぞれ接続された基地局、１４は最寄りの
基地局に接続されるように構成されており加入者１５が
保持する加入者移動端末、１６はパーソナル交換装置１
１に接続された外部通信網である。なお、ｎは任意の自
然数である。
【００１６】樹枝状網１０は双方向ＣＡＴＶ網等の既存
の広帯域樹枝状網を使用することが好ましい。この種の
樹枝状網の分岐点には信号分配装置１０1 、１０2 、１
０3〜１０m が設けられている。
【００１７】終端装置１２1 、１２2 〜１２n には、基
地局１３1 、１３2 〜１３n からパーソナル交換装置１
１側へ伝送する高周波電気信号を多重化する多重化端末
装置１２０1 、１２０2 〜１２０n と、樹枝状網１０を
介して送られてくる高周波電気信号のうちから自己の基
地局を指定した信号のみを認識して選択的に受信する信
号選択装置１２１1 、１２１2 〜１２１n とがそれぞれ
設けられている。
【００１８】基地局１３1 、１３2 〜１３n には、アン
テナ装置１３０1 、１３０2 〜１３０n と、無線信号か
ら高周波電気信号への及びその逆の変換並びに増幅を行
う送受信増幅装置１３１1 、１３１2 〜１３１n とのみ
がそれぞれ設けられている。
【００１９】パーソナル交換装置１１には、樹枝状網１
０の基端部に接続されており樹枝状網１０を介して終端
装置１２1 、１２2 〜１２n から送られてきた多重化高
周波電気信号を分別すると共に各終端装置１２1 、１２
2 〜１２n 向けの高周波電気信号を多重化する放送／多
重化装置１１ａと、各基地局対応に設けられた基地局収
容ユニット１１ｂ1 、１１ｂ2 〜１１ｂn と、接続に関
する制御を全て司るパーソナル通信制御装置１１ｃと、
外部通信網１６との接続処理を行うスイッチ装置１１ｄ
と、パーソナル通信制御装置１１ｃの指令によってスイ
ッチ装置１１ｄの交換動作制御を行うスイッチ制御装置
１１ｅとが設けられている。
【００２０】各基地局収容ユニット１１ｂ1 、１１ｂ2
〜１１ｂn には、送出すべきデジタル情報信号を基地局
の無線出力に相当する高周波電気信号に変調すると共に
受け取った高周波電気信号を復調する変復調装置（１１
０ｂ1 ）と、通常のパーソナル通信システムでは基地局
に設置されているものと同様の構成の回線制御装置（１
１１ｂ1 ）及び手順制御装置（１１２ｂ1 ）と、通常の
パーソナル通信システムのものと同様の構成の基地局収
容回路（１１３ｂ1 ）とがそれぞれ設けられている。
【００２１】次に本実施例の動作を説明する。まず、基
地局１３1 、１３2 〜１３n からパーソナル交換装置１
１側への上り方向の信号伝送について説明する。加入者
１５の保持する移動端末１４からの無線信号は、最寄り
の基地局、例えば基地局１３1 のアンテナ装置１３０1
で受信され、送受信増幅装置１３１1 で無線信号に相当
する高周波電気信号に変換される。この高周波電気信号
は、終端装置１２1 の多重化端末装置１２０1 によって
多重化されて樹枝状網１０に送出される。即ち、予め割
り当てられた周波数帯域を利用して樹枝状網１０に送り
出される。パーソナル交換装置１１においては、樹枝状
網１０を介して送られてきた高周波電気信号が放送／多
重化装置１１ａによって分離され、この基地局１３1 用
の基地局収容ユニット１１ｂ1 に転送される。基地局収
容ユニット１１ｂ1 においては、まずこの高周波電気信
号が変復調装置１１０ｂ1 によってデジタル情報信号に
復調され、回線制御装置１１１ｂ1 、手順制御装置１１
２ｂ1 及び基地局収容回路１１３ｂ1 を経由してパーソ
ナル通信制御装置１１ｃやスイッチ装置１１ｄへ送られ
る。以後の動作については、通常のパーソナル通信シス
テムの場合と全く同様であるため説明を省略する。
【００２２】次に、パーソナル交換装置１１から基地局
１３1 、１３2 〜１３n 側への下り方向の信号伝送につ
いて説明する。基地局１３1 に無線回線で接続されてい
る加入者移動端末１４へ送るための、パーソナル通信制
御装置１１ｃやスイッチ装置１１ｄからのデジタル情報
信号は、基地局収容回路１１３ｂ1 、手順制御装置１１
２ｂ1 及び回線制御装置１１１ｂ1 を経由して変復調装
置１１０ｂ1 へ送られる。変復調装置１１０ｂ1 では、
このデジタル情報信号が無線出力に相当する高周波電気
信号に変調される。変調された高周波電気信号は、放送
／多重化装置１１ａによって他の基地局への信号と多重
化された後、樹枝状網１０に送り出される。終端装置１
２1 の信号選択装置１２１1 は、自己宛の高周波電気信
号を認識して選択的に取り込み、これを基地局１３1 へ
送る。基地局１３1 では、送受信増幅装置１３１1 でこ
の高周波電気信号が無線信号に変換され、アンテナ装置
１３０1 を介して空中に送信されて、加入者移動端末１
４へ達する。
【００２３】このように本実施例においては、基地局か
らの高周波信号にをＣＡＴＶ網などで既に設置されてい
る広帯域の樹枝状網を用いて直接的に網のカバー範囲に
分配しているので、各基地局設備は無線信号の変復調装
置のみでよいこととなり、低コストでパーソナル通信基
地局（アンテナ）の設置が可能となる。また、中央の交
換装置と基地局との接続に放送型の分配機能を利用でき
るため、個別の加入者回線を設ける必要がなくなり、従
って低コストで広いカバー範囲のパーソナル通信システ
ムを実現することができる。
【００２４】以上述べた実施例は全て本発明を例示的に
示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は
他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができ
る。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等
範囲によってのみ規定されるものである。
【００２５】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、双方向性樹枝状網と、この双方向性樹枝状網の基端
に接続された中央装置と、双方向性樹枝状網の末端にそ
れぞれ接続された複数の終端装置と、終端装置にそれぞ
れ収容された基地局と、最寄りの該基地局に接続される
加入者移動端末とを備えたパーソナル通信システムが提
供される。特に本発明では、中央装置が、送出すべき情
報信号を基地局の無線出力に相当する高周波電気信号に
変調して双方向性樹枝状網に送り出すと共に双方向性樹
枝状網を介して受け取った高周波電気信号を復調する変
復調装置を備えており、各基地局が、双方向性樹枝状網
及び終端装置を介して受け取った高周波電気信号を無線
出力として空中線上に送出すると共に空中線を介して受
信した無線信号を増幅して高周波電気信号に変換し終端
装置を介して双方向性樹枝状網に送り出す送受信増幅装
置を備えているので、基地局設備の設置コストを大幅に
低減化することができ、しかも基地局を収容するための
回線を新たに用意する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例におけるパーソナル通信シス
テムの構成を概略的に示すブロック図である。
【図２】一般的なパーソナル通信システムの構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
１０ 双方向性樹枝状網 １０1 〜１０m 信号分配装置 １１ パーソナル交換装置 １１ａ 放送／多重化装置 １１ｂ1 〜１１ｂn 基地局収容ユニット １１ｃ パーソナル通信制御装置 １１ｄ スイッチ装置 １１ｅ スイッチ制御装置 １２1 〜１２n 終端装置 １３1 〜１３n 基地局 １４ 加入者移動端末 １５ 加入者 １６ 外部通信網 １１０ｂ1 変復調装置 １１１ｂ1 回線制御装置 １１２ｂ1 手順制御装置 １１３ｂ1 基地局収容回路 １２０1 〜１２０n 多重化端末装置 １２１1 〜１２１n 信号選択装置 １３０1 〜１３０n アンテナ装置 １３１1 〜１３１n 送受信増幅装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｈ 1/08 (72)発明者 水野 俊夫 東京都新宿区西新宿２丁目３番２号 国際 電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 双方向性樹枝状網と、該双方向性樹枝状
    網の基端に接続された中央装置と、該双方向性樹枝状網
    の末端にそれぞれ接続された複数の終端装置と、該終端
    装置にそれぞれ収容された基地局と、最寄りの該基地局
    に接続される加入者移動端末とを備えたパーソナル通信
    システムであって、前記中央装置が、送出すべき情報信
    号を基地局の無線出力に相当する高周波電気信号に変調
    して前記双方向性樹枝状網に送り出すと共に該双方向性
    樹枝状網を介して受け取った高周波電気信号を復調する
    変復調装置を備えており、前記各基地局が、該双方向性
    樹枝状網及び前記終端装置を介して受け取った前記高周
    波電気信号を無線出力として空中線上に送出すると共に
    空中線を介して受信した無線信号を増幅して高周波電気
    信号に変換し前記終端装置を介して前記双方向性樹枝状
    網に送り出す送受信増幅装置を備えていることを特徴と
    する双方向性樹枝状網を用いたパーソナル通信システ
    ム。
  2. 【請求項２】 前記各終端装置が、前記樹枝状網を介し
    て基地局側から前記中央装置側へ伝送する高周波電気信
    号を多重化する多重化装置と、前記樹枝状網を介して全
    ての基地局側へ送られる高周波電気信号のうちから当該
    基地局を指定した高周波電気信号のみを選択的に受信す
    る信号選択装置とを有していることを特徴とする請求項
    １に記載のパーソナル通信システム。
JP6204181A 1994-08-08 1994-08-08 双方向性樹枝状網を用いたパーソナル通信システム Withdrawn JPH0851659A (ja)

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