JPH08511612A - 発生器−吸収器式熱交換熱輸送装置および方法ならびにそのヒートポンプへの適用 - Google Patents

発生器−吸収器式熱交換熱輸送装置および方法ならびにそのヒートポンプへの適用

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JPH08511612A
JPH08511612A JP7502059A JP50205995A JPH08511612A JP H08511612 A JPH08511612 A JP H08511612A JP 7502059 A JP7502059 A JP 7502059A JP 50205995 A JP50205995 A JP 50205995A JP H08511612 A JPH08511612 A JP H08511612A
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Abstract

(57)【要約】 発生器−吸収器式熱交換熱(GAX)輸送に関する複数の実施形態と、関連する方法が記載され、特に、吸収式ヒートポンプ室外機熱交換器に関して記載されている。上記実施形態と方法は、熱輸送媒体として吸収室外機熱交換器の作動溶液を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】 発生器−吸収器式熱交換熱輸送装置および方法ならびにそのヒートポンプへの適 用 関連出願 本発明は、1991年11月18日に出願された出願番号07/793644 号出願の一部継続出願である。 政府の権利 本発明は、エネルギー省により結ばれた契約86X−17497Cの下で政府 の支援によりなされた。 発明の分野 本発明は冷凍およびヒートポンプシステムに関し、特に、発生器−吸収器式熱 交換(GAX)吸収冷凍サイクルに関する。本発明は、ガス燃焼、空気から空気 、吸収ヒートポンプに関する。 従来技術の説明 吸収冷凍サイクルは1800年代中期に開発され、主として冷凍システムで利 用されていた。こうしたサイクルは冷媒と吸収剤の混合物を利用し、冷媒蒸気が 吸収器内で液体の吸収剤に吸収され、こうして熱が生成され、次いで、冷媒と吸 収剤の混合物が発生器内で加熱されて冷媒蒸気が追い出される。熱を生成する凝 縮器と、熱を吸収する蒸発器とによりサイクルが完成する。吸収剤への吸収によ り生成された熱は、凝縮器において冷却媒体、すなわち、一般的に水と共に排出 される。 これら初期の「一段」式吸収サイクルシステムはエネルギ効率が低かったが、 しばしば圧縮システムよりも好ましかった。と言うの は、システムを作動させるための熱エネルギのコストが低く、圧縮システムより も低い機械的エネルギを必要としたからである。ほとんどの適用例に対して、こ れらの一段式吸収システムは、ガスと電気的エネルギの相対的コストが変化する と共に、電気により作動する圧縮システムが改良されるにつれ使用されなくなっ ていった。然しながら、これらの相対的に効率が低い一段システムは、低圧の臭 化リチウムの商用空調システムおよびリクリェーション用自動車の冷房システム やホテルで今日なお利用されている。 1913年に、アルテンキルチにより吸収サイクルの改良が行われた。このサ イクルは、吸収器で生成される熱の一部を、発生器へ循環する冷媒と吸収剤から 成る流体に輸送することにより従前の一段サイクルより効率的であった。この熱 輸送により冷媒と吸収剤から成る混合物から冷媒を蒸発させるために発生器に要 求される熱量が低減された。このシステムは吸収器熱交換(AHE)システムと 呼ばれている。 AHEシステムは、当時、費用効果のある空調機となり得る吸収システムであ った。AHEサイクルは1965年から家庭用の空気で冷却する空調機で使用さ れている。然しながら、これらAHEシステムでも、吸収器内の吸収プロセスで 発生する熱の大部分は損失している。AHEサイクルは、また、ガスで加熱する 空気−空気式ヒートポンプで実験的に利用されていたが、商用としては使用され ていながった。エネルギコストが増加すると、AHE式空調機は、その運転コス トの利点の多くを失い限定的な市場でしか利用されていない。 また、1913に、アルテンキルチは他の吸収サイクルを考案する。これは吸 収器からより多くの吸収熱を回収する。発生器−吸収器式熱交換(GAX)式サ イクルとして周知のこのサイクルは、更 なる熱交換システムを使用して、吸収器内での吸収熱により生成された高温の熱 が熱交換流体を介して発生器に輸送される。このGAX式サイクルの考えは、更 に、吸収器からの多くの熱を回収可能でありAHEシステムよりも高い発生器温 度を利用可能であり、従ってより高いエネルギ効率を実現可能である。こうした GAX式システムの加熱効率、特に使用された燃料に対する、は、火炉、ボイラ 等の効率よりも著しく高かった。 然しながら、従来のGAXサイクルシステムには、独立の熱輸送流体を使用す る独立の熱輸送回路が必要であるとの欠点がある。この熱輸送回路は密閉されて いなければならず、膨張室が必要となり、変化する流れを輸送可能なポンプが必 要となり、更に、熱輸送流体の流量を特定の外気温度において冷却または加熱サ イクルの何れかで輸送されるGAX熱に適合させる制御システムが必要となる。 これら従来技術のGAXシステムは、典型的に液体状態の熱輸送流体を利用する ので、熱輸送流体の顕熱しか利用できない。 標準的な凝縮器−蒸発器サイクルと共に作動する電気式ヒートポンプは、これ まで一般家庭で利用されており、商用の加熱冷却にはあまり利用されていない。 然しながら、電気式ヒートポンプは、米国の南部州などの気候の厳しくない地域 の家庭および小規模の建物での加熱、冷却要求を満たすことが可能であるが、こ れらの電気式ヒートポンプは、付加的な加熱要求がなくとも、気温が約30°F を下回る気候では必要な加熱を行うことができない。更に、コレラの電気式ヒー トポンプは典型的に、環境に悪影響を与えるクロロフルオロカーボン類(CFC ’s)のハイドロクロロフルオロカーボン類(HCFC’s)などの冷媒を使用 する。 従って、高価で壊れやすい独立の熱輸送回路を使用することなく、吸収器での 吸収プロセスで生成される熱の大部分を発生器へ効果的 に輸送する、家庭用または小規模の商用ヒートポンプで使用されるのに敵した、 発生器−吸収器式熱交換装置および方法が必要とされている。 本発明は、新規の発生器−吸収器式熱交換装置および方法を提供することによ り蒸気の必要性を満足させる。この装置および方法は、作動流体および熱交換流 体として環境に安全な流体を使用することが可能であり、吸収器内の吸収プロセ スにより生成される熱の大部分を効率的に回収可能であり、吸収器から発生器へ 熱を輸送するために、作動流体の蒸気相と液体相の間で作動させることにより、 作動流体の潜熱と顕熱とを適宜に利用することが可能であり、寸法とコストと効 率のために、0°F以下の温度の環境下で充分に加熱することを含めて、広い気 候範囲に渡って、家庭または小規模の商用の加熱、冷却要求を満足させることが 可能である。 本発明の他の特徴利点は、図面および以下の説明に記載されており、この図面 および記載から一部が明らかとなり、または本発明の実施からしることができよ う。本発明の利点は、特に図面と、発明の詳細な説明および請求の範囲に示され た、発生器−吸収器式熱交換装置と、この発生器−吸収器式熱交換装置および方 法を利用したヒートポンプと、発生器−吸収器式熱交換装置における吸収器と発 生器との間で熱を輸送するための方法により実現される。 発明の開示 これらおよび他の利点を達成するため、および、以下に実施形態として示され 、広く説明された本発明の目的によれば、本発明は、1つの特徴として、発生器 と吸収器とを具備する発生器−吸収器式熱交換装置を提供する。前記吸収器は前 記発生器内部の圧力よりも低い内部圧力を有し、前記吸収器と発生器の各々は、 その両端部に ある高温領域と低温領域と、熱輸送領域とを有している。各熱輸送領域の温度範 囲は重なり合っている。低濃度リカーを前記発生器の高温領域から、そして、高 濃度リカーを前記吸収器の低温領域から、前記発生器と前記吸収器の高温領域、 熱輸送領域および低温領域へ、かつ、これら領域を通過するように循環させる流 体流通通路が設けられる。本発明による発生器−吸収器式熱交換装置の改良は、 以下に実施形態として示され広く説明されたところによれば、前記流体流通通路 から前記リカーの一部を受け取り、該リカーの一部を前記熱輸送領域間で循環さ せ、前記吸収器から前記発生器へ熱を輸送するように配設された熱交換回路を具 備している。 好ましい実施形態では、前記熱交換回路は、前記発生器と前記吸収器の一方に 熱輸送領域に配設された熱交換要素と、前記流体流通通路からの前記リカーの一 部を前記熱交換要素、および、前記発生器と前記吸収器の他方の熱輸送領域へ導 くための管路とを具備している。 更に、他の好ましい実施形態では、前記熱交換回路は、更に、複数の熱交換要 素を具備し、その少なくとも1つの熱交換要素は、前記発生器と前記吸収器の各 々の熱輸送領域に配設されており、前記熱交換回路は、更に、前記流体流通通路 からの前記リカーの一部を前記熱輸送領域の間で交互に前記熱交換要素の各々に 順次に導くための管路を具備している。 本発明の他の特徴によれば、前記熱交換回路は、更に、前記流体流通通路に連 通する入力端と、前記発生器および吸収器の一方に前記リカーの一部を分配する 出力端とを具備している。前記入力端は、前記リカーが高濃度リカー液体、また は低濃度リカー液体または低濃度リカー蒸気である位置において前記流体流通通 路と連通させることができる。前記発生器と前記吸収器の熱輸送領域の間で循環 す る前記リカーの一部は、実質的に液体状態または液体と蒸気の混合物より成る二 相流である。 本発明は、他の特徴によれば、発生器−吸収器式熱交換装置を具備しており、 該発生器−吸収器式熱交換装置は、発生器、すなわち、上端近傍で濃度が高く下 端近傍で濃度が低くなる濃度勾配と、上端近傍で低く下端近傍で高くなる温度勾 配とを有するリカーを内部に保持する発生器を具備している。本発明のこの特徴 における発生器−吸収器式熱交換(GAX)装置は、吸収器、すなわち、上端近 傍で濃度が低く下端近傍で濃度が高くなる濃度勾配と、上端近傍で高く下端近傍 で低くなる温度勾配とを有するリカーを内部に保持する吸収器を具備している。 本発明のこの特徴における発生器−吸収器−吸収器式熱交換(GAX)装置は、 高濃度リカー管路、すなわち、下端近傍にて前記吸収器に連通する入口と、前記 発生器の上端近傍に配設され前記吸収器の下端からの高濃度リカーを前記発生器 の濃度勾配および温度勾配に沿って流通させるように分配する出口とを有する高 濃度リカー管路を具備している。高濃度リカー管路と連通し、該管路を介して前 記吸収器から前記発生器へ流体を輸送するポンプが設けられる。低濃度リカー管 路、すなわち、下端近傍にて前記発生器に連通する入口と、前記吸収器の上端近 傍に配設され前記発生器の下端からの低濃度リカーを前記吸収器の濃度勾配およ び温度勾配に沿って流通させるように分配する出口とを有する低濃度リカー管路 が設けられる。加熱器が、前記発生器の下端近傍のリカーを加熱するように配設 される。本発明のこの特徴におけるGAX装置は、熱交換回路、すなわち、前記 吸収器と発生器の何れか一方の熱輸送領域に配設された少なくとも1つの熱交換 要素と、熱交換管路とを具備しており、該熱交換管路が、前記吸収器と、発生器 と、高濃度リカー管路、低濃度リカー管路の少なくとも1つからリカー を受けるように配設された入力端と、前記吸収器と発生器の一方にリカーを分配 するように配設された出力端とを有しており、該管路が前記吸収器と前記発生器 の各々の熱輸送領域の間でリカーを輸送し以て熱が輸送される。 以下に説明されるふくすうのGAX式熱輸送装置は、また、低濃度リカーまた は高濃度リカー通路として作用し、以て、独立の低濃度リカーまたは高濃度リカ ー通路が必要なくなる。独立のGAX熱輸送回路が不要となることにより、本発 明は、吸収システムと組み合わせたときに、材料、人工、組み立てコストが削減 され、更に、システム全体の運用要求が低減される。更に、本発明は吸収システ ムと組み合わせることにより、独立のGAX式熱輸送回路を使用する従来の吸収 システムと比較して、生じうるシステムの故障の原因の1つが除去されるので、 システム全体の信頼性が高くなる。 本発明は、また、ヒートポンプすなわち、液体−空気式室外機熱交換コイルと 、液体−空気式室内器熱交換コイルと、発生器−吸収器式熱交換装置と、不凍液 回路を具備する熱交換装置が提供する。本発明による不凍液回路は、室内機熱交 換器と室外機熱交換器との間で不凍液を循環させるように配設され、発生器−吸 収器式熱交換装置は、前記熱交換器の一方から熱を引出、他方の熱交換器へ該熱 を輸送する。 本発明の他の特徴によれば、輸送器−吸収器式熱交換装置で発生器と吸収器と の間で熱を輸送する方法が提供される。この熱輸送は、高濃度リカーと低濃度リ カーの少なくとも一方の一部を前記吸収器の熱輸送領域と前記発生器の熱輸送領 域の間で循環させることにより達成される。既述したように、発生器の熱輸送領 域と吸収器の熱輸送領域は、共通の温度領域を含む温度勾配を有している。 本発明の他の特徴によれば、本発明の発生器−吸収器式熱交換装 置を使用して、低温領域と中温領域との間で熱を輸送するための方法が提供され る。前記方法は、不凍液の少なくとも一部を室内器熱交換機と、少なくとも吸収 器熱交換機と、凝縮器熱交換器と、発生器熱交換器の1つとの間で循環させ、以 て、前記不凍液を介して前記少なくとも吸収器熱交換機と、凝縮器熱交換器と、 発生器熱交換器の1つから前記室内器熱交換器へ熱を輸送することを含む。上記 方法は、また、不凍液を室外機熱交換器と蒸発器熱交換器との間で循環させ、以 て、前記不凍液を介して前記室外機熱交換器から前記蒸発器熱交換器へ熱を輸送 することを含む。 本発明の他の特徴によれば、本発明の発生器−吸収器式熱交換装置を使用して 、中温温度の領域と高温の領域との間で熱を輸送する方法が提供される。前記方 法は、不凍液の少なくとも一部を室内器熱交換機と、少なくとも吸収器熱交換機 と、凝縮器熱交換器と、発生器熱交換器の1つとの間で循環させ、以て、前記不 凍液を介して前記少なくとも吸収器熱交換機と、凝縮器熱交換器と、発生器熱交 換器の1つから前記室内器熱交換器へ熱を輸送することを含む。該方法は、また 、不凍液を室外機熱交換器と蒸発器熱交換器との間で循環させ、以て、前記不凍 液を介して前記室外機熱交換器から前記蒸発器熱交換器へ熱を輸送することを含 む。 ガス燃焼式の家庭用ヒートポンプについて本発明を説明するが、請求の範囲に 記載された本発明は、これに限定されず、その利点は他の加熱、冷凍プロセスに 等しく適用可能である。本ひゃつめいの他の利点および特徴は、図面を参照して 説明する実施形態の記載から明らかとなる。 図面の簡単な説明 図1は、従来の発生器−吸収器式熱交換(GAX)回路の流れ図 である。 図2は、図1の室外機熱交換器の圧力−温度−成分線図である。 図3は、本発明のGAX装置の第1の実施形態の流れ図である。 図3Aは、本発明のGAX装置の第1の実施形態の変形の流れ図である。 図4は、本発明のGAX装置の第2の実施形態の流れ図である。 図5は、本発明のGAX装置の第3の実施形態の流れ図である。 図6は、本発明のGAX装置の第4の実施形態の流れ図である。 図7は、本発明のGAX装置の第5の実施形態の流れ図である。 図7Aは、本発明のGAX装置の第5の実施形態の変形の流れ図である。 図8は、本発明のGAX装置の第6の実施形態の流れ図である。 図8Aは、本発明のGAX装置の第6の実施形態の変形の流れ図である。 図9は、本発明のGAX装置の第7の実施形態の流れ図である。 図10は、本発明の発生器−吸収器式熱交換装置を使用するヒートポンプの流 れ図である。 好ましい実施形態の詳細な説明 本発明において以下の記載では、「低濃度リカー」の用語は発生器の高温領域 、すなわち、底部におけるリカーを意味する。「高濃度リカー」の用語は吸収器 の低温領域、すなわち底部におけるリカーを意味する。「低濃度」および「高濃 度」の用語は、吸収する成分すなわち水に対する、吸収される成分すなわち冷媒 の相対濃度を意味する。従って、低濃度リカー液体は、等量の高濃度リカー液体 よりもアンモニア等の冷媒を少なく、かつ、水等の吸収剤を多く含んでいる。然 しながら、ある液体と平衡状態にある蒸気は、この液 体よりも高い濃度の冷媒を含んでいる。例えば、吸収器の底部では、蒸発器から 流入するリカー蒸気は、例えば、約99%の冷媒を含んでおり、この高濃度リカ ー蒸気と平衡状態にある高濃度リカー液体は、例えば、約40%の冷媒を含んで いる。従って、吸収器の頂部において発生器から流入する低濃度リカー液体と平 衡状態にある低濃度リカー蒸気は、この低濃度リカー液体よりも高い濃度の冷媒 を含んでいる。 既述したように、低濃度リカーと高濃度リカーとを生成する、被吸収成分と吸 収成分は、ともに蒸気または液体状態もしくはその両者の組み合わせの状態であ る。また、本明細書において、「ヒートポンプ」の用度は、低温、中温、および 高温状態の間で熱を輸送する全ての装置を意味し、この用語に対して一般的に理 解される意味のみならず、本明細書では、冷凍および関連プロセス等、より古典 的なシステムはもとより熱輸送装置を含むように使用される。 図1に示す周知となっている従来技術のシステムにおいて、発生器−吸収器式 の熱交換(GAX)サイクルで作動する発生器−吸収器式の熱交換装置10は、 一般的に、発生奇異12と、吸収器14と、凝縮器16と、蒸発器18と、冷媒 リカーが発生器12および吸収器14へ、および、これらを通過して循環するた めの冷媒リカー通路とを具備している。更に詳細には、冷媒リカー通路は、高濃 度リカー通路21と、低濃度リカー通路22とを含んでいる。高濃度リカー通路 は、吸収器14の低温領域Cからの高濃度リカー32を発生器12の低温領域D へ供給する。低濃度リカー通路は、発生器12の高温領域Eからの低濃度リカー 46を吸収器14の高温領域Fに供給する。冷媒リカー通路は、低濃度リカー通 路22から吸収器14の高温領域Fと、中温領域Gと、低温領域Cを通過するリ カーの通路と、高濃度リカー通路21から発生器12の高温領域Dと、 中温領域Iと、低温領域Eを通過するリカーの通路とを含んで成る。冷媒通路は 、管路24を通過して発生器12から凝縮器16へ流通するリカーの通路と、管 路28を通過して蒸発器18から吸収器14へ流通するリカーの通路とを含んで 成る。 本明細書において「低温領域」、「中温領域」、「高温領域」用語は相対的温 度を意味している。図1に示すように、各領域は、各構成要素内部における他の 領域よりも高い或いは低いという温度範囲により定義される。従って、例えば、 発生器12の高温領域Eは約400°Fの温度を有し、発生器12の低温領域D は約200°Fであることもある。他方、吸収器14の高温領域Fは約300° Fであり、吸収器14の低温領域Cは約100°Fであることもある。発生器1 2と吸収器14の各々では、本明細書において熱輸送領域と定義される温度が重 なる領域がある。この熱輸送領域は図1において、発生器12の領域Dと領域I の間、および、吸収器14の領域Gと領域Fの間に示されている。 吸収発生器は本質的に蒸留塔であり、ストリッピング部と精留部とを有してい る。ストリッピング部は、領域Dと領域Eの間の部分に対応する下方の温度の高 い部分であり、精留部は領域Dの上方の部分に対応する上方の温度の低い部分で ある。ストリッピング部と精留部との間の分岐点である領域Dは、発生器内にお いて、発生器圧力における高濃度リカー液体の沸点に相当する温度領域である。 図1に示すように、吸収器14および吸収器12の鉛直方向の温度勾配は逆転 している。すなわち、発生器12の最高温度領域Eは、その下部または底端部に 或いはその近傍にあり、これに対して、吸収器14の最高温度領域Fは、その上 部または頂部に或いはその近傍にある。従って、各熱輸送領域D−I、G−Fの 方向も同様に反対方向である。熱輸送領域D−I、G−Fを定義する温度範囲は 、 発生器12の温度範囲と吸収器14の温度範囲の間で重なり合った温度範囲内、 すなわち、例えば約200°Fから400°Fの範囲内である。 図1に示す周知の装置は熱輸送回路30を具備している。この熱輸送回路は発 生器12の熱輸送領域D−Iト吸収器14の熱輸送領域G−Fの間に配設されて おり、該熱領域間で直接的に流体を導くように配設されている。 図1の周知のシステムを作動させる間、蒸気である場合には少量の水等の吸収 剤を含んでいる場合もあるが、主としてアンモニア等の冷媒より成る低圧冷媒が 、蒸発器18から管路28を介して吸収器14の低温領域Cへ主として蒸気状態 で流出する。吸収器14を上昇するこの冷媒蒸気は低濃度リカーの対向流に吸収 され、高濃度リカー32となって吸収器14の低温領域14に溜まる。このプロ セスは周囲温度よりも高い温度で進行するので、熱を発生し、その熱の一部が熱 交換回路34に配設された熱交換器36を流通する空気、水、不凍液その他の熱 輸送流体に伝達される。 高濃度リカー32は、次いで、溶液ポンプ38により高濃度リカー通路21に 沿って発生器12の高圧に維持された領域Dに輸送される。発生器12では吸収 器14よりも高い圧力に保たれている。例えば、発生器12の圧力波一般的に2 40から400psiaであり、吸収器14の圧力波約15から80psiaである。吸 収器熱交換(AHE)サイクルの原理によれば、高濃度リカー通路21の熱交換 器40は、吸収熱を高濃度リカー32へ伝達するために使用される。熱交換器4 0により、高濃度リカー32は発生器12内の圧力における沸点まで加熱され、 発生器12の領域Dへの熱入力して提供されることがある。代替的に、図1に示 すように、高濃度リカー32は熱交換器40において沸点よりも低い温度まで加 熱され、次いで、 発生器12の領域Dよりも上方部にある精留部に配設された熱交換器41で加熱 される場合もある。どちらの場合も、高濃度リカー32は発生器12の領域Dで 蒸留される。 高濃度リカー32が発生器12を下方へ通過する際、熱源42と伝熱フィン4 4が協働して該高濃度リカー32を加熱する。これにより、発生器12の高温領 域Eにおいて冷媒蒸気が高濃度リカー32より蒸発して低濃度リカー46となる 。100%に近い冷媒濃度の蒸気は発生器12から冷媒通路24を介して凝縮器 16へ供給される。該発生器において冷媒蒸気は凝縮され、管路26を介して絞 り手段48を通過し、蒸発器18の低圧部に供給される。発生器12の高温領域 Eの低濃度リカー46は、低濃度リカー通路22を介して吸収器14の高温領域 Fへ帰還する。高濃度リカー46の顕熱は、熱交換器52において発生器12へ の熱源として提供される。高濃度リカー通路21と低濃度リカー通路22との間 に配設された熱交換器(図示せず)においても熱輸送を行ってもよい。 図1に示す周知の発生器−吸収器式熱交換システムにおいて、熱の輸送はGA X熱輸送回路30により行われる。該GAX熱輸送回路は、例えば、一対の熱交 換コイル50、52と、加圧された水等の熱輸送流体を循環させるためのポンプ 54とを具備している。吸収器14と発生器12における鉛直方向の温度勾配が 逆転しているので、図1に示すように、コイル50とコイル52の間の通路は交 差形としなければならない。 GAXサイクルの原理を図2の圧力−温度−成分線図に示す。図2において、 点Dは発生器12のストリッピング部と精留部との間の分岐点を、点Eは発生器 12の高温領域を、点Cは吸収器14の低温領域を、点Fは吸収器14の高温領 域を、点Iは発生器12において、該点Iと吸収器14の点Fの間で熱輸送する ために必要な 温度差を以て点Fの温度よりも低い温度領域を、点Gは吸収器14において、該 点Gと発生器12の点Dとの間で熱輸送するために充分な温度差を以て点Dの温 度よりも高い温度領域を表している。図2におけるこれらの領域は図1の領域D 、E、C、F、I、Gの各々に対応している。直線D−Iは、発生器12の熱輸 送領域を表し、直線G−Fは吸収器14の熱輸送領域を表している。点Aおよび 点Bは凝縮器16と蒸発器18とを示している。CからDの直線は高濃度リカー 通路21を表し、EからFの直線は低濃度リカー通路22を表している。図2に おいて、直線G−Fから直線D−Iへの矢印は、吸収器14の熱輸送領域から発 生器12の熱輸送領域への熱輸送を表している。 吸収器14から発生器12へ輸送される熱は、吸収器14のある温度範囲より 高い領域で得られ、発生器12における熱輸送に必要な温度差を以て温度の低い 領域へ輸送される。これを最も効率的に行うために、吸収器14の熱輸送領域F の最も温度の高い部分から、発生器12の熱輸送領域の最も温度の高い領域Iへ 熱が輸送され、かつ、同様に、吸収器14と発生器12の各々の漸次温度の低い 領域間で熱が輸送される。つまり、熱輸送流体の温度範囲は発生器12と吸収器 14の各々の熱輸送領域の温度範囲間で適合していなければならい。 以下に実施形態に基づいて説明する本発明によれば、熱交換回路が発生器と吸 収器とを具備する発生器−吸収器式の熱交換装置に配設される。吸収器の内部圧 力は、発生器内部の圧力よりも低く、かつ、発生器と吸収器の各々は鉛直方向に 逆転した高温領域と低温領域と熱輸送領域とを有している。各熱輸送領域を画定 する温度領域は重なり合っている。発生器−吸収器式熱交換装置は、高濃度およ び低濃度リカーを、発生器および吸収器の高温領域、熱輸送領域お よび低温領域を通じて循環させるために、流体流通通路を具備している。 本発明は、冷媒と吸収剤とから成る作動流体を使用する発生器−吸収器式熱交 換装置におけるGAX式熱輸送に関する種々の実施形態および方法を提供する。 本発明の装置は、中退流通通路からリカーの少なくとも一部を受け、かつ、該リ カーを吸収器と発生器の熱交換領域の間で循環させて吸収器から発生器へ熱を輸 送するために配設された熱交換器を具備している。本明細書において、「熱輸送 領域」の用語は、発生器および吸収器の内部において温度の重なり合う領域のみ ならず、この発生器および吸収器における温度の重なり合う領域に隣接または伝 熱的に接した領域をおも意味する。熱輸送は、好ましくは、温度の重なり合う領 域全体で行われる。 本発明によれば、以下に説明するように、熱交換回路は、発生器と吸収器の何 れか一方の熱輸送領域に配設された熱交換要要素と、流体流通通路からリカーの 一部を前記熱交換要素へ供給し、次いで、発生器と吸収器の他方の熱交換領域に 供給するための管路とを具備している。本発明の熱交換回路は複数の熱交換要素 を具備することができ、管路を備えた少なくとも1つの熱交換器が、発生器と吸 収器の各々の熱輸送領域に配設されている。この管路は、流体流通通路からリカ ーを上記熱輸送領域の間で交互に熱交換器の各々に順次に供給する。本発明の実 施形態により、発生器と吸収器の各々に1から4またはそれ以上の熱交換器が配 設されている。本明細書において、「熱交換器」の用語は、熱交換コイル等の流 体間で熱を交換することのできるあらゆる装置を意味する。 本発明によれば、以下に説明するように、熱交換回路内でリカーを循環させる ための力、すなわち、発生器と吸収器の間、または、発生器とエゼクタの間、も しくは、発生器と吸収器およびエゼクタ の組み合わせとの間の圧力差はポンプにより提供される。熱交回路は、また、好 ましくは、冷媒リカー通路から冷媒リカーを引き込むための流体流通通路と連通 する入力端と、発生器または吸収器の一方にリカーを分配するための出力端とを 有している。 本発明の2つの実施形態では、図3、4に示すように、入力端は、リカーが低 濃度リカー液体である位置で流体流通通路と連通している。従って、熱交換回路 のための熱輸送媒体として低濃度リカーが使用される。 本発明の1つの実施形態では、図6に示すように、入力端は、リカーが低濃度 リカー蒸気である位置で流体流通通路と連通している。従って、熱交換回路のた めの熱輸送媒体として低濃度リカー蒸気が使用される。 更に、本発明の実施形態によれば、図5に示すように、入力端は、2つの位置 で流体流通通路と連通しており、そのうち一方ではリカーは低濃度リカー蒸気で あり、他方ではリカーは低濃度リカー液体である。従って、熱交換回路のための 熱輸送媒体として低濃度リカー液体および低濃度リカー蒸気が使用される。 更に、他の実施形態では、図7、7A、8、8A、9に示すように、入力端は 、リカーが高濃度リカー液体である位置で流体流通通路と連通している。従って 、熱交換回路のための熱輸送媒体として高濃度リカーが使用される。 本発明によれば、以下に説明するように、熱交換回路の出力端は、熱輸送領域 間で循環するリカーの一部を発生器または吸収器に分配するために配設されてい る。この出力端は、分配器(Distributor)等の液体または蒸気と液体の混合流 体を分配可能なあらゆる装置を使用することができ、好ましくは、発生器または 吸収器において前記分配器から流出するリカーの温度と、発生器または吸収器に おい いて分配器に直近する温度とが実質的に等しくなる領域に配設されている。分配 器へ供給されたリカーの圧力に従い、分配器へ流入するリカーの流量を制御し、 かつ/または減圧するために圧力調整装置が分配器の上流に配設してもよい。 更に、本発明の実施形態では、図3、3A、4、9に示すように、熱輸送媒体 として実質的に単一の液体相の作動流体が使用され、従って、作動流体の顕熱が 利用される。本発明の他の実施形態では、図5、6、7、7A、8、8Aに示す ように、熱輸送りゅたいとして二相流の作動流体が使用され、従って、作動流体 の顕熱と潜熱とが利用される。 図3を参照すると、既述したように、GAX式の熱輸送装置の第1の実施形態 を使用する発生器−吸収器式の熱交換装置100が図示されている。本実施形態 では、熱交換回路は、また、低濃度リカー通路としても作用し、発生器12の熱 輸送領域に配設された3つの熱交換コイル102、104、106と、吸収器1 4の熱輸送領域に配設された3つの熱交換コイル110、112、114とを具 備している。熱交換管路120が配設されており、該管路は発生器12の下端部 Eから低濃度リカー46を吸引するように配設された入力端122と、低濃度リ カーを分配するために吸収器14の上端部に配設された分配器124とを具備し ている。熱交換管路120は、3つの発生器熱交換コイル102、104、10 6を順次に吸収器熱交換コイル110、112、114に接続して、低濃度リカ ーを発生器12と吸収器14との間で交互に流通させる。 本発明の本実施形態によれば、低濃度リカー46は発生器12の高温領域Eに おいて入力端122から吸引され、その最高温度を発生器12の下部領域に伝達 することにより部分的に冷却された後に、第1の熱交換コイル102を通過して 移送される。相対的に高温の 液体が第1の熱交換コイル102を流通する際、発生器12に熱が輸送される。 低濃度リカーを発生器12から熱交換管路120の第1の部分130を介して吸 収器14へ移送するための圧力を提供するために、流体輸送ポンプ128を適宜 に使用することができる。代替的に、発生器12と吸収器14との間の圧力差を 利用して必要な圧力を得てもよい。冷却された低濃度リカーは、次いで、第2の 熱交換コイル110を通過して移送され、該コイルにおいて熱が吸収器の高温の 上部領域から第2の熱交換コイル110へ、すなわち該低濃度リカーへ輸送され る。吸収器14から熱を受けた後、該低濃度リカーは、次いで、熱交換管路12 0の第2の部分132を流通して発生器12へ帰還し、発生器12に配設された 第3の熱交換コイル104を介して該低濃度リカーから発生器12へ熱が輸送さ れる。 この熱交換の後、この液体は、次いで、熱交換管路120の第3の部分134 を介して吸収器14へ帰還し、第4の熱交換コイル112を流通して吸収器14 から熱の輸送を受けるとき温度が上昇する。低濃度リカーは、次いで、熱交換管 路120の第4の部分を流通して発生器12へ帰還して、第5の熱交換コイル1 06を介して熱輸送が行われる。この熱交換の後、低濃度リカーは、熱交換管路 120の第5の部分138を流通して吸収器14内に配設された第6の熱交換コ イル114へ移送される。分配器124の上流に圧力調整装置126が配設され ており、吸収器14の適当な位置に配設された分配器114に流入する前に、該 流入する低濃度リカーの圧力が調整、減圧される。圧力調整装置126は、例え ば、減圧弁、絞り装置または吸収器14へ流入する低濃度リカーの流量を調整し 、かつ/または、圧力を低減するあらゆる装置により構成することができる。分 配器124は、相対的に高温の低濃度リカーを第2と、 第4と、第6の熱交換コイル110、112、116の外部を通過させ、以て、 熱が、該3つのコイル内の液体に伝達され、低濃度リカーを介して発生器12に 伝達される。 GAX型熱交換装置の本実施形態を通じて、低濃度リカーの相は実質的に全て 液体である。この手法の利点は、独立の熱輸送通路が除去され、フロースプリッ タが除去され、最終的に圧力調整装置126を除いて全ての流量制御手段が除去 される点である。 図3に図示されていない第1の実施形態の変形では、発生器12と吸収器14 との間に更に通路が配設される。こうして、図3に示した実施形態の発生器1と 吸収器14との間の低濃度リカーの3つの通路ではなく、発生器12と吸収器1 4との間に4つの通路が配設される。これにより、吸収器14から発生器12へ 低濃度リカーを輸送するための更なる熱交換管路の部分と、発生器12から吸収 器14へ低濃度リカーを戻すための更なる熱交換管路の部分とを配設する必要が あるのみならず、発生器12内に更に熱交換コイルを配設し、かつ、吸収器14 内にも更に熱交換コイルを配設しなければならない。本発明によれば、吸収器1 4から発生器12へ最適な熱量を輸送するために使用される通路の数は、輸送す べき熱量と、低濃度リカーの流量および低濃度リカーの比熱により決定される。 図3Aに示す本発明の第1の実施形態の他の変形では、発生器12と吸収器1 4の各々が4つの熱交換コイルを具備している。然しながら、各熱交換コイルが 熱輸送領域の全温度範囲に渡って配設されている既述の実施形態とは異なり、図 3Aの実施形態では、発生器および吸収器の各々に配設された2つの熱交換コイ ル、すなわち、発生器の熱交換コイル102、104と、吸収器内の熱交換コイ ル110、112のみが、全熱輸送領域に渡って配設されている。発生器12の 熱交換コイル144、148および吸収器14の熱交換 コイル146、149は発生器および吸収器の熱輸送領域全体に渡って配設され ていない。発生器12の熱交換コイル144および吸収器14の熱交換コイル1 46は、発生器および吸収器の熱輸送領域の中温領域から低温領域に渡って配設 されている。熱交換コイル148、149は熱輸送領域の低温領域にのみ配設さ れている。熱交換コイルをこのように構成することにより、本実施形態で使用さ れる低濃度リカーの特定のアンモニア/水溶液に対して最適熱輸送特性により近 づけることが可能となる。 図4を参照すると、既述したように、GAX式熱輸送装置の第2の実施形態を 使用する発生器−吸収器式の熱交換装置150が図示されている。本実施形態で は、熱交換回路は、また、低濃度リカー通路としても作用し、発生器12の熱輸 送領域に配設された熱交換コイル152と、吸収器14の熱輸送領域に配設され た熱交換コイル154とを具備している。熱交換管路156が配設されており、 該管路は発生器12の下端部Eから低濃度リカー46を吸引するように配設され た入力端158と、低濃度リカーを分配するために吸収器14の上端部に配設さ れた分配器160とを具備している。熱交換管路156は、発生器熱交換コイル 152を順次に吸収器熱交換コイル154に接続して、低濃度リカーを発生器1 2と吸収器14との間で交互に流通させる。 本発明の本実施形態によれば、低濃度リカーを発生器12の熱交換コイル15 2と吸収器14の熱交換コイル154との間で循環させるための圧力を提供する ために、流体輸送ポンプ162を適宜に使用することができる。代替的に、発生 器12と吸収器14との間の圧力差を利用して必要な圧力を得てもよい。例えば 、流体輸送ポンプ162は、ポンプを駆動するために発生からの低濃度リカーを 使用する低濃度リカー駆動式ポンプとすることができる。また、低 濃度リカーを熱交換管路156に循環させるために、発生器12と吸収器14の 間の圧力差と組み合わせてジェットまたはエゼクタ164を使用することもでき る。本明細書において、「ジェット」および「エゼクタ」の用語は同義であり、 蒸気または液体の流れの運動量を利用して他の蒸気または液体を輸送する輸送力 を得る装置を意味している。こうした装置は、高圧流体がジェット内に流入する ための入口と、蒸気または液体の流れと連通する出口と、輸送される蒸気または 液体のための吸引ポートとを具備している。上記装置は、上記2の流れが同じ出 口からジェットとして流出するとき、該2つの流れを内部混合する。 低濃度リカー46が流体輸送ポンプ162またはジェット164により循環さ れると、該低濃度リカーは熱交換管路156を流通して、該コイルにおいて熱が 比較的高温の吸収器14から該低濃度リカーへ輸送される。熱交換コイル154 から流出すると、加熱された液体の一部が流量制御装置166において引き出さ れ、吸収器14の上方部に配設された分配器160に供給される。分配器160 へ供給される流量は流量制御装置166により制御される。該流量制御装置は、 例えば弁により構成することができる。熱交換コイル152、154の間で循環 るす流量は、流体輸送ポンプ162またはジェット164と、熱交換コイル15 2、154と熱交換管路156を通じての圧力損失により決定される。 流量制御装置166を介して分配器160へ供給されなかった高温の低濃度リ カーは、低濃度リカーから発生器12へ熱を輸送するために、ジェット164を 通過して発生器12の熱交換コイル152へ帰還する。本実施形態では、低濃度 リカーの状態は実質的に全て液体である。熱交換コイル152と熱交換コイル1 54の間の低濃度リカーの流量は、吸収器14から発生器12への熱輸送量が最 適 となるように制御される。 図5を参照すると、既述したように、GAX式の熱輸送装置の第1の実施形態 を使用する発生器−吸収器式の熱交換装置200が図示されている。本実施形態 では、熱交換回路は、また、低濃度リカー通路としても作用し、発生器12の熱 輸送領域に配設された熱交換コイル202と、熱交換管路204とを具備してい る。熱交換管路204は、吸収器14の上端部から低濃度リカー蒸気を吸引する ために配設された蒸気入口206である入力端と、蒸気入口206からの低濃度 リカー蒸気をエゼクタ212へ導入するための蒸気出口管路215と、発生器1 2の下端部から低濃度リカー液体を吸引するように配設された入力端208とを 有している。熱交換管路204は、また、吸収器14に低濃度リカー蒸気と低濃 度リカー液体の混合物を分配するために配設された分配器210である出力端を 有している。本実施形態では、吸収器14の上方部F−Gが除去されている。吸 収器14の上方部において通常生じる吸収と熱輸送は、本実施形態では、発生器 12の熱交換コイル202において生じる。 本発明の本実施形態によれば、発生器12の底部から入力端208と熱交換管 路204とを介して吸収器14への低濃度リカー46の輸送は、これらの構成要 素間の圧力差により生じる。エゼクタ212を通過する低濃度リカーにより、吸 収器14の上端から蒸気入口206と蒸気出口管路215とを介してエゼクタ2 12の吸引ポートへ蒸気が吸引される。吸収器14の上端からの低濃度リカー蒸 気は、低濃度リカー液体の冷媒濃度よりも高い冷媒濃度を有しており、エゼクタ 212内で発生器12の高温領域からの低濃度リカー液体と混合される。 エゼクタ212から、低濃度リカー蒸気と低濃度リカー液体から成る高温の二 相混合流体は、発生器12の熱交換コイル202へ供 給され、低濃度リカー蒸気の少なくとも一部、および、好ましくは実質的に低濃 度リカー蒸気の全てが低濃度リカー液体に吸収され、結果的に生じる熱が高温の 低濃度リカー液体から発生器12へ輸送される。吸収された低濃度リカーは、熱 交換コイル202から熱交換管路204を介して吸収器14の適当な位置に配設 された分配器210へと循環する。分配器210の上流には圧力調整装置214 が配設されており、流入する低濃度リカーの圧力が吸収器14へ流入する前に調 整、減圧される。 本発明の本実施形態によれば、吸収器14を短くすることができる。すなわち 、吸収器14の頂部または最も温度の高い部分が除去される。本実施形態におい て、吸収器14には熱交換コイルが配設されていない。と言うのは、分配器21 0から流出するリカーが、つまり、低濃度リカー液体へ吸収された低濃度リカー 蒸気が、図2の領域Gにおける温度および濃度に等しい、または、近い値を有し ているからである。低濃度リカー蒸気の潜熱を利用することにより、熱交換コイ ル202を一回通過するだけで全GAX熱が吸収器14から発生器12へ輸送さ れる。 本実施形態の利点は、熱輸送通路の数が削減され吸収器の高さおよびコストが 低減される点である。然しながら、本実施形態により得られるGAX熱輸送量は 理論的に得られる最大熱輸送量よりも低い。と言うのは、高温の低濃度リカー液 体を低温の低濃度リカー蒸気と混合することにより、温度が吸収器の可能な最高 温度よりも低いからである。発生器12への熱輸送によりリカーの温度が200 °F(図2において点Gの近傍)へ低減される。本実施形態では、最適なGAX システムよりも全効率が低下するが、他の加熱方法および他の吸収サイクルより は効率が高く維持される。通路および熱交換コイルの数が少ないことに基づくコ スト上の利点は、本実施形態を 魅力ある低コストシステムとする。 図6を参照すると、既述したように、GAX式の熱輸送装置の第1の実施形態 を使用する発生器−吸収器式の熱交換装置300が図示されている。本実施形態 では、熱交換回路は、発生器12の熱輸送領域に配設された熱交換コイル302 を具備している。熱交換管路304が、低濃度リカー蒸気を吸引するために吸収 器14の上端部に好ましく配設された蒸気入口306と、低濃度リカー蒸気をエ ゼクタ212へ導入するための蒸気出口管路215と、吸収器14に低濃度リカ ー蒸気の凝縮液を分配するために配設された分配器310とを具備している。熱 交換管路204が発生器12と吸収器14との間で低濃度リカーを循環させる。 本実施形態では、また、吸収器14において蒸気入口306の下側で、かつ、熱 交換コイル40の上側で充填剤310が好ましく使用される。充填剤310は蒸 気と液体との間での大きな接触面積を提供して、蒸気と液体との間の質量輸送を 最適化する。これにより、吸収器14における高温領域の蒸気の温度が発生器1 2から吸収器14の頂部へ流入する低濃度リカーの温度に近くなる。吸収器14 から蒸気入口306を通じて流出する蒸気は低濃度リカーである。と言うのは、 吸収器14の頂部に流入する低濃度リカー液体と平衡状態にあるからである。然 しながら、平衡状態にある蒸気の濃度は、常に平衡状態にある液体の濃度よりも 高いので、蒸気入口306を通過して吸収器14から流出する蒸気は、発生器1 2からの低濃度リカー液体中の冷媒濃度よりも高い冷媒濃度を有している。 本発明の本実施形態によれば、上昇して充填剤310の領域を通過する低濃度 リカー蒸気は吸収器14の上方領域内に集まる。低濃度リカー蒸気は、次いで、 蒸気入口306を通過して熱交換管路403へ導かれ、発生器12へ供給され熱 交換コイル302に導入 される。熱交換コイル302を通過して蒸気が上方へ移動すると、該蒸気は温度 が低下する領域へ進入し、以て蒸気の少なくとも一部、好ましくは全部が凝縮す る。この蒸気の凝縮に加えて蒸気の一部が凝縮液に吸収される。こうして、蒸気 が熱交換コイル302の最も高い領域に到達すると、該蒸気は、好ましくは、実 質的に単相の液体状態となる。流体輸送装置312により、液体を熱交換管路3 04を通じて吸収器14へ輸送するための充分な力が提供され、吸収器において 分配器308を介して適当な位置に分配される。 流体輸送装置312は、好ましくはポンプにより構成されるが、エゼクタによ り構成することもできる。液体輸送装置312は、装置300内の他の点からの 液体を利用する液体モータにて図示されている。流体輸送装置312は、熱交換 管路304において熱交換コイル302と分配器308との間に配置されている 。と言うのは、管路のこの位置は温度が低いからである。代替的に、流体輸送装 置312は、低濃度リカー蒸気を熱交換コイル302へ輸送するために、蒸気入 口306と熱交換コイル302との間に配設してもよい。この場合、流体輸送装 置312はブロアーにより構成される。熱交換コイル302の伝熱面積および配 置が、発生器12から流出する凝縮された蒸気が実質的に液体相となるようにす ることは好ましい。 熱交換コイル302の上流の蒸気の流量および熱交換コイル302の下流の液 体の流量は、蒸気入口306を通じて吸収器14の頂部から流出する蒸気の全流 量と等しくなる。こうして、本発明の本実施形態を構成する要素の大きさは、吸 収器14の上方領域の蒸気が、吸収器14の上方領域に溜まることなく自由に蒸 気入口306を通じて流出できるように決定されなければならない。 本発明の本実施形態の利点は、凝縮を通じての熱輸送は、単相の熱輸送よりも 小さな伝熱面積しか必要としないので、ただ1つの熱 交換コイルのみが必要となる点であり、そして、こうした熱輸送装置は相対的に 制御が容易である。 図7を参照すると、既述したように、GAX式熱輸送装置の第2の実施形態を 使用する発生器−吸収器式の熱交換装置350が図示されている。本実施形態で は、熱交換回路は、吸収器14の熱輸送領域に配設された熱交換コイル352と 、発生器12の熱輸送領域に配設された熱交換コイル354とを具備している。 熱交換管路356が配設されており、該管路は高濃度リカー通路21から高濃度 リカーの供給を受けるように配設された入力端358と、発生器12へ高濃度リ カーを分配するように配設された分配器360とを具備している。熱交換管路3 56は、熱交換コイル352、354を順次に接続して、高濃度リカーを吸収器 14と発生器12との間で交互に流通させる。 本発明の本実施形態によれば、流量制御弁362により高濃度リカー通路21 の入力端358を介して、高濃度リカーの一部がGAX熱輸送装置へ導入される 。熱交換管路356内の高濃度リカー液体は、熱交換コイル352を上方に流通 して吸収器14から吸収器14から熱が輸送され、好ましくは、高濃度リカーの 少なくとも一部が蒸発する。熱交換コイル352から流出する高濃度リカーの温 度が上昇して、発生器12から低濃度リカー通路22を介して吸収器14へ流入 する低濃度リカーの温度に近づくのに必要な量の高濃度リカーが蒸発することが 望ましい。然しながら、本発明の発生器−吸収器式の熱交換装置は低温、例えば 5°Fまたはそれ以下の温度の外気に配置されたヒートポンプ装置内で使用され た場合には、考えうる限り高濃度リカーは熱交換コイル352内の蒸発しないで あろう。 加熱された二相流は、次いで、熱交換通路356を流通して熱交 換コイル354へ輸送され、該二相流の高濃度リカーから発生器12へ熱が輸送 される。分配器360を介して発生器12の適当な位置に供給される前に、流れ の液体部分への蒸気の再吸収により熱交換コイル354から発生器12へ熱が輸 送される。圧力調整装置359が分配器360の上流に配設されており、流入す る高濃度リカーの圧力が、既述したように、吸収器12の適当な位置に配設され た分配器360へ流入する前に調整される。圧力調整装置359は、分配器36 0を通過して蒸気が発生器12へ流入することを防止する。 熱交換管路356を通過する高濃度リカーの流れは、流量制御弁362または 圧力調整装置359もしくはその両者の組み合わせにより制御される。高濃度リ カー通路21内の流れを制御するために任意に選択できる付加的な絞り(図示せ ず)型の手段が使用される(この手段は、蒸気の流れを制限するためには使用で きない)。 好ましくは、高濃度リカーの流れは、吸収器14内で熱交換管路356を流通 する液体が吸収器14の熱輸送領域の作動温度に基づいて最大限蒸発するように 制御される。同様に、蒸気または蒸気と液体の混合物は、次いで、熱交換コイル 356の頂部において分配器360により発生器12に分配される前に完全に凝 縮し、かつ/または、単相の液体へ吸収される。 本発明の本実施形態の利点は、付加的なポンプ式の輸送装置を必要とせず、か つ、蒸気熱輸送装置が比較的単純に制御できる点である。更に、流量制御弁36 2および/または圧力調整装置359を通過する液体の流れの比率が一度セット されると、GAX式熱輸送の第6の実施形態は本質的に更なる制御手段を必要と しない。 本発明によるこの実施形態の変形が、図7Aにおいて発生器−吸収器式熱交換 装置370により示されている。この実施形態では、発生器12内の熱交換コイ ル354が除去され、かつ、適当な位置 に配置された分配器372を介して二相の高濃度リカーが発生器12へ導入され る。分配器372は、本実施形態では、蒸気と液体の混合物を分配可能な装置で あり、好ましくは、流入する高濃度リカーと等しい温度を有する発生器12の熱 輸送領域に配置されている。この変形により、熱交換コイルが除去されるので装 置のコストおよび人工費用が低減される。 また、本実施形態では、好ましくは、発生器12において高濃度リカー通路の 分配器376の下側に充填剤374の領域を使用される。発生器12の充填剤2 74の領域により、蒸気と液体の大きな接触面積が提供され、蒸気と液体の間の 質量輸送が最適化される。これにより、発生器12における低温領域の蒸気の温 度が吸収器14から発生器12の頂部へ流入する高濃度リカーの温度に近くなる 。この充填剤は、当該作動流体で使用可能であれば、熱と質量の輸送に一般的に 使用されるあらゆる充填剤が使用される。 図8を参照すると、既述したように、GAX式の熱輸送装置の第1の実施形態 を使用する発生器−吸収器式の熱交換装置400が図示されている。本実施形態 では、熱交換回路は、吸収器14の熱輸送領域に配設された熱交換コイル402 と、発生器12の熱輸送領域に配設された熱交換コイル404とを具備している 。熱交換管路406が配設されており、該管路は高濃度リカー通路21から高濃 度リカーの供給を受けるように配設された入力端408と、発生器12へ高濃度 リカーを分配するように配設された分配器410とを具備している。熱交換管路 406は、熱交換コイル402、404を順次に接続して、高濃度リカーを吸収 器14と発生器12との間で交互に流通させる。 本発明の本実施形態によれば、相対的に高温の高濃度リカーが吸収器14に配 設された熱交換コイル40を通過した後、溶液ポンプ 38の吐出側に配設された入力端408において引き込まれる。流量制御弁41 2が、熱交換管路406を流通する液体の流量を調整する。高濃度リカーは、熱 交換コイル402を流通するとき更に加熱され、好ましくは高濃度リカーの少な くとも一部が蒸発する。熱交換コイル402から流出する高濃度リカーの温度が 上昇して、発生器12から吸収器14の熱輸送領域へ流入する低濃度リカーの温 度に近づくのに必要な量の高濃度リカーが蒸発することが望ましい。然しながら 、本発明の発生器−吸収器式の熱交換装置は低温、例えば5°Fまたはそれ以下 の温度の外気に配置されたヒートポンプ装置内で使用された場合には、考えうる 限り高濃度リカーは熱交換コイル352内の蒸発しないであろう。 加熱された二相流は、次いで、熱交換通路406を流通して発生器12へ輸送 される。高温の二相流高濃度リカーが熱交換コイル404に流入すると、低音の 発生器12へ熱が輸送される。熱交換コイル404から発生器12への熱輸送に より蒸気が実質的に液体に再吸収される。流出する液体は、次いで、分配器41 0により発生器12の適当な位置に分配される。圧力調整装置409が分配器4 10の上流に配設されており、流入する高濃度リカーの圧力が、既述したように 、吸収器12の適当な位置に配設された分配器410へ流入する前に調整される 。圧力調整装置409は、分配器410を通過して蒸気が発生器12へ流入する ことを防止する。 熱交換管路356を通過する高濃度リカーの流れは、流量制御弁412または 圧力調整装置409もしくはその両者の組み合わせにより制御される。高濃度リ カー通路21内の流れを制御するために任意に選択できる付加的な絞り(図示せ ず)型の手段が使用される(この手段は、蒸気の流れを制限するためには使用で きない)。 好ましくは、高濃度リカーの流れは、吸収器14内の熱交換コイ ル402に流入する液体が吸収器14の熱輸送領域の作動温度に基づいて最大限 蒸発するように制御される。同様に、蒸気または蒸気と液体の混合物は、次いで 、熱交換コイル404の頂部において分配器410により発生器12に分配され る前に完全に凝縮し、または、単相の液体へ吸収される。 図8に示す本発明の実施形態と、図7に示す実施形態の基本的な相違は、高濃 度リカー通路21から高濃度リカーが引き出される位置であり、従って、該リカ ーの温度である。図7の実施形態では、高濃度リカーは熱交換器40の上流側に 配設された入力端358で引き出される。この位置における液体の温度は典型的 に約100°Fである。図8の実施形態では、高濃度リカーは熱交換器40の下 流側に配設された入力端408で引き出される。この位置における液体の温度は 典型的に約200°Fである。どちらの実施形態を選択するからは、システム全 体の設計パラメータに依存している。更に、上記2つの手法の間には、図7の実 施形態の熱交換コイル352を通過する高濃度リカーよりも、図8の実施形態の 熱交換コイル402を通過する高濃度リカーの温度が高温であり蒸気相となり易 い、という事実の観点からの好みがある。 然しながら、図8の実施形態ではなく、図7の実施形態を利用する理由は、図 8の実施形態での流体の平均温度が高いというものである。図8の実施形態を参 照すると、熱交換コイル41の高濃度リカーへ輸送される熱量に対して、熱交換 コイル40の高濃度リカーへ輸送されるべき熱量は、発生器−吸収器式熱交換装 置が作動する外気温度の関数となっている。従って、入力端408での液体温度 は、図7、7Aの実施形態の入力端358における液体温度よりも変化する。温 度変化は、流量制御弁412に悪影響を及ぼす。この場合には、図7の実施形態 が好ましい。 更に、図8の実施形態の流量制御弁412は約200°Fの流体と接触するの に対して、図7の実施形態の流量制御弁362は約100°Fの流体と接触する ので、該流量制御弁のために標準的な弁材料を使用することができる。 本発明の図8に示す実施形態の他の変形 図8Aの発生器−吸収器式熱交換装置により示す本発明の図8に示す実施形態 の他の変形では、発生器12内の熱交換コイル404が除去され、かつ、適当な 位置に配置された分配器432を介して高濃度リカーが発生器12へ導入される 。本実施形態において、分配器432は、蒸気と液体の混合物を分配可能な装置 であり、好ましくは、分配器432から流出する高濃度リカーの温度が、発生器 12において分配器432に隣接する領域の温度が等しい領域に配置される。図 7Aに示すように、本実施形態でも、発生器12内において高濃度リカー通路分 配器376の下側に充填剤432を使用することが望ましい。 図9を参照すると、既述したように、GAX式の熱輸送装置の第7の実施形態 を使用する発生器−吸収器式の熱交換装置450が図示されている。本実施形態 では、熱交換回路は、吸収器14の熱輸送領域に配設された2つの熱交換コイル 452、454と、発生器12の熱輸送領域に配設された2つの熱交換コイル4 56、458とを具備している。熱交換管路460が配設されており、該管路は 高濃度リカー通路21から高濃度リカーを受けるように配設された入力端462 と、高濃度リカーを分配するために発生器12に配設された分配器464とを具 備している。熱交換管路460は、熱交換コイル452、454、456、45 8を順次に接続して、低濃度リカーを発生器12と吸収器14との間で交互に流 通させる。 本発明の本実施形態によれば、高濃度リカーは入力端462にお いて流量制御弁466を介して高濃度リカー通路12から引き出される。溶液ポ ンプ38が、高濃度リカーを吸収器14と発生器12の間で移送するための輸送 力を提供すると共に、熱交換コイル452、454、456、458を流通する 間に蒸発しないように高濃度リカーを加圧する。吸収器14の温度において、高 濃度リカーが実質的に液体状態で維持されるように、高濃度リカーの流量、圧力 を調整するために流量制御弁466を使用してもよい。流量制御弁466から、 高濃度リカーは熱交換管路460の第1の部分468を通過して吸収器14の熱 輸送領域に配設された熱交換コイル452へ供給され、吸収器14からの熱が該 高濃度リカーへ輸送される。 加熱された高濃度リカーは、次いで、熱交換管路460を介して吸収器14か ら発生器12へ輸送され、発生器12の熱輸送領域に配置された熱交換コイル4 56を流通して発生器12の高濃度リカーから熱が伝達される。高濃度リカーは 、次いで、発生器12の熱交換コイル456の出口から熱交換管路460の第3 の部分を介して吸収器14の熱交換コイル454へ循環し、ここで吸収器14か ら高濃度リカーへ熱が輸送される。熱交換コイル454からの加熱された高濃度 リカーは、次いで、熱交換管路460の第4の部分474を介して発生器12の 熱輸送領域に配設された熱交換コイル458へ循環し、ここで、加熱された高濃 度リカーから発生器12へ熱が輸送される。熱交換コイル458から、高濃度リ カーは分配器464へ流入する。 分配器464の上流に圧力調整装置476を配設することができる。該圧力調 整装置において、高濃度リカーの圧力は発生器12へ流入する前に調整される。 分配器464により、高濃度リカーガ発生器12の適当な位置に分配される。溶 液ポンプ38から分配器464への高濃度リカーの流れは流量制御466と、圧 力調整装置 476と、または両者の組合せのいずれかにより制御される。高濃度リカー通路 21の流れを制御する任意に選択できる付加的な手段として、蒸気の流れを制限 するのに有効な毛細管式の絞り装置(図示せず)を使用してもよい。 高濃度リカーの流れは、図9の本実施形態を通じて高濃度リカーの相が実質的 に全て液体となるように制御される。この手法の利点は、GAX式の熱輸送装置 のための付加的な流体輸送装置が不要であり、こうした熱輸送装置は相対的に制 御が単純である点である。流量制御弁466を流通する液体の流れの割合がセッ トされると、GAX式熱輸送装置の第7の実施形態は、更に制御手段を本質的に 必要としない。 図示しない本実施形態の他の変形では、発生器12と吸収器14との間に付加 的な通路が配設される。従って、図9に示す本実施形態のごとく吸収器14と発 生器12との間に配設された2つの高濃度リカーの通路ではなく、本実施形態の 代替実施形態では、吸収器14と発生器12との間に3つの通路が配設される。 これにより、発生器12から吸収器14へ高濃度リカーを輸送するとともに、吸 収器14から発生器12へこうのうどリカーを輸送するための管路の付加的な部 分が必要となることはもとより、発生器12および吸収器14の各々に更に熱交 換コイルが必要となる。本発明によれば、任意の量の熱を吸収器14から発生器 12へ輸送するために使用される通路の数は、輸送される熱量と、重なり合う温 度範囲と、高濃度リカーの流量と、高濃度リカーの比熱の関数である。 上述した本発明の全ての実施形態およびその変形において、液体、蒸気または 液体と蒸気の混合物が発生器または吸収器の熱交換コイルを流通する際、流れの 向きを鉛直上方へ向けることは好ましい。この流れの向きは、吸収器および発生 器内の温度勾配と最適に適合 し、上昇するコイル内の流れと落下する液体の流れの間で最良の対向流温度差を 得ることができる。 上述したGAX式熱輸送装置の実施形態によれば、熱交換コイルは発生器およ び吸収器内部に配設することができる。代替的に、本発明によれば、熱交換コイ ルは、熱を輸送するのに望ましい領域に隣接させて、および/または、熱を輸送 するのに望ましい領域に伝熱的に接触させて発生器と吸収器の外部に配設するこ ともできる。本明細書において「熱輸送領域」の用語は、発生器または吸収器の 内部はもとより、熱を輸送するのに望ましい領域に隣接させた、および/または 、熱を輸送するのに望ましい領域に伝熱的に接触させた発生器または吸収器の外 部をも意味する。 図10を参照すると、本発明の発生器−吸収器式の熱交換装置をの1つを利用 するヒートポンプ550が図示されている。ヒートポンプ550は、室外機熱交 換コイル552と室内器熱交換コイル554とを具備している。室内器熱交換コ イル554は、選択に従い、加熱された空気または冷却された空気を建物内に供 給するためのファンやブロアー等の空気輸送装置556を具備している。室外機 熱交換コイル552もまた、選択に従い、ファンやブロアー等の空気輸送装置5 56を具備している。室外機熱交換コイル552と、室内器熱交換コイル554 および空気輸送装置556、557は、ヒートポンプまたは空調システムで使用 される標準的な周知の機器により構成することができる。 ヒートポンプ550は、2つの主要区域と、発生器−吸収器式熱交換装置(吸 収ユニット)と、不凍液システムとを具備している。本発明による発生器−吸収 器式熱交換装置は、吸収器14と発生器12と凝縮器16と蒸発器18とを含む 既述の構成要素により構成することができる。不凍液システムは、低温流体回路 および高温流 体回路に分けられる。本発明で使用可能な不凍液は、熱を輸送するために有効で あると周知の流体を含んでいる。好ましい不凍液は、プロピレングリコール等の 毒性を有さず、かつ、不燃性の不凍液を含む水溶液である。 冷却から加熱へ変更するために冷凍回路を逆転させる標準的なヒートポンプシ ステムとは異なり、本発明のヒートポンプ550は冷凍回路を逆転させる代わり にシステム流制御装置558を使用する。このシステム流量制御装置は、好まし くは、八方弁であり不凍液回路を逆転させることができる。システム流制御装置 558は不凍液を低温の蒸発器18または高温の凝縮器16の何れか一方と吸収 器14および発生器12から室外機熱交換コイル552または室内器熱交換コイ ル554の何れか一方へ不凍液を方向付けることができる。 低温の不凍液回路は蒸発器18を具備している。該蒸発器は、蒸発器熱交換コ イル586を介して不凍液を冷却し、夏期に家または建物から除去した熱を、ま たは、冬期に外気から除去した熱を前記不凍液から除去する。 高温の不凍液回路は吸収器14と、凝縮器16と、発生器12とを具備してい る。これらの構成要素は抽出した熱をI00°Fよりも高い温度に上昇させる。 吸収器14と、凝縮器16と、発生器12の熱出力の合計は、2つの熱入力、す なわち、ガスの燃焼による熱と、蒸発器18への低温熱入力の合計に等しい。吸 収器14と発生器12および凝縮器16は、吸収器熱交換コイル578と発生器 熱交換コイル572と凝縮器熱交換コイル568とを介してシステムの出力熱を 高温の不凍液へ与える。冬期に、高温の不凍液が家または建物へガスの燃焼によ る熱よりも多い熱を輸送する。米国の多くの地域では付加的な熱源は必要ない。 図10に示す本発明のヒートポンプの特定の実施形態では、高温の不凍液回路 は、システム流制御装置558からの不凍液を、例えばフロースプリッタにより 構成可能な第1の流量制御装置564へ輸送する第1の管路562を具備してい る。高温の不凍液回路を通過させて不凍液を循環させるために、ポンプ等の流体 輸送装置560が利用される。流体輸送装置560は高温不凍液回路のどこに配 設してもよいが、好ましくは第1の管路562に配設される。 本実施形態によれば、第1の管路562からの不凍液の第1の部分は第1の流 制御装置564を介して第2の管路566へ方向付けられる。第2の管路により 不凍液は凝縮器熱交換コイル568へ供給される。凝縮器熱交換コイル568に おいて、凝縮器16から不当液へ熱が輸送される。不凍液は凝縮器熱交換コイル 568から第3の管路570を介して発生器熱環流熱交換コイル572へ輸送さ れる。発生器環流熱交換コイル572では、熱は発生器12から不凍液へ輸送さ れる。不凍液は、発生器環流熱交換コイル572から第4の管路574を介して システム流制御装置558へ帰還する。 本実施形態において、第1の管路562からの不凍液の第2の部分は、第1の 流制御装置564を介して第5の管路576へ方向付けられ、該不凍液を吸収器 熱交換コイル578へ輸送される。吸収器熱交換コイル578において、吸収器 14から不凍液へ熱が輸送される。不凍液は吸収器熱交換コイル578から第6 の管路580を介して第4の管路574へ輸送され、システム流制御装置558 へ帰還する。 図10に示す高温不凍液回路のための特定の流れ装置は、単に例示であり本発 明を限定しない。吸収器14、凝縮器16、発生器12の間の不凍液のための他 の流れ装置が本発明の範囲に含まれる。例えば、吸収器14と凝縮器16と発生 器12とを流通する不凍液の 流れは、並列的であっても直列的であってもよい。然しながら、図10に示すよ うに、凝縮器16と吸収器14とを並列的に流れることは好ましい。 低温不当液回路は、システム流制御装置558から蒸発器熱交換コイル586 へ不凍液を循環させる第1の管路582を具備している。蒸発器熱交換コイル5 86では、不当液から蒸発器18へ熱が輸送される。不凍液は蒸発器熱交換コイ ル586から第2の管路588を介してシステム流制御装置558へ帰還する。 ポンプ等の流体輸送装置584が、低温不凍液回路を通して不凍液を循環させる ために利用される。流体輸送装置584は、低温不凍液回路のどこにでも配設で きるが、然しながら、第1の管路586に配設される。図10に示す低温不凍液 回路のための特定の流れ装置は、単に例示であり本発明を限定しない。 システム流制御装置558が、夏期に低温不凍液を室内器熱交換コイル554 へ方向付けると共に、高温不凍液を室外機熱交換コイル552へ方向付けかつ、 冬期に低温不凍液を室外機熱交換コイル552へ方向付けると共に、高温不凍液 を室内器熱交換コイル554へ方向付ける。家または建物の冷房または暖房要求 に応じて、流れを逆転させるこの方法は、また、冬期に必要に応じて室外機熱交 換コイル552へ高温不凍液を逆流させることにより、室外機熱交換コイル55 2の霜取りを行うためにも利用可能である。 上述した実施形態を構成する材料の選択およびその変形は、作動流体、すなわ ち、冷媒と吸収剤の成分および予測される作動圧力、温度範囲に依存している。 300°F(発生器の下部領域は除く)までの温度範囲、および、300psi aまでの圧力で作動するアンモニアと水吸収剤の溶液に対しては、該溶液と接触 する全ての材料として軟鋼が好ましい選択である。他の溶液に対する構成要素の 材料選択は、吸収装置の分野で通常の知識を有する当業者には周知である。 既述した種々のGAX式熱輸送手段を住宅用または小型の商用ヒートポンプで 説明したが、これらの実施形態の利点はこうした適用例に限定されない。本明細 書に記載された種々のGAX式熱輸送装置により高められた性能は、一例として 、醸造、食品処理、殺菌、製紙等の中程度の温度による加熱、冷却を必要とする プロセスへも適用されよう。更に、本発明の原理は、中温にて加熱するために低 温、高温加熱源の組合せにより効率的に熱を変換する吸収式ヒートポンプサイク ルに限定されない。本発明は、有用な高温出力と低温出力とを製造するために、 プロセスプラントからの高温の温排水など中−高温から熱を変換する熱変換装置 にも同様に適用可能である。 本発明の精神または範囲から逸脱することなく、発生器−吸収器式熱交換装置 、および、発生器と吸収器の間で熱を変換するヒートポンプおよび方法に関して 種々の改良と変形が可能であることは当業者の当然とする所である。従って、本 発明が、請求の範囲に記載の範囲およびその等価物の範囲内で上記本発明の改良 および変形に及ぶことは当然である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LK,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S I,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 マーサラ,ジョゼフ アメリカ合衆国,イリノイ 60137,グレ ン エリン,ロジャー ロード 641

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.発生器と吸収器とを具備する発生器−吸収器式熱交換装置において、前記吸 収器は前記発生器内部の圧力よりも低い内部圧力を有し、前記吸収器と発生器の 各々は、その両端部にある高温領域と低温領域と、熱輸送領域、すなわち、各熱 輸送領域を形成する温度範囲が重なり合った熱輸送領域とを有しており、低濃度 リカーを前記発生器の高温領域から、そして、高濃度リカーを前記吸収器の低温 領域から、前記発生器と前記吸収器の高温領域、熱輸送領域および低温領域へ、 かつ、これら領域を通過するように循環させる流体流通通路が設けられ、 改良が、前記流体流通通路から前記リカーの一部を受け取り、該リカーの一部 を前記熱輸送領域間で循環させ、前記吸収器から前記発生器へ熱を輸送するよう に配設された熱交換回路を具備する発生器−吸収器式熱交換装置。 2.前記熱交換回路は、前記発生器と前記吸収器の一方に熱輸送領域に配設され た熱交換要素と、前記流体流通通路からの前記リカーの一部を前記熱交換要素、 および、前記発生器と前記吸収器の他方の熱輸送領域へ導くための管路とを具備 する請求項1に記載の装置。 3.前記熱交換回路は複数の熱交換要素を具備し、その少なくとも1つの熱交換 要素は、前記発生器と前記吸収器の各々の熱輸送領域に配設されており、前記熱 交換回路は、更に、前記流体流通通路からの前記リカーの一部を前記熱輸送領域 の間で交互に前記熱交換要素の各々に順次に導くための管路を具備する請求項1 に記載の装置。 4.前記熱交換回路が、更に、前記リカーの一部を循環させるための熱交換回路 ポンプを具備する請求項1に記載の装置。 5.前記熱交換回路が、更に、前記リカーの一部を循環させるため のエゼクタを具備する請求項1に記載の装置。 6.前記発生器と前記吸収器との間の圧力差が前記リカーの一部を循環させるた めの移動力を提供する請求項1に記載の装置。 7.前記熱交換回路が、更に、前記流体流通通路に連通する入力端と、前記発生 器および吸収器の一方に前記リカーの一部を分配する出力端とを具備する請求項 1に記載の装置。 8.前記熱交換回路が、更に、前記出力端の上流に圧力調整装置を具備する請求 項7に記載の装置。 9.前記入力端は、前記リカーが高濃度リカー液体である位置において前記流体 流通通路と連通している請求項7に記載の装置。 10.前記入力端は、前記リカーが低濃度リカー蒸気である位置において前記流 体流通通路と連通している請求項7に記載の装置。 11.第1の入力端が、前記リカーが低濃度リカー蒸気である位置において前記 流体流通通路と連通し、第2の入力端が、前記リカーが低濃度リカー液体である 位置において前記流体流通通路と連通している請求項7に記載の装置。 12.前記入力端は、前記リカーが低濃度リカー液体である位置において前記流 体流通通路と連通している請求項7に記載の装置。 13.前記発生器と前記吸収器の熱輸送領域の間で循環する前記リカーの一部が 実質的に液体状態である請求項1に記載の装置。 14.前記発生器と前記吸収器の熱輸送領域の間で循環する前記リカーの一部が 、少なくとも前記熱交換回路の一部において、液体と蒸気の混合物より成る二相 流である請求項1に記載の装置。 15.発生器−吸収器式熱交換装置において、 発生器、すなわち、上端近傍で濃度が高く下端近傍で濃度が低くなる濃度勾配 と、上端近傍で低く下端近傍で高くなる温度勾配とを有するリカーを内部に保持 する発生器と、 吸収器、すなわち、上端近傍で濃度が低く下端近傍で濃度が高くなる濃度勾配 と、上端近傍で高く下端近傍で低くなる温度勾配とを有するリカーを内部に保持 する吸収器と、 高濃度リカー管路、すなわち、下端近傍にて前記吸収器に連通する入口と、前 記発生器の上端近傍に配設され前記吸収器の下端からの高濃度リカーを前記発生 器の濃度勾配および温度勾配に沿って流通させるように分配する出口とを有する 高濃度リカー管路と、 高濃度リカー管路と連通し、該管路を介して前記吸収器から前記発生器へ流体 を輸送するポンプと、 低濃度リカー管路、すなわち、下端近傍にて前記発生器に連通する入口と、前 記吸収器の上端近傍に配設され前記発生器の下端からの低濃度リカーを前記吸収 器の濃度勾配および温度勾配に沿って流通させるように分配する出口とを有する 低濃度リカー管路と、 前記発生器の下端近傍のリカーを加熱するように配設された加熱器と、 熱交換回路、すなわち、前記吸収器と発生器の何れか一方の熱輸送領域に配設 された熱交換要素を具備し、前記吸収器と発生器の各々の熱輸送領域は互いに重 なり合う温度範囲を有しており、 前記熱交換回路は、更に、熱交換管路を具備しており、 該熱交換管路が、前記吸収器と、発生器と、高濃度リカー管路、低濃度リカー 管路の少なくとも1つからリカーを受けるように配設された入力端と、前記吸収 器と発生器の一方にリカーを分配するように配設された出力端とを有しており、 該管路が前記吸収器と前記発生器の各々の熱輸送領域の間でリカーを輸送し以て 熱を輸送する発生器−吸収器式熱交換装置。 16.前記熱交換回路が、前記発生器の熱輸送領域に配設された少なくとも3つ の熱交換要素と、前記吸収器の熱輸送領域に配設され た少なくとも3つの熱交換要素と、 熱交換管路、すなわち、前記発生器の下端部から低濃度リカーを受けるように 配設された入力端と、前記低濃度リカーを前記吸収器の上端部に分配するように 配設された出力端とを有し、前記熱交換要素を順次に接続して前記低濃度リカー を前記発生器と前記吸収器の熱交換領域の間で交互に導く熱交換管路とを具備す る請求項15に記載の装置。 17.前記熱交換回路が、更に、前記低濃度リカーを循環させるための熱交換回 路ポンプを具備する請求項16に記載の装置。 18.前記低濃度リカーをを循環させるための移動力が前記発生器と前記吸収器 との間の圧力差により提供される請求項16に記載の装置。 19.前記熱交換回路が、更に、前記出力端の上流に圧力調整装置を具備する請 求項16に記載の装置。 20.前記発生器と前記吸収器の熱輸送領域の間で循環する前記低濃度リカーが 実質的に液体状態である請求項16に記載の装置。 21.前記熱交換回路が、 前記発生器の熱輸送領域に配設された熱交換要素と、前記吸収器の熱輸送領域 に配設された熱交換要素と、 熱交換管路、すなわち、前記発生器の下端部から低濃度リカーを受けるように 配設された入力端と、前記低濃度リカーを前記吸収器の上端部に分配するように 配設された出力端とを有し、前記熱交換要素を順次に接続して前記低濃度リカー を前記発生器と前記吸収器の熱交換領域の間で交互に導く熱交換管路とを具備す る請求項15に記載の装置。 22.前記熱交換回路が、更に、前記低濃度リカーを循環させるための熱交換回 路ポンプを具備する請求項21に記載の装置。 23.前記低濃度リカーをを循環させるための移動力が前記発生器と前記吸収器 との間の圧力差により提供される請求項21に記載の装置。 24.前記熱交換回路が、更に、前記出力端の上流に圧力調整装置を具備する請 求項21に記載の装置。 25.前記発生器と前記吸収器の熱輸送領域の間で循環する前記低濃度リカーが 実質的に液体状態である請求項21に記載の装置。 26.前記熱交換回路が、 前記発生器の熱輸送領域に配設された熱交換要素と、 熱交換管路、すなわち、前記吸収器の上端部から低濃度リカー蒸気を受けるよ うに配設された第1の入力端と、前記発生器の下端部から低濃度リカー液体を受 けるように配設された第2の入力端と、前記低濃度リカー蒸気と低濃度リカー液 体との混合物を前記発生器に分配するように配設された出力端とを有する熱交換 管路とを具備する請求項15に記載の装置。 27.前記熱交換回路が、更に、低濃度リカー蒸気を前記吸収器から吸引し、か つ、該低濃度リカー蒸気を低濃度リカー液体と混合するエゼクタを具備する請求 項26に記載の装置。 28.前記熱交換回路は、更に、前記分配端の上流に配設された圧力調整装置を 具備する請求項26に記載の装置。 29.前記発生器と前記吸収器の熱交換領域を循環する低濃度リカー蒸気と低濃 度リカー液体の混合物は、少なくとも前記熱交換回路の一部において液体と蒸気 の二相混合物である請求項26に記載の装置。 30.前記熱交換回路が、 前記発生器の熱輸送領域に配設された熱交換要素と、 熱交換管路、すなわち、前記吸収器の上端部から低濃度リカー蒸 気を受けるように配設された入力端と、前記低濃度リカー蒸気の凝縮液を前記吸 収器に分配するように配設された出力端とを有する熱交換管路とを具備する請求 項15に記載の装置。 31.前記発生器と前記吸収器の熱輸送領域の間を循環する前記低濃度リカー蒸 気が、少なくとも前記熱交換回路の一部において液体と蒸気の二相混合物である 請求項30に記載の装置。 32.前記熱交換回路が、更に、前記低濃度リカー蒸気の凝縮液を循環させるた めのポンプを具備する請求項30に記載の装置。 33.前記熱交換回路が、更に、前記出力端の上流に圧力調整装置を具備する請 求項30に記載の装置。 34.前記熱交換回路が、 前記吸収器の熱輸送領域に配設された熱交換要素と、 熱交換管路、すなわち、前記高濃度リカー管路から高濃度リカーを受けるよう に配設された入力端と、前記発生器に前記高濃度リカーを分配するように配設さ れた出力端とを有する熱交換管路とを具備する請求項15に記載の装置。 35.前記発生器と前記吸収器の熱輸送領域の間を循環する前記低濃度リカー蒸 気が、少なくとも前記熱交換回路の一部において液体と蒸気の二相混合物である 請求項34に記載の装置。 36.前記熱交換回路が、更に、前記高濃度リカーを循環させるための熱交換回 路ポンプを具備する請求項34に記載の装置。 37.前記熱交換回路が、更に、前記出力端の上流に圧力調整装置を具備する請 求項34に記載の装置。 38.前記発生器に分配される高濃度リカーが、液体と蒸気の二相混合物である 請求項34に記載の装置。 39.前記熱交換回路が、更に、前記発生器の熱輸送領域に配設された熱交換要 素を具備して成り、前記熱交換管路が、前記高濃度リ カーを前記発生器と前記吸収器の間で導くために、前記熱交換要素を順次に接続 する請求項34に記載の装置。 40.前記発生器に分配される高濃度リカーが液体相である請求項39に記載の 装置。 41.前記熱交換回路が、 前記吸収器の熱輸送領域に配設された少なくとも2つの熱交換要素と、前記発 生器の熱輸送領域に配設された少なくとも2つの熱交換要素と、 熱交換管路、すなわち、前記高濃度リカー管路から高濃度リカーを受けるよう に配設された入力端と、前記発生器に前記高濃度リカーを分配するように配設さ れた出力端とを有し、前記熱交換要素を順次に接続して前記高濃度リカーを前記 発生器と前記吸収器の熱交換領域の間で交互に導く熱交換管路とを具備する請求 項15に記載の装置。 42.前記発生器と前記吸収器の熱輸送領域の間で循環する高濃度リカーが実質 的に液体状態である請求項41に記載の装置。 43.前記高濃度リカーを循環させるための移動力が、前記高濃度リカー管路に 配設されたポンプにより提供される請求項41に記載の装置。 44.前記熱交換回路が、前記出力端の上流に配設された圧力調整装置を具備す る請求項41に記載の装置。 45.更に、高濃度リカーを前記熱交換管路内を循環させるための熱交換回路ポ ンプを具備する請求項41に記載の装置。 46.ヒートポンプにおいて、 液体−空気式室外機熱交換コイルと、 液体−空気式室内器熱交換コイルと、 発生器−吸収器式熱交換装置とを具備し、 前記発生器−吸収器式熱交換装置が、 発生器と吸収器、すなわち、前記吸収器は前記発生器内部の圧力よりも低い内 部圧力を有し、前記吸収器と発生器の各々が、その両端部にある高温領域と低温 領域と、熱輸送領域、すなわち、各熱輸送領域を形成する温度範囲が重なり合っ た熱輸送領域とを有する吸収器と発生器と、 低濃度リカーを前記発生器の高温領域から、そして、高濃度リカーを前記吸収 器の低温領域から、前記発生器と前記吸収器の高温領域、熱輸送領域および低温 領域へ、かつ、これら領域を通過するように循環させる流体流通通路と、 前記流体流通通路から前記リカーの一部を受け取り、該リカーの一部を前記熱 輸送領域間で循環させ、前記吸収器から前記発生器へ熱を輸送するように配設さ れた熱交換回路を具備する発生器−吸収器式熱交換装置を具備して成るヒートポ ンプ。 47.前記発生器−吸収器式熱交換装置が請求項1に記載の装置を具備している 請求項46に記載のヒートポンプ。 48.前記発生器−吸収器式熱交換装置が請求項15に記載の装置を具備してい る請求項46に記載のヒートポンプ。 49.前記発生器−吸収器式熱交換装置が請求項16に記載の装置を具備してい る請求項46に記載のヒートポンプ。 50.前記発生器−吸収器式熱交換装置が請求項21に記載の装置を具備してい る請求項46に記載のヒートポンプ。 51.前記発生器−吸収器式熱交換装置が請求項26に記載の装置を具備してい る請求項46に記載のヒートポンプ。 52.前記発生器−吸収器式熱交換装置が請求項30に記載の装置を具備してい る請求項46に記載のヒートポンプ。 53.前記発生器−吸収器式熱交換装置が請求項31に記載の装置 を具備している請求項46に記載のヒートポンプ。 54.前記発生器−吸収器式熱交換装置が請求項34に記載の装置を具備してい る請求項46に記載のヒートポンプ。 55.前記発生器−吸収器式熱交換装置が請求項40に記載の装置を具備してい る請求項46に記載のヒートポンプ。 56.輸送器−吸収器式熱交換装置で発生器と吸収器との間で熱を輸送する方法 において、 輸送器−吸収器式熱交換装置は発生器と吸収器とを具備しており、前記吸収器 は前記発生器内部の圧力よりも低い内部圧力を有し、前記吸収器と発生器の各々 は、その両端部にある高温領域と低温領域と、熱輸送領域、すなわち、各熱輸送 領域を形成する温度範囲が重なり合った熱輸送領域とを有して、低濃度リカーを 前記発生器の高温領域から、そして、高濃度リカーを前記吸収器の低温領域から 、前記発生器と前記吸収器の高温領域、熱輸送領域および低温領域へ、かつ、こ れら領域を通過するように循環させる流体流通通路が設けられており、 前記方法が、前記吸収器の熱輸送領域と前記発生器の熱輸送領域との間で前記 低濃度リカーと前記高濃度リカーの少なくとも一部を循環させることを含む方法 。 57.前記低濃度リカーと前記高濃度リカーの一部は、リカーを受ける入力端と リカーを分配する出力端とを有する熱交換管路を循環し、前記リカーは前記発生 器と前記吸収器の一方の熱輸送領域に配設された熱交換要素と、前記発生器と前 記吸収器の他方の熱輸送領域に配設された熱交換要素との間で循環する請求項5 6に記載の方法。 58.前記低濃度リカーと前記高濃度リカーの一部は、前記吸収器の熱輸送領域 に配設された熱交換要素と、前記発生器の熱輸送領域 に配設された熱交換要素との間で循環する請求項57に記載の方法。 59.吸収器と発生器との間で熱を輸送するための方法において、 前記方法が、前記発生器の下端部に配設された入力端からの低濃度リカーの一 部を、前記発生器の熱輸送領域と、前記吸収器の熱輸送領域とを流通させて、前 記吸収器の熱輸送領域からの低濃度リカーの温度が、前記発生器において低濃度 リカーが循環させられる領域の温度より高くなるように、前記低濃度リカーの一 部を前記吸収器の上端近傍の出力端へ循環させ、以て該低濃度リカーの一部から 前記発生器へ熱を輸送することを含む請求項57に記載の方法。 60.前記方法が、前記発生器の熱輸送領域に配設された3つの熱交換要素と、 前記吸収器の熱輸送領域に配設された3つの熱交換要素との間で交互に導き、以 て、低濃度リカーを介して前記吸収器の熱輸送領域から前記発生器の熱輸送領域 へ熱を輸送するとを含む請求項59に記載の方法。 61.前記方法が、低濃度リカーを前記発生器の熱輸送領域に配設された4つの 熱交換要素と、前記吸収器の熱輸送領域に配設された4つの熱交換要素とを順次 に流通させて前記熱交換領域の間を交互に循環させ以て、低濃度リカーを介して 前記吸収器の熱輸送領域から前記発生器の熱輸送領域へ熱を輸送するとを含む請 求項59に記載の方法。 62.前記低濃度リカーは熱交換回路ポンプにより循環させられる請求項60に 記載の方法。 63.前記低濃度リカーは前記吸収器と前記発生器の圧力差により循環させられ る請求項60に記載の方法。 64.前記吸収器と前記発生器の熱輸送領域の間を循環する前記低濃度リカーは 、実質的に液体状態である60に記載の方法。 65.前記方法が、低濃度リカーを前記発生器の熱輸送領域に配設 された熱交換要素と、前記吸収器の熱輸送領域に配設された熱交換要素との間で 循環させ、以て、低濃度リカーを介して前記吸収器の熱輸送領域から前記発生器 の熱輸送領域へ熱を輸送するとを含む請求項59に記載の方法。 66.前記低濃度リカーは熱交換回路ポンプにより循環させられる請求項65に 記載の方法。 67.前記低濃度リカーは前記吸収器と前記発生器の圧力差とエゼクタとの組合 せにより循環させられる請求項65に記載の方法。 68.前記低濃度リカーは前記吸収器と前記発生器の圧力差と低濃度リカー作動 式ポンプとの組合せにより循環させられる請求項65に記載の方法。 69.前記吸収器と前記発生器の熱輸送領域の間を循環する前記低濃度リカーは 、実質的に液体状態である請求項65に記載の方法。 70.前記方法が、前記前記吸収器の上端部に配設された第1の入力端からの低 濃度リカー蒸気の一部と、前記発生器の下端部に配設された第2の入力端からの 低濃度リカー液体の一部から成る混合物を、前記発生器の熱輸送領域を介して、 前記吸収器の熱輸送領域からの低濃度リカー蒸気と低濃度リカー液体の混合物の 温度が、前記発生器の熱輸送領域の温度よりも高くなるように、前記前記吸収器 の熱輸送領域に配設された出力端へ循環させ、以て、前記低濃度リカー蒸気と低 濃度リカー液体の一部から前記発生器へ熱を輸送することを含む請求項57に記 載の方法。 71.前記方法が、低濃度リカー蒸気と低濃度リカー液体の混合物を前記発生器 の熱輸送領域に配設された熱交換要素から、前記吸収器の熱輸送領域に循環させ 、以て、低濃度リカー蒸気と低濃度リカー液体の混合物を介して前記吸収器の熱 輸送領域から前記発生器の熱輸送領域へ熱を輸送するとを含む請求項70に記載 の方法。 72.前記低濃度リカー蒸気と低濃度リカー液体の混合物は前記吸収器と前記発 生器の圧力差とエゼクタとの組合せにより循環させられる請求項71に記載の方 法。 73.前記低濃度リカー蒸気と低濃度リカー液体の混合物は前記吸収器と前記発 生器の圧力差と低濃度リカー作動式ポンプとの組合せにより循環させられる請求 項71に記載の方法。 74.前記方法が、前記前記吸収器の上端部に配設された入力端からの低濃度リ カー蒸気の一部を、前記発生器の熱輸送領域を介して、前記吸収器の上端の入力 端からの低濃度リカー蒸気の温度が、前記発生器において低濃度リカー蒸気の凝 縮液が循環する領域の温度よりも高くなるように、前記前記吸収器の熱輸送領域 の上端に配設された出力端へ循環させ、以て、前記低濃度リカー蒸気の一部から 前記発生器へ熱を輸送することを含む請求項57に記載の方法。 75.前記方法が、前記前記吸収器の上端部に配設された入力端からの低濃度リ カー蒸気を、前記発生器の熱輸送領域に配設された熱交換要素へ循環させ、以て 、低濃度リカーを介して前記吸収器から前記発生器の熱輸送領域へ熱を輸送する とを含む請求項74に記載の方法。 76.低濃度リカーが熱輸送回路ポンプにより循環させられる請求項75に記載 の方法。 77.前記低濃度リカーは前記吸収器と前記発生器の圧力差とエゼクタとの組合 せにより循環させられる請求項75に記載の方法。 78.前記発生器と吸収器の熱輸送領域の間を循環する低濃度リカーは、少なく とも前記熱交換回路の一部において液体と蒸気の二相混合物である請求項75に 記載の装置。 79.前記方法が、前記高濃度リカー管路の入力端から高濃度リカーを、前記発 生器の熱輸送領域と前記吸収器の熱輸送領域とを介して、 前記吸収器の熱輸送領域からの高濃度リカーの温度が、前記発生器の熱輸送領域 の温度よりも高くなるように、前記前記発生器の出力端へ循環させ、以て、前記 高濃度リカーの一部から前記発生器へ熱を輸送することを含む請求項57に記載 の方法。 80.前記方法が、前記前記吸収器の熱輸送領域に配設された熱交換要素からの 高濃度リカー蒸気を、前記発生器の熱輸送領域に循環させ、以て、高濃度リカー を介して前記吸収器の熱輸送領域から前記発生器の熱輸送領域へ熱を輸送すると を含む請求項79に記載の方法。 81.前記高濃度リカーが前記発生器の熱輸送領域に配設された熱交換要素へ循 環させられる請求項80に記載の方法。 82.高濃度リカーが高濃度リカー管路ポンプにより循環させられる請求項81 に記載の方法。 83.高濃度リカーが熱交換回路ポンプにより循環させられる請求項81に記載 の方法。 84.前記発生器と吸収器の熱輸送領域の間を循環する高濃度リカーが、少なく とも前記熱交換回路の一部において液体と蒸気の二相混合物である請求項80に 記載の装置。 85.前記方法が、高濃度リカーを前記吸収器の熱輸送領域に配設された少なく とも2つの熱交換要素と、前記発生器の熱輸送領域に配設された少なくとも2つ の熱交換要素とを介して前記熱輸送領域の間を交互に循環させ、以て、高濃度リ カーを介して前記吸収器の熱輸送領域から前記発生器の熱輸送領域へ熱を輸送す るとを含む請求項79に記載の方法。 86.前記高濃度リカーは高濃度リカー感度ポンプにより循環させられる請求項 85に記載の方法。 87.前記発生器と前記吸収器の熱交換領域の間を循環する高濃度 リカーは、実質的に液体状態である請求項85に記載の方法。 88.発生器−吸収器式熱交換装置を使用して、低温の領域と媒体温度の領域と の間で熱を輸送する方法において、 前記発生器−吸収器式熱交換装置は、発生器と吸収器と、すなわち、前記吸収 器は前記発生器内部の圧力よりも低い内部圧力を有し、前記吸収器と発生器の各 々は、その両端部にある高温領域と低温領域と、熱輸送領域、すなわち、各熱輸 送領域を形成する温度範囲が重なり合った熱輸送領域とを有する発生器と吸収器 と、 低濃度リカーを前記発生器の高温領域から、そして、高濃度リカーを前記吸収 器の低温領域から、前記発生器と前記吸収器の高温領域、熱輸送領域および低温 領域へ、かつ、これら領域を通過するように循環させる流体流通通路とを具備し ており、 前記方法が、 不凍液の少なくとも一部を室内器熱交換機と、少なくとも吸収器熱交換機と、 凝縮器熱交換器と、発生器熱交換器の1つとの間で循環させ、以て、前記不凍液 を介して前記少なくとも吸収器熱交換機と、凝縮器熱交換器と、発生器熱交換器 の1つから前記室内器熱交換器へ熱を輸送することと、 不凍液を室外機熱交換器と蒸発器熱交換器との間で循環させ、以て、前記不凍 液を介して前記室外機熱交換器から前記蒸発器熱交換器へ熱を輸送し、 発生器−吸収器式熱交換装置が、熱交換回路、すなわち、前記流体流通通路か ら前記リカーの一部を受け取り、該リカーの一部を前記熱輸送領域間で循環させ 、前記吸収器から前記発生器へ熱を輸送するように配設された熱交換回路を具備 して成る方法。 89.発生器−吸収器式熱交換装置を使用して、媒体温度の領域と高温の領域と の間で熱を輸送する方法において、 前記発生器−吸収器式熱交換装置は、発生器と吸収器と、すなわち、前記吸収 器は前記発生器内部の圧力よりも低い内部圧力を有し、前記吸収器と発生器の各 々は、その両端部にある高温領域と低温領域と、熱輸送領域、すなわち、各熱輸 送領域を形成する温度範囲が重なり合った熱輸送領域とを有する発生器と吸収器 と、 低濃度リカーを前記発生器の高温領域から、そして、高濃度リカーを前記吸収 器の低温領域から、前記発生器と前記吸収器の高温領域、熱輸送領域および低温 領域へ、かつ、これら領域を通過するように循環させる流体流通通路とを具備し ており、 前記方法が、 不凍液の少なくとも一部を室内器熱交換機と、少なくとも吸収器熱交換機と、 凝縮器熱交換器と、発生器熱交換器の1つとの間で循環させ、以て、前記不凍液 を介して前記少なくとも吸収器熱交換機と、凝縮器熱交換器と、発生器熱交換器 の1つから前記室内器熱交換器へ熱を輸送することと、 不凍液を室外機熱交換器と蒸発器熱交換器との間で循環させ、以て、前記不凍 液を介して前記室外機熱交換器から前記蒸発器熱交換器へ熱を輸送し、 発生器−吸収器式熱交換装置が、熱交換回路、すなわち、前記流体流通通路か ら前記リカーの一部を受け取り、該リカーの一部を前記熱輸送領域間で循環させ 、前記吸収器から前記発生器へ熱を輸送するように配設された熱交換回路を具備 して成る方法。
JP7502059A 1993-06-15 1994-06-14 発生器−吸収器式熱交換熱輸送装置および方法ならびにそのヒートポンプへの適用 Pending JPH08511612A (ja)

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