JPH08510279A - ポリテトラヒドロフランの製造法 - Google Patents
ポリテトラヒドロフランの製造法Info
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Abstract
(57)【要約】
水、1,4−ブタンジオール、および/または平均分子量200〜700ドルトンのポリテトラヒドロフランおよび/またはC1〜C20−モノカルボン酸および/または1価のC1〜C20−アルコールの存在下に、4:1〜100:1のSiO2/Al2O3−モル比を有しかつゼオライトの外部表面での酸部分とゼオライトの酸部分の総数との母集団比Pが0.03/l以上であるゼオライト触媒の触媒活性量を用いてテトラヒドロフランを重合することにより、テロゲンの存在下でのテトラヒドロフランの陽イオン重合によって、室温で揮発性のポリテトラヒドロフラン、またはC1〜C20−モノカルボン酸のポリテトラヒドロフランモノエステル、または平均分子量250〜10000ドルトンの1価のC1〜C20−アルコールのポリテトラヒドロフランモノエーテルを製造する方法。
Description
【発明の詳細な説明】
ポリテトラヒドロフランの製造法
本発明は、テロゲンの存在下にテトラヒドロフランを陽イオン重合することに
よって、ポリテトラヒドロフラン、またはC1〜C20−モノカルボン酸のポリテ
トラヒドロフランモノエステルまたは平均分子量250〜10000ドルトンの
1価のC1〜C20−アルコールのポリテトラヒドロフランモノエーテルを製造す
る方法に関する。
ポリテトラヒドロフラン(PTHF)は、またポリオキシブチレングリコール
とも呼ばれるが、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマーおよび
ポリアミドエラストマーを製造するための中間生成物として使用され、これらの
化合物の製造にはジオール成分として使用される。これらのポリマー中へのPT
HFの導入により、ポリマーは柔軟で可撓性になり、その結果PTHFはまたこ
れらのポリマーのための可塑セグメント成分とも呼ばれる。
モノカルボン酸のPTHF−モノエステルは、例えば可塑剤(米国特許第44
82411号明細書)、含浸剤(ドイツ連邦共和国特許第2932216号明細
書)またはモノマーとして(欧州特許出願公開第286454号明細書)使用さ
れる。1価のアルコールの
PTHF−モノエーテルは特殊なポリウレタンの製造(JP−A105029/
1988)および特殊な潤滑油の製造(欧州特許出願公開第336171号明細
書)のために使用される。
触媒を用いたテトラヒドロフラン(THF)の陽イオン重合はメーヤワイン(
Meerwein)他(Angew.Chem.72,927(1960))によって記載された。この場合
、触媒としては前形成された触媒が使用されるか、またはこの触媒はその場で(
in situ)反応混合物中で製造される。これは反応媒体中で強ルイス酸、例えば
三塩化ホウ素、塩化アルミニウム、四塩化スズ、五塩化アンチモン、塩化鉄(I
II)または五フッ化リンを用いて、または強ブレンステッド酸、例えば過塩素
酸、テトラフルオロホウ酸、フルオルスルホン酸、クロルスルホン酸、ヘキサク
ロロスズ(IV)酸、ヨウ素酸、ヘキサクロロアンチモン(V)酸またはテトラ
クロロ鉄(III)酸を用いて、および促進剤と呼ばれる反応性化合物、例えば
アルキレンオキシド、例えば酸化エチレン、酸化プロピレン、エピクロルヒドリ
ンまたは酸化ブチレン、オキセタン、オルトエステル、アセタール、α−ハロゲ
ンエーテル、ベンジルハロゲン化物、トリアリールメチルハロゲン化物、酸塩化
物、β−ラクトン、カルボン酸無水物、塩化チオニル、オキシ塩化リンまたはス
ルホン酸ハロゲン化物を用いて、オキソニウムイオンが製造されることによって
行なわれ、
このオキソニウムイオンはTHFの重合を開始する。しかし、多数のこれらの触
媒系は工業的にそれほど重要ではなく、それというのもこれらの触媒系は高度に
腐食性であり、および/またはPTHFの製造の際には、専ら限定的な使用性を
有する変色したPTHF生成物をもたらすからである。その上、これらの触媒系
の多くは本来の意味では触媒的に作用せず、むしろ製造すべき巨大分子に対して
化学量論的な量で使用されるはずであり、かつ重合の際に消費される。例えば米
国特許第3358042号明細書の記載により触媒としてフルオルスルホン酸を
用いてPTHFを製造する場合、PTHF1分子当たりフルオルスルホン酸2分
子が触媒として使用されるはずである。ハロゲン含有触媒系の使用の著しい欠点
は、PTHFを製造する場合に、純粋なPTHFから極めて分離されがたく、か
つその性質に不利に影響をもたらすようなハロゲン化された副生成物の形成をま
ねくことである。
前記の促進剤の存在下にPTHFを製造する場合、これらの促進剤はテロゲン
としてPTHF分子中に導入され、その結果、THF重合の一次生成物としては
PTHFではなく、PTHFが次の反応、例えば鹸化または変換によって(米国
特許第2499725号明細書およびドイツ連邦共和国特許第2760272号
明細書、参照)遊離されなければならないPTHF誘導体、例えばPTHF−ジ
エステルまたはPTHF−
スルホネートが生じる。促進剤としてアルキレンオキシドを使用する場合、アル
キレンオキシドはまたコモノマーとしても作用し、およびポリマー中に導入され
、その結果、他の性質、殊に他のPTHFとしての使用特性を有するTHF−ア
ルキレンオキシド−コポリマーが形成される。
米国特許第4568775号および同第4658065号明細書中には、PT
HFを製造する方法が記載されており、この場合、ヘテロポリ酸が触媒として使
用される。ヘテロポリ酸はある程度まで重合混合物中および重合体中で可溶性で
あり、かつ、このヘテロポリ酸は高価な工業的方法(ヘテロポリ酸を沈澱させる
ための炭化水素の添加、沈澱したヘテロポリ酸の分離および添加した炭化水素の
分離)によってPTHF生成物の変色の原因となるので、除去されなければなら
ない。したがって、この方法はいずれにせよ不経済である。
米国特許第5149862号明細書の場合には硫酸塩をドープされた二酸化ジ
ルコニウムが不均一の、反応媒体中に不溶性の重合触媒として使用される。重合
を促進するため、反応媒体に酢酸とアセタン無水物とからなる混合物が添加され
るが、それというのもこれらの促進剤の不在下には重合は専ら極めて緩慢に進行
し、および19時間で6%の変換が達成されるだけであるからである。この方法
の場合、PTHF−ジアセ
テートが形成され、この化合物は引続き鹸化またはエステル交換によってPTH
Fへと移行されなければならない。
同様にPTHF−ジエステルは、欧州特許出願公開第3112号明細書の記載
により漂白土触媒を用いてTHFを重合する場合に生じる。
米国特許第4303782号明細書の場合、ゼオライトがPTHFの製造に使
用される。この方法により得られるTHF−ポリマーは著しく高い平均分子量(
Mn250000〜500000D)を有し、および前述の使用目的のためには
広く一般に用いられることができない。したがって、この方法も工業的には重要
でない。この方法のもう1つの重要な欠点は、この場合に使用されるゼオライト
を用いて達成される空時収量が僅かであることである(24時間で約4%)。
米国特許第4120903号明細書の記載によれば、PTHFはTHFと水と
から過酸性のNafion(登録商標)−イオン交換樹脂を用いて製造されるこ
とができる。この特殊なイオン交換体は困難な製造性により極めて高価であり、
それによってこのイオン交換体を用いて製造されるPTHFを価格上昇させる。
このイオン交換樹脂のその他の欠点は、不十分な長期安定性および不足した再活
性可能性であり、このことは同様にこの方法の経済性に不利に作用する。
PTHFモノカルボン酸エステルは欧州特許出願公
開第286454号明細書の記載により製造され、この場合、ルイス酸もしくは
ブレンステッド酸接触法により開環重合させることによってTHFが重合され、
かつカルボン酸ハロゲン化物の添加、引続く反応混合物の加水分解法による後処
理か、またはカルボン酸塩の添加によって、PTHF−モノエステルの形成下に
重合が中断される。この方法の場合、極めて強力で高腐食性のルイス酸触媒また
はブレンステッド酸触媒、例えば五フッ化アンチモン、銀テトラフルオロホウ酸
塩、またはトリフルオルメタンスルホン酸が使用されなければならず、これらの
触媒は再度特に腐食安定性の特殊材料の使用を必要とするので、この方法の場合
には高い装置費用が生じる。
特開昭58−83028号公報はカルボン酸ハロゲン化物またはカルボン酸無
水物の存在下でのTHFの重合を示しており、この場合、ヘテロポリ酸は触媒と
して無水条件下で使用される。しかしこの場合PTHF−ジエステルが生じ、こ
のPTHF−ジエステルは選択的には相応するモノエステルに移行されることが
できず、この理由から完全にPTHFへと加水分解される。
欧州特許出願公開第503394号明細書はモノカルボン酸からPTHF−モ
ノエステルを製造する方法に関し、この場合、THFはモノカルボン酸およびヘ
テロポリ酸触媒の存在下に重合される。
ポリエーテルグリコール−モノエーテルはJP−A105029/1988の
記載により環状エーテル、例えばテトラヒドロフランの陽イオン開環重合を介し
て、1価のアルコールの存在下にルイス酸触媒を用いて製造される。このような
触媒の例は三フッ化ホウ素、五フッ化アンチモンおよび三塩化アルミニウムであ
る。重合反応を開始するため、付加的になお3員環エーテルまたは4員環エーテ
ル、例えばエポキシドまたはオキセタンが添加されなければならない。この方法
で不利であるのは、この方法の場合重合が連続的に実施されることができず、か
つルイス酸触媒が再使用されることができないことである。その上、このルイス
酸は高腐食性であり、その結果ルイス酸と接触する装置は特に腐食安定性の特殊
材料から構成されているべきであり、それによってこの方法は著しく高価にされ
る。
特開昭59−159824号明細書は、アルコールの存在下に含水ヘテロポリ
酸触媒を用いて環状エーテルを重合する方法を記載している。いずれにせよこの
刊行物の記載によれば、比較的短鎖のポリマーを得ることができるだけである。
この刊行物の記載により実施されたPTHF−モノイソプロピルエーテルの製造
試験の場合、ポリマー生成物は単離されることができなかった。
米国特許第4658065号明細書はポリエーテルポリオールを製造する方法
に関し、この場合、テトラ
ヒドロフランと多価アルコールとが含水ヘテロポリ酸触媒を用いて共重合される
。さらに、この特許明細書中では、相応する環状エーテルと1価のアルコールお
よび含水ヘテロポリ酸触媒および/または含水反応体とを反応させることによっ
て、ポリオキシアルキレングリコール−モノエーテルを製造することが推奨され
ている。しかし、この特許の教示により使用される反応条件下では、当該のポリ
オキシアルキレングリコールとポリオキシアルキレングリコール−モノエーテル
とからなる分離困難な混合物が得られるだけである。この方法の付加的な欠点は
、生成物からのヘテロポリ酸触媒の高価な分離にある。
欧州特許出願公開第503393号明細書中には、同様にヘテロポリ酸触媒を
用いてモノアルコールからPTF−モノエーテルを製造する方法が記載されてい
る。
したがって本発明には、前記の方法の欠点がなく、かつPTHFもしくは前記
のPTHF誘導体の製造を、それぞれのテロゲン(水、モノカルボン酸もしくは
1価のアルコール)の存在下にTHFを直接重合することによって可能にするよ
うな、PTHF、モノカルボン酸のPTHF−モノエステルおよび1価のアルコ
ールのPTHF−モノエーテルを製造する経済的な方法を見い出すという課題が
課された。そのために適当な触媒は長い滞留時間を示すはずであり、かつ簡単に
再
生可能であるはずである。
これに応じて、テロゲンの存在下でのテトラヒドロフランの陽イオン重合によ
ってポリテトラヒドロフランまたはC1〜C20−モノカルボン酸のポリテトラヒ
ドロフランモノエステルまたは平均分子量250〜10000ドルトンの1価の
C1〜C20−アルコールのポリテトラヒドロフランモノエーテルを製造する方法
が見い出され、この方法は、水、1,4−ブタンジオール、および/または平均
分子量200〜700ドルトンのポリテトラヒドロフランおよび/またはC1〜
C20−モノカルボン酸および/または1価のC1〜C20−アルコールの存在下に
、4:1〜100:1のSiO2/Al2O3−モル比を有しかつゼオライトの外
部表面の酸部分とゼオライトの酸部分の総数との母集団比Pが0.03/l以上
であるゼオライト触媒の触媒活性量を用いて、テトラヒドロフランを重合するこ
とによって特徴付けられている。
重合触媒としては本発明による方法の場合にはゼオライトが使用される。ゼオ
ライトとは、特殊な化学構造を基礎として、結晶中で一定した孔および通路を有
する3次元の網状構造を形成するアルミノケイ酸塩の種類が呼ばれる。その組成
の種類、殊にSiO2−Al2O3−モル比に応じて、および前記の分子比による
のみならず、ゼオライト製造の種類および方法によって決定されるゼオライトの
結晶構造に応じて、種々に
ゼオライト型が区別される。これらの名称は部分的には天然に生じるゼオライト
鉱物と同様の組成および構造に起因され、例えばファウジャス石、モルデン沸石
または斜プチロライトであるか、または人造ゼオライト用の具体的な類似体が自
然界で不足しているか、またはこのゼオライトが天然に生じるゼオライトの構造
的な下級を形成する場合に頭字語で呼ばれるもの、例えばファウジャス石に属す
るY−ゼオライトおよびX−ゼオライトまたはペンタシル構造を有するゼオライ
ト、例えばZSM−5、ZSM−11またはZBM−10である。ゼオライトの
化学組成、立体構造および化学構造に関する概要およびゼオライトの製造法に関
する概要は、例えばD.W.Breck、“Zeolite Molecular Sieves”、Wiley、ニュー
ヨーク、1974の中に記載されている。
本発明による方法の重要な特徴は、SiO2/Al2O3−モル比が4:1〜1
00:1、殊に10:1〜100:1、有利に15:1〜90:1、特に有利に
20:1〜80:1である場合、ゼオライトの外部表面での酸部分とゼオライト
の酸部分の総数との母集団比Pを0.03/l以上、有利に0.03/l〜0.3
5/l、特に有利に0.03/l〜0.1/lで有するゼオライトの選択である。
これらのゼオライトの1次結晶は0.5μmまで、有利に0.1μmまで、特に有
利に0.05μmまでの粒度を有する。
ゼオライトの外部表面での酸部分とゼオライトの酸部分の総数との母集団比P
は、同一のSiO2/Al2O3−モル比を有する同種のゼオライトの場合でも、
たとえゼオライト中の酸部分の総数の母集団が同様に大きくても、ゼオライトの
1次結晶の粒度に依存して著しく異なる。1次結晶の小さい粒度のゼオライトは
、1次結晶の大きい粒度を有するゼオライトよりも、1重量単位当たりの外部表
面でより多数の酸部分を有する。この相違はゼオライトの外部表面および内部表
面を測定する従来の吸着法、例えば米国特許第4303782号明細書の中に挙
げられているような方法によっては把握されない。
ところで、母集団比PおよびSiO2/Al2O3−モル比が前記の値を有する
ゼオライトは、THFからPTHFまたはPTHF−モノエステルまたは平均分
子量250〜10000を有するPTHF−モノエーテルへの重合が特に効率的
、即ち、高い変換率で触媒作用を行ない、かつPTHFもしくは相応するPTH
F誘導体を高い収率で生じることが見い出された。この事実の十分な説明はまだ
見い出されることができなかった。おそらくこの微粒状ゼオライトは、粗大な粒
度を有するゼオライトと比較して、表面の異なった微細構造を有する。
ゼオライトの外部表面での酸部分とゼオライトの酸部分の総数との母集団比P
は、ゼオライトの表面での
吸着されたアミンの量と、ゼオライトで吸着されたアミンの総数とから測定され
ることができる。ゼオライトの外部表面上の酸部分の測定は有利にトリブチルア
ミンを用いて実施され、これに対してゼオライトの酸部分の総数の測定には有利
にピリジンが使用される。一般に母集団比Pの測定は、米国特許第458884
6号明細書中に記載されたような方法で実施されることができる。米国特許第4
588846号明細書中には、水中での環状オレフィンの変換への微粒状ゼオラ
イトの影響が記載されている。しかし環状オレフィンと水とを反応させる方法は
、THFからPTHFへの重合とは根本的に異なる。
本発明による方法の場合、前述の前提条件を満たす全てのゼオライトが使用さ
れてよい。このための例としてはモルデン沸石群からのゼオライト、ファウジャ
ス石群のゼオライト、殊に人工的に製造されたX−ゼオライトおよびY−ゼオラ
イト、殊にUSY型の安定化したゼオライトが挙げられる。Y−ゼオライトおよ
びUSY−ゼオライトからは、4:1〜70:1、有利に10:1〜50:1の
SiO2/Al2O3−モル比を有するようなものが殊に有利である。同様にゼオ
ライト構造を有するアルモホスフェートまたはシリコアルモホスフェートも使用
されてよい。
特に有利には、本発明による方法の場合ペンタシル構造を有するゼオライト、
例えばZSM−5−ゼオラ
イト、ZSM−11−ゼオライトおよびZBM−10−ゼオライトである。ペン
タシル基からなるこれらのゼオライトからは、アルカリ金属化合物を十分になく
し、即ち、ゼオライトのアルカリ金属含量が一般に50重量ppm未満であるよ
うに製造されたものが、またもや特に有利な性質を有する。アルカリ金属不含の
ZBM−10−ゼオライトの製造は、欧州特許出願公開第7081号明細書中に
記載されており、アルカリ金属を十分に不含のZSM−5−ゼオライトを製造す
る方法はMueller他によりOccelli,Robson(Eds.)“Zeolite Synthesis”,A.C
.S.Symp.Series 398,346(1989)中に挙げられている。前記のY−ゼオライトお
よびUSY−ゼオライトは、J.Scherzer,Chemical Industries,第42巻−Oc
tane enhancing Zeolitic FCC catalysts,22〜38頁、Marcel Dekker Inc.,199
0の方法により製造されてよい。この方法によって製造されたゼオライトは例え
ば500〜600℃での温度処理によりH型で存在する。
1次結晶の前記の粒度を有するゼオライトは、そのようなものとして、例えば
PTHFもしくは前記のPTHF誘導体を製造する連続的な方法の場合に使用さ
れてよい。殊に反応器中で触媒の固体床配置を使用する場合のPTHFまたはP
THF誘導体を製造するための連続的方法には微粒状ゼオライトは有利に成形物
、例えば球形または円筒形に変形され使用される。
ゼオライトは本発明による方法の場合、所謂H型で使用される。このゼオライ
トは、ゼオライト中に酸性のOH基が存在することによって特徴付けられている
。ゼオライトが製造の際になおのことH型で生じない場合には、これらのゼオラ
イトは例えば鉱酸、例えば塩酸、硫酸、リン酸を用いた酸処理によってか、また
は例えばアンモニウムまたはアンモニウム化合物を触媒として含有する適当な前
駆物質−ゼオライトを熱処理することによって、例えば450〜600℃、有利
に500〜550℃の温度に加熱することによって、触媒活性H型へと移行させ
られることができる。
熱水作用による合成によってこの化合物を製造した結果、ゼオライトは大量の
結晶水ならびに空孔構造中に吸着された大量の水を含有し、これらの量はゼオラ
イト型および製造法に応じて変動してよい。ゼオライト中に含有される水はゼオ
ライトを高温に加熱することによって実際完全にゼオライトから駆出されること
ができる。本発明による方法の場合、製造に限定される結晶水含量を有するゼオ
ライトが使用されてよく、しかし特に有利には本発明による方法の場合、結晶水
含量が加熱処理によって2重量%未満、特に有利に1重量%未満の数値に低下さ
れたゼオライトが使用される。
ゼオライトの脱水は、好ましくは、ゼオライトが100〜550℃、有利に1
40〜500℃、特に有利
に170〜450℃の温度で、ゼオライトが所望の含水量になるまで加熱される
ようにして行なわれる。このために必要な温度および時間は、熱処理が減圧、一
般に0.1〜500ミリバール、有利に1〜300ミリバール、特に有利に3〜
100ミリバールの圧力で実施されることによって、低減されてよい。この場合
ゼオライトの含水量は、例えば重量計量的に測定され、この場合、駆出された水
量の重量が測定されるか、または脱着された水をカールフィッシャー法により滴
定することによって水量が測定されることによって、このように処理されたゼオ
ライト試験体の一定部分と、一定重量になるまで乾燥されたゼオライト試験体と
が比較される。
未処理のゼオライトならびに脱水されたゼオライトは重合の際、使用されたT
HFに関して、一般に1〜90重量%、有利に4〜70重量%、特に有利に8〜
60重量%の量で添加される。
テロゲンとして、即ち、重合の際に連鎖停止をまねく物質としては、PTFの
製造の場合には水および/または1,4−ブタンジオールが適当である。望まれ
る場合には平均分子量200〜700ドルトンの低分子の開環PTHF、は重合
反応の中に還元されてよく、ここで大きなPTHF分子へと移行される。1,4
−ブタンジオールおよび低分子の開環PTHFはテロゲンとしてだけでなく、ま
たコモノマーとしてPTHF
鎖中に導入される。モノカルボン酸からPTHF−モノエステルを製造するため
、一般にC1〜C20−モノカルボン酸がテロゲンとして選択され、有利にはC1〜
C20−モノカルボン酸、特にC1〜C4−モノカルボン酸、特に有利にギ酸が使用
される。いずれの目的のためにPTHF−モノカルボン酸エステルが使用される
べきかに応じて、脂肪族モノカルボン酸ならびに芳香族モノカルボン酸も使用さ
れてよい。1価のアルコールのPTHFモノエーテルを製造する場合、テロゲン
としては一般に1価のC1〜C20−アルコール、特に有利に1価のC1〜C4−ア
ルコール、殊にt−ブタノールならびにベンジルアルコールが使用される。いず
れの目的のために1価のアルコールのPTHF−モノエーテルが使用されるべき
かに応じて、脂肪族の1価アルコールならびに芳香族の1価アルコールが使用さ
れてよい。モノカルボン酸からPTHF−モノエステルを製造する場合ならびに
1価のアルコールからPTHF−モノエーテルを製造する場合にも、1,4−ブ
タンジオールおよび/または低分子PTHFはPTHF鎖中に重合導入されてよ
い。
1,4−ブタンジオールおよび/または開環の低分子PTHFに代わって、テ
ロゲンおよびコモノマーとしてまた他の2価のアルコール、例えば2価の脂肪族
C2〜C20−アルコール、例えばエチレングリコールまたは1,3−プロパンジ
オールが使用されてよく、
この場合、これらの2価のアルコールは1,4−ブタンジオールと同様にPTH
F鎖中に導入される。テロゲンとしての1,4−ブタンジオールまたは低分子の
PTHFの使用は、テロゲンとしての他のジオールの使用と比較して有利であり
、それというのも1,4−ブタンジオールおよび低分子のPTHFはTHFと同
一の構造単位、即ちオキシブチレン基がPTHF中に導入され、これに対して他
のジオールの使用はPTHF誘導体を生じるからである。しかし処理技術的には
他のジオールの使用は、1,4−ブタンジオールまたは低分子のPTHFの使用
と等価である。
テロゲンは有利にTHF中で溶解され重合に供給される。テロゲンが重合の中
断を生じさせるので、使用されるテロゲン量を介してPTHFの平均分子量もし
くはPTHF−モノエステルまたはモノエーテルの平均分子量が制御されること
ができる。反応混合物中にテロゲンが多く含有されるほど、PTHFまたは相応
するPTHF誘導体の平均分子量は低下する。重合混合物のテロゲン含量に応じ
て、250〜10000の平均分子量を有するPTHFもしくは相応するPTH
F誘導体は意図的に製造されることができる。有利には本発明による方法を用い
て、500〜10000ドルトン、特に有利に1000〜3000ドルトンの平
均分子量を有するPTHFもしくは相応するPTHF誘導体が製造される。これ
に対してテロゲンは、使用
されるTHF量に関して、0.04〜17モル%、有利に0.2〜8モル%、特に
有利に0.4〜4モル%の量で添加される。
重合は一般に0〜80℃、有利に25℃〜THFの沸点までの温度で実施され
る。用いられた圧力は一般に重合の結果にとっては重要でなく、したがって一般
に大気圧で、または重合系の固有圧下に処理される。過酸化エーテルの形成を回
避するため、重合は有利に不活性ガス雰囲気下に完了される。不活性ガスは例え
ば窒素、水素、二酸化炭素または貴ガスが使用され、有利には窒素ガスが使用さ
れる。
本発明による方法は非連続的または連続的に行なわれてよく、この場合、経済
的な理由から連続的運転方法が有利である。
非連続的な運転方法の場合、反応体、相応するテロゲンおよびゼオライト触媒
は一般に前記の温度での撹拌容器中で、THFの望まれる反応温度が達成される
まで反応させられる。反応時間は0.5〜40時間、有利に1〜30時間である
。
非連続的運転方法の場合、ゼオライト触媒は好ましくは固体床中に配置され、
かつTHFは相応するテロゲンと一緒に水ため運転法または流動運転法で触媒床
を通して誘導される。この場合、一般に0.04〜1gTHF/mlKat.・h-1
、有利に0.07〜0.3gTHF/mlKat.h-1、特に有利に0.09〜
0.25gTHF/mlKat.・h-1のTHF流入率が調節される(Kat.:
触媒)。
後処理のため、反応搬出物が非連続的運転方法の場合、反応搬出物中に懸濁さ
れたゼオライト触媒から、好ましくは濾過、デカンテーションまたは遠心分離に
よって分離される。
触媒から除去された重合搬出物は一般に蒸留法により後処理され、この場合第
1段階では変換されていないTHFが留去される。次に第2浄化段階では、所望
の場合には低分子PTHFが重合体から減圧での蒸留によって分離され、および
反応の中に還元されてよい。これ対して二者択一的に、揮発性THF−オリゴマ
ーは、例えばドイツ連邦共和国特許第3042960号明細書の方法によれば、
解重合され、かつこの方法で再び反応の中に還元される。解重合は特に、揮発性
PTHF−オリゴマーが環状THFオリゴマーの大部分を有する場合に有利であ
る。
ゼオライト触媒が長期運転の後に活性を減じる場合には、触媒は加熱によって
酸素含有ガス、殊に空気の存在下に300〜600℃、有利に450〜500℃
の温度で再生されることができる。ゼオライト触媒の初期の活性は、この処理に
よって再製造されることができる。これに対して二者択一的に、失活したゼオラ
イト触媒は一般に0.5〜50重量%、有利に2〜40重量%、特に有利に5〜
30重量%の濃度の水性過
酸化水素を用いた1〜5時間の処理によって、一般に60〜100℃の温度で再
び活性化されることができる。この再活性化の後、触媒は前述の条件の場合に付
着している水から除去される。
例
製造したPTHFの平均分子量(Mn)をOH価の測定によって確定した。O
H価をヒドロキシル基と過剰量の酸無水物−ピリジン−混合物とのエステル化に
よって定量した。反応後、過剰量の酢酸無水物を水を用いて酢酸に加水分解し、
このようにして遊離した酢酸を荷性ソーダ液を用いて逆滴定した。同様の方法で
、PTHFを含有しない空試験体を用いて実施した。
試験体のOH価は、1gの物質をエステル化する場合に結合される酢酸と等価
である、mgでの水酸化カリウムの量である。このようにして測定したOH価か
ら次の式によるMnを計算した:
例1
ガラスからなる100mlの撹拌反応器中に、44のSiO2/Al2O3−モ
ル比を有し、その母集団比Pが0.03であり、1次結晶子が約0.25μmの尺
度を有するH型のZSM−5ゼオライトの粉末(Mueller他、“Occelli,Robson
(Eds.),A.C.S.Symp.Series 398,346(1989)”による方法によって製造
)2.88gと、0.1重量%の含水量を有するTHF9.33gとを充填した。
この混合物を撹拌下に6時間で60℃に加熱し、この場合反応混合物の粘度は上
昇した。重合を終了させるため、水およびトルオルそれぞれ50容量部からなる
混合物50mlを反応器中に添加し、この場合2相が形成された。トルオル相か
ら、変換されていないTHFおよびトルオルの蒸留分離によって、理論値の25
%の収量に相応するPTHF2.37gが得られた。平均分子量Mnは9000
Dであった。
例2
160mlの管反応器を、ゼオライトのSiO2/Al2O3モル比が46であ
り、その母集団比Pが0.07の数値を有し、0.05〜0.1μmの1次結晶の
尺度を有し、かつ欧州特許出願公開第7081号明細書の方法により製造された
、1mmストランドに形成されたH型のZBM−10ゼオライト100mlで、
保護ガス下に充填した。ゼオライトの含水量を予め0.55重量%に調節した。
この固定床を通って、65℃で、異なった水の量を混合導入したTHFを、連続
的に下から上に運転した。第1表中で他に記載がない限り、THFの滞留時間は
触媒体積の容量に関して5時間であった。変換していないTHFを無色でポリマ
ー含有の反応器搬出物から蒸留法により分離した。異なったTHF流入率の場合
のこの方法の試験の結果を第
1表中にまとめた。
例3
この例は、使用したゼオライト触媒中のSi/Al比(モル)へのTHF変換
率の依存性を説明するはずである。
重合を例1と同様に、ただしTHF(含水量0.2重量%)中にそれぞれゼオ
ライト30重量%を用いて実施した。第2表はこの結果をまとめている。
例4
100mlのガラス撹拌反応器中でZBM−10−
粉末(組成および製造は例2を参照)2.42g、および1,4−ブタンジオー
ル含量1.0重量%のTHF11.2gを65℃、5時間で撹拌した。重合混合
物の後処理を例1中と同様に実施した。
PTHF収量:1g≒9%
Mn:2500ドルトン
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ミュラー,ウルリヒ
ドイツ連邦共和国 D―67434 ノイシュ
タット ビルケンヴェーク 16
(72)発明者 ベッカー,ライナー
ドイツ連邦共和国 D―67098 バート
デュル クハイム イム ハーゼネック
22
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.テロゲンの存在下でのテトラヒドロフランの陽イオン重合により、ポリテト ラヒドロフラン、またはC1〜C20−モノカルボン酸のポリテトラヒドロフラン モノエステルまたは平均分子量250〜10000ドルトンの1価のC1〜C20 −アルコールのポリテトラヒドロフランモノエーテルを製造する方法において、 水、1,4−ブタンジオールおよび/または平均分子量200〜700ドルトン のポリテトラヒドロフランおよび/またはC1〜C20−モノカルボン酸および/ または1価のC1〜C20−アルコールの存在下に、4:1〜100:1のSiO2 /Al2O3−モル比を有しかつゼオライトの外部表面での酸部分とゼオライトの 酸部分の総数との母集団比Pが0.03/1以上であるゼオライト触媒の触媒活 性量を用いてテトラヒドロフランを重合し、この場合使用されるテトラヒドロフ ランは、テトラヒドロフランに対して0.04〜17モル%のテロゲン含量を有 することを特徴とする、ポリテトラヒドロフランまたはポリテトラヒドロフラン モノエステルまたはポリテトラヒドロフランモノエーテルの製造法。
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