JPH08510207A - ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーターフラグメント - Google Patents
ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーターフラグメントInfo
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- JPH08510207A JPH08510207A JP6522361A JP52236194A JPH08510207A JP H08510207 A JPH08510207 A JP H08510207A JP 6522361 A JP6522361 A JP 6522361A JP 52236194 A JP52236194 A JP 52236194A JP H08510207 A JPH08510207 A JP H08510207A
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Abstract
(57)【要約】
uPAのペプチド断片。
Description
【発明の詳細な説明】
ウロキナーセプラスミノーゲン
アクチベーターフラグメント
発明の背景
この発明は、一般に、ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター及びその
断片に関するものである。
2つの型のプラスミノーゲンアクチベーター、組織型プラスミノーゲンアクチ
ベーター(tPA)及びウロキナーゼ即ちウロキナーゼプラスミノーゲンアクチ
ベーター(uPA)が知られている。tPAは、フィブリンクロットに直接結合
してプラスミノーゲンのプラスミンへの変換を活性化する。uPAは、全身的活
性を有するセリンプロテアーセである。それは、多くの細胞型において見出され
るレセプターに結合して、その細胞表面でプラスミノーゲンをプラスミンに変換
する。
発明の要約
uPAは、約55Kdの分子であって、(N末端から始まる)EGF様ドメイ
ン(EGF)(1〜45残基に対応)クリングルドメイン(46〜157残基に
対応)及びトリプシン様プロテアーセドメイン(158〜411残基に対応)か
らなる。EGF及びクリングルドメインは、アミノ末端断片(AFF)を形成し
、それは
ヒトケラチノサイトに対して有糸分裂誘発性である。uPAは、そのEGF様ド
メインによって、多くの細胞型において発現されている特異的膜レセプター(u
PAR)に結合する。EGF様ドメインは、しばしば、成長因子ドメイン(GF
D)として言及される。ここで用いるアミノ酸残基の番号付けは、uPAのN末
端の残基1から始まる。
本発明者は、uPAのEGF様ドメインの6アミノ酸程の少数のアミノ酸を含
むペプチドが有糸分裂誘発性を有し且つウロキナーセプラスミノーゲンアクチベ
ーターレセプター(uPAR)に結合すると考えられることを発見した。
一般に、この発明は、uPAペプチド好ましくは精製したペプチド(uPAR
を有する細胞例えば上皮細胞、ケラチノサイトに結合するか又はそれらにおける
有糸分裂性を誘導する能力の何れか若しくは両方を有する)であって、本質的に
、ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーターの成長因子ドメイン例えば16
〜33残基(一層好ましくは、14〜33残基)からの5より多く15より少な
い(一層好ましくは、5より多く19より少ない)隣接したアミノ酸残基からな
るか又はそれらを含むペプチドを特徴とする。
好適具体例において、ペプチドは、5より多く13より少ない(一層好ましく
は、5より多く16より少ない)隣接したアミノ酸残基を含み、該残基は、成長
因子
ドメインを含む;ペプチドは、アミノ酸配列Thr−Cys−Val−Ser−
Asn−Lys−Tyr−Phe−Ser−Asp−Ile−His(SEQ ID N
O:6)を含む;ペプチドは、5より多く10より少ない隣接したアミノ酸残基を
含み、該残基はドメイン成長因子を含む;ペプチドは、アミノ酸配列Ser−A
sn−Lys−Tyr−Phe−Ser−Asp−Ile−His(SEQ ID NO:
1)を含む;ペプチドは、ドメイン成長因子の6個の隣接したアミノ酸残基を含
む;ペプチドは、アミノ酸配列Ser−Asn−Lys−Tyr−Phe−Se
r(SEQ ID NO:2)を含む。
好適具体例において、ペプチドは、uPARを有する細胞に対して有糸分裂誘
発性である;ペプチドは、uPARに結合するが、uPARを有する細胞に対し
て有糸分裂誘発性ではない。
他の面において、この発明は、本質的に、uPAのアミノ末端フラグメント、
例えば、成長因子ドメイン、例えば15〜30残基由来の5より多く12より少
ない隣接アミノ酸残基からなり又はそれらを含むuPAペプチド好ましくは精製
したペプチド(uPARを有する細胞例えば上皮細胞、ケラチノサイトに結合す
るか又は有糸分裂誘発性を誘導する能力の何れか若しくは両方を有する)を含む
。
好適具体例において、ペプチドは、5より多く10より少ない隣接アミノ酸残
基を含み、該残基はウロキナ
ーゼプラスミノーゲンアクチベーターのアミノ末端フラグメントを含む;ペプチ
ドは、アミノ酸配列Ser−Asn−Lys−Tyr−Phe−Ser−Asp
−Ile−His(SEQ ID NO:1)を含む;ペプチドは、6個の隣接アミノ酸残
基を含み、該残基はウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーターのアミノ末端
フラグメントを含む;ペプチドは、アミノ酸配列Ser−Asn−Lys−Ty
r−Phe−Ser(SEQ ID NO:2)を含む。
好適具体例において、ペプチドは、uPARを有する細胞に対して有糸分裂誘
発性である;ペプチドは、uPARに結合するが、uPARを有する細胞に対し
て有糸分裂誘発性でない。
他の面において、この発明は、好ましくは精製した調製物として、ペプチドA
sn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−Asn−Lys−T
yr−Phe−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−Asn(SE
Q ID NO:4)を含む。
他の面において、この発明は、23位のアミノ酸残基がL−リジン以外のアミ
ノ酸であるuPAペプチド(好ましくは、精製したペプチド)を特徴とする。好
適具体例において、23位のアミノ酸残基は、生理的pH例えばpH7において
正味の正電荷を有する側鎖を有するアミノ酸である;23位のアミノ酸残基は、
リジンの側鎖よりも一層正に帯電した側鎖を有するアミノ酸である;
23位のアミノ酸は残基は、塩基性アミノ酸である;23位のアミノ酸残基は、
アルギニン、ヒスチジン又は正に帯電した若しくは塩基性の非天然アミノ酸の何
れかである。
他の好適具体例において、23位のアミノ酸残基は、生理的pH例えばpH7
において正味の負の電荷を有する側鎖を有するアミノ酸である;23位のアミノ
酸残基は、リジンの側鎖よりも一層負に帯電した側鎖を有するアミノ酸である;
23位のアミノ酸残基は、酸性アミノ酸である;23位のアミノ酸残基は、アス
パラギン酸、グルタミン酸又は負に帯電した若しくは酸性の非天然アミノ酸の何
れかである。
好適具体例において、ペプチドは、完全長のuPAペプチドである。
他の面において、この発明は、uPAペプチド(好ましくは、精製したペプチ
ド)を特徴とし、該ペプチドは下記式の配列を含む:
n−R2−Asn−R1−Tyr−Phe−R3−c(式中、R1は、L−リジン以
外のアミノ酸残基であり、
R2は、1〜21残基長の配列であって、そのカルボキシ末端としてuPAの
Ser21を有し且つSer21を含めてuPAのN末端方向で1〜21アミノ酸残
基に及び、そして
R3は、1〜25残基長の配列であって、そのアミノ
末端としてuPAのSer26を有し且つSer26を含めてuPAのC末端方向で
1〜25アミノ酸残基に及び、
cは、このペプチドのカルボキシ末端方向を示し且つnは、このペプチドのア
ミノ末端方向を示す)。
好適具体例において、R1は生理的pH例えばpH7で正味の正の電荷を有す
る側鎖を有するアミノ酸である;R1は塩基性アミノ酸である;R1はアルギニン
、ヒスチジン又は正に帯電した若しくは非天然アミノ酸の何れかである。
好適具体例において、R2は次の何れかである:
n−Asp−Cys−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−
Val−Ser−c(SEQ ID NO:9);
n−Cys−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−
Ser−c(SEQ ID NO:10);
n−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−
c(SEQ ID NO:11);
n−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ
ID NO:12);
n−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:1
3);
n−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:14);
n−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ
ID NO:15);
n−Cys−Val−Ser−c;
n−Val−Ser−c;又は
n−Ser−c。
好適具体例において、R3は次の何れかである:
n−Ser−c;
n−Ser−Asn−c;
n−Ser−Asn−Ile−c;
n−Ser−Asn−Ile−His−c(SEQ ID NO:16);
n−Ser−Asn−Ile−His−Trp−c(SEQ ID NO:17);
n−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−c(SEQ ID NO:1
8);又は
n−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−Asn−c(SEQ
ID NO:19)。
好適具体例において、R2はn−Asp−Cys−Leu−Asn−Gly−
Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:9)であり且つR3
は、n−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−Asn−c(SEQ
ID NO:19)である;
R2は、n−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−
Ser−c(SEQ ID NO:11);であり、且つR3は、n−Ser−Asn−I
le−His−Trp−Cys−Asn−c(SEQ
ID NO:19)である;
R2は、n−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:15)であ
り且つR3はn−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−Asn−
c(SEQ ID NO:19)である;
R2は、n−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:15)であ
り且つR3はn−Ser−Asn−Ile−His−c(SEQ ID NO:16)であ
る;
R2は、n−Ser−cであり、且つR3はn−Ser−Asn−Ile−H
is−c(SEQ ID NO:16)である;或は
R2は、n−Ser−cであり、且つR3はn−Ser−cである;R1はA
rgである。
他の面において、この発明は、uPAペプチド、好ましくは精製したペプチド
を特徴とし、該ペプチドは、次式の配列を含む:
n−R2−Asn−R1−Tyr−Phe−R3−c(式中、R1はL−リジン以外
のアミノ酸残基であり、
R2は1〜21残基長の配列であって、そのカルボキシ末端としてuPAの
Ser21を有し且つSer21を含めてuPAのN末端方向で1〜21アミノ酸残
基に及び、そして
R3は1〜25残基長の配列であって、そのアミノ末端としてuPAのSe
r26を有し且つSer26を含め
てuPAのC末端方向で1〜25アミノ酸残基に及び、
cはこのペプチドのカルボキシ末端方向を示し且つnはこのペプチドのアミ
ノ末端方向を示す)。
好適具体例において、R1は、生理的pH例えばpH7において正味の負の電
荷を有する側鎖を有するアミノ酸である;R1は、リジンの側鎖よりも一層負に
帯電した側鎖を有するアミノ酸である;R1は、酸性アミノ酸である;R1は、ア
スパラギン酸、グルタミン酸、又は負に帯電した若しくは非天然アミノ酸の何れ
かである。
好適具体例において、R2は次の何れかである:
n−Asp−Cys−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−
Val−Ser−c(SEQ ID NO:9);
n−Cys−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−
Ser−c(SEQ ID NO:10);
n−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−
c(SEQ ID NO:11);
n−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ
ID NO:12);
n−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:
13);
n−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:14);
n−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ
ID NO:15);
n−Cys−Val−Ser−c;
n−Val−Ser−c;又は
n−Ser−c。
好適具体例において、R3は次の何れかである:
n−Ser−c;
n−Ser−Asn−c;
n−Ser−Asn−Ile−c;
n−Ser−Asn−Ile−His−c(SEQ ID NO:16);
n−Ser−Asn−Ile−His−Trp−c(SEQ ID NO:17);
n−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−c(SEQ ID NO:1
8);又は
n−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−Asn−c(SEQ
ID NO:19)。
好適具体例において、R2はn−Asp−Cys−Leu−Asn−Gly−
Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:9)であり且つR3
はn−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−Asn−c(SEQ ID
NO:19)である;
R2はn−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c
(SEQ ID N0:)であり且つR3はn−Ser−Asn−Ile−His−Trp
−Cys−Asn−c(SEQ ID NO:19)である;
R2はn−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:15)であり
且つR3はn−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−Asn−c
(SEQ ID NO:19)である;
R2はn−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:15)であり
且つR3はn−Ser−Asn−Ile−His−c(SEQ ID NO:16)である
;
R2はn−Ser−cであり且つR3はn−Ser−Asn−Ile−His
−c(SEQ ID NO:16)である;或は
R2はn−Ser−cであり且つR3はn−Ser−cである;
R1はグルタミン酸である。
他の面において、この発明は、この発明のuPAペプチドと製薬上許容し得る
キャリアーを含む治療用組成物を特徴とする。
好適具体例において、ペプチドはuPARを有する細胞に対して有糸分裂誘発
性である;ペプチドはuPARを有する細胞における有糸分裂誘発活性を阻害す
る;ペプチドはuPARに結合するが、uPARを有する細胞対して有糸分裂誘
発性でない。
他の面において、この発明は、例えばウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベ
ーターレセプターを発現している細胞例えば上皮細胞、ケラチノサイト若しくは
造骨細
胞の成長若しくは増殖を例えば促進し若しくは阻害する制御方法を特徴とする。
この方法は、細胞に成長制御量のこの発明のuPAペプチドを投与することを含
む。
好適具体例において、ペプチドは、uPARを有する細胞に対して有糸分裂誘
発性である;ペプチドは、uPARを有する細胞における有糸分裂誘発活性を阻
害する;ペプチドはuPARに結合するが、uPARを有する細胞に対して有糸
分裂誘発性でない。
好適具体例において、uPAペプチドは細胞成長又は増殖を促進し、更に、こ
の方法は、uPAペプチド以外の成長促進化合物を投与することを含む。この化
合物は、例えば、ペプチド成長因子例えは上皮成長因子若しくはインシュリン、
複雑な混合物若しくは抽出物例えば下垂体抽出物、又は非ペプチド化合物例えば
ヒドロコーチゾンであってよい。
他の面において、この発明は、外傷、例えば、病気(例えば、上皮組織の潰瘍
を生成する病気)から生じた外傷、外科的切開、怪我(例えば、切断等の機械的
怪我)若しくは火傷を受けた患者の上皮組織の成長若しくは増殖を制御する方法
例えば促進し若しくは阻害する方法を特徴とする。この方法は、組織に成長制御
量のこの発明のuPAペプチドを投与することを含む。
好適具体例において、ペプチドはuPARを有する細胞に対して有糸分裂誘発
性である;ペプチドはuPARを有する細胞における有糸分裂誘発活性を阻害す
る;ペ
プチドはuPARに結合するが、uPARを有する細胞に対して有糸分裂誘発性
でない。
好適具体例において、uPAペプチドは細胞成長若しくは増殖を促進し、更に
、この方法は、uPAペプチド以外の成長促進化合物を投与することを含む。こ
の化合物は、例えば、ペプチド成長因子例えば上皮成長因子若しくはインシュリ
ン、複雑な混合物若しくは抽出物例えば下垂体抽出物、又は非ペプチド化合物例
えばヒドロコーチゾンであってよい。
他の面において、この発明は、例えば、イン・ビトロにおける細胞例えば細胞
のシート例えば上皮細胞(例えば、ケラチノサイト)のシートの成長を、例えば
促進し若しくは阻害する制御方法を特徴とする。この方法は、有効量のこの発明
のuPAペプチドの存在下で細胞を培養することを含む。
好適具体例において、ペプチドはuPARを有する細胞に対して有糸分裂誘発
性である;ペプチドはuPARを有する細胞における有糸分裂誘発活性を阻害す
る;ペプチドはuPARに結合するが、uPARを有する細胞に対して有糸分裂
誘発性でない。
好適具体例において、uPAペプチドは細胞成長若しくは増殖を促進し、更に
、この方法は、uPAペプチド以外の成長促進化合物を投与することを含む。こ
の化合物は、例えば、ペプチド成長因子例えば上皮成長因子若しくはインシュリ
ン、複雑な混合物若しくは抽出物例え
ば下垂体抽出物、又は非ペプチド化合物例えばヒドロコーチゾンであってよい。
他の面において、この発明は、例えば火傷、怪我又は外科処置により生じた患
者の表皮剥脱された皮膚領域を治療する方法を特徴とする。この方法は、この発
明により生成した細胞例えば上皮細胞(例えば上皮細胞のシート)を適用して、
それらの細胞を患者の下にある真皮へ有効に付着させることを含む。この方法は
、uPAペプチド例えばこの発明の成長促進ペプチドを、このシートを患者に適
用する前若しくは後に投与することを含むことが出来る。
好適具体例において、uPAペプチドは細胞成長若しくは増殖を促進し、更に
、この方法は、uPAペプチド以外の成長促進化合物を投与することを含む。こ
の化合物は、例えば、ペプチド成長因子例えば上皮成長因子若しくはインシュリ
ン、複雑な混合物若しくは抽出物例えば下垂体抽出物、又は非ペプチド化合物例
えばヒドロコーチゾンであってよい。
他の面において、この発明は、uPAの(例えば、ウロキナーゼプラスミノー
ゲンアクチベーターの有糸分裂誘発活性の)アンタゴニストを同定する方法を含
む。この方法は、細胞例えばuPARを有する細胞例えば上皮細胞をこの発明の
uPAペプチドの存在下で培養すること;細胞を候補化合物と接触させること;
及び候補化合物の存在下での有糸分裂誘発活性のレベルを候補化合物
の不在における有糸分裂誘発活性のレベルと比較することを含み、化合物の存在
下での活性の一層低いレベルはその化合物がアンタゴニストであることを示して
いる。候補化合物は、例えは、抗体好ましくはモノクローナル抗体例えばuPA
R又はペプチドに対する抗体であってよく、有糸分裂誘発活性は、例えば[3H
]−チミジン取り込みのレベルにより測定することが出来る。
他の面において、この発明は、uPAの(例えば、ウロキナーゼプラスミノー
ゲンアクチベーターの有糸分裂誘発活性の)アゴニストを同定する方法を含む。
この方法は、細胞例えばuPARを有する細胞例えば上皮細胞をuPAペプチド
(例えば、有糸分裂誘発活性を阻害するuPAペプチド)の存在下で培養するこ
と、それらの細胞を候補化合物と接触させること;及び候補化合物の存在下での
有糸分裂誘発活性のレベルを候補化合物の不在における有糸分裂誘発活性のレベ
ルと比較することを含み、化合物の存在下での活性の一層高いレベルはその化合
物がアゴニストであることを示している。
他の面において、この発明は、ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター
とウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーターレセプターとの相互作用を阻害
する方法を特徴とする。この方法は、レセプターをこの発明のuPAペプチドと
接触させて相互作用を阻害することを含む。
好適具体例において、ペプチドは、uPARを有する
細胞に対して有糸分裂誘発性である;ペプチドは、uPARを有する細胞におけ
る有糸分裂誘発活性を阻害する;ペプチドは、uPARに結合するが、uPAR
を有する細胞に対して有糸分裂誘発性でない。
他の面において、この発明は、ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター
がuPARを発現する細胞に結合するのを阻害する方法を特徴とする。この方法
は、細胞をこの発明のuPAペプチドと接触させて相互作用を阻害することを含
む。
好適具体例において、ペプチドは、uPARを有する細胞に対して有糸分裂誘
発性である;ペプチドはuPARを有する細胞における有糸分裂誘発活性を阻害
する;ペプチドは、uPARに結合するが、uPARを有する細胞に対して有糸
分裂誘発性でない。
他の面において、この発明は、細胞例えばケラチノサイトの成長段階を測定す
る方法を特徴とし、細胞により発現されたウロキナーゼプラスミノーゲンアクチ
ベーターのレベルを(例えば、抗体又は核酸プローブの利用により)測定するこ
とを含む。
他の面において、この発明は、病気、例えば、望ましくない細胞の増殖例えば
uPARを有する細胞の望ましくない増殖を特徴とする病気、例えば、上皮の病
気(例えば、乾癬又は癌)を有する動物を治療する方法を特徴とする。この方法
は、病気の危険を有する動物例えばヒトを同定すること;及び治療上有効な量の
この発明のu
PAペプチドをその動物に投与することを含む。
好適具体例において、ペプチドは、uPARを有する細胞の有糸分裂誘発性を
阻害する;ペプチドはuPARを有する細胞に対して有糸分裂誘発性である;ペ
プチドはuPARに結合するが、uPARを有する細胞に対して有糸分裂誘発性
でない。
好適具体例において、uPAペプチドは、細胞成長若しくは増殖を促進し、更
に、この方法は、uPAペプチド以外の成長促進化合物を投与することを含む。
この化合物は、例えば、ペプチド成長因子例えば上皮成長因子若しくはインシュ
リン、複雑な混合物若しくは抽出物例えば下垂体抽出物、又は非ペプチド化合物
例えばヒドロコーチゾンであってよい。
他の面において、この発明は、uPARを有する細胞例えばケラチノサイト細
胞を有糸分裂誘発的に刺激する方法を特徴とし、細胞を有効量のこの発明のuP
Aペプチド、例えばGFDからの少なくとも6個の隣接する残基を有するuPA
のAFFの断片と接触させることを含む。
他の面において、この発明は、uPARを有する細胞例えばケラチノサイト細
胞における有糸分裂誘発性を阻害する方法を特徴とし、細胞を有効量のこの発明
のuPAペプチド、例えばGFDからの少なくとも6個の隣接する残基を有する
uPAのAFFの断片と接触させることを含む。
他の面において、この発明は、ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター
とウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーターレセプターとのケラチノサイト
上での相互作用を阻害する方法を特徴とし、レセプターをウロキナーゼプラスミ
ノーゲンアクチベーターレセプターに対する抗体と接触させて相互作用を阻害す
ることを含む。
他の面において、この発明は、uPARを有する細胞例えば真皮の細胞例えば
ケラチノサイト細胞の成長若しくは増殖を阻害する方法を特徴とし、細胞をウロ
キナーゼプラスミノーゲンアクチベーターレセプターに対する抗体と接触させて
成長を阻害することを含む。
他の面において、この発明は、化合物例えば毒素例えばペプチドトキシンをu
PARを有する細胞まで送達する方法を特徴とし、共有結合例えばペプチド結合
により少なくとも6残基長のuPAのAFFの断片例えばここに開示したuPA
ペプチドに結合した化合物を含むキメラ分子を供給することを含む。
他の面において、この発明は、uPARを有する細胞を含む細胞外蛋白質マト
リックス例えば基底膜の蛋白質分解による破壊を阻止する方法を特徴とし、uP
ARを有する細胞をこの発明のuPAペプチドと接触させることを含む。
好適具体例において、uPAペプチドは、細胞成長若しくは増殖を促進し、更
に、この方法は、uPAペプチ
ド以外の成長促進化合物を投与することを含む。この化合物は、ペプチド成長因
子例えば上皮成長因子若しくはインシュリン、複雑な混合物若しくは抽出物例え
ば下垂体抽出物、又は非ペプチド化合物例えばヒドロコーチゾンであってよい。
好適具体例において、ペプチドは、uPARを有する細胞における有糸分裂誘
発性を阻害する;ペプチドは、uPARを有する細胞に対して有糸分裂誘発性で
ある;ペプチドは、uPARに結合するが、uPARを有する細胞に対して有糸
分裂誘発性でない。
他の面において、この発明は、この発明のuPAペプチドをコードする配列を
含む精製したDNA;この発明のペプチドをコードするDNA配列を含むベクタ
ー;精製DNAを含む細胞例えばペプチドを発現することの出来る細胞;それぞ
れが単離したDNAを含む本質的に均一な細胞集団;組換えにより生成したこの
発明のペプチド;及び細胞を培地中で培養してこの発明のペプチドを発現させる
ことを含むこの発明のペプチドの製造方法を特徴とする。
この発明は又、リジン及びリジンのアナログがuPARを有する細胞の有糸分
裂誘発性を刺激することをも発見した。従って、他の面において、この発明は、
イン・ビトロ若しくはイン・ビボでの細胞例えばuPARを有する細胞例えばケ
ラチノサイトの成長を制御する方法を特徴とし、細胞を、例えばその細胞に局所
的に投与した
成長制御量のリジン若しくはリジンのアナログ例えばエプシロン−アミノカプロ
ン酸若しくはトラネクサミン酸(tranexamic acid)(トランス−4−(アミノ
メチル)シクロヘキサンカルボン酸と接触させることを含む。
好適具体例において、リジン又はそのアナログを上記の細胞を培養するために
用いる成長培地におけるよりも高濃度で供給する;リジンをウシ胎児若しくはウ
シ血清中に見出されるより高濃度で供給する。
他の好適具体例において、細胞は動物細胞例えばヒト細胞例えばケラチノサイ
トである;リジン又はそのアナログをイン・シトゥーで即ち細胞が動物の一部で
あるときに細胞と接触させ且つ細胞表面におけるリジン又はそのアナログの濃度
は、リジン又は動物に対して有害作用を持たないそのアナログの経口、静脈又は
その他の全身投与により細胞表面において達成し得る最大濃度よりも高い;リジ
ン又はアナログの細胞表面における濃度は、リジン又はそのアナログを栄養目的
で経口、静脈又はその他の全身投与により投与したときに細胞表面で達成し得る
最大濃度よりも高い;リジン又はそのアナログを、経口、静脈又はその他の全身
投与により動物に有害な作用を与えずに投与し得る最大の濃度、量又は投薬量よ
りも高い濃度、量又は投薬量で動物に投与する;リジン又はそのアナログを動物
に、栄養目的でリジン又はそのアナログを経口、静脈又はその他の全身投与によ
り投与し
た最大の濃度、量又は投薬量よりも高い濃度、量又は投薬量で投与する;十分な
リジンを投与して、真皮におけるリジンの濃度が、正常個体又は静脈栄養摂取を
受けている個体の真皮におけるリジンの濃度よりも少なくとも20、50、80
、200又は400%高くなるようにする。
他の面において、この発明は、外傷を受けた患者の上皮組織の成長を制御する
方法を特徴とし、成長制御量のリジン又はリジンのアナログ例えばエプシロン−
アミノカプロン酸又はトラネクサミン酸(トランス−4−(アミノメチル)シク
ロヘキサンカルボン酸を例えば外傷を受けた組織へ投与(例えば、局所的投与)
することを含む。
好適具体例において、リジン又はそのアナログの治療される組織の細胞表面に
おける濃度は、リジン又はそのアナログの経口、静脈又はその他の全身投与によ
り治療される組織の細胞表面において動物に有害作用を与えずに達成され得る最
高濃度よりも一層高い;治療される組織の細胞表面におけるリジン又はアナログ
の濃度は、栄養目的でリジン又はそのアナログを経口、静脈又は他の全身投与に
より投与したときに治療される組織の細胞表面で達成される最高濃度より一層高
い;リジン又はそのアナログを、経口、静脈又はその他の全身投与により動物に
有害な作用を与えずに投与し得る最大の濃度、量又は投薬量よりも高い濃度、量
又は投薬量で動物に投与す
る;リジン又はそのアナログを動物に、栄養目的でリジン又はそのアナログを経
口、静脈又はその他の全身投与により投与した最大の濃度、量又は投薬量よりも
高い濃度、量又は投薬量で投与する;十分なリジンを投与して、真皮におけるリ
ジンの濃度が、正常個体又は静脈栄養摂取を受けている個体の真皮におけるリジ
ンの濃度よりも少なくとも20、50、80、200又は400%高くなるよう
にする。
他の面において、この発明は、イン・ビトロでの細胞例えばuPARを有する
細胞例えば上皮細胞例えばケラチノサイトの成長を制御する方法を特徴とし、細
胞を、リジン又はリジンのアナログ例えばエプシロン−アミノカプロン酸又はト
ラネクサミン酸(トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸の
存在下で培養することを含む。好適具体例において、リジン又はそのアナログを
、細胞を培養し、洗い又は別の方法で処理するために用いる培地中の濃度より高
濃度で供給する;リジンは、胎児又は仔ウシ血清中で見出されるよりも高濃度で
存在する。
他の面において、この方法は、患者の表皮剥脱された皮膚領域を治療する方法
を特徴とし、ここに記載した方法により生成した細胞例えばuPARを有する細
胞例えば上皮細胞例えばケラチノサイトを適用して細胞を下の真皮に有効に付着
させることを含む。
好適具体例において、この方法は、更に、リジン又は
そのアナログを細胞とそれらを患者に適用した後に接触させることを含む;リジ
ン又はアナログのそれらの細胞表面における濃度は、リジン又はそのアナログの
経口、静脈又はその他の全身投与により患者に有害作用を与えずに細胞表面で達
成し得る最高濃度よりも高い;リジン又はそのアナログの細胞表面における濃度
は、栄養目的でリジン又はそのアナログを経口、静脈又はその他の全身投与によ
り投与したときに細胞表面において達成される最高濃度よりも高い;リジン又は
そのアナログを、経口、静脈又はその他の全身投与により患者に有害な作用を与
えずに投与し得る最大の濃度、量又は投薬量よりも高い濃度、量又は投薬量で患
者に投与する;リジン又はそのアナログを患者に、栄養目的でリジン又はそのア
ナログを経口、静脈又はその他の全身投与により投与した最大の濃度、量又は投
薬量よりも高い濃度、量又は投薬量で投与する;十分なリジンを投与して、真皮
におけるリジンの濃度が、正常個体又は静脈栄養摂取を受けている個体の真皮に
おけるリジンの濃度よりも少なくとも20、50、80、200又は400%高
くなるようにする。
他の面において、この発明は、細胞例えばuPARレセプターを有する細胞例
えば真皮細胞例えばケラチノサイト(患者の部位例えば病気の部位例えば皮膚病
又は怪我の部位に移したもの)の成長を促進する方法を特徴とし、細胞を供給す
ること、細胞を部位に適用すること及
び患者に、例えばその部位への局所的適用により、成長促進量のリジン又はリジ
ンのアナログ例えばエプシロン−アミノカプロン酸又はトラネクサミン酸(トラ
ンス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸を投与することを含む。
好適具体例において、リジン又はそのアナログを上記の細胞を培養するために
用いる成長培地において供給するよりも一層高濃度で供給する;リジンを仔ウシ
又はウシ血清中で見出されるよりも一層高濃度で供給する。
他の好適具体例において、リジン又はそのアナログの細胞表面における濃度は
、患者に有害作用を与えずに経口、静脈又はその他の全身投与により細胞表面で
達成し得る最高濃度よりも一層高い;リジン又はそのアナログの細胞表面におけ
る濃度は、栄養目的でリジン又はそのアナログを経口、静脈又はその他の全身投
与により投与したときに細胞表面において達成される最高濃度よりも高い;リジ
ンを、経口、静脈又はその他の全身投与により患者に有害な作用を与えずに投与
し得る最大の濃度、量又は投薬量よりも高い濃度、量又は投薬量で患者に投与す
る;リジン又はそのアナログを患者に、栄養目的でリジン又はそのアナログを経
口、静脈又はその他の全身投与により投与した最大の濃度、量又は投薬量よりも
高い濃度、量又は投薬量で投与する;十分なリジンを投与して、真皮におけるリ
ジンの濃度が、正常個体又は静脈栄養摂取を受けている個体の真皮におけるリジ
ンの濃度
よりも少なくとも20、50、80、200又は400%高くなるようにする。
他の面において、この発明は、ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター
の有糸分裂誘発活性のアンタゴニストを同定する方法を特徴とし、uPARを有
する細胞をリジン又はリジンのアナログ例えばエプシロン−アミノカプロン酸又
はトラネクサミン酸(トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン
酸の存在下で培養すること、上記の細胞を候補化合物と接触させること及び候補
化合物の存在下での有糸分裂誘発活性のレベルを候補化合物の不在における有糸
分裂誘発活性のレベルと比較することを含み、化合物の存在下での一層低レベル
の上記活性はその化合物がアンタゴニストであることを示している。
他の面において、この発明は、ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター
のアゴニストを同定する方法を特徴とし、uPARを有する細胞をリジン又はリ
ジンのアナログ例えばエプシロン−アミノカプロン酸又はトラネクサミン酸(ト
ランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸の存在下で培養するこ
と、細胞を候補化合物と接触させること及び候補化合物の存在下での有糸分裂誘
発活性のレベルを候補化合物の不在における有糸分裂誘発活性のレベルと比較す
ることを含み、化合物の存在下での一層高い活性レベルはその化合物がアゴニス
トであることを示している。
他の面において、この発明は、ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター
とウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーターレセプターとの相互作用を阻害
する方法を特徴とし、レセプターをリジン又はリジンのアナログ例えばエプシロ
ン−アミノカプロン酸又はトラネクサミン酸(トランス−4−(アミノメチル)
シクロヘキサンカルボン酸と接触させて相互作用を阻害することを含む。
他の面において、この発明は、病気を有する動物を治療する方法を特徴とし、
病気の危険にある動物を同定すること及び、例えば、局所的に、治療上有効な量
のリジン又はリジンのアナログ例えばエプシロン−アミノカプロン酸又はトラネ
クサミン酸(トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸をその
動物に投与することを含む。
好適具体例において、動物に投与したリジン又はアナログの濃度、量又は投薬
量は、動物に有害作用を与えずに、経口、静脈又は全身投与により細胞表面にお
いて達成し得る最高濃度よりも一層高い動物のケラチノサイト表面におけるリジ
ン又はそのアナログの濃度を生じる;動物に投与したリジン又はそのアナログの
濃度、量又は投薬量は、栄養目的でリジン又はそのアナログを経口、静脈又は他
の全身投与により投与したときに細胞表面において達成し得る最高濃度よりも一
層高い動物のケラチノサイト表面におけるリジン又はそのアナログの濃度を
生じる;十分なリジンを投与して、真皮におけるリジンの濃度が、正常個体又は
静脈栄養摂取を受けている個体の真皮におけるリジンの濃度よりも少なくとも2
0、50、80、200又は400%高くなるようにする。
他の面において、この発明は、細胞例えばuPARを有する細胞例えばケラチ
ノサイトを有糸分裂誘発的に刺激する方法を特徴とし、細胞を有効量のリジン又
はリジンのアナログ例えばエプシロン−アミノカプロン酸又はトラネクサミン酸
(トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸と接触させること
を含む。
好適具体例において、リジン又はそのアナログを上記の細胞を培養するために
用いる成長培地中に供給するよりも高濃度で供給する;リジンをウシ胎児又はウ
シ血清中に見出されるよりも高濃度で供給する。
他の面において、この発明は、化合物をuPARを有する細胞に送達する方法
を特徴とし、リジン又はリジンのアナログ例えばエプシロン−アミノカプロン酸
又はトラネクサミン酸(トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカルボ
ン酸に結合された化合物を含むキメラ分子を供給することを含む。
他の面において、この発明は、uPARを有する細胞を含む細胞外蛋白質マト
リックスの蛋白質分解による破壊を阻止する方法を特徴とし、uPARを有する
細胞をリジン又はリジンのアナログ例えばエプシロン−アミノカプロン酸又はト
ラネクサミン酸(トランス−4−(ア
ミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸と接触させることを含む。
他の面において、この発明は、治療用組成物例えば局所的適用に適した治療用
組成物を特徴とし、活性成分としてのリジン又はリジンのアナログ例えばエプシ
ロン−アミノカプロン酸又はトラネクサミン酸(トランス−4−(アミノメチル
)シクロヘキサンカルボン酸及び製薬上許容し得るキャリアーを含む。
好適具体例において、組成物中のリジン又はアナログの量は、患者へのその組
成物の1、2、3、5又は10回未満の投与が、患者のケラチノサイト表面にお
いて、経口、静脈又はその他の全身投与により動物に有害作用を与えずに達成し
得る最高濃度よりも一層高いリジン又はそのアナログの濃度を生じ、患者のケラ
チノサイト表面において、リジン又はそのアナログを栄養目的で経口、静脈又は
その他の全身投与により投与したときに細胞表面において達成される最高濃度よ
りも一層高いリジン又はそのアナログの濃度を生じるのに十分である。
実質的に純粋又は精製したDNAとは、この発明のDNAが導かれた生物の天
然のゲノム中において直接隣接する両コード鎖配列(即ち5’末端側の配列及び
3’末端側の配列)と直接隣接しないDNAである。従って、この用語は、例え
ば、ベクター、自律的に複製するプラスミッド若しくはウイルス、又は原核生物
若しくは真核生物のゲノムDNA中に取り込まれた組換え
DNA、又は他のDNA配列とは独立の別個の分子(例えば、PCR又は制限エ
ンドヌクレアーゼ処理により生成したcDNA又はゲノムDNA断片)として存
在する組換えDNAを含む。それは又、更なるポリペプチド配列をコードするハ
イブリッド遺伝子の部分である組換えDNAをも含む。
相同とは、2つのポリペプチド分子間又は2つの核酸分子間の配列類似性のこ
とをいう。2つの比較される配列の両者におけるある位置が同じ塩基又はアミノ
酸モノマー単位で占められる場合、例えば2つのDNA分子のそれぞれにおける
ある位置がアデニンにより占められるならば、それらの分子はその位置において
相同である。2つの配列間の相同性は、その2つの配列に共有される一致する又
は相同な位置の数の関数である。例えば、2つの配列中の10個の位置の内の6
個が一致し又は相同であるならば、これらの2つの配列は60%の相同である。
例えば、DNA配列ATTGCCとTATGGCとは50%の相同性を共有する。
ペプチドの実質的に純粋若しくは精製した調製物とは、そのペプチドが細胞中
において天然状態で共存しているペプチド又は蛋白質(或は、合成uPAペプチ
ドの場合には、完全長uPA等、ペプチドが誘導された蛋白質)を実質的に含ま
ない調製物である。
本発明者は、uPARに結合する能力及びuPAの有糸分裂誘発活性が9量体
(GFD21〜29)という小
さいuPAペプチド(即ち、GFDのuPA残基21〜29)であってその配列
はSer−Asn−Lys−Tyr−Phe−Ser−Asp−Ile−His
(SEQ ID NO:1)であるもの及び6量体(GFD21〜26)であってその配列
はSer−Asn−Lys−Tyr−Phe−Ser(SEQ ID NO:2)であるも
のと供に保存されていることを見出した。これらのペプチドは、組織出血の副作
用を伴わずにケラチノサイトの成長を刺激することが出来る。この発明は、傷つ
いた組織の修復を、上皮細胞を刺激して成長させそうして傷を修復することによ
り促進することを可能にする。
この発明の小さいサイズのuPAペプチド例えば9量体及び6量体は、小さい
ペプチド程早く基底層(正常表皮において有糸分裂活性を有する層)まで浸透し
て一層効果的に上皮細胞を局所的に刺激して成長させるであろうという点におい
て重要である。
この発明のペプチド及び方法を用いて、イン・ビトロ又はイン・ビボで上皮の
シートの成長を刺激することが出来る。これらの細胞のシートを用いて、例えば
、火傷等で広い範囲を表皮剥脱した皮膚を覆うことが出来る。この発明は、上皮
シートを一層迅速且つ効果的に生成するために上皮細胞を刺激するだけでなく、
一度負傷した組織上に置いた上皮細胞の継続した成長を刺激する方法をも提供す
る。この発明は、イン・ビトロで成長させて患者に適用した上皮シートの、更に
成長して下の真皮に有効に付着するための基底膜成分を生成する能力を増大させ
るであろう。
この発明のuPAペプチドは又、uPAのuPARへの結合をブロックし、従
って、uPAの活性を阻害するのにも有用である。有糸分裂誘発活性を有するu
PAペプチド、uPARに結合するが有糸分裂誘発活性を刺激しないuPAペプ
チド、又は有糸分裂誘発性を阻害するuPAペプチドを用いることが出来る。有
糸分裂誘発活性を有するペプチドは、結合して、uPAの蛋白質分解効果を伴わ
ずに細胞を増殖させるであろう。有糸分裂誘発活性を有しないペプチドはuPA
をブロックするが、有糸分裂誘発活性も蛋白質分解活性も示さないであろう。
本発明者は又、uPAのアミノ酸残基23がuPAペプチドの活性において重
要な役割を果たしていることをも発見した。下記するように、増大した有糸分裂
誘発活
性を有するuPAペプチド及び阻害特性を有するuPAペプチドを、通常23位
に見出されるリジンを置換することによって合成することが出来る。置換したペ
プチドは、細胞の成長若しくは増殖を阻害し若しくは増大させるために及びレセ
プター結合の研究に有用である。
この発明の他の特徴及び利点は、以下の説明及び請求の範囲から明らかとなろ
う。
詳細な説明
先ず、図面を簡単に説明する。図面
図1は、ケラチノサイトにおけるDNA合成に対する種々のuPAペプチドの
効果を表す棒グラフである。有糸分裂誘発活性を比較するために、種々の濃度の
GFDペプチドを試験した。ペプチド及び3H−チミジンと共に24時間インキ
ュベートした後に、取り込まれた放射能をここに記載したようにして測定した。
各ペプチドについて5種類の濃度を用いた。所定のペプチドについて、5つの内
で一番上の棒は、0.1μMを表し、その次の棒は0.33μM、その次の棒は
1μM、その次の棒は3.3μMを表し、一番下の棒は10μMを表す。
図2は、種々の成長培地における6量体ペプチドの付加的効果を表す棒グラフ
である。KBMは、ケラチノサイト基礎培地(上皮成長因子、インシュリン、ヒ
ドロコーチゾン又はウシ下垂体抽出物を含まないケラチノサイ
ト成長培地)であり、KGM−BPEは、ウシ下垂体抽出物を含まないケラチノ
サイト成長培地であり、BM+Insは、インシュリンを加えたケラチノサイト基
礎培地であり、BM+EGFは、上皮成長因子を加えたケラチノサイト基礎培地
であり、BM+BPEは、ウシ下垂体抽出物を加えたケラチノサイト基礎培地で
あり、KGMは、ケラチノサイト成長培地(カリフォルニア、Clonetics)である。
図3は、22日間に及ぶケラチノサイト培養におけるuPA活性のグラフ表示
である。実線は、全細胞数を表し、点線は、培地中の全uPA活性を表し、且つ
破線は、細胞当りのuPA活性を表す。ケラチノサイトにおけるuPA断片の有糸分裂誘発活性
uPAは、EGF様ドメイン、クリングルドメイン及びトリプシン様プロテア
ーゼドメインを有する55Kdaの蛋白質である(uPAはクローン化されてお
り、Riccio等、1985,Nucleic Acids Research 13:No.8を参照されたい)。u
PAは、EGF様ドメインによって特異的細胞レセプター(uPAR)に結合す
る(uPARはクローン化されており、Roldan等、1990 EMBO Journal 9:467を
参照されたい)。EGF様ドメイン及びクリングルドメインを含むウロキナーゼ
の18Kdaのアミノ末端領域は、造骨細胞系統において有糸分裂誘発性を誘導
することが見出されている(Rablani等、Biochem.
Biophys.Res.Commun.173:1058,1990)。
uPAの有糸分裂誘発活性を保持するがフィブリン溶解活性を有しない低分子
を得るために、種々の長さの多くのペプチドをデザインして有糸分裂誘発活性に
対して必要とされるuPA分子の部分を決定した。これらのペプチドの合成及び
分析を以下に説明する。
ペプチドの調製 種々の長さの合成ペプチドを、標準的方法により、ペプチド
合成機(Research Genetics,Inc.)を用いて合成した。ペプチドを、逆相HPL
C(Toso,Inc.)により精製した。これらのアミノ酸配列を表1に与える。
有糸分裂誘発性のアッセイ 有糸分裂誘発性に対するペプチドの効果を、下記
のように、DNA合成の関数として測定した。ペプチド(リン酸緩衝塩溶液(P
BS)中)を単層(ここに記載のように成長させたもの)に加えて終濃度0.1
μM、0.33μM、1.0μM、3.3μM又は10μMの何れかとした。1
50μLのKGM中の3H−チミジン(10μCi/ml:イリノイ、Arlington Hei
ghts在、Amersham)5μLをこれらのペプチドを伴う培養に加え、Tomtecセルハ
ーベスターを用いて細胞を採取して蒸留H2O中で37℃で24時間後に溶解さ
せ且つ70%エタノール中で固定した。次いで、溶解した細胞をナイロンフィル
ター(イリノイ、Arlington Heights在、Amerham)にトランスファーし、ベータプレ
ートシンチレーション液を加えて(LK
B)、放射能をWallac 1205ベータプレートカウンターを用いて測定した。リン
酸緩衝塩溶液(PBS)及び3H−チミジンの存在下でインキュベートした対照
試料は、対照レベルの放射能約400cpmを与えた。
細胞培養 初代ヒトケラチノサイト(カリフォルニア、Clonetics)を、96ウェルプ
レート(ニューヨーク、Corning)中の無血清培地(KGM培地、)中で、70〜80
%集密まで、5%CO2中の37℃での単層培養にて培養した。
短いuPAペプチドは有糸分裂誘発活性を有する 幾つかの短いuPAペプチ
ドを合成して、ここに記載したように有糸分裂誘発活性について試験した。これ
らのペプチドを表1に示す。
図1に示したように、試験したすべてのペプチドは、チミジンの取り込みを刺
激した。6量体ペプチドは、
3.3μM以下の濃度では何らの測定可能な活性を示さなかったが、10μMの
濃度では3H−チミジンの取り込みの有意の刺激を生じた。9量体ペプチドは、
0.33μMの低濃度で有糸分裂誘発性を有効に刺激したが、最大の有糸分裂誘
発活性は1μMにおいてであった。12量体は、1μMでのみ有糸分裂誘発活性
を示し、他の濃度ではケラチノサイトの刺激について、あるにしても、僅かの効
果しか有しなかった。15量体により生じた最高レベルの有糸分裂誘発活性は、
3.3μMの濃度にて生じた。3.3μM及び10μMの濃度において、21量
体及び18量体は、ケラチノサイトにおける有糸分裂誘発性の刺激に対して類似
の効果を示した。PBS対照は、約400cpmの取り込みを示した。完全なA
FFも又、ケラチノサイトの有糸分裂誘発性を刺激することが見出された。
6量体ペプチド(GFD21〜26)と他の成長因子との相互作用
更に、6量体ペプチド(GFD21〜26)を、他の因子の不在におけるその
ケラチノサイト刺激に対する効果を測定するために研究した。ケラチノサイトを
、通常KGM(完全培地)中に存在する種々の成長因子を欠く種々の成長培地に
おいて、6量体の存在下若しくは不在にて24時間培養して(図2)、下記のよ
うに3H−チミジンの取り込みを測定した。
図2に示したように、6量体(P−8)は、種々の成
長因子例えばウシ下垂体抽出物(BPE)、インシュリン及びヒドロコーチゾン
を含む完全ケラチノサイト成長培地の存在下において、3H−チミジンの取り込
みを大いに刺激した。更に、6量体は、この研究において試験したすべての成長
因子に対して、常に、付加的効果を示した。
増殖中のケラチノサイトにおけるウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベータ ーレセプター(uPAR)の発現
ノーザンブロット分析を用いて、種々の成長段階のケラチノサイトにおけるu
PAR発現のレベルを決定した。簡単にいえば、uPARのエクトドメインをコ
ードする0.4kbのプローブを、RT−PCR技術(Invitrogen,cDNA cycle
kit)によって、プライマー5'-GGGGATTGCCGTGTGGAAGA-3'(SEQ ID NO:7)及び
5'-GGAATTCGAAGGTAGCCACAGCCACGGAG-3'(SEQ ID NO:8)を用いて調製した。メ
ッセンジャーRNAを、単層培養中で培養したケラチノサイトから、50%集密
、80%集密、100%集密及び集密後(120%集密)の段階にて精製した。
次いで、各培養段階のケラチノサイトからの約2μgの精製mRNAをアガロー
ス中での電気泳動にかけ、ナイロン膜(Hybond N)にトランスファーした。6×
SSC、5×Denhardt's、0.5%SDS、100μg/ml超音波処理したサ
ケ精子DNA及び50%脱イオン化ホルムアミド中での予備ハ
イブリダイゼーションの後に、[32P]−標識したuPARプローブを加え、5
0%ホルムアミドの存在下で42℃で一晩ハイブリダイゼーションを行なった。
次いで、ナイロン膜を0.1%SDSを含む2×SSCで2回洗い、その後に、
0.1×SSC、0.1%SDSにて37℃で30分間洗い、次いで55℃で3
0分間洗った。オートラジオグラフィーを−70℃でKodak XRRフィルムに露出
することにより行なった。
ノーザンブロット分析のデータは、uPARmRNAが対数増殖段階(例えば
、50%集密度)において高度に発現されることを示した。更に、このデータは
又、集密度が50%を超えるとuPARmRNAの発現が減少し、100%集密
では殆ど検出不能であることをも示している。これらの結果は、uPARmRN
Aの発現とケラチノサイト増殖との間に直接的相関関係があることを示している
。
ケラチノサイトにおけるウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター活性
正常ヒトケラチノサイト(カリフォルニア、Clonetics)を、96ウェルプレートにて
、無血清ケラチノサイト成長培地を用いて培養し、細胞数を2日毎に血球計によ
りモニターした。uPA活性も又、2日毎に2段階アッセイを用いて測定した。
簡単に言えば、ケラチノサイト培養からの50μlの調整培地を、0.1%ツイ
ーン20を含む0.1M トリス−HCl(pH8.5)及び50
μlの0.1mg/ml精製プラスミノーゲン(PBS中)と混合して、30分
間30℃でインキュベートした。次いで、4mMの基質S−2251(Val−
Leu−Lys−p−ニトロアニリド、Stockholm在、Kabi Diagnostics)と混
合した1.4M NaClを、S−2251の終濃度が0.8mMとなるまで含
有する0.2Mリン酸緩衝液(pH7.2)を50μl加えた。インキュベーシ
ョンの後に、各試料の吸光度を405nmで測定し且つuPA活性をウロキナー
ゼの国際標準を用いて測定した。
図3には、正常ヒト上皮ケラチノサイトにおけるuPA活性を要約してある。
実線は、22日間にわたる培養におけるケラチノサイトの細胞数を表し、細胞数
が6日目から急速に増加して8日目には100%集密度に接近し、12日目に1
00%集密度を超えて増加を続け、約14日目に減衰し始めることを示している
。点線は、同じ22日間にわたるuPA活性を表している。全uPA産生は、ほ
ぼ12日目まで増加してその後減少している。破線は、細胞当りのuPA活性を
表しており、細胞当りのuPA活性が集密前には増加し、次いで、集密に達する
と減少することを示している。これらのデータは、更に、uPA活性とケラチノ
サイト増殖との間に直接的相関関係があることを実証するものである。
改変された活性を有するuPAペプチド
uPA領域の構造のコンピューター分析は、GFDの
Lys23にターン構造(turn-structure)の存在を示唆した。uPAペプチドに
おいてLys23の置換の効果を評価した。Lys23をアラニンで置換した9量体
Ser−Asn−Ala−Tyr−Phe−Ser−Asp−Ile−His(
SEQ ID NO:20)(A−GFD);アルギニンで置換した9量体Ser−Asn
−Arg−Tyr−Phe−Ser−Asp−Ile−His(SEQ ID NO:21
)(R−GFD);及びグルタミン酸で置換した9量体Ser−Asn−Glu
−Tyr−Phe−Ser−Asp−Ile−His(SEQ ID NO:22)(E−
GFD)を合成した。
これらの置換したペプチドの有糸分裂誘発性を刺激する能力を3Hチミジンの
取込みにより測定した。予想されたように、陽性対照の9量体Ser−Asn−
Lys−Tyr−Phe−Ser−Asp−Ile−His(SEQ ID NO:1)(
K−GFD)は、未処理細胞と比較して取込みが増加した。A−GFDで処理し
た細胞における3H−チミジンの取込みは、陰性対照細胞(ペプチドを与えない
)と殆ど差異がなかった。R−GFDは、K−GFD処理した陽性対照細胞と比
較して大いに3H−チミジンの取込みを増大させた。他方、E−GFDは有糸分
裂誘発性を阻害し、3H−チミジンの取込みは、陰性対照細胞(ペプチドを与え
ない)で見られるよりも少なかった。これらの結果は、23位のアミノ酸残基が
ケラチノサイト刺激において重要な役割を演じているこ
とを示す。更に、この活性は、一層塩基性の残基への移動が有糸分裂誘発活性を
増大させ、他方、負に帯電したGluでの置換が阻害活性を生じるので、電荷に
依存する。他の有用なペプチドは、uPAペプチド例えば表1に示したペプチド
を、23位(若しくは他の位置)の種々の置換及びそれらの有糸分裂誘発性に対
する効果の測定によって、合成することによって見出すことが出来る。利用
この発明の配合物は、局所投与に特に有用であるが、他の様式例えば非経口、
静脈、皮下又は筋肉経由によって投与することも出来る。治療上有効な量(例え
ば、患者の病的状態を除去し若しくは軽減する量)のこの発明のペプチドをヒト
又は他の哺乳動物に投与して、細胞成長の阻害若しくは刺激が望ましい病気若し
くは障害を治療し若しくは阻止することが出来る(例えば、ケラチノサイトの成
長の促進が望ましい病気において)。
ここで提供されたこれらの化合物は、任意の製薬上許容し得る非毒性賦形剤及
びキャリアーと混合することにより医薬組成物中に配合することが出来る。上記
のように、かかる組成物は、非経口投与用に特に溶液若しくは懸濁液の形態で;
経口投与用に特に錠剤若しくはカプセル形態で;又は局所用に軟膏、クリーム若
しくはゲルの形態で調製することが出来る。これらの組成物は、単位投薬形態に
て便利に投与することが出来、製薬技術にお
いて周知の任意の方法により調製することが出来る。非経口投与用の配合物は、
一般的賦形剤として、滅菌した水若しくは塩溶液、ポリアルキレングリコール例
えばポリエチレングリコール、植物起源の油、水素化ナフタレン等を含むことが
出来る。特に、生体適合性、生物分解性ラクチド(lactide)ポリマー、ラクチ
ド/グリコシドコポリマー又はポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンコポ
リマーは、これらのペプチドの放出を制御するのに有用な賦形剤であり得る。こ
れらのペプチド用の他の潜在的に有用な非経口送達システムは、エチレン−酢酸
ビニルコポリマー粒子、浸透圧ポンプ、移植可能な浸出液システム、及びポリソ
ームを含む。非経口投与用の配合物は又、口内投与用のグリココレート、直腸投
与用のメトキシサリチレート、又は腟投与用のクエン酸をも含んでよい。
この発明の物質は、医薬組成物において単独活性剤として用いることが出来、
或は、他の活性成分(例えば、細胞成長若しくは阻害を促進する他の化合物又は
ペプチダーゼ若しくはプロテアーゼ阻害剤)との組合せにおいて用いることが出
来る。
ここに記載した化合物の治療用組成物中の投薬量は、投与経路、病気の型及び
状態、並びに特定の患者の全体的健康状態を含む幾つかの因子に依って変化する
。
この発明のペプチドは又、イン・ビトロで用いて、例えば培養上皮細胞の成長
を刺激することが出来る。
他の具体例
この発明は、ここに記載したuPAペプチドと実質的に相同で且つ生物学的活
性を有する任意のペプチドを含む。「生物学的に活性」とは、uPARを有する
細胞例えばケラチノサイトに特異的に結合する能力、又はuPARを有する細胞
例えばケラチノサイトの成長(有糸分裂誘発性)を促進し若しくは阻害する能力
(ここに記載したアッセイ若しくは当業者に公知の他のアッセイにより測定)を
意味する。最も好ましくは、実質的に相同なペプチド、断片又はアナログは、成
長促進性ペプチドの場合には、表1の9量体の活性の10%、好ましくは40%
、一層好ましくは少なくとも90、95若しくは99%を有し;阻害性ペプチド
の場合には、E−GFDの阻害活性の10%、好ましくは40%、一層好ましく
は少なくとも90、95若しくは99%を有する。結合するが有糸分裂誘発性に
効果を有しないペプチドは、それらがSEQ ID NO:1のペプチドの10%、好まし
くは40%、又は一層好ましくは少なくとも90、95若しくは99%で結合す
るならば生物学的活性を有する。この発明は又、ここに記載したuPAペプチド
を含むキメラペプチドをも含む。
この発明は又、ここに記載したuPAペプチドの任意の生物学的に活性な断片
又はアナログをも含む。好適アナログは、配列が野生型配列(即ち、天然のuP
Aの相
同部分の配列)と保存的アミノ酸置換好ましくは1、2若しくは3つの置換例え
ば1つのアミノ酸の他の類似の性質を有するアミノ酸との置換(例えば、グリシ
ンに対するバリン、リジンに対するアルギニン等)又はポリペプチドの生物学的
活性を破壊しない1つ以上の非保存的アミノ酸置換、欠失又は挿入によってのみ
異なるペプチドを含む。表2に、幾つかの保存的アミノ酸置換を列挙する。
他の有用な改変は、ペプチドの安定性を増大させるようなものを含み、かかるア
ナログは、例えば、1つ以上の(ペプチド結合に置き換わる)非ペプチド結合又
はD−アミノ酸をペプチド配列中に含んでよい。
アナログは、天然のuPA配列と、アミノ酸配列において異なってよく又は配
列と関係しない方法で改変することが出来、或はその両者で異なってよい。この
発明のアナログは、一般に、天然のuPA配列又はここに記載したuPA配列と
、少なくとも40%、一層好ましくは50%、更に好ましくは60%、更に好ま
しくは70%、更に好ましくは80%、更に好ましくは90%、最も好ましくは
95%の相同性を示し又は99%の相同性さえ示す。
配列以外の改変は、イン・ビボ又はイン・ビトロでのペプチドの化学的誘導体
化例えばアセチル化、メチル化、リン酸化、カルボキシル化又はグリコシル化を
含む。
天然のL−アミノ酸以外の残基例えばD−アミノ酸又は非天然アミノ酸即ち合
成のアミノ酸(例えば、β若しくはγアミノ酸)を含むアナログも又含まれる。
或は、増大した安定性は、ペプチド分子を環化することによって付与され得る。
アナログ例えば、ここに開示したペプチドと1、2、3若しくはそれ以上の残
基だけ異なるペプチドは、当業者に公知の方法により製造することが出来、当業
者に公
知の若しくはここに開示した方法によって生物学的活性を試験することが出来る
。
他の具体例は、以下の請求の範囲内にある。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
C07H 21/04 8517−4H C07K 7/06
C07K 5/103 8517−4H 7/08
7/06 9452−4B C12P 21/02 C
7/08 9455−4C A61K 37/02 ADS
C12N 5/10 ADA
15/09 9162−4B C12N 15/00 A
C12P 21/02 9281−4B 5/00 B
//(C12P 21/02
C12R 1:91)
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),AU,CA,JP
(72)発明者 タカハシ,タダヒト
アメリカ合衆国 02129 マサチューセッ
ツ,チャールズタウン,サーティーンス
ストリート,ビルディング 149,シービ
ーアールシー(番地なし)
(72)発明者 ホリイ,イズミ
アメリカ合衆国 02129 マサチューセッ
ツ,チャールズタウン,サーティーンス
ストリート,ビルディング 149,シービ
ーアールシー(番地なし)
(72)発明者 ゲーティンク,ポール エフ.
アメリカ合衆国 02116 マサチューセッ
ツ,ボストン,マールボロ ストリート
282,アパートメント ナンバー2
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーターの残基14〜33よりなるド メインからの5より多く19より少ない隣接するアミノ酸残基を含むペプチド。 2.ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーターの残基16〜33よりなるド メインからの5より多く15より少ない隣接するアミノ酸残基を含むペプチド。 3.前記のペプチドが、前記のドメインを含めて、5より多く13より少ないア ミノ酸残基を含む、請求項2に記載のペプチド。 4.アミノ酸配列Thr−Cys−Val−Ser−Asn−Lys−Tyr− Phe−Ser−Asp−Ile−His(SEQ ID NO:6)を含む、請求項3に 記載のペプチド。 5.前記のペプチドが、前記のドメインを含めて、5より多く10より少ないア ミノ酸残基を含む、請求項2に記載のペプチド。 6.アミノ酸配列Ser−Asn−Lys−Tyr−Phe−Ser−Asn− Ile−His(SEQ ID NO:1)を含む、請求項5に記載のペプチド。 7.前記のペプチドが前記のドメインの6個の隣接するアミノ酸残基を含む、請 求項2に記載のペプチド。 8.アミノ酸配列Ser−Asn−Lys−Tyr−Phe−Ser(SEQ ID N O:2)を含む、請求項7に記 載のペプチド。 9.ウロキナーセプラスミノーゲンアクチベーターのアミノ末端断片からの5よ り多く12より少ない隣接するアミノ酸残基を含むペプチド。 10.前記のペプチドが、前記のウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター のアミノ末端断片を含めて、5より多く10より少ない隣接するアミノ酸残基を 含む、請求項9に記載のペプチド。 11.アミノ酸配列Ser−Asn−Lys−Tyr−Phe−Ser−Asn −Ile−His(SEQ ID NO:1)を含む、請求項10に記載のペプチド。 12.前記のペプチドが、前記のウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター のアミノ末端断片を含めて、6個の隣接するアミノ酸残基を含む、請求項9に記 載のペプチド。 13.アミノ酸配列Ser−Asn−Lys−Tyr−Phe−Ser(SEQ ID NO:2)を含む、請求項12に記載のペプチド。 14.ペプチドAsn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−A sn−Lys−Tyr−Phe−Ser−Asn−Ile−His−Trp−C ys−Asn(SEQ ID NO:4)。 15.23位のアミノ酸残基がL−リジン以外のアミノ酸である、精製したuP Aペプチド。 16.23位のアミノ酸残基がpH7で正味の正電荷を 有する側鎖を有するアミノ酸である、請求項15に記載の精製したuPAペプチ ド。 17.23位のアミノ酸残基が、リジンの側鎖より一層正に帯電した側鎖を有す るアミノ酸である、請求項15に記載の精製したuPAペプチド。 18.23位のアミノ酸残基が塩基性アミノ酸である、請求項15に記載の精製 したuPAペプチド。 19.前記の23位のアミノ酸残基が、アルギニン、ヒスチジン、又は正に帯電 した若しくは塩基性の非天然アミノ酸の何れかである、請求項15に記載の精製 したuPAペプチド。 20.23位のアミノ酸残基がpH7で正味の負電荷を有する側鎖を有するアミ ノ酸である、請求項15に記載の精製したuPAペプチド。 21.23位のアミノ酸残基が、リジンの側鎖より一層負に帯電した側鎖を有す るアミノ酸である、請求項15に記載の精製したuPAペプチド。 22.23位のアミノ酸残基が酸性アミノ酸である、請求項15に記載の精製し たuPAペプチド。 23.前記の23位のアミノ酸残基が、アスパラギン酸、グルタミン酸、又は負 に帯電した若しくは酸性の非天然アミノ酸の何れかである、請求項15に記載の 精製したuPAペプチド。 24.前記のペプチドが完全長のuPAペプチドである、請求項15に記載の精 製したuPAペプチド。 25.下記式の配列を含む精製したuPAペプチド:n−R2−Asn−R1−T yr−Phe−R3−c(式中、R1は、L−リジン以外のアミノ酸残基であり、 R2は、1〜21残基長の配列であって、そのカルボキシ末端としてuPAの Ser21を有し且つSer21を含めてuPAのN末端方向で1〜21アミノ酸残 基に及び、そして R3は、1〜25残基長の配列であって、そのアミノ末端としてuPAのSe r26を有し且つSer26を含めてuPAのC末端方向で1〜25アミノ酸残基に 及び、 cは、このペプチドのカルボキシ末端方向を示し且つnは、このペプチドのア ミノ末端方向を示す)。 26.R1がpH7で正味の正電荷を有する側鎖を有するアミノ酸である、請求 項25に記載の精製したuPAペプチド。 27.R1が塩基性アミノ酸である、請求項25に記載の精製したuPAペプチ ド。 28.R1がアルギニン、ヒスチジン、又は正に帯電した若しくは塩基性の非天 然アミノ酸の何れかである、請求項25に記載の精製したuPAペプチド。 29.R1がアルギニンである、請求項25に記載の精製したuPAペプチド。 30.R2が次の何れかである、請求項25に記載の精製したuPAペプチド: n−Asp−Cys −Leu−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys −Val−Ser−c(SEQ ID NO:9); n− Cys−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val −Ser−c(SEQ ID NO:10); n−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser− c(SEQ ID NO:11); n−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:12); n−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:1 3); n−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:14); n−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:15); n−Cys−Val−Ser−c; n−Val−Ser−c;又は n−Ser−c。 31.R3が下記の何れかである、請求項25に記載の精製したuPAペプチド : n−Ser−c; n−Ser−Asn−c; n−Ser−Asn−Ile−c; n−Ser−Asn−Ile−His−c(SEQ ID NO:16); n−Ser−Asn−Ile−His−Trp−c(SEQ ID NO:17); n−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−c(SEQ ID NO:1 8);又は n−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−Asn−c(SEQ ID NO:19)。 32.R2がn−Asp−Cys−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr− Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:9)であり且つR3が、n−Ser− Asn−Ile−His−Trp−Cys−Asn−c(SEQ ID NO:19)であ るか; R2が、n−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val− Ser−c(SEQ ID NO:11);であり、且つR3が、n−Ser−Asn−I le−His−Trp−Cys−Asn−c(SEQ ID NO:19)であるか; R2が、n−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:15)であ り且つR3がn−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−Asn− c(SEQ ID NO:19)であるか; R2が、n−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:15)であ り且つR3がn−Ser−Asn−Ile−His−c(SEQ ID NO:16)であ るか; R2が、n−Ser−cであり、且つR3がn−Ser−Asn−Ile−H is−c(SEQ ID NO:16)であるか;或は R2が、n−Ser−cであり、且つR3がn−Ser−cである、請求項2 5に記載の精製したuPAペプチド。 33.前記のR1がArgである、請求項32に記載の精製したuPAペプチド 。 34.下記式の配列を含む精製したuPAペプチド:n−R2−Asn−R1−T yr−Phe−R3−c(式中、R1はL−リジン以外のアミノ酸残基であり、 R2は1〜21残基長の配列であって、そのカルボキシ末端としてuPAの Ser21を有し且つSer21を含めてuPAのN末端方向で1〜21アミノ酸残 基に及び、そして R3は1〜25残基長の配列であって、そのアミノ末端としてuPAのSe r26を有し且つSer26を含めてuPAのC末端方向で1〜25アミノ酸残基に 及び、 cはこのペプチドのカルボキシ末端方向を示し且つnはこのペプチドのアミ ノ末端方向を示す)。 35.R1がpH7で正味の負電荷を有する側鎖を有するアミノ酸である、請求 項34に記載の精製したuPAペプチド。 36.R1が、リジンの側鎖よりも一層負に帯電した側鎖を有するアミノ酸であ る、請求項34に記載の精製し たuPAペプチド。 37.R1が、酸性アミノ酸である、請求項34に記載の精製したuPAペプチ ド。 38.R1が、アスパラギン酸、グルタミン酸、又は負に帯電した若しくは非天 然アミノ酸の何れかである、請求項1に記載の精製したuPAペプチド。 39.R1がアルギニンである、請求項38に記載の精製したuPAペプチド。 40.R2が次の何れかである、請求項34に記載の精製したuPAペプチド: n−Asp−Cys−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys− Val−Ser−c(SEQ ID NO:9); n−Cys−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val− Ser−c(SEQ ID NO:10); n−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser− c(SEQ ID NO:11); n−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:12); n−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:1 3); n−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:14); n−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:15); n−Cys−Val−Ser−c; n−Val−Ser−c;又は n−Ser−c。 41.R3が次の何れかである、請求項34に記載の精製したuPAペプチド: n−Ser−c; n−Ser−Asn−c; n−Ser−Asn−Ile−c; n−Ser−Asn−Ile−His−c(SEQ ID NO:16); n−Ser−Asn−Ile−His−Trp−c(SEQ ID NO:17) n−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−c(SEQ ID NO:1 8);又は n−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−Asn−c(SEQ ID NO:19)。 42.R2がn−Asp−Cys−Leu−Asn−Gly−Gly−Thr− Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:9)であり且つR3がn−Ser−A sn−Ile−His−Trp−Cys−Asn−c(SEQ ID NO:19)である か; R2がn−Asn−Gly−Gly−Thr−Cys−Val−Ser−c (SEQ ID NO:11)であり且つR3がn−Ser−Asn−Ile−His− Trp−Cys−Asn−c(SEQ ID NO:19)であるか; R2がn−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:15)であり 且つR3がn−Ser−Asn−Ile−His−Trp−Cys−Asn−c (SEQ ID NO:19)であるか; R2がn−Thr−Cys−Val−Ser−c(SEQ ID NO:15)であり 且つR3がn−Ser−Asn−Ile−His−c(SEQ ID NO:16)である か; R2がn−Ser−cであり且つR3がn−Ser−Asn−Ile−His −c(SEQ ID NO:16)であるか;或は R2がn−Ser−cであり且つR3がn−Ser−cである、請求項34に 記載の精製したuPAペプチド。 43.R1がグルタミン酸である、請求項42に記載の精製したuPAペプチド 。 44.活性成分としてのこの発明のペプチドと製薬上許容し得るキャリアーを含 む治療用組成物。 45.細胞の成長を制御する方法であって、該細胞に成長制御量の請求項2又は 15に記載のペプチドを投与することを含む上記の方法。 46.外傷を受けた患者の上皮組織の成長を制御する方法であって、該組織に成 長制御量の請求項2又は15に 記載のペプチドを投与することを含む、上記の方法。 47.イン・ビトロで上皮細胞の成長を制御する方法であって、上皮細胞を請求 項2又は15に記載のペプチドの存在下で培養することを含む、上記の方法。 48.患者の上皮剥脱された皮膚領域を治療する方法であって、請求項47に記 載の方法により生成した上皮細胞を適用して前記のシートを下の真皮に有効に付 着させることを含む、上記の方法。 49.細胞の成長段階を測定する方法であって、該細胞により発現されたウロキ ナーゼプラスミノーゲンアクチベーターのレベルを測定することを含む、上記の 方法。 50.病気を有する動物を治療する方法であって、該病気の危険のある動物を同 定し、そして治療上有効な量の請求項2又は15に記載のペプチドを該動物に投 与することを含む、上記の方法。 51.ケラチノサイト細胞を有糸分裂誘発的に刺激する方法であって、該細胞を GFDからの少なくとも6個の隣接する残基を有するuPAのAFFの断片の有 効量と接触させることを含む、上記の方法。 52.ケラチノサイト細胞の有糸分裂誘発性を阻害する方法であって、該細胞を GFDからの少なくとも6個の隣接する残基を有するuPAのAFFの断片の有 効量と接触させることを含む、上記の方法。 53.ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーターとケラチノサイト上のウロ キナーゼプラスミノーゲンアク チベーターレセプターとの相互作用を阻害する方法であって、該レセプターをウ ロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーターレセプターに対する抗体と接触させ て該相互作用を阻害することを含む、上記の方法。 54.uPARを有する細胞の成長を阻害する方法であって、該細胞をウロキナ ーセプラスミノーゲンアクチベーターレセプターに対する抗体と接触させて該成 長を阻害することを含む、上記の方法。 55.uPARを有する細胞を含む細胞外蛋白質マトリックスの蛋白質分解によ る破壊を阻止する方法であって、uPARを有する細胞を請求項2又は15に記 載のペプチドと接触させることを含む、上記の方法。 56.請求項2又は15に記載のペプチドをコードする配列を含む精製したDN A。 57.請求項2又は15に記載のペプチドをコードするDNA配列を含むベクタ ー。 58.請求項41に記載の単離したDNAを含む細胞。 59.請求項58に記載の単離したDNAの発現により生成したペプチド。 60.請求項2又は15に記載のペプチドの製造方法であって、請求項58に記 載の細胞を培地中で培養して該ペプチドを発現させることを含む、上記の方法。 61.外傷を受けた患者の上皮組織の成長を制御する方法であって、該組織に成 長制御量のリジンを局所的に投与することを含む、上記の方法。 62.外傷を受けた患者の上皮組織の成長を制御する方法であって、該患者に成 長制御量のリジンのアナログ例えばエプシロン−アミノカプロン酸又はトラネク サミン酸(トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸を投与す ることを含む、上記の方法。 63.イン・ビトロでの上皮細胞の成長を制御する方法であって、上皮細胞をリ ジンの存在下で培養することを含み、該細胞の表面におけるリジンの濃度が該細 胞の成長培地中で見出されるリジンの濃度又はウシ胎児若しくはウシ血清中で見 出されるリジンの濃度より高い、上記の方法。 64.イン・ビトロでの上皮細胞の成長を制御する方法であって、上皮細胞をリ ジンのアナログの存在下で培養することを含む、上記の方法。 65.前記のアナログがエプシロン−アミノカプロン酸又はトラネクサミン酸( トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸である、請求項64 に記載の方法。 66.患者の上皮剥脱された皮膚領域を治療する方法であって、請求項63又は 64に記載の方法により生成した上皮細胞を適用して前記のシートを下の真皮に 有効に付着させることを含む、上記の方法。 67.患者の部位に移したケラチノサイトの成長を促進する方法であって、該細 胞を用意し、該細胞を該部位に適用し且つ該部位に成長促進量のリジンを局所適 用する ことを含む、上記の方法。 68.患者の部位に移したケラチノサイトの成長を促進する方法であって、該細 胞を用意し、該細胞を該部位に適用し且つ該患者に成長促進量のリジンのアナロ グを投与することを含む、上記の方法。 69.前記のアナログがエプシロン−アミノカプロン酸又はトラネクサミン酸( トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸である、請求項68 に記載の方法。 70.活性成分としてのリジン及び製薬上許容し得る局所適用のためのキャリア ーを含む局所的治療用組成物。 71.活性成分としてのリジンのアナログ例えばエプシロン−アミノカプロン酸 又はトラネクサミン酸(トランス−4−(アミノメチル)シクロヘキサンカルボ ン酸、及び製薬上許容し得るキャリアーを含む治療用組成物。
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