JPH08510162A - 液体分与装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 この装置は、中空管状ハウジング（２）と、前記ハウジング（２）の中に保持され前記ハウジングの内側面から離間配置されて吸収性材料のペン先（１５）を備えたインク貯蔵型ペン（９）とを含む。前記管状ハウジング（２）は、その一端に内部に集中通路を画成するノズル（４）を含み、またその他端に前記管状ハウジングを通して前記ペン（９）にそって前記ノズル（４）の排出オリフィスまで空気を流通させる口金（３）を含む。前記ペン（９）の吸収性ペン先（１５）を少なくとも部分的に前記ノズル（４）の排出オリフィスの境界中に保持するように前記ペン（９）を前記ハウジングの中に配置する当接手段が前記ハウジングの中に備えられる。

Description

【発明の詳細な説明】 液体分与装置 本発明は液体粒子の微細噴霧装置、特に非限定的にエアブラシとして公知の液 体ディスペンサに関するものである。 出願人の同時係属特願第９０１３７４５．６号および第９２２５３５０．９号 に記載の液体粒子の微細噴霧分与装置は、手動または脚動ポンプを含み、このポ ンプは圧下空気を直接にノズルに供給するように連接され、前記ノズルはこのノ ズルから出る空気がペン状のインク容器のペン先にそって指向されるように配置 され、前記インク容器のペン先がノズル排出口に近接するように前記インク容器 がホルダーの中に支承されて、液体をペン先から空気中の微細粒子噴霧として分 与させるように成されている。代表的には前記ペン状容器はフェルトチップペン である。 本発明はポンプの必要をなくすがインク貯蔵型ペンの吸収性ペン先から所要の 微細噴霧を発生する事のできる簡単な安価なディスペンサを提供しようとするも のである。 吸収性材料のペン先を有するインク貯蔵型ペンに使用されるエアブラシは公開 英国特願第２２５７０５８号に記載されている。この特願に記載のインク貯蔵型 ペンは特殊設計であって、エンドキャップを備え、このエンドキャップはインク 貯蔵容器中の真空の存在を防止するためインク貯蔵容器中の圧力を平衡化する孔 を備える。本発明による装置はこのようなエンドキャップの存在を必要とせず、 通常のインク貯蔵型ペン、例えばフェルトチップペンを使用して効率的に作動す る事ができる。またＧＢ−Ａ−２２５７０５８のインク貯蔵型ペンはそのペン先 をエアブラシの排出ノズルの集中部の中に保持するように配置される。出願人は 、 最良の結果を得るためには吸収性ペン先が少なくとも部分的にノズルの排出オリ フィスの中に入るように吸収性ペン先を配置する必要のある事を発見した。本発 明の１つの利点は、分与装置がインク貯蔵型ペンを正確に配置するように構成さ れている事にある。 本発明の１アスペクトによれば、中空管状ハウジングと、前記ハウジングの中 に保持され前記ハウジングの内側面から離間配置され、吸収性材料のペン先を備 えたインク貯蔵型ペンとを含み、前記管状ハウジングは、内部に集中通路を画成 するその一端のノズルと、前記管状ハウジングを通して前記ペンにそって前記ノ ズルの排出オリフィスまで空気を流通させるその他端の口金と、前記ペンの吸収 性ペン先を少なくとも部分的に前記ノズルの排出オリフィスの境界中に保持する ように前記ペンを前記ハウジングの中に配置する当接手段とを含む事を特徴とす る液体粒子の微細噴霧を分与する装置が提供される。 前記ノズルおよび／または前記口金は管状ハウジングに対して着脱自在に固着 され、相異なる長さのペンを収容するためにその一方または両方の位置を変動さ せる事ができる。あるいは、前記ノズルおよび／または口金をハウジングと一体 的に形成し、ペンをハウジングから着脱自在としまたはハウジング中に永久的に 保持する事ができる。 以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明するが本発明はこれに限 定されない。 第１図は本発明による分与装置の側面図、 第２図および第３図は第１図のそれぞれ矢印Ａ方向およびＢ方向に見られた端 面図、 第４図は第２図のＩＩＩ−ＩＩＩ線にそった断面図、 第５図は第１図および第４図の装置のバレルの側面図、 第６図および第７図はそれぞれ矢印ＣおよびＤから見た第５図のバレルの端面 図、また 第８図は本発明による装置の他の実施態様の一部断面を示す側面図である。 第１図乃至第７図に図示の装置はクリップ１を含むペンの形である。このペン は管状バレル２を含み、このバレルの一端に口金３、他端に集中型ノズル４を備 える。口金３はオリフィス５を形成され、またノズル４は排出オリフィス６を形 成されている。ノズル４の端部の内側面とバレル２のネック７の外側面とは相補 的ネジ山を備え、その一方が他方に対して固着される。口金３はその内部に延在 するスリーブ８を含み、このスリーブはバレル２の隣接端部の中に延在して押し ばめ連接されている。スリーブ８は破線で示すインク貯蔵型ペン９の一端を受け て保持する口径を有する。 他の構造においては、ノズルおよび／または口金がバレルと一体構造を成す。 第６図に示されるように、ノズル４に隣接するバレル２の端部は輪郭を有する 端壁１０によって部分的に閉鎖され、この端壁は中心開口１１を有し、この開口 は内側に延在する出張１２の間に画成され、これらの出張１２に対してインク貯 蔵型ペン９のショルダ１４が当接する。これらの出張１２は、ペン９の吸収性ペ ン先１５をノズル４のオリフィス６の中に配置してインク貯蔵型ペン９を正確に バレル２の中に配置するための当接面を画成する。これより長いまたは短いペン 先を有するペンについては、ノズル４をバレル２に対して移動させるよって所要 の調節を実施する事ができる。出張１２は、ペンの装入または排出の目的から、 ペンを端壁１０の開口１１を通すように撓む事ができる。出張１２の間の開口と 別個のアパチュア１６とが口金３を通してバレルの中に空気を入らせ次にペンに そってノズル４の集中内部の中に流入させる。この空気は、オリフィス６からノ ズル４を出る前にノズル４を通してペン先１５にそって加速される。空気がオリ フィス６を通して加速される際に、液体粒子がペン先１５の表面から除去されて 空気流中の微細分散としてディスペンサを出る。従って、口金３を通してディス ペンサの中に噴入される空気は例えばインクの微細粒子噴霧を、ノズル４の排出 オリフィスの近くに配置されたシート、物品または類似物の上に被着させる。 第７図に見られるように、口金５に隣接するバレル２の末端は端壁１０と類似 構造の端壁１７を含む。この端壁はペン９の後端の当接面を成す。従ってバレル の端壁１０、１７は共にペン９のエンドストッパを成し、ペンの長さの変動はバ レル２上の口金３の位置によって調節される。前述のようにバレル２に対するノ ズル４の位置は単にノズル４を前記の協働ネジ山回りに回転させる事によって変 動させられ、この際にペン先１５は常にオリフィス６に対して正確に配置される 。このようにして種々のフェルトチップペンのペン先の長さの変動が調節される 。 ペンの吸収性ペン先の乾燥を防止するため、ノズル４の先端をカバーする別個 のキャップを備える事もできる。 第８図について述べれば、図示の装置はバレル２０を備え、このバレルの一端 の開口を通してインク貯蔵型ペン２１が突出し、またバレルの他端に集中型ノズ ル２２を備える。内側に延在する脚２３が当接面を画成し、この当接面に対して ペンの一端が当接される。これらの出張２３により、ペン２１の吸収性ペン先２ ４がノズル２２の排出オリフィス２５の中に少なくとも部分的に延在する。長短 のペン先を収容するようにオリフィス２５と出張２３との間隔を変動させる事が できる。バレル２０の一方の側面に対して管２６が連接され、この管はその一端 に口金２７を形成されている。従ってこの実施態様において、空気が口金２７と 管２６とを通してバレル２０の中に噴入され、このバレルからペン先２４にそっ て流れてこのペン先からインク粒子を除去し、これらのインク粒子が空気流中の 微細噴霧としてノズルオリフィス２５を通して出る。 前記の実施例と同様に、吸収性ペン先の乾燥を防止するためノズルにキャップ を備える事ができる。 前述の装置は各種の材料から製造する事ができるが、１つの代表的材料はプラ スチックである。 本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、その主旨の範囲内において 任意に変更実施できる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ， ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 中空管状ハウジングと、前記ハウジングの中に保持され前記ハウジング の内側面から離間配置され、吸収性材料のペン先を備えたインク貯蔵型ペンとを 含み、前記管状ハウジングは、内部に集中通路を画成するその一端のノズルと、 前記管状ハウジングを通して前記ペンにそって前記ノズルの排出オリフィスまで 空気を流通させるその他端の口金と、前記ペンの吸収性ペン先を少なくとも部分 的に前記ノズルの排出オリフィスの境界中に保持するように前記ペンを前記ハウ ジングの中に配置する当接手段とを含む事を特徴とする液体粒子の微細噴霧を分 与する装置。 ２． 前記ノズルが管状ハウジングに対して着脱自在に固着されている事を特 徴とする請求項１に記載の装置。 ３． ハウジングに対するノズルの位置が変動される事を特徴とする請求項２ に記載の装置。 ４． 前記口金が管状ハウジングに対して着脱自在に固着されている事を特徴 とする請求項１乃至３のいずれかに記載の装置。 ５． 前記ハウジングに対する口金の位置が変動されうる事を特徴とする請求 項４に記載の装置。 ６． 前記ノズルが前記ハウジングと一体的に形成されている事を特徴とする 請求項１に記載の装置。 ７． 前記口金が前記ハウジングと一体的に形成されている事を特徴とする請 求項１乃至６のいずれかに記載の装置。